二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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小説!ナイトスクープ
日時: 2016/10/01 00:11
名前: 広尾 (ID: .E2Zt8aM)

この番組は、視聴者から寄せられ

た依頼にもとづいて、広尾局長が

優秀なる学生探偵たちを野にはなち、

世のため、人のため、公序良俗と

安寧秩序を守るべき、この世のあ

らゆる事どもを徹底的に追及する

娯楽スレである。

小説!ナイトスクープ
   knight scoop

謎の爆発卵>>1-19
17年間 開かずの金庫>>20-51
爆笑!小ネタ集①>>52-64
陶器の器がはずれない>>65-84
素数の謎を解明!?>>85-104
通天閣の上から叫ぶ>>106-124
爆笑!小ネタ集②>>125-143
爆笑!小ネタ集③>>144-157
寝ている間に暴れまわる父>>158-175
隙間におちた一万円札>>176-201
熱湯風呂に入りたい>>203-224
ノンストップ御堂筋>>225-

局長・秘書・探偵紹介>>105(定期更新)

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Re: 小説!ナイトスクープ ( No.180 )
日時: 2016/07/29 23:28
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: ERqUQoIM)


【依頼者の家】


チノ
「よく考えると私と同じ年なんですね…」


<ガチャッ


チノ
「あっ、こんにちはー」


依頼者
「こんにちはー」


【依頼者】
【美樹さやかさん(14)】
【中学2年生】

チノ
「中2ってどうですか?友達関係とか…お父さんが嫌とか…」


依頼者
「すごくいるよ…同じ空気吸いたくないとか…」


チノ
「うわぁ…空気まで…」


【お父さんへの不満は?】

チノ
「ちょっと嫌なところもありますよね?」


依頼者
「ちょ、ちょっと…」


依頼者
「お父さんお酒酔うのすごく早くて…」


依頼者
「だから夜ご飯でビールとか飲むでしょ?」


依頼者
「食べたら1時間後くらいにすぐに寝ちゃって…」


チノ
「うん…」


依頼者
「家族との時間減っちゃったなって…」


チノ
「えっ、それがお父さんの直してほしいところですか?」



チノ
「さやかさんは、どう思うんですか?お父さんがお金たくさん持ってるのか、あまり持ってないのか…どっちだと思います?」


依頼者
「困ってる」


チノ
「でもお父さんはそんなこと言わないの、うちお金困ってるからダメとか…」


依頼者
「言わない…」


チノ
「言わないの…」


tノ
「でもその1万円が…なくなったときは…」


依頼者
「顔が…」クスッ


依頼者
「驚きと、悲しみが入り混じったような」


依頼者
「もう…『マジか〜』みたいな感じ…」


チノ
「」ハハハハ...


依頼者
「(家計が)ヤバいんかなーって」


チノ
「でも立派な素敵なおうちもありますしね・・・」


依頼者
「………頑張ったんでしょうね」

<ハハハハ...

Re: 小説!ナイトスクープ ( No.181 )
日時: 2016/07/29 23:32
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: ERqUQoIM)


【もし一万円が見つかったら?】

チノ
「見つかったら…お父さんだけに使ってほしいのですか?」


依頼者
「使ってほしいなぁ…」


依頼者
「お父さんの一万円だし、なんか、もったいない…」




チノ
「これに出て、好感度上げて、アイドルなろうとしてません?」

<ハハハハ...


依頼者
「全然全然…」

※美樹さやかは一度アイドルになっているときがありました



チノ
「お父さんは、『もう使ってやってください』と言うと思います」


依頼者
「」フッ


チノ
「嬉しいんですか」

<ハハハハ...

Re: 小説!ナイトスクープ ( No.182 )
日時: 2016/07/29 23:34
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: ERqUQoIM)

【仕事終わりの父に話を聞く】

チノ
「こんにちは」



「あっ、初めまして」


チノ
「初めましてお父さん」


【父と探偵、二人で話す】


チノ
「その、なくなったときは…お父さん、どんな気持ちだったんですか」



「……まあ別に一万円くらいですからね」


チノ
「あっ、一万円くらい…」



チノ
「じゃあ腹をくくって話してください」


チノ
「だってすっごい顔してた…」



「そりゃショッ…クですよ」



「やっぱり動揺しましたからね」


チノ
「動揺したって…」


チノ
「今『1万円くらい』って言いましたよね」



「だからその…」


チノ
「どうしたんですか!?」



「正直言いますよ、悲しかったですよそら」


チノ
「」クスッ


チノ
「悲しかった…なんで悲しかったんですか?」



「…まあ大金ですからね」

Re: 小説!ナイトスクープ ( No.183 )
日時: 2016/07/29 23:35
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: ERqUQoIM)

チノ
「もし見つかったら…その一万円を使ってお父さんの好きなことをしてほしい…と」


チノ
「お父さんはどう思います?見つかったら」



「…デキモノが」



「デキモノがちょっと出来て…」コゴエデ

【チノの耳に顔を近づける父】


チノ
「えっ、何!?」


チノ
「何何何!?」

<ハハハハ...



「」コソコソ


チノ
「・・・・に出来たんですか?」コゴエデ


チノ
「・・・・のどこに?」



「タマですね」


チノ
「たま?」



「タマにタマが…」


チノ
「タマにタマができた…?」


チノ
「タマタマ?」


チノ
「いやタマタマじゃない…」

<ハハハハ...


【カメラから離れて】


「えっ、出すん?ほんまに」


チノ
「…えっ!?」


【タマに1cmほどのタマが…】



「そんなすごくないと思うんですよ」



「そんな凄いですか?」


チノ
「その出てきた、一万円で、デキモノができたやつを取りたいって言ってるんですか?」



「保険が利かないんです」コゴエデ



「アロマオイルで、効くやつがあるらしいんですよね」


チノ
「あぁー、塗り薬みたいなのが」




「そうなんです」



「ひと月、続けてるんですよ今」


チノ
「どうなんですか?」



「なんか…逆に大きくなってる…」

<ハハハハ...



「だから、気になりだして、頭から離れないんですよ今」


チノ
「ということは今頭の中がデキモノのことで…支配されてるのですか今」



「」コクリ


チノ
「これはダメだ…」

【愛する娘よりデキモノが気がかり…】

Re: 小説!ナイトスクープ ( No.184 )
日時: 2016/07/29 23:37
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: ERqUQoIM)


【消えた一万円を探そう】


チノ
「どこに落ちたの…」



「ここにこう、ひらひらなって、ここにこう…」

※階段と床のわずかな隙間に一万円札が入る


チノ
「えっ、そこに!?」


チノ
「嘘…」


チノ
「えっ、ちょっと待って…これだけ…」スーッ

※1㎜もない隙間にお札が入る


チノ
「本当に札一枚…」


チノ
「どうやっても入らないですよ」


チノ
「もちろん壊さないほうがいいですよね」



「そりゃあお金かかりますからね…」



チノ
「中を覗こうにも…覗くほどの隙間はあいてないんですよ」


チノ
「いや、どうするんですかこれ」

<ハハハハ...


チノ
「どうするの!?」


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