二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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[イナズマ]長編番外編更新[小説集] 
日時: 2015/01/19 04:17
名前: 伊莉寿(元・西木桜) (ID: bDH87B/N)

* I wish I could meet you again under the tree when the raspberry fruits... *

*♪*♪*♪*

こんにちは、もしくは初めまして。
小説をロックしたばかりの西木桜、現伊莉寿です。今回は色々なパターンの小説を書いて行きます。
タイトルにある通り、イナズマシリーズの創作短編や連載をメインにやっていきます。


※注意※
・亀更新。(超重要!!!)
・オリキャラinイナズマシリーズ。
・作者は甘が苦手で、苦手をなくすため甘に挑戦していきます。
・といいつつシリアス多めです;;
・荒らし等はご遠慮ください。
・駄文です。(超超重要!!!)

以上のことを許せる方はどうぞ、私の小説集をお開き下さい。
また、感想等頂けると嬉しいです。


♪Menu♪

*小説NO.1 悪魔のゲーム〜闇蝶と狂った少女のコンチェルト〜
プロローグ>>6 第1話>>7 オリキャラ紹介>>8 第2話>>23 第3話>>42 第4話>>55 最終話>>63
おさらいページ>>56 番外編>>700
※注意!ホラー、残酷なシーンが入っています。完結しました。

*小説NO.2 すまいるカノン〜ずっとずっと響き続けるメロディーを〜
プロローグ>>15 オリキャラ紹介>>19 第1話>>29 第2話>>35 第3話>>70 第4話>>102 第5話>>141
第6話>>218 第7話>>420 第8話>>645
※多分、甘に仕上がります。長編です。

*小説NO.3 悪魔のゲーム〜闇蝶と狂った少女のコンチェルト*second〜
第1話>>206 第2話>>235 第3話>>345 第4話>>661

*小説NO.4 カゲロウデイズ
設定&注意点等>>371 episode1>>372 episode2>>384 episode3>>448 episode4>>484 episode5,最終話>>576
*完結!もちろん残酷でもあります。

*小説NO.5 Bad World
設定等>>514 予告編>>524 first stage>>515 second stage>>520 third stage>>525 forth stage>>529 sixth stage>>539 seventh stage>>616
設定2>>535
*シリアス


*短編
よく使う[紙ほか]のオリキャラ紹介>>699
作者のきまぐれ*想いがいつしか歪んでしまう…その前に*>>99
作者のきまぐれ・Snowy recollections*雪の思い出*>>130
作者のきまぐれ・きっと、これは未来なの。*円秋*>>143
作者のきまぐれ・+月光の歌声>>167
気まぐれ*人間嫌いな子供のはなし。>>226
気まぐれ*とある英語と社会のテスト。>>242
気まぐれ*∮花占い<メッセージ∮>>259
The requiem.>>353(映画ネタバレ注意)
息抜き。王様ゲームしようぜッ!!>>410>>428
...Who are you?>>447>>451
強く想っていたのに、>>456 [鬼道SIDE]>>466 finale>>480
好意に甘えて(甘)>>489
暗殺少女はぬいぐるみを抱えて想う、>>495
気付いてしまった気がする。>>511
突発的イナクロ劇場>>536
作者の気まぐれ*人間嫌いな子供の話Ⅱ>>554
気まぐれ短編「「サヨナラ」」*天馬×葵*>>580
気まぐれ短編*花開かない私と、眩しすぎる君>>599-600>>606
紙ほか番外編的な*また、この木の下で>>681>>683>>687>>688
姉弟in名探偵コナン*ストレス発散シュート☆← >>691

+リクエスト作品+
姫佳様リク☆急上昇x急接近?!☆>>89 後篇>>95
おかゆ様リク☆イン・マインド☆>>120
姫佳様リク☆脚本・流星魁渡でハチャメチャ劇!!
 キャラ設定>>156 前編>>165 後篇>>173 後篇の続き>>200
Mr.りーとんしゃん’様リク・俺と君の恋心、>>186
雨音様リク☆木漏れ日の様な。
>>303 Ⅱ>>307 Ⅲ>>316 Ⅳ>>320 Finale>>328
姫佳様リク・ミッドナイト大作戦☆>>437
真由様リク・Sweet kiss is a chocolate tast>>454
蝋燭様リク・無邪気少年と雪の中>>503
姫佳様リク・みーつけたっ!!
前編>>537 2弾>>549 最終話>>563
姫佳様リク・江戸時代でも超次元?
キャラ紹介>>620 プロローグ>>623 第一章>>626 第二章>>629 第三章>>630 第四章>>633 最終章>>636
蒼炎様リク・Language of the flower is...>>657
姫佳様リク・Hanabi makes us happy?>>665
レッド様リク・I want to tell you...>>674-675

