二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- Re: 二次元少女譚【カタル】とプププランド
- 日時: 2016/02/29 12:23
- 名前: 破壊神鬼姫 (ID: NSuGMJPT)
初めまして!
これから二次元の世界へ入れるようになった少女とプププランドの話を
書いていこうと考えております、破壊神鬼姫という者です!
この掲示板に書き込みをするのは初めてなので、何かと至らぬ点が
御座いますが、どうぞよろしくお願いします。
※注意※
・主人公がオリキャラです
・カービィが喋ります
・キャラ崩壊なんてしょっちゅうです
・文章力がありません
・更新ペースが遅いです
暇な方はどうぞお気軽に!
- Re: 二次元少女譚【カタル】とプププランド ( No.39 )
- 日時: 2014/02/22 15:44
- 名前: 破壊神鬼姫 (ID: BOqiXdbO)
【黄燐へ】
コメントありがとう!
どんどん上げてどんどん落としていっちゃうよー(^ω^ )三
チャットなかなか行けなくてごめんね…!(ー ー;)
- Re: 二次元少女譚【カタル】とプププランド ( No.40 )
- 日時: 2014/02/24 22:56
- 名前: 黄燐 (ID: vQ7cfuks)
鬼姫≫全ッ然大丈夫(gkbr
- Re: 二次元少女譚【カタル】とプププランド ( No.41 )
- 日時: 2014/03/16 00:02
- 名前: 破壊神鬼姫@小説モード (ID: BOqiXdbO)
「………。」
「……ぷふっ!」
気まずい沈黙の続く大広間に突如、甲高い声が響き渡った。
…カービィだ。
「ひあっはっははははっ!!な、なにしてんのめたぁ!」
「………ぶふっ!」
続いて、デデデ大王の野太い声が響く。
カービィは笑い過ぎてもはや、声も出ていない。
「ぶわっはっはっは!!!ひひ、ひぃ、腹が痛い!」
…何もそこまで笑わなくても、と私はげんなりとした。
けれど、この状況で一番辛いのはメタナイトの筈だ。
「…すっ……すみません…。
私が無理に誘わなければこんな事には……。」
「…そなたの所為では無い……。
奴らは確実に狙って投げていた………。」
「えっ」
それってどういう、と言おうとした所を
デデデの声が遮った。
「あい…つっ!あのカッコで!カッコつけ…てや…がるぞ…!!!」
「おい貴様いい加減に…!」
メタナイトがぎろりとデデデを睨んだ瞬間、突然の強風が
大広間を駆け抜けた。
否、風じゃない…これは……。
ごくん、とカービィが何かを飲み込んだ。
…何かコピーした。いや、これは確実に…。
ばっと私が振り返ると、先程までの場所にメタナイトが居ない。
ゆっくりとカービィの方へ向き直ると、いつの間にか仮面をつけて
いた。背中からは小さい蝙蝠の羽…と言うよりは、悪魔のそれが
生えている。ピンクの悪魔と呼ぶに相応しい。
大乱闘スマッシュブラザーズ…スマブラのメタナイトコピーだ。
「う、うわぁ…カービィ…吐き出したげてよ……。」
「えー…あ、じゃあこれ。」
ぺっ、とカービィが何か薄っぺらいものを吐き出した。
『それ』はからんと音を立てて床を転がった。
「かっ……仮面…………!!?」
ざわざわと、どよめきが起こる。
「これって、つまり……。」
詰まるところ、メタナイトが仮面をつけていないという事実にしか
辿り着く事ができない。
「よくやった!吐き出せカービィ!」
「いわれなくともー」
デデデが促すが私も止めない。
ごめんメタナイト、正直素顔は見たい。
「えいっ」
ぺっ、とカービィが『はきだし』をした。
ごろごろと転がり出て来たメタナイトは、見えなくなる程の速さで
仮面をさっと自分につけ、窓の枠に飛び乗った。
「き、貴様らぁ!覚えておけ!この借りはいつかかならず…!」
負け犬の様な台詞を言った所で、メタナイトは外へ飛び降りた。
「あれここ二階っ……!」
ばっと私が窓から身を乗り出して外を見ると、既にメタナイトは
蝙蝠の様な羽を広げて、遠方を飛んでいた。
ほっと安堵した私の肩をぽん、とカービィとデデデが叩いた。
「だいじょうぶ。めたってきみがおもってるよりもぜぇんぜん!
