二次創作小説(新・総合)

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逃走中2~三角形の空想世界~【完結】
日時: 2022/01/15 22:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

舞台は、とある遊園地。

ある日、仲良し姉妹のアネットとイモルトは、2人でこの遊園地に遊びに来ていた。この辺りでは有数の規模を誇るこの遊園地である事件が起こる。この日、この遊園地の中に建っているとあるいわくつきの館に棲みつく幽霊が目覚めてしまい、アネットに襲い掛かったのだ。
そして、このアネットに憑りついた幽霊の引き起こす行動が、ゲームの行方を左右する!

今回ゲームに挑むのは、18人の逃走者たち。数々のミッションをこなしながら100分間逃げ切り、賞金120万円を獲得する者は現れるのか!


<逃走者一覧>
小豆梓(変態王子と笑わない猫。)
天草シノ(生徒会役員共)
アリス・カータレット(きんいろモザイク)
五十嵐双葉(先輩がうざい後輩の話)
恵庭椎(スーパーカブ)
太田(田中くんはいつもけだるげ)
大宮忍(きんいろモザイク)
折部やすな(キルミーベイベー)
ソーニャ(キルミーベイベー)
田中(田中くんはいつもけだるげ)
津田タカトシ(生徒会役員共)
豊川姫乃(やくならマグカップも)
夏川くいな(ひなこのーと)
ベルゼブブ(ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。)
ミュリン(ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。)
百木るん(Aチャンネル)
森野真理(恋する小惑星)
横寺陽人(変態王子と笑わない猫。)
(五十音順)

Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.65 )
日時: 2022/01/05 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

太田
「おぉ・・・見えてきたぞ、ジェットコースター」


未来エリアのジェットコースターに向かう太田・・・




太田
「ただ、今思うと観覧車の方がいい気がしてきたな・・・ジェットコースターにいてくれればいいんだが・・・」


直前になって自信がなくなる現象は、太田にも健在のようだ・・・!










小豆梓
「ハァ・・・さっきは災難だったわ・・・」


先ほど、命からがらハンターから逃れた小豆梓・・・




小豆梓
「もうこんな面倒ごとに巻き込まれるのはごめんだわ・・・今度こそ絶対に人目のつかないところに隠れないと・・・!」


改めて隠れる場所を探す小豆梓
あくまでミッションには動かない方針のようだ・・・!










シノ
「マズい・・・余計なことをしている間にもうこんな時間じゃないか」


携帯電話の操作にてこずった天草シノ・・・




シノ
「だが、これでようやく通話画面までたどり着いたぞ!早く電話をしてミッションに戻るとしよう」


ようやく、電話の準備が整ったようだ・・・!






プルルルル プルルルル


太田
「電話・・・?会長からか」


シノが電話をかけたのは、太田だ・・・!






太田
「はい、もしもし?」



シノ
「太田!私の声が聞こえるか!?」



太田
「え・・・はい、聞こえますけど・・・」



シノ
「一番高い場所が分かったぞ!」



太田
「本当ですか!?一体どこなんです?」



シノ
「観覧車だ!今すぐに観覧車に向かってくれ!」



太田
「観覧車ですか・・・分かりました!すぐ行きます!」



シノ
「頼んだぞ!」ピッ






太田
「やっぱり観覧車だったか・・・さすがは会長だな、正確に場所を突き止めるなんて」


見事、情報の共有に成功した!




シノ
「念のために他の奴らにも伝えておきたいところなんだが・・・これ以上かけると何百万の請求が来るか分からないからな。とりあえずこれで様子を見よう」


電話を一本にとどめ、再び観覧車を目指す・・・!










るん
「あっ、あれ何だろう?」


観覧車に向かうるんが、途中で何かを見つけた・・・!




るん
「これ・・・あれか!ポップコーン作るやつ!」


見つけたのは、路上に放置されたポップコーンメーカー
しかし、スタッフがいないため今は買うことはできない・・・!




るん
「やっぱり動いてるとお腹空いちゃうよ~ミッションの前に何か食べたかったな~」


底知れぬ容量の胃袋をもつるん
こんな時でもその食欲は健在だ・・・!




るん
「・・・って、ハンターじゃん!」










ハンター
「・・・」


しかし、その近くにハンター・・・!




るん
「どうしよう・・・とりあえず、ここに隠れよう」


とっさにポップコーンメーカーの裏に身を潜めるるん・・・






ハンター
「・・・」




るん
「・・・」










[SEARCHING]










るん
「・・・」






ハンター
「・・・」


るんに気づくことなく、ハンターは去っていった・・・!




