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文スト 旧双黒と新双黒の時間
日時: 2016/07/03 02:20
名前: アラサワ (ID: w79JdDm2)

どうも!アラサワです!
ここでは、旧双黒(太中)と新双黒(芥敦)を取り扱いたいと思います。
同志の方は是非来てください!
また、荒し・誹謗中傷などは止めてください。
後、「あれ?これ読んだことあるぞ?」っていうのは前私が活動していたときの物だと思います。多分。未完のやつあるし。
まあこんな作者ですが、宜しく御願いします!

*谷崎くんと、中也さん推しです。

リク受付中!

Re: 文スト 旧双黒と新双黒の時間 ( No.33 )
日時: 2016/06/26 07:02
名前: red (現厨二病) (ID: BuoUCzPG)

あぁ!太宰さんが受け!
リバ最高!ありがとうございます!

Re: 文スト 旧双黒と新双黒の時間 ( No.34 )
日時: 2016/06/26 15:27
名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)

えー、何時か区切り良いところで
参照200ありがとう小説を書こうと思ってたら、……いつの間にか参照300を越えておりました。
いえいえ、誠に有難いのですが
書けてない。
書けてないよ!

という訳で、こっからお礼小説となります。
200は太中、300は芥敦となります。
内容は未だ決めてませんが、多分すぐに更新されると思いますので、
どうか心待ちにしててください。

アラサワ

Re:参照200Thank you!story. ( No.35 )
日時: 2016/06/26 17:31
名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)

◆いつもの君に

『好きだよ』
すごく平凡なのに、君だけには
どうしても、云えない。
何で云えなかったのだろう。
せめて、君が私の目の前から
消える前にー。

×××

私、太宰 治は中原中也に密かに恋心を抱いていた。

「ねぇ、中也」

「何だ」

「好き」

「手前一回川で頭冷やしてこい。」

…訂正。全然密かじゃない。
何かきっかけでもあれば、好きになってくれるのかな。
コンコン、ドアが鳴る。

「中也さん、太宰さん、失礼します」

「どうぞ」

「あいよ」

「首領から、敵組織の排除を汝らに命ずる。と、伝言を言付かっております。」

「判った」

敵組織?
またか。中也の『汚濁』が使える様になってから敵組織の排除命令が増えたのだよね。
私としては、中也を余り危険には晒したくは無いのだが。
命令とあらば仕方がない。

「これが敵組織の情報です」

「見せて」

敵組織ー“die”。
いかにも、という名前。少し中2病臭いな…。
東京湾近くの倉庫が拠点。
首領の名前は、ライア・トーヴォ。
外人か…。
異能者は、なし。

「これだったら、今日一日で片付けられそうだね、中也」

「う…ん、まあ」

「どしたの?」

「いや、汚濁の反動で頭痛が酷くて」

「じゃあ、今日は作戦会議としよう。頭痛薬、要る?」

「ん…ありがとう。けど、頭働かないかもしれん…」

「無理はしないほうが善い。作戦は私が考えるから、君は少し寝てなさい。どうせまだ朝だし」

「…そうする」

×××

PM5:48.

「中也、中也」

「ん…」

作戦が決まったので、眠り姫を起こす。あ、髪の毛ふわふわ。

「決まった、の、か…?」

「あぁ。顔洗ってきな」

頭痛薬は効いただろうか?
少しは楽になっていると善いが。

「あ〜…ふぁ……あ、太宰、」

「ん?」

「薬効いた、ありがとう」

「いえいえ。」

何か今日はよく中也にお礼を云われるな。寝惚けてるね。

「じゃあ、作戦内容説明」

「…」

内容はこうだ。
私がまず敵組織に乗り込み、裏をかいたところを中也がドカン。
朝には人っ子一人居やしない。

「汚濁は使わないのか?」

「うん。若しもの時にしよう」

「了解。」

「じゃあ早速作戦決行!」

「その前に…着替えさせて」

「あ…御免」

中也の格好は、Tシャツにスウェット。
所謂、ラフ。

「あ、これ着替え?はい」

「ん」

あぁ。すごく自然に中也の生着替えが…!!

