二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- がっこうぐらし!みっしんぐげーむ!
- 日時: 2017/07/29 11:07
- 名前: 通りすがりのライド (ID: WRKciX17)
※注意!
この小説はライダーに出てくる武器・アイテム・システム意外は全てオリジナルです。それとオリキャラとのカップリングも少々あるのでそこのところはご理解してからお読みください
・これまでの目次
第一章 「がっこうぐらし!thaおんどぅるぐらし!」
>>1-4第一〜三話「出会い、感謝と笑顔、予感」
>>5-10第四〜六話「決意、追跡、襲撃」
>>11-13第七〜九話「暴露と誤解」
>>14-17第十〜十二話「来客」
>>18-24第十三〜十五話話「気持ち衝撃、紅色の心」
>>25最終話「卒業と別れ」
第二章
「がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!!」
>>26第一話「newゲーム・newライフ」
>>27第二話「Ima.Kamen Raid!」
>>28第三話「Who'sKamenRaid!」
>>29-30第四話「王様ゲームと告白」
>>31第五話「一緒」
>>32-34第六話「介入」
>>35第七話「武道派と穏健派」
>>36第八話「真実は」
>>37第九話「辺境」
>>38第十話「乱入」
>>39-40第十一話「剣崎君達はここにいます。」
>>42第十二話「苦い思い出」
>>44-50第十三話「憎しみとのぶつかり合い」
>>51-53第十四話「苦悩と混沌のドラゴナイトハンターZ」
第三章「がっこうぐらし!みっしんぐげーむ!」
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.16 )
- 日時: 2017/01/31 06:19
- 名前: 通りすがりのライド (ID: 8zRCentP)
学校に無事帰還。それぞれの車はやつらがあまり居ないところに止めておいた。いつでも出発できるようにしないと。そしてみんなはまずシャワーをあびるため、女性陣はそれぞれ浴室に向かう。そして一番早く出た由紀ちゃんは俺にむかって
「かーくん……。」
「ん?なに?」
「ありがと……私を助けてくれて…。」
なにか申し訳なさそうな顔をしている由紀ちゃんがこんな顔するのは初めてかもしれない。俺は
「大丈夫だよ、いつでも困ったときはよんでいいんだから、ね?」
そういうと、慰めるために由紀ちゃんの頭を優しく撫でた。すると風呂上がりだからかまだ由紀ちゃんの顔が赤くなってる。
「////えっへへ…//ありがと…//」
すっかり元気になったな。うん、こっちの方が似合ってる。胡桃がもうすでにでたのか、俺に似向かって
「かずにぃ、ちょっといい?」
「ん?ああ、よ。じゃまたね、由紀ちゃん!」
「うん!」
-------------------------------------
胡桃視点
あたしはある聞きたいことがありかずにぃを屋上に連れてった。今…思えば……かずにぃって誰か似てるような気がする。誰だろう…。いや、ただの気のせいか。するとかずにぃが来た。
「ごめん、遅れた…。」
「いいよ、あたしもすぐ来たばっかだし」
かずにぃでも遅れることもあるんだな。早速あることについて尋ねてみた。
「あのさ、かずにぃってなんでライダーになろうと思ったんだ?」
「………。」
尋ねるとかずにぃは黙ってしまった。
ど、どうしよう。聞いちゃ駄目だったか…?そう思っていると、かずにぃは
「うん、わかった…。実は俺小さい時に両親を亡くしたんだ。火事の時に…。それで俺はただ傍観するだけだった
なにもできなかった自分を変えようと
ライダーになろうって決めたんだよ。」
「なんか… ごめん、つらい思い出思い出させちゃって。」
「いや、いいんだ。もう過ぎたことだし。それに、俺が言ったんだから次は胡桃ちゃんの秘密、教えてよ。」
「え!?」
かずにぃの言葉に思わず驚いた。まぁ確かにそりゃそうだよな。このままじゃ不公平だって思われるし、それにこんなことを言ったんだ。この際あの事を言っちゃおう…。
「うん、わかったよ…実はさあたし…
その……。」
「うん。」
「な、何て言うか……えっと…その…。」
「何?教えてくれ。」
ちょっとこえぇよ、かずにぃ…。追い詰められてあたしは全く違う言を言ってしまった。大変なことを
「あたし……かずにぃの事、好きなんだ……。」
「は!?」
「え?あ!?////」
かずにぃは驚きを隠せない、そして理解したのかあたしも自分の言っていたことに驚ろく。は、早く誤解とかなきゃ!
