二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中:ハンターと熊の孤島[完]
- 日時: 2023/01/30 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
Tame the beast.
<逃走者一覧>
愛宕洋榎(咲-Saki-シリーズ)
和泉沢愛生(恋愛フロップス)
一之瀬花名(スロウスタート)
一姫(雀魂)
井ノ上たきな(リコリス・リコイル)
上杉風太郎(五等分の花嫁)
海野凪(カッコウの許嫁)
桂ヒナギク(ハヤテのごとく!)
小瀬川白望(咲-Saki-シリーズ)
巽紺(うらら迷路帖)
田中(田中くんはいつもけだるげ)
歳納京子(ゆるゆり)
土間うまる(干物妹!うまるちゃん)
南雲孝士(女神寮の寮母くん。)
原村和(咲-Saki-シリーズ)
雲雀丘瑠璃(あんハピ♪)
平沢唯(けいおん!)
水原千鶴(彼女、お借りします)
唯我成幸(ぼくたちは勉強ができない)
(全19名・五十音順)
<ゲーム概要>
制限時間:90分
賞金:1秒200円ずつ上昇、逃走成功で108万円獲得
ハンターの数:4体
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.33 )
- 日時: 2023/01/30 23:15
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
▼
[上杉風太郎]
[一姫] [一之瀬花名]
▷ [和泉沢愛生] [平沢唯] ◁
[巽紺] [歳納京子]
[桂ヒナギク] [水原千鶴]
[海野凪] [田中]
グルグルグル……
残り時間が35分となり、ルーレットが起動した!
―牢獄―
凪
「始まったぞ!」
ヒナギク
「復活、したいわね……!」
京子
「復活するのは私だーーー!!!」
グルグルグル……
愛生
「お願い……!」
一姫
「お願いにゃ……復活したいにゃーーー!!!」
グル……グル……
唯
「もうすぐ止まるよ!」
風太郎
「誰だ……?一体誰が復活するんだ……?」
グル……グル……
ピタッ!
復活を果たしたのは……
▼
[歳納京子]
[平沢唯] [水原千鶴]
▷ [一之瀬花名] [田中] ◁
[上杉風太郎] [海野凪]
[一姫] [桂ヒナギク]
[和泉沢愛生] [巽紺]
京子
「え……これ、私じゃん!」
「「おぉぉぉぉぉ!!!」」
歳納京子 復活
花名
「京子ちゃんだ……すごい……!」
千鶴
「あと1個ズレてたら私だったのに……!」
ヒナギク
「おめでとう京子ちゃん。羨ましい限りだわ」
ガチャ
京子
「よっしゃー!自由だーーーっ!!!」
唯
「いいな~、私も復活したかったよ~」
紺
「2つ目の命、無駄にしたら許さないわよ」
愛生
「復活したからには、是非とも逃げ切ってほしいね」
京子
「おう!絶対逃げ切るから見とけって~!」ダッ
Prrrr! Prrrr!
洋榎
「おっ、メールや」
成幸
「[MISSION3結果] おぉ……一体誰が復活したんだ?」
たきな
「[雲雀丘瑠璃の活躍により1枚の復活カードが届けられ、ルーレットの結果、歳納京子が復活] ゲッ……よりによって京子ですか……」
ヒバリ
「[残る逃走者は8人となった] 結局、カードを届けたのは私だけだったのね……」
ガオオオオオオオオオオ!!!
和
「……何でしょう?どこからか声が……」
クマ3
「がおー、がおー」
クマ6
「がおー、がおー」
クマ8
「がおー、がおー」
和
「クマが門の外へ走って行きます……一体どうしたのでしょうか?」
謎の咆哮を聞き、クマたちはエリアの外へと去っていった……!
MISSION3の結果、歳納京子が復活
愛宕洋榎 井ノ上たきな 小瀬川白望 南雲孝士
原村和 雲雀丘瑠璃 唯我成幸 歳納京子
これで、残る逃走者は8人となった!
洋榎
「1人復活したんか……ま、上出来ってとこやな」
《おもちは妹に完敗》
《愛宕洋榎》
洋榎
「よう考えたら、人が増えるのも悪くはあらへんな」
洋榎
「人が多ければその分ハンターの注意もそっち行くっちゅうことやからな」
洋榎
「うちは最後まで逃げなアカンからな……これは追い風や!」
京子の復活を、逃走成功へのプラス要因と考えているようだ……!
