二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中~黒の迷宮~【完結】
- 日時: 2021/10/02 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
舞台は、閉店時間中の大型商業施設「スターダスト」。
日中は大勢の買い物客で賑わうこの商業施設では現在、大人気アニメキャラクター「魔法少女カラフるん」のイベントが開催されている。このイベントで展示されている、日本に5枚しかない特製ポスターを狙って真夜中に謎の強盗グループが侵入する・・・。
そして、この強盗グループが引き起こす行動が、ゲームの行方を左右する!
今回ゲームに挑むのは、20人の逃走者たち。数々のミッションをこなしながら120分間逃げ切り、賞金144万円を獲得する者は現れるのか!
<逃走者一覧>
有田春雪(アクセル・ワールド)
綾崎ハヤテ(ハヤテのごとく!)
エミリア(Re:ゼロから始める異世界生活)
香風智乃(ご注文はうさぎですか?)
桐尾礼治(チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~)
黒雪姫(アクセル・ワールド)
木ノ幡みら(恋する小惑星)
佐木咲(カノジョも彼女)
佐倉千代(月刊少女野崎くん)
千矢(うらら迷路帖)
ナツキ・スバル(Re:ゼロから始める異世界生活)
ノエラ(チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~)
野崎梅太郎(月刊少女野崎くん)
花小泉杏(あんハピ♪)
藤原夢路(夢喰いメリー)
保登心愛(ご注文はうさぎですか?)
真中あお(恋する小惑星)
水瀬渚(カノジョも彼女)
向井直也(カノジョも彼女)
メリー・ナイトメア(夢喰いメリー)
(五十音順)
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.52 )
- 日時: 2021/09/06 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
直也
「・・・本当に復活したんだな、俺・・・」
警備員の通報により確保された向井直也
今は警備員がいないため、通報されることはない!
直也
「賞金って半分なんだよな・・・それならなおさら逃げ切らないとな!」
再び転がってきた罪滅ぼしのチャンスを、逃すわけにはいかない・・・!
レイジ
「ノエラ!やったな!」
ノエラ
「あるじ!」
復活したばかりのノエラと、恩人レイジが早速合流!
レイジ
「まさか本当にノエラが復活するなんてな・・・やっぱりミッションやっておいてよかったよ!」
ノエラ
「あるじ、ありがとう」
レイジ
「どういたしまして」
ノエラ
「ノエラ、お礼する。はい」
レイジ
「いや、お礼なんて・・・って、これ、うちのエナジーポーションじゃないか・・・」
ノエラ
「ノエラ、我慢する。あるじにあげる」
レイジ
「いや、あげるもなにもうちのものだろこれ・・・しかも、多分これゲーム中に飲んじゃダメなやつじゃないのか・・・?」
このことは逃走中のルールには明記されていない
しかし、ドーピングはもちろん、それに類する行為も常識的に考えてNGである・・・!
レイジ
「とりあえず、これは没収な。終わってからにしなさい」
ノエラ
「るぅ・・・」
千矢
「はぁ・・・通報がないのはいいけど、やっぱり悔しいな~!」
ここまで積極的にミッションに挑んできた千矢
しかし、先ほどのミッションでは、最後まで復活カードを手にできず・・・
ハンター
「・・・」
そこへ忍び寄る、黒い影・・・!
千矢
「でも、2人復活してよかったね!このままのペースじゃ全滅してたかもしれないし!」
ハンター
「・・・」
[SEARCHING]
[CHIYA]
ハンター
「・・・!」ダッ
見つかった・・・!
千矢
「・・・!来たねハンター!」ダッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
見つかるや否や、全速力で逃げ出す千矢!
千矢
「おりゃーーー!!!」タッタッタッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
本館から別館に逃げ込む千矢・・・
夢路
「やっと別館だ~!何か久しぶりだな!」
その先に、藤原夢路・・・
ハンター
「・・・」タッタッタッ
夢路
「足音・・・?」
千矢
「ハンター来るよ!逃げてーーー!!!」タッタッタッ
夢路
「ホントだ!逃げないと!」ダッ
巻き添えだ・・・!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
夢路
「ハァ、ハァ」タッタッタッ
千矢
「・・・」タッタッタッ
[SEARCHING]
ハンター
「・・・?」
両者ともに、ハンターの視界から外れた!