:お知らせ欄:
オリキャラリク受付開始>>110
参照500突破企画・クエスチョンっ!>>150 第1弾>>158 第2弾>>210
予告>>127
参照1000超えてました! 2011/11/30/Wednesday
カゲロウデイズ、短編扱いから長編物扱いに変更・メニュー模様替え/1月9日
冬の小説大会・二次小説金賞受賞!?
解説という名の言い訳>>358
参照3000突破!2012/02/20/Monday
参照2000突破記念アンケート!>>401
参照4500突破記念アンケート&オリキャラリク>>510
参照10000突破!2012/08/31/Friday
参照14000突破!2013/06/13/Thursday


*お客様*
・姫佳様…心友でお姉ちゃんです♪私と水蓮寺雨音さんと紙ほかでリレー小説を書いています。オリキャラ同士も仲は良いのです☆
・蒼炎(元・おかゆ)様…フレンドです♪オリキャラの皆さんが賑やかでコメントがいつも楽しみです(笑)紙ほかで書かれている小説で私のオリキャラ数人を出させてもらっています。
・Mr.りーとんしゃん’様…リア友です♪文武両道の素晴らしい方。本職の方にオリキャラを沢山いただきました☆テニスでダブルス組んでます☆
・奈流羽様…映像で小説を書かれている方です☆風丸君と羽流ちゃんのあのやり取りが笑えます(笑)1つしか年が違わないとは驚きです。
・しずく様…映像で神文小説を書かれている方で、小説大会で賞を取った事もある素晴らしい方です!!私しずく様の小説大好きです♪蓮君がおもしろい☆←
・真由様…書かれている小説の内容が凄いです!どうしてそんな話が思いつくんですか??!って位ネタが素晴らしいです。
・西木桜様…親戚です。風花とかは一緒に考えたんです♪
・蝋燭(元しろくろろ)様…映像で書いていた前の小説や本職の方に良く来て下さる優しい方です!!イラストが描けるとの事で、とても尊敬しています♪
・雪姫様…紙ほかで鋼の錬金術師の小説を書かれています。私のオリキャラもたくさん使って頂いて感謝と尊敬でいっぱいです!!
・水蓮寺雨音様…私の本職の方に、最初の頃から良くコメを頂いてます!小説も紙ほかで書かれているので、皆さん見に行ってみて下さい♪
・桜ノ姫華様…お友達です!映像で素晴らしい小説を書かれています。私が大好きな感じの小説です☆←
・もずく・様…映像で小説を書かれています!ジャンルが似たようなものかもしれませんが、もう私の小説とは比べ物にならないほど素晴らしいです!!
・ショコラ様…参照2000突破をお祝いして下さった方です♪
・些爾様…ダンボール戦記とイナイレのコラボ小説を書かれていた方です。前者も見るんです、私(笑)
・冬ノ華 神ノ音様…イナGO小説を書かれている方。とても素敵な文章です!!人の心の描写がとても素晴らしいと思いました!
・神丙様…参照6000突破を真っ先にお祝いして下さいました♪書かれているボカロ小説が、とてもおもしろいです!
・レッド様…紙ほかでダンボール戦機のお話を書かれています。皆さんっ、LBXは面白いですよ!←

*皆さん、コメントありがとうございます!!!*


最終更新
2013/06/13 悪魔のゲーム番外編>>700

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Re: [イナズマ]…アリガトウ、サヨウナラ。[小説集]  ( No.625 )
日時: 2012/07/23 14:58
名前: 伊莉寿 ◆EnBpuxxKPU (ID: r4kEfg7B)

姫佳さん

始めました♪
死者が出る!?がんばれ瑠璃花!!←
お団子屋さんのは…うん、すぐ分かりますよね(笑)
本編では本格的にギャグと甘を入れていきます☆そしてラティアちゃん中心にしていきたいと思います!

