社会問題小説・評論板
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- 喧嘩ノ華
- 日時: 2015/12/04 22:22
- 名前: 蓮joker (ID: oGWnlIXf)
「俺が信頼できるのは、お前だけだから」
他人を信じられず、売られた喧嘩を買うばかりの毎日…。
ひとりぼっちの青年は、自分とは正反対のクラスメイトに出会う。
「大丈夫!お前の事は、俺が1番信じてるから」
友人も多く、他人から信用されるその青年も…。
その明るく朗らかな青年は、自分と正反対の青年に出会う。
ーーーそして”運命”と言う歯車は、絡み合う。
どーも。
蓮jokerです^ ^
えーっと、今回は和奏とコラボ小説を書いていきたいと思います!
和奏の小説は面白いけど、蓮のはゴミ同然だからお気をつけて!
主人公紹介
水無月 一輝 みなづき かずき 高1
どこぞの国とのクオーター。
地毛が赤く、それを隠すために黒く染めているが、茶毛に見える。
よく喧嘩を売られてきたため、喧嘩は以外と強い。
頭はそこそこいい。
信用した相手にしか笑顔を見せない。
茅蜩 伊霍 ひぐらし いづる 高1
純日本人で髪は灰色。
明るい性格だが、実は目ざとく鋭い。
周りの事にすぐ気づくが、普段は隠してる。
喧嘩はそこそこ強い。
勉強しないと頭悪い。
一輝目線の話は私(蓮joker)が書き、伊霍目線は和奏が書きます!
では!どうぞ!
- Re: 喧嘩ノ華 ( No.25 )
- 日時: 2015/12/27 23:49
- 名前: 和奏 (ID: 1CPnMR4A)
伊霍side
次の日の朝、テレビを見ると"クリスマス特集"なるものをやっていた。
俺は、そういえばもうクリスマスかぁー、なんて思いながら家を出た。
…全然気づかなかったが、町中もイルミネーションやらなんやらで、華やかに輝いていた。
俺は、少し気になったので、こんな事を一輝に聞いてみる事にした…。
伊霍「一輝!」
一輝「ん?」
伊霍「もうすぐさ!クリスマスじゃん?」
一輝「あぁ、そうだな」
伊霍「一輝はさ、なんかほしい物とか無いの?」
一輝「…は?オレ?」
伊霍「うん。なんか無い?」
一輝「なんかって言われても…特に…」
伊霍「えぇー無いのかよー欲ねぇなぁ〜…あっ!じゃあさ、クリスマスの日に一緒にどっか買いに行こーぜ!」
一輝「…え」
伊霍「あんま、そういう事しなかったじゃん?だからさ、どっか行ってお互いのプレゼント買おーぜww…ダメか?」
一輝「いや、全然。」
伊霍「よっしゃ!楽しみだなー!」
一輝「あぁ、そうだな」
- Re: 喧嘩ノ華 ( No.26 )
- 日時: 2015/12/28 23:49
- 名前: 蓮joker (ID: OZxqQ4OG)
一輝side
あー…クリスマス、かぁ…。
今まで縁の無かったモンだからな……。
…何着てこ?
…ってオレは女か!!?
