二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中2~三角形の空想世界~【完結】
- 日時: 2022/01/15 22:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
舞台は、とある遊園地。
ある日、仲良し姉妹のアネットとイモルトは、2人でこの遊園地に遊びに来ていた。この辺りでは有数の規模を誇るこの遊園地である事件が起こる。この日、この遊園地の中に建っているとあるいわくつきの館に棲みつく幽霊が目覚めてしまい、アネットに襲い掛かったのだ。
そして、このアネットに憑りついた幽霊の引き起こす行動が、ゲームの行方を左右する!
今回ゲームに挑むのは、18人の逃走者たち。数々のミッションをこなしながら100分間逃げ切り、賞金120万円を獲得する者は現れるのか!
<逃走者一覧>
小豆梓(変態王子と笑わない猫。)
天草シノ(生徒会役員共)
アリス・カータレット(きんいろモザイク)
五十嵐双葉(先輩がうざい後輩の話)
恵庭椎(スーパーカブ)
太田(田中くんはいつもけだるげ)
大宮忍(きんいろモザイク)
折部やすな(キルミーベイベー)
ソーニャ(キルミーベイベー)
田中(田中くんはいつもけだるげ)
津田タカトシ(生徒会役員共)
豊川姫乃(やくならマグカップも)
夏川くいな(ひなこのーと)
ベルゼブブ(ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。)
ミュリン(ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。)
百木るん(Aチャンネル)
森野真理(恋する小惑星)
横寺陽人(変態王子と笑わない猫。)
(五十音順)
- Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.35 )
- 日時: 2021/11/24 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
横寺
「・・・!?うわっ!」
ハンター
「・・・!」ダッ
曲がり角でハンターに見つかった横寺陽人・・・
横寺
「どうしよう・・・どこに逃げようかな・・・?」
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハンターから逃げる道筋に考えを巡らす横寺・・・
横寺
「・・・決めた!あっちに行こう!」
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハンター
「・・・」
しかし、不運にもその先に、別のハンター!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
横寺
「えぇ!?あっちにも!」
ハンター
「・・・!」ダッ
2体目のハンターも横寺を視界に、動き出す・・・!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
横寺
「マズい!マズいよどうしよう!?」
挟まれた・・・!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
ハンター
「・・・」タッタッタッ
横寺
「ヤバいヤバい!ヤバいって~~~!!!」ポン
56:38
横寺陽人 確保
残り10人
横寺
「嘘でしょ・・・?挟み撃ちはダメだって~~~!」
挟まれて散った、下心スプリンター・・・!
ピリリリリ ピリリリリ
<牢獄>
津田
「あっ!【横寺陽人確保、残り10人】!」
全員
「「あぁ~~~・・・」」
太田
「どんどん捕まっていくな・・・1体増えるだけでこんなに違うのか・・・?」
小豆梓
「何してるのよ横寺・・・あんた一応陸上部でしょ・・・?」
横寺の確保に呆気にとられる小豆梓・・・
小豆梓
「・・・っていうか、もうすぐあと1分だけど残りのハンターボックスは大丈夫なのかしら?」
ハンター
「・・・」
ミッション1終了まで間もなくあと1分
時間内に残る1つのハンターボックスをロックできなければ、ハンターの数が1体増えてしまう!
ソーニャ
「まだロックできてないボックスはあるんだろうか・・・?まぁ、私にできることはもうなさそうだが」
椎
「ダメです・・・もう他の人がやってくれていることを祈るしかありません・・・!」
シノ
「ミュリンの奴・・・本当に大丈夫なのだろうか・・・?」
ミッション1
終了まで1分
運転士《演:山中さわ子(けいおん!)》
「はーい!古代エリアですよ~!」
ミュリン
「おぉ!着いたか!」
園内鉄道で古代エリアの駅に到着したミュリン・・・
駅員3《演:琴吹紬(けいおん!)》
「チケットはこちらにどうぞ~」
ミュリン
「あ・・・は、はい!」
ウイーン・・・
駅員3
「ご乗車ありがとうございました~」
駅員4《演:平沢唯(けいおん!)》
「またのご利用、お待ちしてま~す!」
ミュリン
「あとは体内時計か・・・これで失敗したら意味ないんだよな・・・」
あとは体内時計の計測を行い、ハンターボックスをロックするだけだ・・・!