コメありがとうございました♪

姫佳様リク*江戸時代でも超次元? ( No.626 )
日時: 2012/07/30 15:43
名前: 伊莉寿 ◆EnBpuxxKPU (ID: r4kEfg7B)

第一章
{協和音と不協和音}


「きゃあああーっ!!!!」













「ん……?」


悲鳴が聞こえた。それも女子の高い声で…。

 だんだんとクリアになっていく、少女——ラティアの感覚。冷たい、体が触れているのは石だと分かって混乱しながら目を開ける。耳に聞こえてくるのは川のせせらぎ、そして…何者かが滑り落ちてくる音。

「?!」
「!!あっ、危ない避けてっ!!」

ラティアが倒れていたのは川のそばだった。そこに違和感を感じつつも、優先するべきは土手から滑り落ちてくる少女に手を貸す事。

「!?」

避けてと言ったのに、滑る土の上で自分を止めてくれたラティアに少女は目を見開いた。
ラティアは少女の着物を汚さずに済んだ事に、安堵の息を漏らす。

「あ、ありが………と…、!!!」
「?」

が、少女はラティアを僅かに見上げた直後、体を突き飛ばし…その衝撃でバランスを崩しまた滑る。

「……!?」

ラティアは倒れずに済んだものの、今度は間に合わない、と思った刹那。
突出した石につまづいた少女の体が僅かに浮かび、その拍子に体は空中で回転した。少女は無事に小石の川岸に着地し、ホッとしているように見える。

「…あの身のこなし…」

ラティアは、着物を全く知らない訳ではない。日本の伝統的な衣服で、洋服より動き辛い…しかし、目の前の少女は。
そして、少女は先程自分を突き飛ばした。
心当たりがないラティアは少女に近付き、足を止める。今度は特に警戒する様子を見せず、俯いていた。

「…あの、さっきはありがとうございまし…た、」
「それより、なぜさっき私を突き飛ばしたの?」

率直な疑問を、橙色の髪の着物少女に尋ねる。すると少女はバッと顔を上げ——瑠璃色の瞳がラティアを映した。

「!瑠璃k(「日本語が分かるんですか!!?」
「えっ…?」

瑠璃花、と呼ぼうとしたのはラティアの知る友達だと思ったから。しかし、その少女はまるでラティアを知らない様だ。
その事に困惑していると、相手も戸惑っているらしく、そっとラティアに尋ねる。

「…あの、外のお国の方…ですか?」





「……どうなってるのよ…」

 瑠璃という少女の予備の着物を着て、ラティアは江戸の町へ向かう事になってしまった。

『これが洋服ですね!私初めて見ました…!!』
『?あの…今西暦は…』
『何言ってるんですか、1863年ですよ?』

「江戸時代…ね…」

瑠璃は外国人を初めて見て、驚きから咄嗟に突き飛ばしてしまったと言い、ごめんなさいと頭を下げた。態度から彼女の言う事を嘘とは思えず、理由は分からないがタイムトリップしてしまったのだと気付く。瑠璃はラティアを貿易の時日本に来たアメリカ人と思ったが、そう尋ねた時の困惑した様子から違うのだと察し、気付いたらここにいたというラティアに頭を悩ませる。

「う〜ん…とりあえず、どうしましょうか?」
「もしかしたら知り合いが来ているかも…。江戸の町をさがしたいわ。」
「お知り合いですか…騒いで捕まっていないと良いのですが…」

ラティアは姉を思い浮かべ、来ていない事を祈る。この時代にはクレープが無いのだ、騒いでも丸く解決できそうにない。

瑠璃の住む長屋は江戸の町の外れにあり、少し行った先から賑わう声がラティアには聞こえてきた。するとただいま、と瑠璃が長屋に入り、彼女に次いでラティアも長屋に足を踏み入れる。
長屋は江戸の木造集合住宅。それぞれ部屋が分けられているが人々の結びつきは強く、瑠璃の挨拶に対しても男が部屋から顔を出して、今日は早かったなと返していた。

ラティアは長屋を進んでいくにつれてはっきりとしてくる嫌な予感に顔をしかめながら、瑠璃の真後ろについて行く。
すると瑠璃が足を止め、あそこが私の住んでる場所です、と振り返った。

