BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- おりきゃらBL
- 日時: 2015/08/14 11:04
- 名前: くるる (ID: L0JcGsyJ)
ハイキューBL小説のスレ主だったくるるです。
ここではおりきゃらBLを短編で、私が、思いつくままに書いていきます。私が書くと不安しかないですねごめんね。
あっちのスレでは随分と固い喋り方だったんですが、ここでは崩していこうかと。
荒らしさんが来てもスルーさせて頂きます。いや来ないと思うけど
長々と喋りましたが宜しくお願い致します。
- Re: おりきゃらBL ( No.6 )
- 日時: 2015/08/14 00:03
- 名前: 夏蓮 ◆EJ0MB3jlw2 (ID: yXYiRbiD)
くるる様に憧れて来ました!!
あのハイキュースレ止めてしまわれた何て
残念です…
- Re: おりきゃらBL ( No.7 )
- 日時: 2015/08/14 00:23
- 名前: くるる (ID: L0JcGsyJ)
い、え、お?((
初めましてくるるです( ・`ω・´)キリッ
ここに来て初めてのお客様ということで少々混乱と嬉しさと興奮が入り交じって只今変な状態ですがお気になさらず私元気。
様なんてつけないで!やめて!夏蓮たんって呼ぶよ!?←
うーえー、あー(間奏)
ハイキューの小説はやめさせて頂きました。
見ていてくれたなんて光栄です。本当にありがとうございました。
これからも見てくれるのならとても嬉しいです。
どうか宜しくお願い致します。
- Re: おりきゃらBL ( No.8 )
- 日時: 2015/08/14 01:03
- 名前: 夏蓮 ◆EJ0MB3jlw2 (ID: yXYiRbiD)
むしろ呼んで!?
なんなら私だって
くるちゃんって呼びますよ!?
夜中なのに元気100%の夏蓮です
って…親がぐーすか寝てる所で何うってんだあたしw
- Re: おりきゃらBL ( No.9 )
- 日時: 2015/08/14 12:03
- 名前: くるる (ID: L0JcGsyJ)
無造作に首にかけられたヘッドホンをなんだか拝借したくなって、無防備に寝ている君の首に手をかけた。途端、手首を掴まれて、ギリ、と締められる。こんな可愛い顔しているくせにさ。
「...何のようだ、マコト」
「もー、痛いよたっくん。とりあえず放して?」
「誰だって首触られそうになったらこうする」
「それたっくんだけ....ってか、ここの施設だけかな?」
ここの施設は身寄りのない者が行く所だ。みんな訳ありで、ここに集められた。ここでは訓練をするらしく、日々合気道や柔道みたいな練習に励んでいる毎日だ。けれど学校には行かなければならないので疲れる。不自由はないから、別にいいのだけれど。
「で、何しようとしてたんだよ」
「ん?そのヘッドホンでいつも何聴いてるのかなーって」
真っ黒なヘッドホン。色も柄もない、実にシンプルなものだった。
家族にプレゼントで貰ったのだという。馬鹿なたっくん。そんなの早く捨てちゃいなよ。
そう、言えるはずもなく。
「...聴くか?」
「え?いいの?」
「まぁ。おらよ」
はめると、何も聞こえなくなった。これが無音と言うやつか。何年もこんな騒がしい施設にいるんだ、静な空間なんてまるで感じたことなかった。学校でも、必ず誰かが喋っているし。
お、聴こえてきた。
穏やかなメロディ。その後英語の歌詞が耳に流れてくる。女の人だ、綺麗な声をしていると思った。
英語は一通り習っているしこの歌手も滑らかに歌うものだから何かと意味は分かる。これは、そう、失恋のうた。
「ねぇたっくん」
「あ?もう聴き終わったか?」
「や、違うんだけどさ。これ失恋のやつなの?」
「まぁな」
「へぇー。たっくんはどこが一番好き?」
「おれ、は」
耳に音が流れてくる。綺麗だ。頭が蕩ける様な優しいその音は俺の体を包み込んでいった。発音は先程の歌手と比べて少し稚拙なものではあったけれど。それでも、聞きやすい。喉から出る、他よりも少し低いその声は愛しくて、儚さを感じた。