「あー、太宰。」

「ん?」

「後ろ向いて」

「へ?何で」

「いや、何でも何もお前顔赤くしてて息荒いし。ー好きって云ってくる男は何するかわからん」

「…」

絶句。

×××

PM8:05
東京湾近くの倉庫にて。

「じゃあ、行きます」

作戦決行。
まずは単身で乗り込む。

「何だテメェ!」

「さすらいの者さ。悪いやつを倒しに来ましたー!」

予め用意しておいた倉庫裏の爆弾の起爆スイッチを押す。
物凄い爆破音をたてて窓ガラスの破片が飛び散る。

「中也ーーーー!!どうぞーー!!」

“重力操作”!!
倉庫の荷物が急速に落ちる。
ついでに重くなった中也も。

「おー、凄い凄い。敵10人は飛び散ったかな?」

「否、未だだ」

中也がヒラリと舞い、ナイフを巧みに使っていく。私は銃で応戦。

「いやぁ、皆綺麗な赤だ」

「こんなもんか…」

そういえば、誰か云ってたっけ。
油断した時が、一番……

「中也!」

一本のナイフが、中也の頬を通り過ぎた。

×××

「チッ……」

中也の白い頬からは、鮮血が流れていた。ナイフは方向を変えて中也をまた襲う。

「“人間失格”!」

ナイフは、落ちた。

「中也、大丈夫かい?」

「あぁ。手前は…」

「私は何の損害も無い。しかし、今のは…」

「いやぁ、凄い凄い!今のが君達の異能か!」

「来たよ中也」

「あぁ」

『ラスボスだ』

×××

「ライア・トーヴォ」

「まさか、異能者だったとは」

「ふ…情報を頼るとはまだまだ青いな」

「ま、中也も私も19歳だからね、
そこら辺どうか宜しく」

「…」

中也が黙っている…
ということは、こいつは強い。
こういう時の中也の嗅覚は頼りになる。

「ふふふ…君達には特別に私の異能を教えてあげよう。私の異能は“ナイフheart”。ナイフを操る能力さ」

「ナイフだけ…か」

ナイフを避けつつ中也がドン!かな。
これなら…

「時に少年達。私が何故、君達に異能を教えたか判るかい?」

私の背中に、鈍い痛み。

「太宰!?」

「ぐっ…!」

「君達を消すからさ」

×××

「太宰!糞っ…」

「だ…大丈夫さ、背中に少し刺さっただけさ…」

見誤った…。
この傷なら動けはするが、思ったより早い…!

「青二才もこの程度か」

「手前…!」

「中也!駄目だ止めろ!!」

「おお…これが……!」

「手前を、殺す…!」

ああ…もう止まらない。
汚濁状態になってしまった。

切ります。(終わらないなぁ…!)

参照200Thank you!story ( No.36 )
日時: 2016/06/26 23:54
名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)

続き

「中也!」

間一髪中也の“汚濁”を解除する。

「おい!彼奴が倒せねーだろ!!」

「私は中也が心配なんだ!」

大声で怒鳴ったら、何も云い返そうとはしなかった。

「私は!中也を一番にこの作戦を考えたのだ!!君が損害を受けないようにする為にこうしたのに君が負ってしまったら意味がないだろう!」

「ッ…済まねぇ」

あぁ。なんか云いたいこと云ったらすっきりした…

「仕事中にお喋りもどうかと思うが」

「中也、私達にはまだメインが残っている。話はそのあと」

「そうか…こんな奴、“汚濁”を使う迄も無かった」

そう云うと中也はヒラリと相手の中を舞った。
敵もナイフで攻撃しようとしたが、
もう遅い。

「なっ…」

「悪いね叔父さん。中也が本気を出したら」

「ぅおおおおおおああ!」

中也の拳が、敵の顔に当たった。

「その時点で『負け』は決まってる」

敵の首領は気を失った。

×××

「それで、話って何だ」

「好きだよ」

「けっ、またそれか」

「好きだ」

中也を抱きしめる。

「っおい、手前…」

「ねぇ、本当は中也も私のこと好きなんでしょ」

「んな訳ねぇだろ」

「だって、今抵抗していないじゃない」

「……」

「図星?」

「うっ…ふ…」

え…泣いてる?

「ど、どしたの中也!」

「ずっと、好きだった…
手前が、好きだった……
でも…手前の[好き]は、悪戯なんじゃないのか…って
だから…だから…」

馬鹿か私は……
矢張り、過去の行いを見直すべきだね。いつもの私が[好き]と云ったって、
相手にはただの悪ふざけにしか聞こえない。

「御免ね中也。私の[好き]は、本気だ。」

「ん…」

「好き。大好き、中也」

「俺も…好きだから」

「ありがとう」

×××

それから。

「おい糞太宰!早く行くぞ」

「うぅん、中也乱暴〜」

私達は、相変わらずこのやり取りを続けている。
でも私は知っている。
君の言葉には私への想いがあるって。

なかなか照れ臭くて云えないけれど、
大好きな君に、

「ありがとう」

Re: 文スト 旧双黒と新双黒の時間 ( No.37 )
日時: 2016/06/27 17:19
名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)

中「ふぅ…疲れた」

太「芥川くん、敦くん、次頑張ってね〜」


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