複雑・ファジー小説

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メルヴィユーモンド ~子供達と世界の真ん中~
日時: 2017/02/22 01:22
名前: 花月 (ID: HYBdaZWe)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi

どうも、筆者の花月(はなつき)です!
私には多分、文才がありません!(人によるけど)
ご了承下さいm(_ _)m
100%オリキャラです。苦手な方は戻って、どうぞ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
少年は希望を捨てない
少女は全てがわからない

未来を信じて歩いている
心も夢も現実も自分も

全ての世界を変えるため
なら何で生まれたの?

明日の世界は何があるかな
見えない答えは見えなくていい

君はどんな事をしてるのかな
あなたと私は変わらなくていい

思ったことははっきり言いたい
はっきり言って どうだっていいの

世界が戻ればそれでいい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目次

登場人物設定>>1-4

A型の人もA型じゃない人も両方の為のA型の人が作ったとってもA型の人らしい血液型付きみんなのプロフィール ~つまり作者はA型です~
>>21
コンビとか作ってみた >>24

ヴォアの属性人形の詳細 >>28

本編!↓
第1章 「世界の旅人さん」

第1話 >>7 第2話 >>8 第3話 >>9 第4話 >>10 第5話 >>11 第6話 >>12 第7話 >>13 最終話(1)>>14 最終話(2)>>15

第2章の前に>>16

第2章 「なくさないように」

第1話 >>17 第2話 >>19 第3話 >>23 第4話 >>25 第5話 >>26 第6話 >>29 第7話 >>30 最終話 >>31

第3章の前に>>32

第3章 「手放すか」

第1話 >>33 第2話 >>34 第3話 >>35 第4話 >>36 第5話 >>37 第6話 >>38

舞台裏 (メタ発言注意)
1、美味しそうなお料理事件 >>20 >>22
2、ヴォアの部屋 >>27
3、メルモンでコピペbot的な何か >>39
4、メルモンでコピペbot的な何か2 >>40←おにゅー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
更新日は毎週月曜日と土曜日(たまーに日曜日)です!日曜日書く日は土曜日に報告します!それまで感想書くなり見直すなりゆっくりしていってね!あと、更新の時間帯もバラバラなので、ご了承を。

花月「更新大遅刻は日常茶飯事DA☆」

〜OSHIRASE〜
「小説イラスト掲示板」で、この小説のキャラのイラストを投稿し始めました!
これでキャラの雰囲気とかイメージとかはバッチリ!だと思うお!
「メルモンのキャラ」っていう題名で、もちろん名前も「花月」です!


〜そのまたのまたお知らせ〜
もういっちょ小説始めました。上に書いてあるURLから飛べます。ペンギンでも飛べます。

第2章 「なくさないように」 ( No.31 )
日時: 2016/06/18 23:10
名前: 花月 (ID: gb7KZDbf)

最終話

戦わなきゃいけない。
僕たちはそのために異世界へ来てるんだ。
でも、怖い。
あんな大きなマモノなんて、あの頃以来…

エトワール「…先輩?」
ヴォア「…?」
シエル「…ん? あ、いや!なんでもない!それより行こう!大将さんのお出ましだよ!!」

でも…戦うよ。この世界の為に。

エトワール「…そう、ですね!行きましょう、ヴォアさんも!」
ヴォア「…言われなくてもわかってる」
シエル「よし!じゃあささっと作戦会議だよ!」

誰かがやらなくちゃ、絶対何も変わらない。
あの頃みたいに、怖がってちゃダメなんだ。

移動中に作戦会議は行われた。
第1の目的は、「マモノをあまり移動させない様に戦う」。
3人でマモノを囲む様にして攻撃すれば、周りにも被害が及ばず、横幅も広くなるから自分たちもやりやすいと思ったからだ。

気づけばもうさっきの受付の場所。
僕は2人に合図をかけ、門を開け、猛ダッシュでマモノを囲んだ。
そしてヴォアの魔法の「テレパシー」で作戦の確認をする。

シエル「よし!ここまでは順調だね!」
エトワール「予想以上に…大きいです…」
ヴォア「倒せばいい」

シエル「一同、襲撃開始!!」

僕はマシンガンで頭を狙い、ヴォアは氷魔法で腹を狙い、エトワールは短剣で足を狙う。

運が良かったのか、周りにマモノはいなかった。

ボス「…………」

しかし、ボスマモノは一切喋らない。
すると!


ドゴオオオオォォォォォォォ!!!!!!