京子
「いや~、まさか本当に復活できるなんて思わなかったよ!」
《好きなアイスの味はラムレーズン》
《歳納京子》
京子
「せっかく復活したんだし、思う存分暴れ回るぞ!」
京子
「絶対に逃げ切って、108万円ゲットだ!」
復活の勢いそのままに、逃走成功を果たすことはできるのか……!?
ヒバリ
「残り34分……少しゴールが見えてきた感じね」
《看板に片思い中の乙女》
《雲雀丘瑠璃》
ヒバリ
「……でも、まだ安心するのは早いわ……まだ何が起こるか分からないし……」
ヒバリ
「とにかく、今はここに隠れて――」
孝士
「ハァ、ハァ……?ヒバリさん?」
《女装の似合う美少年》
《南雲孝士》
ヒバリ
「……孝士くん?」
ヒバリの隠れ場所に現れたのは、南雲孝士だ……!
ヒバリ
「すごく汗かいてるみたいだけど、大丈夫?」
孝士
「はい……さっき、ミッションで走ってて……カードは取ったんですけど、間に合わなくて……」
ヒバリ
「もしよかったら、ここで休んでもいいわよ」
孝士
「えっ?そんな、ダメですよ!ヒバリさんの場所なのに……」
ヒバリ
「私はまだ体力に余裕あるから……他の場所を探すわ。それよりも、孝士くんの方が心配だもの」
孝士
「ヒバリさん……」
ヒバリ
「この先どんなミッションが来るか分からないし、今のうちに休んでおくべきだと思うわ」
孝士
「ヒバリさん……ありがとうございます、かたじけないです……」
ヒバリが孝士に隠れ場所を譲ることとなった……!
シロ
「……ハァ……電話まだかな……?」
《おもちは宮守一》
《小瀬川白望》
シロ
「何で、電話って1個しかないんだろう……?」
シロ
「電話から足が生えて、こっちに来てくれれば楽なのに……」
自首をするため、自首用電話を目指す小瀬川白望……
ハンター3
「…………」
その近くに、ハンター……!
シロ
「……ホントに、歩くのダルい……」
シロ
「誰か運んでくれる人、来てくれないかな……?」
ハンター3
「…………」
ハンター3
「…………!」ダッ
シロ、振り切れるか!?
33:00
684,000円
残り8人
愛宕洋榎/井ノ上たきな/小瀬川白望/歳納京子/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/唯我成幸
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.34 )
- 日時: 2023/01/30 23:17
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
シロ
「ハァ……ダルすぎ……」
ハンター3
「…………!」ダッ
自首用電話に向かうシロが、ハンターに見つかった!
シロ
「誰か……おんぶして……」
ハンター3
「…………」タッタッタッ
シロ
「……誰か来た……って、ハンターはダメ……!」ダッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
シロ
「ちょっと、タンマ……」ポン
32:43
小瀬川白望 確保
残り7人
シロ
「……捕まった……ハンター、速かった……」
あっという間に、確保だ……!
シロ
「……捕まったら牢獄行くんだっけ……誰か運んでくれるの?」
【自分で行ってください】
シロ
「牢獄も自分で行くの……?ハァ、ダル……」
Prrrr! Prrrr!
[確保情報 小瀬川白望確保、残り7人]
孝士
「うわぁ……小瀬川さんまで……!」
洋榎
「そういやシロもいたなぁ。一度も見ぃひんかったけど、どこにおったんやろ?」
たきな
「……不気味なくらいに静かですね……」
《芸術センスはアバンギャルド》
《井ノ上たきな》
たきな
「クマがいなくなるだけで、雰囲気ががらりと変わるものですね……」
クマのいないエリアは、静寂に包まれている……
たきな
「……ですが、やることはこれまでと変わりません。これからも注意を怠ることなく――」
成幸
「おっ、井ノ上!」
たきな
「……っ!」カチャ
成幸
「え……銃!?キャーーー!!!」
《体育の評価は1》
《唯我成幸》
たきな
「さ……叫ばないでください!ハンターに見つかってしまいます!」
その近くにいたのは、唯我成幸だ……!
