二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中~黒の迷宮~【完結】
- 日時: 2021/10/02 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
舞台は、閉店時間中の大型商業施設「スターダスト」。
日中は大勢の買い物客で賑わうこの商業施設では現在、大人気アニメキャラクター「魔法少女カラフるん」のイベントが開催されている。このイベントで展示されている、日本に5枚しかない特製ポスターを狙って真夜中に謎の強盗グループが侵入する・・・。
そして、この強盗グループが引き起こす行動が、ゲームの行方を左右する!
今回ゲームに挑むのは、20人の逃走者たち。数々のミッションをこなしながら120分間逃げ切り、賞金144万円を獲得する者は現れるのか!
<逃走者一覧>
有田春雪(アクセル・ワールド)
綾崎ハヤテ(ハヤテのごとく!)
エミリア(Re:ゼロから始める異世界生活)
香風智乃(ご注文はうさぎですか?)
桐尾礼治(チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~)
黒雪姫(アクセル・ワールド)
木ノ幡みら(恋する小惑星)
佐木咲(カノジョも彼女)
佐倉千代(月刊少女野崎くん)
千矢(うらら迷路帖)
ナツキ・スバル(Re:ゼロから始める異世界生活)
ノエラ(チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~)
野崎梅太郎(月刊少女野崎くん)
花小泉杏(あんハピ♪)
藤原夢路(夢喰いメリー)
保登心愛(ご注文はうさぎですか?)
真中あお(恋する小惑星)
水瀬渚(カノジョも彼女)
向井直也(カノジョも彼女)
メリー・ナイトメア(夢喰いメリー)
(五十音順)
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.32 )
- 日時: 2021/08/15 00:02
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
渚
「・・・急いで戻らないと・・・!」
命からがらハンターから逃れた水瀬渚・・・
渚
「きっと、直也くんも来ます・・・ここでへばるわけにはいきません!」
直也のためにも、簡単には引き下がれない・・・!
レイジ
「・・・こことかどうかな?」
本館3階で隠れる場所を探す桐尾礼治・・・
レイジ
「・・・駄目だ!これじゃ絶対バレる!」
植木の陰に隠れることを試みたが、あまりにも小さすぎた・・・
ハンター
「・・・」
レイジ
「しかし、まさかこんな暗い中で逃げるとは思ってなかったな・・・」
ハンター
「・・・」
レイジ
「・・・うわ!ハンターじゃんか!」サッ
ハンター
「・・・」
レイジが、前方にハンターを発見!
レイジ
「・・・」
ハンター
「・・・」
幸い同じ方向に進んでいたため、気づかれずに済んだ・・・!
レイジ
「危ない・・・停電してるとこんなにも気づかないのか・・・」
ハンターまで10mの距離まで接近していたレイジ、正しく命拾いだ・・・
渚
「お待たせしました!」
渚が、中央ホールに帰ってきた!
ハヤテ
「水瀬さん!いけますか?」
渚
「はい!任せてください!」
夢路
「野崎の分も、俺らがクリアしないとな!」
はなこ
「おかしいな・・・行き止まりだよ・・・」
中央ホールを目指す花小泉杏は、道に迷っているようだ・・・
はなこ
「近道したつもりなのに・・・曲がるところ間違えたかな・・・?」
最低限の非常灯しか点灯していないこのエリアでは、土地勘が狂いやすい・・・!
みら
「あそこだ!」
ココア
「やっと着いたー!」
木ノ幡みらと保登心愛も、中央ホールに到着!
みら
「ごめん、私も道間違えちゃって・・・」
ココア
「いいよ!無事着いたんだし!それより早くミッションやろう!」
ハヤテ
「そのことなんですが・・・」
夢路
「自転車、あと一台しか残ってないな」
設置されている自転車は全部で5台
既にハヤテ、千矢、夢路、渚が参加しているため、同時に漕げるのはあと1人だ・・・!
