複雑・ファジー小説
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- メルヴィユーモンド ~子供達と世界の真ん中~
- 日時: 2017/02/22 01:22
- 名前: 花月 (ID: HYBdaZWe)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi
どうも、筆者の花月(はなつき)です!
私には多分、文才がありません!(人によるけど)
ご了承下さいm(_ _)m
100%オリキャラです。苦手な方は戻って、どうぞ。
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少年は希望を捨てない
少女は全てがわからない
未来を信じて歩いている
心も夢も現実も自分も
全ての世界を変えるため
なら何で生まれたの?
明日の世界は何があるかな
見えない答えは見えなくていい
君はどんな事をしてるのかな
あなたと私は変わらなくていい
思ったことははっきり言いたい
はっきり言って どうだっていいの
世界が戻ればそれでいい
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目次
登場人物設定>>1-4
A型の人もA型じゃない人も両方の為のA型の人が作ったとってもA型の人らしい血液型付きみんなのプロフィール ~つまり作者はA型です~
>>21
コンビとか作ってみた >>24
ヴォアの属性人形の詳細 >>28
本編!↓
第1章 「世界の旅人さん」
第1話 >>7 第2話 >>8 第3話 >>9 第4話 >>10 第5話 >>11 第6話 >>12 第7話 >>13 最終話(1)>>14 最終話(2)>>15
第2章の前に>>16
第2章 「なくさないように」
第1話 >>17 第2話 >>19 第3話 >>23 第4話 >>25 第5話 >>26 第6話 >>29 第7話 >>30 最終話 >>31
第3章の前に>>32
第3章 「手放すか」
第1話 >>33 第2話 >>34 第3話 >>35 第4話 >>36 第5話 >>37 第6話 >>38
舞台裏 (メタ発言注意)
1、美味しそうなお料理事件 >>20 >>22
2、ヴォアの部屋 >>27
3、メルモンでコピペbot的な何か >>39
4、メルモンでコピペbot的な何か2 >>40←おにゅー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
更新日は毎週月曜日と土曜日(たまーに日曜日)です!日曜日書く日は土曜日に報告します!それまで感想書くなり見直すなりゆっくりしていってね!あと、更新の時間帯もバラバラなので、ご了承を。
花月「更新大遅刻は日常茶飯事DA☆」
〜OSHIRASE〜
「小説イラスト掲示板」で、この小説のキャラのイラストを投稿し始めました!
これでキャラの雰囲気とかイメージとかはバッチリ!だと思うお!
「メルモンのキャラ」っていう題名で、もちろん名前も「花月」です!
〜そのまたのまたお知らせ〜
もういっちょ小説始めました。上に書いてあるURLから飛べます。ペンギンでも飛べます。
- Re: メルヴィユーモンド ~子供達と世界の真ん中~ ( No.6 )
- 日時: 2016/04/03 18:52
- 名前: 花月 (ID: WGarmeYs)
バラバラさんへ
うわあぁぁぁぁぁ!!!
コメントキターーー(°∀°)ーーー!!!!!
嬉しい!超嬉しい!!何これ超嬉しいんですけど!!!
