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魔法少女まどか☆なのは,新しい小説8月30日投下
日時: 2015/08/30 14:20
名前: 千早 (ID: 1qIY/8jn)

これはまどか☆マギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
百合を混ぜました
オリジナル伽羅もでます
ViVidのキャラもでます

オリジナルの登場伽羅
名前:姫川 苺(ひめかわ いちご)
年:13歳、中学二年生
容姿:背は150、黒髪のツインーテルどう顔
魔法の種類:召喚魔法(異世界からも召喚できる
キュゥべえに願ったこと:絶望を打ち抜く光が欲しい

第一話
>>1
第二話
>>2
第三話
>>3
第4話
>>4
第5話
>>7
第6話
前編
>>8
後編
>>9
第7話
前編
>>10
後編
>>11
第8話
>>12
第9話
前編
>>14
中編
>>15
後編
>>16
第10話
>>17
第11話
>>18
第12話
>>20
第13話
前編
>>22
中編
>>23
後編
>>24
第14話
前編
>>25
後編
>>26
第15話
前編
>>27
後編
>>28
第16話
前編
>>30
後編
>>31
第17話(注意、新しい小説投下)
>>36
第18話
前編
>>33
後編
>>34
第19話
>>35
第20話
前編
>>37
後編
>>38

Re: 魔法少女まどか★なのは(過去の話を読みやすいように修正あり) ( No.19 )
日時: 2013/06/16 18:25
名前: 千早 (ID: R3l1T0UF)

過去の話を読みやすいように修正しました
できましたらアドバイスをお願いします

Re: 魔法少女まどか★なのは ( No.20 )
日時: 2013/08/25 20:11
名前: 千早 (ID: v2BiiJyf)

