複雑・ファジー小説

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主はそれを運命と呼ぶ 夢喰らいと悪魔憑き
日時: 2012/01/01 17:03
名前: 李友 (ID: LuHX0g2z)

どうも、初めましての方はどうも。
はじめましての方でなくてもhello。
李友といいます。別名泡れもん
面倒くさいけど、どうぞヨロ。
ともかく、書きます。

主はそれを運命と呼ぶ 夢喰らいと悪魔憑き
スタートです。

prologue>>1

第一章 >>2-20
一節   
第一話>>2 第2話>>4 第3話>>7 第4話>>10 第5話>>11

二節
第6話>>12 第7話>>15 第8話>>16 第9話>>17 第10話>>20

第二章 >>23-40
第1節
第11話>>23 第12話>>24 第13話>>26 第14話>>27 第15話 >>33
第2節
第16話>>34 第17話>>35 第18話>>38 第19話>>39 第20話 >>40

第三章 >>41-
第1節
第21話>>41 第22話>>42 第23話>>43 第24話>>44 第25話>>45

Re: 主はそれを運命と呼ぶ 夢喰らいと悪魔憑き ( No.23 )
日時: 2011/12/22 11:10
名前: 李友 (ID: LuHX0g2z)

第11話

「…ふふ、なんだ。僕の事知ってたんだ。」
知ってるも何も、最近それを習ったばかりなんだ。
知っていて当然というべきか。
それも解らないほどの馬鹿ではない。
数学の点数はあんまりだけど…。

「ねぇ、その…兵士はどうしたの?」
夢喰らいはふとしたように、振り返った。
「ああ、この人たち?君のせいだよ。」
「…ん?」
私のせい?
な、なぜ。
逆に被害者、この人たちに襲われた被害者だというのに、彼は何を言っているのだろうか?
「まぁ、説明は面倒くさいからそんなものは飛ばして…。」
面倒くさがりなんだ。
でも、説明してくれないと納得がいかない。
「まぁ、その話はまたいずれしてあげる。それより、も—」
ずいと顔を近づけ、夢喰らいはじっと、メグの目を覗き込んだ。
じーっと、じぃっと。
反らすことなく。
ふいに夢喰らいはメグの顎をふれてきた。
まさかの緊急事態。
ど、どうしよう?
如何するべきかわからず、ぎゅっと目を瞑ってしまった。
近くで、ふっと鼻を鳴らした音がする。

Re: 主はそれを運命と呼ぶ 夢喰らいと悪魔憑き ( No.24 )
日時: 2011/12/23 10:08
名前: 李友 (ID: LuHX0g2z)

第12話

「ねぇ、振り返らないように言ってあげたのに。どうして君は振り返ったのかな?」
…あれは、彼の言葉だったのか。
小さな子供に語りかけるように彼は語った。
優しく、柔らかく、にこやかに…。
こっちまで優しい気持ちになる笑顔なのに、どうしてか恐怖を感じる。
「え、だ、だって…帰ることに必死になって…」
「必死に?ふぅん。そうやって君は言い逃れをして…僕らの事、死に追いこんだったんだよな」
思いもよらない言葉。
彼は…何を言っているのだろう。


「僕…あの子の事を裏切り、迫害した魔女め。」
え…?
恐ろしい言葉、魔女…?
私が…?
いいや、メグ!恐れることはない。
だってこれは夢…
夢?
そう思った瞬間、視界が歪み、だんだん、世界は色を変えた…。
醜いむらさきにかわり、そして何も見えなくなった。


「ハッ!」
目が覚めた。
ここはみんなと共有の寝室。
窓際のベット。
朝が…朝がやってきたんだ。
「こ、怖かった…。」
ふぅ、恐ろしい夢だった。
殺されるかもしれなかったんだ。
でも夢だったから、メグは助かったんだ。
一息ついて。
メグはベットを出た。

ただ…

—あの夢はただの夢ではなく、何か…災いの前触れではないのだろうか—
なるべく気にしないようにしていたが、そんな気がしてならなかった。


Re: 主はそれを運命と呼ぶ 夢喰らいと悪魔憑き ( No.25 )
日時: 2011/12/23 10:38
名前: 李友 (ID: LuHX0g2z)

第13話

「珍しいね。」
目の前のベットから、声がした。
あれは、ジャスのベットだ。
「昨日は寝返り打ってばっかりで苦しそうだったし。どっか悪いの?」
「ううん。なんでも。」
どうしよう?
誰かに昨日の夢を見るべきだろうか?
あの夢は、何かのプロローグ…事件の幕開けを告げるメッセージみたいな気がする。
でも…本当にただの夢だったりしたらどうしよう。
心配かけてあきれられるだけ。
本当にそうならしょうもない話。
如何しよう…。
「なんでもないようには見えないんだけど。」
ぼそっと言ったつもりかもしれないが、全部聴こえているから。
「いや、本当に何でもない。」
やっぱり、自分の秘密にしておく。それが一番いいんだ。
「わ、私着替えてくるからね。」
これ以上一緒にいたら、ジャスはメグの様子がおかしい事を追及してくるかもしれない。
私もしゃべってしまうかもしれない…。
だから…。
制服を持って空き室に向かった。

Re: 主はそれを運命と呼ぶ 夢喰らいと悪魔憑き ( No.26 )
日時: 2011/12/25 15:21
名前: 李友 (ID: LuHX0g2z)

第14話

空き教室に行くと、動く人影があった。
何?いったい?
普通ならここで気絶するだろうけどメグは別に怖がりもしなかった。

「誰?」

強く、相手の答えに圧迫をかけるような声。
人影は、そろりと姿を現した。
「…マーガレット。」
「…フィオナ!?」

成績優秀のクラスの実力者、フィオナ=バートレットだった。
やばい…。
彼女とはうまく話せないだろう。
つんつんしていて、お上品で、しとやか…。
余りにもタイプが似ていないもので…。
こっちは、
きゃんきゃんしていて、豪快。で、以外にも繊細。

「いや、きゃんきゃんって表現は可笑しいか…。」
「何独りでぶつくさ言ってんの?超気味悪い。」

っだ〜もぉ、本当にどこまで他人に厳しいの!
人に、真正面から「超気味悪い」って!

「あのねぇ!人に真正面から「気味悪い」って少しは遠慮しないわけ?気味悪いからなんだっつーうーのよ!」

あっと、メグは思った。
抑えなきゃいけなかったのに…。
それは自分の悪いところなんだとおもった。
こっちは彼女の言葉で気を悪くして、それであんなにかっとなった。
ただ、もっと大人しく言っても良かったのに。
流石にあっちも気を悪くしてるだろう。そう思った。

「悪いだなんて思わない。私は正しいことを言ったの。気味悪いから何って…ただそれだけよ。」

顔は変わっていなかったけど、彼女の言葉は震えていた。
平然を、必死に装っているのが伝わってきた。

Re: 主はそれを運命と呼ぶ 夢喰らいと悪魔憑き ( No.27 )
日時: 2011/12/25 12:06
名前: よく脛ばかり蹴られて痛い男 (ID: VlEkFmzy)


 やあ

 今日から僕は『スネオ』だ!


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