二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- プリキュアラブ
- 日時: 2016/07/13 19:09
- 名前: モンブラン博士 (ID: EBP//tx7)
プリキュアが大好きな3人が恋愛&バトルの作品を合作します!
キャラ紹介
>>4>>5>>6
本編
>>7>>8>>9>>10>>11>>12>>13
>>14>>15>>16>>17>>18>>19>>20
>>21>>22>>23>>24>>25>>26>>27
- Re: プリキュアラブ ( No.15 )
- 日時: 2016/07/08 21:38
- 名前: モンブラン博士 (ID: EBP//tx7)
「ごちそうさまでした」
弁当に感謝して食べ終わった容器をゴミ箱に捨てた私は、再び横になろうとソファに深く座る。そのとき、ある大切なことを思い出した。
「そういえばファントムくんはハニーキャンディーをくれなかったな……」
忘れていたのか嫌がらせなのかはわからない。本人のみが知るまでだが、弁当を注文している客の中にはキャンディを大きな楽しみとして感じている人もいるだけに、彼の行為は許しがたいものがある。ゆうこちゃんならば絶対に忘れないキャンディを渡さないとは。
もしかすると奴は他の客にも同じような無愛想かつキャンディをあげないという配達員として失格と表現しても過言でない態度をとっているのではないか。これではおおもりご飯の昼の弁当注文の客数が減る可能性があるし、何よりそれがゆうこちゃんの笑顔に繋がっているのだから、もし彼が原因で彼女が泣いたりするとなれば、問題は大きい。
元幹部としては怨み重なる相手ではあるものの、それとこれとは話は別だ。今後のゆうこちゃんの笑顔のためにも彼の接客態度を指摘しなければ。
「あの……仮にもデッドラインは人を不幸にさせるのが目的なのですから、人の、しかもプリキュアの幸せを願うのは不適切なのではないでしょうか……?」
おずおずといった雰囲気を出して小さな声で揉み手しながら言う中年兵士。コイツはまだいたのか。
揉み手といい、私の機嫌をとって出世しようと考えそうなその感じがいちいち癪に障る。
「やかましい!」
衝撃波を掌から放ち彼を窓から空の彼方へと吹き飛ばす。
数秒後にはピカッと空が光ったので、おそらく消滅してしまったのだろう。私は何か自分の思い通りにならなかったりすると癇癪を起す悪癖がある。できる限り部下には親切にするように心がけてはいるのだが、癇癪は理性が吹き飛んでしまうために厄介だ。
すぐに短気を起こす私も私だが空気の読めない発言をする部下も部下だ。まあ確かに私の所属する組織の立場上彼の発言も一理はあるが。
兵士が消えてしまったのは悲しいが、いつまでも悲しみに囚われてはいけない。今の私の使命はファントムくんを掴まえ、態度とサービスの悪さを指摘してハニーキャンディーを貰うことだ。
「そうと決まれば早速、ファントムくんを探しにいこう」
こうして私は本拠地にしっかりと鍵をかけてファントムくんを捜索しに出かけた。
- Re: プリキュアラブ ( No.16 )
- 日時: 2016/07/08 21:52
- 名前: 霧風赤司 ◆5RRtZawAKg (ID: zGyV0OIp)
______場は代わり、翌日。
ミストは本拠地にいた。
何故かとても暑い。エアコンは故障しているし、扇風機もない。
本拠地の医務室には大量の兵士がいた。
全員熱中症みたいだ。
ふと思う。
「図書館いくか。」
その道のりも暑く、使徒の姿では熱中症になりかねないので人間の姿で歩いていく。
そして、付いた図書館は______
「きゅ、休館日・・・!!」
「・・・・・。戻るか。」
歩いていく。歩いてい・・・たのだがフラフラしてきた。めまいもする。
そして、ミストは倒れてしまった。典型的な熱中症の症状だ。
ああ、忘れていた。
「制服って、長袖か・・・・。」
「____ん!」
誰かの声が聞こえる。
「____斗くん!」
聞き覚えのある声。
「霧斗くん!」
「うわっ!」
と、腰の懐中時計に手をかけ、時間を止める。
のは、さすがに早とちりだった・・・。
「つぼみ・・・ちゃん?」
そう、目の前にいたのは花咲つぼみだった・・・。
「大丈夫ですか!?」
- Re: プリキュアラブ ( No.17 )