「あ、いや//あれだぞ!?べべべ別に異性とかじゃなく、仲間としてだからな!?///そういう意味じゃなななないからな!?///」
滑舌が回らない、こんなに動揺したの、初めてかもしれない……。するとかずにぃは
「ああ、やっぱそういうことね。」
誤解が解いて少しほっとしたのか何故か残念な気持ちになる…。なんだろう……。そしてあたしは
「じゃあ戻ろうぜ?そろそろご飯だと思うし。」
「そうだな。」
よし、なんとか話をずらすことが成功した。これ以上恥ずかしい思いはしたくもないからな。あたしらが部室に戻ろうとすると
ガシャーーーーーン!
「!?今の音!」
「行くぞ!」
皿が割れたような音がした。これってまさかりーさんが…?嫌な予感がして一刻も早く部室に戻ろうとした。
つづく
あとがき
短いな〜〜。
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.17 )
- 日時: 2017/02/01 07:03
- 名前: 通りすがりのライド (ID: soVn9TCU)
「悠里!」
俺らは部室へ向かい、そこにはキッチンには悠里とさっき倒れた、紀村さんがいた。
「どうしたんだ?りーさん。」
胡桃が、悠里に今の状況を説明するように問う。しかし悠里は何かを怯えながら、まともに話すことが出来なかった。いつもの悠里じゃない……。すると紀村さんが。代弁してこう言った
「さっき……キッチンの周りに、虫が飛んでいて、その時に悠里ちゃんの耳の周りに飛び回ってて、びっくりしたんだよ…。そうだよね?」
「…ええ、そうよ。」
すると落ち着いた表情でそう言った。
なにかおかしい……。でも、気のせいか。そう思いつつ、その後ろにいた美紀ちゃんが、
「あの、紀村さんはなんでキッチンの近くにいるんですか?」
「あ、それは料理の手伝いしてたからだよね?」
「………ええ。」
さっきからどうたんだろう。悠里が少し怖がっているように見えるなにを怖がっているのかは知らないけど。そうすると悠里は話をそらすように
「ほ、ほらもう時間だし、そんな大したことじゃないから、早く準備しましょう?」
そう言うと、みんなは仕方がなく準備にとりかかった。でもなにか違和感がある。なんだろう…。そして夕食の時間に、なり今日は、意外にも焼きそばだった。焼きそばの缶詰もあるのか…。そすて三人も増えたせいか、いつもより騒がしい、由紀ちゃんと紀村さんは今までの思い出のようなものを楽しそうに話している。紀村さんも楽しそうに聞いてた。あの人、なんか悪いイメージは無いんだよなぁ。
そして片付けのあと、俺は自室に戻ろうとしたとき、
「あの……少し良いですか?」
「ん?何…?」
話しかけたのは美紀ちゃんだった。一体何のようだろう…。すると場所を変えてほしいと、屋上前の階段に移動した。すると美紀ちゃんは早速話を始めた
「さっきから気になったんです…あの男の人の事…。」
「それは俺も同じだよ…なんか引っ掛かるんだよな…。」
あの人が状況を話してくれたのはいいけど、まだ一日もたっていない人間に信じろっていうのが中々困難なものだ
それは俺だけじゃないみたい…。すると美紀は
「やっぱ、そうだったんですか…!それに私、ちょっと気付いたところがあったんです。」
「気付いた所?」
「はい、さっきあの虫が通ってびっくりしたっていったんですけど、実は気がかりな所あったんです。」
気がかりな所……。そんなものなかったけど…… 一体なんだ?そしてその話を続けるように美紀ちゃんは
「私、あの音を聞いて、すぐにむかったんです。そしたら虫なんて一匹も居ませんでした。そろにあの部屋清潔を保つように掃除したり、虫除けスプレーを撒いたりして心がけているって由紀先輩が学校の案内にいってたんです。」
由紀ちゃん…学校の案内なんてそんなことしてたんだ。通りで居なかった訳だけど……。それなら俺も一度きいたことがあったな。胡桃も悠里もそうだっていってたし。
「それともう一つ、部室の前で聞いたんです。悠里先輩とあの人の話を。
あまりきこえなかったんですけど「話したりするな」って男の人がそういってたんです。それも……いつもとは違う声のトーンで…。多分ですけど悠里先輩、あの人に脅されていたんです。」
「そうか、だからあの時、俺たちが尋ねたら、怖がっていたんだ…!」
それなら合致する。違和感は直ぐなくなったように思ったが。一体何をしゃべってはいけなかったんだろう?
