BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- ケンシロウ「ここは何処だ?」
- 日時: 2015/11/07 09:22
- 名前: ヘレン (ID: YrQV5zvB)
ラオウ「天にメッセい!ケンシロウ!!」
ケンシロウ「死ぬのは貴様だ!ラオウ!!」
ラオウ「おのれ!!北斗剛掌破!!」
ドォオオオオオオオオオオ!!!!
ケンシロウ「!?っ!うァアアアア!!!、!」
ラオウ「フッハハハァアアアって?何処だケンシロウ!?」
リン「えっ?」
バッド「マジかよマジかよ!?」
リン「ケーーーーン!!!」(泣
バッド「何処行ったんだよケーーーーン!!!」
一方ケンシロウは
ケンシロウ「、、、、、っ!」ザサ!
そこには見たこともない大きな大きな木が何本も生えていた。
ケンシロウ「ここは一体、、、俺は確か、ラオウに吹き飛ばされて、、、」
ドシン!ドシン!
ケンシロウ「んっ!?」
巨人「グォオおおおおお!!!」
ケンシロウ「デビルリバースか!!いや、ヤツは俺が葬ったはず、なのに!」
巨人「うがァアアアア!!!」ブゥウン!!
ケンシロウ「トォオオオオオ!」ジャンプ
ケンシロウ「これは羅漢仁王拳ではない!しかし、俺を殺そうとしてるのは確かだ、、、なら、貴様に死をくれてやろう!」
巨人「ぅおおおおおおおお!!!」
ケンシロウ「岩山両斬破!!」
ズゴォオオ!!
巨人「うがァアアアア!!!」ジタバタ
ケンシロウ「っ!」着地
巨人「ぅぎゃああ!!!」
ケンシロウ「お前はもう、死んでいる」
巨人「っ!」グジャリ!!
ドゴォオ!!
グリィイ!!
巨人「あべしっ!!!!」
ドガァアアアアン!!!!
ケンシロウ「しかし、一体なにがどうなって、、、」
ザワザワ、、、、
見たか今の?
巨人を素手で!?
信じられませんね?
ケンシロウ「誰だ!?」
???「ヒャイ!?」
???「誰だって!?」
???「しょうがないですね?」
ケンシロウ「(見た感じ少年少女が多いな、まだ年端もいかない子供だ、、、)」
???「俺はエレン・イェーガーです、今は外壁調査の途中です」
???「俺はライナー・ブラウン、宜しくだ」
???「私はサシャ・ブラウスです、どうもです」
ケンシロウ「(イェーガー、、、狩人?ドイツ語か!?)」
エレン「あなたは誰ですか?」
ケンシロウ「北斗神拳64代目継承者、ケンシロウだ」
エレン「北斗神拳?なんですかそれ?」
ケンシロウ「話せば長い」
エレン「それじゃあ帰ってゆっくり聞きましょう」
ケンシロウ「、、、近くに居る」
エレン「何がですか?」
ケンシロウ「あの馬鹿でかい生物が、ザッと3体だ」
エレン「えっ?」
ライナー「マジか?」
サシャ「3体もですか!?」
ケンシロウ「大丈夫だ、俺が全部倒す」
ライナー「倒すって、あんたいくら何でも、、、」
ケンシロウ「大丈夫だ」
ザザ!
そこにちょうど巨人3体が現れた。
エレン「くっ!」
ケンシロウ「トォオオウ!!」ジャンプ
エレン「嘘!?」
ライナー「9m位飛んでねぇかあの人!?」
サシャ「本当に人間ですかあの人!?」
ケンシロウ「アァアアアア!!」
巨人3体「グォオオオおおおお!!!」
ケンシロウ「アタァア!!」
ドゴォオ!
ケンシロウ「アトォオ!!」
ドゴォオ!
ケンシロウ「オワッタァア!!」
ドゴォオ!
ケンシロウ「命奪崩壊拳!!」着地
巨人A「あべしっ!!」
ドォオオんっ!
巨人B「ひでぶっ!!」
ドゴォオ!
巨人C「フダァア!!」
ドゴァン!!
