二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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小説!ナイトスクープ
日時: 2016/10/01 00:11
名前: 広尾 (ID: .E2Zt8aM)

この番組は、視聴者から寄せられ

た依頼にもとづいて、広尾局長が

優秀なる学生探偵たちを野にはなち、

世のため、人のため、公序良俗と

安寧秩序を守るべき、この世のあ

らゆる事どもを徹底的に追及する

娯楽スレである。

小説!ナイトスクープ
   knight scoop

謎の爆発卵>>1-19
17年間 開かずの金庫>>20-51
爆笑!小ネタ集①>>52-64
陶器の器がはずれない>>65-84
素数の謎を解明!?>>85-104
通天閣の上から叫ぶ>>106-124
爆笑!小ネタ集②>>125-143
爆笑!小ネタ集③>>144-157
寝ている間に暴れまわる父>>158-175
隙間におちた一万円札>>176-201
熱湯風呂に入りたい>>203-224
ノンストップ御堂筋>>225-

局長・秘書・探偵紹介>>105(定期更新)

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Re: 小説!ナイトスクープ ( No.160 )
日時: 2016/07/08 23:25
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: zhN/mYB5)

局長
「では本日の依頼といたしましょう」


秘書
「はい、東京都にお住いの涼風青葉さん18歳会社員からのご依頼です」


秘書
「『ズゴゴゴ、ドンドンドン、ズゴゴゴ、ドンドンドン』」


秘書
「『これは何の音かというと、父が寝ながら暴れまわっている音です』」


局長
「へぇ〜」


秘書
「『この依頼文を書いているときも、2階の部屋から鳴り響いてるのです』」



秘書
「『そう、うちの父は、極度に寝相が悪いのです』」


秘書
「『父はお酒が大好きで、毎日晩酌してから寝るのですが、毎晩周りにあるものを、足や手でなぎ倒しながら暴れて寝ているのです』」


局長
「いやいやいやいや…」


秘書
「『二、三年前に暴れるようになったのは、お酒が原因だと思うのですが、父に大好きなお酒をやめてもらうのは、しのびなく困っています』」


秘書
「『探偵局の皆さま何とかしてもらえないでしょうか』というご依頼です」


局長
「ズゴゴゴドンドンだからね…」


ココア
「そうなんだよ・・・」


ココア
「もう2階からね、音がブァーッと聞こえるという・・」


ココア
「さぁ、どのくらいお父さん寝相が悪いのか、果たしてこの寝相は治るものなのか」


ココア
「行ってきました、ご覧ください」

Re: 小説!ナイトスクープ ( No.161 )
日時: 2016/07/08 23:28
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: zhN/mYB5)

<ピンポーン


ココア
「こんにちは」


依頼者
「あっ!やったー!!」

【依頼者 涼風青葉さん(18)】


依頼者
「よかったぁ当たって・・」


依頼者
「よろしくお願いします!」


ココア
「小説ナイトスクープです」

Re: 小説!ナイトスクープ ( No.162 )
日時: 2016/07/08 23:33
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: zhN/mYB5)

ココア
「普段はどこで寝てるの?」


依頼者
「ここ(リビング)でもう・・」


ココア
「この上から聞こえるってこと?」


依頼者
「聞こえます聞こえます」


ココア
「話してみたら?昨日うるさかったよって」


依頼者
「話したことあります」


ココア
「お父さんはなんて?」


依頼者
「『ほんとかぁ』みたいな感じで」


ココア
「お父さん覚えてないのかぁ」


依頼者
「はい…」


ココア
「急に2、3年前から寝てたら暴れるなど・・」


依頼者
「仕事が変わって、時間ができたんだと思うんですよ」


依頼者
「大好きなお酒飲む時間が増えたんで、ビールをちょろっと飲んだ後に焼酎を飲むようになっちゃって・・」


テロップ
【依頼者の推測では焼酎を飲みだしたのが原因】


ココア
「昔の職場で働いてるころは、ビールは飲んでた?」


依頼者
「ビール飲んでました」


ココア
「で、夜はどうもなかったと」


依頼者
「はい」


テロップ
【父が寝ている部屋を確認】

依頼者
「ここから上行くんですけど…」

【階段を上る】

依頼者
「ちょっと物多いんで気を付けてくださいね」


ココア
「なにこれ?フィギュア?」


依頼者
「フィギュアなんですよ」


依頼者
「全然興味がないとわからないんですけど・・」


ココア
「これお父さんの?」


依頼者
「お父さんのです」


ココア
「これマジ?」


依頼者
「本当です」


ココア
「ここ自室じゃないの?」


依頼者
「自分の部屋ではないです」

Re: 小説!ナイトスクープ ( No.163 )
日時: 2016/07/08 23:45
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: zhN/mYB5)

