二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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がっこうぐらし!みっしんぐげーむ!
日時: 2017/07/29 11:07
名前: 通りすがりのライド (ID: WRKciX17)

※注意!
この小説はライダーに出てくる武器・アイテム・システム意外は全てオリジナルです。それとオリキャラとのカップリングも少々あるのでそこのところはご理解してからお読みください


・これまでの目次
第一章 「がっこうぐらし!thaおんどぅるぐらし!」
>>1-4第一〜三話「出会い、感謝と笑顔、予感」
>>5-10第四〜六話「決意、追跡、襲撃」
>>11-13第七〜九話「暴露と誤解」
>>14-17第十〜十二話「来客」
>>18-24第十三〜十五話話「気持ち衝撃、紅色の心」
>>25最終話「卒業と別れ」
第二章
「がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!!」
>>26第一話「newゲーム・newライフ」
>>27第二話「Ima.Kamen Raid!」
>>28第三話「Who'sKamenRaid!」
>>29-30第四話「王様ゲームと告白」
>>31第五話「一緒」
>>32-34第六話「介入」
>>35第七話「武道派と穏健派」
>>36第八話「真実は」
>>37第九話「辺境」
>>38第十話「乱入」
>>39-40第十一話「剣崎君達はここにいます。」
>>42第十二話「苦い思い出」
>>44-50第十三話「憎しみとのぶつかり合い」
>>51-53第十四話「苦悩と混沌のドラゴナイトハンターZ」

第三章「がっこうぐらし!みっしんぐげーむ!」

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Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.26 )
日時: 2017/02/12 07:11
名前: 通りすがりのライド (ID: xlcSC1ua)





「これで、全てが整う……。」







ある男はその場に立ち尽くしている。彼は見ているのは、十を越えるライダーガシャット。そして彼はそのカシャットをてに伸ばし。そして高らかに笑ったあと



「あとは………役者を選ぶだけだ………フハハハハハ!」











由紀視点


「……………。」


多分私はあのあと、数日間も眠ってない。あの記憶が甦る。そして何度も泣いてしまう。おそらく、めにくまが出来ているかもしれない。コンコンのノックして、出てきたのは


「先輩………。」

「あ、みーくん……。」

「もう、そんなとこにいたら風邪引きますよ。もう朝ご飯ですし、早く来てください。」

「………………うん。」

「……まだ引きずっているんですか。」


私達は、偶然にも複数人用のキャンピングカーがあったので、それに乗り換えることに。そしてあれから数日経ち
朝の時に

「だって、めぐねぇ、かーくん、けーちゃんが…………みーくんは何ともないの?」

するとみーくんは

「何ともない訳、ないでしょう…?」

すると泣いてしまうかもしれないくらい涙目でそういった。また、いっちゃいけない事を言ってしまった。ごめんと呟き、食卓にはりーさんと胡桃ちゃんかいた。

「おっ!おはよう!由紀!」

「おはよう、由紀ちゃん!」

「…………………おはよ。」

二人は私にたいして元気にあいさつしてくれるけど、今の私はそんな気力すらない。そして椅子にすわり、早速、みんな朝食を食べた。

食べ終わり、しばらく、車で移動すると、変わったことが起きた。

そう、辺りの景色が少し妙だった。
すると運転している胡桃ちゃんは

「なんだここ………人間がやったって所じゃないぞ。」

「そうね……それにしても彼らたちの姿が見えないのだけれとも……。」

「どうしたんでしょう……。」

地形がでこぼこになっていて、まるで戦場のような地帯だ。なんだか映画でよくありそうだ。どうなっているんだろう………。すると大柄の男(2人)が目の前に立ちはだかっている。
車を止めて胡桃ちゃんが