エレン「ぁ、ぁあ、、、!」
ライナー「な、何じゃこりゃ?」
サシャ「北斗神拳、これが北斗神拳!?」
続く
- Re: ケンシロウ「ここは何処だ?」 ( No.31 )
- 日時: 2016/01/08 01:31
- 名前: ヘレン (ID: YrQV5zvB)
トキ「、、、こんなところか、ケンシロウの秘密は、、、」
エレン「ケンシロウさん、、、辛い過去ですね、しかもケンシロウさんは自分の実の兄さんの顔を知らないですから、、、」
アルミン「でも、それも時期にケンシロウさんはわかると思います」
トキ「そうだな、、しかし、ケンシロウが海を越え修羅の国に行かぬ限り、この事は永遠に分からぬだろう」
エレン「海を、、、越える、、か」
トキ「ん?どうした?」
エレン「僕たちは海を知りません、、ずっと人類は壁の中で何百年もの間平和に過ごしてきたからです」
トキ「(海を知らぬ、、か)」
アルミン「壁の外には他にも不思議な場所がいっぱいあるって聞いてます」
エレン「炎を噴き、中から熱い水が出てくる山があったり」
トキ「(火山のことか?)」
アルミン「砂の山があったり!」
トキ「(砂漠のことか?)」
エレン「一年中雪が降っていて、中々太陽が沈まない氷の国があったり!」
トキ「(北極と南極か、、)」
アルミン「あとお湯が噴き出したり!」
トキ「(何故だ?哀しくなってきた、、)」
エレン「他にも山の山頂付近に街があって、そこに大きな大きな絵がかいてあったり!」
トキ「(インカ帝国の遺跡にアスカの地上絵だ)」
アルミン「いろいろな動物がいるねエレン!一回でいいから『アキタイヌ』を見てみたいなぁ」
トキ「(井の中の蛙、大海を知らずとはこのことか)」
この後エレンとアルミンの外の世界の話は数分続いた。
トキ「エレン」
エレン「はい?」
トキ「アルミン」
アルミン「はい?」
トキ「海には、いろいろな生き物がいる、その中には食べれるものや人を襲うものも数多い、、それでも海を見たいのか?」
エレン・アルミン「覚悟の上です」
トキ「今は、、まだ見れない、、、しかしもうすぐ見れる」
エレン「ほ、本当ですか!?」
アルミン「何時!?」
トキ「焦らなくてもいい、時期にケンシロウがこの世から巨人一匹たりとも残さずに排除してくれるその時まで待つのだ、、私の力ではとても出来ぬ、ましてやこの身体だ、、」
エレン「巨人一匹たりとも、、まず、俺は一つの約束を果たさなければ」
アルミン「エレン、、」
トキ「約束を?」
エレン「死んだ母さんのため、仲間のため、、、何より、アルミンとミカサのため、、、駆逐してやる、この世から巨人一匹残らず駆逐してやる!!、、俺は巨人を駆逐しない限り、、この宿命を、天命を打ち砕かない限り、、俺に安息の日々はありません」
トキ「死んだ母親や友のため、、宿命に殉じる、、、エレン、お前は少しシンに似ているな」
エレン「え、シンさんに?」
トキ「そのようだとシンを知っているみたいだな、シンは南斗六世拳の一つ、南斗孤鷲拳の伝承者、、そして愛のために生きる殉星の男だった、、目的は違えど、エレンとシンはどこか重なるんだ、、、」
アルミン「でも、そのシンさんももうこの世にはいない、、ケンシロウさん曰く、奴は数少ない俺の親友だったと、、」
トキ「ケンシロウとシンは何をするにも一緒だった、、、」
エレン「ケンシロウさんは、そんな友達の、親友の死を盾に今日まで生きてきましたからね」
アルミン「でも、、僕たちも、、、訓練兵団時代からの友達も一杯、死んでいきました、、、僕は正直、耐えれなかった、、でも、時には忘れなきゃならない時もあります、、今も彼らは空から僕たちを見守ってくれてますから」
トキ「死は刻一刻と迫っている、、それまで精一杯生きねばならぬ、決して命は無駄にするでない、できるか?」
エレン「頑張ってみます!」
アルミン「僕も頑張ります!」
トキ「さて、私ももう戻ろう、日が暮れてきたから」
エレン「アルミン、行こうか」
アルミン「そうだね」
トキ「じゃ、また会おう」
エレン・アルミン「さようなら!」
こうして話は終わった。
続く
- Re: ケンシロウ「ここは何処だ?」 ( No.32 )
- 日時: 2016/01/09 17:28
- 名前: ヘレン (ID: YrQV5zvB)
ケンシロウとトキは再戦をするため日々鍛錬を続けていた。
あれから1ヶ月と約4週間がすぎた。
対人格闘訓練場にて
ケンシロウ「トキ、、、今ここで約束を果たす!」
トキ「ケンシロウ、、今回は全力でいかしてもらう!」
2人の空気はいつになく重かった。
普段柔和な顔をしているトキも、この時ばかりは険しい顔になっていた。
エレン「さぁ、、、今回はどのように出るか、、」
リヴァイ「さて、、、俺も見に来たわけだが、、」
ハンジ「トキ、、、ケンちゃんと同じく北斗神拳を学び、本来なら伝承者になるはずだった男、、」
クリスタ「そしてケンシロウさんの義兄さん」
ライナー「北斗神拳は一子相伝、、、これでどちらかが勝てば、その地点で伝承者も決まる、、」
アニ「しっ!始まるよ、、」
アニの一言で、周りは水を打ったかのように静まりかえった。
トキ「北斗神拳奥義!闘頸呼法!!」スゴォオオ!!!
