BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 魔法少女まどか☆なのは,新しい小説8月30日投下
- 日時: 2015/08/30 14:20
- 名前: 千早 (ID: 1qIY/8jn)
これはまどか☆マギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
百合を混ぜました
オリジナル伽羅もでます
ViVidのキャラもでます
オリジナルの登場伽羅
名前:姫川 苺(ひめかわ いちご)
年:13歳、中学二年生
容姿:背は150、黒髪のツインーテルどう顔
魔法の種類:召喚魔法(異世界からも召喚できる
キュゥべえに願ったこと:絶望を打ち抜く光が欲しい
第一話
>>1
第二話
>>2
第三話
>>3
第4話
>>4
第5話
>>7
第6話
前編
>>8
後編
>>9
第7話
前編
>>10
後編
>>11
第8話
>>12
第9話
前編
>>14
中編
>>15
後編
>>16
第10話
>>17
第11話
>>18
第12話
>>20
第13話
前編
>>22
中編
>>23
後編
>>24
第14話
前編
>>25
後編
>>26
第15話
前編
>>27
後編
>>28
第16話
前編
>>30
後編
>>31
第17話(注意、新しい小説投下)
>>36
第18話
前編
>>33
後編
>>34
第19話
>>35
第20話
前編
>>37
後編
>>38
- Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.24 )
- 日時: 2014/07/21 18:05
- 名前: 千早 (ID: m16n.Ntt)
「あ〜〜くそ、本当に胸糞悪いぜ!何だってんだよ、ほむらの奴、大ほらかきやがってよ!」
さやかちゃんは地面に落ちている小石を足で蹴り上げると壁に音を立ててぶつかった
「落ち着いて、さやかさん、むしゃくしゃする時はお茶会にかぎるわ、私の部屋でお茶会といかないかしら?」
「それは名案ですね、マミさんの作ったお菓子は、美味しいんですよね、ですからもちろん参加させてもらいます」
「さやかさんは参加するみたいね、で他の皆はどうするのかしら?」
「私はもちろん参加させてもらうで」
「はやてちゃんは参加ね」
「あ〜〜〜あたしは止めとくわ、馴れ合いは、嫌いなんだよ」
杏子ちゃんはめんどくさそうにうまい棒の納豆味を出すと一口食べた
「それは残念やな、私がお菓子の他に美味しい手料理をご馳走しようと思ったのにな」
「うっ…あたしがそんな物で釣られるかよ…」
「あら、はやてさんの手料理は凄く美味しいのよ、杏子さんの一度食べてみなさいよ」
「だからあたしはいいって…」
「はやてさんの手料理は、本当に美味しんですよ、一度食べましょうよ、それに杏子さんは、最近、ジャンクフードばかりじゃないですか、たまにはちゃんとした料理を食べた方が良いですよ」
「あ〜〜もううるさいな!ヴィヴィオはあたしのお母さんかよ…」
「そう邪険にしないでください、私も久しぶりにはやてさんの手料理食べたいです、て言っても、子供時代のはやてさんの手料理は初めてですけれども…」
「はっ、だったらヴィヴィオだけで、勝手に行ったらいいじゃないかよ」
「それは駄目です、杏子さんに住む所とか色んな事でお世話になっているのに、私だけで行くわけにいきません」
「だったらアインハルトを連れて行けよ」
「私もヴィヴィオさんと同じ考えです…」
「は〜〜〜…二人とも本当に堅物だな…わ〜〜たよ(解った)、あたしもそのお茶会に参加してやるよ」
「げっ、杏子も来るのかよ」
