二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語
- 日時: 2016/11/13 23:38
- 名前: りゅーっち (ID: Od3Uhdie)
忙しいとわかっておきながら……追加です(´・ω・`)
それでも、やっぱりやって見たかったんです……。
———ドラゴンジェネシス—聖戦の絆—……みなさんはご存知でしょうか?
もしかしたらあまり知られていないゲームかもしれません。
今回、りゅーっちワールド3作目の舞台として選んだこのゲーム—通称、ドラジェネ。本作ではギルドバトルを主に、ほかにも様々な機能で構成されています。
このゲームには、ストーリーがあまりなく、ギルドの方とのんびり過ごすようなところが私のギルドにはあります。……もちろん、ストーリーも存在しますし、イベントはしっかりやってますが。
そんなわけで。今回は、私が最初に選んだジョブの少女から、一体どのようにして現在に至ったのか。若干真実も交えながら話を作ってみたいと思います。オリジナル設定オンリーとも言えますので、閲覧のさいはご注意ください。そして、これが原作ではありませんので、そこは理解をお願いします。
注意↓
このお話に登場する人物は、架空の人物ですので、くれぐれも探したりなどしないでください。私のださい設定です。
私が今回提供させて頂くお話は、俗に言う、"軍師系ギルド"になっております。苦手な方は閲覧を推奨しません。
完全オリジナルストーリーです。原作どこいった?なんて言わないで下さい……。
またなにかあれば追加します。
- Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.24 )
- 日時: 2017/03/06 12:14
- 名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)
「では戻りましょう、フウトさんもきっと心配してますでしょうし…っ!?」
いきなりシエルが前に倒れ込む。
「わっ!?」「っ!!」
それを地面スレスレの所でナイトが抑えた。
どうやらシエルを押したのは、2人組の男達だったようだ。
「ごめんナイト…いきなりなんですか!!こっちは早く帰らないと…「間に合わねーんだろ?弱小ギルドさんよぉ」なっ!!」
シエルの顔が怒りで真っ赤になる。
歯を食いしばり、両手で握りこぶしまで作っている。それでも手を出さないあたり、さすがだ。幾度もこんな事があったのだろう。
「別にうちは弱小ギルドなんかじゃない。逆にあんた達のほうが弱いんじゃないの?」
ナイトがシエルの思いを代弁するかのようにいう。彼もやはり苛立ちがわいたのかもしれない。
「なめた口を聞くガキだな…さすが弱小ギルド」
「……っ」
「さっきからうるさい。その言葉、そっくりそのまま返してやる」
「ほぉ、出来んのか?」
ここで初めて、今まで黙っていた方がしゃべり出した。
「ワイらのギルド名、知っとんか?」
「ワイらはjudgeぞ、なめた口聞くと…わかっちょるやろうの?」「judge……!」
真っ赤だったシエルの顔が途端に青ざめる。
「……2人とも、行きましょう」「っおい!シエ…「今なまえは呼ぶなっ!」……っ」
「さぁ、早く…!」
シエルが手を差し出す。その表情には、焦りが見えた。
いつも余裕を持って、周りを冷静に見極めていたシエルがここまで焦っているのを見るのは初めてだ。
「…リーダー、さん……」「何ですか…早く帰りますよ」
「あの…私にも、なにか…」
自分自身が挙動不審になっている事に、クレアはイラついた。
それと同じタイミングで、シエルが笑う。
「さぁ…帰りましょう。皆さんに心配はかけられません」「……はぃ…」
- Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.25 )
- 日時: 2017/03/08 12:22
- 名前: りゅーっち (ID: VB7Q11rn)
「リーダーさん……?」「……?すみません、どうかしましたか?」
来た道を戻る帰り道。クレアはシエルに話しかけたが、どうも考え事をしていたようだ。
「道…確かこっちじゃないです……」「……え?」
「違うな、行きはあっちから来たはずだから」
「それナイトも早く言って!?」
急がないと間に合わないじゃないかー!とぶりぶり怒りながらシエルがナイトに当たる。
「…てっきり、抜け道でも知ってるのかと思ってた」「ゎ、私もです……」
「はぁ……すみません、考え事をするものじゃないですね。少し走ります。このままじゃ間に合わない」
不意に、鐘の音がきこえた。ギルドはもう目前だった。だが、シエルの顔が青ざめる。
「やばいっ!ナイト、クレアさんを抱えるなり何なりして急いで!」「わかってる!シエルも手出せ!」「…ぇ?」
フウトの姿が見えた。どうやらこちらに手を振っているようだ。
扉が勝手に閉まっていく。もう、間に合わない……
「……っ!」「間に合えっ!」
3人が倒れ込んだ。と同時に背後で扉が閉まる大きな音がした。
「ま、間に合った……」「ちょっと盟主!心配したんですよ!まったくもー!」
隣で小言をいうフウトを無視しながら、シエルはクレアの方に向く。
「間に合ったので、聖戦の見学は出来るはずです。誰かに解説をさせますね。えっと…」
「俺がしようか?」「ナイトは抜けると火力が…」
シエルがぶつぶつ呟き出す。
