二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【ボカロ】one'sdailylife【合作】
日時: 2012/09/30 20:07
名前: 百合愛&茉夏&noeru&和葉&はるく (ID: P8Iktffr)

この小説は、私、姫河百合愛と茉夏・noeru・月森和葉・はるくによる合作の小説です!((ボカロのねww

茉夏&noeru&和葉&はるくへ
頑張っていこう!

-キャラの振り分け-
姫河百合愛=初音ミク
茉夏=GUMI
noeru=巡音ルカ・ミカ・神威がくぽ
月森和葉=鏡音リン・レン・KAITO・MEIKO
はるく=VY1・VY2・RUI

書く順番
姫河百合愛→茉夏→noeru→月森和葉→はるく

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Re: 【ボカロ】one'sdailylife【合作】 ( No.21 )
日時: 2012/10/11 20:49
名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: EqqRo75U)


見てくれてありがとう^^

書いてる側からだとあまりよく分からないからね、アドバイスとかもらえると本当にありがたい....!!
すれ違ったりするシーンは多くても、会うシーンはなかったからなぁ..
次はそこも気をつけて書いていかないとだね^^
色々工夫を詰め込んでみることにします(笑)

そういえば現在RUIはミカちゃん追いかけて疾走中です(笑)
ちょうどいいことだしこれを上手いこと使ってやろうk((ネタバレ注意ww

本当にありがとうございましたっ...!!
神ちゃんの気持ちに答えられるようにがんばるね!

》姫娘

Re: 【ボカロ】one'sdailylife【合作】 ( No.22 )
日時: 2012/10/11 20:50
名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: EqqRo75U)

あ、かなり遅れてるかもだけど...

参照100突破おめでとう!(^▽^)

そしてありがとうございますm(__)m((お決まりのパターン←

Re: 【ボカロ】one'sdailylife【合作】 ( No.23 )
日時: 2012/10/12 17:51
名前: 茉夏 (ID: 2ft.mOaW)

グミside

「うわ、雨だ……」

私がスーパーを出ると雨が降っていた。
私って雨女なの……?さっきまで、降ってなかったのに。

(濡れちゃうなあ……)

あいにく、傘は持っていなかったから、そのまま帰ることにする。
雨が降っていることよりも、さっきの女の人が気になって仕方がなかった。少し見ただけだったから、わかったことといえば、オッドアイっていうことだけ。

「どっかで見たことあったのかな」

考えながら歩く。前を見ていなかったので、人にぶつかってしまった。
兄弟……なのかな。青い髪の男の人と、金髪の男の子。

「ご、ごめんなさいっ!」

頭を下げて、走り出す。その人たちが見えなくなるまで走った。

「恥ずかし……ちゃんと前見て歩かなきゃ」

スーパーで買った材料の入った袋は、びしょびしょだった。
タオルを出して袋をふく——はずだった。

「……あれ?ない……もしかして、さっき……」

ぶつかったときのことを思い出し、踏切の前で引き返した。




(わかりにくいと困るので、誰視点かを書きました。更新遅くなってごめんなさい^^;)

Re: 【ボカロ】one'sdailylife【合作】 ( No.24 )
日時: 2012/10/12 19:03
名前: noeru (ID: O2YS4Ill)



「ミカっ…がくぽ…っ!!お願い、死なないで————!」

手術室に運ばれた2人に、扉の向こうから叫び続ける。母と父が1年前に飛行機事故で死んで、がくぽがうちで暮らし始めてミカがやっと学校に戻れて、もとに戻った。なのに…。

「私を———私を1人にしないで…。」

涙が溢れて止まらない。2人が死んでしまったら、私は今度こそ1人ぼっちだ。妹と彼氏。残った2人の身内を一気に失ってしまう。怖い、怖い怖い怖い。怖くて壊れてしまいそうだ。

