二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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がっこうぐらし!みっしんぐげーむ!
日時: 2017/07/29 11:07
名前: 通りすがりのライド (ID: WRKciX17)

※注意!
この小説はライダーに出てくる武器・アイテム・システム意外は全てオリジナルです。それとオリキャラとのカップリングも少々あるのでそこのところはご理解してからお読みください


・これまでの目次
第一章 「がっこうぐらし!thaおんどぅるぐらし!」
>>1-4第一〜三話「出会い、感謝と笑顔、予感」
>>5-10第四〜六話「決意、追跡、襲撃」
>>11-13第七〜九話「暴露と誤解」
>>14-17第十〜十二話「来客」
>>18-24第十三〜十五話話「気持ち衝撃、紅色の心」
>>25最終話「卒業と別れ」
第二章
「がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!!」
>>26第一話「newゲーム・newライフ」
>>27第二話「Ima.Kamen Raid!」
>>28第三話「Who'sKamenRaid!」
>>29-30第四話「王様ゲームと告白」
>>31第五話「一緒」
>>32-34第六話「介入」
>>35第七話「武道派と穏健派」
>>36第八話「真実は」
>>37第九話「辺境」
>>38第十話「乱入」
>>39-40第十一話「剣崎君達はここにいます。」
>>42第十二話「苦い思い出」
>>44-50第十三話「憎しみとのぶつかり合い」
>>51-53第十四話「苦悩と混沌のドラゴナイトハンターZ」

第三章「がっこうぐらし!みっしんぐげーむ!」

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Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.36 )
日時: 2017/02/19 19:25
名前: 通りすがりのライド (ID: fGppk.V/)


闘真視点



「あ!お前なんでそこでやられんだよ!」

「だってしょーがねぇだろ!リロードしてたんだから!」

俺らはスマ○ラや、マリ○パー○ィなどして、今ではFPSをやっている。トーコがハンデをくれて、俺と胡桃で組んで戦っているんだけど………。

「ふふふ、私の勝ち!」

「ま、負けた……胡桃のせいで……。」

「わ、悪かったよ!」

「もう一回やらせてもいいよ?」

「やらせてくだせぇ!今度はシングルで!」

「あたしもやりたい!負けっぱなしは性に合わないんだ!」

「よしきた!」

そしてまた、俺らはもう一回戦やることに。てゆーか誰かが負けてまた一回ってなってそれでまた誰かが負けてもう一回って……………何度も何度も繰り返してるような感じしかしないんだが。まぁいいや。今度こそはノーコンでクリアしてやる。
あっやべ、つい癖で言っちまった。






美紀視点


「す、すごい……。」

「でっかーい!」

「今の図書室はここまで設備が整っているのか……。興味深いな。」

私達は、とりあえず教材を手に入れるために、アキ先輩からもらったこの見取り図で図書室に来ている。予想以上の大きさで少し驚きを隠せなかった。
そしてしばらく歩くと、女性の声がした。

「貴方達が彼女が言っていた新しい人達?」

「!?あ、貴方は?」

「……リセよ。呼び方は…まぁなんでもいいわ。宜し………く…。」

するとそのリセ先輩は固まった。どうしたんだろう…。すると隣にいたつるぎさんが

「…………君は。」


「け、剣崎君…貴方……ここに来たのね…。」

リセ先輩は少し涙目でそういった。とゆうかそれよりも……。

「「け、剣崎君!?」」

「?」


「ん、ああ………俺は剣崎つるぎなんだよ。医学部でね。」

「そ、そうなんですか……。」


私はその懐かしい名字を聞き逃してはいなかった。剣崎さん………今ごろどうしているんだろう…。いや、そんなことよりもまずリセ先輩とつるぎさんの関係についてだ。私はその事について質問した

「二人ってどんな関係なんですか?」

「俺が高校の三年だったころの後輩だったんだ………まぁ今は上下関係を無視して馴染みあってる仲さ……でも俺は高校卒業して、現地と離れた所の大学に行くことになってね。それまで会ってなかったんだけど……。」

「まさかこうして再開できるなんてね。」

するとリセ先輩は微笑みながらそういった。上下関係がないくらいの仲だったんだ。てことは私達にとっての先輩の先輩………つまりつるぎさんは大先輩!?な、なんか自分でも馬鹿馬鹿しくなってきた。そしてリセ先輩は

「あっそうそう、私の他にもう一人ここの管理をしてる子がいるの。走汰くーん?」

すると受付からひょっこりと人が見えた。それは

「んー?何ー?………おっ、新しい人?」

なんだろう……なんていうかこの男の人、すこしおちゃらけた人しか見えないんだけど。リセ先輩が

「紹介するわ、この子は私の同級生の柏木 走汰君よ。」

「同級生っつーんなら子って言うのやめてくれよ………んまぁ宜しく。」

「直樹美紀です。お願いします。」

「丈槍 由紀!こうみえても大学生だよ!まだ来たばかりだけど!」

「俺は剣崎 つるぎ。宜しく。それでこの子は瑠里ちゃんだ。」

「よろしくおねがいします。」

みんなの自己紹介が終わり、走汰先輩から案内された文学、理学コーナーに行くことに、由紀先輩は漫画コーナーに行きたいと言ってるけど……。つるぎさんは医学コーナーに行くといい、瑠里ちゃんを連れて行った。やっぱ由紀先輩と違って、将来に向けて頑張ろうとしてる姿はどことなく格好いいと思ってしまった。
教材をある程度貸し出し、つるぎさんと合流して図書室から出ようとした時に

