二次創作小説（新・総合）
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- 逃走中～黒の迷宮～【完結】
- 日時： 2021/10/02 23:55
- 名前： 綾木 （ID: ANX68i3k）
舞台は、閉店時間中の大型商業施設「スターダスト」。
日中は大勢の買い物客で賑わうこの商業施設では現在、大人気アニメキャラクター「魔法少女カラフるん」のイベントが開催されている。このイベントで展示されている、日本に５枚しかない特製ポスターを狙って真夜中に謎の強盗グループが侵入する・・・。
そして、この強盗グループが引き起こす行動が、ゲームの行方を左右する！
今回ゲームに挑むのは、20人の逃走者たち。数々のミッションをこなしながら120分間逃げ切り、賞金144万円を獲得する者は現れるのか！
＜逃走者一覧＞
有田春雪（アクセル・ワールド）
綾崎ハヤテ（ハヤテのごとく！）
エミリア（Re:ゼロから始める異世界生活）
香風智乃（ご注文はうさぎですか？）
桐尾礼治（チート薬師のスローライフ～異世界に作ろうドラッグストア～）
黒雪姫（アクセル・ワールド）
木ノ幡みら（恋する小惑星）
佐木咲（カノジョも彼女）
佐倉千代（月刊少女野崎くん）
千矢（うらら迷路帖）
ナツキ・スバル（Re:ゼロから始める異世界生活）
ノエラ（チート薬師のスローライフ～異世界に作ろうドラッグストア～）
野崎梅太郎（月刊少女野崎くん）
花小泉杏（あんハピ♪）
藤原夢路（夢喰いメリー）
保登心愛（ご注文はうさぎですか？）
真中あお（恋する小惑星）
水瀬渚（カノジョも彼女）
向井直也（カノジョも彼女）
メリー・ナイトメア（夢喰いメリー）
（五十音順）
- Re: 逃走中～黒の迷宮～ ( No.67 )
- 日時： 2021/09/24 23:55
- 名前： 綾木 （ID: ANX68i3k）
夢路
「何か分かったか？」
千矢
「いや、何も！」
藤原夢路、千矢、メリー・ナイトメアの３人は暗証番号の手掛かりを探し続ける！
メリー
「必ずどこかに手掛かりがあるはず・・・」
ハンター
「・・・」
ミッションに挑む３人に、ハンターが迫る！
夢路
「あれ、ハンターじゃないか？」
千矢
「本当だ！みんな、隠れて！」
ハンター
「・・・」
いち早くハンターに気づき、その場に伏せる逃走者たち！
メリー
「何よこんなときに・・・面倒ね・・・」
ハンター
「・・・」
夢路
「・・・」
千矢
「・・・」
メリー
「・・・」
[SEARCHING]
ハンター
「・・・」
ハンターは気づいていないようだ・・・
夢路
「そうだ！これ使おう！」
千矢
「えっ？でも、ここから見えるよ！」
ハンターの様子を把握するため、スキャナーを使おうとする夢路・・・
夢路
「他にもいるかもしれないからな・・・油断は禁物だよ」
千矢
「・・・そっか！じゃあお願い！」
夢路が、２度目のスイッチを入れた！
――――――――――――――――――
◆
[HUNTER]
――――――――――――――――――
千矢
「どう？」
夢路
「この辺はアイツしかいないな・・・どうやら大丈夫そうだ」
千矢
「よかった！じゃあまた探そう！」
夢路
「あぁ！」
メリー
「これって・・・」
一方、ハンターが去るや否や探索を再開していたメリー・・・
メリー
「ミドリって・・・これ？」
メリーが、ミドリのポスターを発見した！
メリー
「えっと・・・誕生日は『９月９日』！」
見事、誕生日の情報を見つけ出した！
夢路
「メリー？」
メリー
「誕生日分かったわ！９月９日よ！」
夢路
「やっぱりぞろ目だったか・・・」
ちなみに、他のメンバーの誕生日も全てぞろ目である
夢路
「千矢～！誕生日９月９日だってさ！」
千矢
「本当！？じゃあ、最初の３桁は「９４０」ってことだね！」
夢路
「あぁ、どうやらそうらしいな」
これで、暗証番号の最初の４桁が判明した！
残るは最後の２桁、モモカの体重のみだ！
直也
「水瀬さん、付いてきてる？」
渚
「はい！大丈夫です！」
先ほどハンターの追跡に遭ったこともあり、まだイベントホールに辿り着けていない２人・・・
直也
「前は俺がしっかり見ておくから、水瀬さんはそんなに慎重にならなくても大丈夫だよ！」
渚
「すみません・・・急ぎましょう！」
直也