ヴォア「うるさい」
花月「スンマソ」m(_ _)m
シエル「まぁ、花月さんの気持ちもわからなくもないよ。ね?エトワール」
エトワール「え?あ、はい。ぼくもこのスレを見てくれた事、嬉しいです…!」
マイカ「バラバラはんほんまおおきにな〜」
クオーレ「すまないな。作者がド素人で」
リベルタ「こらこらクオーレ、そんな言い方は、女の子に言っちゃダメだよ?」
(作者は女です)
ポレミステース「リベルタ様、もう女性を口説くのはおやめになって下さい!」
ユエトウゥ「アタシ達、これから物語が始まるんだ〜 アハハッ 何か楽しみ〜♪」
みんなの会話はこんな感じ。←地味に会話作るな
花月「これからも、」
全員「よろしくお願いします!」
やる気出てキターーー(°∀
花月「えっと、『>>』を半額にするんだっけ?」
ヴォア「半角」
花月「あ、そうだった。 えっと、それどうやるんだっけ??」
全員「…………」
はい、全員絶句してしまいました。オイ作者、あんたどこまでド素人なんだよ。
花月「すいませんでしたOTL」
- 第一章 「世界の旅人さん」 ( No.7 )
- 日時: 2016/04/04 03:36
- 名前: 花月 (ID: WGarmeYs)
- 参照: http://http://http//www.kakiko.cc/howto/about/rule_net_01.html
本編
第一章「世界の旅人さん」
第1話
僕はただ、爽やかな田舎の風に吹かれ、海を眺めていた。
僕はシエル。シエル・クレール。 この田舎町に引っ越してきたばかりだ。
シエル「あ!お父さん!!」
父「おお、シエル。お前は本当にこの海が好きだな」
シエル「お父さん、この海の名前、なんていうの?」
父「この海か? あぁ、『記憶の海』っていう名前だ」
シエル「ヘーー!!そうなんだ!」
母「シエルー! 貴方ー! そろそろ昼ご飯の時間よーー!」
シエル「はーい!」
僕たちは、引っ越しの片付けが終わって、家族3人でこの海に来た。
とても幸せな時間だった。 このまま死んでもいいぐらいに。
その時だった。
「キャーーーーーーーーー!!!!!!」
「うわああぁぁぁぁぁ!!!!!!」
海全体に、悲鳴が響いた。
僕たちは驚いて海を見ると、そこには…
炭のように真っ黒で、雲に届きそうな程大きな竜がいた。
目は血を塗ったように真っ赤で、禍々しいオーラを放っていた。
シエル「え……え…………?」
父「二人とも! ここは危ない!! 逃げるぞ!!!」
父の言葉で、ぼくはその竜に背を向けて、走り出した。
走っている間に、少し後ろを向いた。
そこには海水をバシャバシャと荒らし、大きな雄叫びを出す竜がいた。
それだけではない。 いつの間にか浜辺には、多くのマモノが
うようよしていた。
倒れてる人もいれば、力がある人がマモノと戦っている姿もみえた。
その時…
シエル「うわぁ!!」
僕は誰かにぶつかった。
ちょっとのつもりが、しばらく後ろを見ていたようで、全然前を見ていなかった。
僕はぶつかった反動で、尻もちをついてしまった。
シエル「いてててて… っ!?」
その瞬間、僕は金縛りにあったように、動けなくなった。
ぶつかったのは人じゃなくて、
マモノだった。
マモノ「ヴヴゥ?」
しまった。 マモノにぶつかってしまった。
どうしよう… 立とうとしても、怖くて動けないし。
マモノ「ヴヴヴヴああぁぁぁぁぁ!!!!!!」
もうだめだ。 殺される。 僕は確信した。
こんなに早く、自分の命が消えるなんて…
マモノが僕に襲ってきた。
マモノの爪で、僕は引き裂かれる。
そう思った瞬間…
マモノ「ヴヴヴあぁぁぁ!!!! ………」
え…?
何が起きたの…?
僕は頭の中がグチャグチャになってしまった。
前を見れば、そこにはさっきのマモノ… 死んでいる。
マモノの死骸がだんだん消えていく。 その奥に、もう一人…
女の子だ。
赤いワンピースにグレーのポンチョ。
フードを被ってて顔はよく見えなかったけど、赤い二つの点…
瞳がかすかに見えた。
何やら赤い動物の人形を持っている。
その子はづかづかと僕に近づき、動けなかった僕の腕を掴んで、
無理矢理上に上げた。
立てって事…?
シエル「あ…」
女の子「………」グイグイ
僕は慌てて立ち上がった。 助けてくれたんだ。
さっきより近くなった距離で、改めてその子の顔を見る。
シエル「………」
僕は息を飲んだ。
とても…綺麗な顔立ち。 赤くぱっちりとした瞳…。
僕の中で、何かが騒ぎ始めた。
シエル「あ… ありが…」
タタタッ…
女の子は手を離して、何も言わずに街の方へ走って行ってしまった。
シエル「と…う…」
僕はちゃんとお礼が言えなかった。
父「シエル! 何をしているんだ!! 早く!!!」
僕はその言葉で我に帰り、街の方へ走った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あの後、僕たちは緊急時用施設に逃げ、なんとか家族は無事だった。
あの子、結局誰だったんだろう。
なんか、すごく落ち着いていた。
元々冷静な子なのかな。
なんか、今でもすごくドキドキしている。
そんな事を考えていると、お母さんが配給食事を持ってきてくれた。
そして、
母「あのさっきの女の子、魔導学院のポンチョ着ていたわよね?