成幸
「ビックリした……井ノ上、なんで銃なんか……」
たきな
「すみません……あまりにも突然だったもので、つい身体が……」
成幸
「職業病ってやつか……だけど今はゲーム中だし、どうせそれは偽物なんだろ?」
たきな
「何言ってるんですか?本物に決まってるじゃないですか」
成幸
「え……本物!?キャーーー!!!」
たきな
「だから叫ばないでください!本当に撃ちますよ!?」
成幸
「……まさか本物だったとは……任務中でもないのに、銃なんて持ち運ぶ必要なんてあるのか?」
たきな
「リコリスは常に命を狙われている存在ですから……いつ何が起こってもいいように、銃の携帯は必須です」
成幸
「……じゃあ、人生が逃走中のようなものってことか……大変だな……」
和
「時間はあと30分と少々といったところでしょうか……?」
《淫乱デジタルピンク》
《原村和》
和
「時間的には、次が最後のミッションでしょうか……?」
和
「最後はやはりゲーム全体を動かすようなミッションになると思うので、次のミッションは極力参加した方がよさそうですね……」
今後の展開を予想する和……
和
「……ですが、無理はしないつもりです。場合によっては諦めて自首する道も考えています」
しかし、プランBにも抜かりがない……!
洋榎
「おっ、これが自首用電話か!」
洋榎
「ここから電話をかければ途中落ちできるっちゅうわけやな」
その自首用電話の元へやって来た愛宕洋榎……
洋榎
「賞金は……おっ、もう72万やんか!」
洋榎
「これなら額的には十分やな……ほな、早く自首を……」
目標金額に到達し、洋榎がついに自首用電話に手を――
洋榎
「するわけあらへんよなぁ?」
かけない……!
洋榎
「賞金ちゅうのはな、最後まで逃げて全額もらってナンボや!」
洋榎
「すまんな絹……ウチはこんなところで妥協せぇへんで!」
洋榎
「絶対に、逃走成功したるわ!」
あくまで、逃走成功しか眼中にないようだ……!
孝士
「いよいよ終盤か……」
孝士
「思えば僕、ここまで何もしてないなぁ……それどころかみんなに助けてもらってばかりで……さっきだって、ヒバリさんにここ譲ってもらっちゃったし……」
孝士
「次が多分最後のミッションだよな……今度こそ仕事しないと!僕、一応寮母だしね!」
ここまでミッションに果敢に動き続けるも、未だに目立った活躍のない孝士
果たして、今度こそクリアに貢献することはできるのか……?
ヒバリ
「さてと……どこに隠れようかしら……?」
孝士に隠れ場所を明け渡し、新たな隠れ場所を探す雲雀丘瑠璃……
ヒバリ
「クマがいないからかしら……エリアがだいぶ静かになった気がするわ……」
ヒバリ
「……!ハンターだわ!」
ハンター2
「…………」
近くに、ハンターを発見……!
ハンター2
「…………」
ヒバリ
「あの距離で見つかったら終わりだわ……とりあえず、ここを離れた方がよさそうね」
速やかに、その場を離れる……!
ハンター2
「…………」
ヒバリ
「……今のところは見つかってないわね……」
ハンター1
「…………」
しかし、ヒバリの向かう先に別のハンター!
ヒバリ
「ここでいいかしら……いや、もう少し離れておいた方がよさそうね……」
ハンター1
「…………」
ヒバリ
「……っ!嘘でしょ!?」ダッ
ハンター1
「…………!」ダッ
見つかった……!
ヒバリ
「まさか、こっちにもいたなんて……」タッタッタッ
ハンター1
「…………」タッタッタッ
ヒバリ
「マズいわ……近づいて来てる……!」タッタッタッ
ハンター1
「…………」タッタッタッ
ヒバリ
「……!もうここに隠れるしかないわ!」サッ
近くの物陰に飛び込むヒバリ……
ハンター1
「…………」タッタッタッ
[________]
ハンター1
「…………?」
ヒバリ
「お願い……こっち来ないで……!」
ハンター1
「…………」
ヒバリ
「…………」
[________]
ハンター1
「…………」
咄嗟の判断が功を奏し、上手くやり過ごしたようだ……!
ヒバリ
「あ……危なかったわ……!」
ヒバリ
「案外見つからないものね……ここにちょうどいい隠れ場所があってよかったわ……」
時の運に恵まれ、最大のピンチを乗り切った……!