ミュリン
「あった!これだな?」
遂に、ミュリンが駅前のハンターボックスに到着
果たして、その計測時間は・・・?
ミュリン
「えっと・・・え?『5秒』?短くない?」
古代エリアのハンターボックスの計測時間は「5秒」
全てのハンターボックスの中で最も短い時間だが、残り時間が迫ったこの状況で正確に計測できるか・・・?
ミッション1
終了まで30秒
ミュリン
「って、もう時間ないじゃん・・・スタート!」ポチ
迫る時間に追われ、すぐに計測を開始するミュリン・・・!
[00:00]
[01:00]
[02:00]
[ ]
ミュリン
「・・・ストップ!」ポチ
ミュリンが、最後の計測を終えた!
ミュリン
「ここまで来たんだ・・・頼むぞ・・・!」
タイマーに表示されている時間が4.50~5.50の間ならハンターを封印できる
ただし、それ以外の時間ならミュリンの目の前で扉が開き、ハンターが放出される!
クリアか・・・ハンター放出か・・・
[ ]
ミュリン
「・・・」
ガ――――
[5:11]
ミュリン
「よ・・・よかった・・・!」
ミュリンが計測に成功し、ハンターの数は4体にとどまった!
[LOCKED]
ミュリン
「これでいいんだよね・・・?やりましたよ、閣下!」
ピリリリリ ピリリリリ
くいな
「【MISSION2結果 大宮忍、ミュリンの活躍により2つのハンターボックスがロックされたため、ハンターの数は4体】おぉぉぉ!!2人とも、ありがとうございます!」
シノ
「よし!よくやったぞミュリン!」
やすな
「おかしいなー・・・本当は私もここに載ってるはずだったのに」
計測失敗により1体のハンターが放出されるも残りの2体のハンターの封印に成功
ハンターの数は合計4体となった!
54:30
546,000円
残り10人
小豆梓/天草シノ/恵庭椎/大宮忍/折部やすな/ソーニャ/田中/夏川くいな/ミュリン/森野真理
- Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.36 )
- 日時: 2021/11/26 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
椎
「ごめんなさいくいなさん・・・私何もできませんでした・・・」
ハンターボックスが見つからず、ミッションに参加できなかった恵庭椎・・・
椎
「でも終わってしまったものは仕方ありません・・・切り替えるしかありませんね!」
だが、切り替えは早い・・・
ソーニャ
「さて・・・あのバカのおかげでハンターが4体になったわけだが」
ハンターを放出させたやすなを根に持っているソーニャ・・・
ソーニャ
「1体増えようがやることは変わらん。今のうちはここに隠れているとしよう」
ミッションが発令されていない間は、無闇に動き回らない作戦だ・・・
スタッフ《演:宮野(田中くんはいつもけだるげ)》
「メリーゴーランド、今ならすぐ乗れまーす!」
小豆梓
「ごめん、今そんなことしてる場合じゃないの!」
スタッフ
「お願いです・・・誰か乗ってくださ~い!」
古代エリアを移動する小豆梓・・・
小豆梓
「・・・って、ハンターいるじゃない!」
ハンター
「・・・」
近くにハンターを見つけた!
小豆梓
「そういえば1体増えていたんだったわね・・・まったく・・・」
ハンターとの距離をとる小豆梓・・・
ハンター
「・・・」
小豆梓
「・・・」
ハンター
「・・・」
しかし、小豆梓の行く先に別のハンター・・・!
小豆梓
「ここまで来れば大丈夫かしら・・・?」
ハンター
「・・・」
[SEARCHING]
[AZUKI]
ハンター
「・・・!」ダッ
見つかった・・・!
小豆梓
「って、何でこっちにもいるのよ~!?」
ハンターの追跡に気づき、走り出す!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
小豆梓
「ハァ、ハァ・・・」
徐々に小豆梓との距離を詰めるハンター・・・
ハンター
「・・・」タッタッタッ
小豆梓
「仕方ないわね・・・これ使うわ!」
振り切りが不可能と判断し、テレポーターを構える小豆梓
ただし、偽物の場合は効果がなく、小豆梓は即座に確保となってしまう!
ハンター
「・・・」タッタッタッ
小豆梓
「偽物だったら許さないわよ!それっ!」ポイ
果たして・・・
ハンター
「・・・」タッタッタッ
バキッ!
ハンター
「・・・!」シュン
シーン・・・
小豆梓
「や・・・やったわ!」
シュン!