ボスマモノがいきなり、地雷を踏んだ。
それもとてつもない勢いで、僕たちも砂吹雪で前が見えなくなってしまった。

下を見ると、地面に大きなヒビが入っていた。
まずい。このままじゃ、他の建物にまで被害が広がっちゃう…!
僕はテレパシーで、ヴォアに話しかける。

シエル「ヴォア!攻撃できる!?今頼れるのは君しかいないんだよ!!」
ヴォア「…できるわけないじゃん…!前が…見え……あぁっ!!」

同じく砂吹雪に苦戦していたヴォアが、突然悲鳴を上げた。
そこでテレパシーは切れてしまった。

シエル「ヴォア!?ヴォア!!?どうしたの!?ヴォア!!」

怖い。
どうすればいいんだろう。
エトワール…エトワールは!?
でも、テレパシーも切れちゃってるし、砂吹雪は勢いを増している。とても様子を見に行ける感じじゃない…

シエル「うぅ…うあっ!!」

突然、目の前に物が飛んできて、僕の頭に当たった。僕はその衝動でふっ飛ばされた。痛い。視界が赤い。
意識がもうろうとして来た。結局…僕は……


ザシュ ザシュ!

シエル「…!?」

今、何が…?
いつの間にか、砂吹雪は収まっていた。


「はれ?シエルはん、どないしてここにおるん?」

シエル「え…?」

背後から声がした。
後ろを振り返ると、マイカがいた。
それもいつもと違う、立派な弓と、矢がパンパンに入った細長いカゴを背負っている、1人の戦士だった。

シエル「マイカ…?どうして!?」
マイカ「話は後や!今はこいつをボッコボコのギッタギタにするで〜!!」
シエル「あ、うん!」

まだ大丈夫。まだ勝てる…!
僕は自信を持ち直し、マシンガンを構えた。

ヴォアとエトワールはどこにいるのかわからない。だけど…

シエル「僕が…2人を守る!!」
マイカ「うちも頑張るで〜!!」

2人同時にボスマモノの頭を狙う。
もう全力を尽くすまでだ…!

シエル「うおぉぉぉりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

弾はもう残り少ないけど、やるしかもう方法はない。

マイカ「シエルはん!下がってや!!」
シエル「え?」

後ろを振り返ると、マイカが何本もの矢を打とうとしていた。

マイカ「うちが…仕上げしたるで!」
シエル「…うん、わかった!」

後はマイカに任せ、僕は後ろに下がる。

マイカはすごく力を込めている。
それにとても強いオーラを放っている。
そして、弦を放す。

マイカ「これで…トドメ…やっ!!!」

矢は勢いよく飛び、風を切って見事、マモノの頭部、目、腹に命中した。

ボス「………………………!!!!!!」

ボスマモノは結局何も喋らなかったけど、なんとか倒す事が出来た。

だけど…

バタンッ

マイカ「あっ!!シエルはん!?」

ちょっと疲れちゃった…

〜〜

「…!…い!…先輩!」
シエル「……?」

エトワール「シエル先輩!!」
シエル「うわあぁぁぁビックリしたぁ!!!」
マイカ「わぁえがったぁ〜目ぇ覚めたわぁ〜」
ヴォア「…………はぁ」

目を覚ますと、今にも泣き出しそうなエトワール、やれやれとため息をつくヴォア、本当に安心したような優しい笑顔のマイカがいた。
ここは、旅館だった。

エトワール「シエル先輩ー!!!うわぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
ヴォア「遅い……その…待たせ過ぎだよ…」

エトワールは大泣きして、ヴォアは…心配したと言いたげな態度だった。
仕方ないか。まだ自分の感情をわかってないもんね。

マイカ「シエルはん、おかえり」
シエル「えへへ、ただいま!」


頭には、包帯が巻かれていた。
やはり砂吹雪で飛んできた物で頭を打ったらしい。
ヴォアは、砂吹雪で飛ばされ、建物近くの木箱に当たり、意識を失いかけたらしい。
エトワールは、ボスマモノの1番近くにいた為、地雷を踏んだ時に大きくふっ飛ばされ、建物の屋根にいたらしい。

僕たちはそれぞれ怪我をしたけど、建物は無事だったらしい。

僕たちは怪我の治療の為に、しばらく旅館に泊まっていた。
やがて怪我も治り、いよいよ再発の前日、荷物整理をしていた。

エトワール「シエル先輩、お怪我の方はもう大丈夫ですか?」
シエル「うん、もうスッキリだよ!始めはずっと頭がグワングワンしてたけどね〜 ヴォアは?怪我もう治った?」
ヴォア「…うん」
シエル「そっかー!よかったー!でもエトワールは擦り傷だけで済んでよかったよ。衝撃が弱かったんだね」
エトワール「そうかもしれませんね。ぼく、荷物整理終わりました。何か手伝える事ありますか?」
シエル「おぉ早いねー!じゃあ、ここの荷物ここのポケットに入れて。無理矢理でもいいから」
エトワール「む、無理矢理って… わかりました」