みら
「せっかく来たのに・・・どうしよう・・・」
渚
「(足が・・・動かない・・・!最近家事ばっかりでトレーニングしてなかったからかな・・・)」
ハヤテ
「水瀬さん、少し休憩されてはいかがですか?」
渚
「・・・えっ!?私、全然大丈夫ですよ!」
夢路
「そう言ってる割にはさっきから足全然動いてないぞ」
渚
「そ、そ・・・そんなこと、ないですよ!」
ココア
「渚ちゃん、疲れちゃったんだね。お姉ちゃんが代わりにやってあげるから、休んでていいよ~」
渚
「えっ・・・お姉ちゃん・・・?」
ハヤテ
「さっきハンターから逃げていたんですし、少し休んだ方がいいと思います」
夢路
「余裕がある人の方が効率がいいしな」
渚
「うぅ・・・分かりました・・・ココアさん、よろしくお願いします・・・」
ココア
「お姉ちゃんに、任せなさ~い!」
渚
「やっぱり私、勝手に妹になってる!?」
みら
「ココア、よかったね!」
ココア
「みらちゃん!?いつの間に漕いでる!」
これで初めてフル稼働となった発電機!
ハンター
「・・・」
しかし、大人数が集まれば、その分ハンターに見つかるリスクも高まる!
72:00
576,000円
残り11人
綾崎ハヤテ/桐尾礼治/木ノ幡みら/佐倉千代/千矢/花小泉杏/藤原夢路/保登心愛/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.33 )
- 日時: 2021/08/15 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
千代
「暗いし見えないし怖いしもうやだよー・・・」
停電発生後、1歩も動いていない佐倉千代・・・
千代
「この状態いつまで続くの~?早く電気ついてよー・・・」
あくまで、他人任せの乙女・・・!
[電力:50.0%]
ハヤテ
「50%まで来ました!」
夢路
「すごい!やっぱり5台でやるとスピードが段違いだ!」
フル稼働となったことによりミッションクリアに大きく近づいた逃走者たち!
直也
「ここか・・・やっと着いた!」
向井直也が、中央ホールに到着
これで、中央ホールにいる逃走者は合計7人となった!
直也
「水瀬さん!水瀬さんも来てたんだ!」
渚
「あっ、あの・・・私、決してさぼってるわけではないんです!少し休んでるだけで・・・」
直也
「・・・分かってる。せっかく来たのに人数足りてますって言われても、帰るに帰れないよね!申し訳なくて!」
渚
「そうじゃない!」
夢路
「でも本当に人数は足りてるしな・・・」
ココア
「でもさっき交代したばかりだし・・・」
みら
「そうだ!2人とも、ハンターが来ないか見張っててくれると助かるよ!」
ハヤテ
「そうですね!お願いできますか?」
直也
「ああ、俺にできることなら何でもするよ!行こう、水瀬さん!」
渚
「はい!」
余った直也と渚は、ハンターの見張りに向かう!
夢路
「しかし、まさかこんなに人が来るなんて思ってなかったな」
ハヤテ
「60%です!」
夢路
「よし!このまま最後まで突っ走るぞ!」
ココア・みら
「「おーっ!」」
千矢
「おりゃーーー!!!」
渚
「とは言ったものの、暗くて見づらいですよね・・・本当に見つけられるでしょうか?」
直也
「こっちの方は通路が2つしかないし、比較的明るいから見つけやすいと思う!水瀬さんはこっちをお願いできるかな?」
渚
「直也くんはどうするんですか?」
直也
「俺はあっち側見てくるよ!暗いから、ちょっと遠くまで行くかもしれないけど・・・」
渚
「分かりました・・・気を付けてくださいね?」
直也
「ああ、分かってるよ。水瀬さんこそ気を付けて!」
渚
「はい!」
役割分担をしてハンターを見張る直也と渚・・・
ハンター
「・・・」
しかし、暗闇の中襲い掛かる黒ずくめのアンドロイドを捉えるのは、容易ではない・・・!