何かあるのか………そうか!俺が気づいたのを察したのか美紀ちゃんは
「気付きましたね…唯一可能性があるならば、悠里先輩が驚いたのは、虫じゃなくて、先輩に触れようとする男の人に驚いたんだと思います。」
この子……なかなか鋭いんだな…。俺でもそんなのは思いもしなかったけど。あの人を追い詰めようにも、具体的な証拠がないんじゃなぁ、
「でも証拠が少し不十分だ。」
「だったら聞いてみましょう、悠里先輩に、実際のところ、この推理が当たっていればもうばれているようなものだと思いますし、悠里先輩もきっと話してくれると思います。」
「………そうだね、明日聞いてみよっか…今日はとりあえず疲れてると思うから、寝よう。」
「………はい、そうします。」
すると美紀ちゃんは先に寝室(言うなれば部室)に向かった。
あの人が犯人っていったっても、俺そうとは思えないんだよな……。なんていうか、最初は腹立ったけど。
取り除けたはずの違和感がまだ残っているような気がしながら、俺も寝室に向かう。
つづく
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.18 )
- 日時: 2017/02/02 06:24
- 名前: 通りすがりのライド (ID: abkT6QGo)
二人、俺と始だけがいる世界、ここは何処だ?なぜここにいる?どうして?
そんな空虚の中始は呟いた。
「剣崎……俺らはやはり、戦う事でしかわかりあえない。」
「始……ここはどこだ?」
「地球だ……人類は滅亡し、そしてアンデットである俺達だけだ。」
地球……?じゃあみんなは?由紀ちゃん、胡桃、悠里、美紀ちゃん、圭ちゃん、紀村さん、そして……。みんなはどこに居るんだ?俺は始の突然の出来事に頭が回らない。理解すら出来なかった。でも……戦うしかないのか?
始と……しかし…。
「言ったろ?始。俺達は戦わない…。
運命にもいずれ勝ってみせるって………。」
「剣崎……。」
そして俺は目が覚めた。夢…か…。なんだか、悪夢…というより寂しくも虚しい夢だった…。
とりあえず着替えて部室に行こう。今日は悠里に聞きたいこともある。今日は忙しくなるな。
「かーくん!おはよう!」
「おっと、由紀ちゃん…おはよう!