学院はここから遠い所にあるし、しかもあそこ寄宿制なのに、何でこんな所にいたのかしら…?」
お母さんは不思議そうに配給食事を配った。
魔導学院…?
そんな学校があるんだ。
何だか、もう一回あの子に会いたくなってきた。
そして、ちゃんとお礼を言いたい。
あの時あの子がいなかったら、僕はもうとっくにマモノに殺されていた。
命の恩人なんだ。
また、会えるかな…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー第1話 ENDーーーーーーーーーー
はい!というわけで、本格的に始まってきましたーーーーーー!!!
楽しみだな〜楽しみだな〜
急展開が多過ぎたなw
嗚呼…文才が欲しい……
あの女の子の正体! もう皆さんお察しですよね!?
答えは…
次回のお楽しみだよ!!!
なんとなく次回予告を作ってみました。なんとなく。
ーーーーーーーーーーーーーー次回予告!ーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれから4年ぐらいの月日が過ぎた。
シエルは自衛隊組織、『少年自衛団』に所属した。
新しい仲間と共に、歩む日々。
ふとその中に、あの時の記憶がよみがえった…。
次回もお楽しみに!!!
感想まだ
- 第一章 「世界の旅人さん」 ( No.8 )
- 日時: 2016/04/04 15:27
- 名前: 花月 (ID: WGarmeYs)
- 参照: http://http://http//www.kakiko.cc/howto/about/rule_net_01.html
第2話
あれから、4年もの月日が過ぎた。
僕は今、13歳。少年自衛団っていう組織に所属している。
両親とはもう離れ離れだけど、僕は寂しくない。
強くなったから。強くなれたから。
あの時のあの子と、新しい仲間のおかげで。
シエル「あ〜 今日も疲れたなぁ〜」
ぼくは今日、団員評価試験で、過去最高記録を叩き出したらしく、
その祭典があって、片付けが大変だったから
今日はもういつも以上に疲れてしまった。
ちなみに団員評価試験とは、技術と知識を確かめる試験で、いわゆる、
学校のテスト みたいなもの。
今日は早く寝よう。そう思いながら僕は、廊下を1人で歩いてた。 すると、
エトワール「あっ! 先輩! シエル先輩っ!!」
シエル「? あ、エトワール。 どうしたの?」
エトワール「あの、これ。 祭典の時、周りの目が気になってて、なかなか渡せなかったんですけど、ぼくからのプレゼントです。 おめでとうございます」
と、とても丁寧な口調で、手のひらサイズの白い石を受け取った。
それも普通の石ではなく、宝石みたいにキラキラ光ってて、
不規則な形だけど、すごく綺麗だった。
シエル「うわぁ… すごく綺麗だね! ありがとう!! でもこれ、どこにあったの?」
エトワール「えっとそれは… 実は、プレゼント何にしようか悩んでた時、
偶然、道端にあった石で、でも、すごく綺麗に光ってて、すごく珍しそうな石だったので、プレゼントにしちゃいました…。 すいません。プレゼントが道にあった石なんて失礼ですよね…」
シエル「ううん! むしろ安心したよ! 僕へのプレゼントにわざわざ高価な物貰っても、逆に怖くなるっていうか…」
エトワール「あ! それすごくわかります…! なんか、無駄に気を遣わせちゃったみたいで、申し訳ないっていうか…」
シエル「そうそう! だから、すっごく嬉しいよ! ありがとう! やっぱり君は人の気持ちもちゃんとわかってくれるんだね!!」
エトワール(いやそれは…なんか『衝動買い』に近い『衝動拾い』っていうか…)
その後、2人で軽く世間話をして、僕は自分の部屋に戻った。
祭典の時とは違い、しんとして、窓から月明かりが差し込んでいた。
僕はなんとなく、窓を開けて、月を見上げた。
綺麗な満月で、この石と少し似ていた。
そこでふと…あの時の事を思い出した。
今でもはっきり覚えている。 赤いワンピース、グレーのポンチョ、目深に被ったフード、そこから少しだけ見れた綺麗な無表情の顔、そして血のように赤い目。
…髪色はどうだったっけ……
その事を考えてる内に、また会いたいって思う。
また僕の中で、何かが騒ぎ始めた。
何だろう。この気持ち。
すると、1つだけ、答えが見えた。
好きなんだ。あの子が。
シエル「そっか… そうだったんだ… あはは…」
やっと気づいた。自分の気持ちに。
これっていわゆる、 恋ってやつかな…?