29:00
732,000円
残り7人
愛宕洋榎/井ノ上たきな/歳納京子/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/唯我成幸
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.35 )
- 日時: 2023/01/30 23:19
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
――――――――
クマ1
「がおー、がおー」
クマ2
「がおー、がおー」
クマ3
「がおー、がおー」
エリア内にいたクマたちが、門をくぐって山の奥へ駆け抜ける……!
クマ4
「がおー、がおー」
クマ5
「がおー、がおー」
クマ6
「がおー、がおー」
クマたちの向かう先にいたのは……
母グマ
「ガオオオオオ……」
彼らを女手一つで育てている母親だ……!
クマ7
「がおー、がおー」
母グマ
「ガオオ?」
クマ8
「がおー、がおー」
クマ9
「がおー、がおー」
クマたちが、母親の元へ戻ってきた……!
クマ1
「がおー」
クマ2
「がおー」
クマ3
「がおー」
母グマ
「ガオ、ガオ、ガオ……」
母が、子の数を数え始める……
クマ4
「がおー」
クマ5
「がおー」
クマ6
「がおー」
母グマ
「ガオ、ガオ、ガオ……」
クマ7
「がおー」
クマ8
「がおー」
母グマ
「ガオ、ガオ……」
クマ9
「がおー」
母グマ
「ガオ……?」
クマ1~9
「「がお?」」
母グマ
「ガオ!?ガオオオオオオオオ!!!」ダッ
クマ1~9
「「がおーーー!?!?」」
1頭足りないことに気づき、母グマが山を下り始めた……!
母グマ
「ガオオオオオオオオ!!!」ダッダッダッ
あっという間に門を潜り抜け、エリアに侵入……!
母グマ
「ガオ!」バキッ
母グマ
「ガオ!!」ドカッ
母グマ
「ガオオオオオ!!!」グシャッ
そして、エリアの至る部分を破壊し始めた……!
――――――――
カンナ
「うわぁぁぁ!お母さん、ご乱心だよ~」
ピーリー
「きっと必死に残り1頭を探してるんだね……すごい形相だ」
綾木
「さて、クライマックスステージの準備は整った。これより最終ミッションを発令する」
カンナ
「ここでミッション……?」
ピーリー
「なるほど……この状況を利用するってわけか……」
綾木
「今回も最後に相応しい、ビッグスケールのミッションを用意したぞ」
カンナ
「すでにビッグスケールの予感しかないよ!今回はどんなミッションを出すの?」
綾木
「まぁ、本質的には前回のとほとんど変わらないんだがな」
ピーリー
「前回と同じ?確か、前回は最後失敗してたような……」
綾木
「その通り……俺は今回も全力でアイツらをつぶしにかかるぞ!」
▶[MISSION4]
シュン!
ハンター×10
「「…………」」
ゲームマスターにより、エリアに巨大なハンターケージが出現
この後、逃走者たちに最大の試練が訪れる!
[TRANSMISSION FAILED]
綾木
「は?」
カンナ
「え……どうしたのマスター?」
綾木
「おかしいぞ……メールが送信できない……!」
ピーリー・カンナ
「「えぇぇぇぇぇ!?!?!?」」
綾木
「こんなことは初めてだ……一体何故……?」
ピーリー
「あ~あ、やっちゃった。これは責任をとってゲームマスター辞任だね」
綾木
「そうはさせるか!もう1度だ!」
▶[MISSION4]
[TRANSMISSION FAILED]
綾木
「やはりダメか……一体何が起こったというんだ……?」
カンナ
「……あっ!マスター、あれ!」
綾木
「どうした、カンナ?」
カンナ
「アンテナが壊れてる!きっとお母さんクマのせいだよ、あれ!」
ピーリー
「ホントだ……アンテナがメチャクチャだ」
綾木
「どうりで送信できないわけだ……あのクマめ、後でとっ捕まえてクマ鍋にしてやる!」
ピーリー
「こうなる原因を作ったの、全部君だよね!?」
綾木
「ついでにお前をミキサーにぶち込んで、バナナシェイクにしてやる!」
ピーリー
「な、何で僕まで~~~!?!?」
カンナ
「落ち着いてマスター!今はゲームに集中しないと!」
綾木
「あ……あぁ、そうだったな」
カンナ
「はい、これ!」
綾木
「とりあえず、バナナを食って落ち着くとしよう」モグモグ
ピーリー
「アンテナがあれじゃ、ミッションが出せないんだよね……何か他に方法はないの?」
綾木
「仕方ない……こうなったら、俺が直接アイツらに言うしかないか……」
カンナ
「そうか!ハンターケージの転送はできてるから、後は逃走者に伝えるだけでいいんだよね?」
ピーリー
「それなら、最初からそうしてもろて」
綾木
「ゴホン……それじゃ、行くぞ」
▶[EMERGENCY CONTACT]
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.36 )
- 日時: 2023/01/30 23:21
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
ボーン……ボーン……
成幸
「……!?何の音だ!?」
たきな
「スピーカーからですね……一体何でしょうか……?」
島中のスピーカーが、鳴り始めた……!