夢路
「ハァ、ハァ・・・心が休まる暇もない・・・」
千矢
「まだまだ!こんなところで終わらないよ!」
渚
「さっきのミッション・・・私何もできなかったけど、直也くんが復活してくれてよかった・・・」
先ほど、精力的に宝箱を探し回った水瀬渚・・・
渚
「復活カードを届けてくれた2人には感謝しかないです・・・せっかくだし早く合流したい・・・」
ミッション2以降一度も直也に会っていない渚、再び合流できるか・・・?
直也
「水瀬さんってまだ逃げてるんだよね?ちょっと電話かけてみようかな」
一方、その向井直也は、今まさに渚に電話をかけるところだ・・・!
プルルルル プルルルル
渚
「電話・・・直也くんからだ!」
思わぬ電話に驚く渚・・・
渚
「もしもし・・・直也くん?」
直也
「水瀬さん!メール見た?俺、復活したよ!」
渚
「はい・・・本当は私もカード届けたかったんですが見つからなくて・・・すみません・・・」
直也
「いや、水瀬さんが謝ることなんてないよ!」
ハンター
「・・・」
渚
「直也くんって、今どこにいるんですか?まだ牢獄の近くですか?」
直也
「いや、実は俺、まだ別館に行ったことないから、そっちに行ってみようと思って・・・」
渚
「別館・・・私、今別館にいます!」
直也
「本当!?俺そっち行くから、もしよかったら一緒に行動しない?」
渚
「はい!ぜひ!」
ハンター
「・・・」
直也
「別館のどこにいる?」
渚
「私、2階にいます!2階に雑貨屋と書店があるんですけど、その間の細道にいます!」
直也
「分かった!俺、今から行くよ!」
ハンター
「・・・」
渚
「大丈夫ですか?私が行かなくても・・・?」
直也
「あぁ!俺が・・・っ!」プツッ
渚
「・・・直也くん?もしもし、聞こえますか直也くん?」
直也
「ハァ、ハァ・・・」タッタッタッ
ハンター
「・・・」
十字路に差し掛かった直也、ハンターを先に見つけ、Uターンだ・・・!
直也
「危ない・・・復活早々確保なんて、シャレにならないからな・・・」
ハンター
「・・・」
ハンターには、気づかれずに済んだようだ・・・!
渚
「・・・切れちゃった・・・直也くん大丈夫かな・・・」
突然電話を切られた渚は、不安を抱えながら直也を待つ・・・!
ノエラ
「あるじ、あれ何」
レイジ
「あれか?あれは多分今やってるイベントのステージだよ」
共に行動するノエラとレイジは、本館1階のイベントホールにやってきた!
ノエラ
「高い!ノエラ、あそこ行く!」
レイジ
「こらこら、そこに立ち入り禁止って書いてあるだろ?それ以上は入っちゃダメだ」
ノエラ
「るぅ・・・」
ステージには超大型モニターの他、裏には種々の精密機器が設置されているため、立ち入りは厳禁である・・・!
ハヤテ
「あっ・・・自首用電話だ・・・」
本館1階の自首用電話の近くに来た、綾崎ハヤテ・・・
ハヤテ
「賞金ってもう100万円超えてるんだよな・・・手堅くいくなら・・・」
三千院家への借金返済に追われる執事、その金額に目がくらむ・・・!
ハヤテ
「いやいや、ダメだ!絶対に逃げ切って、144万円とって帰ると決めたんだから!」
返済のためにも、少しでも多く持って帰りたいようだ・・・!