「ちょっと騒がしいのがいますが、町の事は結構知ってて、人捜しに役に立つ情報を持っているかもしれないので…」

顔合わせしておきましょう、と瑠璃は言うが、“騒がしいの”という単語に思い当たる人物が浮かびラティアは眉を寄せる。
瑠璃はその様子に気付かず、部屋を開けた。

「ただい(「お帰り姉ちゃん!」

ロケットの如くとび出してきたのは、ラティアとは犬猿の仲である瑠璃花の弟…。

「魁…渡。」
「わっ…魁太!飛びつくのは危ないからやめてって…ラティアさんごめんなさいっ、大丈夫ですか?」

魁太、と呼ばれた少年が飛びついた衝撃で瑠璃はたたらを踏み、ラティアが背中を支えた。
少年は姉の後ろにいる、姉の着物を着た見知らぬ少女を見つけて睨んだ。…瑠璃の腰に抱きついたまま。

「平気よ…」
「ラ…?誰?米人か?」
「うん、帰り道で足踏み外しちゃって土手滑っちゃったんだけど、ラティアさんが助けてくれて。」
「“また”滑り落ちたのか!?」

また、という単語に苦笑いする瑠璃。ラティアはドジではないかという予想が当たり、嬉しいどころか呆れるしかない。

「じゃあ米人さんありがとな、姉ちゃんの着物汚れないで済んだ。」
(魁太がお礼言った…!!)

姉は言葉だけ聞いてそう思ったが。
実際魁太は睨んだままであり、ラティアはその顔が彼女の知る魁渡とそっくりである事に気分を悪くした。

「貴方…姉に抱きつけるからそう言ってるの?」
「え!?」
「………剣の相手してもらう時間が増えるからだ。」
「魁太っ、その間は何!?」

表情は変わらなかったが、妙な間に瑠璃は戸惑う。
魁太は瑠璃から離れ部屋に入る。瑠璃はラティアを手招きして、彼に続いた。

質素な部屋だった。その珍しさにラティアは辺りをきょろきょろと見渡し、不便そう、と心の中で呟く。

「おい、お前!」
「何?…刀?」

魁太の声に振り返ったラティアの目の前にあったのは、サヤに収まった立派な刀だった。

「俺は強い武士になりたいんだ!だけどここは街の外れ、強くなりたくても相手が姉ちゃん位しかいない。なのに姉ちゃんは良く着物を泥まみれにして返ってきたり、忘れ物して帰りが遅((「かっ、魁太!!」
「だから早く帰って来たのが嬉しくて抱きついたって事なのね、ワカッタワ。」
「…姉ちゃん俺この女キライ。」
「まだ私の名前覚えてないの?ラティアよ、ラティア。」
「そっちこそ俺の名前間違えて覚えんじゃねーぞ、魁“太”だからな!」
(…え?この2人こんなに相性悪いの?)

弟が女子に対し優しくないのは分かっていたが、こんなに酷いのは初めてで瑠璃は混乱する。
どうしたら収まるか思考を巡らせていると。

「どうせ貴方剣の腕も大した事無いんでしょう?」
「は!?俺そこらの下級武士より強いんだからな!!相手しろ!」

喧嘩は進んでいて、魁太が投げた刀をラティアが受け取っていた。

「魁太っ、久遠さんに失礼!それに今日はあの方が帰って(「お前くらい倒してやる!」
(ダメだ…全然聞いてない!!!)

久遠、というのは瑠璃が帰って来た時に声をかけてくれた男性で、武士である。

「(あの方…?)…平和的じゃないわね。」
「ラティアさんも魁太の喧嘩に乗らなくても…」
「ここの“魁渡”は一回痛い目見せれば大人しくなるかしら…」
「え!?」

…瑠璃にはこの喧嘩を収める方法が思い浮かばなかった。
武器は、竹刀が少しあるだけ。長屋の住人・久遠という武士は前に魁太が竹刀で勝っていた。…彼は、弱いのである。
誰も止められない…と冷や汗を浮かべた。

(今騒ぎを起こしたら誤魔化せない…あの方が帰って来られるのに!)

