二次創作小説(新・総合)
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 逃走中:ハンターと熊の孤島[完]
- 日時: 2023/01/30 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
Tame the beast.
<逃走者一覧>
愛宕洋榎(咲-Saki-シリーズ)
和泉沢愛生(恋愛フロップス)
一之瀬花名(スロウスタート)
一姫(雀魂)
井ノ上たきな(リコリス・リコイル)
上杉風太郎(五等分の花嫁)
海野凪(カッコウの許嫁)
桂ヒナギク(ハヤテのごとく!)
小瀬川白望(咲-Saki-シリーズ)
巽紺(うらら迷路帖)
田中(田中くんはいつもけだるげ)
歳納京子(ゆるゆり)
土間うまる(干物妹!うまるちゃん)
南雲孝士(女神寮の寮母くん。)
原村和(咲-Saki-シリーズ)
雲雀丘瑠璃(あんハピ♪)
平沢唯(けいおん!)
水原千鶴(彼女、お借りします)
唯我成幸(ぼくたちは勉強ができない)
(全19名・五十音順)
<ゲーム概要>
制限時間:90分
賞金:1秒200円ずつ上昇、逃走成功で108万円獲得
ハンターの数:4体
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.18 )
- 日時: 2023/01/30 22:44
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
Prrrr! Prrrr!
ヒナギク
「あっ、メールが来たわ」
メールだ……!
成幸
「[MISSION2 エリア内に10頭のクマが侵入した] は?クマって、あのクマか!?」
凪
「[クマはハンターと同じくエリア内を隈なく徘徊し、君たち逃走者を見つけ次第鳴き声で位置情報を近くのハンターに伝えてしまう] 何か、俺が出たときもこんなのあったな……」
和
「[通報を回避するには、神社にいる巫女から鈴をもらい、クマたちの警戒を解かなければならない]」
MISSION2 通報を回避せよ!
森林エリアの門から10頭のクマがエリア内に侵入した
クマはエリア内を動き回り、逃走者を見つけ次第彼らを鳴き声で威嚇、近くにいるハンターに位置情報を伝えてしまう!
通報を回避するには、山腹エリア上部の神社にいる巫女から鈴を1人1つずつもらわなければならない!
ヒバリ
「神社……ということは、エリアを登っていく必要があるのね……」
シロ
「……ということは、これ自分で動かないといけないってこと……?」
シロ
「……ダル……」
孝士
「クマって……もしかして、あれのこと!?」
クマ1
「がおー」
孝士
「あのクマに見つかったらハンターに位置がバレるってことか……これ、結構キツいな……!」
突如としてエリア内に現れた10頭のクマに見つかった瞬間、近くにいるハンターが確保に向かう!
一姫
「早く鈴をゲットしないとマズいにゃ!急ぐにゃ!」
ヒナギク
「これ、鈴がないと絶対に逃げ切れないわね……行くわ!」
成幸
「行くしかないか……!」
次々と動き始める逃走者たち!
ハンター1
「…………」
神社に行って鈴を手に入れなければ、逃げ切るのはほぼ不可能だ!
うまる
「ハンター4体にクマが10頭……ということは、今実質ハンター14体ってことだよね……?」
うまる
「14体って……前回の最後とほとんど同じじゃん……!」
うまる
「早く鈴を取らなきゃ……クマに見つかる前に!」
たきな
「クマですか……随分と厄介な敵が出てきたものですね……」
たきな
「クマを銃で撃ってはいけないのでしょうか?恐らく、声帯のあたりを狙えば声を出すことは難しくなると思うのですが」
繰り返しになるが、このゲームにおいては銃の使用は厳禁だ……!
たきな
「居場所を通報されては複数体に囲まれる危険もありますからね……」
たきな
「これからは鈴が必要ですね。行きましょう」
井ノ上たきなも、鈴を取りに向かう……!
愛生
「ということは……これ、自分で取りに行かないといけないってことですか……!」
愛生
「まさかこんなに早く次のミッションが来るなんて……まだ心の準備ができていないのに……」
心の準備が整うまで隠れてやり過ごす予定だった愛生
しかし、このミッションによりその計画は早々に破綻することとなった……!