「美紀さん?」

「はい?」

「彼の事、よろしくね?つるぎ君、自分を追い込むことがしょっちゅう多いから。」

「は、はい……!」


リセ先輩はつるぎさんにバレない程度の音質で私にそういった。少しでもつるぎさんの支えになろうと私は改めて決意した。
途中に由紀先輩がこっそり漫画本持っていこうとして、きっちり叱ったのは別の話。














???視点





「どこにいるんだ……。高上のやつ……。」

タカシゲは高上という男性を探しにリーダーのタカヒロ、アヤカ、シノウと共に外で探索をしていた。バールで目の前に達塞がるやつらを叩きのめしながら彼の行方を探す。
そして、一台の車が目には行った。そう、高上の車だ。タカシゲは声をあげる訳にはいかないので、車に近づき

「あいつ………車置いてどこに行ったんだ…?」

そしてタカシゲはその車にかるドライブレコーダーをてに伸ばす。これになにかでがかりが……すると映っていたのは、まだいたころの高上と複数人の生存者達だった。そういや、こいつら最近大学に来たって言う……!すると彼はある考えが脳裏に浮かんだ


こいつらなのではないかと、高上を襲った犯人は。そしてすぐに伝えようとドライブレコーダーの記録を持っていき、タカヒロ達の元に戻ろうとしたが
そこには





「高上……!お前一体どこに…。」


「高上?違うよ、俺は……。」














「バグスターだ。」


すると高上はバグスターに変化して、タカシゲに向かう。


「!!!!お、お前!その姿…。」


「見てよ………この姿……素晴らしいよ、タカシゲも後で味あわせてあげるよ……なぁ、友よ。」

すると高上バグスターは友というバグスターを呼び、また彼と同様ガシャットと融合した。コラボバグスターが姿を表す。そしてそのコラボバグスターは高上にゆっくりと近づけ

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!!!」






「最高だねェ、あんたの作るもんはよォ。」

「君のその恐ろしい作戦には僕も驚いているがね。」

するとタカシゲがバグスターに感染する所を鑑賞しながら二人の男がいた。
ゲンムコーポレーションの最高責任者黒崎 亥斗 と武道派のメンバーだった………はずの火紅拉 猟真だ。
そして猟真は

「確かこれでドレミファビート、ギリギリチャンバラのコラボバグスターをこいつらに感染させ何事もなかったようにあの大学に戻らせて後はタイミング次第であんたのその装置でバグスターを解放さ。ここまでは良好さァ。」

「ああ、誰にも邪魔はさせない。彼ら達のデータは貴重だからね。これからのゲーム制作の右往左往が決まられる」

「俺はそんなものどうでもいいがな。」


「なら……てをきっても問題ないが。
君のあれが治らなくなるがね。」


その社長は彼になにか握っているのかそういった。すると猟真は舌打ちをする。

「わーッたよ……まぁ半分あんたのその「究極のゲーム」ッてやつに興味はある………楽しませてくれるなら………別だけどな。」

「フッ……それは、今後の君の活躍次第さ。」

亥斗はそういうと、バグヴァイザーという器具でコラボバグスターを回収するように、吸収し、そして

「この二人は大学の近くに置いておこう、君は先に帰っても構わないよ。」

「んじゃ、そうするわ。」

そうして、二人は闇の中へと消えていった。
そしてその一方







理学部


「ふぅー、……おっ、帰ってきたんだな。」

「ええ、結構大変だったけどね。」

その二人は実験器具が散らばっている中でその男は机に座っていた。

「んでよ、なんか分かったか?」

「とりあえず、感染体ウイルスとバグスターウイルスのサンプルは手に入れたけど………見てよ、これ。」

「どれどれ………!へぇ、こりゃ確かに興味深いね。」

彼はそのデータを見ると驚くもなにか興味を示すような表情を浮かばせる。
それは

「この感染体ウイルスとバグスターウイルス、全く同じなのよね。写真をみても。」

「しかし問題は…………。」

「そう、変異の違いね。特にバグスターウイルス。確か貴方の情報だと……。」

「数年前に起こったゼロデイ……これからみてランダルはゼロデイで起きたウイルスを元に作った……。」

「貴方が使うガシャットからじゃバグスターウイルスを利用しているゲンムコーポレーションが恐らくランダルに提供したんでしょうね。金と引き換えに。」

すると女は「爆走バイク」のガシャットを手に取りそういった。そのガシャットは男に手渡し

「ランダルとゲンムはやっぱり関係性があったって事だな……あとは武力だ。これであともう一歩でやつを凌げる。」

「そうね、今ないガシャットの二本の内一本だけ回収すれば問題はないわね。」

「うしっ、明日あいつを利用すりゃ………。」

「あいつ?」

彼女は男のいう「あいつ」に疑問を浮かべる。そして男は

「俺と同じゲーマライダーさ……。しかもそいつはプロゲーマーだ。ちょいと心理操作させりゃ……。余裕さ。」


「ええ、でも気を付けてね…………………走汰。」


「わーってるぜ、冬香。」


そうして二人はゲンムとランダルの調査に力を入れているのだった。





















     第八話
       「真実は」






あとがき
次々と事実が明かされて行く………。
果たして行方は?
次回は胡桃回にしようと思います。

Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.37 )
日時: 2017/02/20 06:51
名前: 通りすがりのライド (ID: 4.2P0hz.)