「じゃあ、行きますよ!それこそ指揮官の仕事でしょう!」
フウトが胸を張って言う。
「……仕方ない…相手を見てから決めましょうか」
- Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.26 )
- 日時: 2017/03/13 23:51
- 名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)
「わ……今回、相手悪いなー…」「?」
「えぇー…今回の相手rerionですか…」「援護が厄介だな。火力は多分、俺ひとりで集められる」
画面に相手のギルドの情報が流れる。あまりにも情報量が多く、クレアには何が何だかさっぱりだった。
シエルによれば、今回の相手である『rerion』は結構な頻度で当たるギルドらしい。
大体接戦で、負けたり勝ったりはそのときによって変わるらしい。
「そ、そんなに…」
「となると…フウトさんもナイトも、下手したら誰も抜けないのに…」
「でも…逆に、ここのギルドはよく立ってくる。魔法型のナナセなら暇なんじゃないか?それかサクラにさせればいい。この相手なら俺ひとりでタゲとれるから」
「!いいかもしれない…!クレアさんも多分、ナナセさんやサクラさんとは話したことが無いのではないですか?」
クレアは記憶を探るが、知る限りは話をしたことがないように感じた。
「多分無いと思います…」
「あ、呼んできますね、ついでにみんなに次の相手の説明もしてきまーす!」「フウトさんお願いします!」
- Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.27 )
- 日時: 2017/04/03 18:15
- 名前: りゅーっち (ID: B81vSX2G)
「盟主さん?呼ばれたのは如何な理由でしょうか…」
「盟主、なにか用事ですか?…ってフウ、早く早く!」「ちょ、説明してきたんですって…勘弁して下さいよぉ…」
先ほどフウトが走っていったほうから、人影が3つ、向かってくる。
白髪がツンツンしているのはフウトだ。フウトの前に女性が2人、歩いている。
右側の人は、少しゆるゆるのコートをきて、さらに帽子を被っている。そのお陰で目線が確認できる程度だが、最初の印象は悪くなかった。
左側の人は髪がいろんな方向に跳ねている、というのが第一印象だった。よく見ると、ゴーグルの様なものを掛けているのも伺える。少し攻撃じみた印象だ。
「紹介します。コートを着ている方がナナセさん。ジョブは魔道士、魔法型ですね。そして隣にいるのがサクラさん。ジョブはバレットランサー。こちらはナイトと同じ防御型です。お二人共、自己紹介を」
改めて、2人と目が合う。2人とも背はそれなりに高いようだ。
……まぁ、クレアが低いので全員高く見えるだけかもしれないが。
「自己紹介ですね。私はナナセと申します。ジョブは先程盟主さんが説明して下さった通りです。あとで聖戦について詳しく教えますね」
「アタシはサクラ。アタシのも盟主が言った通りよ。ナイトさんひとりで行けるみたいだからアタシも教えるがわに入るの。宜しくね!」
そしてそこから、盟主から作戦の説明があり、聖戦5分前にまた集合ということで解散になった。
- Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.28 )
- 日時: 2017/04/18 18:42
- 名前: りゅーっち (ID: B81vSX2G)
と、言うわけで……
「五分前ですね!盟主!」「フウトさん、随分とテンションが高いですね……」
ゾロゾロとメンバーが集まり出した。
目の前にはシュミレーション室(on)と書かれた大きな扉がある。外側に付いている装飾もどこかアンティーク調で、それでいて決して華美ではなく、どことなく落ち着いた印象だった。
「め、盟主さん。この扉は……?」「あ、説明してなかったですかね…?」
シエルが困り顔で頭を搔く。顔は少し苦笑いのように見えた。
「もー!盟主、教えるべきことは教えててくださいよ!…クレア、この扉はね、《聖戦の扉》。上の看板にも書いてるけど、シュミレーションなのは忘れないで」
「あ、あと、ここで怪我とかしても出てきたら傷は治るので心配はいりませんよ☆仮に怪我をしても、盟主さんが治して下さいますし…」「はは、今は人手が足りなくて何とも言えませんがね…」
扉のよこに掛けてある大きなデジタル時計が、分単位で時を刻む。だが、普通の時計とは少し違った。
聖戦までの時間を、計って伝えているのだ。いまの表示は、あと3分になっている。
「初心者は聖戦全体を見れる場所があるんです。お二人共、誘導お願いします」
2人が軽快な返事をする。
「ぁ…ナイトさんっ…」「…?どうした」
時計が差すのは…あと1分。
「あ、あの…上手く言えないですけど…
が、頑張ってくださいね……!」「…!」
「……分かっている。ギルドを勝たせるためにも、な」
あと、〇分。その瞬間に目の前の扉は開き、時計の表示がさらにかわった。どうやら聖戦は30分制らしく、今度は秒単位まで細かく表示されている。
「さぁ!みなさん、勝ちますよ!!!」
全員「「「「「おー!!!!」」」」」
「じゃあ、私達も上がりましょうか」「そだね。クレア…だっけ?付いてきて」
「あ、…はい!!」
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