愛生
「いくら何でも10頭はマズいですよ……ここに隠れていても、きっと見つかるのは時間の問題です」
愛生
「これは……動くしかありませんね……!」
洋榎
「おっ、山腹エリアっちゅうことはここやん!」
洋榎
「これはラッキーやな。すぐにでも鈴を手に入れられそうや」
幸運にも、洋榎は神社のある山腹エリアにいた……!
洋榎
「それじゃ早速……って、クマがおるな」
クマ5
「がおー」
しかし、近くにクマを発見……!
洋榎
「もう見つけてもうた……これは1歩動くのも一苦労やな……」
クマ5
「がおー」
エリア内に4体のハンターと10頭のクマがいる現在、エリアを移動するのには計り知れないリスクを伴う!
紺
「私、クマに出会ったときの対処法、本で読んだことがあるわ」
紺
「クマに出会ったら、まず死んだフリをするのがいいらしいわ」
紺
「こうやって地面に伏せて、首を守るの。そうすれば……」
紺
「……って、こんなことしてたらハンターに捕まっちゃうじゃない!ダメだわ!」
クマを回避するには、鈴を入手するしかない……!
凪
「これはマズいぞ……ハンター4体にクマ10頭か……」
凪
「しかも山腹エリアって、ここからほぼ反対じゃねぇか!」
山腹エリアの対極に位置する砂浜エリアにいる凪は、鈴を手に入れるために相当な距離を移動しなければならない……!
凪
「これは……ん?待てよ?」
凪
「自首用電話は……あっちか!」
凪
「無理に鈴を取りに行くより、自首する方がはるかに簡単だな……」
凪
「……今が潮時だ。自首しよう」
鈴を諦め、自首しに向かうようだ……!
凪
「これはしょうがないだろ……何せ電話の方がはるかに近くにあるからな……」
凪の現在地から自首用電話までの距離は約50メートル
この電話から自首を申告すれば、ゲームからリタイアしその時点までの賞金を獲得できる!
田中
「ハァ、ハァ……」
田中
「電話は……あそこか……」
一方、ミッション発令前から自首用電話に動き始めていた田中……
田中
「……あれは……」
クマ3
「……!がおーーー!!!」
田中
「ヤバい……見つかった……!」
しかし、近くにいたクマに見つかった……!
クマ3
「がおーーー!!!がおーーー!!!」
田中
「このクマ……うるさいな……」
ハンター2
「…………!」ダッ
その鳴き声を聞き、近くにいたハンターが確保に向かう!
クマ3
「がおーーー!!!がおーーー!!!」
田中
「でも、あとちょっとで電話だ……ハンターさえ来なければ……」
田中、自首成立なるか!?
63:00
324,000円
残り14人
愛宕洋榎/和泉沢愛生/一姫/井ノ上たきな/海野凪/桂ヒナギク/小瀬川白望/巽紺/田中/土間うまる/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/唯我成幸
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.19 )
- 日時: 2023/01/30 22:45
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
ハンター2
「…………」タッタッタッ
田中
「チッ……ハンターが来た……!」ダッ
前方から迫るハンターを目撃し、Uターンだ……!
ハンター2
「…………」タッタッタッ
田中
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
凪
「……あれは……」
田中
「ゼェ、ゼェ……」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
凪
「マズい!ハンターじゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!」ダッ
同じく自首用電話を目指していた凪も、巻き添えだ……!
ハンター3
「…………」タッタッタッ
田中
「ゼェ……ゼェ……」タッタッタッ
凪
「あ……アイツ、終わったな……」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
田中
「もう、ダメ……」ポン
62:14
田中 確保
残り13人
田中
「ゼェ……ゼェ……」
田中
「まさか、こんなことになるなんて……もっと早く自首しておけばよかった……」
凪
「別の道から行くか……あっちに戻るのは危険すぎる」
凪
「ここを行けば、遠回りにはなるけど――」
クマ9
「がおー?」
凪
「うぉぉぉぉぉっ!?!?!?」
クマ9
「がおーーー!!!がおーーー!!!」
凪の逃げた先にも、別のクマ……!