前書き
多分これは原作での後のお話。















なんだかんだで楽しかったパーティも終わり。そろそろ就寝の時間になるので、各それぞれの自室に入り、眠ろうとする人達も多くなって来た
俺も眠くなってきたので、自室で布団に被さり眠りに落ちろうとしたときだった。コンコンと扉から聞こえ。開けると。

「胡桃…?」

「………あのさ。」


そこにいたのは胡桃だった。パジャマ姿で、両手で枕を抱き締めている。可愛いからやめろ。そして胡桃は恥ずかしげに


「あ、あのさ……今日、一緒に寝ていい?」

「…………………………んー、いいよ。」

それは案外予想外な発言だったが、俺は承知した。そりゃ心配するだろうな、こんなところにいると。こいつも一応女の子だ。怖い物だってある。そして胡桃は自室へと足を踏み入れる


「それじゃ………お、おじゃまします。」

すると胡桃は恐る恐る入る。いや、何もないから安心しろ。そして俺はベットの方に指を指す

「あそこ、二段式だからあれで寝る?」

「二段式なんだ………あたし、一度寝てみたかったんだよな。」

「じゃあ、上でいいよ。」

そう言うと、胡桃は何でわかったっていいたげな顔をする。図星だな。やっぱりこいつはガキっぽい所があるみたいだ。まぁ嫌いじゃないけど。そして二段式のベットに入り、そして電気を消す。すると胡桃が


「なぁ!闘真!これやろうぜ!」

「ん?あぁ、それね。ちょっと待って………。」


俺と胡桃が取り出したのは3DSだ。つまり一緒にモンハンしよって意味なんだ。実は前にこっそり俺と胡桃だけでゲームコーナーに行って、持ってきたものなのだ。いつかやろうとは言ってたが………まぁいっか。そしてマルチで、なんとかリオレウスまで狩猟してる時だった。

「ちょ、さっきからボウガン当たってんだけど。」

「え?あ、ごめん。」

さっきから俺に向かってボウガンを打たれているのである。そして次のクエストの時には

「あ、回復薬と間違えて解毒薬飲んじまった。」

「いや、どうすれば解毒薬と回復薬を間違うんだよ…。」

すると今度はゲリョス狩猟の時にもミスをしゅうちゅうすることが起きた。
胡桃、もしかして疲れてるんじゃないか?やっぱあれだけプレイすれば疲れも出るだろ。

「なぁ胡桃、無理しなくてもいいんだぞ?明日もあるんだしさ。」

「え、あ…………うん、じゃあそろそろ寝るかな。」


そういったのでDSを一旦閉じることに。すると胡桃が

「おやすみ。」

「…おやすみ、胡桃。」


そういって瞼を閉じた瞬間一気に眠りに落ちた。










胡桃視点





最近なんだかあいつの事が気になってきた。何故かは知らない。いつの間にかそんな事があった。

あいつが他のやつと喋っているときにチクリと胸にささるような感覚が起きる。でも逆にあいつと喋っていると。心が暖かくなる。顔を見合わせるだけで胸が苦しくなる。ドクンドクンと次第に心臓の音が加速していくのが分かる。でもこの感覚は前に体験したことのあるような感じがした。もしかして………。そんなことをモンハンしてるときに度々思ってしまっている自分はなんなんだろう……。それで変なミスしたけど。すると闘真は

「なぁ胡桃、無理しなくてもいいんだぞ?明日もあるんだからさ。」

「え、あ…………うん、じゃあそろそろ寝るかな。」

やっぱり、闘真って優しいな……。こういうときにいつも理解が早くて他人を心配する。あたしはその通りにDSを閉じて眠りに落ちようとしたときに

「おやすみ。」

「おやすみ、胡桃。」

あたしは最後に闘真に向かっておやすみと言って眠ろうとした。闘真が返してくれた「おやすみ」に少しドキッとしたのは別の話。


















「トイレいきたくなってきた。」

あのあとすぐに起きてしまい、トイレに行きたくなってしまった。流石に闘真を起こして一緒に行くのもあれなので、シャベルを持って一応行くことに。トイレってどこだ………?そういえばトーコ先輩がこれ渡されたんだっけ
あたしは見取り図を手に伸ばす。
結構遠くはないけど、少し急ぎ足で行く。





「はぁ〜、なんかちょっと怖かった。」


無事トイレから帰って、そんなことを言った。一人だとこんなに怖いんだな………すると闘真が寝てるとこに目が入った。


「…………………………まだ寝てるよな。」

そしてあたしはついつい、闘真の布団に潜り込んでしまった。すると中は暖かかった、とても心地よい。それで闘真の横顔が目の前にあった。よく見ると、闘真って結構顔立ちが整っていて格好いいの部類に入りそうな顔立ちだった。そして、闘真はこっちの方にもたれかかってくるように寝相を変えた。