そうして、再発当日…

シエル「エトワールー!ここのポケットギュウギュウで怖いよー!」
エトワール「先輩が無理矢理入れてもいいって言ったじゃないですか!」
シエル「あれ、そうだったっけ?」
エトワール「もう…こういう所だけ抜けてちゃダメですよ?」
シエル「はーい、ごめんなさーい」
ヴォア(立場が逆転した…)

「ガキ、あっぱれだな!」
「助かったよ。あんたらは英雄だ!」
「またいつでも来てちょうだいね」
シエル「えへへ、みなさん、お世話になりました。本当にありがとうございました!」
マイカ「あ〜!待ってや〜!」
エトワール「ん?マイカさん?」

みんなに別れの挨拶をしている最中に、マイカが慌てた様子で飛んで来た。

シエル「マイカ?どうしたの?」
マイカ「あのな、うち、女将辞めるんねん!」

全員「えぇ!?」

マイカ「そんでな、3人共、うちも連れてってや!」
シエル「えぇ!!?」
エトワール「それは…どういう…」
マイカ「あのな、うち、あの時わかったんや。今自分が1番役に立てる仕事は、女将やなくて弓使いやって。あんなに目立てたの、生まれて初めてやねん! せやからお願い。うちも連れてってや!!」

シエル「…うん!大歓迎だよ!これでもっと強くなれるし、仲間も増えるね!」
エトワール「そうですね。ぼくも賛成です。」
ヴォア「…別にいいけど」
マイカ「…!!ほんま!?ほんまにええの!?うわぁおおきに!!」

「小瀬野!」

奥から声がした。
見ると、とても綺麗な服を着た女の人が来た。

マイカ「あ!大女将様!今回は、ほんまにかんにん!わがまま言うてしもうて…」
大女将「…忘れ物どす」
マイカ「え?」
大女将「これ、あんさんの為に作ったんどす。大事に持っとき」

そう言って大女将さんがマイカに渡したのは、小さくて綺麗な貝がらの首飾りだった。

マイカ「お、大女将様、これは…」
大女将「お守りどす。丈夫な貝がらやから、すぐには壊れんと思いますで。せいぜい、死なへん様にな」
マイカ「は…はいっ!!お、おおきに!!」
大女将「ほれ、ちとじっとしてや。つけたるで」
マイカ「え…」

そう言って、大女将さんがマイカに、お守りをつける。
まるで、親子の様な雰囲気だった。

マイカ「わぁ…!ほんまに、綺麗なお守りや…!ほんまおおきに!大女将様!!」
大女将「ほれ、早よ行きな。英雄はんを待たせとるんどすえ。それに、これからあんさんも英雄はんになるんやから」
マイカ「はいっ!!」

マイカはすごく喜んでいる。


シエル「…よしっ 行こー!!」
エトワール&マイカ「おー!!」




うちは最後に、旅館でお世話になったみんなに、手を振った。
みんなが振り返してくれる中、
大女将も、笑顔で手を振り返してくれた。

うちは、この事を忘れない。
このお守りも、絶対、



なくさないように、しなくっちゃ。

〜最終話 END〜
第2章完結ー!!!イェーーーーイ!!!!!
どうしても最終話は長くなっちゃいますねーサーセンm(_ _)m
さて、次の世界は、まさかの戦争だらけ!?
という事だけは思いついております。
疲れた。寝よう。
〜次回予告!〜
明神村に平和が戻り、次の世界へ。
しかし、その世界は、あまりにも恐ろしかった!?
そこで出会う、黒尽くめの少年と見た目からして陽気な少年。
次回もお楽しみに!