ハンター
「・・・!?」
[SEARCHING]
ハンター
「・・・」
テレポーターにより、ハンターは別の場所へ移動した!
小豆梓
「もう少し温存しておきたかったけど・・・2体目が来たらしょうがないわ・・・」
テレポーターにより確保を免れた小豆梓・・・
小豆梓
「まぁ、偽物じゃなかっただけ儲けものね」
椎
「ハンターは1体増えていますが・・・私にはこれがあります!」
しの
「テレポーターもありますし、いつでもウェルカムですよ!」
残るテレポーターは2つ
恵庭椎、大宮忍の持つテレポーターのどちらかが偽物だ!
ミュリン
「ハァ・・・とりあえず増えたのが1体で済んでよかったよ」
ボックスをロックし、古代エリアの駅を去るミュリン・・・
警備員《演:礼子(スーパーカブ)》
「ねぇ!そこの人、大丈夫だったかしら?」ブロロ
ミュリン
「えっ・・・自分ですか?」
スクーターに乗った警備員に声をかけられた・・・
ミュリン
「自分は別に大丈夫ですけど・・・どうしたんですか?」
警備員
「今日はどうも奇妙な事件が多くてね・・・さっきそこでも木が倒れたのよ」
ミュリン
「あっ・・・はい!知ってます」
古代エリアでの倒木の他にも、園内の各地で突然異常な出来事が起きているという・・・
警備員
「これからも何が起こるか分からないわ・・・私達も最大限警戒しているけど、あなたも十分気をつけることね」
ミュリン
「は・・・はい」
園内で起こる一連の出来事の原因は一体・・・?
警備員
「それじゃあ、私はあっちの方をパトロールしてくるわ」ブロロ
ミュリン
「はい・・・ってあれ?あのバイク、何かついてないか?・・・QRコード・・・?」
警備員の乗っているカブに取り付けられているQRコード
これが、後に逃走者たちの運命を左右することとなる!
52:15
573,000円
残り10人
小豆梓/天草シノ/恵庭椎/大宮忍/折部やすな/ソーニャ/田中/夏川くいな/ミュリン/森野真理
- Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.37 )
- 日時: 2021/11/27 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
モンロー
「そういえば、ここに隠れてるってことは田中くんも自首するの?」
田中
「俺ですか?・・・お金は多い方がいいですよ、後々楽できますし」
古代エリアの自首用電話付近で身を潜め続ける田中と森野真理・・・
モンロー
「ということは・・・自首しないの?」
田中
「電話するのも面倒ですし・・・そもそも俺にはあのボックスを開けられる気がしません」
モンロー
「田中くん・・・それくらい頑張ろう?」
自首を目論むモンローと逃走成功を目指す田中・・・
モンロー
「・・・!田中くん、ハンターいるわ」
田中
「・・・え?」
ハンター
「・・・」
2人の近くに、ハンター・・・!
田中
「本当だ・・・こっち来てますね・・・」
モンロー
「とにかく、田中くんはここに隠れて」
田中
「いや、ここは俺が。森野さんはそのまま奥に隠れててください」
モンロー
「えっ・・・?でも・・・」
ハンター
「・・・」
徐々に近づく、黒い影・・・
田中
「俺、この日のために練習してきたんです・・・透明化の術」
モンロー
「・・・透明化・・・?」
田中
「森野さんが奥に隠れて、俺がこうして気配を消してしまえばいいんです」フェードアウト
モンロー
「本当だ・・・気配がほとんど感じられない・・・!」
ハンター
「・・・」
[SEARCHING]
モンロー
「でも、本当に大丈夫・・・?」
田中
「安心してください・・・これでどちらもハンターに見つかることは」ポン
51:08
田中 確保
残り9人
ハンター
「・・・」
モンロー
「た・・・田中くん・・・!」
田中
「え・・・?俺、捕まったの・・・?」フッカツ
最新型アンドロイドには、透明化の術など通用しない・・・!
