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- 文スト 旧双黒と新双黒の時間
- 日時: 2016/07/03 02:20
- 名前: アラサワ (ID: w79JdDm2)
どうも!アラサワです!
ここでは、旧双黒(太中)と新双黒(芥敦)を取り扱いたいと思います。
同志の方は是非来てください!
また、荒し・誹謗中傷などは止めてください。
後、「あれ?これ読んだことあるぞ?」っていうのは前私が活動していたときの物だと思います。多分。未完のやつあるし。
まあこんな作者ですが、宜しく御願いします!
*谷崎くんと、中也さん推しです。
リク受付中!
- Re: 文スト 家族パロ×旧双黒+新双黒 ( No.8 )
- 日時: 2016/06/12 21:49
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)
追加
太宰と中也、やつがれと敦君は
双子です
- Re: 文スト 家族パロ×旧双黒+新双黒 ( No.9 )
- 日時: 2016/06/13 00:32
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)
「あー…痣増えた。どう説明しよう…」
敦は、いじめを受けていた。
暴力的なもので、毎日身体中に打撲の跡があった。
勿論、兄弟には秘密である。
「もう夏だしジャージ着られないし…どうしよう…」
ずっと袖の長いジャージで傷だらけの腕を隠してきたのだが、そうも要られなくなる。
「…敦?その怪我は……!」
「り、龍!いやあの、これは、違う、あの…あ!ぶ、部活!!部活だから!」
「お前、帰宅部だろう。それとも、帰宅部はそんな怪我を負う程大変なのか?」
「……」
敦は焦った。唯一の秘密を兄に見られた。誰にも知られたくはなかった、秘密をー。
「龍、」
「敦」
「助けて……」
敦の目からは大粒の涙が流れた。
もう、これ以上我慢なんて出来ないー。
「お前は、いつも我慢ばかりだ。少しは僕を頼れ」
「うん…ごめん、ごめんなさい…」
龍は敦を抱きしめた。
「あ、でも太宰兄さんには云わないで!」
「何故?」
「太宰兄さんには…」
龍は耳を塞ぎたかった。
一番聞きたくない言葉が愛しい人の口から出てきそうな気がしたからである。
「心配かけたくないンだ」
龍は、心の中で舌打ちをした。
- Re: 文スト 家族パロ×旧双黒+新双黒 ( No.10 )
- 日時: 2016/06/14 16:32
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)
太宰兄さんは、中也兄さんが好き。
龍と敦が確信を持ってそう思っていた。
龍は、敦が好き。
こちらは、兄達がそう考えていた。
中也もまた、太宰兄さんが好きだ。
だが、本人は胸の中にそっと仕舞い、
秘密にしているのだ。
最も、弟達はそれに感づいているが。
「太宰兄、悩みって?」
中也は、太宰兄の相談相手になれて
有頂天気味だった。野暮かも知れないが、ただ嬉しかった。
「私さ、ここを離れようと思う」
「へ、」
離れる?
太宰兄が?
「いつまでもここに居てはいられない」
ー薄々、思ってた。
太宰兄は永遠に俺の側に居るわけじゃないって。
でも……
でも。
「そう、なんだ」
「中也はそう考えてはいないの?」
「俺は…」
涙が出そうだった。
せめて、想いだけでもー
「まぁ、中也にはまだはやいか」
無理だ。
「双子なのに?」
「え?中也まだ10歳でしょ?」
「何勝手に小学生にしてンだ!」
「身長は僕らの中で一番ちっちゃい」
「ぐ…」
駄目だ。
これは一生秘密にしないと。
ふざけたふりして、こんなこと考えてる。嗚呼、矢張り俺は馬鹿だ。
太宰兄。
- Re: 文スト 旧双黒と新双黒の時間 ( No.11 )
- 日時: 2016/06/14 23:16
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)
〜閲覧してくれた皆様へお詫び〜
太宰:「えー、皆様。お詫びというのは今やっている家族パロについてです」
中也:「俺や敦が太宰のことを『太宰兄』と呼んでいますが、『太宰』は名字なので正しくは『治兄』となります。」
太宰:「作者がつい先刻気付きました。」
中也:「誠に申し訳ありません」
太宰:「まぁ、こんな小説見てる人すら居ないだろうけど」
中也:「あぁ?多分見てる人が居ると思っているからこれやってンだろうが」
太宰:「中也一個だけお願い」
中也:「?」
太宰:「一回だけで良いから『お兄ちゃん』ってy」
中也:「手前歯ァ食いしばれ!」
…という訳で皆様すいませんでした!
どうかこれからもこの小説見てやって下さい……。
アラサワ
- Re: 文スト 家族パロ×旧双黒+新双黒 ( No.12 )
- 日時: 2016/06/14 23:54
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)
「治兄さん、入ります」
太宰の部屋のドアがなった。
「どうぞ」
入って来たのは、龍だった。
何か神妙な面持ちをしている。
また敦と喧嘩か?
「やぁ、夜遅くどうしたの」
「敦には止めろと云われたのですが」
そこで、龍は口をつぐんだ。
「どうした?何かあったのなら話してよ。兄弟じゃないか」
龍が云いづらそうに敦の学校でのことを話した。
敦が、苛められている、と。
「……!」
「…僕は」
何か云おうとして、止めた。
普段泣かない龍が、泣いていたからである。
「龍、」
「僕は、僕は、どうしたら善い?大切な人さえ守れない」
「……」
大切な人。矢張り、敦のことが好きなのだな。不謹慎にも、そう思う。
しばらく、落ち着く迄龍の叫びを聞いた。
「龍、よく聞け。」
「っ…はい」
「今からでも善い、守れ。」
「…」
「そして、その原因をつみとるのだ」
「…」
「嗚呼、周りに迷惑がかからない様に。」
「何故…」
何故、方法を知っているのですか?
太宰は目を細める。
「昔中也がそうだったから」
「!」
「どんなことをしたかはご想像にお任せするよ」
龍は笑った。
全く、今日は感情的である。
それは、善いことなのだが。
「さぁ、明日も学校だ。早く寝なさい」
「矢張り」
「ん?」
「矢張りあなたは中也兄さんのことがお好きなのですね。」
「!!」
「僕は応援しています」
どうかお幸せに、そう云って龍は部屋を出た。
「…そんなに分かりやすいかな、私」