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おりきゃらBL
日時: 2015/08/14 11:04
名前: くるる (ID: L0JcGsyJ)

ハイキューBL小説のスレ主だったくるるです。


ここではおりきゃらBLを短編で、私が、思いつくままに書いていきます。私が書くと不安しかないですねごめんね。

あっちのスレでは随分と固い喋り方だったんですが、ここでは崩していこうかと。

荒らしさんが来てもスルーさせて頂きます。いや来ないと思うけど

長々と喋りましたが宜しくお願い致します。

Re: おりきゃらBL ( No.26 )
日時: 2015/08/15 12:14
名前: くるる (ID: IxtPF2j4)


怪物、と呼ばれていた俺には親しい人がいなかった。俺を生んだ親は何度も俺に謝り、そのまま自殺。俺はついに一人になった。
ごめん、と何度も謝りながら死んでいく両親。俺が傍にいるだけで消えていく人間。そんな夢を、何度も何度も何度も。何度も、見た。
なんで、どうして、そう叫んでも自分の声は虚しく響くだけ。空っぽの部屋に、空っぽの俺がいる。嫌な力を持った、空っぽな俺が。似合ってるだろ。誰も、傷つかないなら。気付かないなら。俺はここにいる。死ぬまで。悔いは無かった。それでよかった。怪物の俺には、居場所なんて。

「ねえ、君。どうしてそこから出てこないの?」

ふと、声がした。よく通った、透明、というか何と表現すれば良いのか分からない。そんな、声。善人にも悪人にもなれる、きっと彼は中間にいる。普通では、無い。

「......てめぇには、関係ないだろ」
「関係、あると言えばあるかな。だって、俺もそっち側だし」

息が詰まった。彼が、何を言っているのか分からなかった。彼はこちら側なのか?なら、どうして外にいられる。忌み嫌われていないのか。俺は、それが嫌だったから。籠っていたのに。彼は、外に出た。なんで。

「なんで...だよ」
「ん?まあ、君ほどじゃあ無いんだ。人といると、少し、嫌な思いをすることはあるけれど。だけどね、外は___」

ドンッ

鈍い音がした。それを出したのは俺だ。外のことなんか聞きたくなくて、拳を思いっきり壁に打ち付けた。彼の、息を呑む音が聞こえる。静かな空間では一つ一つの動作が耳に響き、離れない。

「.....ごめん。君のことをよく考えずに」
「や、俺も、悪かった」

さすがに謝られると反省してしまう。俺が悪いというのに。彼はどういう奴なんだろう。どこか、懐かしい。そんな感覚。

「俺はね、嫌だったんだ。こうやって籠っているのが。確かに俺は、俺達は、怪物だよ。だけど、生きる権利くらい、笑う権利くらい、あってもいいんじゃないかなーって」

...俺は。
そう言える奴が羨ましかった。彼は外に出た。凄い決断だ。その後の生活を考えると、難しいことだ。努力したのだろう。危害を加えず、人間と付き合っていく方法を。精一杯。人間と、笑い合う為に。明日も、空を見る為に。

「ああ、そうか」

重苦しい相槌は彼に届いただろうか。

「うん。君も、出来ることはしてみようよ。今すぐは難しいけど、俺もちょくちょくここに来るし。ね?大丈夫。きっと、大丈夫だよ」
「明日、来て、くれるか...」

もちろん、と彼は言った。顔も名も知らない彼と俺の約束。どこか信じがたくて、けれど切れることのない、約束。

朝が来た。俺は待ち続けた。彼は、来なかった。その次の日も、次の日も。ずっと待ち続けても、ノック一つさえ、無かった。きっと、彼は死んだんだろうと思った。俺と約束なんてするから。俺がいるから。ほら、だから、俺はいちゃいけない。ここから出ちゃいけない。孤独というものに縛られ続けて、何百年も生き続けた。けれど、もう限界だった。
ああ、もう、疲れた。

このまま眠ったら、どうなるだろう。目覚めたら、俺はどこにいるんだろう。どこでもいい。次目覚めたとき、怪物じゃなければ。


「ねえ!いる!?来たよ!」


彼の、声。


「ごめんね!色々あった、というか、本当にごめん!待たせたね!」
「待たせ過ぎだっつーの......」

頬に湿っぽいものが伝った。涙、か。おかしいな。こんな、脆くなったか。こんな簡単に、涙を流せたのか。

「泣いてる...?」
「誰の、せいだよっ...」
「それは本当にごめん.....」

萎れる彼が、おかしくて。
口元が、緩んだのが分かった。ああ、こんなにも簡単に、笑えたか。
こんなにも、俺は、表情が出せたか。夢にまでみた涙の味は塩辛くて。夢にまでみた笑顔はなかなか戻せないくらいに緩んでいた。

