BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

七つの大罪腐向け
日時: 2015/04/29 14:04
名前: 華乃 (ID: MHTXF2/b)

初めてここに書かせてもらいます!初心者なのでどうぞお手柔らかに。
七つの大罪のメリオダス受けを書いています。
リクエストやネタなど貰えるととても嬉しいです!
文章はまだまだ初心者なので至らない所が多々ありますが、優しい心で見逃してくれると嬉しいです。
凄い遅筆です。すみません。

Re: 七つの大罪腐向け メリオダス受け ( No.1 )
日時: 2015/04/19 23:17
名前: 華乃 (ID: ToOa8xAk)

[友達の特権]キンメリ、学パロ


キング視点。


オイラは団長が好きだ。
ハーフなのか風になびくブロンドの髪も、翡翠の瞳も、優しい匂いも。
全部ぜんぶ綺麗。
だけど団長はみんなの憧れでオイラは友達、としか思われてないだろう。
そんなオイラにも、一つくらいチャンスはあるんだ。









「ねぇ、団長……。」


オイラは控えめに訪ねる。
すると団長は首だけを捻らせ、オイラの方を向いた。


「どした? キング。何か重い顔してんぞ。」
「うん……。」


こてん、と首を傾げるあざとい仕草。
これで無地覚なんだからタチが悪い。

オイラは頷くとそばの椅子に腰掛けた。
心臓がどくんどくんと脈を打つ音がよく聞こえる。
団長に聞こえやしないだろうか。


「オイラ、好きな人がいるんだ。」
「……ふーん。そうか。」


団長は直ぐに書類に目を移してしまった。
あれ、案外反応薄いな……。
少し傷つく。

さっきから重たい沈黙がオイラたちの中を流れている。
どうしよう、凄く気まずい。
ヤバい、自分で話ふっといて無言とか。


「あ、ええっと、あの、団長は好きな人とか……いる?」


あああああ!ヤバい!団長無言だ!
うつ向いてる!
ど、どうしよう。

オイラが一人で百面相をしながら焦っていると、団長は笑い始めた。
え……?


「っ、くっくっくっ、」
「だ、団長?」
「いや、朝から可笑しいと思えばそんなことだったのかと思って、くくっ」
「だ、だだだだ、団長!だ、騙したな!」


オイラは顔を真っ赤に染め上げて団長を指差す。
オイラ、本当にヤバいと思ってたのに!
団長は腹を抱えながらごめんごめん、と謝る。


「でもよかったよ、キングが心配だったからさ。」


そう言って微笑む団長の美しいこと。
くそ、許しちゃうじゃないか。
滅多に見せない笑顔は反則だよ!
団長は直ぐに切り替えて、ニヤニヤと笑う。


「んで、その好きな人って誰なんだ?ディアンヌか?」
「ち、ちがうよ!」
「じゃあどんな人?」
「え、えっと、優しくて、厳しくて、」
「うんうん。」
「いつも気にかけてくれて、」
「ああ。」
「オイラの…………目の前にいる人かな。」


言った!オイラ偉い!
うつむいてしまった団長の顔を恐る恐る覗くと、


「っ!!! ば、バーカ!」

ごちんと殴られる。
団長は鞄を持ち、走って帰ってしまった。


痛さにしばらく悶絶したあと、団長の顔を思い出す。


顔、真っ赤だった。


これは、……脈、アリ、でいいのかな?




Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。