綾木
『やぁ諸君。ゲームマスターの綾木だ』
孝士
「ゲームマスター……って、このゲームの?」
和
「ゲームマスターが直々に……一体何の用でしょうか?」
綾木
『森林エリアの門から母グマがエリア内に侵入し島のアンテナを破壊したため、君たちのモバイルは現在使用不可となっている』
ヒバリ
「モバイルって……携帯のことかしら」
洋榎
「ホンマや。見事に圏外になっとるな」
綾木
『回線の復旧には時間を要するため、ミッション4の通達は俺が直々に行う よく聞きたまえ』
京子
「おっ、ミッションか!何だ何だ~?」
綾木
『断崖エリア東部に10体のハンターが入ったハンターケージを設置した』
孝士
「え……10体!?」
和
「やはり来ましたね……今回は10体ですか……」
綾木
『残り10分になると母グマがハンターケージに到着、ケージを破壊し中にいる10体のハンターをエリア内に解き放つ』
たきな
「10体……ということは、合わせて14体ですか……」
成幸
「マジか!10体はヤバいって!」
綾木
『阻止するには、エリアのどこかに取り残されている1頭の子グマを探し出し、母グマの元へ連れて行かなくてはならない』
ヒバリ
「子グマ……さっきまで沢山いたあのクマのことね……」
洋榎
「そのクマを探す必要があるっちゅうことか……」
綾木
『子グマの居場所に関するヒントはエリア内3か所に設置されている立て札に書かれている 3つの情報を集めれば子グマの場所が分かる』
京子
「おぉ~面白そうじゃん!早速行こう!」
綾木
『ミッションは以上だ。復旧までは確保通知も俺が直々に行う。それでは、頑張りたまえ』
MISSION4 ハンター放出を阻止せよ!
断崖エリア東部に、10体のハンターが出現
現在、森林エリアの門から母グマがエリアの至る所を荒らしながら東に向かって行進中
残り10分になるとハンターケージに到着し、扉を破壊し中にいる10体のハンターをエリアに解き放ってしまう!
放出を阻止するには、エリア内のどこかに取り残された1頭の子グマを探し出し、母グマの元へ連れて行かなくてはならない!
なお、子グマの居場所に関するヒントはエリア内3か所に設置された立て札に書かれており、3つの情報を揃えれば居場所を特定することができる
ただし、現在逃走者のモバイルは使用不可能であるため、情報の授受のためには他の逃走者と直接出会う必要がある!
―牢獄―
ヒナギク
「あっ、クマだわ!」
凪
「本当だ、あそこにいる!」
一姫
「で……デカすぎだにゃ~~~!!!」
母グマ
「ガオオオオオ……」
唯
「うわうわ!こっちに来るよ~!」
千鶴
「これが、お母さんグマ……」
愛生
「子グマを探してるんですよね……?すごい目つきです……」
母グマ
「ガオオオオオオオオ!!!」ガシャーン
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」
風太郎
「すげぇ威勢だ……こんなのにやられたらひとたまりもねぇぞ!」
紺
「わ……私、食べても美味しくないわよ~~~!!!」
うまる
「みんな、早く子どもを見つけてあげてーーー!!!」
孝士
「10体……そんなに放出されたら、誰も生き残れないよ!」
成幸
「10体はヤバすぎるって!こんなの、行くしかないだろ!」
たきな
「行きましょう、何としても10体放出は阻止しておきたいところです」
ハンター×10
「「…………」」
ハンターが10体放出されれば、残り10分といえど逃げ切るのは絶望的となってしまう!