でも急に飛び付かないでくれよ。」
「えへへ〜。」
俺が部室に入ると由紀ちゃんがとびかかった。なんだか、最近こういうのが多くなったな。こういうのあんまり経験しなかったからまだ慣れていない。
でも嫌じゃないんだけどね。すると胡桃が
「それにしてもかずにぃ、今日は起きるの遅かったな、由紀よりも遅いってかなり重大だぞ?」
「むっ、それってなんか酷くない?胡桃ちゃん。」
そんな胡桃の発言に由紀ちゃんは拗ねてしまう。そんな時に佐倉先生が
「ほらみんな、早く食べますから席についてね?」
「…は〜い。あっ、かーくんはここね。」
由紀ちゃんが指した席にすわり悠里の作った料理を食べる。うん、やっぱり美味しい。そしてみんなの雑談を交えた朝食は終わり、片付けにはいる。
悠里は屋上の菜園の作業に入るため屋上に向かう。そして残りは食器の片付けを始めた。そて美紀ちゃんが
「剣崎さん、ちょっと悠里先輩のところに行ってきます。」
「ん…あぁ、分かったよ…。」
そしてなんとなく察知して、美紀ちゃんに承知する。あの事を聞くのか…なんとかうまくいってくれると良いんだけど。そして、片付けにの途中に俺は紀村さんについにあれについて尋ねた
「紀村さん、少し良いですか?」
「え?何?」
「あのさ、紀村さん前に言ったことなんだけど。」
「ああ、それね。あれだよあの時悠里ちゃんの近くに「そうじゃない、本当の事を聞きたいんだ。」」
俺がそういうと、さっきまでの顔付きが変わった…やはり何か裏かあるみたいだ…。すると紀村さんは
「いや、これが本当のことなんだよ……。」
「……胡桃、由紀ちゃん。ここで虫止せスプレーって使ってる?」
俺がそう尋ねると、由紀ちゃんが
「うん、やっぱ部室くらいは清潔にしないとね!」
それに続き胡桃も
「ああ、特に“キッチン”は蚊取り線香とか置いてるぞ。まぁ料理中は流石にしないけど、虫除けならまんべんなくやってるし。」
そんな答えを聞いた紀村さんは少し戸惑う。やはり何か隠しているな。すると言い訳するようにこう言った
「で、でもあれじゃないか?そうだとしたら悠里ちゃん、僕の言ってたことに賛成してたよ?」
確かにそうだ。でも…。
「悠里はあの時、何かに怯えていた。
あれは、普通の悠里じゃなかった。それと関係してんじゃないんですか?」
そんなこと言うと佐倉先生が俺の言葉に同情するように
「そういえば若狭さん…私がその事言ったときも少し怖がるような表情してたわ。」
そして隣にいた圭ちゃんが
「あっ、そういえば美紀が部室前で何か話してたって言ってたよ。」
「ッ……。」
だんだん紀村さんの顔が険しくなる。
美紀ちゃんの推理どうやら当たっているみたいだ。
「圭ちゃん、それは聞いたよ。確か紀村さんは「話すな」って言ったんですよね?美紀ちゃんはそういってたよ。」
「それは認めるけど、なんでそんなに僕のことを疑うんだい?何か恨みでもあんの?」
段々口調がきつくなる。だがそんなのは気にしない、俺はその発言に対し
「違う、俺は真実を聞きたいだけだ。
正直に話してくれれば、俺はこの話はやめたい。そう思ってるんだ。」
俺がそういうと紀村さんは諦めるようは顔をして、俺たちに
「分かったよ……僕は悠里ちゃんが好きなんだよ。全部僕の好みなんだ。」
「ほんのちょっとだけなんだけど触ろうとしたんだ。でもあえて皿を割って
みんなを気づかせようとした。そんなときに僕は悠里ちゃんに「このことは喋るな」って脅した。それだけだよ。」
そしてしばらくの沈黙の中それを破ったのは胡桃だった。胡桃はこれに対して怒り
「 そんなことって…!それでどれだけりーさんが嫌な思いをしたかわかってんのかよ……!!」