「あたしは別に参加したくないさ、ヴィヴィオ達が参加しろとうるさいから行くだけだからよ、だいたいさやかの許可がいるわけないだろ」
「許可は必要だね」
「ほ〜〜部外者なのにか?」
「ほら、さやかさんも杏子さんも喧嘩しないの」
マミさんはさやかちゃんと杏子ちゃんの間に立つとさやかちゃんと杏子ちゃんを見渡すと次になのはちゃんと私を見つめた
「それでまどかさんとなのはさんはどうするのかしら?」
「私は、その…」
「なんだ、まどかはマミさんのお菓子食べたくないのかよ」
「そう言うわけではないけれども…もちろんマミさんのお菓子は食べたいよ」
「それならまどかも参加しろよ」
「さやかさん、強制はよくないわよ、まどかさんが嫌なら無理に参加する事はないのよ」
「いえ、私も参加させてもらいます」
「いいの?嫌なら無理しなくていいのよ」
「嫌ではないですから安心してください」
「それなら良かったわ、後はなのはさんだけね、先に言っておくわね、別に参加は強制ではないのよ」
「マミさんの迷惑ではありませんでしたら、私も参加させてもらいます」
「そんなの迷惑ではないわよ、これで全員参加ね、では早速私の部屋に行きましょうか?」
「はい」
私達はそれからマミさんの部屋に向かい夜9時までお茶会が続いた
お茶会の後に食べた、はやてちゃんの手料理は格別に美味しかった
でもほむらちゃんがマミさんやさやかちゃんそれに杏子ちゃん達に嘘つきと呼ばれて、軽蔑されていると考えると胸が苦しくて、素直にお茶会を楽しめなかった
そしてこの時は誰も現状を揺るがす大きな出来事が起きるとは思ってもなかった
〜つづく〜
- Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.25 )
- 日時: 2014/08/08 10:50
- 名前: 千早 (ID: w0ErKUuN)
〜魔法少女まどか☆なのは〜
これはまどかマギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
この14話は巴マミの視点から書かれたものです
〜第14話〜
私はほむらさんの話を信じるわけにはいかなかった、信じれば私の信じている物が覆されて私は多分駄目になる、だって魔法少女の仕事は私の生きがいだったから、だからほむらさんに私の本質を指摘された時に図星を指されていつもみたいに聞き流す事は出来なかった
「私もまだまだ子供ね、ほむらさんの言葉に心を揺るがされるなんて…」
私は気をまぎらすため散歩がてら夜のパトロールに町に出かけた
駅前を通た時に赤い髪の三つ編みに髪を束ねた小学生低学年くらいの女の子を辺りを見渡しながらうろうろしていた
「まったく、はやての奴、何処にいるんだよ」
女の子の言葉を聞いて私は女の子に後ろから近づいた
「お困りみたいけれども、どうしたのかしら?」
「…なんだ、てめえ、今はやてを探して忙しいんだ、お前に構っている暇はねえんだよ」
女の子は不機嫌そうに睨んできた
「そのはやてさんって、八神はやてさんの事かしら?」
「てめえ、何ではやての事を知ってるんだ、まさかはやてに何かしたんじゃないだろうな!!」
「はやてさんとは一緒に住んでいるだけよ、今なら私のアパートにいるはずよ、今から案内してあげるわね」
「知ってるのなら早く案内しろよ」
私は女の子を私のアパートに案内すると私の部屋でははやてさんがソファで小説を読んでいた
「あっ、お帰り、マミちゃん、すぐに晩御飯を作るで」
はやてさんはソファから立ち上がった
「はやて!!」
女の子ははやてさんに抱き着いた
「ヴィータ…?久しぶりやな、元気にしてたん?」
「はやて、今まで何処に行ってたんだよ、あたし、凄く寂しかったんだからな」