そう思った瞬間、いつもの癖のような笑みと、涙が溢れてきた。
会いたい。寂しい。
あの子は今…何をしているのかな……
いつか言えたらな… 自分の気持ちが。
月の光は僕を無視して 自分で、自分1人で生きているかのように、
どこの場所にも偏りなく薄く照らしていた。
翌朝、
僕たち少年自衛団員の初めての戦闘仕事の通知が送られてきた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー第2話 ENDーーーーーーーーーー
はあい! 第2話が終わりました!!
今回はちょっと短かったかな? 気のせいかな?? まあいいや
結局あの女の子の正体書けんかった(´・ω・`)
すいません
最近、順調に参照回数が増えてきてるんですよ。まだ初めて4日? 5日?ぐらいなんですけど。
更新テンポが早いからかな? まぁ今春休みだし。
そんだけ私もヒマ人なんだな(´-`)
次回予告ヨー
ーーーーーーーーーーーーーーーー次回予告!ーーーーーーーーーーーーーーー
両親を知らない少女、ヴォア。
独りの未来を感じるしかない存在として、忌み嫌われる…
ただ過去を見ては去るだけ。
次回はヴォア視点!
次回もお楽しみに!
感想まだ
- 第一章「世界の旅人さん」 ( No.9 )
- 日時: 2016/04/06 19:07
- 名前: 花月 (ID: WGarmeYs)
第3話
あれから4年経った。
私は今、魔導学院の生徒。
私は両親の事を全く知らない。 知ろうともしなかった。
別に興味ないし。
だから私は、赤ちゃんの時からずっと、この学院に寄宿している。
私にとっては家みたいなものなんだけど。
この学院は、女子しか入れないから、女学院とも言える。
でも私は、いつも1人。
周りがうるさい。 あんな連中に入りたくない 絶対。
生徒達「だよねー」 「自衛団の……っていう子、かっこいいんだー」
「そりゃそうだよー だって、………」
ヴォア「…………」
今は休憩時間。この時間になれば、大抵全員きゃいきゃい騒ぎ出す。
最近は、「少年自衛団」っていう組織の団員とかの話でみんな盛り上がっている。 何が面白いんだか。
そんな事考えてる時、
生徒A「ちょっと、聞いてるの!!?」
ヴォア「?」
なんだ、話しかけに来ただけか。
ヴォア「…何?」
生徒A「あのさ、何なのその態度。 ムカつくんだけど」
ヴォア「…それ言いに来ただけ?」
生徒A「…!! だから、その態度がみんな気に入らないって言ってるのよ! 直しなさいよ!!」
ヴォア「…嫌だ。 あなたにそんなこと言う筋合いないでしょ」
生徒A「嫌だ? フン。 じゃあこうしてあげるわよ!!」
ヴォア「!?」
いきなり喧嘩売ってきて、いきなり髪の毛引っ張られた。
別にこんなの痛くないし、そもそも何なの? 子供騙し?