田中
「おかしいな・・・太田達には効果てきめんだったのに・・・」
モンロー
「田中くん・・・なんか、ごめん・・・」
田中
「とりあえず森野さんが無事で何よりです・・・あっ、お願いといってはなんですが、一ついいですか?」
モンロー
「・・・何かしら?」
田中
「もしよろしければ、俺を牢獄まで運んでいただいても」
モンロー
「ごめんなさいそれは無理」
ピリリリリ ピリリリリ
シノ
「【田中確保、残り9人】・・・ついに捕まったか・・・」
ミュリン
「あんな状態でよくここまで捕まらなかったな・・・」
小豆梓
「今までどうやって生き延びてたのかしら・・・?」
くいな
「あっ・・・これって、自首用電話じゃないですか?」
未来エリアの自首用電話の元へやって来た夏川くいな・・・
くいな
「60万円・・・120万円には及びませんがこれでも十分な額ですよね・・・」
ゲームは折り返し地点に差し掛かり、現在の金額は満額の半分近くまで上がっている!
くいな
「さて・・・どうしましょうか・・・」
自首用電話を前にして、その金額に目がくらむ・・・
しの
「あっ・・・くいなちゃんです!」
そこへやって来た、大宮忍・・・
くいな
「しのちゃん!偶然ですね!」
しの
「これは・・・自首用電話ですか?」
くいな
「そうです・・・ここから電話すればお金がもらえます!」
しの
「くいなちゃん、もしかして自首するんですか?」
くいな
「えっと・・・実を言うと、少し考えてまして・・・」
しの
「くいなちゃん・・・そんなのダメですよ!」
くいな
「・・・えぇ・・・?」
自首を考えるくいなを引き止めるしの
しかし、自首も1つの立派な戦略だ・・・!
しの
「くいなちゃん、劇団のために逃げ切るって言ってたじゃないですか!」
くいな
「確かにそうですが・・・60万円でも十分かと・・・」
賞金を劇団ひととせの活動費に充てる予定のくいな
無論お金は多い方がいいが、60万円の確実な収入も捨てがたい・・・!
しの
「まだ半分ですし、せめてもう少し頑張りましょう!」
くいな
「最後まで逃げたいのはやまやまなんですが・・・ハンターも1体増えてしまいましたし・・・」
しの
「ハンターなら大丈夫です!私にはこれがあります!」
くいな
「それは・・・テレポーターですか?」
テレポーターを持っているしの
彼女と共に行動すればテレポーターの恩恵を受けることができる!
くいな
「でも・・・それ、偽物かもしれないんですよね・・・?」
しの
「それはそうですが・・・とにかく、こんなところで自首するなんてもったいないです!くいなちゃん、私と一緒に逃げましょう!」
くいな
「・・・そうですよね・・・ひなちゃんたちも応援してくれていることですし、もう少し頑張ります!」
しの
「くいなちゃん、頑張りましょう!」
自首の誘惑にかられたくいな、しのの制止もあり今回は見送ることとなった!
やすな
「残り50分・・・あと半分だね!」
先ほどハンターを放出させてしまった折部やすな・・・
やすな
「ハンターって3体だよね?それなのに残り9人って、みんな捕まりすぎじゃな~い?」
当の本人は、計測に失敗したことなど忘れている・・・!
~牢獄DEトーク~
太田
「田中が捕まって、残り9人か・・・」
横寺
「折り返し地点で半分だから、ペースとしては順当な感じだね」
るん
「でも、横寺くんがもう捕まってるのは意外~」
双葉
「確か、陸上部なんだよね?」
横寺
「一応ね・・・でも、あんな目の前で見つかったら逃げられないよ・・・」
太田
「なるほど、曲がり角か何かで鉢合わせた感じか」
ベルゼブブ
「それは確かに辛いですね・・・」
るん
「部活といえば、姫乃ちゃんは陶芸部なんだっけ?」
姫乃
「えっ、私?そうだよ!」
ベルゼブブ
「陶芸・・・?」
アリス
「確か、粘土を回しながら形を整えて焼き物を作るやつだよね?」
姫乃
「そうそう!アリスちゃんも知ってるんだ!」
アリス
「うん!でも、それを部活でやってるなんてすごいね!お皿とか作ってるの?」
姫乃
「まだ上手くはできないけどね・・・今はお店に飾る用のコップ作ってるんだ~」
るん
「へぇ~コップか~・・・」
ベルゼブブ
「私も、ティーカップ欲しいです・・・」
姫乃
「本当は色々作ってみたいんだけど・・・お金かかるんだよね・・・釉薬とか」
るん
「ユウヤク?なにそれ?」
アリス
「色をつけるために外に塗る薬品のことだよね?」
姫乃
「そう!さすがアリスちゃん!」
双葉
「何で知ってるの・・・?」
アリス
「確かに色んな色試したくなるよね~」
姫乃
「はぁ~~~お金欲しかったな~~~・・・」
るん
「お金・・・私も欲しかった~~~!」
太田
「・・・津田」
津田
「何だ?」
太田
「俺にはこの話についていくことができないんだが、津田はどうだ?」
津田
「俺もだよ・・・陶芸なんて、言葉自体久しぶりに聞いた」
横寺
「アリスちゃんって、本当に何でも知ってるよね・・・」
50:00
600,000円
残り9人
小豆梓/天草シノ/恵庭椎/大宮忍/折部やすな/ソーニャ/夏川くいな/ミュリン/森野真理
- Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.38 )
- 日時: 2021/11/28 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
~~~
イモルト《演:関野ロコ(おちこぼれフルーツタルト)》
「・・・どこに行った・・・?」
ようやくジェットコースターの列から解放されたイモルト・・・!