トキが剛の力を解放し、その衝撃で地面がくぼんだ。
ケンシロウ「北斗神拳奥義!転龍呼吸法!!」ドォオオオ!!!
ケンシロウは極限まで力を出し、闘気を覚醒させた。
トキ「ハァアアアア!!!」ゴゴゴゴゴ!!
ケンシロウ「ぬァアアアア!!!」ゴゴゴゴゴ!!
トキ「とァアア!!」ビュッ!!
ケンシロウ「ホォオオアタァア!!」ビュッ!!
スガッア!!!!
ドガァアアアアン!!!!
気と気が激しくぶつかり合い、一瞬大きな爆発を起こした。
エレン「な、なんだ?何がどうなって!?」
アニ「アレが極限を超えた闘い、、」(汗
リヴァイ「人間じゃないねぇだろこいつら、、」
ハンジ「スッゲェえええ!!マジスゲェエエ!!!」大興奮
ジャン「で、でもこれって、、ほんの序章に過ぎないんじゃ?」
ユミル「クリスタ、、私の側から離れんなよ」(汗
クリスタ「う、うん、、ユミル」(汗
トキ・ケンシロウサイド
ケンシロウ「アタァア!!アァアたたたたたたたたたたたたたぁあ!!!」ビビビビビっ!!
トキ「どぉァアアアア!!!」ビビビビビっ!!
ケンシロウ「北斗剛掌波!!」ドドドォオオオ!!!
トキ「不離気双掌!!」ドドドォオオオ!!!
ズガァアアアアアン!!!!
エレン「っ!!」爆風に耐える
アルミン「くっ!」此方も耐える
ケンシロウ「アタァア!!アタァア!!ホアタァア!!」ボコッ!!ボコッ!!ドゴォオ!!
トキ「ハァア!!トァア!!」バキッ!!ボコッ!!
ケンシロウ「くっ!!」ボンっ!!
トキ「ぎぎっ!!」ボンっ!!
突きと突きが激しく交錯する中。
空中、地面に汗に混じり鮮血も飛び散った。
いつ共倒れになってもおかしくなかった。
ケンシロウ「北斗千手壊拳!!アァアアアたたたたたたたたたたたたたぁあ!!!」ビビビビビっ!!
トキ「北斗千手殺!!ぬァアアアア!!!」ビビビビビっ!!
ズガァア!!ビギィイ!!
ケンシロウ「ヌゥオアアア!!!」ボンっ!!
トキ「アガァアア!!」ボンっ!!
ケンシロウ「くっ!ホアタァア!!!」ドゴォオ!!!
トキ「ぶっ!!(も、もはや一片の迷いもない!)がハァア!!」吐血
ケンシロウ「北斗八悶九断!!アァアアアたたたたたたたたたたたたたぁあ!!!」ビビビビビっ!!