メリー
「まだ70分もあるのね・・・こう何もないと退屈だわ」
別館の一角に身を潜めるメリー・・・
メリー
「今頃みんなミッションやってるだろうし、今更行っても・・・って感じね」
まだミッションに参加していない夢魔・・・!
メリー
「あ~あ、何か面白いことないかしら」
[電力:80.0%]
ハヤテ
「80%です!」
ココア
「おーっ!順調だね!」
中央ホールで自転車を漕ぐ5人
電力は80%に達した!
みら
「あともうちょっとだよ!がんばろう!」
夢路
「ああ!みんなありがとう!」
千矢
「おりゃー!」
直也
「うわ・・・通路のほかに階段とエスカレーターもある・・・これはどこから出てくるか分からないな・・・」
中央ホールから100mほどの位置に来た直也・・・
直也
「でも、今回は俺が捕まるつもりでやらないとな・・・もうこれ以上他の人に迷惑はかけられない!」
既に2人を犠牲にしている男・・・!
ハンター
「・・・」
そこへ忍び寄る、黒い影・・・!
直也
「でも、これだけ道があるってことは、万が一見つかっても引き付けて逃げやすいってことだからな・・・」
直也は、ハンターに見つかったときに備えて逃げる手立てを考える・・・!
ハンター
「・・・」
直也
「・・・よし、イメージは完璧だ!いつでも来い!」
中央通り、脇道、階段、エスカレーター
この全てが直也の守備範囲だ!
ハンター
「・・・」
直也
「・・・」
ハンター
「・・・!」ダッ
しかし、ハンターが来たのは、中庭からだ・・・!
直也
「えっ!?そこってアリだったのか!」ダッ
意表を突かれる形となった直也・・・
ハンター
「・・・」
直也
「まずい、こっちは・・・!」タッタッタッ
その向かう先は、中央ホールだ・・・!
ハヤテ
「夢路さん、大丈夫ですか?」
夢路
「ああ、あともうちょっとだ!最後までやってやる!」
直也
「ハァ、ハァ、ハァ」タッタッタッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
みら
「・・・?あれは・・・」
ココア
「みらちゃん?」
直也
「みんな逃げて―!」タッタッタッ
千矢
「うわぁ!ハンターじゃん!」
夢路
「こっちに連れてくるなーーー!!!」ダッ
ハヤテ
「とにかく逃げましょう!」ダッ
逃走者たちの運命は!?
69:30
606,000円
残り11人
綾崎ハヤテ/桐尾礼治/木ノ幡みら/佐倉千代/千矢/花小泉杏/藤原夢路/保登心愛/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.34 )
- 日時: 2021/08/16 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハヤテ
「ハァ、ハァ」タッタッタッ
夢路
「ハァ、ハァ」タッタッタッ
ハンターの接近に気づき、中央ホールから一斉に離れる逃走者たち!
渚
「・・・?どうしたんでしょう?中央ホールの方が騒がしい気が・・・」
ハンター
「・・・」タッタッタッ
逃げ遅れたのは・・・
みら
「みんな、待って~!」タッタッタッ
みらだ・・・!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
みら
「ハァ、ハァ・・・」タッタッタッ
[KONOHATA]
ハンター
「・・・」タッタッタッ
みら
「待って、待って!あぁっ!」ポンッ
69:00
木ノ幡みら 確保
残り10人
みら
「あぁー!捕まっちゃったー!ハンター速いよー!」
為す術なく、星となった・・・!
ピリリリリ ピリリリリ
エミリア
「【木ノ幡みら確保、残り10人】だって!」
全員
「「あぁ~・・・」」
ハルユキ
「これで地学部は2人とも終了ですか・・・」
あお
「・・・みら・・・」
渚
「・・・どうして・・・私、ちゃんと見張ってたのに・・・」
みらの確保に驚きを隠せない渚・・・
渚
「・・・こうしてはいられません、十分休めましたし、今すぐ戻って自転車漕ぎます!」
しかし、切り替えは早い・・・!