- 日時: 2016/07/08 22:17
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
「ラッキークローバー!グランド・フィナーレ!」
大きなクローバーがナケサケーベの体を包み込み、ナケサケーベを浄化していく。
ナケサケーベ出すのすごく久しぶりだったから、あまり力込めてなかったんだけど、やっぱりあれだけじゃ4人技だけで倒されてしまうのか。勉強になるね。
「後はあなただけよ!ハル!」
キュアピーチは僕を指さし、そう叫ぶ。
このままテレポートで帰っても良いのだが、そうすると敵前逃亡してしまったようで、負けを認めたようになってしまうかもしれない。
ここは少し、遊んでやるか。
「あぁ。確かにここにいるのは、僕だけだ・・・・・・ね!」
僕は一瞬でキュアピーチまで距離を詰め、上顎を蹴りぬく。
彼女の体が吹き飛ぶのを横目で確認しつつ、すぐにキュアベリーのところまで一度の踏み込みで迫り、彼女の頭を掴み、ビルの所まで投げ捨てる。
さらにそのすぐ背後にいたキュアパッションの胸を蹴り飛ばし、その場で足を止める。
「・・・・・・今日はこの辺にしといてやる。最近ずっと仕事が無かったものだから、体が鈍ってしまっていてね。ちょっと疲れたし、休む」
半分は本音で、半分は嘘だった。
確かに体は鈍っているが、休まなくとも彼女等を一瞬で葬り去ることは可能だ。
でもそんなことをしたら・・・・・・キュアパインが悲しむ。
彼女を悲しませることは嫌だ。だから、今は大人しく去ってやろう。
「ちょっと待って!」
その時、背後から声がした。
振り返ると、震える手でパインフルートを僕に向けるキュアパインの姿があった。
「なんで私だけ攻撃しなかったの?私が・・・・・・弱いから?」
「・・・・・・あぁ。そうだ」
本当は、好きだからってだけなんだけど、流石にそれは言えないからね。
僕の答えを聞いたキュアパインは悔しそうに顔を歪めた。
これ以上いると、僕の中の欲望が爆発してしまいそうなので、僕は自重して、その場を去った。
「さて、と・・・・・・それじゃあ僕はさっさと帰ろうかな〜」
指にはめたリングを眺めながら呟いた時、誰かにぶつかってしまった。
見ると、正直驚いた。それは、ラビリンスを裏切ったサウラーとウェスタ—だったからだ。
「あ!お前は・・・・・・ハル!?」
「お前呼ばわりに呼び捨て。元最高幹部にひどい言い方だなぁ?」
僕が笑うと、ウェスタ—はすぐに僕と距離を取り、警戒態勢に入る。
本当ならこのまま適当に何かセリフを吐いて去っても良いところなのだが、僕には見逃せないものがあった。
それは、ウェスターが持つ袋だった。
確か、カオルちゃんのドーナツカフェ?の袋だった気がする。
祈里が好きなものに関しても、僕は知っておきたい。・・・・・・奪うか。
「せいぜい、楽しませてね」
———閑話休題。
「ふぅ・・・・・・」
僕は息を吐きつつ、地面に落ちたドーナツの袋を拾った。
少々荒っぽいやり方だったので中のドーナツがバラバラになってないか不安だったが、大丈夫なようだ。
僕はそれにホッと息を吐き、テレポートで本拠地に戻った。
- Re: プリキュアラブ ( No.18 )
- 日時: 2016/07/09 16:24
- 名前: モンブラン博士 (ID: EBP//tx7)
待てよ。考えてみれば夕方におおもりご飯に行くのだから、そのときにでも話せばいいか。
今動いて体力を消耗するのは避けたい。何しろ私は三幹部最年長者、カロリーは効率よく使用せねば。
そして夕方になり、約束通りおおもりご飯へとやって来た。
綺麗に清掃された清潔な店内、暖かい空間を醸し出してくれる電灯、座り心地の良い椅子。
店には久しぶりに来店したけれど、何もかも変わっていない。
「いらっしゃいませ!ご注文は何にいたしますか?」
茶髪のショートカットにおおもりご飯のエプロンを着て天使のように笑っているゆうこちゃん。
落ち着いていながらも女の子らしい高めの声が耳に心地よい。
もちろん彼女は私が元幻影帝国の一員で、現在はデッドラインに所属していることを知っている。しかし、客の前では敵も味方もないことを理解しているのだ。
ここのメニューの中でも特に気に入っているとんかつ定食を注文して、再び彼女を呼び出す。
「どうかしましたか?」