【室内】

ココア
「すごい…お店だ」

【大量の特撮関連グッズが置かれてある】


ココア
「お父さん仕事何やってるの?フィギュア関係なの?」


依頼者
「いや、違うんですけど・・・」


依頼者
「昔からこつこつ集めて・・」


ココア
「フィギュア多すぎて寝相どうでもよくなるよ!!」


依頼者
「おばあちゃんここで寝てるんですけど・・」


ココア
「こっちもすごいねフィギュア!」


テロップ
【祖母が寝る部屋にまでフィギュアが】


ココア
「スターウォーズにゴジラに・・すごいねお父さんのマニアックぷりすごいね…」


ココア
「そしてこうやってお父さんはこのあいてる畳のスペースを使って寝てると」


依頼者
「だと思いますね」


ココア
「おばあちゃんも大変だと思う」


ココア
「おばあちゃんもここで寝てるから」


ココア
「やっぱり大変?」


祖母
「確かにすごいです物が飛んでくるし」

テロップ
【物が飛んでくるほどの寝相!】


ココア
「物が飛んでくる?」


祖母
「物がおいてある…私は化け物と言ってるんですけどね」


ココア
「化け物!?」

<ハハハハ..

ココア
「あぁー、フィギュアね」


ココア
「フィギュアのことを化け物と…」



ココア
「治ってほしいなと思うことはあるの?」


祖母
「そりゃあ・・治ったらいいんだけど・・治れるんですか?」


ココア
「・・クスッ」


ココア
「いや、わからない…」



ココア
「悩んでる感じはするのお父さん」


依頼者
「・・・・・そんな深くは気にしてないですね」


依頼者
「どれだけの音が出てるとかどれだけ動き回ってるとかわかってないんで・・」


ココア
「そこも知らないんだ」


依頼者
「そうですね」


ココア
「じゃあそれ一回見てもらおうかお父さんに」

テロップ
【父に暴れている映像を見せてみることに】


ココア
「そうですね・・」


ココア
「ね?」


依頼者
「はい」


ココア
「意識して寝てくださいって」


ココア
「お父さんいつ帰ってくるの?」


依頼者
「夕方ぐらいにはもう…お父さんは帰ってくると思いますので・・」


ココア
「夕方…」


依頼者
「はい」


ココア
「で、早い時間から晩酌を始める」


依頼者
「シャワー浴びてすぐに晩酌始めますね・・」



ココア
「とりあえず呼ぼうか」


依頼者
「そうですね・・でも私、仕事が・・11時くらいなんで・・」


ココア
「夜の?」


依頼者
「はい」


ココア
「お父さんにこのナイトスクープのことは言ってるの?」


依頼者
「ナイトスクープ来ることは知ってます」

Re: 小説!ナイトスクープ ( No.164 )
日時: 2016/07/08 23:52
名前: 広尾 ◆NJ2V3cUk.s (ID: zhN/mYB5)

【依頼者は仕事へ】
【そして問題の父が帰宅】



「ただいまー」コクリ



「お疲れさまでーす」


ココア
「初めまして」



「どうも初めまして涼風です」


ココア
「寝相がどうも悪いと・・」



「はい」


ココア
「そして、バンバンバンバン音がすると」



「えぇえぇ」


ココア
「で、それをですね、心配なさってまして」



「はいはい」


ココア
「まああの・・寝相が悪いっていうのは自覚は…?」



「それは朝起きたときってことですよね?」


ココア
「はい」



「今働いてる職場に行くと、一緒に働いている相棒ですね、相方が、『ケガしてるよ、あざできてるよ』と」



「『あっ、ほんとうだ、あざできてる』って」

テロップ
【ケガをするほどの寝相!】



「だからたまにどこかから血が出てるんですよ」


ココア
「寝てるときに血が出るほどバタバタ・・」



「そういうこともありますね」


ココア
「フィギュアが当たってる?」



「多分フィギュアってのは角とかがあるからそれにあたってるんですよ」



「まあゴジラとか…」


ココア
「ゴジラが当たってる…」

<ハハハハ...


ココア
「ちょっととんがった部分とかが血が出ている・・・」



「そういうことですね」


ココア
「ちょっと寝床見せてもらったんだけど・・」



「はい」


ココア
「ちょっとワクワクするくらいフィギュアがあるじゃないですか」



「はい」


ココア
「お宝の山じゃないですか」



「はい」



「まあ宝というかね・・」


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