複雑・ファジー小説
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- 異能探偵社の日常と襲撃【3/24up】
- 日時: 2015/03/24 01:31
- 名前: るみね (ID: L1jL6eOs)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=16823
【軍警】が闊歩し【マフィア】が暗躍する都市__【帝都】
ニ年前__【帝都】の裏街を支配していた組織【亡霊】
表向きは【軍警】によって 滅ぼされたその組織は実際には【帝都】のとある小さな探偵社によって潰された。
【異能探偵社】__
探偵社と名乗るものの彼らは普通の組織ではない。
全員が通常では説明する事の出来ない【異能】を有した武闘派集団。
今日も【探偵社】を尋ねて依頼人が事務所の扉を叩く……
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いらっしゃいませ♪
不定期更新、長期逃亡の常習犯のるみねです。
前作【××異能探偵社××】の続編になりますので、登場人物や世界観に関して説明不足になるかもしれません。
そこで募集したオリキャラもまた使わせて頂くと思います。
今回は【短編集風】になると思われます。
×××注意事項×××
■更新不定期。続けるつもりですが保証出来ません。
■自己満足の塊。
■登場人物はかなり多い(予定)です。
■荒らし禁止!
■とある漫画の設定から触発されてやってます。
■こんな感じです。わかる人は元ネタ分かると思いますが、日本を舞台にした能力ファンタジー物を目指します!
オリキャラ募集用紙 >>006
頂いたキャラ
葛城響 >>007 隆崎天光 >>008
国見翼 >>012 小野寺鮮花 >>013
賢木蓮璃 >>017 一ノ瀬隼 >>020
オリキャラを下さった皆様ありがとうございました!
採用出来なかった皆様、申し訳ありません!
もうちょっと軌道に乗ってから二次募集も検討しておりますのでその時にでもお願いします。
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【資料】 >>005.>>024
月曜日【出会い】 >>002.>>004
日曜日【序章】 >>011
火曜日【日常A】 >>016
【日常B】 >>027 【襲撃B】>>028
【日常C】 >>029
【日常D】 >>030.>>031 【襲撃D】>>032
【日常E】 >>034.>>035
【日常B②】>>036.>>038
【間章】 >>039
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【お客様】
ブラッドオレンジ様、エルモ様、宇宙様、雨様、リグル様、蓮楓様、パーセンター様
夏希様、大関様、siyaruden様、カルム様
- Re: 異能者の日常と襲撃【12/7up!】オリキャラ募集終了。 ( No.23 )
- 日時: 2014/12/10 19:00
- 名前: 蓮楓 (ID: bh4a8POv)
わーい、正直不採用されるくらいのつもりでいたので採用していただいて凄い嬉しいです。
性格の再現なんてコミュ力高めのギャルまでいかないjkが武器と下心と日光にアレルギー反応起こしたと思えば簡単ですよ、多分。
あと異能の制限は問題ないと思います、その、制限のかけ方が思い付かなかったので書けなかっただけなので…
では、ちらちら見ながら応援してますのでがんばってください!でも、こういう応援プレッシャーに感じて、この寒さでお体壊さないように気をつけてください!
