二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語
日時: 2016/11/13 23:38
名前: りゅーっち (ID: Od3Uhdie)

忙しいとわかっておきながら……追加です(´・ω・`)
それでも、やっぱりやって見たかったんです……。


———ドラゴンジェネシス—聖戦の絆—……みなさんはご存知でしょうか?
もしかしたらあまり知られていないゲームかもしれません。
今回、りゅーっちワールド3作目の舞台として選んだこのゲーム—通称、ドラジェネ。本作ではギルドバトルを主に、ほかにも様々な機能で構成されています。
このゲームには、ストーリーがあまりなく、ギルドの方とのんびり過ごすようなところが私のギルドにはあります。……もちろん、ストーリーも存在しますし、イベントはしっかりやってますが。
そんなわけで。今回は、私が最初に選んだジョブの少女から、一体どのようにして現在に至ったのか。若干真実も交えながら話を作ってみたいと思います。オリジナル設定オンリーとも言えますので、閲覧のさいはご注意ください。そして、これが原作ではありませんので、そこは理解をお願いします。
注意↓
このお話に登場する人物は、架空の人物ですので、くれぐれも探したりなどしないでください。私のださい設定です。
私が今回提供させて頂くお話は、俗に言う、"軍師系ギルド"になっております。苦手な方は閲覧を推奨しません。
完全オリジナルストーリーです。原作どこいった?なんて言わないで下さい……。
またなにかあれば追加します。

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Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.14 )
日時: 2017/01/03 17:59
名前: りゅーっち (ID: C9n6E2JV)

「その話を聞いたことを軸にして言う。お前はこのギルドに居たいか?」
(答えなんか分かってる……でも)
クレアが俯き……そのまましばらく顔を上げなかった。



「……こんな感じですね、で……ってクレアさんっ!?」「わ、クレアちゃんどうしたの??!」
クレアはシエルとカノンが帰ってくるまでそのままだった。「……ない、てる…」
「…っ…ナイト、まさか…」「いえ!ナイトさんじゃないです!多分僕……」「フウトさんですか?!」
女の子を泣かした犯人を探しているうちに、クレアが顔を上げた。
「!リーダーさんに、カノンさん…ぁ、ナイトさん……」
「私…います。さっきの話を聞いて、それでもここに、居たいです…!」
目尻はまだ赤かったものの、クレアはハッキリと、自分の意志で、エストレラに残ることを決めた。
カノンは何の話をしているのか分からないとでも言いたいかのようにシエルを見上げ、バシーニは無表情ながらも、少し感心しているように伺えた。
シエルがため息をつく。
「……話したんですか…」「悪かったか?」「……この無自覚サディストめー…;」
シエルが項垂れていることなどつゆ知らず、ナイトはシエルに話しかけた。
「シエル、こいつの件の報告書は書いた?」「……あ!すっかり忘れてました…」「……」

Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.15 )
日時: 2017/01/07 18:20
名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)

二人が帰った後、シエルがふと思い出したように言った。
「ナイト、フウトさん…少し席を開けて頂けますか?」「え?あ、はい…」「……?」
頭の上にハテナマークを浮かべる2人を、シエルは部屋からだし…
部屋の鍵を閉めた。

「さて、と……クレアさん」「……?」
シエルがクレアの方へ向き直る。その顔は緊張なのか少し強ばっていた。
その顔が苦笑いに変わる。
「先ほどの話はあまり深く考えないでください。俺もあまり語りたくはないですしね……だから、あの話はもう忘れてほしいくらいですよ…;」
彼は続ける。
「…ですが、あのリスクは本当にいつでも起こりうるので。今入ったといっても、そうならない訳ではありませんから……その点については、話してくれたナイトに感謝です。……あまり嬉しくはないですが」
「……私が入って。」「……?」
間を縫って、クレアが話し出す。
「私が入って、なにか協力出来ますか?」「……」
「あの時みたいに、見てるだけなのはもう、嫌なんです…私だって役に立ちたい…!護られてばかりは、もう…嫌……っ!」
心からの叫びだった。目には涙が浮かんでいる。だが、顔にはその強い意志が灯っていた。それはクレアがシエルに対して初めて言った弱音であり、後悔であった。

Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.16 )
日時: 2017/01/15 22:44
名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)