ま、制服と…カイロでいーか…。
あー、寒いのやだなぁ。
なんて考えてるのはクリスマスの前日。
世間では…クリスマスイブというらしい。
…早く寝よ。
・・・
クリスマス当日
いつもの制服と他の高校の奴らに絡まれないよう、黒縁のメガネ。
そして今は時間の5分前。
集合場所の前で1人、立ち尽くす。
時間が少し過ぎた。
「ごめん一輝!遅れた!」
伊霍が走ってくる。
「まった?」
「いや、まってねぇ」
「え、そうか?…ま、行こーぜ!」
ノリノリな伊霍を見て、オレは1つ、溜息をつくと、歩いて伊霍について行く。
「はやくー!」
「まてまて…そうはしゃぐなよw」
笑いながら、言う。
「だってさ、一輝とどっかでかけんの初めてだもん!」
あぁ、そう言えば…そうだな。
そうつぶやいて、伊霍の後を追う
- Re: 喧嘩ノ華 ( No.27 )
- 日時: 2015/12/29 22:51
- 名前: 和奏 (ID: 1CPnMR4A)
伊霍side
前日の夜、俺は楽しみで楽しみで、中々寝つけず、眠ることが出来たのは、もう日付が変わってからだったと思う。
…そのせいで、クリスマス当日に俺は、寝坊してしまった。慌てて準備をして、集合場所まで走ったが、時間は決めていた時間より何分か過ぎていた。
俺は、弾んでいた息を整えずに一輝を急かしつつ、店へと向かう。
店の中へ入ると、キラキラとした装飾や、商品が沢山あった。
伊霍「よし!じゃあ、それぞれ店の中を回って、お互いにプレゼントしたい物を買う!んで、時間決めてその時間になったら、集合して渡すって事にしよう!」
一輝「あぁ、分かった。」
伊霍「んじゃあー…一時間後!さっき集合したとこね!」
一輝「おう。張り切ってるな、お前w」
伊霍「当たり前じゃん!!いいの選ぶからな!一輝もちゃんと選べよー!」
一輝「おう。」
・・・
伊霍「うーん…何がいいかなぁー」
俺は、商品をとって、見て、戻す、を繰り返している。
伊霍「…そういや一輝、マフラー持ってないって言ってたよなぁー、今日もしてないみたいだし…よし!マフラーにしよう!」
俺は、マフラーが沢山置いてある場所に行き、少し悩んだが一輝に似合いそうな黒のマフラーを選び、レジへと向かった…。
- Re: 喧嘩ノ華 ( No.28 )
- 日時: 2015/12/30 23:36
- 名前: 蓮joker (ID: OZxqQ4OG)
一輝side
「んじゃー…1時間後!さっき集合したところね!」
伊霍のセリフとともに、オレは買い物に行った。
いつもならこんなところ入んないのだが、まぁいいか。
少し行った所に、1つの雑貨屋があった。
オレはこうゆう雰囲気が好きだったから、興味半分で入ってみた。
中は意外と広く、見て回るのに時間がかかった。
…ただ、目立たないところに置いてあった小さなスノードームが目に入った。
白い雪が降ったような、スノードーム。
中には飾られたツリーが入っていて、綺麗だった。
オレはそれを即購入した。
・・・
今度は少しオシャレな店に入った。
…あいつって、マフラー持ってたっけ?
真っ白な布に、黒い文字で『I』と書いてある。
きっとブランド名なのだろうけど、丁度いい。
伊霍のi.みたいだしな。
レジへ持って行くと、サンタの服を着た女の店員さん。
「いらっしゃいませー。あ、彼女さんへですか?」
いきなりの質問に少し戸惑って。
「あ、いえ、ち、違いますよ」
精一杯の笑みで返す。
「へぇ…お客さん、かっこいいので彼女さんにかと思っちゃいました。…あ、お会計1990円になります」
「あ、プレゼント用にできますか?」
「えぇ、それじゃ少しお時間いただきますね」
彼女はふふっと笑いながら背を向けた。
- Re: 喧嘩ノ華 ( No.29 )
- 日時: 2016/01/01 01:27
- 名前: 和奏 (ID: 1CPnMR4A)
伊霍side
俺は、一輝のプレゼント、マフラーを買い終わって、少し他の店を見てまわってから、集合場所に行った。
集合場所に着くと、まだ決めていた時間よりも早いのに、一輝の方が先に着いていた。
伊霍「一輝!」
一輝「お、伊霍」
伊霍「早いな!もしかして、結構待ってた?」
一輝「いや?そんなに。」
伊霍「そう?良かったー。…それより!プレゼント、交換しようぜ!」
一輝「分かった分かった、そんな焦んなってw」
伊霍「だってさー!一輝が何選んてくれたか気になるし!」
一輝「ったく、はい。」
伊霍「ありがと!んじゃ、俺からも…ほいっ!」
お互いに、綺麗にクリスマスのプレゼント用に、ラッピングされた物を交換した。
一輝「おう。さんきゅ。」
伊霍「あ!いーこと考えた!中身同時に開けようぜwなんか面白そうw」
一輝「いいな、それ。そうしようw」
伊霍「おし、じゃあ、行くぞ。せーの!」
ガサガサッ
伊霍・一輝「あ…」
一輝からもらった袋を開けてみると、俺が一輝に買った黒のマフラーと正反対の白色のマフラーが入っていた。
伊霍「あははwwwどっちもマフラー買ってんじゃんw
一輝「本当だなw二人して同じもんw」
伊霍「はーwおもしれー…でも、ありがとな!すっげぇ嬉しい」
一輝「…俺も、さんきゅーな。」
…この日俺は、一日中笑っていた気がする。
そして今年は、最高のクリスマスになった…