[電力:88.9%]
千矢
「あともうちょっと!私最後までやるよ!」
中央ホール内で伏せていた千矢、速やかに自転車漕ぎを再開!
千矢
「おりゃーーー!!!」
はなこ
「や、やっと着いた~!もう結構たまってる!」
そこへ、ようやくはなこが到着!
千矢
「あっ、はなこも漕ぐー?」
はなこ
「もちろん!そのために来たんだもん!」
終盤に差し掛かりはなこもミッションに参戦!
ハヤテ
「お待たせしました!」
夢路
「おっ、もう2人いるのか」
そこへハヤテと夢路も帰還・・・
ハヤテ
「ぐずぐずしてられません、やりましょう!」
夢路
「あぁ!あともう少しだ!」
渚
「私にもやらせてください!」
さらに見張りをしていた渚も戻り、早くも5人体制が復活!
ハヤテ
「水瀬さん!もう大丈夫なんですか?」
渚
「はい!もう大丈夫です!一人減ってしまいましたし、私漕ぎます!」
千矢
「みんな頑張ろー!」
夢路
「(あれ?はなこと水瀬ってさっき漕いでなかったよな・・・?木ノ幡は捕まったけど、あと一人は・・・?)」
ココア
「・・・ここどこ・・・?」
ハンターから逃れたココア、今度は中央ホールに帰れなくなった・・・
ココア
「また迷っちゃった~!私もうやだよチノちゃ~ん!」
もはや姉の威厳など欠片もない・・・!
直也
「何で・・・どうして俺はいつもこうなってしまうんだぁぁぁぁぁ!」
出してはいけない3人目の犠牲者を出してしまった直也・・・
直也
「でも・・・戻らないと!木ノ幡さんの分も俺がやらないと!」
ミッションへの使命感が、より強まる・・・!
[電力:90.0%]
はなこ
「あと10%!」
渚
「ゴールが見えてきました!」
中央ホールで自転車を漕ぐ5人
電力はあと10%だ!
夢路
「ハァ、ハァ、さすがに足にくるな・・・」
ハヤテ
「夢路さん、大丈夫ですか?」
夢路
「ああ!でも、次ハンター来たら俺は多分もうだめだ」
最初から自転車を漕ぎ続けている夢路
体力は限界に達している・・・
千矢
「そうはさせないよ!ハンター来る前に終わらせる!」
はなこ
「うん!5人なら大丈夫だよ!」
ハンター
「・・・」
自転車を漕ぐと体力を消耗するため、ハンターから逃げるのはさらに困難になる!
千代
「・・・お願いみんな・・・」
直也
「みんな、待っててくれ!」タッタッタッ
ハンター
「・・・」
[電力:95.0%]
ハヤテ
「あと5%です!」
夢路
「ら、ラストスパートだぁぁぁぁぁ!」
千矢
「おりゃー!」
ハンター
「・・・」
ハンター
「・・・」
[電力:97.8%]
渚
「ハァ、ハァ」
ハヤテ
「大丈夫ですか?ゆっくりでいいですよ」
渚
「いえ、十分休みましたし・・・これでも私、鍛えてるんです!」
はなこ
「へー、筋トレとかしてるの?」
渚
「は、はい・・・まあ・・・(最近はあまり・・・)」
はなこ
「すごーい!私そういうのちょっと苦手なんだよね・・・」
ハンター
「・・・」
ハンター
「・・・」
直也
「・・・」タッタッタッ
[電力:99.0%]
ハヤテ
「99%!ラストです!」
千矢
「はなこ!頑張って!」
はなこ
「ハァ、ハァ、意外と疲れる~!」
夢路
「お前は今来たばっかりだろ・・・」
[電力:99.5%]
渚
「あと0.5%・・・!」
[電力:99.6%]
ハンター
「・・・」
[電力:99.7%]
千矢
「おりゃーーー!!!」
[電力:99.8%]
ハンター
「・・・」
[電力:99.9%]
夢路
「ハァ、ハァ・・・」
[電力:100%]
ハヤテ
「や・・・やりました!満タンです!」
千矢
「やったー!」
夢路
「や、やっと終わった~!」
渚
「あとは、あのレバーを下げればいいんですね?」
ハヤテ
「早速下げましょう!」
千矢
「じゃあ行くよー!」
はなこ
「よろしくー!」
千矢
「せーのっ!」ガコン
AUCILIARY POWER UNIT:ON
ピカッ!