るん
「ハァ・・・よかった~・・・」


間一髪でハンターを回避したるん・・・




るん
「本当に危なかった~!お腹が鳴って、ハンターに見つかるところだったよ~!」


だが、やはり心配の方向がズレている・・・!




るん
「・・・って、こんなことしてる場合じゃないや、早くミッション行かないと!」










シノ
「おっ・・・観覧車、あったぞ」


最初に観覧車にやって来たのは、天草シノだ・・・!




シノ
「この観覧車、止まってるな・・・この上に魔法使いがいるのか」






魔法使い
「いつになったら動くんだ?もうこういうのは結構なんだが」


この観覧車の最高地点のゴンドラにいる魔法使いを、地上に下ろす必要がある!




シノ
「・・・って、あれは何だ?」


観覧車の近くで、何かを見つけたシノ!




シノ
「これは・・・レバー?」



シノ
「何々・・・『このレバーを操作すると観覧車が動く』だと?」


シノが見つけたのは、3つのレバー
これらのレバーを下ろすと、停止中の観覧車が再び動き始める
魔法使いを地上に下ろすには、観覧車をちょうど半回転させる必要がある!




シノ
「よし・・・そういうことなら、早速動かすとしよう」


すぐにレバーを操作するシノ・・・




ガタン・・・



魔法使い
「・・・?何だ、動いてるのか?」






シノ
「・・・って、これ、本当に動いてるのか・・・?」


ただし、このレバーは相乗効果的に作動する
3つのレバーが同時に下りている状態ならば速やかに観覧車を回転させることができるが、1つのみでは極めて効率が悪い!




シノ
「クッ・・・!ダメだ、届かないな・・・」


3つのレバーは互いに離れた位置に存在する
1人が複数のレバーを操作するのは、不可能だ・・・!




シノ
「アッ・・・ハァッ・・・!」


喘げども、無理なものは無理だ・・・!




シノ
「・・・やはり他の奴らの協力が必要だな・・・太田はもうすぐ来ると思うんだが・・・」


ミッションを円滑に進めるためには、他の逃走者の協力が必要だ!






21:45
939,000円
残り6人
小豆梓/天草シノ/恵庭椎/太田/ソーニャ/百木るん

Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.66 )
日時: 2022/01/06 22:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

太田
「観覧車は・・・この先だな」


シノの電話を受け、観覧車の近くまでやって来た太田・・・




太田
「しかし、ジェットコースターよりも観覧車の方が高かったとはな・・・会長の電話が無かったら、とんだ遠回りになっていたところだったな・・・」











ハンター
「・・・」


しかし、その近くにハンター・・・!






太田
「おっ・・・見えてきたぞ」






ハンター
「・・・」










[SEARCHING]










[OTA]




太田
「・・・!ヤバい!」




ハンター
「・・・!」ダッ


見つかった・・・!






ハンター
「・・・」タッタッタッ




太田
「クッ・・・まだだ・・・こんなところで終わるわけには・・・!」


全速力で逆方向へ逃げる太田・・・






ハンター
「・・・」タッタッタッ






太田
「ハァ、ハァ・・・」










[SEARCHING]






ハンター
「・・・?」


上手く撒いたようだ・・・!






太田
「ハァ・・・さすがに二度も捕まるわけにはいかないからな・・・」


復活を勝ち取った身として、そう簡単に捕まるわけにはいかない・・・!










ソーニャ
「よし、着いたぞ」


ジェットコースターに辿り着いたソーニャ・・・




???
「おーい、こんなところで何してるんだ?」


ソーニャ
「・・・?何だ?」


ソーニャにかけられた声の主は・・・










スタッフ《演:黒部夏美(先輩がうざい後輩の話)》
「私、ここの担当者なんだけど、今は動いてないよ」


ソーニャ
「それは分かっているんだが・・・ここに魔法使いとやらはいないのか?」


スタッフ
「魔法使い・・・?何のことか分からないけど、さっきまで乗ってた客はみんな避難したよ」


ソーニャ
「何だと・・・?じゃあ、ここも違うというのか・・・?」


2連続で、空振りだ・・・!




スタッフ
「君も早く避難した方がいいよ。何が起こるか分からないからね」


ソーニャ
「じゃあ、観覧車ってことか・・・クソ、とんだ無駄足だったな・・・!」










シノ
「ダメだ・・・これでは間に合わない!私一人では到底無理だ」


一人でレバーを下ろし続けるシノ・・・





「ハァ、ハァ・・・やっと着きました~!」


そこへやって来たのは、恵庭椎だ・・・!







