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終焉の王【短編集】
日時: 2017/07/23 00:22
名前: マリ ◆pTJVFJNEto (ID: Nt.wHtNX)

 
 

クリック有難う御座います。
創作や商業作品の短編が主です。
バッドエンド多めなので苦手な方はお気をつけください。
基本的に会話文と語りが3:7くらいで読みづらいかと思われます。

(2017.7.23)これまでの作品で、新たに追加されたルールに違反していると思しきものは削除しましたが、なにか不備やその他の違反がありましたらご指摘ください。



  注意 
連レスはあまり好ましくないです。申し訳無い。
誤字、脱字等気をつけてはいますが目に余るようでしたらご指摘ください。


リクエスト頂いたもの
>>007 まあや様へ
>>020 レモンのど飴様へ 
>>021-022 亜区徒様へ 
>>024 亜区徒様へ


Re: 【アンケ】とても痛い、痛がりたい【実施中】 ( No.32 )
日時: 2013/06/15 15:37
名前: マリ♯mari (ID: zi/NirI0)  


/6月15日の僕は
(話す事はできないけれど)



黒子は最近、マイナー著者の小説が気に入っているらしい。赤司からの情報なのだが、どうも口を開けば本の話をしているとの事だ。しかし誠凜にその熱意が伝わるような相手はいないので、満足に語ることができていない。ならば帝光時代はどうしていたかというと、俺が聞いてやっていたのだ。俺と黒子は相性が悪かったが、本の話になれば寧ろ好きである。

______________

わたしは雨のなか いなくなったあなたの陰を追う 今すぐあなたの胸に飛び込みたいのに あなたはずっと遠くにいるの
前ならふれることのできる距離にいて いつでも言えた愛の言葉も 今は電子音に混じれた電話の向こう側 会いたいの 明日? いいえ 今すぐよ


_____________


噂の本を読んでみるが、どうも主人公と黒子の姿が重なってしまう。感想を送るはずだった携帯を握りしめて、俺は舌打ちをする。畜生、なぜ俺がアイツに惚れなきゃいけないんだ。

いつのまにか俺は家を飛び出していた。


目指すは黒子テツヤ。




俺はいなくなっていない。
まだ雨は降っていない。
まだ俺は黒子が好きだ。



さあ、愛してるを伝えよう。



*短っ!!ごめんなさい。しかも語りだけ

Re: 【アンケ】とても痛い、痛がりたい【実施中】 ( No.33 )
日時: 2013/06/15 23:57
名前: マリ ◆pTJVFJNEto (ID: Da2si9iJ)
プロフ: 携帯で投稿したらミスった乙



※会話文
※暇潰し低クオ


赤「突然だが質問コーナーを設置する」
青「いきなりだなあ、おい…」
緑「急だから仮説テントしか用意できていないぞ赤司」
黒「意味わからないですよ、緑間くん」
黄「と「ジャキンッ(鋏)!!」っえええええええええ!?」
赤「それでは第一問からいこうか。そういえば敦はどうしたんだい?」
黄「おれ喋らせてもらえな「紫原ならもう寝たぜ」青峰っちぃぃぃ!?」
黒「僕も眠いのですが…」
緑「ふん、確かに夜更かしは良いとは言えないぞ」
赤「言うこと聞かないと涼太でもコロす」
黒青緑「どうz「うわぁああああっ!!仲間を売りやがったっスね!?」
赤「第一問」
黒「テレッ!♪(効果音)」
赤「本日は緑黒の日という厄日「はい!?」黙れ。…らしいが、実際に真太郎は誰の嫁だと思うか、答えよ」
青「Don't totch me!!」
緑「意味の分からない問題なのだよ」

続くよ!