「ごめんな、ヴィータ、寂し思いをさせたんやな」
はやてさんは女の子の頭を撫でた
「んん…はやて…」
女の子は気持ち良さそうにはやての方に体を預けた
「マミちゃんが、ヴィータを連れてきてくれたんやな、ありがとうな、マミちゃん」
「そんなの良いのよ、町で出会ったのは偶然だったもの、それでそろそろ、えっと…ヴィータさん?の事を教えてくれないかしら?」
「そう言えば紹介がまだやったな、この子はヴィータ、私の家族や」
「ヴィータさんははやてさんの妹さんだったのね、こんな可愛い妹さんがいたなんて知らなかったわ」
「私の家族はヴィータとリインの他にシグナムやシャルマやザフィーラもおるんやで、いつかマミちゃんにも紹介するで」
「はやてさんは大家族なのね、はやてさんの他の家族にいつか会いたいわね」
「所でヴィータはどうやってこの世界に来たんや?」
「それはだな…あ〜〜もう説明が面倒だ、おい、クロノ、聞こえてるんだろ」
ヴィータさんが鞄から大きな通信機を出してスイッチを入れて話しかけると通信機から男の子声が聞こえてきた
- Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.26 )
- 日時: 2014/08/08 10:59
- 名前: 千早 (ID: w0ErKUuN)
「ああ…聞こえてるよ、でそこにはやてもいるんだな」
「その声はクロノ君なんか?私はそばにいるで」
「それは良かった、て事はその世界の魔法少女もそばにいるだよね」
「その世界の魔法少女てマミちゃんの事なん?居るで」
「それは好都合だ、実ははやて達が消えて、無限書庫やらでその原因を調べていた時にこの世界の存在を知ってね、しかもその世界に転送された形跡を見つけて何かあるっ思ってね、で分析した結果、次に転送されそうなヴィータにこのロストギアの通信機をを渡したのだけれども、読みが当たって良かったよ、それにはやて達を召喚した張本人にもコンタクトできたしね、だから大体の事情は理解してるつもりだよ、それで、その張本人がはやて達を含めてその街にいる魔法少女達と話がしたいそうだ、だからすまないがみんなを集めて明後日の六時に町はずれにある大きな屋敷に来てくれないだろうか」
「あら、町はずれの大きい屋敷ってあの幽霊屋敷の事かしら?でも今は誰も住んでないはずよ」
「表向きはね、では後の事は頼んだよ、いくらロストギアの通信機だといっても異世界とは長い事は話が出来なくてね、とりあえずこの辺で通信は切らせてもらうよ」
それから男の子の声が通信機から聞こえてくる事はなかった
「でもこの世界に召喚した張本人が解ってワンステップアップや、とりあえず話を聞いてこれからの方針を考えんとな、なのはちゃん達には私から伝えるからまどかちゃん達にはマミちゃんから伝えといてな」
「解ったわ、伝えておくわね」
ヴィータさんがはやてさんの裾を引っ張ってきた
「なあ、はやて、あたし…」
「そやな、ヴィータもマミちゃんのアパートに一緒に住んでいいかな?」
「そうね…はやてさんの家族を外に放りだすわけにもいかないものね、良いわよ、一緒に住みましょう」
「ありがとうな、マミちゃん」
「そんなの良いのよ、はやてさんと私の中じゃない」
「ほら、ヴィータもちゃんとマミちゃんにお礼を言うもんやで」
「…なんで、あたしがこいつにお礼を言わないといけないんだよ」
はやてさんはヴィータの頭に軽く拳骨で殴った
「いたっ!」
「こら、ヴィータ!!世話になるんやったらちゃんとお礼を言うもんやで」
「でもあたしこいつ嫌いだから…」
「でもも、だっても、ないで、お世話になるんやったらお礼を言うもんや、子供みたい我儘は許さんで」
「うっ…ありがとう、えっと…」
「私の名前は巴マミよ」