感想OK

第3章の前に ( No.32 )
日時: 2016/06/26 14:51
名前: 花月 (ID: ixlh4Enr)

第3章の前に

クオーレお兄さんのお悩み相談室

花月「はいはーい!今回は、第3章の予告編です!今回はみんな大好きクオーレお兄さんが主役です!」
クオーレ「誰 が み ん な 大 好 き だ ク ソ 作 者」
花月「ハーイトゥイマテーン(はーいすいませーん)」

それは、ある朝から始まった。

花月「ってなわけでクオーレ、みんなの悩み聞いてあげて!」
クオーレ「はぁ?ったく、普段リベルタとかを静止(物理)するだけでも一苦労なのによ、なんで俺が全員の悩みを聞いてやんきゃなんねぇんだよ」
花月「悩みを持ったまま戦いに挑むのは、ちょいと危険でしょ?だから、面倒見のいいクオーレに任せようかと」
クオーレ「……ったく…しょうがねぇな。今日限りだぞ?」
花月「いよっしゃあ!」
クオーレ(まぁエトワールとかポレミステースとかも割と苦労人っぽいし、あいつら2人はまずあるだろうな…)

〜〜

クオーレ「ってなわけで引き受けたんだけどよ、」


クオーレ「誰も来ねぇじゃねぇか」

はい、作者が作った提案ですが、誰も来ないという悲しい結果に。
まぁ悩みがないっていうのはいい事なんだけどね。

と、思いきや?


「あれ?クオーレ何してんの?」

クオーレ「ん?あ、悩みか?」

「あ、うん。『お悩み相談室がある』って聞いたからさ、少し寄ってみたんだ。」

ちなみにこの相談室は、仕切り壁がついてて、変声マイクもあるので、プライバシー保護もちゃんとしてある。
クオーレは用意されたメモ帳を開き、ペンを持つ。

クオーレ「んで?悩みがあるんだろ?」
「あ、うん。あのね…」


「ヴォアの事なんだけど…」

クオーレ「お前シエルだろ」

はい、相談開始20秒でバレましたwww

クオーレは持っていたペンを置いて、「だりぃ〜」と呟く。
一気にやる気が失せたのだ。

「え、えぇぇ!!? なんでわかるの!?」
クオーレ「口調と悩みの内容でバレバレだよバカヤロウ」

バレたんで「シエル」って付けますもう。

シエル「ガビーン…」
クオーレ(ってかここの連中個性豊か過ぎだからすぐわかっちまう様な… 特にマイカとポレミステースは…)

この先の出来事をだいたい読めてきたクオーレである。
では、本題に戻って。

クオーレ「で、ヴォアがどうしたんだ?」
シエル「えへへ、あのね…」

シエル「どうやったらヴォアに気持ち伝えれるのかな、って…///」
クオーレ「ん?お前ヴォアに感情教えてるんじゃなかったのか?」

シエル「…そういう事じゃないよー!!(怒)」

はい、クオーレの鈍感パワーが炸裂しましたwww

クオーレ「…? じゃあ何だよ」
シエル「あのね、僕が言いたいのはね、『ヴォアに、僕の気持ちをどうやって伝えればいいのか』って事で…」
クオーレ「…あー、だいたいわかった。 つまり、『恋愛感情』って事か?」
シエル「…うん」

どうやらシエルはヴォアへの想いをどうすれば伝えられるのかという悩みらしい。

クオーレ「うーん、まぁシエルにとっては深刻なんだろうな」
シエル「うん…それにあの子、クオーレ並みに鈍感だからさ、真っ直ぐ言ってもわかってくれるのかなって思うし…」
クオーレ「うーん…でも逆に回りくどい伝え方より、真っ直ぐ伝えた方がいいと思うぞ。あと、俺鈍感じゃねぇよ」
シエル「えー?さっきだって1回勘違いしてたじゃんか!」
クオーレ「うっ… ったく、わかったよ!もういいだろ」

少し脱線しましたが、本題に戻ります。

シエル「じゃあ、真っ直ぐ言えば、ちゃんと伝わるかな?」
クオーレ「多分な。まぁそれはお前次第だけど」
シエル「わかった!僕頑張る!!」
クオーレ「待て、準備というものも忘れんなよ。お前はいつも勢いで突っ走るからな」
シエル「わかってるって!じゃあね!ありがとうクオーレ!!」
クオーレ「おう」