凪
「ヤバいヤバい見つかった……でも戻れない!突っ切るしかねぇ!」ダッ
クマ9
「がおーーー!!!がおーーー!!!」
ハンター3
「…………!」ダッ
田中を確保したハンターが、すぐさま凪の確保に動く……!
凪
「とにかく、電話まで急ぐしかない!」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
クマ8
「がおーーー!!!がおーーー!!!」
凪
「また1頭……でも、電話はすぐそこだ!ハンターさえ来なければ――」
ハンター3
「…………」タッタッタッ
凪
「って来てるーーー!!!」ダッ
[UMINO]
ハンター3
「…………」タッタッタッ
凪
「待ってくれ!俺に時間をくれーーー!!!」ポン
61:49
海野凪 確保
残り12人
凪
「お、終わった……俺の賞金が……!」
クマに見つかった状態で自首を成立させるのも、容易ではない……!
Prrrr! Prrrr!
ヒナギク
「確保情報……田中くんが捕まったのね……」
紺
「えっ、海野くんまで確保で残り12人!?」
たきな
「連続確保ですか……緊張感が高まってきましたね……」
過去の自首成立者が立て続けで確保されるという、波乱の幕開けとなった!
シロ
「ハァ……クマが10頭って、いくら何でも多すぎる……」
シロ
「……神社は……あっちか……」
シロ
「……動くのダルい……誰か、持ってきて……」
この事態においても、他力本願だ……!
洋榎
「おっ、あれやないか?」
最初に神社にやって来たのは、愛宕洋榎……
洋榎
「この神社に巫女さんがおるっちゅうことやな?」
洋榎
「おーい、誰かおらんか~?」
巫女
「はい……何の用でしょう?」
洋榎
「おっ、おった!巫女さんや!」
神社の奥から現れたのは、1人の巫女だ……!
洋榎
「実は今、クマがぎょうざんおってな」
巫女
「えぇっ……それは大変ですね……」
洋榎
「鈴が欲しいんやけど、もらえるやろか?」
巫女
「鈴ですか……立派なものはありませんが、これでよろしければ……」
洋榎
「おっ、これやこれや!おおきに~」
愛宕洋榎 鈴獲得
残り11人
洋榎
「これでクマが撃退できるっちゅうわけか」
洋榎
「これでとりあえず一安心やな」
いち早く鈴を入手した洋榎は、クマによる通報の心配がなくなった!
クマ2
「がおー」
クマ4
「がおー」
残る11人の逃走者は、4体のハンター並びに10頭のクマを回避しながら神社まで行き、鈴を入手しなければならない!
ヒナギク
「あっ、たきなちゃん」
たきな
「ヒナギクさんですか」
鈴を入手するため、神社へ向かう桂ヒナギクと、井ノ上たきな……
ヒナギク
「神社はこの先よね?急ぎましょう」
たきな
「……待ってください、ハンターです」
ヒナギク
「え……本当だわ!」
ハンター4
「…………」
しかし、1体のハンターが2人の行く手を阻む……!
ハンター4
「…………」
ヒナギク
「あのハンターがどこかに行くまで、ここで待っていた方がよさそうね」
たきな
「そうですね……無理は禁物です」
クマ6
「がおー」
さらに、背後から1頭のクマが接近……!
ハンター4
「…………」
ヒナギク
「もう行ってもいいかしら……?」
たきな
「いえ、まだ振り返られると追われる可能性があります。もう少し待ちましょう」
しかし、2人はクマの接近に気づいていない!
クマ3
「がおー?がおーーー!!!」
ヒナギク
「えっ、何!?」
たきな
「後ろにクマがいます!逃げましょう!」ダッ
ハンター4
「…………!」ダッ
クマの鳴き声に気づいた前方のハンターが、2人の確保へ向かう!
クマ3
「がおーーー!!!がおーーー!!!」
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ヒナギク
「ハンターも来ちゃった……これはちょっとマズいわね……!」タッタッタッ
たきな
「私としたことが……ハンターに気を取られてクマに気づかないなんて……!」タッタッタッ
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ハンターの標的となったのは……
ヒナギク
「こっちに来たわね……!」タッタッタッ
ヒナギクだ……!