「なあ、もう、外に出たい」
「うん。随分と待たせてしまった。空は、晴れているよ」



そう言って開け放たれたドアから、日差しが降り注ぐ。
そこから覗く彼の顔。微笑み、手を差し伸べている。綺麗だと思った。心が、表情が。憎しみや嫌悪を抱かず、それを全て自分の奥の奥に押し込めているような、彼の表情は、とても美しかった。

「さあ、いこうか」


繋いだ手は、冷たかった。


それがどういう意味を指しているのか、もう、知っていたけど。
まだ、しばらくは、知らないふり。見ないふり。




故に、恋というものは、酷く美しく、酷く残酷な、真っ黒な愛。




end

ハイキューBLで書いていたやつを貼っ付けました
ネタ尽きた。はやい

Re: おりきゃらBL ( No.27 )
日時: 2015/08/15 15:51
名前: 夏蓮 ◆EJ0MB3jlw2 (ID: nA9aoCfQ)

別館でもあるので取り敢えず葵、夏蓮の奴は全部
私何でどれでも来てください




Re: おりきゃらBL ( No.28 )
日時: 2015/08/15 20:40
名前: くるる (ID: Pk3oxKzN)


快楽という隅で、目を閉じたら、あいつのことを思い出す気がした。
あぁこんなにも、お前にまだ未練があるなんて。
何考えてんの?と微笑む君に適当な返事を返しながら、俺は既に彼の笑顔を思い浮かべていたのだ。




短編すぎる短編。
次は何書こーかね

Re: おりきゃらBL ( No.29 )
日時: 2015/08/16 11:17
名前: くるる (ID: xZ7jEDGP)

「あーあー、そうですか!!生意気な碧には何も分かんないですね!」

「意味わかんないんですけど。そうやって人の気持ち誑かして、挙句の果てにキスまでするアンタの方がおかしいんじゃないですか!」

「そうやって自分はおかしくないアピールやめてくれない?!もう十分俺らおかしいじゃん!」

「アンタよりはましだと思ってますけど!」

「....やめろ、お前ら」







こうなったのには理由があった。事の発端は朝である。俺とマコトが歩いていたら、マコトが急に碧ー♪といいながら走っていくので、何事かと思えば俺達の後輩でマコトの想い人、桜庭碧がそこにいたのだ。
マコトはとても嬉しそうに話すもんだから、問題なさそうだと思い俺はそのまま立ち去ろうと考えていた。のだが、何故か二人の様子が嫌悪になっていく。理由を聞くと、マコトが挨拶したのに、碧は嫌そうな顔でその場を立ち去ろうとしていたのだとか。それをマコトがあくまでも優しく注意したら、エスカレート。
止めに入ろうとしたら、あのザマだった。
公衆の面前でやめてほしい。





「止めないでたっくん!こいつ一発殴んないと気が済まない!」

「それはこっちの台詞なんですけど!?よくのこのこと挨拶出来ますよね!もう昼飯とか一緒に食べませんから!」

「別いいし!俺他にも友達いますし!?」

「へぇー、そうですか!後輩と食べるからてっきりオトモダチいないのかと!!」

「いますぅー!たっくんという素敵な素敵な幼馴染みがいますぅー!」



俺を真ん中に立たせるな。おいやめろ。




「おい、ここ靴箱だぞ?しかも先生達来たし...また後にしろ」

「....たっくんに免じて今日のところは許したげる」

「...良かったですね先輩。殺し合いにならなくて済んで」


さらっと怖いこというな馬鹿。
.....部活が憂鬱になった一日でした。




end

会話文ばっか




Re: おりきゃらBL ( No.30 )
日時: 2015/08/16 14:25
名前: くるる (ID: xZ7jEDGP)


桜庭碧さくらばみどり

高校1年生
身長178cm・体重53kg
長身で細身だが、力はある。
甘いものが苦手
親友(男)に想いを寄せている


蒲原真かまはらまこと

高校3年生
身長188cm・体重74kg
体格もガタイもいい。
女の子大好き。わさびとか辛いものが嫌い
碧に想いを寄せている。巧は親友


相崎巧あいざきたくみ

高校3年生
身長187cm・体重76kg
体格もガタイもいい。けれど真に1cm負けているのが悔しい
基本なんでも食べる。恋人いる(男)
真は親友






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