無事悩み解決。メモ帳は真っ白だけど。
持参のホットミルクを飲んで、ふぅ、っとため息を吐く。

クオーレ「やっぱ心落ち着かせるにはこれが1番なんだよなー… ちょっと熱い…」


〜〜
しかしその後、何人か来たが…


「先輩が最近、忘れっぽいんですよ。この先フォローし切れるかなって…」

クオーレ「まぁあいつなら大丈夫だろ。なんだかんだで主人公だし」



「身長が、ほしいっ!!」

クオーレ「よく食べてよく寝ろ。あと『お前がほしいっ!!』みたいな言い方すんな」
「…うわぁ……」
クオーレ「引くな。げんこつ喰らいたいか?」



「……………………………」

クオーレ「…なんか喋れよ」



クオーレ「あいつら悩みが平和過ぎんだろ何なんだよコンチクショウ」

関連タグ:悩みが平和

クオーレ「おいナレーション、勝手に関連タグ作んな」

ハーイトゥイマテーン

「んん?クオーレ、今日は見かけないと思ったらこんな事してたんだ〜 さすがお兄さんだね〜」

クオーレ「何だよリベルタ。こっちはロクでもない悩みばっかで疲れ果ててんだよ」
「何でわかるの!?変声マイク付いてるんだよね!?もしかして…ヴォアちゃんに魔法を教えてもらってるんじゃ…」
クオーレ「うっせぇ誰があんな無言野郎の教え子になるんだバカヤロウ」
リベルタ「相談員なのに相変わらず乱暴だな〜」
クオーレ「はいはい。んで?何か悩みあんのか?」
リベルタ「あ、悩みっていうか要望なんだけど…」
クオーレ「ん?」

リベルタ「ちょっとカワイイ女の子探してくれない?」

クオーレ「……………」

あっ(察し)

リベルタ「いやー、さっき散歩途中でさ、良さげな子見つけたんだけど、話しかけようと思って付いて来てたら、途中で見失っちゃって。それでね…(ペラペラ)」

ガチャ

おや?クオーレが無言で部屋を出てってしまった。
そんな事も気付かずに、話を進めるリベルタ。

あ、クオーレお兄さんの顔に、少しだけ青筋っぽいのが見えた様な…?

クオーレお兄さんが廊下に出て、ある部屋に向かう。
そしてその部屋のドアを開けた。

リベルタ「とゆうわけでクオーレ、ボクに良さげな女の子、捕まえて来てくれ! …あれ?聞いてる?寝てるの?」



ガチャ






クオーレ「いい加減にしろアホキザクソ野郎がーーーーー(°Д°######)ーーー!!!!!!!!!「うをおぉぉぉぉぉぉああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」


えっと…はい、リベルタの要望にクオーレお兄さんがマジギレして相談者の部屋に周ってリベルタに強烈なタックルをぶちかましました。Khaos.

そしてそこへ、

花月「クオーレ?部屋にいなかったkってえぇ!? ちょ、何があったの!?」
クオーレ「あ、終わったか…」
花月「あ…うん……(ア然)」
クオーレ「誰か俺の悩みを聞いてくれる奴いねぇかな…」
リベルタ「……………(気絶)」
花月「ポレミステースにでも…聞いてもらったら?」
クオーレ「あぁ…でも今日は疲れた……」


そうして、クオーレお兄さんのお悩み相談室は、静かに幕を閉じたのだった…
めでたしめでたし。


随分長い予告編になっちゃいましたすいません笑
あの後リベルタはと言うと、1度保健室に運ばれて、その後目が覚めた時に、クオーレお兄さんからみっちりお説教を受けましたwww
そしてお兄さんは、「もう2度とやりたくない」と言ってましたwww


おわれ

感想OK

第3章 「手放すか」 ( No.33 )
日時: 2016/07/10 02:47
名前: 花月 (ID: ixlh4Enr)

第3章 「手放すか」

第1話

あれから僕たちは、始めの森に戻ってなんとか木神さんを見つけて、その日はそこで野宿をし、また別の世界に行った。

やっぱり行き途中の事は覚えてないけど、今回はある広場に着いたようだ。

シエル「うーん…あ!」
エトワール「あ、やっと目が覚めましたか」
マイカ「1番最後はシエルはんやったな〜」
ヴォア「………」

シエル「へ? あー、そうなんだ!」

広場は草原が広がっている。
その他には、何もなかった。

僕たちは、またいつもの様に歩き出す。

広場を出て、住宅街の様な所に来た。
とても静かな場所だった。人がいない。
いや、最初はいたが、僕たちを見た瞬間みんな家へ帰ってしまった。
それに嫌な視線を感じる。
僕たちを警戒しているのだろうか。

エトワール「あの…ここって…」
マイカ「なんか…えらい怖い目で見てはるなぁ…」
ヴォア「…よそ者だからでしょ」
シエル「どうなってんだろ…?」

不安な気持ちになりながら進んで行く。
すると、向こう側から鎧フル装備のお兄さんがやって来た。
いなくなる気配もないから、とりあえず話しかけてみる。

シエル「あ、あの…」

「動くなっ!!」

シエル「はわわわわわわわ!?!?!!?」

まだほとんど何も言ってないのに、いきなり剣を向けられた。
しかもすごく大きい。こんな物で斬られたら肋骨も真っ二つだ。

エトワール「えっと…えっと…!(怯え)」
マイカ「わぁ〜! えらいこっちゃ!」
ヴォア「……!!」
シエル「え、えぇぇ!?」

「お前たち、何しに来た?」

シエル「い、いやぁ、そそそんな事言われても…」

どうしよう、なんかすごい展開になっちゃった…!
本当にどうしたらいいのかわからなくなっていたその時、

???「おい、何やんてんだよ」

シエル(え? もう1人?)