そんな胡桃をあざ笑うかのように紀村さんは
「 はっ、そんなこと知らないよ。第一結果的に僕は彼女に被害は出てないし、まだ大丈夫だよ。」
あきらかにみんなを挑発するような発言を佐倉先生と由紀ちゃんは
「だからあなたのやったことが許されるとは限りません。あなたは若狭さんに精神的なダメージを負わせたのですから。」
「そうだよ!ちゃんと謝らないと駄目だよ?」
流石にイライラしてきたのかついに紀村さんは
「はぁ、もう………何なのみんな?なんで僕が謝らないといけないのさ。それに由紀ちゃんも首突っ込まないでよ
なんにも出来ない癖にさ。」
そんな由紀ちゃんに対しての言葉にムカついた胡桃が言おうとしたが
「…!お前、いい加減に「ふざけんな!!!!!」…!」
もう腹が立ってしょうがない。俺は紀村さんにたいして怒鳴る。
「お前こそ、人のこと言えねえだろうが!!!あの言葉取り消せよ!!あぁ!!!??」
俺は紀村さんに怒鳴り付けながら襟を鷲掴みする。遠くにいた圭ちゃんと佐倉先生はただ見てるだけしかなかった。
「さ、佐倉先生…。」
「大丈夫よ、剣崎さんは…大丈夫。」
そんな取っ組み合いが始まり、耐えられなくなったのか胡桃と由紀ちゃんは
「なぁもうやめろよ、かずにぃ!」
「かーくんのそんなところ見たくないよ…!」
「うるさい!!!!」
止めようとしたが俺は止めるつもりはない。そういうと二人ビクッとして大人しくなった。それに隙が出来たのか、紀村さんは逃げ出し何処かに行ってしまった
「あっ!くそっ待てよ!おい!」
「かずにぃ!あたしらもあとを追うぞ!」
「うん!」
「わ、私も行くわ!」
「私も!」
そうして一同は彼を追い、後を去った
「おい!あいつ、屋上のところに向かったぞ!」
「まさか、野郎っ!」
まさかとは思うが…。俺たちは階段を登り、その先は。
第十一話
「 怒 」
おわり
あとがき
剣崎くんが一番怒ると怖い(泣)
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.19 )
- 日時: 2017/02/04 08:45
- 名前: 通りすがりのライド (ID: JLwNROZ9)
前書き
ちょっと胸くそ悪いところあるから苦手なひとはブラウザ推奨です
屋上のドアを開け、そこにいたのは悠里の首にナイフを向けている、紀村さんとがいた、その向こうに美紀ちゃんが倒れている。すると紀村さんは
「へへへ…やぁ、みんな。どうしたの?」
「ッ……。」
「け、剣崎さん!」
「み、美紀ちゃん!大丈夫か?」
「み、美紀!あの野郎ッ…!」
俺と胡桃が三人の元へ向かおうとしたが、途中に紀村さんが悠里によりナイフを近付けてこう言った。
「待てっ!こっから動くな。美紀ちゃんもね?……もしそれ以上動いたら……分かるでしょ?」
「「うッ……!」」
糞ッ、不利だな。これじゃあ。どうやつて救えばいいんだ?そしたら佐倉先生と由紀ちゃんは
「ねぇ、紀村さん!もうやめましょう?貴方は何も悠里さんに恨みはないでしょう?」
「そうだよ!いつもみたいに皆と仲良くしようよ!」
和解を求めさせようと試みたが、紀村さんは揺るぐなくことなく、
「言ったでしょ?僕は悠里ちゃんのことが好きなんだ。僕、こういう子はこの世界じゃ滅多に見られないからねぇ…前から欲しくてたまらなかったんだ…」
「……変態ッ…。」
そして俺は
「おい!悠里はお前の玩具じゃねぇぞ!代わりに何かやるから、悠里を離してくれ!」
俺がそういうと、紀村さんは考え込むような顔をして、こう言った
「ん〜そうだな〜、んじゃぁ君のベルトが欲しいな。あれも気になってたし。」
