複雑・ファジー小説
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- 偶然の賜物——ぼくが奇人で殺人鬼?——
- 日時: 2011/04/02 22:52
- 名前: 弌杙 (ID: 8HTDhaI.)
どうも、あんまり文才ない中二病患者候補筆頭人物こと弌杙(ひとぐい)です。自分よりこの小説の内容と題名を覚えていただけたら幸いです。
この小説、更新が亀の0.3倍です。そのスピードが許せるという宇宙のように寛大な心の持ち主様以外は電源ボタン、または画面左上にあるであろう戻るボタンを連打する事を推奨します。
でも本当に連打したらPC壊れる確率高くなるので気をつけてください。
それでは書いてみようと思います。良くも悪くも偶然が作り上げたストーリー
に、なる予定です。
読んでくれた方々————————————————————
・ハナビラs
・蘭冠s
・東哉
・勾菜s
- 偶然の賜物 〜第一話 出会いから〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/04/03 09:53
- 名前: 弌杙 (ID: 8HTDhaI.)
第一話——出会いから
どっかの名言だったと思う
「零れたミルクを嘆いても仕方がない」
………いや、よく覚えてないけど
それにまさか本当に牛乳が零れるとは思わなかったけど
あーあ、しかもお気に入りのマグカップ割れちゃったし
しかも床に傷ついたし
それに足に破片刺さったし
てか買ったマグカップが一年もった事ってあったっけ?
閑話休題。この日はそんな散々な朝ごはんから始まった
ぼくはいつも一人で朝ごはんを食べている。まあ、両親が出張中で一年間一人暮らし状態なだけだけど
この理由が「家出してきた」とか「家族の仲が悪い」だったり「最近出てきた殺人鬼に家族を殺された」だったらまだ行き過ぎた不幸で面白いだろうけど
生憎ぼくの身の回りには湿気ったような幸福と惨めったらしい不幸が約2:3の割合で出来ているだけでそんなに劇的な事は今のところ起こっていない
強いて言うなら両親が出張中だって言うことぐらいだろう
三ヶ月前から始まって九ヶ月後に終わるであろう両親の海外出張
ぼくは英語が話せないのと大学受験の準備に手が離せないので日本にそのまま残った。
にしても身元の確認が両親不在で少々難しくなった時に殺人鬼がこの小さい街を闊歩してるなんて本当についてない。何かが憑いてるんじゃないのかという程かというとそうでもないんだけど
塵も積もれば山となる、が不幸の類には通用しないという持論を声を大にして訴えたい
そうしたら近くに近所のおばさんが通りかかって変な噂を流されるんだろうけど
- 偶然の賜物 〜第一話 出会いから〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/06 00:22
- 名前: 弌杙 (ID: 8HTDhaI.)
最寄りの七日駅から徒歩5分、ぼくの家からだと40分かかる位置にある多宮高校
それがぼくが現在通っている学校の名前だ
始業30秒前に教室に滑り込み25秒間で全ての準備を終わらせる
そして授業中は窓際の一番後ろの席で惰眠をむさぼr「ハロ!ちく元気?今日はいい天気だよね!なに?今から寝るつもりだた?そんなのあたしが許しませんよ!てかみちゃがいないのは寂しいよね。みちゃ呼んでこよか?」
………貪りたかったけど予定変更。どうにかしてこの後輩に授業を受けさせよう
「詩菜、落ち着け。今日は土砂降りだしわざわざ寂しいからってみーちゃん先輩を連れて来る必要は無いしそもそも授業はどうした?てかお前どこから来た?」
「やだな、ちく忘れちゃたの?あたしは別に授業受けなくてもいいしみちゃはサボリ常習犯だしそもそも寝ようとしてたちくが言える事じゃないよ!あとあたしはちゃんと教室のドアからはいたよ!」
えー……現実逃避兼ねての紹介
今ぼくの目の前でキャーキャー言ってるのは一年の女子、椎名詩菜(しいなしいな)。
面白い名前と面白い癖と面白いキャラを持つ多宮高校奇人三人衆の一人
喋り方が少し、いや結構特徴的で「っ」や「ー」が抜ける
例をあげると「ハロー」は「ハロ」で「〜だった」は「〜だた」、「こよっか?」が「こよか?」になる
この後輩が授業中に乱入しても注意されずにスルーされるのは奇人三人衆だからだったりする
多宮高校奇人三人衆とは、生徒に避けられ先生にスルーされても尚気にしない、気にならない三人衆
引っ張り役の一年生の椎名詩菜、突っ込み役の三年生の玲紀咸(れいきみな)、あとは二年生の
「ちく!スルは傷付いちゃうんだよ!あたしの心がキズモノに「ならねぇよ」
てかなんか話してたのかよ。もう雑音としか聞こえませんでしたよ
「にしても此処て静かすぎるよね。あ、部室いこ!部室だたらみちゃにも会えるよ!」
そう言いながら教室のドアまで全力疾走……の勢いに任せてドアを蹴破って廊下に出る詩菜、って
「詩菜、教室を破壊するな。大丈夫、みーちゃん先輩は何処にも行かないから」
また予定変更。みーちゃん先輩に会いに行こう
そしてぼくは中身を出したばかりの鞄に朝と同じ物を入れてぼく等を空気として認識しようと努力しているクラスメイトの後ろを通り抜けてドアの無い教室の出口から廊下に出た
- 偶然の賜物 〜第一話 出会いから〜 ( No.3 )
- 日時: 2011/04/02 12:12
- 名前: 弌杙 (ID: 8HTDhaI.)
「お前等……一応先輩として訊いておく。授業はどうした?」
完全に呆れかえった顏で投げ捨てるように言ったみーちゃん先輩こと咸先輩
可愛い名前に似合う可愛い顔してるのに三年男子です。
……………羨ましいぜ、畜生
「それをあたし達に訊くなんて愚問だよ!みちゃらしくもないね!あたしもちくも暇だたから来たんだよ!」
「だから一応って言っただろう。お前はもう教室戻る気無いのがひしひしと伝わって来るけどな、ちい」
「そのあだ名マジで嫌なんだって……みーちゃん先輩」
「二人とも可愛いよ、そのあだ名!」
「つけたのは君だからね」
「つけたのはお前だからな」
ハモった。ラッキー
………嘘っす、これだけでラッキーとかどんだけ悲しい人なんだよ、ぼく
「にしても暇なら部室ってお前等変わってるなぁ」
自分の事は棚に上げてケラケラ笑ってやがるみーちゃん先輩
お前も十分変わってるよなんて事は先輩には言わない。少なくとも両の頬の肉を左右に引き伸ばされるまではね
「で、軽音部の部員一応全員集またしなんかしようよ!」
「「何を?」」
またもやハモるぼくとみーちゃん先輩
まあ、突っ込み役だからね
あ、ついでにぼくの自己紹介
多宮高校奇人三人衆の二年生、主に突っ込み役として機能してるはず
名前は気に入ってないけど一応言うt「カラオケ大会しよう!あたし機械持て来てたよね!」
「あー……どうする?ちい」
「ぼくに振らないでくださいよ………」
- Re: 偶然の賜物 ( No.4 )
- 日時: 2011/03/31 21:44
- 名前: ハナビラ ◆HM/LzWkDp6 (ID: LhIkzBF8)
読みました^^
面白いですーッ
続き応援してますよッ☆
- Re: 偶然の賜物 ( No.5 )
- 日時: 2011/03/31 21:47
- 名前: 弌杙 (ID: 8HTDhaI.)
ハナビラs
ありがとうございます。
続き頑張って書きますんで