35:00
1,020,000円
残り8人
綾崎ハヤテ/桐尾礼治/千矢/ノエラ/藤原夢路/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.53 )
- 日時: 2021/09/07 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
~~~
副管理人《演:万年大会(スロウスタート)》
「えぇ!?そういうことは事前に言ってくださいよ!」
管理人《演:京塚志温(スロウスタート)》
「ごめんなさい・・・ゲームの日が今日ってこと、つい忘れていたわ」
約20分にわたる警備を終えた副管理人が、管理人に電話をかけている
管理人
「それで、停電の方はどうだったの?」
副管理人
「はい!それが、他に侵入者らしき形跡は一切なくて・・・」
管理人
「そう・・・じゃあ、停電の原因は一体何だったのかしら・・・?」
副管理人
「分かりません・・・ただ、作業員によると何らかの原因で電気が過剰に流れていたとのことなので、必要最低限の設備以外の電源は切っておいたとのことです。これでもう同じことは起こらないかと」
管理人
「分かったわ・・・じゃああなたは一旦休んでていいわよ。お疲れ様」
副管理人
「はい!分かりました!」
エメラ《演:吉川ちなつ(ゆるゆり)》
「あれ?警備、終わったんですかね?」
サファ《演:船見結衣(ゆるゆり)》
「分からない・・・でも、警備員はもういなさそうだな」
ダイヤ《演:歳納京子(ゆるゆり)》
「とりあえずラッキーじゃん!今度こそ行こう!」
エメラ
「そうですね・・・警備が引いた今がチャンスかもしれません!」
サファ
「でも、最大限の注意はした方がいい。まだこの中には敵か味方か分からない奴らもいるからな」
ダイヤ
「分かってるよ!じゃあ行こう、2人とも!」
ルビー《演:赤座あかり(ゆるゆり)》
「・・・」
警備の隙をつき、再びイベントホールへ動き出すダイヤの一味!
???
「・・・」
[EXECUTE NEW PROCESS]◀
FORMAT:MESSAGE◀
EXECUTION TIME(MIN TO GO):35◀
DETAILS:PLACE ITEMS◀
[EXECUTE]◀
その様子を見ていたゲームマスターの操作により、逃走者たちの欲望がかき立てられることとなる!
~~~
ピリリリリ ピリリリリ
メリー
「メール来た・・・」
千矢
「【通達2 中庭、噴水広場、テラスに逃走に有利となるアイテムを設置した】」
渚
「【アイテムは誰でも入手可能であるが、若干のリスクを伴う】リスク・・・?」
ハヤテ
「【アイテムはそれぞれの場所に1個ずつ 早い者勝ちだ】・・・アイテムか・・・」
通達2 アイテムを獲得せよ!
エリア内3か所に、逃走に有利となるアイテムが出現した!
アイテムが置かれているのは、別館1階の噴水広場、本館1階の中庭、本館3階のテラス
アイテムは、逃走者1人につき1個だけ所持することができる!
それぞれの場所でアイテムの種類は異なるが、取り出すまでその詳細は分からない!
ハヤテ
「アイテムは確かに魅力的だけど・・・リスクっていうのが引っかかるな・・・」
渚
「若干のリスクって・・・あえて書いてあるということはそう簡単にはアイテムは取れないってことですよね・・・」
メールに書かれた意味深な文章に揺らぐ逃走者たち・・・
千矢
「何これー!面白そう!行ってみる!」
夢路
「リスクがあるとはいえ、逃走に有利になるなら行ってみる価値はあるな・・・行こう!」
一方で、その文面に動じずアイテムを獲得しに向かう逃走者たち!
ハンター
「・・・」
無論エリア内ではハンターの捜索も行われているため、動き回ることそれ自体もリスクである!
34:00
1,032,000円
残り8人
綾崎ハヤテ/桐尾礼治/千矢/ノエラ/藤原夢路/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.54 )
- 日時: 2021/09/09 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
メリー
「へぇ・・・アイテムね・・・」
ここまでミッションには参加していないメリー・ナイトメア・・・
メリー
「面白そうじゃない。ちょうど別館にいることだし、噴水広場に行ってみるわ」
アイテムに好奇心を掻き立てられ、ついに動き出す!
レイジ
「アイテムか・・・でも若干のリスクって何なんだろう・・・?」
ノエラ
「あるじ、ノエラ行く!」
行動に慎重なレイジと、積極的なノエラ・・・
レイジ
「ノエラ、行きたいのか?」
ノエラ
「るー!アイテム、欲しい!」
レイジ
「そうか・・・まぁ行ってみなきゃ分からないしな!よし、行くか!」
ノエラ
「るー!」
共にアイテムを獲得しに向かうレイジとノエラ
彼らがいるのは本館1階のイベントホールのため、一番近いのは中庭だ!
ハヤテ
「とりあえず別館に来たはいいものの・・・」
別館にやってきた綾崎ハヤテ・・・
ハヤテ
「噴水広場って1階なんだよな・・・またここから降りなきゃいけないのか・・・」
ハヤテがいるのは3階
噴水広場にたどり着くためには、さらに長い距離を移動する必要がある・・・!