「あっ、シノさん!ミッションですか?」


シノ
「あぁ!恵庭も、そのレバーを下ろしてくれないだろうか?」



「このレバーですか?」


シノ
「レバーで今観覧車を回しているんだが、私だけではどうも足りないみたいでな・・・」



「分かりました、降ろします!」


すぐさまレバーに手をかける恵庭椎・・・




シノ
「・・・」



「・・・」






魔法使い《演:筒隠つくし(変態王子と笑わない猫。)》
「・・・ハァ、この状況はいつまで続くんだ・・・?」







「・・・どうですか・・・?」


シノ
「さっきよりはマシになったが・・・これではまだ間に合うか分からんな・・・」


椎が加わったことにより、観覧車の回る速度がわずかに上昇
しかし、このままではまだ時間がかかりそうである・・・!






20:30
954,000円
残り6人
小豆梓/天草シノ/恵庭椎/太田/ソーニャ/百木るん

Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.67 )
日時: 2022/01/07 00:01
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

シノ
「恵庭、時間はあとどのくらいか分かるか?」



「あと・・・10分です!」


残る1人の到着を待ちながらレバーを下ろし続ける椎とシノ・・・






ミッション3
終了まで10分







「これではまだまだかかりそうですね・・・」


シノ
「ダメだ・・・これでは間に合わない!太田はまだなのか!?」


現在の進捗状況は、およそ4分の1回転ほど
つまり、まだ折り返し地点でしかない・・・!




るん
「あっ!椎ちゃんだ!」




シノ
「・・・誰だ?」



「その声は・・・るんさん!」


そこへ、救世主るんが到着・・・




るん
「お待たせ!魔法使いは?」



「それが・・・あの観覧車に乗っているらしくて・・・」


シノ
「今、私たちがレバーを下ろして観覧車を回している最中だ」



「るんさんも、レバー下すの手伝ってくれませんか?」


るん
「もちろん!私やるよ!」


これで、初めて3つのレバーが同時に下されることとなった!






ハンター
「・・・」


しかし、ミッションはそう上手くはいかない・・・!






るん
「えいっ!」


シノ
「おぉ・・・速い、速いぞ!」



「さっきまでとは大違いです!」






ハンター
「・・・」






るん
「どう?時間大丈夫そう?」


シノ
「あぁ、これなら何とか間に合いそうだ」



「このまま一気に回し切りましょう!」















ハンター
「・・・!」ダッ


見つかった・・・!






シノ
「・・・!ハンターだ!」



るん
「えぇ!?あとちょっとなのに!」




「皆さん、一旦逃げましょう!」


ミッションを中断し、散り散りに逃げる逃走者たち・・・!






ハンター
「・・・」タッタッタッ






シノ
「マズいな・・・これは大きなタイムロスになりそうだ」



るん
「せっかく3人揃ったのに・・・!」







「み、みなさん、待ってくださ~~~い!!!」


逃げ遅れたのは、椎だ・・・!






ハンター
「・・・」タッタッタッ





「こ、このままではマズいです・・・!」



シノ
「ハァ、ハァ・・・」


るん
「ハァ、ハァ・・・うわぁっ!」ドテ




「え・・・るんさん!?」


ハンターから逃げていたるん、ここで痛すぎる転倒だ・・・!






ハンター
「・・・」タッタッタッ


るん
「待って・・・ちょっとタンマーーー!!!」ポン






18:23
百木るん 確保
残り5人






るん
「ハァ・・・私、転んじゃったよ・・・!」


ハンターに追われるこの重要な局面で、ドジっ娘モード発動だ・・・!




るん
「椎ちゃ~ん!あとは頼んだよ~~~!!!」












ピリリリリ ピリリリリ


ソーニャ
「【百木るん確保、残り5人】アイツ、捕まったのか・・・」



シノ
「これはマズいな・・・ミッション要員が1人減ってしまった・・・!」


粘る時間帯が続いていたが、ここでミッション発令以降初の確保者が発生することとなった!










ソーニャ
「とんだ遠回りになってしまったな・・・他の奴らが進めてくれていればいいんだが」


魔法使いを探すため、観覧車に向かうソーニャ・・・




ソーニャ
「チッ・・・!」






ハンター
「・・・」


しかし、行く先にハンターを見つけ、思うように動けない・・・!