聞こえたのは、もう1人の男の人の声。
あああああどうしよう!?あの人もでっかい剣持ってる〜!!

「あ、クオーレ様、…異世界の者がやって来て」
???「ふー…ん?」

その「クオーレ」という人は、僕たちを見て何か「見覚えのある顔だ」と言いたげな顔をした。
もちろん僕はこの人を全く知らない。

クオーレ「こいつら…確か、明神村を救った奴らじゃないか?」
「えぇ!?あの、今朝から噂になってた…?」

シエル「?」

昨日起こった事なのに、もう異世界で噂になってたの?
…噂の力ってすごい……

エトワール「あ、あの! その…なぜその事を…?」
クオーレ「ああ、今朝貿易の奴から聞いたんだよ。『明神村で、ガキ共が村全体を救った』って。…本当に、お前らなのか?」

シエル「あ、まぁね!いやー、噂ってあっという間に広がるもんなんだね!」
エトワール「先輩!疑いを知らないからそんな事言えるんですよ…! もう…」

また後輩に注意されちゃった。
すると、ヴォアが口を開いた。

ヴォア「…嘘、ついてない」
マイカ「えぇ?ほんまかいな!?」

きっと、能力を使ったんだろう。ヴォアが断言した。
それに目を丸くする2人。

クオーレ「…? お前、占い師か?」
「いや、エスパーかと」
シエル「ううん、この子はね、魔導師さんだよ!」

意外だと言いたげな顔でまた目を丸くする2人。

クオーレ「…とりあえず、立ちっぱなしもキツいだろ。署で話しでも聞くか」
シエル「えぇぇ!!? 逮捕されちゃうの!?」
エトワール「いや、逮捕ではないかと…」
クオーレ「…なんで逮捕になるんだよ。こいつ根もガキなんだな…」

逮捕ではないけど、この2人がいる、「剣警部団」という所に連れて行ってもらう事になった。
幸いにも、場所は近かったからすぐに着いた。

そして2人にあった事全てを話した。
最初は館のお手伝いでいた事。
館に侵入したマモノを駆除した事。
偶然外にいたでっかいマモノも倒した事。
そこでみんなケガをした事。

2人はそれを信じてくれて、しばらく泊めてくれる事になった。
署長さんが結構優しい人らしい。

そして僕たちとその2人は、仲良くなった。

ある日

エトワール「えぇぇぇ!!?じゅ、12歳なんですか!?」
「まぁな… でも、ここにはそんな奴ばっかだぞ?」
エトワール「何をどうしたら…そんなに大きくなれるんですか…?」
「うーん…何をって言われても…」
エトワール「戦争…してたらそうなるんですか…? だったら、ちょっと心配です…」
「いや、そういう事ではないと思うけど…でも、いくら鍛えてても、ケガをした時のショックが強いらしいんだ」
エトワール「え…?」
「クオーレ様も、実は1年前、敵からの襲撃で、腕を骨折してしまって、しかも利き腕の方を… 今まで大きなケガをした事がなかったあの方にとっては、とても大きなショックだったと思う…」
エトワール「そんな事が…あったんですか…」
「今はもう完治してるんだが、あれ以降、戦場に立たなくなったんだ」
エトワール「え、でも、いつも剣を持ち歩いてるじゃないですか」
「あれは本人曰く、『持っていると守りになる』らしい」
エトワール「そうなんですか…」

〜第1話 END〜
はい、1週間と1日遅刻しやがったバカ作者ですwww
すいませんいっつもwww
この話の最後の会話が、この章のカギ(?)を握ってると思います。
すいません国語苦手でw
〜次回予告〜
クオーレの過去のトラウマ
それを直そうとシエルたちは頑張るが、うまくいかない…
それに戦争も続いていく。
しかしその雰囲気をぶち壊すかの様にある風来坊が現れた。
次回もお楽しみに!