洋榎
「まずは立て札を探さなアカンな……急ぐで!」
ヒバリ
「私も行くわ。こんなの、失敗したらひとたまりもないもの……!」
和
「とりあえず、立て札を探してみましょう」
10体放出の脅威にさらされ、残る全ての逃走者がミッションに動き出した!
ハンター4
「…………」
しかし、エリア内には4体のハンター
ミッションと危険は、常に隣り合わせだ……!
京子
「よし、まずは立て札を探すぞ!」
京子
「でも、どこから探せばいいんだろう?何かヒントとかないのかな?」
3つの立て札の場所は明言されていないため、エリアを動き回って探すしかない……!
京子
「ま、手当たり次第でいっか!とにかく急ごう!」
たきな
「早く立て札を見つけなくては……一体どこにあるのでしょうか?」
たきな
「……ちょっと待ってください、1つ気づいてしまったのですが……」
たきな
「今携帯電話を使えないということは、私が見つけた情報は直接会って伝えるしかないということですよね?」
母グマ
「ガオオオオオオオオ!!!」グシャ
母グマによって島のアンテナが破壊されており、携帯電話が使用不可となっている現在、情報の授受のためには直接会うしか方法がない……!
たきな
「これはなおさら急がなくてはいけませんね……!」
たきな
「何なら、私が立て札を全部見つけるつもりで行きたいと思います。走りましょう!」ダッ
孝士
「立て札……どこだ……?」
ハンターへの恐怖にかられながらも果敢にミッションに動く南雲孝士……
孝士
「うわ、もう2分も経ってる……早くしなきゃ……!」
孝士
「……!あれは!?」
孝士が目にしたのは……
ハンター×10
「「…………」」
孝士
「ハンターがいっぱい……これがハンターケージか……!」
10体のハンターの入ったハンターケージだ……!
ハンター×10
「「…………」」
孝士
「うわぁ……檻に入ってるのに威圧感がすごいよ……!」
ハンター×10
「「…………」」
孝士
「もしこのミッションがクリアできなかったらこのハンターが全員外に……そんなことになったら絶対全滅だよ!」
孝士
「急がなきゃ……早く立て札を探さないと!」
ヒバリ
「立て札は……あっ、原村さん!」
和
「あっ、貴方はさっきの……」
廃墟エリアにて、雲雀丘瑠璃と原村和が合流!
ヒバリ
「立て札、見なかったかしら?」
和
「いえ、私はまだ見てませんね……」
ヒバリ
「そう……残念ながら、こっちも今のところは……」
和
「まだ始まったばかりです。1つ1つ、手分けして探しましょう」
ハンター1
「…………」
立て札を探す2人に、ハンターが接近……!
ヒバリ
「あたしは今あっちを見てきたけど、何もなかったわ」
和
「それでは、私は貴方が今見てきたところを見に行きます」
ヒバリ
「え……何でよ?何もないのに」
ハンター1
「…………」
徐々に近づく、黒い影……!
和
「見落としがある可能性が否定できませんから……私、自分の目で見ないと済まない性分ですので」
ヒバリ
「そう……なら、勝手にするといいわ。あたしはあっちを探してくるから」
和
「……!ハンターです、逃げてください!」ダッ
ヒバリ
「え……ハンター!?」ダッ
ハンター1
「…………!」ダッ
2人の運命は!?
25:30
774,000円
残り7人
愛宕洋榎/井ノ上たきな/歳納京子/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/唯我成幸
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.37 )
- 日時: 2023/01/30 23:25
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
ヒバリ
「あたし、あっちを探してくるから」
和
「……!ハンターです、逃げてください!」ダッ
ヒバリ
「え……ハンター!?」ダッ
ハンター1
「…………!」ダッ
立て札を探す2人が、ハンターに見つかった!