この12話は鹿目まどかの視点から書かれたものです
〜第12話〜
ほむらちゃんに告白されて次の日になっても体のほてりがおさまらなかった
しばらくすると私は隣の布団で眠っているはずのなのはちゃんの方に向くと
ちょうど起きたらしくあくびをしていてすぐに私の視線に気が付き私の方に向いた
「おはようございます、まどかさん」
「うん、おはよう、なのはちゃん」
「昨日は何かあったのですか?
何か様子がおかしかったですけれども…」
「えっ!?うんん、何にもなかったよ
それよりも今日の放課後にほむらちゃんが私達に話しがあるらしいけれども
時間は大丈夫?」
「はい、大丈夫です、私もほむらさんと話をしていたかったですから」
「なら町はずれにある廃墟工場の前に時間は今日の夜の7時に来てくれる?」
「わかりました、ならはやてちゃんには私から伝えておきますね」
「うん、ではお願いね」
良かった、なのはちゃんは来てくれるみたいで後はさやかちゃんとマミさんと
ヴィヴィオちゃん達だよね
でもヴィヴィオちゃん達は連絡手段は無いしどうしよう…
私はマミさんの部屋にさやかちゃんと行った時にほむらちゃんの事を話すことにした
「なるほどね…ほむらさんが私達に話をね」
「マミさん、行くことないですよ、罠かもしれないじゃないですか」
「そうね、その可能性はあるわね
でもまどかさんは私達が行かなくても一人でも行くつもりなんでしょう」
「はい、そのつもりです」
「ふ〜〜…だったら私達が行くわけには行かないわね」
「マミさんも来てくれるんですね」
「ええ、まどかさん、一人で行かせるわけには行かないものね」
「あ〜〜もうわかった!私も行けばいいんだろ、まどか、一人では心配だしな」
「ありがとうございます、マミさん、さやかちゃんもありがとうね
でも一つ困ったことがあるんです」
「どうしたの?」
「私、ヴィヴィオちゃん達の連絡する方法がわからないんです」
「それは困ったわね…
とりあえず時間まで杏子さん達を町を探して見つからなかったら私達だけで行きましょう」
「はい」
時間まで探したけれども結局見つからなくてしかなく三人でほむらちゃんの指定場所に
向かったらそこにはヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃんと杏子ちゃんが先に来ていた
杏子ちゃんは興味なさそうに林檎をかじっていたけれどもアインハルトちゃん達は私達に
気が付いて近づいてきた
「皆さん、お久ぶりです」
「また会えて嬉しいです」
「うん、久しぶりだね
ヴィヴィオちゃん達はほむらちゃんに呼ばれて集まったの?」
「はい」
「皆さんはもう来ていたのですね」
声をした方を向くとなのはちゃんとはやてちゃんは近づいてきていた
「なのはママ!わ〜〜はやてさんもやっぱり小さいんですね」
「えっと、なのはちゃんとフェイトちゃんの子供のヴィヴィオちゃんとその恋人の
アインハルトちゃんかいな?」
「まだ恋人ではないです」
「ほ〜〜まだ恋人ではないんやな、まだな」
「あっ!今の忘れて下さい」
