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【リクエスト】小説 デュラララ腐
日時: 2015/05/03 23:54
名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)

どうも、IAです。
このスレはリクエストされた小説を書く為のスレです!なので、いろんな設定の小説が出てきます。
まだ、そんなに書いていませんが…。
全力で書くので、リクエストがあれば、どんどん書き込んで下さい。いつでも、受け付けてます。

目次 ※増えるごとに最新します。
1.【廃病院跡地が廃病院になる前の話】
2.【カルマの坂】
3.【堕天使と天使】 更新中…

では、お楽しみください!

Re: 【リクエスト】小説 デュラララ腐 ( No.27 )
日時: 2015/04/08 16:31
名前: 中二病 (ID: Exk/SR5W)

あぁぁぁぁぁぁ!!
おもしろいです!おもしろいです!!

どうしたら こんなおもしろいのが書けるんですかね..........
いつもすごいなぁ と思います。。。。。。。

Re: 【リクエスト】小説 デュラララ腐 ( No.28 )
日時: 2015/04/11 17:58
名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)

静かな誰もいない、静寂に包まれた丘。
ここでは、あの貴族達がはこびる大通りも、自分たちが住みかとしていた路地裏も、あの豪邸ですら見渡せてしまう。
そんな場所で、臨也は独りたたずんでいた。
あの場所で静雄に手をかけて、ここまで走ってきたのだが、どうやら泣くことを忘れていたようで、頬はすっかり乾いたままだった。
というか、忘れていたなんてのは言い訳にすぎないのだろうと、思う。
泣けないのは、相手を思ったことがないから。
だとしたら、相手を思うことができたのなら本当に泣けたのかな。じゃあ、俺は嘘をついていたのかな。
「あぁ...お腹すいたな...」
空腹を思い出していた。
思いは嘘でも、『痛み』なら俺だってありのままを確かに感じてるはずなんだ。
最後に彼は何と言ったのだろうか。
確かに、かすれた声でぽつりと。
『あり...がと、な』
あぁ、そうだ。
ありがとう、と呟いたのだった。
「なんか、嬉しいなぁ...」
この胸の辺りだろうか、温かく感じる。
初めて感じた。
これが多分、世に言う『ぬくもり』というものなんだろうな。
奪い、奪い合ってきた俺にはわからないものだった。
これから何十年と時が過ぎようと、この『ぬくもり』というものは奪うことはできないし、手に入れることもできないのだろう。
俺はぎゅっと両手で胸を押さえた。
「シズちゃん...」
大切なことに気付かせてくれたキミ。
もう会うことのできないキミ。
小さな少年にはそれだけで充分だった。なぜなら、ただ、誰かに『愛されたかった』だけなのだから...。
「俺からもお礼を言わせてよ」
「ありがとね、シズちゃん」

『お話しはここで終わり。ある時代のある場所の物語』

Re: 【リクエスト】小説 デュラララ腐 ( No.29 )
日時: 2015/04/14 16:37
名前: 中二病 (ID: Exk/SR5W)

おもしろかったです〜!
いや なんか じわっときました。。。。泣けます(T ^ T)

応援してます!!

Re: 【リクエスト】小説 デュラララ腐 ( No.30 )
日時: 2015/05/03 23:40
名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)

久しぶりにこのスレに書き込みます、IAです。
今回もリクエスト小説として、静雄と臨也を書きます。ネタの方はこちらで決めてもokということで、堕天使に恋をした天使にしますw
どちらを天使にしようか10分くらい悩みましたがw

設定↓
静雄…天使の方
臨也…堕天使の方

その世界はひとつなのだが、その世界の決まり、掟を破った者は『堕天使』と呼ばれ、その世界から追放されてしまう。掟というのは、『永遠に相手を愛してはいけない』というもの。永遠に生きる天使にとって、子供というものは無用なもので、愛というものは邪心でしかないからである。

静雄さんは破壊の天使かなんかなんですかねw
無理矢理な設定ですみませんm(_ _)m

それでもよい方は、どうぞお楽しみください!

Re: 【リクエスト】小説 デュラララ腐 ( No.31 )
日時: 2015/05/04 22:00
名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)

別に、俺は愛することを罪だとは思わない。それは自分の勝手なのだから。
だから、俺は臨也の奴を愛するし、愛を否定しない。
しかし、それが許されないのがこの世界なのだ。
掟など数えきれないほどあり、気付かずに『堕天使』になってしまったというパターンはよくある。
何が『楽園』『エデン』だ。決まりに縛られた世界なんて、俺は大っっ嫌いだ。
そんな世界で、あるとき俺の恋人は『堕天使』になった。
「ねぇ、なんでさ、人を愛しちゃいけないんだろうね。
 分かる?シズちゃん」
唐突に聞かれた俺は黙るしかなかった。
「…おーい。聞こえてるのかなー?」
「俺にそういう類いのことは聞くなって、いつも言ってるよな…」
臨也は、深いため息をつくと頬杖をついた。
「別に期待してなかったけどね。単細胞で破壊の天使には分からないかぁ…」
ブチッ。
俺の何かが切れた。
「いぃざぁやぁくぅん…?だぁれが、単細胞だってぇ…!?」
変に間延びする言葉が、不思議と恐怖をかもし出す。
俺は臨也の頬を千切れるほどにつねってやる。
「おー…伸びる伸びる。手前の頬は餅なんじゃねぇのか…?」
「うるさいな…離してよ…。本当に痛いからさぁ…」
ぱっと離してやると、臨也は自分の頬をさすりながら話し始めた。
「今までコソコソしながらきたけど、いい加減ヤなんだけど。
 好きなときに会えないし、喋ることもままららないし…。俺、シズちゃんに…その…うん…」
ぶつぶつと何かを呟く臨也。
だいたい言いたいことは分かっていた。
「あー。分かった分かった。好きだって言って欲しいんだろ?」
あえて、的はずれなことを言ってみる。
単細胞なりの考えだったのだが、そこは臨也のほうがやはり一枚上手で、簡単に考えは破られた。
「…シズちゃんにしては頑張った方だと思う。褒めたいね。オメデト」
うぜぇ。
「そんなありきたりの言葉はもういいんだ。
 俺は、その、シっシズちゃんに…だっ、抱いてほ、しいんだっ…」
声が裏返った。
みるみるうちに顔が赤くなっていく。
それをニヤニヤと見つめる。
「なんだよ…!俺が、変なこと言ったか…!?」
俺は呆れたように首を左右に振ると、立ち上がった。
「…?どこいくの、シズちゃん」
「そろそろ、時間だからな。これ以上は危ねぇし」
それで、いつもの恋人との日常は終わるハズだった。

「臨也…?」
そこには十字架に張り付けられている恋人の姿があった。


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