イモルト
「くっ・・・何て有様だ・・・」
遊園地は、幽霊の仕業によって、所々が荒らされている・・・
幽霊《演:緑へも(おちこぼれフルーツタルト)》
「フフフフフ・・・それー!」
イモルト
「・・・いた!あそこに!」
イモルトが、幽霊の姿を捉え、すぐに駆け出す!
イモルト
「お前、何をしている!いい加減にしろ!」
幽霊
「・・・またあなたですか・・・せっかく人が遊んでるときに」
イモルト
「お前のせいでみんなが迷惑してるんだ!今すぐに荒らしをやめてその身体から抜けろ!」
幽霊
「ハァ・・・しつこい人は嫌いです」
イモルト
「うわっ!何だ!?」
突然、イモルトの身体が宙に浮かんだ!
イモルト
「何をする!下ろせ!」
幽霊
「私・・・今までずっと我慢してたんです。やっと手に入れたこの身体、もう離しません!」
イモルト
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
幽霊の超能力により、イモルトの身体が後方に投げ出された!
イモルト
「うっ!・・・ん?」
従業員1《演:前原仁菜(おちこぼれフルーツタルト)》
「ハァ・・・間に合った・・・」
従業員2《演:貫井はゆ(おちこぼれフルーツタルト)》
「大丈夫?ケガはない?」
2人の従業員のとっさの判断により、イモルトの身体は無事受け止められた!
イモルト
「は、はい・・・ありがとうございます・・・」
従業員1
「でも、ビックリしたよ・・・急に飛んで来たんだもん」
従業員2
「一体何があったの?」
イモルト
「実は・・・」
イモルトは、姉の身体が幽霊に乗っ取られてしまったこと、その幽霊が今そこら中で暴れているということを説明した・・・
従業員2
「幽霊・・・?」
従業員1
「じゃあ今そこら辺で起きてることって、その幽霊の仕業なんだ?」
イモルト
「はい・・・でも私以外には見えていないみたいで・・・」
従業員2
「でも、いつどうやって憑りついたのかな・・・?」
イモルト
「分かりません・・・あっ、でも、心当たりはあります!」
従業員1
「本当?」
イモルト
「はい!今からある場所に行きたいんですが、付いてきてもらってもいいですか?」
従業員1
「もちろん!」
従業員2
「行こう!」
イモルトと2人の従業員は、3人で一緒に行動することになった!
幽霊
「フフフ・・・やっぱりこの身体は快適ですね!」
一方、未だに好き勝手に暴れ続ける幽霊・・・
幽霊
「フフフ・・・まだまだいきますよー!」
その暴挙は、とどまるところを知らない・・・!
ゲームマスター・綾木
「ミッション2の時間だ」
副進行人・ピーリー
「もう次のミッション?相変わらずせわしないね」
綾木
「今度のミッションは、さっきのとはわけが違う」
ピーリー
「どういうこと?」
綾木
「さっきのミッションは、他人任せでもどうにでもなっただろ?」
ピーリー
「まぁ、実際動かない人もいたけど・・・」
綾木
「今度は、全員に動いてもらう。動かなければ確保は免れない」
ピーリー
「なるほど・・・確かに、1歩も動かず逃走成功なんて何か気に食わないしね」
[EXECUTE NEW PROCESS]◀
FORMAT:MISSION◀
EXECUTION TIME(MIN TO GO):45◀
DETAILS:ACTIVATE TRANSMITTERS◀
綾木
「あ、そうそう。今回は運要素も絡めてみようと思ってね。少し変わった小細工をしてある」
ピーリー
「え?それって、どんなの?」
綾木
「それは、見てれば分かる」
ピーリー
「・・・またそういうこと言う・・・」
[EXECUTE]◀
ゲームマスターにより、かつてない恐怖のミッションが幕を開ける!