ハンター
「・・・」
背後の本館から、ハンターが接近!
ハヤテ
「えっと・・・階段かエスカレーターは・・・」
降りる場所を確認するため、地図を開くハヤテ・・・
ハンター
「・・・」
[SEARCHING]
[AYASAKI]
ハンター
「・・・!」ダッ
見つかった・・・!
ハヤテ
「ここら辺はあんまりないのか・・・もう少し先だな・・・」
地図に気を取られているハヤテ
ハンターの追跡に気づいていない!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハヤテ
「足音・・・?ハンターだ!」ダッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
バイトで鍛えた脚力で、ハンターを振り切れるか!?
ハヤテ
「ハァ、ハァ・・・」タッタッタッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハンターに追われながらも、最寄りの階段を目指すハヤテ・・・
ハヤテ
「ハァ、ハァ、ハァ・・・」タッタッタッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
しかし、その距離は徐々に詰まっていく!
ハヤテ
「・・・マズい・・・ここで振り切らないと・・・!」タッタッタッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
階段を利用し、ハンターとの距離を取ろうとするハヤテ・・・
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハヤテ
「ハァ、ハァ、うわっ!?」ビターン
しかし、2階に差し掛かったところで転倒・・・!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハヤテ
「・・・ダメだ・・・足が・・・」ポンッ
32:23
綾崎ハヤテ 確保
残り7人
ハヤテ
「いっ・・・!足やっちゃったかな・・・?大したことないといいけど・・・」
最後は不本意な形での確保となった・・・!
ピリリリリ ピリリリリ
エミリア
「【綾崎ハヤテ確保、残り7人】!」
全員
「「えぇーーー!?」」
ハルユキ
「そんな・・・ハヤテさんが捕まってしまうなんて・・・」
アイテムを手に入れることができれば逃走に有利となるが、そのために捕まってしまっては意味がない!
32:00
1,056,000円
残り7人
桐尾礼治/千矢/ノエラ/藤原夢路/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.55 )
- 日時: 2021/09/10 23:55
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
直也
「逃走に有利になるアイテムか・・・一体何だろう?」
アイテムに興味を示す向井直也・・・
直也
「アイテムも気になるけど、でも・・・とりあえずまずは水瀬さんのところに行かないと!」
別館に向かうが、あくまで渚との合流が優先事項のようだ・・・!
メリー
「・・・私が一番かしら・・・?」
最初に噴水広場に到着したのは、メリー・ナイトメアだ・・・!
メリー
「何この機械・・・この中にアイテムが入っているのかしら?」
噴水広場には、アイテムが入っている装置が1台置かれている・・・
メリー
「『そこにあるボタンを押すと○×問題が出題される 正解だと思う方の穴に手を入れよ』・・・何?これからクイズやらなくちゃいけないの?」
装置には2つ手を入れることができる穴がある
それぞれの穴の上部にはそれぞれ〇、×の印がつけられている
正解の方に手を入れれば、中からアイテムを取り出すことができる!
メリー
「やってやろうじゃないの!このボタンを押せばいいのよね?スタート!」ポチッ
メリーが、アイテム獲得のためのクイズに挑戦
その問題は・・・
『問題 以下の記述に対して〇か×かで答えよ
サンゴは植物である。
制限時間:30秒』
メリー
「えっ!?全然逃走中関係ないじゃない!こんな問題が出るなんて聞いてないわよ!」
ボタンを押した瞬間から制限時間のカウントダウンは始まっている
不平不満を垂れている暇はない・・・!
メリー
「あんなの、ただの石だと思っていたんだけど・・・」
二択問題のため、適当に選んでも50%の確率でアイテムを獲得することができる!
メリー
「サンゴ・・・サンゴって光合成とかするのかしら・・・?」
[制限時間:10秒]
メリー
「・・・って、もう時間ないじゃない!」
制限時間内にどちらかを選ばなければ、アイテムを手に入れることはできない!
メリー
「・・・ここは裏をかくわ!〇で!」
ぎりぎりまで考えた挙句、〇を選んだメリー!
メリー
「じゃあいくわよ!えいっ!」ズボッ
果たして・・・
ウイーン!