「おい!そこどいてくれ!」

「……………おっと、その前に降りろ。」

「?…………なんでだよ。」

「じゃないとどかないぞ?」

「…………分かったよ、りーさんいったんおりるよ。由紀も美紀も。」

男の命令により私達は車を降りることになった。すると男達はにやつきながら、

「へぇ………全員女の子か……。」

「んで、なんだよ。こんなことさせて。」

「いや、ちょっとね、あるものがほしいんだよ。」

「あるもの?」


すると男は胡桃ちゃんの腕を掴み

「うわっ!何すんだよ!」

「胡桃!」

「胡桃先輩!」

「最近自分が押さえられねぇんだよ…。欲求不満なのか…自分でもよぐからねぇんだ!」

「や、……やめろってんだ!」


胡桃ちゃんはその男に捕らえられても、手に持っていたシャベルで横腹を殴打したが、男はベルトのような物を腰に巻き付けて、そして

【lm.a Kamen Raid!】

仮面、ライダー?あの人が?すると隣の人も同じように変身して、私達に近づいてきた。

「さぁ、お前もこい!」

「え、ちょっと!いやぁ!」


どうしよう、今はかーくんがいない。このまま男の人になにかされちゃうのかな?そんなとき。

【Im.a Kamen Raida!】


「おらっ!」

するともう一人のー男が現れ、その人も仮面ライダーに変身して、二人を吹っ飛ばした

「て、せめぇ!何すんだ!」

「二対一で勝てると思ってんのか!?」

「数で俺は怯えねぇよ。ふん!」

するとその人は武器のようなもので一気に二人を蹴散らした。す、すごい……。言えるだけあるんだなぁ…。私達は突然の出来事の連続で驚きを隠せなかった。すると二人は

「くそっ、おい逃げるぞ!」

「ああ、くっ……。」

二人は何処かへ逃げてしまった。するとピンク色の仮面ライダーは元の姿に戻って

「いたた、ちょっと無理しすぎた…。」

「なぁ、大丈夫か?」

「あ?いや、大丈夫だってんだ。俺こうみえてもタフだか……。」

そんなときにお腹にぐぅ〜と鳴ってその人は地面に這いつくばった。

「あぁ〜〜腹減った〜〜。」

「ご、飯が食べたいのか!?り、りーさん!」

「え、ええ!」

男の人をキャンピングカーに入れ、りーさんは軽めの物を作った。すると男の人は私と同じくらいのスピードで食べていく。すごいな…。









胡桃視点




「うめぇや!これ!」

「そう……。」

するとりーさんは無表情でそういった
どうしたんだろう?いつも喜んでくれるのに。するとりーさんはあたしに

「ねぇ、胡桃。」

「ん?何だ?」




「いの人、食べさせたら追い出しましょう?」

「……は?」

それは予想だにほもしない言葉だった。追い出すって……あたしらまだろくな礼もできてないし、ありがとうの一つもいってないんだぞ……?そう言うとりーさんは

「あの男みたいにいつか私を襲ってくる……そうでしょう?」

「でも……あいつは……。」

りーさんは男の人を睨んだ、すると

「ねぇ、お名前聞かせてくれないかしら?」

「ん?俺?」

すると男はなんだか考え込んでいる。名前言うだけでそんなに考え込むのか?すると

「俺は………………宇海 闘真だ。」

「……そう。じゃあ闘真君、早速だけどもうでてってくれないかしら?」

「!……りーさん!」

「胡桃、貴方は黙ってて。」

あたしりーさんの考えを抗議したが。いつもとは違う、何かで圧倒されてしまった。すると闘真は

「ん〜〜〜、分かった!」

「え!?もうちょっと一緒にいようよ!」

「駄目よ、由紀ちゃん。」

「!でも……。」

すると由紀もあのりーかんから出るオーラには逆らえなかった。そして闘真はおとなしく車から出だ。あいつもあいつで、なんでそれに反対しなかったんだ?もしかし分かってて……。いや、それはないか。そしてあたしたちは再び卒業旅行を開始する。……………………命の恩人を置いて。









「妹……?」

「そうなの、私の妹が通ってる学校に寄らせてくれない?」

りーさんは【るーちゃん】という妹を通っている学校にいると思い探したい
と言っている。でも、いるという可能性は少ない、何故なら、高等部のあたしらでもたった数人程度しか生き残れなかったのに低学年が生きているという可能性もかなり低いといってもいい。そんな状況を美紀が

「たぶん………いる可能性は少ないと思います。」

「………!それでも寄らせて、最後まで信じたいの。」

すんとバックミラーで見えるりーさんの表情は不安と恐怖を感じている顔だった。りーさん自信もその可能性を認めているが……どこか信じたいという部分があるのだろう。そして渋々行くことなり、ついに小学校らしき建物が見えた。

周りは生徒らしき者が徘徊している。もう出遅れだろう。マニュアルで見つけた、このワクチンを打っても効かなそうだ。そしてあたしらはその校門をくぐり足を踏み込んだ。

「待ってて……るーちゃん。」


りーさんはそう呟き、最前線に立ち回った。























  第一話
    「newゲーム・newライフ」   




後書き
ちなみにアベル君の仮名については
「何度も何度も繰り返す(迂回する)ように戦う(闘う)ゲーマー(“マ”の部分)」とかけて宇海 闘真と名付けました
本当の名前は…………なんなんでしょうね?(笑)そこはお任せします。

Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.27 )
日時: 2017/02/12 16:31
名前: 通りすがりのライド (ID: xlcSC1ua)


闘真視点



「どしよ………。」


俺はアベルというユーザー名でゲーマライダーとしても活躍しているが。ここまでピンチなのははじめてだ。
つーかそもそもなぜ俺がこんな世界にいるかだな。説明するのは。実は…………






「乗ってるね〜♪ほっ!二速!」


【レベルアップ!爆走バイク〜!】


「バ、バイク!?」

俺は元々「オンライン」という大会に参加していた。ゲーマ狩りの「ツヴァイ」に出くわして、さらに俺にそっくりな「ゲンム」という謎のライダーも参戦して、大会は既に混乱を導かれている。するとドベな俺に降りかかったなのは。「レイザー」というゲーマライダーだ。そりゃあ「ゲンムコーポレーション」の管理員でかなりのスパイらしい。手に入れてほしい情報はすぐ、必ず手に入る。腕っぷしの情報屋でもある。あいつはツヴァイのことについて知っているらしく。条件があり、
「情報をやる代わりに、バンバンシューティングのガシャットと交換だ」という。


そして交換して情報だけじゃなく、ポイントも全部やる。とか。それはいい話だと思い俺はツヴァイを探し、戦うことに。でも………。

レイザーとツヴァイは【グル】だった
裏切ったんだ。二重スパイだったレイザーはバイクになって俺を追い詰める絶対絶命と思いきや………。



「んぁ…?んだぁ、お前。」

「………。」

【シャカリキスポーツ!】

そう、現れたのは【ゲンム】だ
あいつは敵かどうかはわからない。急に助けたり、襲ったり。訳がわからない。でも今は………。
ゲンムはスロット2にガシャットを入れ、なんと【レベル3】になった。
初めて見たもんだからびっくりしたぜ……。そしてゲンムはレイザーとツヴァイを圧倒、撃退に成功したんだ。
そしてその瞬間、ゲンムはまた後を去った。もう意味がわからない。やつのやっていることが……。まだまだ俺の詰まった謎は抜け落ちないようだ。
そして、いつの間にかここの世界に、
デュークや恵もいない、暗雲がたちこむ世界。なんてこった………。




「一体どこなんだ…ここは……。ん?」


するとゾンビ(?)のような奴が歩いている。それに妙だった。スケッチブックをぶら下げている。なになに……。
「なめかわ小学校にいます。早く助けてください。」
なめ、かわ……どこよ。そこ
んま、とりあえず歩いてりゃつくでしょ。なんか歌お。