「ま、ここら辺かな。...ん、どうした」
「すごい」
「は?なにが」
「凄いよたっくん!歌手になりなよ!本当に凄い!綺麗だよ!」
「お、落ち着け。お前あんま音楽聴かねぇからそう思ってるだけで、」
違う。そうじゃない。
初めて上手いと思った歌手よりも、クラスメイトに勧められた歌手よりも、彼はうまかったのだ。
上手い、というのは少し表現が違うかもしれない。それくらい彼の声を、歌をどう表していいか分からなかったのだ。
「たっくん、歌手、目指しなよ」
「はぁ?ほんと馬鹿だなお前。そんなの無理に決まってんだろ。ここの施設長が俺たちを格闘家か軍隊にでも入れるつもりなんだから」
「そんなの、今からでも頼めば...!」
「んなことしたらお前、ボッコボコだぞ。やめとけ。俺はいいんだよ」
そう言って笑った。
なんで、きみは、
「たっくん」
「まだなんかあんのか?」
「タクミ」
「...大事な話しようとするとき、俺の名前呼ぶの、癖だぞ」
「知ってる。タクミも話題変えて気持ち落ち着かせようとしてるの癖だよ」
知ってる、と彼はまた笑った。今度は気持ちを抑えたりしない本物の笑顔で。
別に俺は彼の事が好きという訳でもない。いや、好きだった。けれど彼にはどうやら恋人が出来たらしく、俺は気持ちを伝えずにできるだけ笑顔祝福してやった。そうしたら彼、なんて言ったと思う。
「お前の気持ち、分かってた。ごめんな、本当」
だってさ。
全部お見通しだったのだ。流石家族。本当、嫌になる。
「俺はね、幸せになってほしいんだ。恋人だって出来たんだ。タクミにはこれから良いことがいっぱいのはずなんだよ?」
「知ったような口叩きやがって....。っんとにお前は、馬鹿だな。そんなの知ってるんだよ。だから俺は軍隊になって家庭作って、結婚相手には苦労させちまうかも知れねぇけどな、それでも、それでも俺は」
幸せに、なってやる。
あぁやっぱり、俺の好きになった人だ。
意地っ張りで頑固ですぐ手が出て、俺の事一番に気にかけてくれて恋人だって大事にしてそれなのに、そんな人が、何もかも壊してしまうような所へ行くのだ。関係も、縁さえも、壊してしまうような所に。何だってんだ。どうしてこんなにも彼は強いのだ。
対する俺は惨めで女々しくて、最近好きになった相手にさえも強引に唇を奪うことしか出来ない。
そんな、そんな愚か者。
「んじゃ、飯行くか」
「あ、うん」
けれど、せめてこれだけは覚えていて。
俺と手を繋いで、笑って、泣いて、怒って、そんな青春みたいなあの暖い思い出だけは、繋いだ手の温もりだけは、どうか。
end
なんでなんだ...ただ音楽聴いたほのぼのとした二人を書きたかったのになんでなんだ.....
夏蓮さん
くるちゃ、え、くるちゃん!?
いいんですか!?親しみを込めて言ってもいいんですか!?
か、か、夏蓮たん♥((((((
アウトでしたねごめんなさい
- Re: おりきゃらBL ( No.10 )
- 日時: 2015/08/14 14:36
- 名前: くるる (ID: rd7NbV2E)
死んでしまわれたのですね。
あぁ、もう、貴方はどうしたって戻らないのですね。あの笑顔を見せてくれないのですね。あの逞しい姿を見せてはくれないのですね。ふわりと笑って、私に愛の言葉を囁いてはくれないのですね。
愛して、いたのに。
それでこそ貴方は気難しい性格ではありました。けれど、それでも私は、そんな貴方を、そんな貴方だったからこそ、惹かれたのに。
交通事故、なんてそんな馬鹿な話があってたまりますか。貴方を引いた奴をこの手で殺したいくらいに憎い。憎いのに、多分貴方はそんなことしたら酷く悲しむのでしょう。
表情なんて一切変えないくせして、時々分かり易いくらいに頬を緩めるものだから困ったものだ。そうしてたまに、泣いてしまいそうな表情をするのも、困ったものだ。
「....あぁ、」
そうか、おれは、こんなに貴方に依存していたのか。
あいして、います。
あいして、あいして、あいして。
ごめんなさい。
醜い男を許してください。
もうすぐわたしもしんでいきますよ
end
オチがほしい