二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語
日時: 2016/11/13 23:38
名前: りゅーっち (ID: Od3Uhdie)

忙しいとわかっておきながら……追加です(´・ω・`)
それでも、やっぱりやって見たかったんです……。


———ドラゴンジェネシス—聖戦の絆—……みなさんはご存知でしょうか?
もしかしたらあまり知られていないゲームかもしれません。
今回、りゅーっちワールド3作目の舞台として選んだこのゲーム—通称、ドラジェネ。本作ではギルドバトルを主に、ほかにも様々な機能で構成されています。
このゲームには、ストーリーがあまりなく、ギルドの方とのんびり過ごすようなところが私のギルドにはあります。……もちろん、ストーリーも存在しますし、イベントはしっかりやってますが。
そんなわけで。今回は、私が最初に選んだジョブの少女から、一体どのようにして現在に至ったのか。若干真実も交えながら話を作ってみたいと思います。オリジナル設定オンリーとも言えますので、閲覧のさいはご注意ください。そして、これが原作ではありませんので、そこは理解をお願いします。
注意↓
このお話に登場する人物は、架空の人物ですので、くれぐれも探したりなどしないでください。私のださい設定です。
私が今回提供させて頂くお話は、俗に言う、"軍師系ギルド"になっております。苦手な方は閲覧を推奨しません。
完全オリジナルストーリーです。原作どこいった?なんて言わないで下さい……。
またなにかあれば追加します。

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Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.19 )
日時: 2017/02/04 20:26
名前: りゅーっち (ID: aW5Ed34M)

「さて、出かけましょうか」
食事を終えて、クレアたちはギルドの外に立っていた。
一応安全のために、とナイトも付いてきている。
残念ながらフウトとリデアは留守番だ。シエルいわく、「もしかしたら聖戦開始に間に合わないかもしれないから」らしい。
フウトは指揮官を任されているのもあり、リデアをなだめて、残ってくれることになった。他のメンバーもいるから大丈夫だろう。ということになり、クレアとシエル、ナイトの3人が繁華街に行くことになった。
このギルド[エストレラ]は前にも言った通り、周りに街がない。幻獣との契約は、繁華街の施設で行うため、わざわざ外へ出向かなければならないのだ。
繁華街には、歩いて30分ほど。聖戦の開始は確か9時であったはず。
「あの…聖戦開始って21時でしたよね……?間に合うんじゃ……?」
「そんなに甘くないさ」
歩きながらまた話し始める。
「繁華街の近くにもギルドはあるので、聖戦20分前までは人でごった返しているんですよ。少しでもいい幻獣と契約するために。俺達はそれが出来ないのですが…」
「さぁ、急ぐとしましょう。聖戦エントリーに間に合わなくなる。ギルドの方々にはあまり迷惑かけたくないですしね」

Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.20 )
日時: 2017/02/07 18:34
名前: りゅーっち (ID: Iohw8dVU)

岩だらけの道を進む。
崖のスレスレを歩む。
しばらく歩いて、ようやくコンクリートの道が見えてきた。ここまでの所要時間、23分。
「…ぅわっ!」「え、クレアさんっ?!」
疲れからか、何かにつまずいたのか、クレアがよろける。
隣にいたナイトがクレアを支える。
「よ……っと。大丈夫か。まだ付いてないんだし、気をしっかり持たないと」「…すみません… …?」
ふとクレアがしゃがみ込む。先ほどつまずいたのは、どうやら後者の理由だったようだ。
足元にあったのだろうか、つまずいたそれを拾い上げる。
「…綺麗……」「わぁ…確かに綺麗な紅い石ですね」
クレアが縋るようにシエルを見上げる。その表情を見て察したのだろうか、シエルは周りを見回した。
「……この当たりはあまり人が通らないので、大丈夫でしょう…もらっていっては?」「ぁり、がとうございます…!」
この石が、後に彼らの運命を左右することなど、知らずに……

Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.21 )
日時: 2017/02/13 22:54
名前: りゅーっち (ID: gM3fL3C0)

「さぁ、街につきましたね」「はわぁぁ…」
先ほどの岩だらけの道とはうってかわり、右にも左にも大きな建物街が広がっている。
レンガ造りの建物が多いのが、印象に残りそうだ。
「シエル、あと23分」「!ありがとう、クレアさん。少し急ぎましょうか。このままじゃ間に合わない」「わかりました…!」
いつもだったらスグに目を奪われるであろう、煌びやかな宝石や服、剣には目も向けず、ただひたすらに目的の場所を目指す。

「ついたっ!ナイト、指定証を!!」「分かってる!」
ナイトにはまだ体力が残っているようで、勢いもそのままに突っ込んで行く。
何とか手続きは終わったようで、クレアたちも丁度同じタイミングで合流することができた。
中に入ってみると、大聖堂のような広間にでた。中央には、天井にまで至るであろう大きな石が置かれていた。
するとクレアは、シエルに小さな石を渡す。
「これを、あの、石…に、かざし、て…く、ださい……」
息も切れ切れに、シエルが言った。
頭の中で今シエルに言われた言葉を繰り返し、行動に移す。
クレアが大きな石に、シエルから貰ったペンダント(みたいになっていた)をかざすと、大きな石の中に一瞬、何かの影が見えた気がした。