感想OK

第3章 「手放すか」 ( No.34 )
日時: 2016/07/17 03:26
名前: 花月 (ID: ixlh4Enr)

第2話

シエル「え! あの人そんな事あったの!?」
エトワール「シーッ! 声大きいですよ!!(小声)」
シエル「あ、ごめん」

ぼくは先日聞いた話を早速先輩に話しました。
予想通り、先輩は目を丸くして驚いていました。
にしてもリアクションが激しいですよ本当にもう…

シエル「でもさ、なんか意外だよね。あんな強そうな見た目で」
エトワール「そうですね…剣を使わなくなったら、どうなってしまうのでしょうか…」
シエル「よし! 直接聞きに行こう!!」
エトワール「えー…」

〜〜

クオーレ「は? …なんでお前らがそんな事知ってんだよ…」
シエル「僕たち心配だよ! このままじゃ、クオーレ辞めさせられちゃうかもしれないよ!?」
クオーレ「…お前らには関係ねぇよ」

やっぱり話してくれなかった。
お堅いんだからもう…

〜〜

僕たちはこのまま放っておくのはいけないと思って、ヴォアとマイカにも話した。

シエル「…って事があったみたい」
マイカ「うわぁ〜…えらい痛かったやろうなぁ〜…」
ヴォア「…だから何?」
シエル「だからね、みんなで『クオーレ復帰大作戦!』っていうのをやってみようと思うんだ!」
エトワール「えぇ!? 先輩そんな『大作戦!』ってぼく初耳ですよ!」
シエル「いーじゃんいーじゃん! 面白そうだし!」
マイカ「うちもええと思うで! ほな、まずは作戦会議やな!」
エトワール「マイカさんもノリ気ですか!?」
ヴォア「…別にいいでしょ。勝手に人巻き込むけど、私はどっちでもいいし」
エトワール「えー…」
シエル「よぉし! じゃあ全員参加だね!」

エトワールは少し呆れ顔だけど、「いいですよやりますよ」と言ってくれた。
そしてヴォアも相変わらず無愛想だけど、満更でもないようだ。

散歩をしていた夜の街、ここら辺にはあまり人がいない。

すると



ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!

ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

カンカンカンカンカンカンカンカンカンカン!!!!


静かだった街は、急に警報で満たされていく。

ヴォア「…!?」
シエル「え…!?」
エトワール「警報ですよ! えっと…えっと…!!」
マイカ「うわあぁぁ〜! やかましいわぁ〜!」

シエル「とりあえず、どこか隠れよう!」

なんでそうしたのかは自分でもわからなかったけど、何かしなければ!
そう思って、街の路地裏に入ろうとした。

しかし、

???「ちょっと!!ちょっと聞いてよー!!」
シエル「え? え??」
マイカ「あ、なんか動いとるで? 暗くてよく見えへんけど…」
エトワール「うーん…」
???「もー… いいからこっち来て! そこの女の子たちも!」
ヴォア「嫌な予感しかしないんだけど…(ボソッ)」
シエル「まぁまぁ…」
???「早く来てよ! ここ危ないから!」

僕たちは知らない誰かに引っ張られて、建物の中に入れられた。

〜第2話 END〜
まず、1週間どサボりでしたサーセンしたー!!m(_ _)m m(_ _)m
なんかもう、もうすぐ夏休みなんで、テンション上がっててゲームやってましたv(どうゆうこっちゃ)
ちなみに今週の木曜日から夏休みです。
そっからは更新まともにやれそうなんでよろしくお願いします!
あとどうでもいいけど最近ダンガンロンパハマり始めました。
あと今回短かった(´・ω・`)
〜次回予告!〜
夜にいきなり警報が鳴り始め、
見知らぬ人にいきなり建物の中に入れられた4人。
そこで4人はこの世界の事情を知る。
それは自分たちが思ってた以上に厳しい世界だった。
次回もお楽しみに!


感想OK

第3章 ( No.35 )
日時: 2016/08/01 23:14
名前: 花月 (ID: ixlh4Enr)

第3話

???「はぁ…みんな大丈夫?」
シエル「うん…なんとか。ありがとう」
???「…あれ? もしかして、異世界の人たち?」
エトワール「あ、はい!」
???「やっぱり!あ、自己紹介だね。ボクはリベルタ・ジェンティーレ。まだ15歳だけどここで1人暮らししてるんだ。キミたちは?」
シエル「シエル・クレールです! それからこっちはヴォア・ラヴィソン! この子人見知りだからさ、自己紹介とか苦手らしいんだ〜」
ヴォア「………」
リベルタ「そっかぁ〜恥ずかしがり屋さんなんだね〜♪(ニヤニヤ)」
エトワール(あれ、この人、本当に大丈夫…?)

