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終焉の王【短編集】
日時: 2017/07/23 00:22
名前: マリ ◆pTJVFJNEto (ID: Nt.wHtNX)

 
 

クリック有難う御座います。
創作や商業作品の短編が主です。
バッドエンド多めなので苦手な方はお気をつけください。
基本的に会話文と語りが3:7くらいで読みづらいかと思われます。

(2017.7.23)これまでの作品で、新たに追加されたルールに違反していると思しきものは削除しましたが、なにか不備やその他の違反がありましたらご指摘ください。



  注意 
連レスはあまり好ましくないです。申し訳無い。
誤字、脱字等気をつけてはいますが目に余るようでしたらご指摘ください。


リクエスト頂いたもの
>>007 まあや様へ
>>020 レモンのど飴様へ 
>>021-022 亜区徒様へ 
>>024 亜区徒様へ


Re: クレイジーキャットダンス【黒バス】 ( No.18 )
日時: 2013/04/29 09:32
名前: レモンのど飴 (ID: mJdGQN/J)

こんにちは!来ちゃいました!
赤緑が素敵で…!はわわ文才分けて欲しいです…!

リクしてもいいですか?
ほのぼのした感じの黄黒をお願いしてもいいでしょうか?

無理だったら無視して下さい!

Re: クレイジーキャットダンス【黒バス】 ( No.19 )
日時: 2013/04/30 21:38
名前: マリ ◆pTJVFJNEto (ID: Da2si9iJ)


>>17
亜区徒さん

来てくれてありがとうございます!
ちゃんとシリアスになってるか不安だったんですけど、良かったです(´∀`*)
リクありがとうございますっ!遅くなるかもですが、できれば両方書きます!亜区徒さんの小説の更新も楽しみにしてますね!


>>18
レモンのど飴さん

わわわ、コメありがとうございます!
赤緑は授業中に考えたお話ですww
文才なんて手持ちにはないですよお!レモのどさんの文才のほうが…

リク品ちゃんと仕上げます!なんかこの瞬間ネタ降ってきたんですぐ書けると思います!わあい!


コメント感謝です!
癒されます←

レモンのど飴様へ ( No.20 )
日時: 2013/04/30 22:01
名前: マリ ◆pTJVFJNEto (ID: Da2si9iJ)
プロフ: ほのぼの(!?)黄黒



 帝光中でやっと俺はスタメンをとれて、凄く嬉しくて嬉しくて堪らなかった。だから帰り道に黒子っちが言ってくれた「おめでとう」が、自棄に輝いて聞こえたんスね。


//  かえりみち



「黄瀬君、スタメン昇格おめでとうございます」
「それは!黒子っちの熱心な教育のおかげだって言ってるじゃないっスかあ〜」
「だから僕はバスケ教えてませんよ。黄瀬君自身の実力です」

 黒子っちは近くの自販機で熱々のココアを買ってきて、俺に「どうぞ」って無愛想に渡した。どうやらプレゼントらしい。ポーカーフェイスなのは変わってないけれど。
 ついさっき、部活の最後にあるミーティングで赤司っちから告げられた明日の試合のスターティングメンバー。そこで呼ばれたのは他でもない、この俺だった。

 ひとくちココアを飲んで、冷静に脳を働かせる。あれ、どうしてかな。俺なんか… 黒子っちと遠くなったみたいに距離がある。まるで別世界にいるみたいな、見えない壁。どうしてだろう?景色はまったく変わってないのに。

「まあでもこれで、僕も黄瀬君の教育係は終わりですね。割りと楽しかったです」

「え…?おわりって、」

 声が空回る。ぐるぐると目眩がして、心拍数が急にはねあがった。黒子っちが俺の隣にいるのが「あたりまえ」だった。でも俺が一歩前に踏み出したから、もうその関係は崩れちゃって。



もう、いっしょじゃないんスか?


 あはは、俺ってバカだな。さっきまであんなに嬉しかったのに。君のこと考えたらちっとも嬉しくないや。

「黒子っち」
「なんですか?」

 若干震えた声で黒子っちに尋ねる。

「教育係やめても、俺のそばにいてくれるんスか…?」

 黒子っちの答えが早くききたくて、でも怖くてききたくない。そんな不安に駆られて、やっぱ俺バカだなあって思って呆れて。どうしようもないから黒子っちを見つめてみる。

 黒子っちは平然とした顔で

「あたりまえじゃないですか」


 と、半分呆れ気味に言った。


ーーー数ヵ月後ーーーーーーーーーーー

「って、あの時そういったじゃないっスか黒子っち!なんで無視するっスかあ」
「黄瀬君ちょっと……ウザイです」

「ひっどぉ!!  