「ヴィヴィオさん…私だったらいつでも恋人になっても構わないです…」
「アインハルトさん!?」
「あっ…すいません…今の忘れて下さい…」
「ええな、こういう初々しいのも、昔のなのはちゃん達を思い出すで」
「なのはママ達をですか?昔のなのはママ達はどんな感じだったのですか?」
「そやな、今のヴィヴィオちゃん達みたいな感じかな
ところでマッサージいかがや?」
はやてちゃんは両手を胸を揉むかのように動かした
「私はいいです…」
「はやてさんのマッサージて胸のですよね?」
「そやで、だから遠慮せんでええで」
はやてちゃんはヴィヴィオちゃんの胸を後ろから揉んだ
「ん…駄…駄目です…そんなに強く揉まないでください…」
「やっぱりヴィヴィオちゃんの胸は揉みごたえがあるで」
「う…ん…本当に駄目です…」
「遠慮せんでええからすぐに大きくしたるで」
「駄目〜〜〜〜」
いつの間にかはやてちゃん後ろに回ったアインハルトちゃんこぶしを振り上げていた
「私のヴィヴィオさんに手を出さないでください…」
そのままはやてちゃんの頭を殴るとその拍子ではやてさんが胸を揉んでいる手が離れた
「あたっ、アインハルトちゃんたら意外と突っ込みがするどいんやな
でも私のね〜〜、いや〜〜アインハルトちゃんの熱愛ぶりはなのはちゃんも顔負けやな」
「うっ…今の忘れてください…」
「いや〜〜それはできへんな〜〜」
「忘れて下さい…」
「はやてちゃん、あんまりアインハルトさんをいじめたら可哀そうだよ」
「そやな、さすがにいじめすぎて機嫌を悪くされるのも嫌やしな
これくらいで忘れてあげるで」
「全員揃っているみたいね…」
声をした方を向くとほむらちゃんとフェイトちゃんが魔法少女に変身した姿で歩いてきた
「ほむらちゃん」
「来てやったぞ、本当はきたくなかったがな…」
「ではさっそくだけれども話を聞かせてくれないかしら?
ほむらさんの話の内容は興味があるものね
でどんなことを聞かせてくれるの?」
「マミは私達魔法少女と魔女の事をどこまで知っているつもりなの…?」
「どこまでて言われても一般的の事ぐらいの事は知っているつもりよ」
「ではこれが本当はなんなのかわかる…?」
ほむらちゃんは自分のソウルジェムを見せた
「なんなのかってソウルジェムは私達魔法少女が変身したり
魔法を使ったりするための物だろ、それ以外に何があるんだよ」
「では自分のソウルジェムがなかったらどうなるかわかるの…?」
「ソウルジェムがなかったら魔法が使えないだけじゃないのかしら?」
「確かにそうよ…でもそれだけではないのよ…」
「それはどういう事だよ」
「フェイト…お願い…」
フェイトちゃんは一回頷くとフェイトちゃんがほむらちゃんからソウルジェム
を受け取ると空を飛んで行ってしばらくするとほむらちゃんの変身が解けると
いきなり倒れこんだ
「ほむらちゃん!?」
「ほむらさん!?」
私となのはちゃんはほむらちゃんに駆け寄り私は抱き上げた
「えっ…ほむらちゃん…?」
ほむらちゃんが息はしていないのに気がついた
〜つづく〜


Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.21 )
日時: 2014/04/26 20:55
名前: 千早 (ID: 4SHNUdMD)

すいません、放置していました
それに続きがなかなか思い浮かびませんでした
続きは必ず書きますのでもうしばらく待っていただけると嬉しいです
完結まで書こうと考えていますので安心してください

Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.22 )
日時: 2014/07/21 17:51
名前: 千早 (ID: m16n.Ntt)

〜魔法少女まどか☆なのは〜
これはまどかマギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
この13話は鹿目まどかの視点から書かれたものです
〜第13話〜
私は時間が止まった感じがした
「どうしよう…ほむらちゃんが息してないよ」
私は動かなくなったほむらちゃんを抱えたまま涙目になりながらなのはちゃんやマミさん達を見渡した
「何だって!?」
「おい、どういう事だ、まさか魔女の攻撃か!?」
「みんな、落ち着いて、とりあえず私が回復魔法で治療するからその間に病院に電話して」
「は、はい、わかりました」
私は携帯電話を出すとその間マミさんはほむらちゃんに近づきソウルジェムを出した
「大丈夫…治療の必要はないです」
声をした方を向くとフェイトちゃんが立っていた
「ほむらちゃんが息をしていないんだよ、大丈夫なわけないよ!」
「……」
フェイトちゃんは無言でほむらちゃんのソウルジェムをほむらちゃんのお腹の上に置いた、五秒くらいするとほむらちゃんは何もなかったかのように起き上がった
「ほむらちゃん、大丈夫?無理はしたら駄目だよ、ほむらちゃんの息が止まっていたのに気がついたら時は本当に心配したんだから…」
私はほむらちゃんに抱き着いて涙目になりながらほむらちゃんを見つめた
「大丈夫よ、まどか、心配かけたわね」
ほむらちゃんは優しく微笑みながら私の頭を撫でてくれた
「で、そろそろいいか?最初に確認したいのだがほむらが倒れた時にフェイトは落ち着いていたみたいだったがフェイトはほむらが倒れた原因を知っているんだよな」
杏子ちゃんはポケットから苺ポッキーの箱を出して箱を開けると中から一本ポッキーを出して口にくわえるとフェイトちゃんを睨むように見つめた
「知ってる…ほむらから全て聞いていたから」
「ほむらが病気持ちってわけではないんだな」
「違うわ…私は、健康そのものよ」
「それじゃあ、あたし達に解るように説明しろよ」
「最初からそのつもりよ…私達、魔法少女の本体はソウルジェムなのよ、キュゥべえにお願いを叶えてもらって魔法少女なった時にキュゥべえによって魂をソウルジェムに変えられたのよ」
「お、おい、それってまさか!?」
「ええ…杏子の思っている通りよ、魔法少女の肉体は有って無いようなもの、だって本体はソウルジェムだもの、この体は空っぽよ…一応言っておくわ、ソウルジェムが体から100メートル以上離れたら体は動かなくなるのよ。それにソウルジェムが無事なら体はいくらでも壊れても治す事ができるのよ」
「それって、あたし達魔法少女がまるでゾンビーその物じゃなか!」
「その通りよ…私達はもう人間じゃないのよ」
「そんな事ないよ!ほむらちゃんもさやかちゃんも杏子ちゃんもマミさんも私と同じ人間だよ!それに他の魔法少女の皆も人間だよ!そんな…そんな悲しい事を言わないでよ…」
ほむらちゃんが自分を含めて全ての魔法少女をさげすませた事に悲しくていとたまれなくて俯いてぼろぼろ涙を流した
「まどかは優しいのね…私はそんなあなたに助けられているのよ」
ほむらちゃんは私の頬に触り優しく微笑んだ
「ほむらちゃん…」
私は顔を赤らめながらうっとりとほむらちゃんを見つめた
「……」
アインハルトちゃんは難しい顔で考え込んだみたいに俯いていた。その様子にヴィヴィオちゃんが気がつきアインハルトちゃんの顔を覗き込んだ
「アインハルトさん、どうかされたんですか?」
「いえ、なんだかふに落ちない気がしまして…、それにまだほむらさんが隠し事してるように思います」
「は〜〜?何言ってるんだ、これ以上、何があるってんだよ」
さやかちゃんは不機嫌そうにアインハルトちゃんに詰め寄った
「そうですが…なら聞きしますが、魔女は何処から来たのでしょうか?」
「キュゥべぇから昔から居る物で災害みたいな物で最初からこの地球に居る物だと聞いているわよ」
マミさんが頬に手を当てたままに思い出しながら話した
「それではソウルジェムが濁りきったらどうなるのでしょうか?」
「それは前例がなかったから解らないって言っていたわよ、多分、魔法が使えなくなるだけだとも思うとも言っていたわね」
「それって本当でしょうか?」
「それってどういう意味かしら?第一、キュゥべぇが嘘をつく理由が思い浮かばないわよ」