トキ「ぐっ!!ヌゥオアアア!!!」
ケンシロウはトキの体に無数の拳を叩きつけた。
全弾渾身だった。
ケンシロウ「アァアアアたたたたたたたたたたたたたぁあ!!!ホォオオワッタァあ!!!」
ケンシロウがトドメを刺そうとしたその時であった。
トキ「北斗仙気雷弾!!」
ケンシロウ「っ!?」
次の瞬間、ケンシロウは宙を舞っていた。
続く
- Re: ケンシロウ「ここは何処だ?」 ( No.33 )
- 日時: 2016/01/11 23:05
- 名前: ヘレン (ID: YrQV5zvB)
ケンシロウ「(な、何故!?)」
ケンシロウは宙を舞い、25メートル先まで飛ばされた。
全身アザだらけで、服もボロボロになっていた。
トキ「ケンシロウ、油断はならぬ!油断は死を招く!」
ケンシロウの巨体が25メートルも吹っ飛んだことに、当然エレンたちが黙っているわけもなく、、
エレン「さ、さっきトキさん、、何したんだ?」唖然
アニ「な、何かでてなかったかい?」焦る
アルミン「気弾?それともオーラ?」
ジャン「ケンに何かが触れた瞬間のことだ、、俺らにわかるわけねぇだろ」
リヴァイ「あれは闘気だ」
ミカサ「闘気?」
ハンジ「な、何かしってんの?」
リヴァイ「トキはケンシロウがトドメの一撃を出す前に右手に闘気を貯めていた、、ここぞという時に撃つためにな、、」
エレン「で、でもどうやって?」
リヴァイ「ケンシロウにパワーで劣るトキはずっと攻撃を受け流して、ケンシロウの闘気を取り込んでいた、、その間体力が回復したに違いねぇ」
アニ「これが、、トキさんの拳、、、」
ケンシロウ・トキサイド
ケンシロウはゆっくりと傷だらけの身体を起こした。
ケンシロウ「トキ、、、できればこの奥義、、使いたくはなかったが、、」
トキ「何のことだ?ケンシロウ、お前にまだ打つ手があるのか?」
ケンシロウ「あるっ!!」ベリィイイ!!!
同時にケンシロウの筋肉は膨張し、服が全て破けた。
トキ「ならばこい!それを私に見せてみろ!」
するとケンシロウは異様な構えをとった。
エレン「な、何ですかあの構え!?」
アルミン「変な構えですね、、」
次の瞬間ケンシロウは宙に浮き、トキの頭上にまで近づいた。
リヴァイ「まさかあれは!?」
エレン「何か知ってるのですか兵長!?」
リヴァイ「あ、あれは北斗神拳秘奥義 天破の構え!!」
アルミン「て、天破の構え?」
サシャ「変わった名前ですねぇ、、」
するとエレンら何かを思い出したかのようにとっさに声が出た。
エレン「天破って、、まさか!?」
アニ「な、何だいいきなり!?」
ケンシロウ「北斗神拳奥義 天破活殺!!」
するとトキの周りに北斗七星が現れ、トキの周囲を囲った。
ケンシロウがトキに向け腕を振り下ろした瞬間
トキ「っ!?ヌガァア!!!」ボンっ!!ドゴォオ!!
トキの背中から急に血が噴き出した。
ケンシロウ「天破活殺は触れずして闘気を持ち秘孔をつくことにあり!!」
トキ「ま、まさか、、、こんな所で天破活殺を、、」
トキは血塗れになっていた。
エレン「天破活殺、、、想像以上の破壊力だ、、、」唖然
アルミン「」言葉が出ない
リヴァイ「まさか生で天破活殺を見れるとわな、、」
トキ「だが、まだ終わっていない!!」
ケンシロウ「何!?まだやる気かトキ!!」
トキ「こんなものでは終わらせないぞ!!北斗剛掌波!!」ドゴォオオオオオ!!!
ケンシロウ「無想転生!!」ビュッ!!
トキ「っ!?何故だ!?」
ケンシロウ「トキ、無想転生の前では例え剛拳であろうが赤子の遊び同然!」
トキ「しかし!ここで退くわけもいかぬ!ぬァアアアア!!」
トキは突きを繰り出した。
しかし、これも無想転生で回避された。
エレン「も、もはや」
アルミン「トキさんに」
クリスタ「打つ手なしですね、、」
ケンシロウ「ホアタァア!!!」ドゴォオ!!!
トキ「ぶっ!!」吐血
ケンシロウの右がトキの溝に命中。
ケンシロウ「アァアアアたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたぁあ!!!」ビビビビビっ!!
