複雑・ファジー小説

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ライオンさんとぼくのお話【オリキャラ募集】
日時: 2014/05/22 20:19
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

こんにちは!モンブラン博士です!今回はずっと前に連載していたライオンさんとぼく。のリメイク版を書きたいと思います。
前作の反省を生かし、末永く続けたいです(笑)

第1話>>1 第11話>>15 第21話>>26 オリキャラ応募用紙>>37

第2話>>2 第12話>>16 第22話>>28

第3話>>3 第13話>>17 第23話>>29

第4話>>4 第14話>>18 第24話>>31

第5話>>5 第15話>>19 第25話>>32

第6話>>6 第16話>>20 第26話>>33

第7話>>7 第17話>>21 第27話>>35

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第9話>>9 第19話>>23 第29話>>38

第10話>>14 第20話>>24 第30話>>39

来てくださった大切なお客様

みにょさん、 陽乃悠飛さん 、愛欄さん

まどかさん 壽さん

Re: ライオンさんとぼくのお話 ( No.21 )
日時: 2014/05/14 18:00
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

第17話

次の日。

「和人くん、きみにお願いがある」

「なんでしょうか」

「クッキーを買いに行ってくれないかな」

そんなの、自分で買いに行けばいいじゃないですか。

ライオンさんはその返事にニコニコ。

「確かにそのとおり。でもね、よく考えてごらん」

ライオンさんがぼくに顔を近づけてくる。

「私が買いに行ったらどうなるかな」

ぼくの頭の中で一瞬で式ができた。

買い物に行く→通報される→動物園行き

「さて和人くん。どうする?」

「わかりました!ぼくが買いに行きます!」

「偉いぞ、和人くん。それでこそ男だ!」

うまくいいくるめられた気がする・・・・・。



「うむ。どうしてクッキーはこんなにおいしいのだろうか」

ライオンさんはぼくが買ってきたクッキーをおいしそうに食べ始めた。

それにしてもクッキーを食べるライオンだなんて聞いたことがない。

「私は普通のライオンではないのでね。それと、きみも食べなさい」

ライオンさんは意外にもぼくにクッキーを分けてくれた。

「ありがとうございます」

「お礼いえるとはいい子だね。またきみを見直したよ」

ニコニコと笑うライオンさん。

ぼくも少しだけライオンさんを見直したよ。

Re: ライオンさんとぼくのお話 ( No.22 )
日時: 2014/05/14 20:02
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

第18話

ぼくはよくねこみたいな顔だといわれる。

目が大きくて鼻があまり高くないぼくの顔。

目がくりくりして大きいことと鼻があまり高くないことがぼくのコンプレックスだった。

「和人、おまえって猫みたいな顔してるよな」

「どういう意味?」

「おまえって目でかいし、色白だし、鼻低いし、髪の毛だってハネててネコ耳みたいじゃん。
にゃんっていって見ろよ、ホラ!」

「にゃ、にゃん!」

「マジでねこみてぇ。ヒャハハハ!」

「・・・・」

「見ろよこいつ、今にも泣きそうじゃん。ホラ、もっとマネしろよ。よつんばいになってさ」

「にゃん、にゃん、にゃん!」

「「「ははははははは」」」」」

「なるほど・・・それはかわいそうに」

このことをライオンさんに話すと彼は慰めてくれた。

「ネコだなんて、酷いですよ」

「それはちょっといいすぎじゃないかな」

ライオンさんは少し不機嫌そうな声で言った。

どうしてですか?

「考えてみたまえ、ネコ科最強の動物が目の前にいるのにどうしてネコの悪口をいうのだね」

あ・・・・。

ご、ごめんなさい。

「もういいいさ。過ぎたことだから気にしないよ」



パパとママにこのことを話すと意外な返事が返ってきた。

「和人はやっぱりソックリなのだ♪」

「そうねぇ。似ているわねぇ」

えっ?誰に似てるの?

「和人くんなのだん♪」

和人くんってパパが大好きなアニメのキャラクターの和人くんのこと?

ぼくが尋ねるとパパとママは嬉しそうにうなずいた。

「そうなのだ。和人、お願いがあるのだ」

なに、きゅうに・・・

「和人は、サッカー部に入るのだ♪」

ぼくは一瞬頭が真っ白になった気がした。

サ・・・サッカー!?

ぼく、サッカーなんて興味ないし、やりたくないよ。

「和人はパパのお願いを無視するののかなのだ?」

ギロリとパパの目が光った。

怖い。怖すぎる。これはなにがなんでもサッカー部に入れたいという目だ。

そ、そんなぁ。ぼく・・・・

「和人、サッカー部に仮入部してみるだけでいいのよ。1日入っていやならやめたらいいわ」

ママの言葉でぼくは入ろうかなという気になった。

Re: ライオンさんとぼくのお話 ( No.23 )
日時: 2014/05/14 20:00
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

第19話

サッカー部か・・・どうしようかな・・・

「和人、なにか悩み事でもあるん?」

声をかけてきたのは、幸村 神楽(ゆきむらかぐら)さん。

ぼくのクラスメートだけどあまりなじみがない。

でも、話しかけてくれたのだから、ぼくの悩んでいることを話してみるのもいいかもしれない。

「・・・・というわけなんだ」

「なーんだ。それなら入りな!うちもサッカー部やで!」

ぼくより背の高い幸村さんはぼくの頭をなでた。

「へーっ、和人って髪さらさらしてるんやね!」

そのせいで、ぼくはパパにいいこいいこされているんだけど・・・(汗)



「あ・・・あのっ、仮入部をしにきました!」

ぼくが幸村さんと一緒にサッカー部に向かうと、茶色の髪の男の子が振り向いた。目が少し半開きで色白な子だった。

「きみは和人くんですね。ぼくは、星野です。星野天使」

て・・天使!?

