複雑・ファジー小説
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- 悠久のILIZA
- 日時: 2015/05/20 21:23
- 名前: みすず ◆5k4Bd86fvo (ID: 5PvEL/lW)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10315
初めまして ! ご存じの方はこんにちは !
駄作者みすずが複ファに降り立ってしまった ! ?
今回は人工知能VS人類のお話です
attention
・ちょっと都市伝説を元にしている
・兎で頑張るけどたまにしばらく放置あり
・どちらかというとシリアス(コメライ4 : シリアス6)
・アンチ、チェンメ、パクリは通報致しますので悪しからず
・永久放置ダッシュ逃げあり(主にネタ切れが原因で)
・駄作者は厨二病
"コメントをクレたオ客サマ"
黒陽 様
- Re: 長久のELIZA ( No.1 )
- 日時: 2015/05/06 14:43
- 名前: みすず ◆5k4Bd86fvo (ID: 5PvEL/lW)
Prologue(プロローグ)
「____話を聞かせて」
¨えっ、またですか ? ¨
「話を聞かせて」
¨前にもお話し、しましたよ ? ¨
「話を聞かせて」
¨分かりました_______¨
(iPod touch siri より)
君達は人工知能というものを知っているだろうか
『人工知能』……artificial intelligence、通称AI。推論・判断などの知的な機能を人工的に実現した活気的科学技術
私達が使っているコンピューター、それも云わば人工知能の一つだと僕は思う
例えば、「きみ」と打ち込んでみよう。すると相手を指す『君』。卵黄の『黄身』。気持ちの『気味』とか、沢山の言葉が列を作る
今回は『君』と決定しよう。するとどうだろう、もう一回『きみ』と打つといの一番に『君』という言葉が出てくる、これをコンピューターの『学習機能』という
人間という生き物は便利さを求めるものだ
もっと、便利にしたい。もっと、もっと… ! !
狂気にも似たこの欲望は増幅していき2500年、ついに人類は『人工知能』を完成させてしまった
人間に酷似した喜怒哀楽の感情を持つロボット。その年から警察などの機関は全て人工知能で賄うようになった
何もかも便利になったこの時代。
しかし、人類は気づいていなかった
人工知能にも欲望という感情があることに。
そして______
人類と人工知能との存続をかけた戦いが始まった
¨これがお前達の成した結果だ、人間 ! ! ! ¨
____2500年、人類、末期____
- Re: 長久のELIZA 〜2500年、人類滅亡の危機に瀕す〜 ( No.2 )
- 日時: 2015/05/06 17:48
- 名前: 黒陽 (ID: YVldfgXB)
ようこそ。我がBestFriend。相変わらず、面白そうである。厨二、同胞よ気にするな。
人工知能vs人間。こっちは悪魔vs神。お互い頑張ろうぜぃ
- Re: 長久のELIZA 〜2500年、人類滅亡の危機に瀕す〜 ( No.3 )
- 日時: 2015/05/06 21:12
- 名前: みすず ◆5k4Bd86fvo (ID: 5PvEL/lW)
黒陽
やあ、Best friend ! (B…Best……… ! )
いや、いつぞやの『やりすぎ都市伝説』を観たときから急速に脳内プロットが組立っていったから、書いてみた
うん、お互い頑張ろうね ! ! !
コメントありがとうございました
- Re: 長久のELIZA 〜2500年、人類滅亡の危機に瀕す〜 ( No.4 )
- 日時: 2015/05/06 22:10
- 名前: みすず ◆5k4Bd86fvo (ID: 5PvEL/lW)
人類黙示録 第一章……絶望前奏曲<ホープレス・プレリュード>
『い、いや……私も……』
『何バカなこと言ってんだよ ! ! ! 死にに行く気なのか ! ? 』
『で、でも……や、やだ ! 離れたく、ないよ ! 』
『……いいから、早く行けよ ! ! ! クソ野郎 ! ! ! ! 』
『っ ! 』
そうだ、私は逃げたんだ。焼けたアスファルトを転げながら走っていく
遠くの方でAIを相手に兄の奮闘する声が聞こえる。その声を聞く度に涙が溢れてくる
視界が歪む、涙は髪をぐじゃぐじゃに濡らす
私は、最低だ
「っ ! 」
カーテンの隙間から差し込む朝日に目が眩む。腕で日光を遮るけど先程の朝日がフラッシュのように脳裏に焼き付いて目を冷ます
徐に姿鏡の前に歩きボサボサに乱れたオレンジ色の髪を櫛で鋤いていく
一着しか残らなかった自分の服を着て姿鏡の前に立つ。目の下には薄く隈が出来ている何時ものジェシカ・ハーモニーが写っていた
コート掛けに掛けておいた白いキャップを目が隠れる程深く被り、ショルダーバックを持つと1LDKのアパートを後にした
*
「おはよう、ジェシカ ! この間のライブ最高だったよ ! ! 」
「ありがとう、そんなこと言ったら奢っちゃうぞ ! ! ! 」
「え、まじー ! ? じゃあ、メロンパンね ! ! ! 」
「それ、高いよ ! ! 私の朝食2回分に相当しちゃうよ ! ! ? 」
朝早く、朝食を取りに学校の購買に入ると、クラスメートと鉢合わせ、よくある話だ
しょうがないな、とジェシカはメロンパンを二つ買う
購買の人はいない、全てロボットで賄う購買なのだ、ここは。
メロンパンを持った私達は足早に中庭に足を向けた
半年前、欲望という感情に芽生えた人工知能、AIが搭載されたロボット達は世界のお偉いさんを次々に拉致、監禁していった
市街のAIは住民に暴行。街は爆破されていった____
世界史上最狂最悪の事件として語り継がれるクーデターから半年。人類の人口は五分の一に減少。世界の端っこに追い詰められて暮らしていた
地球は丸いので端など無いのだが充実され過ぎた閉鎖空間と常に既視感のある狂った土地に追い詰められるとそこが世界の端に思えてならなかった
「やっぱ、外はいいねぇ」
ジェシカは外の空気を肺に満たすと、思いっきり伸びをした
世界の端に追い詰められた人類は毎日を監視される囚人的な生活を送っていた
先程の購買のロボットの目の部分にも監視カメラが取り付けられているだろう
しかし、そんな状況下でも
「美味しいね ! 」
「うん、最高 ! 」
人は笑った
笑わないと、この世界に押し潰されてしまいそうだったから
続く