「……!!」
「え!?か、かずにぃ!渡しちゃ駄目だ!あれはいくらなんでも…。」
「……………………わかった。」
俺は渋々答え、懐にブレイバックルとカテゴリーAのカードを地面に紀村さんに届くように投げた。
「かずにぃ……!」
すると俺の行動が予想外だったのか、驚愕している。しかし俺はある作戦を思い付いた。しかしこれはたぶんリスクが大きすぎる、自分自身の運命を左右するほどの事だ。
それは「ジョーカー」として紀村さんから悠里を救い出すことだ。みんなはまだ俺がアンデットとは明かしていない。だから俺がアンデットになれば皆は困惑する。もし紀村さんがアンデットだとしてもジョーカーほどの力に敵はない。みんながどれほどのショックを受けるのかは……分からない。でも今は彼女を助けることが優先だ。そしてバックルを手にした紀村さんは、にやりと浮かべ、悠里の体をゆっくりと触っていく
「ふふ……これがライダーシステムね……結構よく作られてるね…。」
「ちょっと、やめて……!」
悠里が抵抗しようとすると、紀村さんは睨みながらこう言った
「…切りつけるよ。」
「………は、はい…………。」
大人しくなったのを計り、紀村さんは腹部を撫で回し、さらにその上に忍ばせようとするとみんなが耐えられなくなったのか
「て、てめえ…!」
「あなた…いい加減にしなさいよ…!」
「紀村さん!ベルトはもう手にはいったんですから、いい加減に返してください!」
胡桃と佐倉先生と圭ちゃんがそういって前に出ようとしたその瞬間、紀村さんは、悠里の首に小さな切り傷を負わせた。
「!……いた…!」
「「「「「「!!!」」」」」」
「言ったでしょ?近づいたらとうなるかって、もっと近づいたら今度はこれ以上の傷を付けるよ。」
「お前…お前が言ってた欲しいものをそんな簡単に傷つけていいのかよ!!」
胡桃がそう怒鳴ったが、彼は迷うことなくこう断言した。しかしそれは彼にとって重大なミスを犯すことになった
「君らが近づいたのがいけないんだよ
それに要らなくなったら捨てるだけだし、それならゾンビにして、君らに返すよ。はははははは!!!」
笑い声を上げ、そんなことを言った。そしてそれに耐えられなくなったのか悠里から涙がぽろぽろと流れ落ちている。俺ももう我慢の限界を迎えている
「あれ〜?もしかして泣いちゃってるの?意外と泣き虫なんだね、悠里ちゃんって、そんなに嫌だった?」
「ひぐっ…やめて…彼らには……なりたくない……えぐっ…。」
彼らとは、恐らくゾンビの事を言っているのだろう。怒りの頂点に達したのか胡桃は
「殺してやる…!絶対に許さねぇ…!!」
シャベルを強く握りしめながら、そういう、俺も同じ気持ちだがこれ以上奴を追い詰められる術はない。どうすればいいんだ……!
「もう……嫌ぁ!!」
「うッ!!」
すると我慢か出来なくなってしまったのか悠里は抵抗して、肘が紀村さんの顔面にヒットした。
それにより悶えてナイフを離してしまう、そしてそれを取ろうとしたが、美紀ちゃんに取られてしまう
「そうはさせないですよ、胡桃先輩!」
「ああ、分かってるっての!りーさん離れて!」
すると悠里は由紀ちゃんの元へと逃げる、胡桃は、もがいている紀村さんにシャベルで脇腹を殴打する。みねうちでもかなり堪えている。そして紀村さんは
「くっ、最悪だ…何でこんなことに……。」
「こんなことになって当然だ!!今まで散々ふざけやがって……!まだこれくらいじゃすまされないぞ…!」
胡桃はまだ怒りがあるのか、シャベルを紀村さんの方へ向けた。そして悠里は
「みんな…ごめんなさい…心配かけて…。」