ミッション2 クリア
夢路
「お~!電気がついた!」
千矢
「やったー!これで元通り!」
電力が溜まり、第二電源の起動に成功!
レイジ
「おお!明るくなった!」
千代
「や、やっと電気ついた~!助かった~!」
直也
「電気がついたってことは・・・俺、何もできなかったってことか!?」
ハヤテ
「皆さん、ありがとうございます!」
渚
「お、お疲れさまでした~・・・!」
はなこ
「はぁ~疲れた~!」
夢路
「はなこはさっき来たばかりだろ、俺なんか0%のときからやってたんだぞ・・・疲れたぁぁぁ!」
ピリリリリ ピリリリリ
メリー
「【MISSION2 結果 藤原夢路らの活躍により、ミッションクリア】」
はなこ
「【第二電源が作動し、照明が復旧した】だって!」
夢路
「いやー・・・明るいってありがたいな」
千矢
「これでハンターが近くにいても大丈夫だね!」
ハヤテ
「いや、大丈夫なのは千矢さんだけだと思います・・・」
逃走者たちの活躍により、スターダストは輝きを取り戻した!
66:30
642,000円
残り10人
綾崎ハヤテ/桐尾礼治/佐倉千代/千矢/花小泉杏/藤原夢路/保登心愛/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.35 )
- 日時: 2021/08/17 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
ココア
「あ゛ーミッション終わっちゃったー・・・」
最終的に中央ホールに戻ることなく終わったココア・・・
ココア
「しかも一応私参加したのに名前ないし・・・私だって頑張ったのに~!」
ミッションに関わった人数が多かったため、大部分は記載を省略されている・・・!
千代
「今残り66分・・・ということは大体15分くらい停電してたってこと?」
停電中、動かずに隠れ続けていた千代・・・
千代
「でも電気ついたところで怖いものは怖いんだよね・・・少しましにはなったけど・・・」
相変わらず緊張感は、MAXだ・・・!
夢路
「水瀬、本当にありがとう」
渚
「えっ!?いえ・・・こちらこそ!」
ミッションクリアに貢献した夢路と渚・・・
渚
「私・・・こうして誰かと一緒に作業するのって久しぶりで・・・」
夢路
「・・・そうなのか?」
中学時代は友達がいなかった渚・・・
渚
「うまくいくか不安でしたが、楽しかったです!私、もうここで終わってもいいです!」
夢路
「いや、ダメだろ!」
ゲームの残り時間は約65分
まだ半分にも達していない・・・!
夢路
「じゃあ俺はここでしばらく休んでるから!頑張れよ!」
渚
「は・・・はい!ベストを尽くします!」
お互いに健闘を誓いあう・・・!
渚
「(・・・はっ!そういえば、直也くんは・・・?)」
直也
「俺、一体何をやってるんだ・・・みんなに合わせる顔がないよ・・・」
結果的にミッションの妨害をする形となってしまった直也・・・
直也
「もうこうなったら、逃げ切るしかない!逃げ切った賞金で、何とかして償おう!」
しかし、罪の意識は高い男・・・!