「ぐすっ…レンっ…死んじゃうのぉ…?」

少し前に同じく手術室に運ばれた少年にそっくりな女の子が、歳の離れた…兄妹だろうか?青い髪の青年になでられながら泣いている。その隣に座った茶髪の女性も泣いている。その傍に、さっき警察に事情を聴かれていた水色の真っ赤な瞳の女性が立って、震えている。彼女は今にも座り込んでしまいそうで、黒髪の女性とピンクの髪の男性が彼女を支えている。今はたしか深緑の女性が警察に事情をきかれているはずだ。その次が私だから、それまでに手術が終わるように、3人が助かるように祈ることしか私には出来ない。

「巡音ルカさん、警察の方がお呼びです。」

看護士さんに名前を呼ばれて我に返った。手術が気に掛かったけど、何が起きたのかちゃんと聞きたかった。


「失礼しました。」

深緑の女性がちょうど部屋から出てくるところだった。私は彼女に一礼するとドアを開けた。

「失礼します。」



「———ですから、巡音さん。妹さんは自ら踏切に飛び込んだんです。」

信じられない。ミカが自殺だなんて。そんな訳ない。いつも通り普段通りで、変わったところなんてなかった。それだけ言うと部屋を出た。次の、あの金髪の女の子が外で待っていた。私の顔を見て驚いたらしい。だって私は今酷い顔をしている。泣きすぎて目が腫れているし、唇が震えている。極力目を合わせないようにして、少女の前を通り過ぎた。また、手術が成功するように祈らなくてはいけないから。




目を覚ました時には、白い天井がまず見えた。

それからルカ姉の泣いた顔が見えて、消えて、がっくんも泣きながら僕の顔を覗いた。

「良かった…ミカ、本当に良かった———。」

「ミカ殿が亡くなったらと思うと、拙者は夜も眠れなくて…。」

2人を見ていたら、いろいろ思い出してきた。そうだ僕は電車に飛び込んで、がっくんが助けようと飛び込んで、それから血飛沫が飛んで、それからそれから…ええっと、金髪の男の子も飛び込んだんだ。

「ミカ、ちょっと待っててね。今レンくんを呼んでくるから。」

ルカ姉が聞き慣れない人の名前を呼んだ。レン———誰だろう?誰もいない病室で、呟いてみた。

「レン———聞いたことないなぁ。」



少し経つと、松葉杖をついた金髪の男の子が病室に入ってきた。髪をポニーテールに青空のような青い瞳が印象的だ。身長は僕と同じくらいだから、同い年くらいだろうか。

「ミカ、隣のクラスで、知らないかな?鏡音レンくん。ミカが飛び込んだ時に彼も助けようとして飛び込んだの。お礼と、ちゃんと謝って。」

「———ありがとう。」

無意識に目を逸らした。申し訳なくて、そっか同じ学校の生徒だったんだ。どこかで見たことあったかな?じゃなきゃ電車に飛び込んでまで助けようとしないよね。

「巡音さん、だよね?ごめん迷惑だったよな。知ってるよ、巡音さんのこと。クラスのやつが散々美少女だなんだって騒いでたから。校内じゃ有名人だもんな。」

僕が?校内で有名人?そんな訳ない。まだ入学したばっかりで、友達もほとんどいないのに…。そんなこと聞いたことない。

「それによく見かけたし。まあ、クラスが隣じゃ当たり前だよな。よくリンが目が合うって言ってたから。あ、リンは確か話したことがあったと思うんだけど。1回だけ。リンは俺にそっくりだろ?双子なんだよ。」

リン。また聞き慣れない名前だ。それに僕は彼にそっくりな女の子とは話したこともないし、目が合ったこともない。どういうことなんだろう…?

「———ミカ?どうして何も言わないの?」

ルカ姉が不自然に思ったのか話しかけてきた。心配そうな顔つきだ。

「だってルカ姉———僕、鏡音さんなんて知らないよ?」


「「えっ…?」」

ルカ姉と鏡音さんの声がハモった。2人とも驚いてる。すごく。

「彼とそっくりな女の子なんて、僕知らない。目も合った事ないし、見かけたこともないよ?それに学校で有名人なわけないじゃん?入学してまだ2カ月なんだし。ところで、どうしてお父さんもお母さんもいないの?仕事?」

ルカ姉が青ざめて、泣き崩れた。ドアの向こうから、鏡音さんにそっくりな『リン』であろう少女が出てきた。やっぱり見たことがなかった。

「まさか…ミカ。」

ルカ姉が嗚咽を混ぜながら、僕の腕を掴んだ。僕は吃驚してルカ姉を見た。あれ?ルカ姉ってこんなに髪長かったっけ?