「大丈夫だよ、りーさん!りーさんならきっと戻ってくるって信じてたから」
「そうよ、若狭さんが戻ってくれて凄く嬉しいわ。」
「そうですよ!もとはといえば、あの人が悪いんですから…!」
自分を追い詰める悠里を由紀ちゃんと佐倉先生と圭ちゃんは慰める。これでまた一安心……かな。と思っていたが
俺は見逃してはいけない物に気づいた。シャベルで食らわした紀村さんにかすり傷がある。そこにかすかだが血が見える
「!!!まさか……。」
そうだ、俺の勘は当たってしまった。
あの血は何度も見た、アンデット特有の緑色のした血液だった。となれば……。
「胡桃、離れろ!!!」
「えっ?」
「いいから速く!!!!」
遅かったが、紀村さんはアンデットへと変化して胡桃を吹っ飛ばす
「…え!?うっ…がっ…!」
「胡桃!」
「胡桃先輩…!剣崎さん!これを!」
美紀ちゃんが投げたのはバックルだった、俺はそれを手にして、カードをセットし
「変身!!」
【TERN UP】
オリハルコンから抜け出しブレイドとなって、紀村いや、ライノセラアンデットに向かう、俺は胡桃を攻撃しようとするライノセラにラウザーを投げた。、腹部の方に刺さり、もがいている
飛び蹴りをして、なんとか胡桃から離れるようにライノセラを前に押し出す
そして佐倉先生に
「先生!胡桃を出来るだけ離れさせてください!」
「え、ええ!恵比須沢さん、しっかりして!」
「胡桃ちゃん大丈夫!?」
「胡桃!」
「ああ、大丈夫、ちょっと腹が痛いだけだ……痛っ…。」
よし、みんなは出来るだけ離れたか
俺はライノセラを切りつけるが、奴は剣先を掴み、キックを繰りだす。
「うぐっ!」
しかし俺は、そんな奴に顔面から、ぶん殴る。そしてライノセラは
「ウッ、ガァ!」
蹴られては殴り、蹴られては殴り…………………を続けて、耐えられなくなったのか、ライノセラはラウザーを離す、こちらに殴りかかろうとするが
「ガァッ!」
「おっと、なんの!らぁ!」
右ストレートを俺は左手で防いで、振り払い、右、左とストレートを喰らわす、そしてライノセラは蹴りを喰らわす俺に掴みとり、その怪力で俺を向こうに投げる。なんて力だ…!
「うぐっ……!」
ライノセラは、俺に向かって突進するがローリングして、回避する。そしてライノセラにラウザーで切り払うが
「おらっ!」
「……フンッ!」
ライノセラも攻撃を喰らわそうとして、俺に殴りかかってくるが、同時に切りつける。そして両方とも喰らい、転びながら、吹っ飛んでいく、こうなったら……!俺はラウズアブゾーバーを手に出し、QとKを出す。そんなとき
「ウガァァア!」
「うっ!!ぐあっ!」
ライノセラに飛び蹴りを喰らわせようとし、その衝撃で、アブゾーバーがショートしてしまう。しまった……!俺の予想外な出来事に困惑し、さらにライノセラはアッパーも喰らわせられた。それによりラウザーが遠くに吹っ飛んでしまったのだ。
「おい、やばいぞこれ…!うぐつ!」
まだおれに攻撃しようとするライノセラをギリギリで防いだが、この絶対絶命をどうすればいいんだ……??
何か手はないのか、俺はライノセラの攻撃を避けるばかりだった
第十二話
「ピンチ」
あとがき
このあとめぐねぇが大活躍!乞うご期待!
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.20 )
- 日時: 2017/02/04 14:35
- 名前: 通りすがりのライド (ID: JLwNROZ9)
慈視点
「どうしよう……。」
今、剣崎さんがアンデットという怪物と戦っていて、どうやら剣崎さんが不利的状況になっているみたい…。
一体どうすれば……?