ソーニャ
「厄介だな・・・こっちはまだ館の位置も分かっていないというのに・・・!」






ハンター
「・・・」


魔法使いに会った後、館に連れていくまでがミッション
一秒も無駄にはできない中での足止めだ・・・!










「あそこですね!」


再び観覧車の元に戻ってきた恵庭椎・・・





「早速降ろしましょう!もう時間がありません!」


すぐさまレバーを降ろし、観覧車を動かし始める!





「るんさんの犠牲を無駄にするわけにはいきません・・・このミッション、絶対にクリアしなくては!」






太田
「ハァ・・・やっと着いたか・・・!」


そこへ、ようやく太田が到着・・・!





「太田さん、助かります!そのレバーを降ろしてもらえないでしょうか?」


太田
「レバーって・・・これのことか・・・?」



「はい!そのレバーを降ろせば観覧車が回るので!」


太田
「そうか・・・観覧車を回して魔法使いを降ろさないといけないのか・・・」




シノ
「すまない恵庭、待たせたな!」





「シノさん!」


さらに、天草シノも観覧車の元へ戻ってきた!




太田
「会長!」


シノ
「太田じゃないか!一体何をやっていたんだ、遅いぞ!」


太田
「すみません・・・色々ありまして・・・」


シノ
「・・・まぁいい。時間もないことだし、とりあえず私もレバーを降ろすとしよう」



「あと少しです!シノさん、お願いします!」


すぐに3人が集まり、再びレバーがフル稼働となった!






ソーニャ
「・・・何だか分からないが、人数は足りているみたいだな・・・」


遅れて近くまでやって来たソーニャ・・・




ソーニャ
「とりあえず、私の出る幕はなさそうだ。あとはアイツらにまかせて私は隠れるとしよう」


人数が足りていることを確認し、後は隠れてやり過ごすようだ・・・!









シノ
「やっぱり、3人だと速いな!」


太田
「えっと・・・あとどれくらい回せばいいんですか?」



「私のタイミングで止めてください、本当にあと少しですから!」


観覧車は、3つのレバーがフル稼働となったことにより、魔法使いの乗るゴンドラが地上に降りるまであとわずかとなっている!





「行きますよ~、3!」



シノ
「・・・」




「2!」



太田
「・・・」




「1!」












「今です!」


シノ
「はっ!」


太田
「・・・これでいいのか?」



「ありがとうございます!ぴったりです!」


シノ
「早く行くぞ、魔法使いを連れて行かねばならんからな」


太田
「そ・・・そうですね!」


見事、魔法使いの乗るゴンドラを地上に降ろすことに成功した!




太田
「これが・・・魔法使いか・・・?」


魔法使い《演:筒隠つくし(変態王子と笑わない猫。)》
「一体何が起こってるというんだ・・・?」



「館に来てください!扉を開ける必要があるんです!」


魔法使い
「館の扉・・・?それなら、私などいなくても――」


シノ
「どうやら幽霊の仕業で開かなくなってしまったみたいでな・・・少々力を借りる必要がありそうなんだ」


魔法使い
「何!?幽霊が目覚めたのか!?でも、どうして・・・?」



「とにかく、来てください!時間がありません!」


太田
「そうだな・・・その辺の話は後でもいいだろう、こっちは急ぎの用があるんだ」


魔法使い
「わ、分かった。すぐに行く!」


魔法使いを連れた椎、太田、シノが、いよいよ館を目指す!




ハンター
「・・・」


しかし、多くの客が避難してしまったこの遊園地では、逃走者はこれまで以上にハンターに見つかりやすくなっている
大勢が集まれば、なおさらだ・・・!






16:30
1,002,000円
残り5人
小豆梓/天草シノ/恵庭椎/太田/ソーニャ

Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.68 )
日時: 2022/01/07 22:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)


「館はあっちです!急ぎましょう!」


シノ
「私は前の様子を見ておく。太田は後ろを頼んだぞ!」


太田
「は、はい!」


魔法使いを連れ、館へ向かうのは椎、シノ、太田の3人!




ハンター
「・・・」


果たして、4体のハンターの捜索を掻い潜り、無事に館へたどり着くことはできるのか!?









小豆梓
「この辺にいい所ないかしら・・・?」


隠れる場所を探すため、未来エリアにやって来た小豆梓・・・




小豆梓
「でも・・・この辺、何か落ち着かないわね・・・」


だが、未来エリアは大きめのアトラクションが距離をおいて散在するエリアであり、比較的見通しがいいため隠れるには不向きである




小豆梓
「・・・!ほら、あそこに!」










ハンター
「・・・」


予感が的中し、近くにハンターを見つけた・・・!