Re: 【おは朝】カラタチの白い花【消滅】 ( No.36 )
日時: 2013/07/02 23:30
名前: マリ ◆pTJVFJNEto (ID: Da2si9iJ)
プロフ: 「進撃の腐人」キリッ



リヴァエレ 『さようなら、君の笑顔』(いつかまた、)(笑ってみてほしい)



「……エレン」
「何ですか、兵長」

 俺は隣に座っているエレンの名前を呟いた。視線は交わらないが、エレンからは痛い程に向けられている事を感じる。全く落ち着きの無い駄犬だな。
 俺はカップに残っている、もう冷えきったコーヒーを揺らした。揺れる水面に俺の酷い顔が映った。

「お前は、俺が死んだらどうする?」

 隣でエレンが酷く動揺し、困惑しているようだ。時折、含み声で「そんな事は…」と漏らしている。目が泳いでいるぞ、クソガキ。
 俺は笑って、エレンに体を向けた。エレンは笑っているのか、泣きそうなの分別できない微妙な表情で俺をまっすぐに見つめた。

「兵長は、絶対に死にません」
「……どうだろうな。分からんぞ?たとえば、巨人に腕を噛み千切られ、足を踏み潰され、心臓を飲み込まれたら。……俺だって死ぬ」
「死なせません」

 エレンは力強く、躊躇うこともせずに言った。純粋で、美しい言葉だった。だからその「言ノ葉」を汚してはならない。


「そうか。ならば、俺を生かしてみろ。やれるものならな」
「はい!必ず、守ります」



数日、或いは数ヵ月経った日。
その日、「人類最強」と耶喩されたリヴァイは命を断った。エレンが手を夢中に延ばす先で、右の胸に刄を突き差し、抉った。最期に「やはりお前は馬鹿だな、エレン」と言葉だけを遺して、笑顔を見せた。珍しく、屈託のない純粋な笑顔だった。

「リヴァイ…兵、長…」

 エレンは必死にリヴァイに呼び掛けた。「バカはアンタだ!」「この、チビ!」などと、リヴァイが生存していれば削がれるような言葉ばかり。

「削ぐぞ」という言葉がないだけで、こんなに不安になるなんて。こんなに涙が出るなんて。


「兵長、俺はアナタのせいで…もう二度と笑えません」




FIN.

 あとがき
やばい。意味わかんないよこれ。
gdgdだ、世界1gdgdだ!

Re: 【おは朝】カラタチの白い花【消滅】 ( No.38 )
日時: 2013/07/09 23:36
名前: マリ ◆pTJVFJNEto (ID: Da2si9iJ)
プロフ: 「進撃の腐人」キリッ


訓練兵時代ネタ。
眠いから雑。
性格ってなんだっけ。
アルジャン。


 それは、無意識の内だった。
 アルミンがベッドの中で毛布を深く被って、泣きながら「父さん」と呼ぶことも。それがジャンの耳に入ったことも。そして、そんなアルミンの悲痛の声をいつも無視できないこと。全部、意識して行動しているわけじゃないんだ。


「父さ……いやだ…、待っ」

 今日もアルミンの泣き声が聞こえてきてしまった。よくあいつと一緒にいるエレンは気付いてねえのか、と目でエレンの姿を探す。暗闇でよく見えないが、きっとこの寝息はエレンのものだと推測する。
(アルミンと友達ヅラしといて、こういう時だけ俺に頼るっつーのかよ)
 ジャンは溜め息を一つ溢して、ベッドから降りた。皆の眠りを妨げないように慎重に動くよう試みるが、木製の古いベッドはどうも音が煩い。

 ジャンは周囲を気にしつつ、向かいにあるアルミンのベッドに近寄る。そっと肩を叩いてやると、アルミンは肩を震わせて布団から顔を出した。その目頭は、ほのかに赤くなっていた。