~~~
ジリリリリ ジリリリリ
スターダスト管理人《演:京塚志温(スロウスタート)》
「・・・?何かしらこんな時間に・・・?」
真夜中、管理人の元にかかってきた1本の電話・・・
管理人
「はい、もしもし・・・?」
スターダスト副管理人《演:万年大会(スロウスタート)》
「オーナー!大変です!」
管理人
「・・・どうしたの?そんなに慌てて・・・」
副管理人
「先ほどの例の件なんですが・・・」
管理人
「例の件・・・?何の話・・・?」
副管理人
「えっ・・・まさか知らないんですか!?停電ですよ!スターダストで停電が発生したんです!」
管理人
「あらあら、それは大変ね・・・」
副管理人
「何でそんなに平然としてられるんですか・・・」
管理人
「今は、どんな感じなのかしら?」
副管理人
「停電はもう解消したようです、しかし・・・」
管理人
「・・・?」
副管理人
「スターダストにくせ者が侵入した可能性があるとの情報が入ってきてまして・・・恐らく今回の停電は彼らが関与しているのではないかと思われます!」
管理人
「くせ者・・・?本当だとしたらそれは大変ね・・・今すぐ警備体制を敷いてもらえるかしら?」
副管理人
「それが・・・1人無断欠勤が発生していて、今出動できる警備員は9人しかいないのですが・・・足りるでしょうか?」
管理人
「あら、10人いるじゃない」
副管理人
「・・・へ?」
管理人
「あなたにも警備、お願いするわ」
副管理人
「えぇ!?でも私、そういう訓練とか一度も・・・」
管理人
「大丈夫よ。誰か見つけたら、笛を吹くだけでいいわ。あとは他の警備員に任せて」
副管理人
「そ・・・そんなのでいいんですか・・・?」
管理人
「じゃあ、よろしく~」ガチャッ
副管理人
「えっ!ちょっと!・・・オーナーって、色々適当だな・・・」
管理人
「・・・そういえば・・・ちゃんと訓練なんてしたことあったかしら・・・?」
???
「・・・」
[EXECUTE NEW PROCESS]◀
FORMAT:MESSAGE◀
EXECUTION TIME(MIN TO GO):65◀
DETAILS:DISTRIBUTE SECURITY GUARDS ◀
RANGE:MAIN BUILDING◀
NUMBERS:10◀
[EXECUTE]◀
ゲームマスターによって、逃走者たちに新たなピンチが訪れる!
65:00
660,000円
残り10人
綾崎ハヤテ/桐尾礼治/佐倉千代/千矢/花小泉杏/藤原夢路/保登心愛/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.36 )
- 日時: 2021/08/19 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
ピリリリリ ピリリリリ
ハヤテ
「・・・またメール?」
逃走者たちの元に届いた1通のメール・・・
千矢
「【通達1 先ほどの停電の原因調査のため、本館に作業員並びに10人の警備員が派遣された】・・・10人!?」
メリー
「【警備員は本館中をくまなく捜索し、君たちを見つけ次第笛を吹いてハンターに位置情報を知らせる】」
はなこ
「【通報を回避するには別館に移動するしかない】これ、ピンチじゃん!」
渚
「とにかく、急いで本館を出ないと・・・!」
通達1 通報を回避せよ!
本館に10人の警備員が投入された
彼らは本館の1階から3階および中庭をくまなく捜索し、逃走者を見つけ次第笛を吹いてハンターに居場所を知らせる
別館は警備員の捜索範囲外のため、別館にいる限りは通報を回避できる
現時点で本館にいる逃走者は、メリー、レイジを除く8人
彼らは、速やかに本館を脱出する必要がある!
夢路
「マジかよ・・・一難去ってまた一難か・・・」
千代
「何てことしてくれるの~・・・ハンターだけで十分だよ!」
ハヤテ
「早く別館に移動しないと・・・」
警備員に通報されれば、ハンターに確保される危険が高まる!
メリー
「じゃあ私何もしなくていいってこと?ラッキーね」
レイジ
「やった!別館に来といてよかったよ!」
既に別館にいるメリーとレイジは、通報の心配がない・・・!
ココア
「あっ!?別館って、もしかしてここかな?」
中央ホールから逃げて以降さまよい続けていたココア、幸運にも別館の入り口の近くまで来ていた・・・!