ヴォア「…はぁ……」(ため息)
生徒A「何よ?言いたい事あるなら言いなさいよ。 いつものあんたみたいにさ」
髪の毛引っ張りながら、その子はバカにしたように言う。
ヴォア「何がしたいの? いじめてるつもり?」
生徒A「いじめてないわよ〜 お仕置きよ」
ヴォア「何だ。ただの子供騙しか」
生徒A「ほら、やめてほしいなら謝りなさいよ。 土下座して」
ヴォア「土下座? あなたから喧嘩売って、私がそれを買ったつもり?」
生徒A「何でそんな堂々としてられるのよ。 いつも優等生だからって感じで、いつも偉そうにして…」
ヴォア「優等生? 偉そう? 私は優等生でもないし、偉そうにもしてない。 ただ昔から魔法は習ってるし、思った事を口に出して何が悪いの?」
生徒A「…!!!今日はこのぐらいにしてあげるわ。 今度はこんなんじゃないわよ!」
と言って、その子はどっか行った。
ヴォア「…何なの」
私はクシャクシャになった髪を手ぐしで直して次の授業の準備をした。
その日から、その子のいじめは始まった。
机ひっくり返されたり、周りから変な目で見られたり、とにかくいろんな嫌がらせを受けた。
でも私は怖くなかった。 思ったこと言えば、大抵誰でも怯むから。
でもある日…
朝起きたら、 部屋に魔導人形がなかった。
探したけど見つからないし、きっとまたあの子が盗んだんだろうなと思って、そのまま教室に行った。
すると…
ヴォア「…!?」
私は息を飲んだ。
私の机の上に、人形があった。
ボロボロにされて。
ハサミとかでやられたんだ。
魔導人形は、自分の魔力で動けるけど、人間の力には勝てない。
あの子がやったんだ。
そう思った瞬間、目から水が出てきた。
苦しい。胸が締め付けられる。
初めての感覚だ。
私は、人形達を抱き締め、しゃがみ込んだ。
苦しい。苦しい。助けて…
生徒B「だ…大丈夫……?」
ヴォア「?」
生徒B「あの…えっと……大丈夫…?」
ヴォア「…誰……?」
生徒B「え…お、同じクラスメイトだよ」
ヴォア「……」
クラスメイトなんだ。知らなかった。
生徒B「あの…ごめんなさい。今まで引き止められなくって」
ヴォア「別に…あの子が勝手にやってるだけでしょ」
生徒B「でも…今、すごく悲しそうだったよ」
ヴォア「悲しい…? 何それ」
生徒B「えぇ!?」
悲しいって何? 今私が思った事?
生徒B「えっと、悲しいっていうのは、苦しくて、泣いちゃうほどの感情」
ヴォア「泣く感情…?」
泣くって、今私の目から水が溢れている事?
生徒B「もしかして…自分の感情がわからないの…?」
ヴォア「……」
感情。生き物には誰でも自分の中に存在するもの。
でも私にはそんなものない。 私はきっと、生き物じゃないんだ。
人形なんだ。
そう思っていた。
私にも本当はあったんだ。感情が。 何なのかわからないけど。
その夜、私はなんとなく窓から月を見ていた。
今日は偶然、満月だった。
あの時の事を思い出した。
あの男の子の顔。 完全にマモノに怯えていた。
今はどうしているだろうか。
4年経った今でも、マモノはこの町に増え続けている。
他の町や村にも増えているらしい。
マモノに殺されなければいいんだけど。
月を見上げながら、ぼんやり考えていた。
翌朝、
魔導学院の生徒に、マモノ討伐の通知が届いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー第3話 ENDーーーーーーーーーーーー
はい!というわけで、ヴォア視点の回、どうでしたか?
やっぱりいじめはよくないよね!
生徒Bちゃんええ子!!
で、あの第1話から言ってた女の子の正体は…
ヴォアちゃんでしたーーー!!!
テッテレー!\(^o^)/
ってもうみんなお察しでしたか…
今回ちょっと更新遅れちゃった
すいませんm(_ _)m
あと、目次が3DSでやってみたら、まさかの成功!!
3DS恐るべし!(`・ω・´)
※いつもはiPad
参照回数100超えましたー!
いつも見てくれているみなさん、ありがとうございます!!!
花月、これからもこの調子で、頑張ります!!!
あぁ、足つった…
次回予告!↓
ーーーーーーーーーーーーーーー次回予告!ーーーーーーーーーーーーーーーー
初のマモノ討伐の依頼が来た少年自衛団と魔導学院。
混合で行われる仕事、の、はずでしたが!!!
魔導学院の女子軍が怯えすぎて仕事にならない!?
次回はちょっとドタバタ気味かも。
次回もお楽しみに!