「!!」


丁度あたしが闘真に抱きしめられてるような感じになっていた。心臓の音がさらに加速する。自分でも分かるくらい。あたしの視界には闘真の胸で覆い被さっている。

「え、えへ……おやすみ…闘真。」

思わずニヤけてしまい、おやすみと静かにそう言った。その時に瞼を閉じるとさっきよりも早く眠りに落ちたような気がした。







-------------------------------------





〜朝〜


「……………ん、ん〜?」

なんだか違和感がある。朝の日射しに起きて、なにかあるような感じした。
すぅすぅと規則正しい寝息を立てている、しかもすぐ近くに。布団をめくると



「く、胡桃………?」



まさか上からここまで……はないか、本人は幸せそうに寝てるし、別に起こさなくてもいいか。そして俺も二度寝に入った。


そのあとトーコにばれてさんざんにからかわれたけどな。


      第九話
        「辺境」







Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.38 )
日時: 2017/02/20 21:15
名前: 通りすがりのライド (ID: xlcSC1ua)

前書き


ちなみに前回までは闘真達がゲーマライダーということをサークルの一部の人はまだ知っていません。前回まで……はね……?













「あ〜〜〜、よく寝た。」

「はぁ、からかわれたせいでまた疲れたよ…。」


俺らは活動場所に向かおうとしている。どうやら胡桃は全体的にまだ疲れがあるらしい。まぁ、しょうがないじゃん。そして活動場所について開けると、他のみんながこちらを向き、ニヤニヤ笑ってくる。またからかうのか………?もう勘弁してくれ。すると由紀が

「あ!おはよう!……カップルさん?」

「由〜〜紀〜〜!!」

「イ、イタタ!ごみんってば〜!」

由紀の発言に対し、胡桃は顔を真っ赤にして由紀の頬を引っ張る。カップルとはまだまだそんな関係にはなっておらん。そして瑠里が物欲しそうにこんなことを言った。

「るーもとーまにぃと寝たいなー。」

「「!?」」

「る、るーちゃん?本気で言ってるの?」

「うん!」


悠里が恐る恐る聞くと瑠里は元気にそう答えた。そしてそれを付け足すように

「あと、つるぎにぃとりーねぇも一緒に寝たい!」

「お、俺もか……。」

つるぎは自分の名前を呼ばれ、驚く。あいつ、子供はそんなに好きじゃないのか?それとも照れ隠しか………まぁ、どっちにしろいいか。そして由紀が

「じゃあ私も一緒に寝たい!なんかお泊まりみたいで楽しそう!」

いや、由紀よ。今までずっとそんなもんだったじゃないか。すると胡桃が


「な!?だったらあたしも!」

胡桃まで乗ってきた。となると……。すると俺らは美紀の方に視線を向く

「え!?わ、私ですか?」

『ジーッ…。』

「うぅ………………わ、分かりましたよ!私も一緒に寝ます!」


そしてそれを聞いていたトーコ達は

「じゃあ、私達もそうしよっかな。いいでしょ?アキ、ヒカ。」

「そうだね、なんか楽しそうだし。」

「私もいいと思うよ。」

「よ〜〜し!今日はみんなでお泊まり会だ!」


今日の夜にお泊まり会が開くことに、みんなはそれについて楽しそうに話している。するとトーコが

「そうだ、リセも誘えば?せっかくだし。」

「それじゃあ、俺が伝えてくるよ。」

すると、つるぎがそう立ち上がった。そういや由紀がいってたな。確かつるぎの後輩とかいってたな。するとアキが。

「んじゃ私もいくよ。」

そういうと、つるぎとアキは図書室に向かいに部屋に出るのだった。そして胡桃が

「よし!そうと決まりゃ今日もゲ「今日は勉強よ?胡桃?」は、はい……。」

「う、勉強……。」

「ほら、由紀先輩、やりますよ。」


すると由紀と胡桃はさっきまでのテンションが下がる。どこまで嫌いなんだよ。勉強が。まぁ、俺も手伝ってやるか。と思っていたが

「あ、ごめんなさい。闘真君はるーちゃんの遊び相手になってくれるかしら?」

「ん、そう……そんじゃなに遊ぶ?」

「絵本よんで!」

「あぁ、絵本ね。ようし…………むかしむかしあるところに…。」


正直言って、自分からでもこの光景を微笑ましかったたろう。途中に送られる痛い視線があったけど。気にしないでおこう。







つるぎ視点


「リセ?いるか?」

「ああ………つるぎ君。どうしたの?朝に来ちゃって。」

「今日の夜お泊まり会があるんだけどさ…一緒に行く?」

アキちゃんがそういうと、リセはすこし考え込み。

「そうねぇ………まぁたまにはいいかもね。夜にそこに行くわ。」

「おっけー、んじゃ行こっか、つるぎくん。」

「あ、ちょっと待って!」

俺たちが戻ろうとするとリセは焦りながら

「せっかくだし……少しお話していきましょ?」


「お話?………つるぎ君はどうするの?」

「……俺は別にいいよ。まだ時間はあるしね。」

「そう、じゃあお茶持ってくるわね。」

そう言うと、リセは奥の方に行き姿を消した。するとアキは俺に対し

「ねぇ、つるぎ君ってさ。リセとどういう関係なの?」

「どういう関係と言われても………昔の友達さ。それ以上の関係ではないよ。」

まぁ、いい後輩と言っても良いくらいだ。趣味も合ってるし。実は、最初彼女達に会って直樹君をみた時、リセとふいんきが似ててびっくりしたな……。彼女も本がすきなのだろうか。今度言ってみようかな。
そんな思っていた矢先にリセが紅茶を持ってきた。ちゃんと俺の好きなハーブティーまで用意されている。