メリー
「えっ!?何!?」ガチャッ
[拘束時間:3分]
メリー
「あっ・・・あれ?これ・・・腕が抜けないわ!」
穴から腕が抜けなくなったメリー・・・
メリー
「ちょっと!これどうするのよ!」
ハズレの穴に手を入れると、3分間その場から動けなくなる仕組みだ・・・!
[正解:×
サンゴは刺胞動物門に属する動物である。なお、サンゴに共生する藻類は光合成を行う。]
メリー
「何よこれ・・・夢もキボーもないじゃない・・・」
ハズレを引いた場合は3分間ハンターが来ないことを祈るほかない・・・!
ハンター
「・・・」
しかし、ハンターは神出鬼没
いつどこから現れるかは分からない!
渚
「噴水広場って・・・そこを降りたらすぐなんですよね・・・」
偶然にも隠れ場所が噴水広場の近くだった水瀬渚・・・
渚
「直也くんが来るまでに戻ってこれるでしょうか・・・?」
直也が来るまでにアイテムを獲得することを目論む渚・・・
渚
「私、今日直也くんに何もしてあげられていないですし・・・行きましょう!」
直也のために果敢に行動を起こす!
千矢
「アイテムって、何だろう?」
アイテムを獲得するため、最寄りの噴水広場に向かう千矢・・・
千矢
「私実は小道具とか使うのあんまり得意じゃないんだよね・・・占いの道具も持ってないし!」
野性の感覚で生きてきた少女・・・!
[拘束時間:2分20秒]
メリー
「うぅ・・・もう終わりよ・・・;」
動けない恐怖におびえるメリー
拘束はまだまだ解けない・・・!
ハンター
「・・・」
千矢
「まぁ、アイテム取ってから考えればいいよね!多分!」
メリー
「こんなの・・・全然若干じゃないじゃない・・・;」
ハンター
「・・・」
迫る恐怖の足音・・・
千矢
「それより、早い者勝ちって書いてあったし、急がないと!」
メリー
「絶対無理よ・・・見つかったらどうしようもないわ・・・;」
ハンター
「・・・!」ダッ
見つかったのは、誰だ!?
30:00
1,080,000円
残り7人
桐尾礼治/千矢/ノエラ/藤原夢路/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
メリー・ナイトメア 拘束時間:残り2分00秒
- Re: 逃走中~黒の迷宮~ ( No.56 )
- 日時: 2021/09/12 23:58
- 名前: 綾木 (ID: ANX68i3k)
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハンターに見つかったのは・・・
メリー
「・・・;」
千矢
「・・・!ハンターだ!」ダッ
千矢だ・・・!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
千矢
「ハァ、ハァ」タッタッタッ
中央通りから細い脇道に入って逃げる千矢!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
千矢
「ハァ、ハァ」タッタッタッ
[SEARCHING]
ハンター
「・・・?」
再びハンターを振り切った!
千矢
「うわ・・・逃げてたら場所見失っちゃったよ・・・どこだっけ・・・?」
しかし、アイテムから遠ざかってしまった・・・!
夢路
「ここから一番近いのは・・・テラスか・・・」
本館の2階に身を潜める藤原夢路・・・
夢路
「どうしようかな・・・とりあえず行ってみるだけ行ってみるか・・・」
アイテムを獲得するため、こちらも動き出す!
ノエラ
「あるじ、中庭、こっち」
レイジ
「分かってるよ。来たことあるしな」
中庭に辿り着いたノエラと桐尾礼治・・・
レイジ
「アイテム・・・あれか?」
早速レイジがアイテムの入った装置を発見!
レイジ
「えっと・・・クイズに答えないといけないのか・・・って、ノエラ?」
ノエラ
「・・・」クンクン
本能で草むらを嗅ぎまわるノエラ・・・
レイジ
「復活早々何してんだよ・・・ほら!そんなことしてる暇ないぞ!」
ノエラ
「はっ!そうだった!」
本来の目的を思い出し、装置へ向かう・・・
レイジ
「どうやらアイテムを手に入れるためにはクイズに答えないといけないんだってさ」
ノエラ
「クイズ?ノエラ、やる!」
レイジ
「ノエラ、難しい問題とか分からないだろ?リスクもあるし、ノエラはやめた方がいいと思うぞ」
ノエラ
「るぅぅぅ・・・」
レイジ
「俺がやるから、ノエラも一緒に考えよう!それでいいだろ?」
ノエラ
「る!ノエラ、あるじ手伝う」
クイズに挑戦できるのは1人だけだが、他の逃走者から助言を得ることは禁止されていない!