小豆梓
「とりあえず、ここから離れないと・・・」


身を屈めながらハンターとの距離をとる小豆梓・・・






ハンター
「・・・」








小豆梓
「・・・」










[SEARCHING]










ハンター
「・・・」


気づかれなかったようだ・・・






小豆梓
「未来エリアはダメそうね・・・現代エリアに行ってみるわ」


未来エリアで隠れることを諦め、現代エリアに向かうようだ・・・!











「あと6分です!」


シノ
「6分か・・・それなら十分だ!」


太田
「でも、油断はできませんね」


魔法使いと共に館へ向かう3人・・・




シノ
「・・・!止まれ、ハンターだ!」


魔法使い
「ハンター?何だそれは」



「いいから隠れてください!」






ハンター
「・・・」


前方にハンターを見つけ、全体一時停止だ・・・!






魔法使い
「ほう、あれがハンターか」


太田
「こんな時まで、厄介な奴だ・・・」



「あれ?ハンター、2体いませんか?」


シノ
「面倒だな・・・1体なら何とかなったかもしれないんだが・・・」






ハンター
「・・・」



ハンター
「・・・」


行く先には2体のハンターが固まっており、強行突破は絶望的だ・・・!







「あれでは先に進めません・・・どうしましょう・・・」


シノ
「安心しろ、これくらいのことは織り込み済みだ。あっちがダメなら、こっちから行けばいい」


太田
「別のルートも考えていたんですか・・・さすがです」



「でも、それで間に合うでしょうか?遠回りにならないでしょうか?」


シノ
「もちろん、最短ルートではないがとりあえず安全は確保できる。みんな、急いでいくぞ!」


太田
「はい!」



「了解です!」


方向転換をし、2体のハンターを避けていくようだ・・・!












ソーニャ
「これは・・・自首用電話・・・?」


自首用電話の近くにやって来たソーニャ・・・




ソーニャ
「私が確保される心配はあまりしていないんだが・・・賞金が減る可能性もあるわけだからな・・・」


ミッション失敗のリスクを考え、自首を視野に入れ始める・・・




ソーニャ
「・・・って、何を考えているんだ、私は。こんなところで自首なんかしたら、アイツに色々言われることは目に見えてるからな・・・」


しかし、やすなの存在が気がかりのようだ・・・




ソーニャ
「・・・アイツらがクリアすることを期待するしかないな」


ここは、残りの逃走者たちに希望を託す・・・!










小豆梓
「あっ・・・これ、自首用電話じゃない?」


一方の小豆梓も、ソーニャとは別の自首用電話の元に来ていた・・・




小豆梓
「賞金リセットなんて、冗談じゃないわ・・・せっかくここまで逃げてきたのに・・・」


自首用電話を前に、自首を考え始める・・・




小豆梓
「・・・決めた!私、いざとなったら自首する!」


こちらは、ミッション失敗の直前に自首をする作戦のようだ・・・!




小豆梓
「もちろん、本当は満額がいいけど・・・でも、目の前のお金を確実にもらうことも大切だと思うの」


風格はお嬢様だが、現実は庶民の小豆梓
その考えは、とことん堅実である・・・!




ハンター
「・・・」


最終ミッションの終了時間が近づき、それぞれの戦略をとる逃走者たち
各々の運命やいかに・・・?






15:00
1,020,000円
残り5人
小豆梓/天草シノ/恵庭椎/太田/ソーニャ

Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.69 )
日時: 2022/01/07 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

太田
「あと何分か分かるか?」



「えっと・・・あと5分です!」


シノ
「5分か・・・意外と余裕がないな・・・」


魔法使いとともに館へ向かう椎・シノ・太田の3人・・・










ハンター
「・・・」


そこへ忍び寄る、黒い影・・・!






太田
「もう少し急げないか?時間がないんだ」


魔法使い
「分かっている!でもこの格好ではどうにも走りにくくてな・・・!」






ハンター
「・・・」




徐々に近づく、恐怖の足音・・・!







「この先です!もうすぐ着きます!」



シノ
「待っててくれ・・・今から行く!」






ハンター
「・・・」










[SEARCHING]










[AMAKUSA][ENIWA][OTA]




ハンター
「・・・!」ダッ


見つかった・・・!