「はい、お待たせ。」

「ありがとう。」

リセがこっちに紅茶をもってきてくれたのでお礼を言うとアキちゃんがニヤけながら

「なんかお似合いの夫婦だね。二人共」

「え!?ちょ、ちょっと…。」

するとリセは少し顔を赤らめてそういう。夫婦、か………。俺に会うのだろうか…俺じゃなく、闘真君なら安心するのだが……。するとアキちゃんが話をそらすように。

「……それじゃ何話す?」

「そ、そうね…じゃあ……。」

それから俺たちは、これまでの事を話した。話によればリセは食事以外ずっとこの図書室にいるみたいだ。夢はこの図書館の本を全て読破するとか。なんだか凄いな。彼女の本好きはよく理解しているが、ここまでくるとは………。そして彼女の話を数十分で聞いているときに、アキが

「じゃあそろそろ帰ろっか?あんまり長居するとみんなに迷惑かけちゃうし。」

「…………うん、そうだな。それじゃあ俺たちはここで失敬するよ。」

「あ、うん。凄く楽しかったわ。ありがとう。」

「ああ、俺も楽しかったよ。」

「……………やっぱお似合いだね。」

「「またそれ!?」」

んー………そんなに似合ってるというのか…。そして俺らはここに出ようとしたがリセに



「リセ。」




「え?」








「……………寂しいなら、いつでも来ていいよ。」




「………ええ!」

そしてその後、俺らが図書室に出ていった後、










「もう…………だから貴方は優しいのよ……。」





そんなことを言っているとは、つるぎはまだ知らなかった。しかしリセの背後には、一つの人影があることも知らずに……。














第十話
「乱入〜前編〜」





あとがき
とりあえず前編、中編、後編と分けたいな……。

Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.39 )
日時: 2017/02/23 20:48
名前: 通りすがりのライド (ID: idqv/Y0h)


「ねぇ、ホントに付き合ってないの?あの仲で?」


「いやだからそういう関係ではないんだ……。」


俺はリセと話終えたあと、闘真君の元へ戻っている最中だ。しかしさっきからアキちゃんからの質問で俺とリセの関係が一部誤解されている。俺は普通に彼女のことは、誰よりも知っているが、恋愛対象かどうかと聞かれると、そこで戸惑ってしまう。いつもなら迷わなく言うんだが…。こう質問では別なのだ。

そしてなんとか誤解を解くために、言っているのだが……こう何度も言ってくる。そんなに気にすることなのか?
俺は正直言って女心というものがよく分からない。こういう系の話は好きだと聞いたことはあるが……。これもそうなのだろう。
とそんな事を考えていると、




「キャァァァァァァ!!」

「「!?」」

向こうで、女性の叫び声が聞こえた。誰かはすぐわかった。リセだ。何度も聞いてる声に俺らは後ろを振り向いた。そしてアキちゃんが

「ね、ねぇ!今の声!」

「ああ、すぐに行くぞ!」

「うん!」


もしかしたら、トーコ君の言っていた武道派、という連中の仕業かもしれん。俺らは一刻も早く図書館に向かうのだった。















「リセ!」


図書館に着き、勢いよくドアを開けるとそこには。尻餅を着いてるリセと、何度も見慣れているあのバグスターがいた。しかもガシャットが刺さっている、コラボバグスターだ。なぜここに………。アキちゃんは見たことのない光景だったか、怯えている

「なに…あれ……。」

「さっきのゲーマライダーか……………こいよ…今は力がありふれてしょうがないんだ!!」

するとバグスターは、リセを捕らえてそういった。本人は逃げようと、必死にもがいている。

「は、離して………!」


「貴様………後でガシャットはきっちり回収してやろう……!」

【タドルクエスト!】

【Ima.Kamen Raid!】

ドライバーを巻いて、ガシャットを挿し、Lv,1に変身する

するとそのレバーを展開し

【術式レベル2!】

【タドルクエスト〜〜!】

Lv,2でガシャコンソードを呼び、リセをバグスターから離す、そしてリセに対し

「とりあえず、あのサークルに戻って、闘真君を呼んできてくれ!いいね!?」

「え!?あ、ううん…。」

するとリセは、アキちゃんの元へと向かい、話したのか、アキも一緒にこの場を去った。そしてバグスターが

「ちっ!てめぇ〜、やってくれるじゃねぇかYO!」

「黙れ!」

【カ・チーン!】










「あぁ〜〜疲れた〜!りーさん、もう終わりにしようぜ〜!」

「私も〜〜!」

「そうね……じゃあ休憩にしましょっか?」

「「やった!」」

「全く、この先輩方は……。」

由紀と胡桃にとっての地獄は悠里の言葉によって終止符を打った。そんな二人に対して、美紀は呆れたような顔をする。それに二人だけじゃない、悠里も美紀も疲れてるだろうし、俺の側ですーすー寝ている瑠里を起こさないようにどかし、四人分のジュースを持ってくる。すると