ケンシロウはトキの身体に無数の拳を叩きつけていった。
しかし、北斗百裂拳ではないようだった。
ケンシロウ「オォオオワタァア!!!」ズボッ!!!
トキ「っ!!」白目
ケンシロウ「北斗有情猛翔破!!」
続く
- Re: ケンシロウ「ここは何処だ?」 ( No.34 )
- 日時: 2016/01/23 22:12
- 名前: ヘレン (ID: YrQV5zvB)
エレン「そ、、、そこまで!!ケンシロウさんの勝ちです!!」焦り
アニ「み、見事すぎて言うことないよ、、」
アルミン「最後を分けたのは、、、」
リヴァイ「恐らくさっきの無想転生って奥義だろう、北斗神拳究極奥義 無想転生、、、俺の知って限り、、この世で最強の物は無、その無より転じて生を拾う、、、それが、無想転生」
ハンジ「それは、哀しみを背負った者のみにしか使えない北斗神拳の究極奥義、、ケンちゃんはその哀しみを背負っていたからこそ無想転生が使えたのね、、、」
ライナー「続けざまにあの技だしな、、、」
アニ「秘孔拳正への北斗神拳、北斗有情猛翔破」
エレン「え?」
アニ「北斗有情拳に属する拳の一種で相手の身体に無数の拳を叩き込んだ後に渾身の一撃を放つ、、、この拳を受けた者は苦痛を感じず、安らかな眠りにつくように死亡する、、、って、お父さんから聞いたわ、、」
サシャ「アニのお父さんって物知りですね!」
エレン「さすがはアニの父さんだぜ!」
アニ「そ、そうかい?(南斗聖拳使ってる時点で知ってなきゃ逆におかしいけどね、、そのことは黙っておこう、、)」
ケンシロウ「っ!」バサッ!
ケンシロウはトキを抱えた
トキ「ケンシロウ、、苦痛を生まぬ、、、有情拳を、、!」
ケンシロウ「トキ、、、」
トキ「ふっ、、、!もはや、、悔いは無い、、」
ケンシロウ「、、、、」
トキ「ケンシロウ、、、私がここに居れるのも、もう後数分だ、、、最期にケンシロウ、、お前に伝えたいことがあった、、」
ケンシロウ「何だ?」
トキ「ケンシロウ、、、お前の婚約者、、、ユリアは、ラオウに殺されていない」
ケンシロウ「っ!?そ、それはどういう!?」
トキ「実はユリアは、、、不治の病に侵されている、、持って数日といったところだった、、」
ケンシロウ「そ、そんな、、、」
トキ「だが、ラオウはユリアの秘孔を突き、一時的に仮死状態にした、、ユリアが目覚めた時は、、寿命が数年伸びている」
ケンシロウ「そ、それじゃあラオウが無想転生を使えたのも!」
トキ「そういうことだ、、、更にユリアの寿命延長により、、ラオウの寿命も、、」
ケンシロウ「そうか、ラオウがユリアに闘気を、、、!」
トキ「ケンシロウ、、この後の事は、お前次第だ、、ここで生きるか、過去に戻るか、、どちらか選ぶがよい、、、さらばだ」
そう言うとトキの身体は次第に薄くなり、数秒後には跡形もなく綺麗さっぱり消えていた。
ケンシロウ「トキ、、、最期にすまなかった、、俺は、貴方の言葉を信じて、これからも生きていくつもりだ!」
エレン「行っちゃいましたね、トキさん」
クリスタ「でも、トキさん、、ユリアさんが生きてるって、、」
ジャン「ケン話が違うぜ!何で自殺したユリアさんが生きてるんだよ?」
サシャ「亡霊じゃないですか?」
ミカサ「サシャ、亡霊は流石にないと思う」
サシャ「そうですか?」
ケンシロウ「あぁ、あたかもユリアが死んだかのように話した俺が悪かった、、確かにユリアは死んでいない」
ライナー「それで何かあったんか?」
ケンシロウ「ユリアは、、、南斗六星最後の将だ!」
アニ「えっ!?(マジで!?それじゃあ私は慈母の星を守護しろっての?)」
ベルトルト「となるとユリアさんは南斗の正統血統ってこと?」
ケンシロウ「そう言うことになるな、、実は、俺がシンと最後に戦った話には、その前に悲しい出来事があった」
エレン「悲しい出来事?」
アルミン「それはどういう?」
ケンシロウ「あれは、数カ月前に、南斗五車星の山のフドウに聞いた話だった」
果たして、その悲しい出来事とは!?