レイジ
「じゃあ・・・行くぞ!」ポチッ
レイジに課された問題の内容は・・・
『問題 以下の記述に対して〇か×かで答えよ
東京スカイツリーの高さは2000フィート未満である。
制限時間:30秒』
ノエラ
「東京、スカイツリー?」
レイジ
「いやいや・・・何で単位がフィートなんだよ!面倒なことしやがって・・・」
果たして、正解に辿り着くことはできるのか・・・?
ノエラ
「あるじ、これ何」
レイジ
「スカイツリーのことか?ノエラは知らないだろうな・・・悪いがノエラにできることはなさそうだ」
ノエラ
「るぅぅぅ・・・」
制限時間は30秒しかないため、余計なことを考えている暇はない!
レイジ
「えっと・・・確か1フィートが0.3メートルだったから、2000フィートは・・・?」
ノエラ
「あるじ、頑張って」
レイジ
「600メートル・・・ってことは・・・?」
[制限時間:10秒]
ノエラ
「あるじ、時間!」
レイジ
「えっとえっと・・・スカイツリーは634メートルだから・・・あれ?それより低いってことは・・・ヤバい!どういうことだ!?」
時間に追われ、完全に混乱しているレイジ・・・
レイジ
「・・・そうか!〇でいいのか!」ズボッ
〇の穴を選択したレイジ、果たして・・・
ウイーン!
レイジ
「うわ!腕が!」ガチャッ
ノエラ
「あるじ、どした?」
[拘束時間:3分]
ノエラ
「あるじ、これ何」
レイジ
「あっ違う、×だ!クソ!勘違いしたよ・・・」
クイズの答えを外したため、恐怖の3分間が始まった・・・!
[正解:×
東京スカイツリーの高さは634メートル。1メートルは約3.28フィートなので、
634×3.28≒2080>2000]
レイジ
「クソッ!全然抜けない!」
ノエラ
「あるじ、どうしよう」
レイジ
「どうしようもないな・・・3分間耐えるしかないよ・・・」
短い制限時間による焦りが、命取りとなった・・・!
[拘束時間:30秒]
メリー
「あと30秒・・・お願いだから誰も来ないで・・・!」
一方のメリー
短いようで長かった拘束時間も、残りは30秒となった・・・!
メリー
「こんなの、もう二度とやらないわ・・・まさかこんなことになるなんて」
クイズに挑戦できるのは1人1回限りのため、そもそもメリーにはその権利がない・・・!
ハンター
「・・・」
[拘束時間:10秒]
メリー
「10秒・・・もうすぐ・・・!」
ハンター
「・・・」
メリー
「・・・誰!?」
渚
「メリーさん・・・ですか?」
メリー
「・・・アンタ・・・」
渚
「・・・拘束・・・?」
[拘束時間:0秒]
メリー
「あっ・・・抜けたわ!よかった・・・!」
渚
「もしかして、リスクって・・・」
メリー
「・・・クイズ、外すと痛い目見るわよ、3分間」
渚
「・・・そういうことでしたか・・・」
噴水広場で初めてリスクの正体を知った渚・・・
メリー
「アンタはどうするの?」
渚
「・・・来たんですから、もちろんやります・・・私・・・これぐらいは覚悟していましたから!」
リスクに怯まず挑戦する意思を見せる渚!
メリー
「そう・・・私はこんなのもうこりごりよ・・・せいぜい頑張りなさい」
渚
「直也くん・・・行きます!」ポチッ
メリーに続いて、渚に出題された問題の内容は・・・
『問題 以下の記述に対して〇か×で答えよ
バスケットボールにもオウンゴールが存在する。
制限時間:30秒』
渚
「・・・!」
アイテムをかけた問題に挑む水瀬渚、答えられるか!?
27:15
1,113,000円
残り7人
桐尾礼治/千矢/ノエラ/藤原夢路/水瀬渚/向井直也/メリー・ナイトメア
桐尾礼治 拘束時間:残り2分10秒
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