それに外国人であるラティアが誤解される可能性はすごく高い。下手したら捕まってしまう…そう考えて、改めて2人を止めようと瑠璃が一歩踏み出した…その時。

「瑠璃ー、魁太ーっ!」
「「「!」」」

長屋の入口から、誰かが2人を呼んだ。


* つづく *
ギャグ…になっているでしょうか?;;
下級武士の久遠=久遠監督です。←
長屋の住人が必要になって、出て来たのが監督でした…他に思い浮かばなかったです。

Re: [イナズマ]…アリガトウ、サヨウナラ。[小説集]  ( No.627 )
日時: 2012/07/30 21:09
名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: /LylQYeE)
参照: 夏休みの宿題終わった〜!!

瑠璃ちゃん?!土手から滑り落ちてたけど…、大丈夫?!;;
そして、江戸時代でもラティアと魁渡君…、じゃなかった、魁太君の相性は最悪というwww
これこれ!!この喧嘩待ってたんだよ!!←
久遠監督哀れwww

それと、伊莉寿に話があります!!

ACTAっていう組織がネット上の自由を制限するらしいんだ!!反対署名が今のところ3万5千件あつまってて、あと5万5千件くらい必要なんだ。
"ACTA" "反対"で検索して、そこから署名をしてね!!
これは偽りのない話です。10月1日までに9万の署名が集まらないと、瑠璃花ちゃんや魁渡君のの居場所がなくなってしまいます!!
よろしくね!!

以上、読者さんからの伝言を伝えに来た姫佳でしたw

Re: [イナズマ]…アリガトウ、サヨウナラ。[小説集]  ( No.628 )
日時: 2012/07/30 21:39
名前: 伊莉寿 ◆EnBpuxxKPU (ID: r4kEfg7B)

姫佳さん

喧嘩はすらすら出てきます(笑)
でも公式キャラの出番が少なすぎるという…次回こそは!!←
ACTAの件は…メールで話しましたね。知らせてくれてありがとうございました!
コメントに感謝ッ♪

姫佳様リク*江戸時代でも超次元? ( No.629 )
日時: 2012/08/05 18:21
名前: 伊莉寿 ◆EnBpuxxKPU (ID: r4kEfg7B)

第二章
{衝撃!宇宙人現る!!}

「良かった…2人共いてくれて…」
「守さんっ!?」

 はぁっ、と肩で息をしながら瑠璃と魁太を呼んだのは、守——バンダナをとった円堂そのものだ。2人と守は5日くらい前に出会ったが、明るい性格の守と仲良くなるのにそう時間はかからなかった。

「どうしたんだ?」
「何かっ…異星人が!」
「「…え?」」

まだ付き合った時間が短いからか、やはり彼の事は良く分からない——と、瑠璃は思う。

「異星人って…そんな冗談やめろよまも(「異星人を名乗ってるんだ!瑠璃達に話があるって…」
「わっ、私達に!?」

守の真剣な眼差しに、嘘を吐いていないと悟るものの、突拍子の無い話に混乱してしまう2人。と、砂を踏みしめる音にその方向を振り返ると、そこにいたのは赤い髪の——。

「やあ、2人共。久し振り。」
「え…」
「…何人?」

青白い顔と赤い髪、瑠璃達には見知らぬ少年だ。
誰だろう、と思考を巡らせると、赤い髪の少年は溜息を吐く。

「…君も僕の事を知らないのかい?守と一緒で。」
「知りません!私は生まれてこのかた、そんな赤い髪の方と知り合った事は無いですっ!」
「橙色の髪の君に言われるなんて心外だなぁ。」
「お前、名前は?」
「僕?グランだよ。」

「「「グラン?」」」

変な名前、と魁太が呟いたが、グランはスルー。
彼はエイリア学園から来たのだと言い、さらなる混乱を招く。

「ええと…グラン様は、何をしにいらしたのですか?」
「ああ、忘れるところだった。僕はね、君の家を壊しに来たんだ。」
「へー、家を壊しに…って…ハ?」

きょとん、と目を丸くする3人。
相変わらず微笑みを浮かべるグランは、パチンと指を鳴らした。

「とある人からの依頼でね…素直にやられてくれると嬉しいな。」
「いや、お前何言って…」

冗談だ…という願いは、彼の隣に現れた水色の髪の少年によって打ち砕かれる。暗い紫色の球体——ボールを持った少年は、ずっと未来にその名を轟かせたエイリア学園最後のチームのキャプテンだった。
ボールを足元に置いて蹴ろうとする姿勢は魁太たちにとっては馴染みの無いもので、首をかしげる。