そして近くにあった、剣崎さんが戦う時に使っている剣を見てこう思った
「(まだそんな遠くはないし、もしかしたら隙を見て、あれを渡せれば…。)」
私は幾度もなく剣崎さんに助けられた
本人はそんなに気にしてないけれどもこんなに頑張ってるのに私達がなにも出来ないなんて、悔しくてしょうがなかった、ドジな私でもちょっとでも役に立てられれば……と思い、私は決意を固め今はいる直樹さんと嗣堂さんに
「二人共、ここは任せて。」
「先生…?駄目ですよ!今行けば巻き沿いになってしまいます!」
「そうです先生!」
二人が私を止めようとするが私はあえて無視して、剣崎さんの武器を持って
「お、重……よいしょ!!」
剣崎さんのように軽々と片手では振り回せないけども、両手で怪物を縦に切った、予想外だったのか怪物は思う以上にのけぞった、そして私は
「剣崎さん!これ!」
「!佐倉先生…サンキュー!」
重かったので、そんなに遠くはなく精一杯剣崎さんの方に投げた。
すると怪物は私の方に向いた、唸り声を上げてこっちに来る。こ、怖い………!すると
【サンダー】
【キック】
「ほら、こっちだ!ライノセラアンデット!!!」
剣崎かんは怪物に剣を投げつけたけど
それを防がれてしまう、が
【ライトニングブラスト】
「らぁぁぁあぁぁあぁ!!」
一回転して跳び蹴りを喰らわせて、怪物の方はかなりのダメージがあったのか、遠くに吹っ飛んだ後、立とうとしても立てなくなり腰のバックル(?)のようなものが開き、剣崎さんはカードを怪物のほうに突き刺した。そしてカードに吸い込まれ、また剣崎さんの方に戻った。こうやって剣崎さんは毎回怪物と戦っているんだ…。やっぱりすごい……と思っている最中に剣崎さんが元の姿に戻り、こちらに向かう
「大丈夫ですか!?佐倉先生!」
「え!?え、ええ。少しかすり傷ですんだけど……。」
実は剣を投げる時に丁度強く何かに当たって、切り傷と足に捻挫してしまった。すると剣崎さんは私をお姫様抱っこをして、
「ふえ!?////け、剣崎さん!?///」
「捻挫してるんでしょ?なら俺が部室まで運ぶよ。」
すると直樹さんと嗣堂さんは
「な、何やってるんですか、二人共……。」
「わぁーいいなー私もされてみたいー
お姫様抱っこ!」
うぅ、なんでよりによってお姫様抱っこなんだろう///ただの抱っこでもいいのに……//それでも恥ずかしいかな。
そうして私達は部室へと戻ることにした
「(あのアンデット……人間になり変わっていたから、恐らく襲った人間をコピーしたんだろう……記憶もコピーできるから、実際本当に優しいひとだったのかもしれない………。)」
剣崎さんは何か考え込むような顔をしている、どうしたのだろう?
一真視点
俺らはアンデットを倒し、部室に向かっている、時々佐倉先生が顔を赤らめているのと、二人の視線が妙に痛いのは気のせいだろうか。そして部室に到着して、みんなは
「あ、お帰りな…って、え!?」
「お〜……。」
悠里と由紀ちゃんは俺の方をみて驚いている。すると由紀ちゃんは
「もう二人、そんな関係に……。」
「な、なってません!///」
顔真っ赤にしながら佐倉先生はそういった。先生、それじゃ説得力ないよ。
そして俺は
「ああ、佐倉先生は捻挫してるから運んでるだけだよ。」
「なんだ〜残念だったねめぐねぇ。」
「ざ、残念って……まぁそうだけども……。」
認めちゃうんだ、そこは。そして俺はソファーのところへ運び、悠里にシップを渡され、先生が捻挫した部分に貼った。あとはかすり傷か……。
「そういえば胡桃は?」
「胡桃は、向こうで休んでいるわ幸い軽傷ですんだけど。まだ動けないから……。」
そうか……でも命が無事ならまだいい方か。と、俺はほっとひと安心する。そしてあることに気づく。
「そういや、太郎丸は?」
「太郎丸なら、胡桃ちゃんの所にいるよ。ずっとね。」
由紀ちゃんがそう言った。あいつ見なかったから、何処にいったんだとおもえば……。そして美紀ちゃんは
「じゃあ私達は、もうそろそろ時間ですし、お昼ご飯の準備でもしましょっか。」
「そうね。」
「じゃあ私もやる「丈槍さんは授業あるでしょ?さぁ、早くいきましょ。」うぅ……。」
由紀ちゃん……ドンマイ。ていうかなんで授業うける必要があるんだろう……。そういえばそんなことまだ聞いてなかったっけ。あとでいってみようっかな。渋々教室に向かう由紀ちゃんとそして佐倉先生を見送り、俺らは悠里にあの事と、胡桃の所に行こうと決めた。
続く
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