「ありがとう、マミ」
ヴィータさんは不機嫌そうに私にお礼を言ってくれた
「ちゃんとお礼が言えたな、偉いで、ヴィータ」
「ふん…」
はやてさんはヴィータさんの頭を優しく撫でたそれから二秒くらいしてからヴィータさんのお腹の音が鳴った
「はやて…お腹すいた」
「今すぐ作るで、ついでに今日はヴィータの好きなハンバーグや」
「えっ!本当か!?はやての作るハンバーグは凄く美味しいんだよな」
「マミちゃんも晩御飯はハンバーグで良いか?」
「もちろんいいわよ、でもごめんなさいね、本当は子供に料理を作らせるわけにはいかないのに…」
「そんなの気にせんでええで、料理を作るの好きやから、それに住まわせてもらってんだからおあいこさまや」
はやてさんは三十分くらいで晩御飯を作ると料理をリビングに運んできた
「みんな、お待たせや」
「遅いよ、はやて、あたしはもうお腹ペコペコだよ」
「ごめんな、ヴィータ」
「はやてさん、料理を運ぶの手伝うわね」
「ありがとうな、マミちゃん」
「……」
ヴィータさんははやてさんの裾を引っ張った
「どうしたん、ヴィータ?」
「あたしも料理を運んでやるよ」
「ヴィータも手伝ってくれるんやな、ありがとう、ヴィータ、ヴィータは良い子やな」
はやてさんはヴィータさんの頭を優しく撫でた、するとヴィータさんの顔が赤くなった
「…そんなの当り前だ」
三人で料理とお箸を運ぶとテーブルの席に着いた
「それでは食べようか?いただきますや」
「「いただきます」」
私達は料理を口に運んだ
「う〜〜ん、やっぱりはやての手料理は美味しいぞ、これを食べたら生きてるって気がするぜ」
「本当ね、はやてさんの手料理はプロの料理人級よ」
「もうヴィータもマミちゃんも大げさやな」
はやてさんは珍しく少し顔を赤らめて照れた
「大げさのもんかよ、はやての手料理はそれだけの価値があるんだよ」
「ヴィータさんの言う通りよ、はやてさんの料理はそれだけ美味しいって事よ」
「あはは…そんなに褒められたら少し恥ずかしいな、ヴィータ口の周りにソースがついとるで」
「えっ、何処だよ」
ヴィータさんは自分の腕で口の周りを拭こうとしてはやてさんがヴィータさんの腕を掴んで止めた
「ヴィータはじっとしといて、私が拭いたるから」
はやてさんはポケットからハンカチを出すとハンカチでヴィータさんの口の周りを拭いた
「ん…ありがとう、はやて」
私ははやてさんとヴィータさんの様子が微笑ましくてつい小さく笑った
「くすっ」
「どうしたん、マミちゃん、いきなり笑ったりして?」
はやてさんは不思議そうに首をかしげた
「ごめんなさいね、はやてさんとヴィータさんが母親と娘に見えて何だか微笑ましくてつい笑みがこぼれたのよ」
「そんなに笑うことないやん、でも否定はできへんな、だってなのはちゃん達にも言われた事があるんやで」
「なのはさん達にも?うふふ、それだけはやてさんが母性に包まれてるって事ね」
「そうだと嬉しいわ、私な、ヴィータ達に出会う前は一人だったんや、だからヴィータ達の家族をやれてるって実感できて嬉しいやで」
はやてさんはもくもくと料理を食べているヴィータさんの頭を撫でた
「はやてさんにそんな過去があったのね…はやてさん、今は幸せ?」
「幸せやで、こんな私に申し訳がないくらいにな」
「はやてさんが幸せなら良かったわ」
「でもこのままでいいのかなって思うんや」
「それってどういうことなの?」
「私な、昔、取り返しのつかないことをしたんや、みんなを傷つけて、不幸にしたんや」
「それははやてが悪いわけでではない!!それを言ったらあたし達の方が…」
「ヴィータは何にも悪くないで」
「はやて…」
泣きそうな目ではやてさんを見つめるヴィータさんの頭を優しく撫でた