「まじで着いた…………。」

相変わらず自分の当てずっぽうに驚くぜ。それに偶然なとこにキャンピングカーが止められてあるまさかあれ……。さっき助けたやつらか…?でもなんでここに……もしや……。
いくあてもないし、面白そうだと俺はこの学校に足を踏み入れた。あいつらいるといいんだけど……。



悠里視点

「い、いない………。」

私達はるーちゃんを探すべく、学校内での探索を試みたけど……いっこうに人の気配がしない。本当に居ないの…?いや、そんはずはない、ないはず………。私は考えるのはやめ、探す事だけを専念した。すると胡桃が

「りーさん、前出すぎだ……そんなんじゃ。」

「!………ご、ごめんなさい…。」

少し冷静にならなきゃ……。私は深呼吸をして、心を落ち着かせることにした。そしてある教室に入った瞬間

「え、これって……。」

「なんで…こんな……。」

由紀ちゃんと美紀さんが絶句していた。それもそんなはず、教室中が弾丸や大きな穴があった。先程のでこぼことした地形のような感じだった。明かに何者かが争ったあとしか思えない……。すると胡桃が

「もしかして、さっきみたいな奴がここで戦ってたのかな……。そうなると……。」

「や、やめて…胡桃……。」

「ご、ごめん……でもこれ……。」


まさかそんなはずは……と思っていたが。思わぬ物が目に入った。
名札らしきもので名前は


「る、るーちゃん……!」

「り、りーさん、それ……。」

「ど、どうしたん…っ!?」

それは「若狭 瑠里」という名前の名札だった。そんな……。もしかして……。悪い予感がこうも命中するとは思えなかった。そして諦めがついたのか
胡桃は


「なぁ、もういこうりーさん…このまま長く居続けると危険だ…。」


「…………………ええ。」


とりあえず頭の中を整理しなきゃ…。
自分はショックの反動であまり足に力が出ないので、胡桃に手伝って歩くことに。

「りーさん………。」

由紀ちゃんが私に心配そうな目をみていることに私が気づいてなかった。
すると目の前に



「あ!見つけた!」


男の声だ顔をあげると……。

「あ!お、お前は……。」

「なんとなくここに来て歩いてたけど……ようやく見つけたよ。」

闘真君……なんでこんなところに……
すると美紀さんが

「あの…ここで女の子らしき生徒いませんでしたか?」


「生徒………なら、さっきいたぞ。今は安全な場所で待機させてるよ。」

「ほ、ほんと!?」

「うおっ!」

その言葉に私は驚いた…もしかしてるーちゃんが……せると胡桃が私の言葉を代弁するかのように

「なぁ名前とか、分かるか?」

「ああ、言ってないけど、なんかりーねぇに会いたいとか言ってたぞ。」


「りーねぇって……りーさんの事かな?」

「ええ、そうよ……早く行きましょう!」

「ちょい待て!今いったら危険だ!夜だし今日は休んでから行った方がいい……。」

「ッ!!でも………!」

「りーさん、あいつの言う通りだ。それに安全な場所に避難させたっていうし、今日はやめておこう」

「私もそれに賛成です。」

みんな彼の言うことに賛成する。渋々承知して、今日は引き返す事に……でも……やっぱり我慢出来ない……。














胡桃視点

あたしらはりーさんの妹探索を一旦中止し明日に備え、キャンピングカーに戻ることに。闘真ってやつは意外にも料理が出来るといってたので、晩御飯を手伝わせることに、今のりーさんじゃ無理があるからな……。結構味は悪くなかった。むしろりーさんに劣らなかった。由紀もいつものようにガツガツと食っていく。いい食いっぷりだこと……。そして深夜となり寝ることに……。


流石に一緒に寝ることは出来ないので、闘真は椅子で寝ることになった。
本人はすげぇ文句いってたけど…。
そしてそんなつきの日だった……。

「ふぁ〜、よく寝た。」

あたしはひとはやくおきて、りーさんが居なかったので寝床にいると思っていたが

「りーさん…?ッ!?これ…。」

既に居なかったので。もしかすると。
あたしは無理矢理みんなを起こして、その事を伝える。すると

「はぁ!?あんの馬鹿もん……。よし、そうとなればいくぞ!」

「はい!」

「じゃあ私も「由紀は留守番だ!」え〜〜!」

由紀を置いて、あたしらはりーさんを探す事に、無事でいてくれよ…!









「どこにいるんだろう………。」

一行に探してもりーさんの姿が見当たらない……ほんとにどこにいるんだ?
すると人影らしきものを見つけた。

「り、りーさんか!?」

「………いや待て!伏せろ!」

「え?」

「いいから早く!」

無理矢理闘真に頭を下げさせられ(美紀も)すると弾がこっちに飛んできた
火花を散って一体なんなのか頭を上げたら

「え!?……あれ……。」

「なんなんだよ……。」

「おいおいィ〜今度は敵役かよ〜!」

するとそこには、仮面を被る謎の人間が現れる。そういえば闘真もあんなドライバー着けてたから…ライダーなのか?すると闘真はなんだかすっかり慣れているのかそんな愚痴を言っていた
すると

「お前ら!少し離れてろ!」

「え!?あ、うん!美紀!」

「は、はい!」

あたしらは察して、とりあえず遠くに離れた。すると闘真はアイテム(?)のような物とドライバーを手に持ち、巻き付けて

【マイティアクションX!】

「このBGM……マイティアクション!?」

「え?まい…てぃ?なんですか?それ。」

すると学校中にブロックやらそんなものが一気に現れた……美紀があたしがいった謎の単語に疑問を浮かべているけど……このゲーム、昔あたしがはまっていたゲームの一つなのだ。
闘真はドライバーにさしこんで