- Re: 逃走中2~三角形の空想世界~ ( No.39 )
- 日時: 2021/11/30 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
ピリリリリ ピリリリリ
ソーニャ
「・・・メールか」
やすな
「【MISSION2 君たちの携帯電話には発信器が内蔵されている】発信器?」
モンロー
「【現在幽霊の仕業により園内の電気系統が乱されており、残り45分以降3分おきにランダムで1人ずつ発信器が作動していく】」
ミュリン
「【発信器が作動すると、音で君たちの位置情報がハンターに伝わってしまう】」
シノ
「【発信器が作動するのを阻止するためには、携帯電話で園内3か所に存在するQRコードのうちいずれか1つを読み取らなければならない】」
MISSION2 発信器を無効化せよ!
この遊園地では、現在幽霊の仕業により電気系統の乱れが発生している
逃走者たちの携帯電話も幽霊の攻撃の影響を受け、残り45分に最初の発信器が作動して以降3分おきにランダムで1人ずつ発信器が作動していってしまう!
幽霊の攻撃を受けた逃走者の携帯電話は発信器が作動してしまい、ハンターに位置情報が伝わってしまう!
発信器の作動を阻止するためには、園内の3か所に存在するQRコードのいずれかを携帯電話のカメラで読み取り、発信器を無効化しなければならない!
幽霊の攻撃対象は読み取りが済んでいない逃走者に限られるため、他の逃走者の読み取りが進めば進むほど自分の発信器が作動する確率が上がっていく!
小豆梓
「えっ・・・45分ってもうすぐじゃない!早く行かないと!」
ソーニャ
「あと5分もないじゃねぇか・・・とにかく急ごう」
椎
「これはピンチです・・・早くQRコードを見つけないと・・・!」
現在、ゲームの残り時間は49分と少々
4分後には、誰か1人の発信器が作動してしまう!
ハンター
「・・・」
発信器が作動した場合、大きな音でハンターに位置情報が伝わってしまう
発信器が作動した状態で逃げ切るのは、不可能だ・・・!
ミュリン
「あれ?QRコードって・・・さっき見たやつだよな?」
先ほど古代エリアでQRコードを目にしていたミュリン・・・
ミュリン
「あれを読み取ればいいのか!戻ろう!」
すぐさま古代エリアの駅前へ引き返す!
警備員《演:礼子(スーパーカブ)》
「・・・」ブロロ
しかし、ミュリンが目にしたQRコードは警備員の乗っているカブについている
警備員がその場にいるとは限らない・・・!
モンロー
「これは困ったわね・・・発信器が起動したらただでは済まないわ・・・」
ゲーム開始からほとんど動いてこなかった森野真理・・・
モンロー
「まだ60万円しか溜まってないけど・・・QRコードなんてどこにあるか分からないし・・・」
このまま何もしなければ発信器が作動してしまうため、ここは何らかの形で動かなければならない・・・
モンロー
「・・・ここは妥協ね・・・45分になったら自首するわ」
場所の分からないQRコードよりも、近くにある自首用電話を目指すようだ・・・!
モンローと自首用電話の距離は約100メートル
その気になればいつでも自首することができる距離だ!
小豆梓
「あと4分もないじゃない・・・時間短すぎるわよ・・・!」
突如として通達されたミッションに焦る小豆梓・・・
小豆梓
「早くしないと・・・QRコードってどこにあるのかしら?」
QRコードの場所は記載されていないため、探し回るしかない・・・!
小豆梓
「・・・!ハンター!」
ハンター
「・・・」
近くにハンターを見つけた・・・!
小豆梓
「あっちはダメね・・・こっちから探すわ!」
ハンターから距離を取りつつQRコードを探しに向かう小豆梓・・・
ハンター
「・・・」
ハンターには、気づかれなかったようだ・・・!
48:00
624,000円
残り9人
小豆梓/天草シノ/恵庭椎/大宮忍/折部やすな/ソーニャ/夏川くいな/ミュリン/森野真理
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