「あぁ！このミッション、絶対にクリアするぞ！」
先ほどテレポーターを使ってしまったため、次のハンターの追跡を回避することはできない！
ハンター
「・・・」
エリア内には5体のハンター
いつどこから出てくるかは、分からない・・・！
夢路
「あとは最後だけなんだけど・・・ピンクのポスターなんてどこにもないぞ？」
メリー
「おかしいわね・・・前にどこかで見たような気がするんだけど」
イベントホールでミッションに挑む３人
最後のポスターを探すが、なかなか見つからない！
？？？
「・・・」
千矢
「あれ？誰かいる！」
イベントホール内で人影を見つけた千矢
その人影の正体は・・・
警備員１０《演：万年大会（スロウスタート）》
「まったく、何でこんなことに・・・」
警備員だ・・・！
千矢
「嘘・・・何で警備員がいるの？もういなくなったはずじゃ・・・」
今の警備員は逃走者の正体を把握しているため、通報することはない！
警備員１０
「あっ！すみません、そこの人！」
千矢
「えっ！？・・・私！？」
警備員に呼びかけられた千矢・・・
警備員１０
「私、今ここの警備を担当している者です」
千矢
「はい・・・？」
警備員１０
「実は先ほど、ここに展示されていたポスターが無くなってしまって・・・何か分かることありませんか？」
千矢
「えっ・・・ポスター！？」
どうやら、１枚ポスターが消えてしまっているようだ・・・！
千矢
「それってもしかして、ピンクのやつですか？」
警備員１０
「あっ、はい！そうです！カラフルピンクっていう名前の・・・」
千矢
「私たちも今それを探してるんです！」
警備員１０
「そうですか・・・実は先ほど盗まれてしまったようで・・・」
逃走者たちが求める最後のポスターは既に盗まれてしまっているため、このイベントホールにはない！
メリー
「何やってるの？」
千矢
「メリー！」
そこへ、メリーもやってきた！
千矢
「メリー、分かったよ！最後のやつ、盗まれたポスターに書いてあるんだって！」
メリー
「うわ・・・何よそれ、面倒ね・・・」
最後の情報は盗まれたポスターにしか記載されていないため、それ以外の方法で調べるしかない！
警備員１０
「でも、ここにはポスター無くて・・・」
千矢
「せめて体重だけでも分かれば・・・」
メリー
「そ・・・そうよ！ねぇ、アンタアイツの体重知らない？」
警備員１０
「えっ！？それは・・・直接モモカさんに聞いてみないと分からないですね・・・」
千矢
「そうですか・・・」
警備員１０
「ご本人はイベント期間中ずっとこの裏に泊まり込んでいるので、聞こうと思えば聞けると思うんですが・・・」
千矢
「えっ、そうなの！？」
メリー
「どこにいるの？教えて！」
警備員１０
「でも・・・何で体重何て聞く必要が・・・？」
メリー
「それが聞き出せないと、ハンター・・・いや、強盗が捕まえられないの！急いでるから、お願い！」
千矢
「お願いします！」
警備員１０
「本当ですか・・・？それで強盗を捕まえられるんですか？」
千矢
「はい！そうです！」
警備員１０
「・・・５人は今中庭で掃除をしています。そこに行けば会えるかと！」
千矢
「中庭ね！ありがとう！」
メリー
「行くわよ！」
警備員の言葉を頼りに、メリーと千矢の２人は本人の元に向かう！
モモカ《演：桜衣乃（おちこぼれフルーツタルト）》
「ハァ・・・眠いです・・・」
アオイ《演：関野ロコ（おちこぼれフルーツタルト）》
「まったく、何で私たちがこんなことしなきゃならないんだ」
ミカン《演：前原仁菜（おちこぼれフルーツタルト）》
「まあまあ・・・私たちはここを借りてる側なんだし、少しは恩返ししないと」
カラフるんの５人は中庭にいる
ポスターがない以上、最後の情報は本人から聞き出すしかない！
メリー
「でもこんな早朝に掃除って・・・随分と早起きね」
千矢
「そうだね・・・まだ外真っ暗なのに！」
夢路
「２人とも！どこ行くんだ？」
千矢
「中庭に本人がいるんだって！今から聞きに行くところ！」
夢路
「マジか！俺も行ったほうがいいかな？」
メリー
「そんなに人数要らないわよ。聞けたら連絡するから、アンタは先に扉の方行ってて」
千矢
「そうだね！お願い！」
夢路
「あぁ、分かった！連絡待ってるぞ！」
中庭に向かう２人に対して、先にハンターが控える扉へ向かう夢路