ヒバリ
「どうしてこういう時に来るのよ……ろくにミッションもできやしないわ……!」タッタッタッ
和
「文句を言っていても仕方ありません。今はミッションではなく、逃げることに集中しましょう」タッタッタッ
ヒバリ
「そ……それくらい分かってるわよ!」タッタッタッ
ハンター1
「…………」タッタッタッ
和
「分かれ道です……ここからは分かれて逃げましょう」タッタッタッ
ヒバリ
「わ、分かったわ!」タッタッタッ
二手に分かれて逃げる和とヒバリ……
ハンター1
「…………」タッタッタッ
ハンターの標的となったのは……
ヒバリ
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター1
「…………」タッタッタッ
和
「こっちに来ましたか……!」タッタッタッ
原村和だ……!
ハンター1
「…………」タッタッタッ
和
「もうこんな近くに……やっぱり、速いですね……!」タッタッタッ
[HARAMURA]
ハンター1
「…………」タッタッタッ
和
「こ、ここまでですか……!」ポン
24:43
原村和 確保
残り6人
和
「ハァ、ハァ……捕まってしまいました……」
和
「……ですが、仕方ありませんね……これはハンターの視認が遅れた私のせいですから……」
一度ハンターに見つかってしまえば、振り切るのは容易ではない……!
ボーン……ボーン……
孝士
「あっ、ゲームマスターからだ!」
たきな
「またですか……今度は何でしょう?」
綾木
『確保情報 原村和確保、残り6人』
ヒバリ
「嘘……原村さん、捕まったの!?」
成幸
「人数が減ったか……これはキツくなったな……!」
逃走者同士の連携がほぼ必須となるこのミッションにおいては、逃走者の確保は痛手となる……!
洋榎
「立て札、立て札はどこや~?」
洋榎
「立て札さん、出てきてちょいちょいちょいころり~♪」
砂浜エリアにて、謎の歌を口ずさみながら立て札を探す愛宕洋榎……
洋榎
「……おっ、あそこに何かあるやん!」
洋榎
「これは……立て札や!」
歌の効果か、立て札を見つけた……!
洋榎
「えっと、何なに……」
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| U E |
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洋榎
「なるほど、『UE』か……」
書かれていたのは、『UE』の二文字だ……!
洋榎
「……って、何が『なるほど』やねん!これじゃなんも分からんわ!」
洋榎
「やっぱあと2つの情報が必要やな……探しに行くで!」
すぐさま、2つ目の立て札を探しに向かう……!
たきな
「……!あれは何でしょう?」
たきな
「これは……立て札です!やっと1つ見つけました!」
森林エリアでは、井ノ上たきなも立て札を発見……!
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| S T |
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たきな
「『ST』ですか。これだけではまだ分かりませんね……」
たきな
「……ですが、とりあえず一歩前進です。引き続き立て札を探しましょう」
京子
「おっ!たっきなーーー!!!」
たきな
「……うっ、ついに来てしまいましたか……」
そこへ、歳納京子もやって来た……!
京子
「たきな~会いたかったよ~~~!」ギュー
たきな
「私は災難ですよ……本当に、何で京子が復活してしまったのでしょうか……」
京子
「……あれ?たきな、もしかしてこれって!」
たきな
「見ての通り、立て札です」
京子
「おぉ~これが立て札か!やっと見つけた~!」
たきな
「喜ぶのは早いですよ。あと2つの情報を集めなければ、クマの居場所をつかむことはできません」
京子
「分かってるって~!たきな、一緒に探しに行こう!」
たきな
「非効率です。ここは別々に探すべきです」
京子
「えぇ~何で?せっかく会えたのに~」
たきな
「分かれて探した方が広い範囲を探すことができるに決まっています。本気でミッションをクリアするなら、ここは分かれるべきです」
京子
「ま、それもそうか~……じゃ、私あっち探してくる!また後でね~!」ダッ
『ST』の2文字の情報を手に入れたたきなと京子は、引き続き別々の方向に立て札を探しに向かう……!
たきな
「何とか分かれることができました……少なくとも、このゲーム中は二度と会いたくないものですね……」
京子
「たきな~~~!!!」
たきな
「な、何で戻ってくるんですか……!?」
京子
「ゴメン、あの立て札に何て書いてあったか忘れちゃったから教えて!」テヘ
たきな
「なっ……京子、バカなんですか!?!?」
だが、先行きは非常に不安である……!
23:00
804,000円
残り6人
愛宕洋榎/井ノ上たきな/歳納京子/南雲孝士/雲雀丘瑠璃/唯我成幸