「変身!」


【レッツゲーム!メッチャゲーム!
ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?】



【Ima.Kamen Raid!】

するとアイコンを弾き飛ばして、仮面ライダーの様な姿に変わった。正直言って……可愛いと不覚にも思ってしまったあたしはなんなんだろう…。すると





「大・変・身!」




【ガチャーン!レベルアーップ!
マイティジャーンプ!マイティキーック!マイティマイティアクションX!」





二等身から一気に八頭身になり、武器を手に持って、敵向かった…。なんだかすごすぎてなにがなんだかわからないことになっているんだけど……。


「スピードクリアしてやるぜ!」














    第二話
      「Ima.Kamen Raid!」

Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.28 )
日時: 2017/02/13 07:02
名前: 通りすがりのライド (ID: 1Lh17cxz)

【»»ガシャコンブレイカー】

「ふん!おら!」

「…!」

俺はゲンムと乱闘中だ。こいつのやっていることはある意味では分からない
しかしこいつの「今が」敵なら、別だ
ガシャコンブレイカーを剣モードにして、Bボタンで出力を向上させる

【ジャ・キーン!】

「ったく…敵なら敵で、さっさと倒されろっての!」

「!…。」

ゲンムに剣を振り、全て避けられるが、ペースは完全にこっちが上だ。ローキック。背転して、たて振り、横振りの連続。ゲンムはローキックを防げたが、ガシャコンブレイカーの乱撃には避けられなかった。

【HIT!HIT!】

「ッ!……。」


ふん、相変わらず喋らねぇな。コミュ症か?そしてまたBボタンは四回タップして、ゲンムに強烈の一撃を与えようとする。正確には「四撃」と言い換えてもいいが。

バグヴァイザーで光弾を連射する。しかしジャンプで飛び避け、さらにブロックを踏み強化アイテムをゲット
【高速化】だ。音速のスピードでゲンムを圧倒させる。しかしゲンムは【透明化】のアイテムをゲットし、どこにいるか、検討もつかなくなった


「くそっ!どこだ!出てこい!」

「うっ!がっ…!くっそ…!」

透明であれば、どうしようもない、どこに攻撃されるか分からないまま、俺はゲンムの攻撃をただ浴びるだけだ。
するとあの二人が

「と、闘真!」

「闘真さん!」

「っ!お前ら来るな!来たら…うぐっ!」

「「!?」」

すると効果が切れたのか、ゲンムは姿を現す。ライダーゲージが減ってきた…。するとゲンムは指をパチンと鳴らし、すんと映像が流れる。それは


「あぁ?……あ、あいつは!?」

「り、りーさん!?」

「悠里先輩!」

二人も思わず、隠れるのをやめ、映像に目に釘付けだ。その映像は悠里とその妹らしき姿があったが天井に縛られて釣り下げられている。あいつ…!
するとゲンムは

「………エグゼイド、ここからは取り引きだ。」

「あぁ?取り引きィ?」

「そうだ。もし、やつを助けたいのならガシャットをよこせ。もし、断るのなら…。」

【ギュ・イーン!】

「紐を切って落とすってことね…。」

そうなれば俺は退場という意味であいつらを助けなきゃならない。でも、他に方法はあるか?すると急に胡桃達が

「じゃああたしらが行くよ!」

「無駄だ。」

するとモニターには二人だけじゃなく
ロボットをモチーフとしたバグスターが立っている。くっそ、完全に詰みってやつじゃねーか。

「ノーコンテニューで全てをクリアしたいのなら、ガシャットを大人しくよこすんだな。さぁ。」

「………………。」

こんなとき俺はどうする?どうするってそりゃあ……

「俺ぁ、全てをノーコンテニューでクリアする。何もかも。だから………」






「無理。」


「なら消えろ。ゲームオーバーだ。」

【キメワザ!】

ゲンムはガシャットをキメワザスロットホルダーに挿入。ボタンを押して周囲にエネルギーがほとばしる。

「と、闘真…!」

「一騎討ちなら、得意だ!」

【キメワザ!】


対する俺もキメワザ発動、周囲にエネルギーがほとばしる。そしてボタンを押し

【【マイティクリテイカルストライク!】】

「………!」

「はぁぁぁぁ!」

ほぼ同じ出力ののパワーだったので、俺とゲンムは相討ちとなって両方とも吹っ飛んだ。

【ガッシュー】
「いってて……あぁくそ。」

「おい、闘真!大丈夫か!?」

「闘真さん!」

二人が俺に近づく。まったく、こんなときも他人の心配かよ……。するとゲンムはまだ変身状態の姿で

「同等のパワーかと思ったら…ややこちらのほうが上回っていたな。」

「………………!おい!待ちやがれ!」

するとゲンムは姿を消した。それってことは…!

「お前ら!早くあいつんとこ行くぞ!」

「わ、分かった!立てるか?」

「ああ、立てられる…!」

同じレベルの相手でも負けちまって…俺も随分ゲーム下手になったな…。
















悠里視点


今でも千切れそうなひもに吊るされ落ちるという恐怖しかない。るーちゃんもさっきから私にしがみついている。流石に怖いだろう。するとさっきから側にいた怪物が口を開く

「………エグゼイドとゲンム様、決着が着いたようだ。」

「…………え?」

エ、エグゼイド?それにゲンム?もしかして闘真君の事を言っているのたろう。てことは…!