「大丈夫か、アルミン。少し風に当たってこようぜ」
「ジャン。どうしたの…?」

 アルミンに、「静かにしろ」とジェスチャーと目配せで訴えると、アルミンは小さく頷いてみせた。




 その日は、月が雲に隠されていた。でしゃばっているよりマシだよな、とアルミンに言うと、「そうかな」と笑った。無理に作った笑顔が気にいらない。

「…僕の父さんは、856年のウォール・マリア奪還作戦で…」
「言うな。余計ムード暗くなるだろうが、アホか。お前」
「はは、そっか。ごめん」

(なんで、お前が謝るんだよ)
 ジャンは再びアルミンの目を凝視した。もう赤みは消えて、ジャンに向けられた笑顔で満ちていた。ああ、良かった。「作り笑い」なんかじゃなかったのか、と胸を撫で卸す。
 するとアルミンは見えない月を見上げて小さく言った。

「ジャンはスゴいよ。普通なら、憲兵団に入って楽したいなんて自堕落な意思だけでは……この厳しい訓練には耐えられないのに」
「悪かったな、根性強くて」

 冗談で言ってやる。アルミンは首を横に振ると、話を続けた。

「確かにジャンは根性強いと思う。けど強いだけで、僕みたいな弱者に優しくできるって……スゴいことだと思うんだ」

 何が言いてーんだよ、と急かしてみると、アルミンはジャンを一瞥してから答えてくれた。

「ジャンは誰よりも優しい人だよ。……助けてくれて、ありがとう」

「……………。はっ!?」
「僕、そろそろ戻るから!じゃあ、朝にまた…」

 アルミンはさっと背を向けて、部屋に戻っていった。きっと、否、確実に、アルミンの顔は赤く紅潮していたのだ。ジャンは「お、おう」と答えると、その場に倒れ混んだ。

「優しいとか言われたの……はじめてなんだがな」



(優しいじゃん。)


FIN.

(優しいじゃん。)(優しいジャン)

Re: 【進撃】カラタチの白い花【黒バス】 ( No.39 )
日時: 2013/07/22 20:56
名前: マリ  ◆pTJVFJNEto (ID: Da2si9iJ)
プロフ: 前のつづき



 
→ わたしはもうここにはいません



 テツから変な内容のメールがきた。別にどうでもいい、とか最初は思っていたけれど、その文字を見るたびにテツが涙を溢していたのを思い出して、胸が締め付けられるような感覚になった。俺に勝てるのは俺だけだ、だからあいつを守れるのも俺だけだ。バカみたいに騒いでいたあの頃が、目を瞑った途端に走馬灯のように流れ出した。黄瀬のヤローが笑いながら何かを言っている。テツは無表情だけど、それでもきっと楽しいんだろうな。どこか納得できる何かがあった。目を開いて、もう一度携帯の強く光る画面に視線をやった。「You are no longer here」とだけ書かれたメールの意味は、馬鹿な俺には理解できない。誰かに聞こうと思い、アドレス帳を開く。気が付いたら赤司の名前を見つけて、決定ポタンを押そうとする。そこで脳裏によぎったのは、「チームプレイはもう必要ない」と笑う赤司の姿だった。あいつはもう、俺の知ってる赤司じゃないんだ。俺は緑間にでも聞こうかとマ行を開いた。
 そういえば、あいつらにとっての俺って、どう見えるんだろう。それは、浅はかな疑問でしかなかった。ただ、赤司の様にもう手の届かない遠い存在にはなりたくない、と思っただけだ。


「なあ、さつき。ゆーあーのーろんがーひあってどういう意味だ?」
『え!?ゆ…You are no longer hereの事かな…』
「おう、多分それだ」
『ん。普通に和訳すれば “あなたはもうここにはいない” って意味だと思うよ』


 あなたはもう、ここにはいない。

 なんだかテツにそう言われた気がして、その後のさつきとの会話の内容はあまり覚えていない。テツが泣いていた理由も、赤司がチームプレーは必要ないと言った理由も、黄瀬が俺に笑わなくなってしまった理由も。

 …全部、もう俺がここにいないからって事かよ。


 頬に冷たい水が伝って溢れていく。そうか、失ったんじゃなくて、俺が捨てたのか。俺のせいで、皆バラバラになっちまったのか。こんなんじゃもう、テツに会わせる顔がねーじゃねぇか。


俺はテツに、返信しなかった。


FIN.


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