- Re: 異能者の日常と襲撃【12/7up!】オリキャラ募集終了。 ( No.24 )
- 日時: 2014/12/15 23:54
- 名前: るみね (ID: kzWZEwhS)
- 参照: 前回皆様が送ってくれたオリキャラさん達を勝手にまとめました←
×××登場人物 02×××
■篝火 創平/カガリビ ソウヘイ 【男/21】
”異能探偵社”に所属する”異能者”
短髪に活発なスポーツ系男子。基本誰とでも仲良くなれる好奇心旺盛の青年。馬鹿。
テンションが常に高め。桃矢が入って来ても相変わらず下っ端。
【談論風発/ダンロンフウハツ】
声を発する事で弾丸のような突風を発射する。声が大きくなればなるほど威力は増す。
■根岸 太一/ネギシ タイチ 【男/23】
”異能探偵社”に所属する”異能者”
短髪に褐色の目にトンボ眼鏡。猫背。冷静だがやや短気。お節介焼きで無理無茶が嫌い。
能力をシロアリと呼ばれるのを嫌う。
【星火燎原/セイカリョウゲン】
小さな虫のような生物「揺光」を召還、使役する。
■暮葉 紅魅/クレハ コウミ 【女/25】
”異能探偵社”に所属する”異能者”
腰までの茶髪のストレート。赤が基調の装束を好んで着る。
狗木の同期。基本緩くて気さくで親しみやすい性格。
能力のせいで打たれ強さは皆無だが空手が強い。
【五里霧中/ゴリムチュウ】
自身の身体を透明に近い煙に返る事が出来る。
■能登 潤/ノト ジュン 【女/23】
”異能探偵社”に所属する”異能者”
紺のショートボブで小柄な女性。弱気な表情と対照的に性格は強気で短気。
何事にも見返りを計算して行動する。趣味は弱い者虐めで桃矢はしょっちゅう弄られる。
【快刀乱麻/カイトウランマ】
自らの爪を刃に変化させる。罠にもなる。
■赤嶺 徹/アカミネ トオル 【男/22】
”異能探偵社”に所属する”異能者”
茶髪に赤目で、長身の男性。人を食ったような掴めない性格。からかい癖もあるが基本面倒見はいい。
相変わらず牡丹にいろいろ使われてる苦労人。
【以心伝心/イシンデンシン】
対象の思考や心を読む事が出来る。
■白縫 喜八郎/シラヌイ キハチロウ 【男/24】
軍警に所属する”異能者”
茶髪に茶目の男性。表向きは誠実なお巡りさんだが、裏では殺人もいとわない狂人。
軍警の下っ端だが犯罪に手を出している危険人物で、異能探偵社を邪険に思っている。
【諸行無常ショギョウムジョウ】
他人の精気を奪う事で半永久的に生き続ける。
■八千草 雨季/ヤチグサ ウキ 【女/27】
軍警に所属する”異能者”
スレンダーな黒髪美女。規律に厳格であり、不正を良しとしない。
軍警内でそれなりの地位にいる。異能に対して苦手意識がある。
【感傷主義/カンショウシュギ】
痛みを媒介に他人の意識に侵入する。
■零蝉路 ヱン/レイゼンジ エン 【男/23】
軍警に所属する"異能者"
銀の瞳に二つに結んだ髪型、キャスケットのスタイル。絵と謎が大好き。
夜行性で寝起きが悪い。大地に憧れている。
【権謀術数ケンボウジュッスウ】
催眠で人を操る。
■相沢 詩音/アイザワ シオン 【男/21】
軍警に所属する"異能者"
色素の薄い茶髪に瞳のスレンダーな体格。自由奔放で気さくな印象だが裏では計算高い。
桃矢を嫌っていたが、今は大貫について探偵社と関わるうちになくなっていった。
【橘詭変幻/ケッキヘンゲン】
五感に偽の情報を認識させる。
- Re: 異能探偵社の日常と襲撃【12/7up!】オリキャラ募集終了。 ( No.25 )
- 日時: 2014/12/15 23:57
- 名前: るみね (ID: kzWZEwhS)
>>蓮楓
返信遅れました。
いや、それ結構難s((殴
異能等含めうまいこと調整させてもらいますm_ _m
いえいえ、応援は嬉しいです!
ただその応援に答えるまでの反応が凄く遅いですが、
基本馬鹿は風邪引かないので大丈夫です←
- Re: 異能探偵社の日常と襲撃【12/7up!】オリキャラ募集終了。 ( No.26 )
- 日時: 2014/12/26 01:08
- 名前: カルム (ID: Ku3ByRAK)
友人に言われ見に来ました、とても読みやすくていいですね!これからも待ってます
- Re: 異能探偵社の日常と襲撃【12/7up!】オリキャラ募集終了。 ( No.27 )
- 日時: 2015/01/13 23:14
- 名前: るみね (ID: fYloRGSl)
- 参照: お久しぶりです。無理があるとか言わないで。
【日常B】 =猫の目=
牡丹や徹、大地や千鶴たちがいなくなった喫茶【猫の目】。