果たして、暗証番号を無事伝えることはできるのか！？
１２：３０
１，２９０，０００円
残り５人
千矢/藤原夢路/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中～黒の迷宮～ ( No.68 )
- 日時： 2021/09/25 23:55
- 名前： 綾木 （ID: ANX68i3k）
直也
「もうちょっとだよ、水瀬さん！」
渚
「はい！」
一方、直也と渚の２人はイベントホールのすぐ近くまで来ていた！
渚
「後ろは大丈夫です！」
直也
「ありがとう・・・って、前！」
渚
「えっ！？」
ハンター
「・・・」
前方にハンターを見つけ、思うように動けない・・・！
渚
「困りましたね・・・あんなところにいたら動けません・・・」
直也
「あぁ・・・でも俺らには気づいてないみたいだし、少し様子を見よう」
ハンター
「・・・」
しかし、２人が見つけたハンターの向かう先に・・・
夢路
「扉って、３階にあるんだよな？」
藤原夢路・・・！
ハンター
「・・・」
夢路
「とりあえず・・・エスカレーターから上がろうかな、見通しもいいし」
お互い近付きあっていることに、まだ気づいていない・・・！
ハンター
「・・・」
夢路
「この眼鏡もあるけど・・・あと１回しか使えないし、温存しておきたいんだよな」
[SEARCHING]
[FUJIWARA]
ハンター
「・・・！」ﾀﾞｯ
見つかった・・・！
夢路
「マズい！ハンターだ！」ﾀﾞｯ
前から迫るハンターを見つけ、Uターン・・・！
直也
「今だ！行くよ水瀬さん！」ﾀﾞｯ
渚
「は、はい！」ﾀﾞｯ
様子をうかがっていた直也と渚は、ハンターが去った隙に動き出す！
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
夢路
「と・・・とにかく、上に上がらないと・・・！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
ハンターに追われながらも３階の扉を目指す夢路！
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
夢路
「あそこに階段がある！あそこから行こう！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
逃げる先に階段を見つけた！
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
夢路
「ハァ、ハァ・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
ハンター
「・・・！」ﾀﾞｯ
しかしその階段から、別のハンター・・・！
夢路
「嘘だろ！？そっちからも！？」
挟まれた・・・！
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
夢路
「ダメだ・・・逃げられないーーー！！！」ﾎﾟﾝ
１１：２７
藤原夢路 確保
残り４人
夢路
「まさか２体目が来るなんて・・・やっぱりこれ使っておけばよかったな・・・」
アイテムを温存しても、確保されてしまえば意味がない・・・！
ピリリリリ ピリリリリ
千矢
「【藤原夢路確保、残り４人】だって！」
メリー
「ちょっと！この重要なときに何やってるのよ！」
扉に向かっていた夢路が確保されたことにより、ミッションクリアが遠ざかってしまった！
直也
「ここか！」
渚
「や・・・やっと着きました～！」
直也と渚の２人が、ようやくイベントホールに到着！
渚
「ここで何をすればいいんでしょう・・・？」
直也
「水瀬さん！あそこに何か書いてある！」
暗証番号に関する情報は、全てモニターに映し出されている！
渚
「これって、つまり・・・」
直也
「多分、この問題の答えがどこかにあるんだと思う。とにかく、手掛かりを探そう」
千矢とメリーの２人は３桁の情報を持っているため、実際には探す必要はない・・・！
メリー
「あと誰が残ってるか分かる？」
千矢
「えっと・・・直也と、渚だね！」
一方、千矢とメリーの２人は、中庭に向かいながら新たに扉に向かわせる逃走者を探っていた・・・
メリー
「どっちかに電話して、扉の方に行かせて！」
千矢