「勝ったのはゲンム様だ。残念だな。おまけにお前らを見捨てていったぞ。」


私の一瞬の期待が、切り裂かれる。見、見捨てたの?でもそれもそうか。命の恩人でもある人を追い出したもの。助けるわけ…ないか……。ならできることは


「殺すなら……私だけにして…。」


そうすれば一人、つまりるーちゃんでも最悪救えることができる。それだったら……容易いこと。そして怪物は

「ほお、いい正義感だな……でも」



「断る。」



「ッ!?な、なんで…!」

そんな真剣な質問に対して、怪物は高らかに笑いだし

「そりゃ決まってんじゃん。お前らをもっと絶望させるためだ。」



最低な答えだった。それに虫酸を走らせれることはなく。ただ単に聞くことしかできない、無力さを味わうことしかなかった。そして怪物は私達に近づき。

「可哀想だな……こんなまだ若い子が……得体の知れないやつに殺されるなんてな……ククッ。」

「!!……るーちゃんに手を出さないで!」

「どうしよっかな〜〜!」

「…………!!」


武器のようなものをるーちゃんの首に当てる。それに対してるーちゃんは怯えている。どうすれば……。すると


「うげっ!」
【HIT!】






どこからか現れた【騎士】のような姿をした男の人だった




「回りくどいお前のそのバカな性格には助けられたぞ。バクスター!」

「ッ!?て、てめぇは!?」

「答える価値は断じてない。」

すると衝撃によって、るーちゃんの紐が千切れ


「きゃぁぁぁぁぁぁ!」

「るーちゃん!!!」

「…ふっ!」

するとあれだけ勢いよく落ちていったるーちゃんを優しく包み込むようにキャッチした。まだ怯えるるーちゃんに
優しく




「誰………?」


「……正義のヒーロー(勇者)だよ。」


するとるーちゃんを離し、彼は武器を手に持って、怪物に向かう


「これより、バグスターの全滅を行う……!」






















闘真視点



「りーさん!?」

「!あれは………!」

俺たちはあいつを救うたもに、体育館に来た。モニターじゃやたらと広いとこにいたからな……すると目に入ったのは、バグスターと………デュークか!?あいつは!そして向こうからみるに完全にあいつのスペースだ。
そしてガシャットをガシャコンソードに挿し、


【キメワザ!タドルクルティカルフニッシュ!!】

「ふん!せやぁあぁ!!!」

「うがっ、ぁあああああ!!!」


【会心の一発!!】
【ゲームクリア!!】

すると、赤い、ガシャットの様なものが、落ちていくそれをキャッチする。
俺たちはその場に向かう


「デュ、デューク……!」

「!アベル君か……君も…。」

「りーさん!」

「先輩!大丈夫ですか!」

「ええ!なんとか、でも……。」

「俺に任せてくれ。……ふんっ!」

するとデュークはガシャコンソードを投げ、紐を切断した。すると丁度こっちに落ちてきたのでキャッチした。
あぶね、もう少しで…いや、やめておこう。すると

「あっ///もう、早く降ろして!///」

「え!?わ、分かったよ!暴れんなって!」








「りーさん!無事でよかった…。」

「ご、こめんなさい…私のせいで……
。」

「いいんですよ、先輩。こうしてまた、会えることができるんですから。」



感動の再開つていいな。(小並感)そして俺は

「ああ〜つがれだ〜!」

「ったく、お前は親父か!」

「んだと!このプロテクター女!」

「あぁん!?」

「やめてください、先輩。」

「「あっはい」」

だってしょうがないだろ……。あれでも頑張ったほうだぜ?負けたけどさ。まぁ勝ちが全てじゃないのさ(言い訳)


「ほんとにありがとうございます……えっと…。」

「いやいいんだ。つるぎと呼んでくれ。」

デュークも仮名を使うんだな……。そりゃそうか。この世界は少し違うもんな。

「ほら、るーちゃんも、お兄さんにおりがとうを言いなさい?」

「…………ありがと!おにぃ!」

するとるーちゃんらしき子はデュークの足にしがみついた。あっいいな。
くそっ。するとデューク

「…………どういたしまして。」


「ふふっ、気に入っちゃったみたいね。」

いさましいんですが。良いことすれば返ってくるっていうけど。良いことしてもかえってこない俺って……。
すると

「な、なぁ。つるぎさんってこのあとも何処かに行くのか?」

「ん…まぁね……。まだバグスターの反応があるんだ。」

「そうなの…でも今日は休みましょう?ここにいると危ないし。」



確かにな…これ以上増えると困るし
とりあえず俺たちはキャンピンクカーに戻ることにした。
軽く自己紹介のあと、寝るときに寝床が少なかったので、瑠里は悠里と一緒に寝ることになった。俺とつるぎは………。まぁ、察しておくれ。余談だが
あのときバグスターを撃破したときに出てきたガシャットをつるぎは俺に渡してくれた。どうやら大方の事は全て話してくれるらしい
これで一先ず一日が終わると思っていたけど……。ここから先の苦難の道を歩むスタートになるのだった。







とりあえず寝よ












    第三話
     「Who'sKamen Raid?」





Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.29 )
日時: 2017/02/14 07:00
名前: 通りすがりのライド (ID: ru6kJfJs)





「なるほど、前までは学校で暮らしていたのか。今は……。」

「ああ、卒業していまんところは卒業旅行って感じで移動してるよ。」


朝、俺たちは今までの現状の情報交換をしている最中だ。瑠里と丈槍はこっちに近い野原で遊んでいる。そして若狭は

「それで、貴方達は突然訳もわからずここに来たって言うこと?」

「ああ。しかし俺らだけじゃない、他にも大勢のゲーマライダーがここに転移されているみたいだ。バグスターもな。」


あとゲンムもだ。やつがいるとしたらレイザーやツヴァイもいるってことか?そうだとしたら、これから波乱の幕開けってことになるんだけど。すると直樹はさっきからつるぎのことを見ている。どうしたんだ?俺は直樹に対して声を掛けてみた。