朝食をとっていた女性も席を立ち、店内に残ったのは創平と潤以外には常連客の男性や老紳士とあわせて4人だけになった。カウンター裏では清子ともう一人のウエイトレスの女性が朝食の皿の片付けや紅茶を入れている。
店の壁の棚に置かれたラジオから控えめの音量で今日のニュースを読み上げられるのを聞きながら潤は紅茶のおかわりを貰う。
____未明、釟区で発生した強盗事件の犯人はいまだ逃亡中です。犯人の2人組は銃を所持しており……
「あぁ、なんか軍警がここら辺でも動いてましたね」
「こんなニュースがあるのに、ここは暇ね……」
ぽつりと呟かれた言葉に創平は頷いた。
「……言うなよ、潤さん。分かってるから」
創平の言葉に潤も苦笑する。
「そんなのんきでいいの?依頼来るかもよ?」
はい、とお変わりの紅茶を差し出しながら清子が微笑んだ。
「いいんっすよ。事務所には修兵さんが戻りましたし」
創平のあっけらかんとした言葉。
「あんま先輩困らせないようにね」
「わかってます!」
敬礼付きの創平の返事に清子はフフッと笑った。その可愛さに創平は自分の頬が熱くなるのを感じた。
「清子ちゃん、こっちにもお願い」
隅のテーブルで新聞を読んでいた男性客に呼ばれて、清子は創平達に会釈をすると席を離れた。
「……残念そう」
ひやかしが混じった潤の言葉に創平はブンブン首を振った。
「まぁ、なにもないのは確かにつまらないね」
清子が出してくれた暖かい紅茶をすすりながら潤はぼそっと呟いた。
「依頼がないのは問題だけど、平和なのはいいことよ?」
そう声をかけたのは清子と一緒に猫の目でウエイトレスをやっている浅葱つる子だ。
ひとつに結った黒髪に細身のシルバーぶちの眼鏡、泣きぼくろが特徴な大人しめの女性で、清子よりも前から猫の目で働いており常連である探偵社とも仲がいい。
こうして客が減った時間帯だとよく探偵社達にお菓子をサービスしたりしてくれるのだ。
「まぁ、そうですけどね」
つる子が出してくれたサービスのクッキーをありがたく貰いながら創平は言う。潤も少し悩んでからアーモンドの混じったバタークッキーをとった。
「つる子さん。あんまサービスしなくていいのよ?事務所帰らなくなっちゃうんだから」
清子が咎めるように言ったがあまり強くは言わなかった。
「すいません」
そういいつつ潤はもう一枚クッキーを貰う。
「ランチ用の卵なくなりそう……」
カウンター裏の冷蔵庫を見ていた清子が呟くとつる子は顔を上げた。
「買ってくる?」
「あ、私行きます。お店お願いします」
猫の目の制服である黒いエプロンを脱ぐと、清子は動こうとするつる子を制して軽い足取りで店を出て行った。
「清子ちゃんいると楽ね」
「つる子さんものんきですね」
「この時間は私ものんびり出来るのよ。ね、日向さん」
テーブル席の老紳士がつる子の言葉で微笑んだ。
「なんかないのかしらね」
そう言うつる子の言葉に創平は苦笑した。
「つる子さんも好きですね」
「あなたたちの報告会とか聞いてると楽しそうで」
「楽しいだけじゃないっすよ?」
「ホントそれ」
潤が同意した時に猫の目の扉の入り口のベルが鳴った。
「いらっしゃい♪」
つる子が明るい声で対応に行った。
「それよりも目下の興味は牡丹さんの彼氏よね」
潤の面白そうな言葉に創平が反応した。
「あ、あれってホントなんですか!」
「結構イケメンだったわよ」
「見たんすか!」
「でも、牡丹さんかなり無茶してたけどね」
「どういうことっすか」
「仕事から性格までかなりネコかぶっててちょっと面白い」
含み笑いで話す潤の情報に創平が思わず叫ぶがガシャンと言う金属音で中断された。
「!?」
驚いて振り返るとつる子が震える両手を上げていた。
見れば新しく入って来た男性客二人がつる子に銃を突きつけていた。
「動くんじゃねぇ……」
低い男の声に創平たち以外の客も気づいた。
2人組、銃——。
その少ない情報だが創平と潤の頭の中でついさっきのラジオの強盗犯の話が思い出された。
「ったく、気づかないでいれば良かったのにな……」
察しが良いつる子はどうやらなにかのきっかけで彼らが犯人だと気づいてしまったらしい。
「おぉ、おぉ。よく襲われるな。ここ」
創平は二年前に桃矢が関わった猫の目襲撃事件を思い出す。
「暇じゃなくなったわね……」
「なに話してんだ!」
つる子に銃を突きつけた男が叫ぶ。
その不安定な言葉に潤は男達が正常な精神状態でないと感じ取った。
「創平のはだめ。周りに人がいる……」
微かに息を吸った創平に潤が小声で言った。
他の男性客や老紳士も唐突の出来事に固まっている。
「なんで猫の目はこう巻き込まれるかな……」