BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- おりきゃらBL
- 日時: 2015/08/14 11:04
- 名前: くるる (ID: L0JcGsyJ)
ハイキューBL小説のスレ主だったくるるです。
ここではおりきゃらBLを短編で、私が、思いつくままに書いていきます。私が書くと不安しかないですねごめんね。
あっちのスレでは随分と固い喋り方だったんですが、ここでは崩していこうかと。
荒らしさんが来てもスルーさせて頂きます。いや来ないと思うけど
長々と喋りましたが宜しくお願い致します。
- Re: おりきゃらBL ( No.36 )
- 日時: 2015/08/17 09:43
- 名前: 透 (ID: flKtWf/Q)
●くるちゃん
いえ、本当に。
堅い印象が少々強かったので、新鮮です。
褒めたって何も出ませんよ?でも、ありがとうございます。
はい、改めて宜しく。くるちゃん。
- Re: おりきゃらBL ( No.37 )
- 日時: 2015/08/18 22:43
- 名前: くるる (ID: j7.TiE4.)
濡れているアスファルト、鼻を刺激するようなにおい、全身が濡れていく。それでも俺は、雨の中1人佇んでいた。
「お前も濡れてるんだから...一人にはできねぇよなぁ」
そう、話しかけた。
応えは返ってこない。物静かで、少し変わった彼のことだ。この雨を楽しんでいるのだろう。
「......なに、してるの?」
「何だ、お前か」
「ずぶ濡れじゃん!折りたたみ傘あるから使って!」
「それじゃあこいつまで入らねぇよ」
俺はその物静かな彼を指差して言った。
気持ちは嬉しいが、男二人じゃどう頑張っても入らない程の折りたたみ傘だった。
「ねぇ、何言ってるの...?」
「は?だからこいつが、」
「もう死んじゃったじゃん!お葬式にだって行った!この子の亡骸だって、骨だって、駿ちゃん見たでしょ...?」
「...何、言って...」
だってほら、いるじゃないか。笑って、未だ止むことのない雨を楽しんでいる。素敵な笑顔で。
「駿ちゃん!ねぇ、駿ちゃん!どうして分かってくれないのさ...僕らはもういつもの三人じゃ無くなったんだ...」
「呉羽...?泣くなよ。どうしたんだよ」
分からない。呉羽が何を言いたいのか。俺はどうしたのか。
それでも、あの彼は、笑って俺に手を振っているんだ。
素敵な、笑顔で。
end
透ちゃん
堅い印象...やっぱりそうですよね
小説だけ書いたって人が来ないんじゃなぁ...とは思っていますw
いつも来てくれている夏蓮たんと透ちゃんには本当にありがたいと思っています。
いやいや!本心です!とても可愛らしい方です!よ!
- Re: おりきゃらBL ( No.38 )
- 日時: 2015/08/19 10:04
- 名前: 透 (ID: j7.TiE4.)
●くるちゃん
傷付かれました?悪い意味ではないんです。
元々、私は雑談ナシで小説だけってサイトを目指していたんですがあまりそうはいかなさそうです。
やはり雑談アリにするか、他のスレで呼び込むかですね。
いえ、好きで来ているんですよ。
ありがとうございます、嬉しいです。
- Re: おりきゃらBL ( No.39 )
- 日時: 2015/08/19 23:45
- 名前: くるる (ID: DVcR0E4k)
軍人的なパロでも
ある一室に、鈍い音が響いた。
途端、白い白い壁に何かが突き飛ばされた。あれは、人だ。しかも190近くある身長の男が飛ばされたのだ。
その原因となる者はまだ180にも満たない身長。細身な彼は、ふらりと音も立てずにその男に近付いた。
「立てよ」
「...っう、あ゛」
「...聞こえなかった?立てって言っているんだけど」
「桜庭...軍曹...私には、もう」
「そっか、なら仕方ない」
あっさりと引いてくれた桜庭に、男は安堵した。未だ言う事を聞かない体を無理やり起こそうと体を捩る。
「...誰が、動いていいって言った?」
男の胸ぐらを掴み、桜庭は自分の方へと近付ける。男はその行動に胸を高鳴らせた。あの美人ともてはやされている桜庭が、自分の眼前にいる。透き通るような白い肌、真っ赤な唇、吸い込まれるような瞳。すべてが美しい。男は見惚れていた。
「...ふ、何顔赤くさせてんの?」
「...も、申し訳ありませんッ!」
「唾飛んだんだけど...。最悪」
「碧!もうやめてやれ!」
後ろから焦る様な声が聞こえる。そこには同じく軍曹で、桜庭の想い人とも言える男、立花陸がいた。
「あ、陸」
「あ、じゃねぇよ。ほら離れろ。お前の部下だろ?もちょっと優しくしてやれよ」
「組み合い頼んできたの、あいつだよ」
「いやそれでもさ、お前本気出したろ?」
「久々に強そうだったから、ちょっとだけ」
立花は溜息をついて、男に謝った。桜庭と立花が本気で喧嘩しているのを見たことがあるらしいが、とりあえず、凄かったらしい。どちらも本気で、力の差は五分五分だった。「偉い人」が二人に注意をして以来、もうしてはいないそうだが。
「やめろよお前...ほんと」
「まぁ、気をつける」
力尽きた\(^o^)/
透ちゃん
いや傷ついてないですよ!大丈夫!
そうですかー、ですよね
リアルでもネットでもコミュ障ってどゆこと...
透ちゃんのスレ後でお邪魔します!
- Re: おりきゃらBL ( No.40 )
- 日時: 2015/08/20 23:45
- 名前: くるる (ID: DVcR0E4k)
蝉の声が、聞こえる。
君が何か話している。何だろう。だけどどこか、懐かしいような。
あ、泣いちゃった。どうしたんだろう。なんで僕は何も出来ないんだろうか。君に手を伸ばすことさえも出来ない。君に声をかけることさえも出来ないんだ。意識だけが、そこにあるみたいで。
それでも彼女は必死に何かを伝えていて、僕はその泡を、掻き集めようとして、その泡は消えていった。あぁ、また振り出しだ。
途端、蝉の声が止んだ。
あれだけ煩かった声は消えて、代わりに彼女の透き通るような声が聞こえてきた。
「ばいばい」
そうして君は踏切に体を投げ出した。
僕は何もできなかった。
無力な僕では、彼女の笑顔を守ることが出来なかったのだ。
end