世の中にはすごい名前の人がいるんだなあ。

「目が大きいと悩んでいる和人くんに嬉しいお知らせがあります。
ぼくはきみよりもっと目が大きいんですよ!」

そういったとたん、パッと目を見開いた。

まるで少女マンガに出できそうなキラキラ目を輝かせる星野くん。

大きいのは大きいけど、きみは逆さまつげだし、女の子みたい・・・

「ぼくは男の子ですよ!女の子じゃありません」

そうだね。ごめん。

「いえ、気にしていません。まえは可愛いってよくいわれたのですが、最近はそれを通り越して『女の子みたい』といわれていますので慣れっこになりました。ちなみにぼくにあった人の約8割が女の子って回答をしています」

そ・・・それはすごいね。

きみをぼくのパパに会わせたいよ。ぼくのパパはぼくにコスプレさせるのが大好きなんだよ(涙)

Re: ライオンさんとぼくのお話 ( No.24 )
日時: 2014/05/15 07:10
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

第20話

「おう、チビ天使とネコと関西弁女か」

ぼくたちが話していると突然ガラの悪い人がやってきた。

「チビはひどいですよ!」

星野くんが反論する。

「うっせぇな。髪ひっぱんぞ」

言う前に星野くんの茶色のつやつやした髪をひっぱる彼。

「い・・・いたいですよ。放してください!」

「ったく、マネージャーのくせにチンタラしてんじゃねぇぞ!」

パアンという乾いた音が響いた。

彼が星野くんの頬をひっぱいたいたのだ。

色白の星野くんの頬が赤く染まる。

「もう一発くらいたくないなら、早くドリンクもってこい!」

ひ・・・ひどい、この人・・・

「あ?おまえら、なんか文句でもあんのか?」

い、いえ、なんでも・・・

「おまえら新入部員だな。ならグラウンド&外周それぞれ20周!」

に、20周〜!?

「つべこべ言わずに、走れってんだろ!」

は、はい〜!

ぼくたちふたりは制服のまま外周に向かった。

そのときだった。

「きみたち。待ちたまえ」

ぼくたちの前に堂々とした男の人が立ちはだかった。

顔はふつうだけど、目にはただならぬ覇気が感じられる。

「きみたちは新入部員だね」

はい、そうですが・・・

「この外周を命じたのは。誰だね」

えっと・・・

「早く走れってんだろ〜っ」

さっきのガラの悪い人が追いかけてくる。

ひっ、殴られる、走らないと!

ぼくたちが走ろうとすると、その人が大きな手でそれをさえぎった。

「ここにいなさい。私の後ろにいれば絶対に安全だ」

言われるがままに後ろにいると、

「キャ・・・キャプテン!?」

ガラの悪い人の声色が変わる。

「おまえはなぜ、彼らを殴ろうとしている」

「そ、そいつら新入部員のくせに走ろうともしないんだぜ!一発殴らせろよ」

「そうか・・・・おまえの言い分は確かにわかる。だが、彼らにも走れないわけがあるのだ」

「わけなんてきいてられっかよ!殴らせろよ!」

「断る。彼らもきょうから我々サッカー部のメンバーだ。
サッカーはチームワークが大切だ。
つまり我々は家族同然の深い絆で結ばれているのだ。
その家族をおまえは殴るのか。チームワークを乱すようなことをするのか」

「・・・・・キャプテン」

「わかったのならよろしい。我々サッカー部員は深い友情で結ばれていることを忘れるな」

ガラの悪い人をとおりすぎていくキャプテン。

なんてカッコイイ人なんだろう・・・

しばらく呆然としていたぼくたちだけど、ふいにガラの悪い人に襟首をつかまれた。

「てめぇら・・・キャプテンに何を言いやがった?!」

ぼ、ぼくたちは何も・・・

「フッ、そうなると思った」

いつのまにか、キャプテンが彼の後ろにいた。

「ヒッ・・・お、お許しください・・・」

「おまえは大切なチームメイトをいじめた!よって、退部してもらう!!」

Re: ライオンさんとぼくのお話 ( No.25 )
日時: 2014/05/15 17:14
名前: 陽乃悠飛 ◆DNNTFPfZVg (ID: YiQB1cB2)
参照: haruno yuuhi

モンブランさん

こんな奴でよければ...
なんかこっちが嬉しいです(〃ω〃)


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