「おい、どうしたよ。さっきからつるぎの方みて。」

「え!?あ、いや、別になんでもないです!」


すると直樹は直ぐ、目を反らした。まさか……。いや、それはない。あってはならない。そしてつるぎは



「それじゃ長いさせるのも悪い俺はここらへんで失礼するよ。」

「え?もう行っちゃうの?私、まだこれといったお礼なんて……。」

「俺は礼をもらうことで助けたわけじゃないから、それは遠慮しとくよ。あとで瑠里ちゃんにもよろしくいっておいてくれ。」

そんな自分の心配はしなかったが。助けられた。若狭は心配そうにつるぎのことをみる。礼はいらない、ねぇ…。
ていうか俺にも礼っていうもんがあるんじゃなかったっけ。いや、それは別にどうでもいいか。そしてつるぎ

「それじゃ言ってくるよ。お互い頑張ろう。」

「ああ、気を付けろよ?」

「元気でな、つるぎさん。」

するとつるぎは自分の荷物を持って、ワープするかのように行ってしまったあ、そんなことできんだ。
そんな後朝食を終え、こんなことを丈槍は突然言った。


「それじゃあさ!闘真君も入部したことだし。歓迎パーティでもやろうよ!」

「え?俺入部とかしてないんだけど……。」

「そもそも部活なんてもうないだろ…。」

呆れる恵比須沢に丈槍は

「何いってるの胡桃ちゃん!学園生活部は永遠に不滅だよ!」

「よく言えたものですね。」

「な、なにをー!みーくん!」

「みーくんじゃないです!」

いつもこうやって生活してんだな。学園生活部って、こういうのもまたいいかもしれない。高校生じゃないけど、またあういう部活動はしてみたかったもんだな。すると若狭が

「でもそうね、せっかくだし歓迎パーティをやりましょっか?」

「うん、あたしも賛成だよ。一人増えても嬉しいもんだからな。」

「私も一応賛成しときます。」

丈槍以外の三人はその提案に賛成してくれた。てかなんだよ一応って。俺別に変なことは考えてないぞ。そしてパーティの材料を確保すべく、隣町のスーパーに潜入することになった。
潜入って言い方は少しおかしいかもしれが。気にすんな。
そしてここから別れることに
でもそうなると、三人になるところもある。それを踏まえ、こんなチーム構成になった

  一班    二班
丈槍 若狭  宇海 恵比須沢
瑠里     直樹

ということになる。俺らは三人人ってことか……。一班は日用家庭で使いそうなやつと、二班は食料という分担で行動することに、スーパーの中は割と広く、その分やつらも待ってたかのようにうじゃうじゃといる。真っ向から来たら危険なので、裏口から行くことに

「裏口にもいるんだな…。」

「さっきより少ないしいいだろよ。」

俺と恵比須沢を先頭に裏口に突入
まぁいるっちゃいるが、せいぜい五、六ぐらいだ。恵比須沢はなれてるこのようにシャベルで彼らたちを一網打尽になぎ倒していく。これが女の力ってやつか……俺は気持ち悪そうだし、普段は倒さないが、ピンチになったら得意の肉弾戦でゴリゴリ押してきゃいいでしょ。そして裏口からスーパーの店内に出て

「それじゃ集合場所はここよ。胡桃、美紀さん、闘真くん、気を付けてね?」

「「「分かった(分かりました)」」」

そして俺らは裏口の入り口付近を集合場所として、別れることに。そして食料コーナーにたどりつき。生物は当然腐っているので、缶詰を中心にして取っていく。缶詰でも色々な種類あんだな……。すると取っているときに恵比須沢が

「なぁ、お前ってさ、いくつなの?」

「ん……16だけど。」

すると二人は凍った。ん、なんかまずいことでも言ったか?すると驚きを隠せないような顔で直樹は

「そ、そうなんですか?私より年下じゃないですか……。」

「あ、そうなんだ。」

「あ、そうなんだ、…じゃなくてお前年上に名字呼び捨てで言ってる時点で凄いんだけど……。」

年下も年上も関係ねぇ。今の世界じゃ不要だからな。そして恵比須沢は

「じゃあ、さ……あたしたちのこと、呼び捨てでいかないか?」


「ん〜〜……分かった!胡桃!美紀!」

「はい、分かりました。」

「へへっ、んじゃよろしくな!闘真!」

俺が呼び捨てで言うと、美紀は了承してくれて、胡桃は笑顔で宜しくと言ってくれた。なんだか美紀は落ち着いた表情で言ってくれるからなんともないけど、胡桃の場合、笑顔で言ってくるから、不覚にも可愛いんだか」


「え///」

「ん?」

「え、いや、さっき可愛いって…//」

「……。」

く、口に出てしまったようだ。胡桃は顔を赤くなっている。ていうか胡桃って以外とそういうのは気にするタイプなんだな。気にしないかと思った
すると美紀が顔少し赤くして

「あの……。」

「え?何?」

「その………ありがとうこざいます//」

なぜか美紀は俺にたいして、ありがとうとお礼をされた。な、なんで?俺は少し考えてもしかしたらと思い、こんなことをいった

「いや、俺は別に胡桃に対して言ったもんだから…美紀に対しては言っていないぞ?」

「え」

すると美紀は一気にボンッ!と顔が真っ赤になってその場に伏せた。
そりゃ恥ずかしいだろうな。自分に言われたとか勘違いしてたら。すると胡桃が苦笑いしながら

「た、大丈夫かー?美紀。」

「大丈夫じゃないです…うぅ…。」

結構ダメージがあるみたいた。申し訳ないこといってしまったな……。
俺はパーティーで好きな缶詰めでもあげようと思った俺だった














一方、その店内の屋根裏…。


「ふふふ……今日はいいやつらが釣れたぞ…。」

「そうだな、それに大物ばかりだ…くくく。」

その男二人は不気味に笑いながらそういった。

「しかしどうする?相手は天才ゲーマーだぜ?」

「ああ、だから今はまだ近づかないでおこう……ゆっくりと戦略を練ってけばいいさ。」









そうすると二人は粒子と化してその場を去った。

Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.30 )
日時: 2017/02/14 18:22
名前: 通りすがりのライド (ID: d1Bequrp)