「ほら、みんな疲れてるだろうから……持ってきたぞ。」

「あっ、闘真さん。ありがとうございます。」

「あら、ありがとう闘真君。」

「お!気が利くね〜!」

「私も私も〜!」

するとみんなは自分のジュースを取るために、俺の元へ寄ってくる。お疲れさんと軽く言って、トーコが

「私の分もとってきて〜。」

「お、お前………分かったよ。」

ゲームしながら、そんなことを言っていたので、単にのどが乾いただけかい、と思ってしまった。何故かヒカも巻き添えに相手させられてんだけど……。しょうがなくもう二人分の飲み物をとろうとした時に勢いよくドアが開いた。すると

「み、みんな…大変よ!!」

「ど、どうした……?」

それはアキだった。なんか隣にもう一人いるけど、あれがリセって奴か?そしたらそのリセらしき人物が

「怪物に襲われて…つるぎくんが…!」

「つるぎが!?」

そこで反応する。怪物って、バグスターか……!?そして俺は


「分かった、俺行ってくる!!」

「え!?ちょ、闘真!」

「え?何何?」

バグスターもついにここに来たか………俺は咄嗟に聞いた図書館に向かって走る。











【B!B!B!】

「ふん…!らぁ!」

「ぐげっ!?」

ガシャコンソードのAボタンを押し、炎属性に。そしてBボタンで出力上々。バグスターに己の野心をぶつけるように、焼き払う。するとバグスターは

「いって!!くそ……なかなかの手応えでな……でも。ほら!」

するとバグスターからは、前に出したあの音符攻撃を繰り出した。くっ…!闘真君のような正統派ゲーマーでない俺にとって、これを避けるのは困難だ
しかし、ここはゲームと現実が混じった戦い。

「なら、避けるまでだ!」


【ジャンプ強化!】

俺は隣にあるエナジーアイテムを取り跳躍力をあげる。そして音符を避けるが

「避ける…か……ならそれを踏まえてこちらも当てるつもりだ!ふん!」

バグスターは音符を出しまくり障害物を利用して反射し、こちらの動きを読み取って当てようとする。すると二方向に音符がこちらに向かってきている。普通なら詰んでいると思われるが、


「バグスターはどうやら本気のようだ。なら…!」


俺は氷属性に変え、大きな壁を作り前の音符を弾き飛ばす。そして後ろから向かってくる音符は壁をさらに利用して蹴りあげ、空中で避ける。そしてそのままガシャットにガシャコンソードを挿し、

【キメワザ!タドルクリティカルフィニッシュ!!】

「喰らえぇ!!はぁぁぁぁ!」

「ぐっ………!」

【HIT!HIT!HIT!HIT!HIT!】

体ごと縦回転を加え、強い連打により、バグスターはかなりのダメージを負う。しかしまだしぶとく生き残っていた。あともう少しで倒せる……!と思っていたが、そこで






【マイティーアクショーン!X!!】


「………お、お前は…!」


「………。」



ゲンムだ。こんな時に………!最悪のタイミングにより、俺は腹を立てる。しかしゲンムは

【シャカリキスポーツ!】


「……!」

「!?うげあぁ!」

「!?な、何……?」

ゲンムはLv,3になり、バグスターの方に攻撃をする。するとバグスターはのけぞるように倒れる。するとゲンムは

【キメワザ!】


【シャカリキ!クリティカルストライク!】

「………!!」

「うがぁぁぁぁ!!!」


ゲンムのキメワザによりバグスターは消滅する。な、なんなんだ………?煙がたち混み、その中にはひとつだけのガシャットがあった。バグスターのか……。俺は近寄り、そのガシャットを手にする。やはりだ。しかしこれで俺もLv,3になれる……。そして変身解除をしようとしたが。



「!!別のゲームエリアが広がった。」


何度も味わった、この感覚。もしかして闘真君が……!ステージセレクトで元の場所に戻る。
それにしても一体どこにいるんだ……!?



















「と、図書館ってこっちの方か?」

「ええ!あそこに確か……。」

俺達はつるぎの元に行くべく、図書館に向かっている。そして角に曲がった先には………!


「おっ、久しぶりだね〜。」

「!!お前……。」


そこには、チャラい口調のレイザーがいた。くそ…!こんなときに……!すると隣にいる美紀が、

「そ、走汰先輩……!?」

「走汰?」

「あ〜、俺柏木走汰って名前だよ。覚えといて〜。」

「んなことはどうでもいい!今はそこを退いてくれ!」

こんなところで呑気に自己紹介なんてしてられっか……!すると走汰はそこにあるロッカーに寄りかかる。

「おいおい、んなのはひでぇだろ…?
まぁ、いいや。それよりあんたのお仲間さん、戦ってるんだって…?」


「そうだ!だから退いてくれ!」


走汰の言葉に胡桃は答える。幸いこいつはバイクゲーマーにしか変身できない。戦闘というより、追跡に特化したゲーマーだ。すると走汰は

「へっ……でもなぁ闘真。せっかく手に入れたガシャットの実験に付き合えよ!!」

【爆走バイク!!】


「え!?そ、走汰先輩も……?」

「な、何々?これ。どうなってんの?」
すると走汰はドライバーで巻いて、ゲームエリアを展開する。やるって訳か………。美紀と胡桃は驚いているが、トーコとヒカは見たことのない景色なのではにがどうなっているのか混乱している。まぁ後で事情を説明するけど