屈託のない笑顔を向ける彼女に、私はファントムくんが昼間注文した弁当におまけであるハニーキャンディーを渡してくれなかった話をした。
すると彼女は厨房に一旦引っ込んだかと思うと、右手に掴めるだけの大量のキャンディーを持ってきた。
「申し訳ございませんでした。これ、お昼の分もおまけとしてはいっていますので、もし良かったら——」
「遠慮なくいただくよゆうこちゃん」
少々乱暴にキャンディーをひったくると、それを自分の服のポケットに仕舞い込む。
これはとんかつ定食を食べ終わったあとのデザートと就寝前の軽食、そして同僚であるハルとミストのお土産にしよう。ホッシーワのようにひとり占めして食べるよりも、みんなで分け合って食べた方がもっと料理は美味しく楽しく食べられるから。
☆
「お待たせしました〜、とんかつ定食で〜す」
持ってきた本を読んで待っていると、待ちに待ったとんかつ定食が運ばれてきた。
弁当で注文するのも旨いが、やはり出来立てのほうがより美味しそうに見える。
「いただきます!」
食材に感謝し、きつね色に焼けたかつを口に放り込む。
一口噛むと、サクサクとした衣の歯ごたえと上品な油の旨み、柔らかな豚肉の食感とジュワ〜ッとした肉汁が飛び込んできてまるで天国にでもいるかのような幸せな気分になる。
粛清した中年兵士は不幸を集め国を復活させる組織なのだから、幸せな気分に浸ってはいけないと口を酸っぱくして言っていたが、このかつを食べてそれは無理な話というものだ。
ああ、同僚や部下たちにもこの味を食べさせてやりたい!
こんなに美味しいのだからきっと満足してくれるはずだ。
ゆうこちゃんの祖父母の農家で作られたという産地直送の白米はもちもちとして柔らかくかすかな甘味を感じる。そこにとんかつソースをかけて食べるとご飯が進む進む。
ここはご飯のおかわりが自由なのもあり、気づいたら五杯もぺろりと食べていた。
他の国や地域は侵略したり不幸にしても構わないが、おおもりご飯と彼女の祖父母の田んぼだけは絶対に手を出さないように徹底させる必要があるな。値段も手ごろでこんなにまで美味しい弁当屋を失うのはあまりに惜しい。それを何度も襲撃したナマケルダはいったいどういう神経をしているのか理解に苦しむ。彼とは紳士風キャラや服装が似ていたこともあり、割と親近感を抱いていたのだが、そこだけは共感できんな。
しっかり完食した私は、ハルとミストの様子が気になり携帯でメールを送る。
彼らからすぐに返信がきたので見てみると、昼間にデザトリアンとナケサケーベを召喚したらしい。フレッシュプリキュア!とハートキャッチプリキュア!の二チームはさぞかし迷惑をしたに違いない。本来なら私もここでサイアーク、もしくは本拠地に待機している部下を出撃させるべきなのだろうが、今は夜だしお腹も満たされて良い気分だから控えておこう。
帰り際、私はゆうこちゃんに小型の紙を手渡した。そこに書いたのはこんな内容だ。
《デッドライン本拠地にて君たちハピネスチャージプリキュアを待つ!デッドライン幹部
モラン=ブレンダー》
シンプルな決闘状であるが、果たして明日の土曜日、プリキュアたちは我々に挑んでくるのか楽しみだ。レジでお金を払って外に出ると、暗い夜空に満天の星々が輝いていた。
「うん、実に美しい光景だ」
幹部全員が使用できる瞬間移動で本拠地へ戻り、幹部ふたりにお土産のキャンディーをあげて自らも食べた後、歯を磨いてベッドに入る。
明日の決闘が楽しみだ。
- Re: プリキュアラブ ( No.19 )
- 日時: 2016/07/09 14:35
- 名前: 霧風赤司 ◆5RRtZawAKg (ID: zGyV0OIp)
「______ 甘い。」
ミストはモランからもらったキャンディをなめていた。
今日は熱中症のおかげでつぼみちゃんと喋る事が出来た。
「寝るか。」
拘束されたミストと、サバーク博士がいる。
「この薬品と、この薬品。一緒に投与すると、「お前は死ぬ。」
「やめろッ!打つなッ!」
「おとなしく、しろッ!」
と、ミストはサバーク博士に殴られる。
「ハッ!!!なんだ、夢か。」
と、布団から起き上がり、着替える。
そして、朝御飯を食べ、学校に向かう。
のだが、今日は土曜日。さあ、どうしよう。と、考えた矢先に
「今日はプリキュアが攻め混んで来るぞ!」
と、兵士の会話を聞く。
「モランか、もしくはハルか。」
続。