BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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○オリジナル BL小説
日時: 2015/08/15 20:46
名前: 透 (ID: flKtWf/Q)

初めまして、透(とおる)です。
小説カキコでスレ立てするのは初めてで、右も左も分かりませんが
親切に教えて頂けたら、と思っています。

このスレ内の小説は基本的にオリジナルです。
オリジナルキャラクターの詳細を頂ければ、そのキャラクターを交えて小説を書かせて頂きます。

では、宜しくお願いします。

○お知らせ
※題名を変えました。

Re: ○オリジナル BL小説 ( No.33 )
日時: 2015/08/16 21:33
名前: 透 (ID: flKtWf/Q)

●くるるさん

ありがとうございます!
なかなか新スレにお邪魔することが出来なくてすいません!
最近は試合が立て続けであるっけ、なかなか小説を更新出来ていませんが
これからもいらしゃって頂けたら嬉しいです!

Re: ○オリジナル BL小説 ( No.34 )
日時: 2015/08/18 23:33
名前: 透 (ID: j7.TiE4.)



知ってる?
ピエロっていつも笑ってなきゃ駄目なんだって。




「つまらない」

栗色の瞳の少女はしかめっ面で言った。

「じゃあ笑わせてあげよう」

ひひひっ、と笑ったピエロはどこからともなく玉を出し、いとも簡単に乗り始めた。たまーに転んだ。
少女はしかめっ面のままだった。


「つまらない」

「じゃあ次は綱渡りをするよ」

ピエロは綱渡りを始めた。
よっ、ほっ、と器用に渡り、途中で一回落ちる素振りを見せた。
少女はもっとしかめっ面をした。


「つまらない」

「じゃあマジックなんてどう?」

ピエロはマジックを始めた。
右手にあるサイコロはいつの間にか少女の手のひらに移動していた。
ピエロが指を鳴らすと、サイコロは花束に変わった。
少女は不服そうに花束を捨てた。


「つまらない」

「じゃあ……」

「もういい!つまらないの!!」

「……ごめんね」

「つまらない!つまらない、つまらない!!」

「…」




「無理して笑うピエロなんて、つまらない」

「え…」

少女は優しく笑った。

「自分が辛いのに、笑ってるピエロはつまらないよ」


ピエロは…少年は、ピエロじゃなくなった。




いみふ第二段

Re: ○オリジナル BL小説 ( No.35 )
日時: 2015/08/19 06:31
名前: ss (ID: LmekyLqy)

久しぶりにここに来た…

やっぱりすごいね!透君は!

Re: ○オリジナル BL小説 ( No.36 )
日時: 2015/08/19 11:51
名前: 透 (ID: j7.TiE4.)

●しぃちゃん

久しぶりに此処であったて、もっと頻繁に来てくれっと良いんですよ。
そなそな…褒められるっと慣れてなかけん、でもありがとう

Re: ○オリジナル BL小説 ( No.37 )
日時: 2015/08/21 11:36
名前: 透 (ID: j7.TiE4.)

夏ももうそろそろ終盤を迎えますね。
なのでちょっとひやっとする小説(実体験)を投下します。
BL関係なくてすいません。

※苦手な人注意



○寒がりなあの子

私は小学生の頃、中学受験をする為に夜遅くまで塾に通っていました。
また、私が通っていた塾では五段階にレベルが分かれていて、毎週のテストでレベルが下がったり、上がったりする制度を取っていました。
レベル別に教室が分かれていて、ちょくちょく顔を合わす生徒が変わっていたのを覚えています。

丁度このくらい、蒸した暑い日のことです。

私のクラスに、ある男の子が入りました。
仮に浅井君とします。
私は特に気にはしていませんでしたし、皆も同じで、いつもと同じように授業が始まりました。

「先生、寒いです」

開始五分。
浅井君は青い顔で訴えました。

先生は何食わぬ顔で外に出て、室内温度を上げました。



次の日。

確か国語の授業でした。
浅井君は夏なのにカーディガンを羽織り、青い顔で「寒い」と訴えました。
偶々私が前だったので、手を上げ先生に言いました。
その時までは特に何とも思っていませんでした。

けれど、次の日も、次の日も浅井君は寒い、寒いと訴え続けました。

最初はカーディガン、長袖だったのに、段々ダッフルコートを着始めたり……
塾は冷房が効いていましたが、二時間位すれば汗ばむ程度でした。

皆は浅井君を気味悪がり始めていました。


私は帰路が同じ塾の友達にそのことを話しました。
すると、その友達は偶然にも浅井君と元々同じクラスでした。

「本当?!……あの子、冷え性なの?」

「ううん、どちらかと言えば…他の男子たちと暑いーって騒ぐ子だったよ」

変だなーと思った私は、次の日、浅井君に聞きました。


「浅井君さぁ、何でそんなに寒がるの?」

「………」

浅井君は黙っていました。すると、
そのやり取りを見ていた男子が意地悪そうに浅井君につっかかって来ました。

「浅井君、寒くないの?」

「………」

「お前さぁ、キモいんだけど…もしかして……寒がりキャラしてるだけ?」

「…………」

「…何とか言えよ」

浅井君が何も言わず黙っているのに苛立った男子は、ふん、と教室を出て行きました。
そのやり取りが余りにも酷いと思った私は浅井君を慰めました。

「浅井君、気にしないで。元々聞いた私(俺)が悪いからさ」

「………」

浅井君が何も言わなかったので、私は席に着こうとしました。
すると

「………ぃ…」

浅井君が何かを言ってきました。

「?」

「…お、俺は、さ、寒くないんだ…」

「へ?何言って…」



「あの子がッ、あの子がッ、さむいっていうんだよォオおぉおおオ」



浅井君は誰も居ない、隅っこの席を指しました。



それから、浅井君は塾に来なくなりました。
レベルが下がったのか、中学受験をやめてしまったのか。
真相は分かりませんが、小耳に挟んだ話では、浅井君は霊感が強い人だったらしいです。

皆さんも、夏に寒くなったら注意してください。



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