「し、しまった!」


それはあのときだった。
アンデットが現れ、由紀ちゃん達を助けようとした時に慈と圭ちゃんと太郎丸がまだ逃げそびれていたのだ。
そして瓦礫が落ちそうだったので、俺はとっさに橘さんの

【ジェミニ】


質量のある分身を生成して、一人を慈達を助けにいかせる。
瓦礫から守りきった後、俺は10のカード引いて


【タイム】


【タイム・スカベラ】周囲の敵の動きを完全停止させる。これはあまり使っていないから、数十秒が限界だ。分身に圭ちゃんを抱き抱え、俺も慈と太郎丸を抱き抱えて、アンデットの場を離れる

「すこし戦いは延長だ!じゃあな!」


一階に降りて車が見えたので、俺は二人を降ろしそして時間が再始動する。
その瞬間か、二人と一匹は

「………あ、あれ?」

「いつの間に……。」

「くぅん…?」


「ほら、みんないくよ!まだ奴はいるが、とりあえず逃げるのが先決だ!」

そして荷物を積む車を二人は乗り、炎上する学校を去った。これで最後だ………。とりあえず逃げきれたことにほっとする。そして慈は

「な、なんとか逃げきれたのね…。」

「ああ、でもどうしよう…みんなと別れてしまった……。」

「でも、大丈夫だよ。あの四人ならきっと大丈夫です。」


そんな俺の心配を無くそうとする。圭ちゃんに俺は優しく頭を撫でる

「ありがと、圭ちゃん。」

「////えへへ…………。」

「…………。」

?あれ?なんだろう。慈がすごいムスッとした顔になってる。どうかしたのかな?そしてどことなく視線がいたい……。そんな俺達はしばらく人気のない、道路を走りだんだん夕日も落ちいくので、ここで食べることに。車の中だと空気がなんか思いからな……。
そして俺は避難区画にあった
あるものを取り出す。


「慈。」

「ん?何?」

「お酒飲める?」

「………ええ、飲めるわ、大抵は。」

「それじゃ、はい。気分一転しなきゃ。」

俺は慈に冷えているビールを差し出す。若干目が輝いていたが、慈は

「え!?これって……。」

「避難区画にあったんだ…こんなものもあるなんて思いもしなかったよ。」

「どうしたの?二人共」

すると圭ちゃんが備蓄倉庫にあったサンドイッチを食べながらこっちに来た
すると俺は

「ほら、ビールだよ。飲む?」

「え!?だ、駄目だよ!私、まだ飲める年齢じゃないし………。」

「ええ〜飲もうよ〜とっても美味しいよ〜?///」

するとそんな声がしたので、後ろを振り返るとそこには顔が真っ赤に染まっている慈がいた。え?嘘だろ…?もう
酔ったのかよ?すると慈の側には3〜4くらいのピール缶がコロコロと落ちていた。い、いつの間に……!
すると慈は俺に向かい、飛び込んできた

「ん〜〜♪////」

「え?ちょ、慈!大丈夫か?」

「うん、大丈夫♪へへへ〜///」

俺をしっかりと捕まりさらに胸元部分に頭を擦り付けてくる。な、なんだ?ビールってこんな人を変える力があるのか?圭ちゃんは驚くというより、なんだか

「う、う〜〜!悔しい〜〜!!」

な、なんでそんな悔しそうな目でみるんだ?すると慈は急にこんなことを語り出した。

「ねぇ、かずくん」

「ん?」

「私ね、大きくなっならかずくんのお嫁さんになりたいの。」

「いや、あんたもう大きいですやん…
。」

ということはもう俺と慈は…?っていやいや!そんなこと考えるな!するとまだ慈は話続ける。

「理由はねかずくん、格好いいし優しいし強いし面白いし………もうかずくんの全部が好きにゃんだよ?ううん、大好きだよ、かずくん!」



こ、これは………!もはや、理性が収まらない時点では済めないレベルで可愛い!!!俺はそういった感情とかはあまり体験したことはなかっが…。
なんなんだこのずっと守りたくなるくらいの笑顔は!もしこれが内心だったら……。ついに自分もおかしくなったんじゃないのかってくらい頭がショートし始める。するとさっきから後ろに物凄い殺気が感じるんだが…。
でも俺……ここ最近慈にたいしての感情とかが変わってると思ってる。
こんな勇敢で少しおっちょこちょいな性格が……俺は………そして俺はついに


「慈、俺もお前の事が…す、好きだよ。そういう可愛い所が、大好きだ。」


「…………………………え?」

すると慈はあの真っ赤っかな顔がスーッと引いて、いつもの慈に戻っていたこんなときに……!すると理解したのか慈はタコのようにまた顔を真っ赤にして

「!!!〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!//////」

すると慈はその場で気絶してしまった
あ、ありゃ。揺さぶっても全く反応しなかったが、後ろに

「剣崎さん!」

「……………な、なにかな?」

「………後でゆっくりお話しよっ!」

「は、はい〜…。」

そして俺は無茶苦茶説教されたとさ。
くっ、もう酒を飲ますことは断じてしないように固く決したのだ。


「わん!」


























闘真視点

「う、うおー!すげー!」

「ふふ、今日は腕によりかけて作ったわ。」

「りーねぇ、すごい!」

「すごぉぉい!早くたべよ!」

「そうだな、もう準備もすんだし、食べるか!」

「ええ、そうですね!」

俺らはスーパーでの物資調達を終え、
キャンピングカーで俺と瑠里の歓迎パーティーの幕開けとなった。テーブルには一部缶詰めを使った料理もあるが、中でも悠里がいちからつくった手料理もずらっと並べられてある。
この世界じゃよっぽど豪華だろう食卓を俺たちは