「分かった！じゃあメリーは中庭に行ってて！」
メリー
「任せなさい！」
千矢が電話をかける役割を担い、メリーが中庭に向かう・・・！
千矢
「じゃあ・・・直也にかけよう！」
プルルルル プルルルル
直也
「電話？」
渚
「誰からですか？」
直也
「えっと・・・千矢ちゃんからだ！」
ミッション終了までまもなく残り５分！
果たして、逃走者同士の連携は上手くいくのか！？
１０：３０
１，３１４，０００円
残り４人
千矢/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中～黒の迷宮～ ( No.69 )
- 日時： 2021/09/26 23:55
- 名前： 綾木 （ID: ANX68i3k）
直也
「もしもし、千矢ちゃん？」
千矢
「もしもし、聞こえる～？」
先に扉の方に行かせるため直也に電話をかけた千矢・・・
直也
「俺、今イベントホールに来たところだよ！」
千矢
「ごめん、屋上の扉の方に行って！」
直也
「えっ？でも、暗証番号は？」
千矢
「私分かるよ！今最後の１つを確認してるところ！それが分かったらまた電話するから、先に上がってて！」
直也
「そうか！じゃあ水瀬さんと２人で待ってるよ！」
千矢
「急いで！もう時間がないよ！」
直也
「分かってる！じゃあな！」ﾋﾟｯ
渚
「千矢さん、何て・・・？」
直也
「暗証番号が分かったらまた電話してくれるらしいから、俺らは先に上に行こう！」
渚
「分かりました！行きましょう！」
千矢からの連絡を受け、直也と渚の２人は３階にある扉へ向かう！
ハンター
「・・・」
エリア内には５体のハンター
彼らの捜索を掻い潜り、無事扉に辿り着くことはできるのか！？
ミッション４
終了まで5分
メリー
「中庭・・・ここね！」
中庭への入り口に到着したメリー・・・
メリー
「えっと・・・ピンクを探せばいいのよね？」
ここでは、カラフるんのメンバー５人が仕事の一環として早朝の掃除を行っている
この中からモモカを見つけ出し、彼女の体重を聞き出す必要がある！
メリー
「あそこに誰かいるわね・・・誰かしら？」
中庭に入ったメリー、早速人影を発見！
メリー
「あの！」
イチゴ《演：貫井はゆ（おちこぼれフルーツタルト）》
「うわっ！ビックリした・・・」
イチゴだ・・・！
メリー
「ねぇ、ピンクってどこにいるの？教えて！」
イチゴ
「えっ？モモカのこと？えっと・・・」
メリー
「聞きたいことがあるの！」
イチゴ
「あれ・・・いない・・・？」
メリー
「えっ？何でよ！急いでるのに！」
イチゴ
「私に言われても・・・」
メリー
「じゃあアンタでいいわ。アイツの体重教えなさい！」
イチゴ
「えぇ！？何でそんなことを？」
メリー
「私のお金・・・いや、命がかかってるのよ！早く！」
イチゴ
「でも・・・そんなの覚えてないよ・・・」
モモカの体重は、本人に聞くしかない！
ミドリ《演：緑へも（おちこぼれフルーツタルト）》
「どうしたんですか？」
イチゴ
「あっ、ミドリ！」
そこへ、２人目のメンバー・ミドリ・・・！
メリー
「モモカに話があるの！どこにいるか知らない？」
ミドリ
「えっ？モモカ先輩ならあそこに・・・って、あれ？いません！」
イチゴ
「どこに行ったんだろう？」
ミドリ
「さっきまであの２人と一緒にいたと思うのですが・・・」
メリー
「どうすればいいのよ・・・」
イチゴ
「とりあえず、あの２人に聞いてみては？」
ミドリ
「そうですね！それが一番いいと思います」
メリー
「あぁーもう！分かったわよ！」
メリーは、すぐさま奥にいる２人の元へ駆け寄る！
ミドリ
「一体何だったのでしょうか・・・？」
イチゴ
「さぁ・・・？」
メリー
「ちょっといいかしら？」
ミカン《演：前原仁菜（おちこぼれフルーツタルト）》
「・・・？」
アオイ《演：関野ロコ（おちこぼれフルーツタルト）》
「誰だ、お前？」
奥にいる２人は、ミカンとアオイだ・・・！
メリー
「モモカに聞きたいことがあるの！どこにいるか知らない？」
ミカン
「モモカちゃん？さっきお手洗いに行くって言って・・・それっきりね」
アオイ
「とりあえず、今ここにはいないぞ」
メリー
「トイレって、どこにあるのよ」
アオイ
「お前、そこまで行く気か？」
メリー
「急いでるのよ！もう時間がないわ！」
ミカン