「はやてさんの過去がどうだったかは知らないわ、でも今のはやてさんを見ていたらそれが仕方がなかった事だという事だけは理解できるわ、だって私には今のはやてさんが全てだもの」
「マミちゃんはやっぱり優しいな、ありがとうな、マミちゃんの言葉で少し気が楽になったで」
「それなら良かったわ」
私は話を締めくくるように一回手を叩いた
「話はこれくらいにしてご飯を食べてしまいましょう、せっかく作ってくれたはやてさんの手料理は冷めるわ」
それから私達はもくもくと料理を食べた、次の日、クロノさんの伝言はまどかさんとさやかさんに伝えた、ほむらさんにはまどかさんが伝えてくれた、杏子さんにはほむらさんが伝えてくれた、そして約束の日に町はずれの屋敷に向かった
その時の私は全てに絶望する出来事が起こるとは思ってもなかった
〜つづく〜
- Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.27 )
- 日時: 2014/08/14 20:37
- 名前: 千早 (ID: ubkaKzUv)
〜魔法少女まどか☆なのは〜
これはまどかマギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
この15話は鹿目まどかの視点から書かれたものです
〜第15話〜
ほむらちゃんから衝撃の事実を聞かされて三日がたった
その一軒でさやかちゃんはほむらちゃんの事を拒絶するようになった
さやかちゃんは私にもほむらちゃんの拒絶を強制してきた
私はそれができるわけなくてさやかちゃんと距離を取るようになった
そしてほむらちゃんと話したくてもさやかちゃんが邪魔をしてきてまともに話をする事もできなくなった
そんな日々に嫌気がさした時にマミさんが放課後に私の教室に来た
マミさんが教室の入り口から中を覗き込んできたのでさやかちゃんがマミさんに近づいていった
「あっ、マミさん、どうしたんですか?」
「さやかさんに話があるんだけれども少しいいかしら?」
「えっ、私にですか?」
「ええ、それにまどかさんにも話があるのよ」
「まどかにもですか?わかりました、ちょっと待って下さい」
さやかちゃんは私の方に向いた
「まどか、こっちこっちよ、マミさんが私達に話しがあるってさ」
「マミさんが?何ですか、マミさん?」
私はマミさん達に近づいた
「話がるんだけれども、ここで話せないから場所を移さないかしら?」
「場所をですか?いいですよ、何処に行きますか?」
「そうね…今なら体育館裏は誰も来ないはず…そこでいいかしら?」
「体育館裏ですか?確かにそこなら誰も来ませんよね、そこで良いですよ」
「それではそこで話をしましょう」
私とマミさんとさやかちゃんは体育館裏に移動した
「それで話ってなんでしょうか?」
「実はね、昨日、夜のパトロールではやてさんの家族に会ったのよ」
「はやてちゃんの家族って事はなのはちゃん達と同じ世界の住人て事ですよね?て事は、はやてちゃんも、家族に会えたのですね」
「ええ、そうなのよ、その家族の子がはやてさんの世界と交信できる、特殊の通信機を持っていたのよ、その、通信機で話した相手、クロノさんによるとはやてさん達をこの世界に召喚した方と接触できたみたいなのよ、でその召喚した方がはやてさんを含めてこの街にいる全ての魔法少女達と話がしたいらしくて、明日の夜の六時に町はずれにある大きな屋敷に来てくれというのよ、一緒に来てくれないかしら?」
「もちろんマミさんと一緒に行きます」
「あの…マミさん…」
「どうしたの、まどかさん?やっぱり一緒に行くのは嫌だったかしら?」
「いえ、そうではありません、ただ…魔法少女ではない部外者の私が本当について行っても宜しいのでしょうか?」