俺もドライバーで巻いて、ゲームエリアを展開する

【マイティアクションX!】





「変身!」

「変、身」


【lma.Kamen Raid!】

















see you xest geem……。





Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.40 )
日時: 2017/02/25 15:42
名前: 通りすがりのライド (ID: kaDNG7L3)

「はぁ…はぁ…くそ…。」



暗闇に現れたのは、武道派のリーダーである男だった。二人のメンバーがまたいなくなり、猟真と二人で探すが、油断したせいかゾンビに噛まれ、感染状態となってしまった。意識が朦朧とする中彼は目の前存在に気づく

「あ…………?」


「どうだい?彼らに感染した感触は。」

それは亥斗だった。もはやまともに立ち上がることのできない彼を亥斗は蹴り飛ばす。

「うっ!がっ……。な、何すんだ…。」

「………君は殺りすぎた。神に見放された、と言いたいところだ。」

「違う………俺はまだ……生きる………選ばれた人間のはず……絶対そうだ……。」


そんな彼の言葉に対し、亥斗はため息をつきこう言った。

「ふぅ……褒めたいくらいに哀れだ。しょうがない、そんな君にこれをやろう。」

すると亥斗は彼に近づき、腰を下ろしてバグヴァイザーを差し出す。そんな見たことのない機械を彼は

「な、何だ?そ、それ………。」



「君の命だ。コンティニューするなら、これを使え。」



「……………ぐっ。」



息が荒くなりつつも、彼は亥斗のバグヴァイザーを取る。その瞬間、彼はバグスターウイルスに一気に侵食される。







「ァァァァアアアアアア“ア“ア“ア“ア“ア“ア“ア!!!」









そして彼は、バグスターウイルスにより、【グラファイト】として新しいバグスターが誕生した。それに亥斗はまさに思い通りにいったのか、ニヤリと笑いを浮かべる。








胡桃視点




闘真のあの姿を見るのは懐かしく思う。変身した闘真があの男の人に接近する。男は弓みたいなものを出して、闘真の突進を防ぐ、威力がありそうな攻撃に怯まない闘真はいつ見ても凄いと思える。それにあの男もだ。あの攻めにたいし、余裕な表情で避けていく。
そんな場面を見て、トーコ先輩とヒカ先輩は

「ね、ねぇ何なの?これ…?」

「いけいけー!やっちまえー!」


ヒカ先輩がそう質問する。なんだかトーコ先輩はそんなこと思わず応援してるんだけど…。まぁ、ヒカ先輩の言うことも無理はない。今までとは次元が違い過ぎる戦いでもあるからだ。

「闘真は仮面ライダーなんだよ。」

「え!?あ、あの?」

「はい、実はつるぎさんもそうなんです。前に住んでいた人も……。」

美紀が付け足すようにそう言った。最後の方で少し顔の表情が曇る。かずにぃのことか………。でも今はそんなこと考えることではない。すると聞いていたのかトーコ先輩が


「てことはつるぎ君もあのヘンテコりんなやつらと戦ってるって訳?」

「ん、まぁ………そうなるよ…。」

「私、そういうの架空の世界だけだと思ってたけど、ホントにいるんだ。」

「私も信じ難いことでした。」

ヒカ先輩は驚きを隠せない表情でそういった。まぁそれは無理もないもんな。そんなことを思っている内に、闘真が相手のど真ん中に命中した。威力があったか、男はちょっとのけぞって、