「えっと・・・この近くのお手洗いは修理中だから、多分２階の方に行ったと思う」
メリー
「分かったわ！」
ミカン
「あっ・・・」
アオイ
「アイツ、本当に行きやがった・・・」
モモカの場所を突き止めたメリー、すぐさま２階のトイレへ向かう！
モモカ《演：桜衣乃（おちこぼれフルーツタルト）》
「はぁ・・・もうダメかと思いましたよ・・・1階が故障中なの、完全に忘れてました・・・」
モモカはミカンの言葉通り２階のトイレ付近にいる
モモカ
「・・・本当に眠いです・・・ちょっとここで休んでいきましょう」
果たして、時間内に彼女を見つけ出し、体重を聞き出すことはできるのか！？
９：００
１，３３２，０００円
残り４人
千矢/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中～黒の迷宮～ ( No.70 )
- 日時： 2021/09/27 23:55
- 名前： 綾木 （ID: ANX68i3k）
千矢
「やっと着いた～！ここだよね？」
ようやく中庭に到着した千矢・・・
千矢
「メリーいるかな？番号聞けてるといいんだけど・・・」
肝心のモモカが中庭におらず、メリーはすでに中庭を後にしている・・・！
ハンター
「・・・」
さらに、中庭に近付くハンター・・・！
千矢
「ねぇ、ちょっといい～？」
ミドリ《演：緑へも（おちこぼれフルーツタルト）》
「・・・？何でしょう？」
千矢
「モモカに聞きたいことがあるんだけど、どこにいる？」
ミドリ
「モモカ先輩ですか？ミカン先輩が、2階のお手洗いに行ってるって言ってましたね・・・」
ハンター
「・・・」
千矢
「えっ！？じゃあ、ここにはいないの！？」
ミドリ
「はい・・・さっきも訪ねてきた人がいたんですが・・・」
千矢
「って、ハンターじゃん！」ﾀﾞｯ
ハンター
「・・・！」ﾀﾞｯ
見つかった・・・！
ミドリ
「えっ・・・！？さっきから、一体何なんでしょうか・・・？」
千矢
「どうしよう・・・もう時間ないのに・・・！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
ハンターに見つかり、来た道を戻る千矢！
千矢
「ハァ、ハァ・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
千矢
「えっ、行き止まり！？」
しかし、逃げた先は運悪く行き止まりだ・・・！
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
千矢
「こうなったらしょうがない！えいっ！」ﾎﾟｲｯ
追い込まれた千矢、やむなく持っていたデコイグレネードを使う！
ドロン！
ハンター
「・・・？」
千矢の分身
「・・・」
その場に千矢の分身が現れた！
千矢
「おぉ～！本当に私そっくり！すご～い！」
ハンター
「・・・」
千矢の分身
「・・・」
ハンターの標的が、分身に変わった！
千矢
「って、こうしちゃいられない！ありがとう私～！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
ハンターが分身に気を取られている隙に、本人はその場を離れる！
[CHIYA/]
ハンター
「・・・」
千矢の分身
「・・・」ﾎﾟﾝｯ
千矢の分身 確保
千矢
「ハァ・・・危なかった・・・アイテムがあって助かったよ・・・」
分身のおかげで命拾いした千矢・・・
千矢
「とりあえず、2階に行ってみよう！メリーがいるかもしれないし！」
中庭へは戻らず、モモカのいる2階でメリーと合流する作戦だ・・・！
ハンター
「・・・」
千矢の分身
「」ﾄﾞﾛﾝ
ハンターに確保されたことにより、千矢の分身は姿を消した！
直也
「扉って、どこだ・・・？」
渚
「あっ！直也くん、あそこです！」
3階で屋上への扉を発見した2人！
直也
「この扉でいいのかな？」
渚
「間違いありません・・・ここに番号を打ち込むことができます！」
直也
「そうか・・・そこに暗証番号を入力すればクリアなんだね」
渚
「あとは千矢さんからの電話を待つだけです・・・！」
ミッション終了まで残り約３分
暗証番号がこの2人に伝わればミッションクリアとなる！
ハンター
「・・・」
しかし、2人に再三ハンターが迫る・・・！
直也