「そんな気にする必要はないのよ、まどかさんは私達の仲間じゃない、それでもまどかさんが本当に嫌なら来なくてもいいのよ」
「いえ、嫌ではないです、マミさん、私も連れてってください」
「もちろんよ、まどかさんもついて来てくれてよかったわ、それでほむらさんにはまどかさんから伝えといてくれるかしら?」
「ちょっと待って下さい、なんでほむらまで伝えないといけないんですか!?マミさんはほむらがした事を忘れたんですか!!」
「もちろん忘れてはいないわ、でもこの街全ての魔法少女に話があるのよ、ほむらさんに言わないでいるわけにはいかないわよ、それに私達では杏子さんやヴィヴィオさん達への連絡手段はないのよ、だからほむらさんに頼るしかないのよ、それが凄く嫌でもよ、理解してくれるわよね」
「はい…わかりました、凄く嫌ですが我慢をします」
「ありがとう、さやかさんは物わかりがよくて良かったわ、で、頼まれてくれるかしら、まどかさん?」
「はい、もちろんです、それでほむらちゃんには杏子ちゃんやヴィヴィオちゃん達にも伝言を頼んだらいいんですよね?」
「ええ、それでいいのよ、ではお願いね、まどかさん」
「はい、わかりました」
「まどか、今回は仕方がないがあんまりほむらに近づくなよ」
「なんでさやかちゃんはほむらちゃんをそこまで嫌うの?ほむらちゃんは良い子だよ」
「は〜〜〜〜〜?何処がだよ、私はまどかが心配なんだよ、ほむらに近づくとまどかが泣くことになるぞ」
「そんな事はないよ…私…」
「とにかくほむらに近づくのは許さないかな」
「さやかちゃん…」
「話はそれだけよ、さやかさん、今日のパトロールは夜の7時からでいいかしら?」
「はい、もちろん構わないです」
「では私はもう行くわね」
「はい、さようなら、マミさん」
「ご苦労様です、マミさん」
「はい、まどかさん、さやかさん、さよなら」
マミさんは去っていった
「さ〜〜て、マミさんの約束の時間まで少し時間があるから遊びに行こうぜ」
「ごめんね、この後、用事があるから遊びに行けないよ」
「なんだよ、まどか、私と遊ぶよりも大事な用事か?」
「うん、ごめんね、さやかちゃん、この埋め合わせは必ずするから」
「約束だぞ、まどか」
私はさやかちゃんと別れて走って教室に戻るとほむらちゃんはちょうど教室を出て行こうとしていたので、私は急いで机に置いてある自分の鞄を取るとそのままほむらちゃんの後を走って追いかけた、校門前でほむらちゃんに追いついた
「ほむらちゃん、ちょっと待って」
「まどか…?」
「良かった、追いついて…」
ほむらちゃんは私の方に向くと少し驚いていた
「そんなに息を切らしてどうしたのかしら…?」
「あのね、なのはちゃん達を召喚した張本人が見つかったみたいなの」
「召喚した張本人が…?」
「うん、でその張本人が会いたいらしいから、明日、町はずれにある大きな幽霊屋敷に夜の六時に来てくれって言うの、ほむらちゃんも来てくれないかな?」
「解ったわ、必ず行くわ…」
「それでね、杏子ちゃんにも伝えてほしいんだけれども、お願いして大丈夫かな?」
「それくらいいわよ…それで話はそれだけかしら?」
「う、うん…」
「話がそれだけなら私はもう行くわね…」
私はほむらちゃんとこのまま別れるのが嫌でとっさにほむらちゃんの右手を掴んだ
「ちょっと待って、ほむらちゃん」
「まだ何かしら…?」
「その…もう少しほむらちゃんと話したいな〜〜なんって」
「私と…?」
「駄目…かな?」
私は控えめにほむらちゃんをうるうる眼で上目使いをして見つめた
「っ…!?嫌なわけないでしょう、てっきりまどかは私が話した魔法少女の真実を聞いて戯言を言う嘘つき少女と思って軽蔑して嫌いになったかと思ったわ、最近、私に話しかけられなかったから…」