Re: ドラゴンジェネシス—聖戦の絆— 少女の物語 ( No.22 )
日時: 2017/02/18 11:35
名前: りゅーっち (ID: UPSLFaOv)

『……あー、こんな石の中なんて好きじゃねーんだけどなー』
「……え?」
目の前の大きな石が光ったかと思えば、その光を打ち消すほどの紅い光が、クレアの首にかけたペンダントから発される。
「…1発で…アルティメットレア……!」
「しかも、カマエルか…!」
『あぁ、俺がカマエルだ。てかそこの茶髪の奴はなんで俺の名前知ってんだ?』
黒い髪に、髪と同じくらいの黒い鎧。手に持つ剣はとても大きく、クレアの剣など比ではない。
それより何しろ、クレアの目を引いたのは、背中にある大きな翼であった。
鎧の黒とは対照的な、眩い光のような白い翼。
見るだけでも、圧倒される。
「……」
『ん?そこのチビいのが俺の契約者か?』
我に返ったシエルが、すかさずクレアに小声で呼びかける。
「クレアさん、教えたとおりに!」
「……ぁ、はい!」

「あなたは…私と契約してくれますか?」『…は?』
「ちょ…!」「あぁぁ…」
2人が項垂れる。
と、カマエルが不意に笑い出す。
『……クク、面白いな、チビいの!いいぞ、契約してやる!ただ…』
『こんなやり方で契約してくれるの、俺ぐらいだぜ?次はちゃんとやれよ?』「……はい…」
『よし、決まりだ!チビいの、俺の名前を呼べっ!』
「ち、チビいのじゃなくて、クレアです…っ!か、カマエルさん!契約します!」
出てきた影が、再びペンダントに戻る。
先ほどの紅い光は、カマエルがペンダントに戻ると同時に消え、石の色は彼の色を基調とした黒に染まっていた。

ちょっと休憩 小話どん。 ( No.23 )
日時: 2017/03/02 12:15
名前: りゅーっち (ID: kdYqdI6v)

「……」『…おーい』
クレアの自室。リデアは修業に出たようで、部屋には誰もいない。……最も、カマエルはペンダントに入っているため、ここにいることにはなるが。
『おーい、どーした?いきなり話すの止めんなー?…ってのわっ!!?』
倒れるような音が聞こえた。カマエルの入ったペンダントも叩きつけられる。
『あっぶねー…おい!石が傷付けば中の幻獣だってただじゃ…っておい、チビいの?』
返事がない。微かに聞こえるのは浅い息の音。
『おい!チビいの!大丈夫なのか!!?』「…」
返事が帰ってこない。
それを確認すると、カマエルがペンダントの中から姿を現す。
大きな翼は、部屋を荒らさないためか、小さくちぢ込めている。
『……まじかー…道理で返事がねー理由じゃんかよ、くそ…』
クレアをそっとベッドに寝かす。眠ってしまっているようで、起きる気配もない。ひょっとするとこのまま死んでしまいそうな感じがした。
『くっそ世話の焼ける…』
そう言うと、カマエルは部屋を飛び出した。


『おい、おい!誰かいねーのか!!茶髪野郎!』
「なんだ……部屋のドアを殴るな。修繕辛いんだから…って、カマエルか?なぜここに…ペンダントにいるんじゃ?」
部屋からナイトが顔を出す。見るからに迷惑そうな顔をしていた。
その顔に腹を立てながらも、カマエルは部屋で見た光景をナイトに訴える。
『返事がねーから出てきてみたら、あいつ、チビいの!倒れてんだ!どーいう状態なのか全然わかんねーんだよ!とりあえず来い!』「……!おい!」
カマエルがナイトの首根っこを掴む。

部屋に帰ってきてみると、状態は悪化していたらしく、クレアは何度も浅い呼吸を繰り返していた。
「っ!?クレア!!?」『だから言ったろ!どーすればいいんだよ!』
「シエルを呼んでくる!」『おーし言ってこい!』
ナイトが呼びに行ったのを確認すると、カマエルはクレアの横にそっと跪く。
『……おまぇが倒れたらコマんだろうが…』「…カマ、エル……?」
どうやら目覚めたようで、薄く目を開きながら、カマエルの方を見る。
『……そーだよ、てめーは寝てな。ったく無茶しやがって…』「そっ…か……ごめん……」
『…ばーか、お前が倒れたら「クレアさん!!?」ぅおっ!!』
シエルの声を聞いた途端に、カマエルはペンダントに戻る。
「風邪引いてるじゃないですか!あーもー!無理は禁物だとあれほど!!」「ごめんなさい…」

ーーーー

「なんてことがあったんですよ…」「え、覚えてないです……」
「あ、でも言ってた気も……そう言えば、カマエルはあの時私になんて言おうと?」
『はぁ!?ばっか!別になんでもいいだろうが!!』
シエルがにやける。
『おいてめぇ後でぶっ殺してやる…』「か、カマエルだめっ!」
(そりゃ、ばらしたくないですよね…俺には何となく分かりますがね、(笑))


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