「あの飛行機事故以来の記憶———ないの?」

Re: 【ボカロ】one'sdailylife【合作】 ( No.25 )
日時: 2012/10/12 22:33
名前: 月森和葉 (ID: ngsPdkiD)

 とてつもなく暗い道だった。
 自分以外他に誰も居なくて、地面の一番そこのように寒かった。
 彼はそこをあてもなく歩き続けた。
 何処に行くとも無しに。
 何も分からないまま。
 そして、幾ら経ったか分からなくなったとき、急に頭のてっぺんが引っ張られるような感覚がして、次の瞬間には真っ白い世界に居た。

 彼—VOCALOID02鏡音レン—が真っ白い世界だと思ったのは、病院の無機質な壁だった。
 自分はそこに張り付くように立っていて、何故かベッドの上に自分が寝ていた。
(……?)
 それを取り囲むように双子の姉と血は繋がっていないがシリアルナンバー的に言えば兄と姉が居た。
(……俺は、此処に居る。じゃ、アレは誰だ……?)
 歩いてベッドに近寄る。
 そこに寝ているのは間違いなく自分の顔で、閉じた瞳の上に大きな絆創膏が貼られていた。
(リン、カイ兄、めーこ姉……)
 気が付いた。
 声が出ない。いや、聞こえていない。
(なんだ、これ……)
 驚きに思考が渦巻く。
 文字通り脳がショートしそうだ。
 俺は機械なんだから、クラッシュでもしない限り死なないはずだ。
 病室の端に行き、膝を抱えて蹲る。
 どうやらこの情況は直ぐに解決出来るようなモノでもなさそうだ。

 そうこうしている内、ベッドで寝ていた自分に似ている誰かが眼を覚ました。
「レン……!」
 兄が嬉しそうな声を上げ、姉たちは椅子から立ち上がって慌ただしく病室を出て行った。
 端にいる自分には見向きもせずに。
(……。)
 それからは定期的に医師が来、姉たちが甲斐甲斐しく世話を焼き、兄がご機嫌取りに現れる。そんな毎日が続いた。

 数日後。
 ようやく松葉杖を使って歩けるようになった自分に似ている誰かが、医師に呼ばれた。
 どうやら一緒に事故にあった子が眼を覚ましたらしい。
(そうか。俺は事故にあったんだ……)
 する事も無いし、後をそぞろに着いていく。
 行った先の病室では、見たこともない女の子がベッドの上に座っていた。
「ミカ、隣のクラスで、知らないかな?鏡音レン君。ミカが飛び込んだ時に彼も助けようとして飛び込んだの。お礼と、ちゃんと謝って」
(……は?)
 意味が分からなかった。
 自分はこの女の子を知らないし、第一に自分は学校へは通っていない。
 ボーカル・アンドロイドらしく、収録とメンテナンスの毎日だけだ。
「———ありがとう。」
「巡音さん、だよね?ごめん、迷惑だったよな。知ってるよ、巡音さんのこと。クラスのやつが散々美少女だなんだって騒いでたから。校内じゃ有名人だもんな」
 ますます訳が分からなくなった。
 偽物の自分はペラペラと自分が知らないことを喋っている。
 やめろ。それ以上言うな。俺はその女子を知らない。学校なんか通ってない。
「それによく見かけたし。まあ、クラスが隣じゃ当たり前だよな。よくリンが目が合うって言ってたから。あ、リンは確か話したことがあったと思うんだけど。1回だけ。リンは俺にそっくりだろ?双子なんだよ」
 やっと分かった。
 今の自分は、幽霊みたいになっているんだ。
 自分は機械だから幽霊にはならないので、電脳体というのが一番正しいだろう。
 おそらく、中のデータが無くなった自分の身体に何か別のアカウントが接続している。
 が、しかし。
 巡音ミカと言う名の少女は記憶を失っているようだった。
 —さて、この重大な二つの問題は、どちらから片付けるべきかな?


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