「それじゃあ、聞きますがキュゥべぇは何故ソウルジェムの秘密を黙っていたのでしょうか?こんな大事なことを…」
「それは…」
マミさんは言葉を詰まらせた
「ねえ、ほむらちゃん…どうなの?」
私は不安そうにほむらちゃんを見つめた
「これから話すことは信じられない真実だけれども…それでも聞きたいのかしら?」
ほむらちゃんはこれまでにないくらい真剣な表情で私を見つめてきた
「うん、お願い、聞かせて、ほむらちゃん」
私はほむらちゃんを見つめ返した
「わかったわ…先に言っておくわね、これから話す事は信じなくてもいいわよ、これはまどかが私の知っている真実を知りたいとお願いされたからから話すだけよ、マミ、さやか、杏子、あなた達に信用されたいとも信じて貰いたいとも最初から思ってないのよ、別に信じて貰わなくて結構よ、それを忘れないでくれるかしら?」
ほむらちゃんはこれでもない位に全てを諦めたような無表情な表情を浮かべた、ほむらちゃんの表情が何だか自分の事も全てを諦めたみたいでそんなほむらちゃんが悲しくて少しでもほむらちゃんの苦しみが無くなるように私はそっとほむらちゃんの右手を優しく握り締めた
「ほむらちゃん…」
「……」
ほむらちゃんは何も言わないで私の手を握り返してくれた
「…話せよ、信じるかどうかは、それから決めてやる」
杏子ちゃんは興味なさそうに苺ポッキー咥えると少しずつ食べだした
「魔法少女って魔女っ娘ても言うのよね…知っていたかしら?魔女の子供ともいうのよ…」
「けっ、だからどうしたって言うんだよ」
杏子ちゃんはイラついたように銜えた苺ポッキーを半分折ると銜えたポッキーを食べると残りのポッキーも口にほりこんだ
「…魔女って魔法少女に似てると思わないかしら?」
「はっ、どこがだよ、魔法少女は正義の味方で、魔女はその逆で天災とかを起こす悪の権現じゃないかよ!」
さやかちゃんは怒って声を大声を出して表情を表にした
「鈍いのね…魔女は魔法少女の成れの果てよ」
「な…なんだって…!?」
さやかちゃんはほむらちゃんに食い掛かろうとするけれどもそれを遮るように話を続けた
「ソウルジェムが濁りきると、私達、魔法少女はソウルジェムが魔女へと羽化するのよ…」
「なっ!?そんな事、信じられるわけないだろ!!」
「けっ、そんなの事、あるわけあるかよ」
さやかちゃんはほむらちゃんの制服の胸元を掴んで怒りを表にした、反対に杏子ちゃんはまったく信じてないような軽くあしらった、私は慌ててさやかちゃんとほむらちゃんの間に入りさやかちゃんをほむらちゃんから引き離した
「さやかちゃん、やめて!」
「止めるなよ、まどか、こいつはあたし達、魔法少女を侮辱したんだぞ!それともまどか、まさか、こいつのいう事を信じるのか?」
「それは解らないよ…でもほむらちゃんが嘘をついているように思えなくて…でもさやかちゃん達の気持ちも解るから…その…私」
私は涙目で俯いた
「あ〜〜もういいよ!まどかは親友のあたしよりも得体の知らない転校生のこいつを選ぶんだな」
「どちらかをなんて選べないよ…私、さやかちゃんもほむらちゃんも私の大切な友達だもん」
「何でこんな大事な事を転校生が知ってるんだよ、だいたいあのベテランのマミさんだって聞いた事ないみたいじゃないかよ」
「…それはほむらが見てきたから」
「フェイトちゃん…?」
フェイトちゃんがさやかちゃんの方に歩いて近づいた
「それはどういう意味だよ」
さやかちゃんはイライラしたようなフェイトちゃんに食い掛かった
「ほむらが魔法で未来から来たから…まどかが、さやかが、魔女になり、絶望の未来をほむらは何回も見てきたから…それだけです…」
「は〜〜あたし達が魔女にだ?それに未来から来ただって、それは何処のファンタジーだよ、有り得ないって、それにそんな魔法聞いた事もないよ、フェイトはほむらのそんなざれ事を本当に信用してるんじゃないだろな?」
さやかちゃんはフェイトちゃんを睨むように見つめた
「ほむらの目は嘘をついていなかったから信じるのにあたいします…」
フェイトちゃんは真剣な表情で真っ直ぐとさやかちゃんの見つめ返した、そのフェイトちゃんの瞳には力強い執念が感じられた
「はっ、話にならないね、ほむらとフェイトの話、マミさんはどう思いますか?」
「そうね…妄想の話にしては面白い話ね」
マミさんは頬に手をあてて考えるような仕草をした
「でも有り得ない話ね、私は得体の知れない、フェイトさんに悪いですが、ほむらさんよりも仲間のキュゥべえの方を私は信じるわね」
「マミさん、でも…」
「話は以上かしら?だったら私は疲れたから先に帰らせてもらうわね」
マミさんは後を向くとその場を去ろうとした
「…マミ、あなたはそういう人よね、信じたくないことに背を向けて、弱くて、愚かで、最後には自滅する、あなたは、そんな人よね…」
「…黙りなさい、それ以上、しゃべったら、殺すわよ」
マミさんはこれまでに見た事が無い位に怖い顔でほむらちゃんを睨んだ、ほむらちゃんはそれを無表情でしばらく見つめ返すと後ろを向いた

Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.23 )
日時: 2014/07/21 17:54
名前: 千早 (ID: m16n.Ntt)

「……今から一か月後にこの街にワルプルギスの夜が来るわ」
「な、何だって!?」
杏子ちゃんは驚いて手に持ってるポッキーを落とそうになった
「マミさん、ワルプルギスの夜て何でしょうか?」
「誰も倒す事ができないとても強い魔女だと聞いているわ、その魔女が街に現れたらその街の終わりとも言われているわね…」
「そんな魔女がこの街に来るのですか!?」
マミさんは真剣な表情でほむらちゃんの後姿を見つめた
「それでその情報は確かなのかしら?まさかまた私達の事をだまそうと思っているのではないわよね」
「ええ、確かよ、情報のでどこは確かだもの、信じないのは勝手だけれども、その時はワルプルギスの夜に倒されるだけよ、せいぜいそれまでに準備して強くなることね…」
ほむらちゃんは後髪をかきあげると廃工場の出口に歩いて行った、それを見送ったフェイトちゃんがなのはちゃんに近づいてきた
「なのは、黙っていて、ごめん…こんな事を信じてもらえなさそうになかったから」
「うんん、気にしてないよ、それにフェイトちゃんの言う事だったら何でも信じるよ」
「ありがとう…なのは」
フェイトちゃんがうっすらと微笑むとゆっくりなのはちゃんとフェイトちゃんは近づきそのまま抱きしめあった、五分くらいすると離れて、なのはちゃんがはやてちゃんの方に向いた
「はやてちゃんはほむらさんの話を信じているの?」
「そやな、とりあえずノーコメントや」
「はやてちゃん?」
「マミちゃん達の事も考えると軽はずみな発言はマミちゃん達を傷つけるだけやさかい」
「…はやてさんは優しいのね、ありがとう」
マミさんははやてちゃんに近づくと嬉しそうに微笑んだ
「感謝しているのならマミちゃんの胸を揉ましてくれる?」
「駄目に決まってるわよ…はやてさんはやっぱりはやてさんよね」
マミさんは口元を抑えてくすくす笑った
「うん、マミちゃんはやっぱり笑った顔が一番や」
はやてちゃんは満足げに微笑んだ
「大変な事になるみたいですね、でもどんな困難もアインハルトさんだけは私がお守りしますから安心してください」
「ありがとうございます…それでしたらヴィヴィオさんの事は私に守らせてください」
「ありがとうございます、アインハルトさん」
アインハルトちゃんとヴィヴィオちゃんは互いに胸の前で両手を握り締めると嬉しそうに微笑みあった
「魔法少女の末路の話はともかく、ワルプルギスの夜が本当に来るのだったら、それなりに準備をしていた方が良いんじゃないか、マミ?」
「そうね…それは考えていた方が良いかもしれないわね、その時は杏子さんにも、それになのはさん達とそれにもちろんさやかさんにも力を借りる事になると思うわ」
「けっ、仕方がないな、力を貸してやるよ、そのかわりにグリーフシードは山分けだかなな」
「ええ、もちろんそれで手をうつわ」
「その…マミさん、本当に転校生の言っていた通りその強い魔女は来るのでしょうか?どうもあたしは転校生の事が信用できなくて…」
「そうね…さやかさんのいう事もわかるわ、私もほむらさんの事は信用はしてないもの、でも万が一の時の保険みたいなものよ」
マミさん達にほむらちゃんの事を悪く言われて自分の事のように悲しくて俯いた
「まどかさん、大丈夫ですか?辛そうですけれども…」
なのはちゃんが心配そうに覗き込んできた
「うん…大丈夫だよ、心配かけてごめんね、なのはちゃん」
「いえ、謝らないでください、その…まどかさんの気持ちわかります、もしフェイトちゃんがほむらさんと同じ立場だと考えると心が引き裂かれる思いですから…」
「なのはちゃんには私の考える事が筒抜けなんだね、ありがとう、なのはちゃんは本当に良い子だよね」
私はなのはちゃんの気遣いが嬉しくてなのはちゃんを軽く抱きしめた
「ひゃん」
「……」
フェイトちゃんは少し不機嫌そうにで私の裾を引っ張ってきた
「フェイトちゃん、どうしたの?」
「なのはから離れて…」
「なのはちゃんはフェイトちゃんの物だもんね、ごめんね、フェイトちゃん」
「あ、あの、その…」
私はなのはちゃんを離すと顔を真っ赤にして俯いたフェイトちゃんを生暖かく見つめた
「フェイトちゃん、ほむらちゃんの事をお願いね、戦う力が無い私じゃあ、ほむらちゃんの力になれないから…」
「ほむらの事はまかせて…でもまどかが無事で元気にいる事がほむらの救いそのものだと言う事を忘れないで…」
「…ねえ、フェイトちゃん、何でほむらちゃんは私の事だけ特別視するのかな?ついこの間、会ったばかりなのに…それにほむらちゃんとは初めて会った気がしないのと、何か関係があるのかな?」
「理由は知っている、これはほむらから聞いた方が良い…いずれほむらが話してくれるはずだから、私が言えるのはほむらがまどかを大切に思ってるって事だけです」
「私の事を…うん、ならほむらちゃんが話してくれるのを待つことにするね」
「それが良いと思う…」
フェイトちゃんは私からなのはちゃんの方に視線を移した
「なのは、今は一緒にいられないけれども、困っている時はいつでも私を呼んで、何処からでも駆けつけるから…」
「ありがとう、私もフェイトちゃんが困っている時は何処からでも駆けつけるから呼んでね」
「うん、その時はお願い…なのは」
なのはちゃんとフェイトちゃんは見つめあいながら微笑みあった
「それでは私はもう行くね…皆も気を付けて」
フェイトちゃんはなのはちゃん達を見渡すと廃工場の出口に歩いて行った


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