     なぁーんてね」

 思わず溢れる笑顔をどうしようもできないまま、俺はもう一度自分に言ってみた。

 黒子っちは、ここにいるよ。

   ってね。


◆end


意味がワカラナくなってしまいました
ごめんなさい!!

亜区徒さんへ   ( No.21 )
日時: 2013/05/03 19:17
名前: マリ ◆pTJVFJNEto (ID: Da2si9iJ)
プロフ: 大学2年の宮地さん←1年のコタちゃん



//  どうぞ、泣いてください
  (傷つけた代償に、俺が君を慰めてあげるからさ )


 俺は洛山に負け、最後のWCは3位という順位で幕を閉じた。全国で3位だ、そう考えればこの涙の 意味 は大きく変わるんだろうな。でも俺は悔しい他に感じない。自分の無力さを知り、屈辱を覚え、そのまま何も出来ずに高校でのバスケとは「バイバイ」。

 まだ燻りの残っている中、俺は大学へと進学した。東京の大学を選んだのは近くて楽だという理由があった。しかしどうも、この大学のバスケ部は強豪らしい。

「どうしてバスケ部入んなかったんだよ清志ぃ!こんなに上手いんだからさー」 
「そんなことねぇっていつも言ってんだろ。俺なんか…」
「自虐的だなあ、清志は。2年になったんだからもっと胸張れってー」

 違う。本当に、俺なんて底辺なんだ。アイツらには、嫌、アイツには到底及ばない。だってあの時、アイツは全力じゃなかった。それでも俺は着いていくこともできなくて。はは、俺は自虐的でも自傷性でもない。ただの 無力 なんだ。

 体育館とボールを勝手に拝借しての練習。勿論、ペネトレイト主体だ。入学してからずっと続けて、もう2年生になった。

「宮地ー、1on1しろ!」

 体育館の入り口から発せられた声は、響きながら少し余韻を残して俺の耳に届いた。またコイツか、と溜め息をついて。
 
「敬語使え、刺すぞ!!小太郎」
「相変わらず毒舌だなー、宮地は。あはは、じゃあやろーか!」

 笑顔でそう言って俺のほうに駆け寄るそいつは、2年前よりちょっと前髪が延びて急に大人びた葉山小太郎。「あの試合」の後、強引にアドレスを聞き出されてメル友風な関係になった。でもやっぱり東京と京都は遠い。話すことはあっても、会うことはなかった。ただいつも、小太郎は「1on1したいぃ」と呟いてた。

 だから、今この距離に小太郎がいる事が少し不思議で、まだ馴れてない。まさか「宮地と1on1したくて東京の大学受けた!」なんて言ってくるとは。

俺は溜め息をついた。

「やんねぇよ。特にお前とは」


 小太郎は俺にとって、たぶん「泣く」ことの元凶みたいなやつで、小太郎と1on1とかしたら蓋が開いて涙が止まらない気がする。あの日、ブザーと共に目に浮かび、大坪の声で頬を伝うことをやめた涙が。

「宮地はさ、あの時泣かなかったんでしょ?」
「泣けるか!あんな大事な時に…」

 小太郎が俺の手からボールを取ってドリブルをつく。あの時と同じで地面に強く叩き付けられるボールは、煩い。空気が震えて、俺の涙腺を可笑しくしやがった。

「そっか。じゃーさ、宮地!」

 小太郎はボールをリングへ放る。ゴールは俺の真後ろにあるけど、ネットを通る音が響いてシュートが決まったことが分かった。

 小太郎は両手を広げて、くしゃっとした泣きそうな表情で笑った。


「泣いてください、先輩」



◆next

Re: クレイジーキャットダンス【黒バス】 ( No.22 )
日時: 2013/05/05 22:02
名前: マリ ◆pTJVFJNEto (ID: Da2si9iJ)
プロフ: 続きでっス



 小太郎もこんな風に泣きそうな顔で笑うんだな、と少し動揺した。

「だ、誰が泣くか、バカヤロー。埋めるぞ」
「あはは、やっぱりそうなっちゃう?」

 俺はもう既に泣いていた。こんな弱い自分がいることを認めたくなかったけれど、もう涙は止まらなくなっていた。小太郎は右手を俺の頭の上に置いた。触れている部分が熱く感じる。

「辛くなったら泣いてもいいんだよ、宮地」


君を感じながら、
(絶対に泣くもんか)
       って意地を張った。

◆end

 わああああああマジでごめんなさいいいいっ


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