「そんな!!嫌いになんかならないよ!何回もほむらちゃんに話しかけようとしたけれども、そのつどにさやかちゃんに邪魔をされたから…それをいうならほむらちゃんの方こそ私に話しかけてくれなかったじゃない、この前、告白してくれて、キスもしてくれたのに、それから私に何も言ってくれないし、してもくれなくて、てっきり私の事なんかどうでもよくなったのかと不安でしょうがないんだよ」
私は不安そうにうるうる眼でほむらちゃんを見つめた
「まどか…」
「ほむらちゃんは私の事なんかもうどうでもいいの?」
「ッ!?そんな事あるわけないでしょう…今でもまどかの事は愛してるわ、言葉だけでは不服かしら?」
「そういうわけではないけれども、でも…」
「くすっ、仕方がないわね、まどかは…じゃあ、これで満足かしら?」
ほむらちゃんは私を抱きしめるとそのまま私のおでこにキスをしてくれた
「あっ…」
私はほむらちゃんにおでこにキスをされて顔を赤らめながらキスをされた所の右手で触った
「うん…今はこれで我慢できる」
「まどかは良い子ね…」
ほむらちゃんは私の頭を撫でてくれた
「ほむらちゃん…」
「これから用事があるから、私はもう行くわね…」
「うん、ねえ、ほむらちゃん、またこうして話してくれる?」
「そんなの当り前よ…」
ほむらちゃんは一回薄く微笑むと去っていった
- Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.28 )
- 日時: 2014/08/14 20:49
- 名前: 千早 (ID: ubkaKzUv)
家に帰るとなのはちゃんがリビングのテーブルで算数の教科書を広げて勉強をしていた
「お帰りなさい、まどかさん」
「ただいま、なのはちゃん、勉強していたんだね」
「はい、その…国語の教科書を貸してくれてありがとうございました」
「そんなの良いよ、昔に使っている教科書で悪いんだけれどもね、でも違う世界の教科書で役に立つの?」
「はい、大丈夫です、私の世界で習った事と変わりはないみたいですから」
「それなら良かった…ところでなのはちゃんは、なのはちゃん達を召喚した張本人の話を聞いた?」
「はい、聞きました、明日、町はずれの大きな幽霊屋敷に夜の六時に行ったらいいのですよね?」
「うん、そうみたいだね、でも良かったね、これでなのはちゃんの世界に帰れるかもしれないね」
「はい、でも一か月後に凄く強い魔女が来るのですよね、せめて、その、魔女退治だけは手伝わせてもらいます」
「ありがとう、なのはちゃん、でもごめんね、なのはちゃん達にこの世界の問題に手伝わせてしまって…」
「そんなの気にしないでください、世話になった、まどかさん達の一大事の出来事ですから」
「こんな私が魔法少女になれたら良いのだけれども…」
「まどかさんは魔法少女にならなくていいです、何のためにほむらさんがうちあけたと思うんですか?これもまどかさんの為なんですよ」
「そうだよね…変な事を言ってごめんね、なのはちゃん」
「まったくですよ、まどかさんは、何でも考え込みすぎです、私やはやてちゃん達を頼ってください」
「なのはちゃん…うん、これからも頼らせてもらうね」
「はい」
リビングの扉が開くとお父さんが入ってきた、買い物から帰ってきたらしく手には買い物袋を持っていた
「あっお帰り、お父さん」
「お帰りなさい」
「ただいま、なのはさん、まどかさん、今すぐにご飯を作りますね」
「では私も料理を作るの手伝います」
「なら私も料理作るの手伝うね」
「ではお願いしますね、まどかさん、なのはさん」
「はい、わかりました」
「うん、了解」