感想まだ
- 第一章 「世界の旅人さん」 ( No.10 )
- 日時: 2016/04/07 06:27
- 名前: 花月 (ID: WGarmeYs)
第4話
朝目を覚まして、すぐにベッドから降りて、自分の荷物を確認した。
シエル「よし。 大丈夫」
僕は気合を入れて、リュックを背負った。
今日は魔導学院の生徒と混合で、マモノ討伐の仕事の日。
僕は軍に選ばれて、たくさんの先輩の中で、共に戦う事になった。
ちなみに、エトワールも選ばれたらしい。 やるねーあの子も。
そして、午前10時。 討伐開始の時間になった。
ここは記憶の海の浜辺。 あの日マモノが大量に出てきた場所。
僕は三武光石を「片手剣」に変えて、準備をした。
僕たちの軍とは反対方向に、向こうには魔導学院の優秀な生徒たちがいる。
その間に、たくさんのマモノの群れ。 まだ僕たちには気付いていない。
エトワール「あの、先輩。 マモノって、視力とか、聴力とか、悪いんですかね…?」
シエル「んー どうだろう。でもこの距離で気付かれてないなら、悪い方じゃない?」
僕とエトワールで、マモノの弱点について話していた。
先輩「おいそこ。 喋るんじゃない」
シエル「あ、はい。 すいません」
エトワール「あ、えっと、す、すみません!」
シエル「あ!声大きいよ!(小声)」
エトワール「え!え、えっと、すみません…(小声)」
この会話で、少し緊張がほぐれた。 そして、
「……掛かれーーー!!!!」
開始の合図で、僕たちは一斉に、マモノの群れに飛び込んだ。
同じくあの学院の生徒たちも、魔導書や、杖を持って、マモノの群れに走り出した。
ここまではよかったんだけど…
生徒1「きゃあ! ち、ちょっと、ま、待ってよ!!」
生徒2「わぁぁぁ!! こっち見てる… 怖いよ!!!」
生徒3「えぇ!? 魔法が外れるとか、ありえないんだけど!!!」
と、なんか魔導学院の生徒はマモノを怖がり過ぎて、戦闘不能になっている。
でもその中で1人、たくさんのマモノたちを、次から次へと倒し続ける勇敢な女の子がいた。
僕たちはもう、その子に頼るしかなかった。
シエル「!?」
いきなりマモノに突き飛ばされた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あぁもう、何なのあの子たち。
さっきからマモノごときにキャーキャー喚いてばっかりで、何の役にも立っていない。
私は戦いながら、そんな事を考えていた。
それにしても、このマモノ達も弱いな…
次から次へと掛かってくるマモノを処分して、少し辺りを見渡す。
まだあの連中は叫びながら逃げ回っている。 何をしに来たんだ。
さすがの教官も呆れ顔。
すると、
自衛団の1人が、マモノに突き飛ばされて、倒れていた。
しばらくその子は動かなかった。 どこか打ったんだろうか。
私はすぐそこに行って、その子を襲おうとしたマモノを消した。
ヴォア「………」
シエル「い、いててててて…頭痛い…」
どうやら頭を打ったんだろう。まぁ軽傷だと思うけど。
シエル「あれ…? …!?」
ヴォア「…!?」
どこかで見たことがある顔。その時はまだ幼かったような気がする。
…あの子だ。あの日の。 そういえば、ここで会ったんだっけ。
あの日はすごく怯えた顔をしてたのに、今は優秀な自衛隊か。 心外。
向こうも驚いた顔で、ずっと私の顔を見ていた。
私は知らないふりをして、その場から離れた。
とりあえず今は、こいつらを処分する。
こいつらのせいで、世界はグチャグチャになったんだ。
私はそう思いながら、人形を抱え、魔法を放ち続けた。
あの顔を、思い出しながら。
そして、討伐は無事、成功した。
それから、結局何もしてなかった子達は、教官にしっかり叱られていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー第3話 ENDーーーーーーーーーー
ほい! 今回は、シエル視点とヴォア視点、両方やってみた!
どうでした?ちゃんと均等になってました!?
今回もちょっと短かったかも。
バラバラになると思いまーす!
ご了承下さーい!!
今回は更新早めにしたよ!
遅刻は、よくないからね!←お前が言うな
メルヴィユーモンドはこれから面白くなってくるよー!!
次回予告!(*ノ∀`*)
ーーーーーーーーーーーーーーー次回予告!ーーーーーーーーーーーーーーーー
仕事は成功したものの、いじめは解決しない。
そんなヴォアにあの子の一筋の光が…!
そして、魔導学院の裏の顔とは…?
次回もヴォア視点!
次回もお楽しみに!
感想まだ