ココア
「別館って書いてあるし!絶対そうだよ!」
ここまでいまいち波に乗れていなかったココア、ここにきて方向音痴が吉と出た・・・!
千矢
「あそこだ!ラッキー!」
さらに、前のミッション終了後すぐに移動していた千矢が早くも出口を発見!
千矢
「さっきの発電もいいけど・・・やっぱり動いてる方が楽しいからね!」
自転車を漕いだ直後とは思えない余裕ぶりだ・・・!
直也
「別館か・・・結構距離あるな・・・」
向井直也は、先ほど別館とは反対方向に逃げてしまっていたため、移動には時間を要する・・・
警備員8《演:アナベル(チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~)》
「さて・・・どこにいるかな・・・」
その近くに、警備員・・・!
直也
「とにかくこのままだと捕まるのも時間の問題だし・・・早く脱出しよう!」
警備員8
「おい!そこで何をしている!」
直也
「げっ!あれが警備員か!」
警備員が、直也を発見!
直也
「待ってください、俺は別に怪しいものでは・・・」
警備員8
「問答無用!」
ピ―――――ッ!ピ―――――ッ!
警備員は逃走者の姿をとらえ次第、即座に笛を吹く!
直也
「マズい!やめてくれ!」
警備員8
「どこへ行く!」
ピ―――――ッ!ピ―――――ッ!
エリア内に響く笛の音・・・
渚
「あぁ・・・笛鳴ってる・・・誰か見つかったんでしょうか・・・?」
ハンター
「・・・!」ダッ
その音に反応したハンターが、確保に動く!
直也
「うわぁぁぁ!来るなーーー!!!」
警備員8
「待てー!」
ピ―――――ッ!ピ―――――ッ!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
直也
「ハンター来た!」
笛の音を聞きつけたハンターに見つかった・・・!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
直也
「マズい!非常にマズい!」
今回、1人で何と4回もハンターの追跡に遭っている直也!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
直也
「ハァ、ハァ」タッタッタッ
警備員5《演:桐生紫乃(カノジョも彼女)》
「・・・!不審者発見!」
ピ―――――ッ!ピ―――――ッ!
逃げた先にもう一人の警備員・・・!
直也
「うわ!・・・って、紫乃さん!?」
ハンター
「・・・!」ダッ
その音を聞いて、もう一体のハンターが追跡に向かう!
警備員5
「待ちなさい!」
ピ―――――ッ!ピ―――――ッ!
直也
「いやいやいや!今の絶対紫乃さんだったよね!?」タッタッタッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
直也
「とにかく、別館に・・・!」タッタッタッ
ひたすら別館を目指す直也・・・
ハンター
「・・・」タッタッタッ
前方から、2体目のハンター!
直也
「うわ!挟まれた!」
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
直也
「くっ・・・最悪だ・・・」ポンッ
63:39
向井直也 確保
残り9人
直也
「みんなに迷惑かけて捕まって・・・今日はダメダメだな・・・」
警備員投入後、早々に一人が確保・・・!
ピリリリリ ピリリリリ
エミリア
「メール!」
ノエラ
「る?何、何」
エミリア
「【確保情報 警備員の通報により向井直也確保、残り9人】!」
みら
「えっ!結局捕まっちゃったんだ!」
あお
「・・・みら?」
みら
「実は・・・」
チノ
「・・・」
咲
「・・・」ゴゴゴ
レイジ
「ていうか気づかなかったけど、もう半分捕まったのか?」
ゲーム開始時点で逃走者は20人
残り時間が折り返し地点に差し掛かったところで残りは9人だ・・・
レイジ
「停電のときからかなり確保ペース上がってるよな・・・やっぱり5体は厳しいよ・・・」
果たして、逃げ切る者は現れるのか!?
63:00
684,000円
残り9人
綾崎ハヤテ/桐尾礼治/佐倉千代/千矢/花小泉杏/藤原夢路/保登心愛/水瀬渚/メリー・ナイトメア
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