続く
- Re: ケンシロウ「ここは何処だ?」 ( No.35 )
- 日時: 2016/01/14 21:24
- 名前: ヘレン (ID: YrQV5zvB)
数カ月前
ーーーーーーーーー
バット『ったく!何処まで歩くんだ?』
リン『この道長いわね、、』
ケンシロウ『なら、少し休もうか、、』
ケンシロウとバットとリンがとある広場で腰を下ろそうとした、、。
しかし、ケンシロウは何かとてつもないナニカが近づいてきているのを勘付いていた。
そして、、、
???『貴方がケンシロウですか?』
ケンシロウ『っ!?何者だ!!』振り返る
バット『って!デケェ!!』
リン『っ!?』
そこには3メートルは悠にある大男がいた。
ケンシロウ『名は?』
???『私の名はフドウ、、、私は北斗神拳に対する恐怖はありません、、貴方の実力試させてもらいます!!』
そう言うとフドウと言う大男は巨大な拳をケンシロウに突き出してきた。
ケンシロウ『ホアタァア!!』
ズゴッ!!バゴォ!!
フドウ『流石は伝承者、、一味違いますね、、、』
ケンシロウ『貴様は俺に何の用だ?』
フドウ『勝ったらお教えしましょう、、ぬァアアアア!!!』ドゴォオ!!
ケンシロウ『グブッ!!』吐血
ケンシロウはフドウの突きで吹き飛ばされ、岩に激突し、そのまま崩れ落ちた。
バット・リン『ケン!!』
フドウ『、、、所詮北斗神拳はこの程度のもの、、か』
フドウが立ち去ろうとした時、後ろからとてつも無い闘気を感じた。
フドウ『な、何だ!?』振り返る
ケンシロウ『ヌゥううううう!!!』ゴゴゴゴゴっ!!
そこには闘気が流れ、この世のものとは思えぬ顔をしたケンシロウがいた。
ケンシロウ『フドウ!!北斗神拳の2000年の、、何故一子相伝の最強の暗殺拳かを、教えてやろう!!ぬァアアアア!!!』ゴゴゴゴゴっ!!
フドウ『ならば、、退けぬ!!ドラァアアアア!!!』
フドウが物凄い勢いでケンシロウに突進していった。
しかし、ケンシロウに通じるわけもなく、、
フドウ『ぐぐっ、、!こ、これが、、北斗神拳の力!』(汗
ケンシロウ『行くぞフドウ!』
フドウ『っ!!!』
ケンシロウ『オォオオワタァア!!!』ズガァアア!!!
フドウ『ブフォあ!!』吐血
ケンシロウの蹴りがフドウの溝に命中し、フドウは苦しさのあまりその場に這いつくばった。
ケンシロウ『北斗神拳は2000年の一子相伝!貴様ごときに破れるものでは無い!!』
フドウ『さ、流石はケンシロウさん、、、いいでしょう、全てを話します』
ケンシロウ『うむ』
フドウ『私は南斗五車星 山のフドウ、、ケンシロウさん、貴方を迎えに参りました!』
ケンシロウ『迎えに?』
フドウ『はい、我が南斗最後の将が貴方と結ばれる事を望んでいます!』
ケンシロウ『南斗最後の将が?』
フドウ『はい!道案内はさせて頂きます!我が将の、永遠の光のために!!』
ケンシロウ『ところでだ、、南斗最強の将とは誰だ?』
フドウ『いいでしょう貴方には全てをお話しします、、我が将は、貴方も会われています!』
ケンシロウ『俺と?』
フドウ『南斗最強の将は、、貴方が愛したたった1人の女性!』
ケンシロウはこの言葉に耳を疑った。
自分が愛したたった1人の女性、、それは間違いなく、、
ケンシロウ『まさか!』
フドウ『はい、ユリア様でございます!』
バット『えっ!!?』
リン『ユリアさん!?』
ケンシロウ『な、何故ユリアが、、ユリアはサザンクロスで死んだはず!』
フドウ『いえ、実はあの日、、』
続く
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