『いただきまーす!』

さっそく悠里の作った料理を口に入れると、

「!!うめぇ!すげぇ旨いぞ!」

「ぐむっ、あむあむ…!」

「ふふ、ありがとう。そういってくれて嬉しいわ。」

「由紀、とりあえずゆっくり食えよ…。」

「らっへおいひいもん!(だって美味しいもん!)」

「食べながら話さないでください、由紀先輩。」

「おいしいー。」


女の子が作った料理がここまで嬉しいものだとは思いもしなかった。まぁそーゆー経験はなかったからな……。
そうして、みんなとの雑談を交え、この楽しい食事は進んで行く。すると
由紀が突然

「みんなちゅうもーく!」

「ん?なんだ?」

「これからあるゲームをしまーす!」

「ゲームって?」

そんな胡桃の質問に由紀は笑いながら

「フッフッフッ、それはだね……。」







「ジャーーーン!」

「「「「王様ゲーム?」」」」

「おーさまー。」

由紀が取り出したのは正四角形の箱、その中には、王様とかいた棒とその他の棒がある。すると由紀は分かりやすいようにゲームのルールを説明してくれた。

「ルールは簡単!この棒をみんなでとりだして王様って書いたぼうの人番号の人になんでも命令できるよ!」

「そういう系ね……運ゲーとか俺苦手なんだよなぁ…。」

「まぁ気長にやってこうぜ。」

俺は運ゲーでいい思い出など一つもない。しかし胡桃もいっていることだし渋々やることにそして王様ゲーム開始となる。あ、ちなみに瑠里も当然やるぞ。一人だけやらないなんて可哀想だからな。そして俺らは一気に

『王様だーれだ!』





「あ!私だ!」


王様を引いたのは…………











美紀だった。

「じゃあ、みーくん。命令してみてー。」

「命令ですか、えーと………じゃあ三番の人、二番の人にあーんしてください。」

それは意外な命令だった。美紀のことだからまともな命令かとおもったが、そうでもなく、乙女チックな命令だった。ちなみに俺は………三番だから………。

「あたし、二番だ……。」

「じゃあ三番は?」

「俺だよ。」

「えぇ?お前が!?」

すると胡桃はすこし恥ずかしそうにしていた。なんだよ。そんなに嫌か。
まぁ、いいや。とりあえず俺らはとりあえず悠里が作ったウィンナーをフォークに刺して、胡桃に

「ほい、あーん。」

「あ、あ〜〜ん。//あむっ。」

胡桃の口に運んだ瞬間、由紀が冷やかすように。

「ひゅ〜!いいね、二人共!お熱いね〜〜〜!」

「おまっ//、そんなこと言うな馬鹿っ////」

「くるみねぇ。照れてる〜〜。」

「ふふふ、良かったわね。胡桃。」

「う〜〜〜〜〜〜〜!!/////」

するとみんなに冷やかされて、胡桃は真っ赤に染まり、伏せてしまった。
まさか美紀。これが狙いだったのか?すると美紀はニヤリと笑う。あの策士め……!そうして王様ゲームはまだまだ続くのだった。次に王様を引いたのは


「あら、私ね。」


次は悠里だった。今度はまともなやつが出てくるだろ……。


「じゃあ四番の子は一番の子にハグしてもらえないかしら?」


いや、そうでもなかった。
つーか、四番って俺じゃねぇか。

「四番は俺だぞー。」

するとみんなの中で少し顔を赤くしたやつがいた。美紀だ。ふふふ、また逆襲というわけだぁ!ということで俺と美紀はお互い顔を向き、ハグの体制へと向かった。すると

「へ、変なとこさわったら……胡桃先輩、お願いします。」

「おう!任せとけ!」ジャキッ

「おいおい!胡桃、シャベルしまってくれ!やんないから!こんなとこでゲームオーバーとかしゃれになんねぇわ!」

「なに上手いこといってんですか!」

「ほらほら、二人共早くやりなさい?」

「「………は、はい。」」

悠里が急かしてきたので、俺らは再び顔を向き合い、そしてゆっくりとハグする。すると美紀の甘い香りが鼻をくすぐる。

「(うわぁ…自分もなんだかドキドキしてきたよ……。)」

「(いいな……あたしもあういうことされてみたいな。)」

「(こういうとのも中々良いわね。)」

「(ハグだー。)」

みんなは様々な表情を浮かべ、ハグしている二人の様子を見る。すると見てなくてもわかるぐらい、美紀の顔は多分真っ赤だ。すると

「〜〜ッ////こ、これでいいですよね!?先輩!」

「ええ、もう良いわよ。」

すると美紀は直ぐ様俺の元からに離れた。やっぱ嫌だわな。2日しか生活してない俺と抱きあうんだし。

「(闘真さんの体……中々筋肉質だったな……って私ったら何考えているんだろう!?///)」

いや、そうでもなかった。
それから俺達は様々な命令を下されたりまたはそれを傍観したりした。
胡桃とかは外で走ってこいだとか、瑠里とかはそいつの秘密とかを話されたり……。色々とはちゃめちゃだったが遂に……。

『王様だーれだ!』








「やっと…来たぞ!」

遂に俺が王様となるときが来たのだ。













  第四話
   「王様ゲームと告白」


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