それから私達は台所に向かい料理した、ついでに晩御飯は肉じゃがとヒジキの煮物とわかめのお味噌汁とご飯だった、次の日、学校が終わると町はずれの大きな幽霊屋敷に向かうと皆が来ていた
「なんだ、遅いぞ、まどか」
「ごめんね、さやかちゃん、少し道に迷ったから…」
「まったくまどかは本当にどんくさいな」
「うっ、返せる言葉がないよ…
所でなのはちゃん達は道に迷わなかった?」
「はい、迷わなかったです、私とフェイトちゃんとはやてちゃんとヴィータちゃんは魔法で空を飛んで来ましたから」
「そうなんだ、なのはちゃん達の魔法は本当に凄いよね」
私が話し終わると同時に屋敷の中から金髪でロングの中学一年生位の女の子が出て来た
「皆さん、お待ちしていました、積もる話もありますから屋敷の中に入ってください」
「おい、ちょっと待てよ、その前に確認するがヴィヴィオ達を召喚したのはあんたで間違いないんだよな?」
「いえ、召喚したのは私ではありません、その張本人は屋敷な中で待っています、とにかくついて来てください、話は屋敷の中で張本人がお話しします」
私達は女の子の後をついて屋敷の中に入った、屋敷の中は幽霊屋敷の外見と正反対にわりと綺麗だった、しばらく歩くと大きな扉があって中に入ると二十畳くらいの広い部屋の中に長くて大きなテーブルの周りに椅子が置いてあった、テーブルの前には金髪のツインテールで黒のゴスロリを着た小学生くらいの女の子が立っていた
「連れて来たよ、苺ちゃん」
「うん、ありがとう、ひなたちゃん」
「どういたしまして、私にはこれくらいしか手伝う事が出来ないから…それに私にできる事はこれで最後だから」
「ごめんね、こんな事になって…」
「いいんだよ、だって二人で話し合って決めた事じゃない」
「ひなたちゃん、本当にごめんなさい…」
苺ちゃんと呼ばれた女の子はふかふかと頭を下げるとすぐに私達を見渡した
「ようこそいらっしゃいました、ボクの名前は姫川 苺、皆さんと同じこの世界の魔法少女です」
「てことはお前が今回の黒幕なんだよな、なんでなのは達をこの世界に召喚したんだよ、なのは達はこの世界と関係ないじゃないか!」
「お怒りはごもっともです、でもどうしてもこの世界以外の力で私達の呪われた運命を打ち砕いてほしかったから…それにこれから戦う、あのワルプルギスの夜と戦う力も欲しかったからです」
「ワルプルギスの夜は本当にこの街に来るんだよな、なぜ断言できるだ?」
「それはこの子、ひなたちゃんの予知の魔法でわかったからです、ワルプルギスの夜がこの街を襲うビジョンを見ましたから」
「予知の魔法ね…で魔法少女の呪われた運命ってどういう事だ?」
「それは気づいているんではないですか?」
「…どういうことだ?」
「魔法少女の成れの果ての事です」
「…なんだ、お前もほむらと同じ戯言をいうのか?証拠なんかないだろ」
ツインテールの女の子がさやかちゃんの間にひなたちゃんと呼ばれた女の子が間に立つと話し出した
「…ではお見せします、その証拠を」
「ほ〜〜それはどうやってだ?」
「……」
「ひなたちゃん…やっぱり他の方法があるよ」
「それは無理だよ、このまま行ったら百パーセント破滅の未来が待ってるよ、それに苺ちゃんを死なせたくないから、私は先に行ってるね」
「で、でも…」
「それにもう遅いよ、時間切れみたい」
「ッ!?」
ひなたちゃんのソウルジェムを前に出すとソウルジェムは濁りきっていた
「嘘…ソウルジェムが濁りきっている!?」
ソウルジェムが割れると黒色の大量の呪いがわきでると周りが絵本の西洋みたいな風景に変わり呪いが集まり大きな振り子を持った右手と左手に持っていて手が六本ある顔がピカソみたいになっていて足が二本ある全長十メートルの魔女になった
そうソウルジェムが魔女になった瞬間だった
〜つづく〜