「あと3分くらいしかないよ・・・本当に大丈夫かな・・・？」
渚
「大丈夫です！千矢さんならきっと間に合います！」
ハンター
「・・・！」ﾀﾞｯ
見つかった・・・！
渚
「暗証番号って、確か5桁でしたよね？」
直也
「あぁ！今、最後の2桁を確認してるって言ってたな・・・」
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
直也
「・・・！水瀬さん逃げて！」
渚
「えっ！？ハンター！？」ﾀﾞｯ
扉に夢中で、ハンターに気づくのが遅れた・・・！
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
渚
「こ、こんなときに見つかるなんて・・・！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
直也
「マズい・・・ハンターが近すぎる・・・！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
その距離約１０メートル
渚が手に入れたテレポーターはもうない！
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
直也
「水瀬さん！俺がハンターを引き付ける！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
渚
「えっ！？でも・・・！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
直也
「ミッションは任せた！」ﾀﾞｯ
渚
「ちょっ・・・！直也くん！？」
渚を先に逃がし、別方向に逃げる直也！
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
直也
「よし・・・ハンター、こっちだ！」
狙い通り、ハンターの標的は直也となった！
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
直也
「あとは、できるだけ遠くに・・・！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
[MUKAI]
ハンター
「・・・」ﾀｯﾀｯﾀｯ
直也
「ハァ、もうダメか・・・！」ﾎﾟﾝ
７：２２
向井直也 確保
残り3人
直也
「捕まった・・・でも、これだけ離れておけば安心かな・・・」
2回目の確保となった直也
果たして、この捨て身の作戦は実を結ぶのか・・・
ピリリリリ ピリリリリ
エミリア
「あっ！確保情報！」
全員
「「！？」」
スバル
「誰だ？誰が捕まったんだ！？」
エミリア
「【向井直也確保】！」
全員
「「えぇ～～～！？」」
黒雪姫
「これで復活した2人は、どっちも確保か・・・」
ノエラ
「るぅ・・・」
エミリア
「【残るは千矢、水瀬渚、メリー・ナイトメアの3人】！」
咲
「まったく、直也ったら何しに行ったのかしら」
チノ
「でも、あんなに人を犠牲にしておいてお金もらうなんて許せません」
咲
「まぁ・・・それもそうね・・・」
レイジ
「残り7分で3人か・・・」
ハヤテ
「ミッションクリアは必須として、何人生き残るんでしょう・・・？」
渚
「そんな・・・直也くん、私のために・・・」
直也にミッションを託された渚・・・
渚
「でも、こうしてはいられません・・・直也くんの犠牲を無駄にするわけには・・・！」
ミッション終了まで残り２分
暗証番号が入手出来ても扉をロックできなければ、ハンター１００体の放出を阻止することはできない！
７：００
１，３５６，０００円
残り３人
千矢/水瀬渚/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中～黒の迷宮～ ( No.71 )
- 日時： 2021/09/28 23:55
- 名前： 綾木 （ID: ANX68i3k）
千矢
「時間がない・・・メリーは大丈夫かな・・・？」
暗証番号を手に入れるため、メリーを追いかける千矢
千矢
「とにかく走るしかない！急ごう！」ﾀﾞｯ
ミッションの残り時間はすでに２分を切っている
のんびりしている暇は、ない・・・！
ハンター
「・・・」
エリア内には５体のハンター