【No comment】

マイカ「ほんま怖かったわぁ〜おおきになぁ〜」
リベルタ「いやいや、困っている女性を見ると、自然に助けてしまうんだ。ホント、癖って怖いな〜」

ここはいわゆるリビング。
今さっき家に入れてくれたリベルタという男は5人分のリンゴジュースを机の上に乗せた。
あとさっきのセリフは面倒くさいから相手にしないで置こう。

シエル「とか言って、結局は全員中に入れちゃったじゃん」
リベルタ「うん、まぁそうなんだけど。あ、そうだ。今日はここで泊まってく?いや、泊まって行ってください!」
エトワール「え、それはどういう…?」
シエル「いょっしゃあ!」
エトワール「ノリ気ですか!?」
シエル「いーじゃん!この前の旅館とか、寮とは違って!」
エトワール「えー…」
ヴォア「…………」

この2人のこのやりとりは何回目だろうか。

マイカ「うちも賛成や!ちぃと、楽しそうやもんなぁ!」
エトワール「マイカさんもですか!?」

ついでにマイカも加わった。

シエル「ね、ヴォアは?」
ヴォア「…断っても他に居場所なんかないのは丸わかりでしょ…?」
リベルタ「よし、じゃあ、お風呂も準備満タンだから、順番に入って来てね。うちのお風呂、狭いから」
シエル「はーい!僕1番ー!」
エトワール「先輩!はしゃぎすぎです」
シエル「はーいごめんなさーい」

後輩に注意を受け、シエルは教えられた風呂場へ走って行った。

リベルタ「あはは、元気がいいねーあの子。でも、後輩から注意されるのはちょっとなー」

リベルタが軽く苦笑いをした。本当、元気で単純と言うか、ただの馬鹿と言うか…



全員風呂を上がり、またリビングに集まった。
そこで、シエルが「この世界の事を教えてほしい」とリベルタに頼んだ。
リベルタは教えてくれた。

リベルタ「そうだなー、まぁここは、もう10年くらい戦争が続いてるって事かな。何の目的かはわかんないんだけど」
シエル「あー、だから町にはほとんど人がいなかったんだね」
リベルタ「うん。だから夜も、たまに空襲があるんだ。まだここには来てないけど、最近だんだん近付いて来てるらしいよ。今日鳴ったのは、空襲警報っていう装置。空から敵の機体を察知して、町に知らせるんだ。」
エトワール「えぇ!?そんな高性能な機械があるんですか!?」
リベルタ「ここは機械だらけだよ。戦争ばっかりしてるから、技術だけが異様に進歩してるんだ」
マイカ「なんかえらい大変なとこやなぁ〜」
リベルタ「それで、『剣警部団』って知ってる?」
シエル「あ!僕たちがこの世界でしばらく寝泊まりさせてもらってる所だよ!」
リベルタ「え!本当!?じゃあさ、もしかしたらなんだけど…『クオーレ・フォルテ』って人知ってる?」
エトワール「あ、あの方と、お知り合いなんですか!?」
リベルタ「知り合いじゃなくて、昔からの親友なんだよ。この家も、元はボクとクオーレで住んでたんだ」

確かに、1人暮らしにしては広いと感じた。でもそれより、この人とあの人が友人関係だったのは驚いた。これも偶然なのか…

リベルタ「でも、クオーレは警部団に取られちゃって、なぜか僕は取られなかったんだ。やっぱり見た目がヒョロいからかな?」
シエル「たぶんそうだと思う!(即答)」
リベルタ「何も即答しなくても… まぁ置いといて。この町の他の男の人や、他の友達まで取られちゃったんだ。」

この人も独り。最初はたくさんいた。
どこか少し…変な気分だ。この人を上に見てしまう。
これも感情の1つなのだろうか。

〜第3話 END〜
はいヾ(@⌒ー⌒@)ノ
大遅刻ですね。すいません。今回で何回目なんですかね。もう批判ばっちこい耐性なんで煮るなり焼くなりご自由にどうぞ(白目)
それにしても、課題から殺意のオーラが止まらないwww
量が鬼畜だよ本当にもうOTL
はい、言い訳なのは存じております。
生まれてきてすいません。
〜次回予告〜
その後、クオーレとリベルタは再開を果たす。
しかし戦争は増していく一方。
剣を振れなくなったクオーレも、心を閉ざしたまま。
次回はその2人の会話に注目!
次回もお楽しみに!


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