たちなおりはやいから!」
「でなきゃあんな戦艦なんて何回も作れねぇもんな!」
にしし、といたずらっぽく二人が笑った。
私は二人を止めなかった罪悪感と、メタナイトの不憫さにただ
胸の奥をもやもやとさせていた。
- Re: 二次元少女譚【カタル】とプププランド ( No.42 )
- 日時: 2014/04/24 16:28
- 名前: 破壊神鬼姫 (ID: LF8j4K3p)
皆様お久しぶりです。
1ヶ月も放置してしまって、すっかりこの作品への創作意欲が足りなくなって
しまいました。
この掲示板は一旦放置して、小話…SS詰めでも書きますかねと
考えてしまっているところです。ぐぬぬ。
カービィの小説をいっきに二冊買って来て…一気読みしたため、
あれ?オリジナル主人公いらなくね?
カービィ達だけでよくね?
といった感じになっています。主人公ェ…;
正直なところ、色んなキャラクターの色んなお話を書きたいのです。
カービィだけではなく、色んなキャラのほのぼのとした…。ぐぬぬ。
今まで見ているだけでコメントをしなかった、という人も
どうすれば良いかご意見下さいまし。
お願いします。
- Re: 二次元少女譚【カタル】とプププランド ( No.43 )
- 日時: 2014/06/16 16:59
- 名前: 破壊神鬼姫@小説モード (ID: LF8j4K3p)
「また成績下がってるじゃない…!
…譚!どうするのよ、貴方このままだと行ける高校無いわよ!?」
母親の甲高い怒鳴り声が響き、私は肩をすくめている。
それは、間違いなく自分の筈なのに、何故か他人事の様に…そう、
テレビやアニメでも見ているかのように。
私には自分の全体がはっきりと見えていた。
「…っ……ごめん……なさい………………。」
「謝って済むなら私も…っこんなに、怒鳴りたくないのよ!」
「………はい…」
大きな音を立て、部屋中をうろうろと徘徊する母親に聞こえないよう、
私は小さく舌を鳴らした。
「貴方の将来に影響するから言ってるの!
いつまでもゲームばっかりしてるからよ…!!この馬鹿!!!」
先程よりも大きく突き刺さるような母の声に、私は目を見開いた後、
ぼろぼろと涙を零した。
「……ごめんなさい………ごめんなさい……………!」
*
はっと目を覚ますと、私の頬を心地よい風が撫でていた。
「…夢……だった……?」
「かたる!」
頬に風ではない桃色のマシュマロのような物が当たる。
カービィの手だ。
「どうしたの?
かたる、ないてたよ…?」
私の顔を覗き込んだカービィの表情は、とても心配そうだった。
「…大丈夫、ありがとね。」
そんなカービィの頭に手をぽん、と置く。
不思議と、疲れや負の感情が浄化されていくような気がした。
「そうか、私…ウイスピーウッズの下で寝ちゃったんだ……。」
そして、あんな夢を見た。
悪夢…いや、現実を見ていたのかもしれない。
事実は小説よりも奇なり、真実はいつでも残酷なもの。
そんな言葉がふと頭に浮かび、私は苦い笑いを浮かべた。
「睡眠が足りてなかったのかも…ね。もう大丈夫!
慰めてくれてありがと、カービィ!」
えへへ、と軽く笑ってみせたが、カービィの表情は暗いままだった。
「かたる…あんまり、むちゃ しないでね。やくそく。」
「…うん」
どうやら、隠し通せなかったようだ。
私は決まりが悪そうな顔をして、カービィを抱き上げた。
「…帰ろっか。」
「うん!」
「つぎねるときは、ぼくがこもりうた うたってあげるからね!」
「うーん…寝られなくなりそうだな。」
「じゃあ、かたるのわるいゆめなんて、
ぼくがぜーんぶ すいこんでたべちゃう!」
「それは心強いなあ…お願いしちゃおうかな?」
「うん、ぼくにまかせて!」
カービィの笑顔が太陽のように眩しくて、華やかで。
私は思わず、目を細めた。
怖い、恐い。現実と夢を見たお話。
ー続くー