彼らの捜索を掻い潜り、メリーと合流することはできるのか・・・？
メリー
「とりあえず、2階に来たわけだけど」
モモカに会うため、2階にやってきたメリー・・・
メリー
「って、あそこにいるじゃない！絶対あれだわ！」
モモカ《演：桜衣乃（おちこぼれフルーツタルト）》
「スゥ・・・」
遂にモモカを見つけた！
メリー
「ちょっと、こんなところで何寝てるのよ！起きなさい！」
モモカ
「ん・・・？誰・・・ですか・・・？」
メリー
「アンタ！体重いくつ？」
モモカ
「えぇ！？急に何ですか！？」
メリー
「泥棒を捕まえなきゃいけないの！早く教えて！」
モモカ
「でも・・・それと私の体重、何の関係があるんですか・・・？」
メリー
「本当はアンタのポスターで調べたかったんだけど・・・あれ、さっき盗まれたのよ！」
モモカ
「えぇ！？そ、それは大変です！」
メリー
「だから泥棒って言ってるでしょ！逃げないように暗証番号が必要なの！」
モモカを説得している間にも、放出へのカウントダウンは止まらない・・・！
渚
「ハァ・・・何とか、戻ってきました・・・！」
ハンターに追われ一度は扉の元を離れた渚、直也のファインプレーもあり速やかに戻ってきた！
渚
「あと1分半・・・千矢さん、お願いします・・・！」
あとは祈りながら電話を待つしかない！
モモカ
「じゃあ・・・私の体重が暗証番号ってことですか・・・？」
メリー
「そうよ！早く教えて！」
モモカ
「・・・」
メリー
「・・・」
モモカ
「・・・４７・・・です・・・」
メリー
「４７ね！分かったわ！」ﾀﾞｯ
モモカ
「えっ・・・！？これで、本当にいいんでしょうか・・・？」
一方のメリーは、遂に最後の情報を聞き出すことに成功！
モモカ
「はっ！そういえば私のポスターが盗まれているんでしたよね！こうしてはいられません、すぐにみんなにも伝えなくては！」
メリー
「あっ、アンタ！」
千矢
「メリー、ごめーん！」
メリーと千矢が遂に合流を果たした！
メリー
「分かったわ！暗証番号は『９４０４７』よ！」
千矢
「『９４０４７』ね？分かった！」
暗証番号の情報がそろったため、後は扉にこの番号を打ち込むだけだ！
メリー
「私たち以外って、もうあと1人しかいないんじゃない？」
千矢
「渚だね！でも、渚も扉の方行ってるって言ってたし、電話かけるよ！」
メリー
「っていうか、もうそれしかないわね・・・時間もないし・・・」
ミッションの残り時間は1分
2人は時間内に扉に辿り着くことが困難なため、渚に電話をかける！
千矢
「お願い・・・出て～・・・！」
プルルルル プルルルル
渚
「来ました！千矢さんからです！」
渚はすでに扉の前で待機中だ・・・！
渚
「もしもし？」
千矢
「渚！今どこにいる！？」
渚
「私、扉の前にいます！」
千矢
「渚、『９４０４７』！打ち込んで！」
渚
「えっと・・・『９４０』・・・」
千矢
「『４７』！」
渚
「『４７』・・・これでいいんでしょうか？」
[LOCKED]
ミッション４ クリア
千矢
「できた？」
渚
「あっ・・・はい、できました！ロックしましたよ！」
千矢
「やったー！渚ありがとう！」
渚
「いえ、私は何も・・・千矢さんのおかげです！ありがとうございます！」
ピリリリリ ピリリリリ
エミリア
「あっ！【MISSION４ 結果】！」
スバル
「えっ！？どうなったんだエミリアたん！」
エミリア
「【水瀬渚の活躍により、ミッションクリア】」
全員
「「おぉーーー！！！」」
エミリア
「【ハンター１００体の放出は阻止された】！」
千代
「よかった・・・これ失敗してたら大変だったよね！」
みら
「そうだね！１００体なんて全滅間違いなしだよ！」
咲
「渚ちゃん・・・やるじゃない！」
直也
「よかった・・・ありがとう水瀬さん！」
メリー
「何よ・・・このミッションに関してはアイツより私の方が頑張ったと思うんだけど」
千矢
「まぁまぁ！クリアしたんだし、細かいことはいいじゃん！」
渚
「私、ほとんど何もしてないのに・・・私だけ名前載るの、なんか申し訳ないです・・・」
逃走者たちの行動力と連携が実を結び、ハンターの数は5体にとどまった！
４：３０
１，３８６，０００円
残り３人
千矢/水瀬渚/メリー・ナイトメア
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