「よろしく、風丸。」
「ああ。安心しろ、こんな震度5の地震で崩壊しそうな家を一発で壊すのは容易い。」
「風丸さん…?おん(「ああ、俺は男だぞ。」
「姉ちゃん…アイツ、家壊すとか言ってる奴だぞ?そんな性別の問題言ってんじゃねーよ。」
「貴方も、自分の家をそんな風に言われて平気でいられるなんてね。」

はぁ、という溜息とともに姿を現した少女は、エメラルドグリーンの髪をなびかせる。

「結局誰だったの?」
「!えっ…」

グランが、家から現れた少女に目を見張った。
風丸を止めようとした、しかしボールは既に蹴られていて…戸口を狙っている。

「!ラティアさんっ!!!」
「……これくらい、止められるわ。」

反射的にラティアの方へ駆け寄ろうとした瑠璃が見たのは、僅かに上がった口角。
瑠璃の目の前をボールが通り過ぎ、ぶつかると目をつむる——


(平気よ、別に。)
(うん、何となく、そんな気はするけど…)

「何っ!?」

木造の家が崩れる音。
恐る恐る瑠璃が目を開けると、向かいの家が紫色のボールによって破壊され、その直前に外に出てきていたその家の娘が硬直している様子が。

「な…何なんだ、アイツ。」

きょとんとしていると、魁太の震えた声が聞こえて、その視線の先を見てみる。

「! アイツは…」

守は風丸の呟きに、眉をひそめて額に手をやる。

栗色の髪の少年を、ラティアはどこか嬉しそうな表情で見つめていた。




「私の家っ…!」
「…ごめん、でもああするしか、」
「ーっ!///いっ、いえ、事情があったのなら…///」

「?何でそんな簡単に許せるんだ?」
「ん…どうして、なんでしょう?」

2人は、フィディオに謝られ顔を真っ赤にする向かいの家の娘を不思議そうに見ていた。



「いやぁ、許してよ円堂君。」
「何言ってんだよヒロト!瑠璃達の家を壊すところだったんだぞ!?」
「円堂君バンダナ取ると、けっこう印象変わるんだね。」
「……ヒロト、話を聞け。」

 縄で縛ったグランって奴を見て、守は溜息を1つ。
話を聞けば、守とラティアとヒロトはずっと、何百年も先の未来から1週間くらい前に来たらしい。そう言えば守と会ったのは5日くらい前だったか…で、グランの本名は吉良ヒロト。未来でも異星人を名乗って色々破壊してたらしい。…例えば中学校っていうのは随分大きいみたいだけど、それも破壊したんだと。

「スッゲーな、未来って!」
「今の西洋よりも進んでるなんて…全然想像できません…」
「そうだろうな、特に未来で俺達がやっているサッカーはすごく熱くなれるし、必殺技も迫力がある。」
「ええっ!どんな物なんですか!?」

「!! 円堂君、何で風丸君は縛らないの!?」
「ん?何だろうなぁ…問題無いから?」
「差別!!」
「ところでヒロト君、君はどうしてあの家を壊そうとしていたんだ?」

がぁぁん、とショックを受けるヒロトに話しかけたのは、さっきラティアを守った少年。年は守達と同じくらいか。

「フィディオ!」
「? 君は…どうして俺の名前を?」
「えっ…」
「彼はイタリア人の両親から生まれ、今は日本各地を巡っているただの流浪者…イタリアの白い流星ではないわ。」
「「ラティア!!」」

イタリア人らしい少年の後ろから現れたラティアの言葉に、彼は頷いた。
守はどこかに頭を強打した影響で記憶が飛んでたらしいが、フィディオの場合はそうではないらしい。彼自身がこの時代で生きて来た記憶があって、それは話を聞いたラティアが途中首を傾げるほど…俺も所々分からないほどその土地独特の単語が出てくる。
外国人が作れる話じゃない。奴は本当に流浪人だ。

「それで、君はどうして…」
「家を破壊したら、元の時代に戻してくれるって言われてね。」
「「!!」」
「まあ、そう言われても強制的だったよ…影山はどの時代でもひどい人らしいね。」


「「影山!?」」

*続く*
文字数の関係上、今回はここまで!
フィディオ君登場!
影山さんは今後活躍するか?…久遠監督と同じで((
カオスな江戸パロディ、またすぐ続きアップします!


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