「ハンターです!」


太田
「マズい!」


シノ
「・・・クッ!」


魔法使い
「お・・・おい、みんなどこへ行くんだ!?」


前方から迫るハンターに気づき、引き返す2人!




ハンター
「・・・」タッタッタッ






シノ
「私としたことが・・・完全に注意を怠っていた」



太田
「ここは一旦分かれるぞ!」




「皆さん、ご無事で~!」


バラバラに分かれて逃げる3人・・・








ハンター
「・・・」タッタッタッ


ハンターが視界に捉えたのは・・・

















「ハァ、ハァ・・・」






太田
「ハァ、ハァ」










シノ
「クッ・・・来たか・・・!」


天草シノだ・・・!






ハンター
「・・・」タッタッタッ






シノ
「とりあえず、あそこに逃げよう!」


目に入った細道に逃げ込むシノ・・・






ハンター
「・・・」タッタッタッ










シノ
「・・・なっ!?行き止まりだと!?」


しかし、逃げ込んだ先は、行き止まりだ・・・!






ハンター
「・・・」タッタッタッ




シノ
「これは・・・無理だな・・・」ポン







14:38
天草シノ 確保
残り4人






シノ
「心苦しい限りだが、後はアイツらに任せるしかないようだな・・・」


桜才学園生徒会会長、ミッション終了直前で痛すぎる離脱だ・・・




シノ
「しかし、わざわざ行き止まりで身動きを封じてから仕留めるとは・・・このハンターは間違いなくSだな」




ハンター
「・・・」


アンドロイドに、SもMもない・・・!










ピリリリリ ピリリリリ


太田
「【天草シノ確保、残り3人】会長・・・ダメだったか・・・」



「会長・・・私、絶対クリアしてみせますから!」




これで、残る逃走者は4人となった!











小豆梓
「あともう少しね・・・」


ミッションに動かず、自首用電話の近くに身を潜める小豆梓・・・




小豆梓
「もちろん、ミッションが上手くいけば全額とりに行くけど・・・この分だと、ミッションは厳しそうね・・・」


ミッション失敗時に備え、自首の時を待つ・・・




小豆梓
「あれって・・・ハンター?」








ハンター
「・・・」


その近くに、ハンター・・・!




小豆梓
「マズいわ・・・ここ、狭すぎて身体が収まりきらないのよ・・・」


とりあえずの隠れ場所である物陰に必死で身を押し込む小豆梓・・・






ハンター
「・・・」








小豆梓
「ここで捕まったらこれまでの努力が台無しだわ・・・こんなところでで見つかるわけには・・・」







ハンター
「・・・」






小豆梓
「・・・」










[SEARCHING]
















ハンター
「・・・」


気づかれなかったようだ・・・!




小豆梓
「危なかった・・・見つかるかと思ったわ・・・」











「確か、この辺にハンターに見つかったんですよね・・・」


ミッションのため、ハンターを探しに戻る恵庭椎・・・




魔法使い《演:筒隠つくし(変態王子と笑わない猫。)》
「まったく・・・アイツらは一体どこへ行ったんだ・・・?」







「・・・あっ!あそこにいるじゃないですか!」


再び、魔法使いを見つけた!




魔法使い
「あっ、さっきの!一体何をしていたんだ?」



「すみません、さっきは置いて行ったりして・・・館に行きましょう!」


魔法使い
「あ、あぁ・・・」


魔法使いと合流を果たした椎が、再び館を目指す!










ソーニャ
「・・・さて・・・どこに行くか」


ミッションを他の逃走者に任せ、残り時間をやり過ごす場所を探すソーニャ・・・




ソーニャ
「もう私が動き回る意味はないからな・・・早くどこかに潜伏して体力を温存したいんだが」


逃走成功に向け、体力を温存したい考えのようだ・・・!








ハンター
「・・・」


しかし、その近くにハンター・・・!






ソーニャ
「あそこはどうだろうか?やはり、人目につきにくい場所と言ったら建物の中だからな」


近くにあった店の中で潜伏することを試みるソーニャ・・・






ハンター
「・・・」






ソーニャ
「・・・」










[SEARCHING]











[SONYA]




ソーニャ
「・・・!?ハンターか!」



ハンター
「・・・!」ダッ


ハンターとの出会いは、突然に・・・!






ソーニャ
「チッ・・・まさかあの中にハンターがいたとは・・・」






ハンター
「・・・」タッタッタッ


店から出てきたハンターと鉢合わせたソーニャ、その運命は!?






13:45
1,035,000円
残り4人
小豆梓/恵庭椎/太田/ソーニャ


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