「さて、こういうのをなんて言うでしょう?」「……ぇ?」
シエルがいきなり楽しげにクイズをだす。
「さぁ、悩んでください!」
「え、ぇと…」
しばらくの沈黙の後…
「わ、分かりません…」
クレアは考えた末の結果を口にした。
「なるほど……そりゃわかりませんよ。俺だって分かってないですもん」
そう言うとシエルはいつもの優しそうな笑顔になる。何故かその笑顔には、周りを和やかにさせる力がある気がして。
ふっとクレアも笑みをこぼす。
「…やっと笑った。クレアさんは悲しい顔は似合いませんよ?…もっとも、悲しい顔の似合う人などいないでしょうけどね」
そしてまたシエルがふわりと笑う。
「では、2人を呼び戻すことにしましょう。クレアさん」「……?」
クレアが顔を上げると、すぐ目の前にシエルの顔があった。
「目が真っ赤です。もう少し待ちましょうか?どうせ会うなら普段のあなたらしくいってほしいですし」「あ…」
お願いします…と小さな声で呟く。それが聞こえたのかは知らないが、シエルはただ、扉を開けることはしなかった。

Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.17 )
日時: 2017/01/21 23:07
名前: りゅーっち (ID: YgiI/uLg)

「大分落ち着いたようですね」
シエルがクレアの顔色を窺いながら呟く。
「じゃあテストです。笑って下さい?」「え?」
いきなり笑えと指示する盟主もいかがなものか…と思いながらも、笑顔を作ってみる。少しばかり、引きつっていた気がする。
「…それだけ笑えれば大丈夫ですよ。では、行きましょうか」
そういって、扉の鍵を外すと……
「盟主っ!いきなり追い出すとかひどいですよー!自分だけクレアさんと一緒にいてー!」
「フウトの意見と半分くらい同じ。追い出されたとは思ってないけど」
扉を開けた瞬間、外で待っていたのだろうか、部屋から閉め出された(?)二人が次々に話してきた。
「フウトさん、言い方ってものがあるでしょう…ナイトも。別にクレアさんを独り占めしてた訳じゃあるまいし…」
「してるんですよ!盟主自覚無さすぎ!!」
三人がガヤガヤ話している中、クレアは一人、無言でいた。
すると、どこからか手が差し出される。
「ほら、行くぞ…今日は疲れたろう、ちょうど時間も良いし……」「あっ!夕食ですね!!今日のメニューなんだっけなー♪」
そう言われて、ふと左腕に付けている時計を見ると、なんとカノンたちが帰ってから3時間はたっていた。現在17時。夕食には少しばかり早い気もするが、仕方がない。
「クレアさん。ちょうどいいですし、夕食を食べながらですが、聖戦についてお話しますね」
「それなら俺も手伝える。……加わった方がいいか?」「あ、頼むね」
時間も時間だ。一同は、とりあえず食堂に向かうことにした。

Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.18 )
日時: 2017/03/02 11:58
名前: りゅーっち (ID: kdYqdI6v)

「それでは、聖戦について、お教えしますね!」
今日の献立は、野菜の味噌汁に鮭のムニエル。なかなか洒落ている。
「まず、聖戦に挑むにあたって、“ジョブ”を決めることになる。お前は今回初参戦だ。今のままでいいだろう」
「ナイト、ジョブの前に聖戦の流れでしょう……?全く…」
シエルがナイトの言葉を遮り、更に説明を続ける。
「聖戦とは、簡単に言えば、戦闘のデモンストレーションです。そういえば、クレアさんは幻獣との契約がまだでしたよね?食後にでも行きましょう。…ま、それは置いといて…」
「追加事項といえば、時間が決まってることくらいですかね!」
これはフウト。嬉嬉としてご飯を頬張りながら楽しそうに喋っている。
「フウトさん、食べ終えてから喋って下さい…ジョブは先程ナイトが言った感じです。確かに、クレアさんは今回そのジョブでいいと思います。ちなみに俺は『クレリック』、ナイトは『パラディン』、フウトさんは『シーフ』というのがジョブの名前になります」
「ちなみに、リデアのジョブは『ナイト』…お前と同じ型だ」「型の説明は今からしますね…」
シエルは少し困り顔で話している。まぁ、順序を崩されて不本意なのだろう。
「ジョブには、攻撃型、魔法型、援護型、技能型、防御型、の五つがあります。僕は援護型、ナイトは防御型、フウトさんは技能型です。リデアさんは攻撃型。クレアさんもこれに入ります」
「大まかな説明はこれ位かな……?ではクレアさん、食べ終わったら街へ出かけましょう。上手く行けば帰ってこれるはずです」


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