【HIT!】


「ひ〜!中々痛ぇなぁ。ゲームオーバーになるなんて流石にしゃれになんねぇぜ?」


【ス・パーン!】


「まだまだ余裕そうじゃねぇか…。」


男は弓を真っ二つに分け鎌のような武器に変わった。するとその鎌で闘真に切りつける。回転しながら切りつけたり、あまり闘真が攻撃するタイミングがなかった。そんなときに

「ふん!おらぁ!」

【HIT!HIT!HIT!HIT!】

「うっ…!くそっ!これじゃあ…。」








「闘真君!」



「つるぎさん!」

「あ、あれが?騎士って感じで格好いいじゃん!」

「トーコ……それ言うことじゃないよ?まぁ確かに、格好いいかも!」

つるぎさんがやって来たのだ。すると
男に対して、剣で切りつけた。みんな一つ一つのプレイングが違うんだな………。そしたら男は不利と思ったのか


「ひ〜、さっすがに二対一はやっべぇな……。んじゃここでとんずらするぜ〜〜ってうわ!」


男は逃げようとしたけど、途中にあの黒いライダーが現れた。するとその黒いライダーは男に対し武器を構える。


「嘘でしょ…三対一は絶望的でしょ………。」

「よーし、もう観念しな!」

「そろそろ決着か……?」


どう考えてもこれは絶体絶命ってムードするし、流石に諦めるだろうと思っていたが。その男はガシャットを抜き

【ガッチャーン、ダッシュー、ガチャーン!レベルアーップ!爆走バイク〜〜!】

「爆走で逃げるぜ!バイナラ〜〜!」


「おわっ!………あぁ、逃げられちまった…。」

「………あのゲンムもだ。しかし、ついにあと一つだ。この世界にあるガシャットは。」

【【ダッシュー】】

「闘真!今のって……。」


変身解除した闘真達に向かい、あの黒いライダーについて言う。そしてあの男も。すると闘真は

「ああ、ゲンムだよ。あとあいつも一応俺たちの敵さ。まっさかここにいるとはねぇ……。」

「わ、私が早く言えば……。」

「いや、決して君のせいではないよ、美紀さん。しかし、やつはもう一本のガシャットを持っているとは……。」


そんなことを考えてる内に、トーコ先輩とヒカ先輩が闘真達に詰め寄ってきて


「ねぇねぇ!あんたライダーなの!?
なんで教えてくれなかったんだよ〜!」

「つるぎさん!さっきの登場シーン、凄く格好かったです!」

「え?あ?ま、まぁありがとう…。」



そんな二人の言葉に戸惑うつるぎさん。でも闘真とトーコ先輩はなんだかワイワイと喋っている。






チクッ







そんなときにあたしの胸にチクリと刺さるような感覚が起きた。なんだよ、今までこんなこと、なかったのに。
どうしてだ?すると闘真が


「おーい?胡桃?とりあえずサークルに戻るぞ?」

「え?あ、分かった。」

あたしは闘真の呼び声により正気を取り戻した。今だにこの感覚がなんなのか。まだ理解は出来ていない。でも、なにか懐かしいと思わせる感覚でもあった。



















超久しぶりの一真視点





あれから3日たった。あの事件を境に一気に俺と慈との距離が近づいたような気がした。あんなこと言うんじゃなかった……。何度後悔したことか。そして、空気を壊してきた圭ちゃんがこんなことを言った。

「ね、ねぇ?あれみてよ?すっごい綺麗じゃない?あの川。」

「ん、あぁ…ほんとだね……。」

「そうね………せっかくだし、ちょっと浴びてこない?」

そんな慈の言葉にちょっと体が動いたそれを察したのか慈が付け足すように

「あ、水着とかはないわよ?ちょっと空気とか吸ってみたり足だけで入るとか、そんな感じだから。」

「!わ、分かっているよ………。」

「ドンマイだよ。剣崎さん。」

「くぅん…。」

圭ちゃん。今のタイミングでフォローしても逆に落ち込むだけだよ………。
そして車を適当な所に停まらせ、圭ちゃんが言った川の方に向かう。
着くときらきらと光が反射するにつれ川の輝きがより増していく。水もきれいだし、この世界で見ることはあまりないかもしれない。そして慈と圭ちゃんと太郎丸は早速水遊びをする

「キャッ!もう、やったな〜!」

「あはは!」

「わん!」

一言言えば凄く和ましい。これ、俺が入ったら駄目なパティーンかもしれん
すると慈が

「一真君もこっちきて!」

「え?俺も?」

「そうだよ!剣崎さんも早く!」

「わんわん!」


う〜む、そこまで言われると流石に入らなきゃな。女の子の頼みは断れないし。俺も水遊びに参加することに、只でさえ楽しそうに遊んでた慈が俺が入ると、笑顔がよりいっそう深まる。
正直言って綺麗、というより可愛いと言った方が合ってるかもしれない。それぐらい彼女の魅力があったと言うことだ。この人と付き合うのはアリだな……。まぁ、無理か。あの時はただ酔っぱらってただけで本心じゃないもんな。

しかし!


「(はぁ、一度でいいからこんな素敵な人と付き合ってみたいなぁ…でも無理かな、だってあの時は仲間の意味でって言っただけだと思うし…。)」


真逆である。この二人は純感も良いところ。

「わん!」










「ふぅ、遊び疲れたかも……。」


「そうね……。でも久しぶりに水に浴びられたし、よしとしましょ?」

「そうだね。」

そして俺たちは車に戻り、目的地である避難区画の聖イシドロス大学に向かう。元々
ここに行くのは計画内だったので、もしかしたら由紀ちゃんたちもいるかもしれない。そして俺らは車を走らせようとしたが、今までまったく機能が働かなかった奴が急に


【こちらワンワンワン放送局!ラジオの前のみんな!聞いてるかな?聞いてたら嬉しい!】

「「「!?」」」


俺たちは突然の出来事に驚愕する。久しぶりに他の人の声を聞いたので、新鮮に聞こえる。すると慈が


「一真君…これって……。」


「うん、もしかしたらこれで他の人に伝えようとあえて放送しているんだよ。」

しかしその方法はあまり妥当出来ない
確かにこれで近くにいる人達に呼び掛けられるが、逆に善悪の区別が出来ないので、襲われる可能性だってある。
まだ放送しているから、俺らが一番最初に気づいたんだな……。

「じゃあ、目的地変える?」


「そうだね、流石にほっとくことも出来ないけど…どこにいるんだろう?」


圭ちゃんがそういう。そこなんだよなぁ。一番の難点はしかしその難点はあっという間に解決した

【ちなみに住所は○○の□□□だよ!みんな覚えたかな!?】


「い、言っちゃうのね……。」


まさか本人から聞けるとは思わなかった。しかしそこになると……慈が用意してくれた地図で行くことに。まぁ正確にはわかってないんだけど…。とりあえず行くか。圭ちゃんにナビを任せ俺たちはこの放送主の所へと向かう。
しかし、俺達の背後にいるなにかがいるとは知らずに……。
















   第十一話
    「剣崎君達は今ここにいます。」









あとがき
次は剣崎君達の回にしようと思います。いよいよ社長と猟真が動きだす…!










       
      


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