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ヒナギク
「……でも、この距離なら何とか……!」タッタッタッ
学力と並び高い身体能力を誇るヒナギク、ハンターを振り切れるか!?
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ヒナギク
「またクマ……でも、この際立ち止まっている暇はないわ!」タッタッタッ
クマ10
「がおー?がおーーー!!!」
ハンター2
「…………!」ダッ
2頭目のクマの鳴き声を聞き、2体目のハンターも動き出す……!
クマ10
「がおーーー!!!がおーーー!!!」
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ヒナギク
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
ヒナギク
「……!!2体目!?」
前方から、現れた……!
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
ヒナギク
「ま、マズいわ……いやぁっ!!」ポン
60:24
桂ヒナギク 確保
残り11人
ヒナギク
「ハァ……捕まっちゃった……」
ヒナギク
「結構逃げ切る手ごたえはあったのに……悔しいわ~!」
白皇学院の秀才、ハンターの挟み撃ちに散った……!
Prrrr! Prrrr!
たきな
「ヒナギクさん、確保ですか……」
孝士
「え、ヒナギクさんが!?嘘だろ~!?」
成幸
「っていうか、確保ペースえげつないな……これ、俺が捕まるのも時間の問題だぞ……」
ミッション発令からわずか4分足らずで3人が確保され、残る逃走者は11人となった!
60:00
360,000円
残り11人
愛宕洋榎/和泉沢愛生/一姫/井ノ上たきな/小瀬川白望/巽紺/土間うまる/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/唯我成幸
鈴所持 1人
愛宕洋榎
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.20 )
- 日時: 2023/01/30 22:46
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
和
「ここが神社ですね……?」
神社には、原村和が到着!
巫女
「…………」
和
「巫女さんが立っています……あの方から鈴をもらえばいいんですね?」
ヒバリ
「着いたわ……ここが神社ね」
さらに、雲雀丘瑠璃もやって来た!
巫女
「もしかして、あなたも鈴をお求めですか?」
和
「はい……クマに追われているもので……」
巫女
「それでは、この鈴をどうぞ」
和
「ありがとうございます」
ヒバリ
「あたしにも1つ、下さい!」
巫女
「はい、この鈴があれば猛獣の類は寄り付かなくなるはずです」
原村和・雲雀丘瑠璃 鈴獲得
残り8人
和
「これで通報の心配はなくなりました」
ヒバリ
「何だかほっとしたわ……ハンターが減ったわけでもないのに」
洋榎
「まいったな、やることがなくなってしもうた……」
一方、ミッションクリア第1号となり手持無沙汰な状態の愛宕洋榎……
洋榎
「おっ、クマがおる」
クマ7
「がおー」
近くに、1頭のクマを発見……!
洋榎
「この鈴がホンマに効くかどうか、試してみよか」
クマ7
「がおー?」
洋榎
「ほーら、鈴やで~」チリンチリン
クマ7
「……がおー……」
洋榎
「おぉ……静かになっとる!これは効果テキメンやな!」チリンチリン
クマ7
「……がおー……」
洋榎
「ほら、残念ねんねんまた来年~」チリンチリン
鈴を持つ洋榎は、クマに出会ってもハンターに位置情報が伝えられることがない……!
シロ
「……ハァ……」
シロ
「……クマ、ダルい……」
ミッション発令後も断固としてその場を動かない小瀬川白望……
シロ
「……これって、他の人に取ってきてもらうこと、できないのかな……?」
シロ
「……電話してみよう……やってくれそうな人に……」
他の逃走者に電話をかけ、鈴を持ってきてもらう作戦のようだ……!
Prrrr! Prrrr!
たきな
「白望?何でしょうか……」
電話の相手に選んだのは、一流リコリスの井ノ上たきなだ……!
たきな
『もしもし、私に何の用ですか?』
シロ
『あ……井ノ上さん……』
たきな
『早く用件を言ってください。こっちは暇じゃないんです』
シロ
『……鈴、取ってきて……』
たきな
『……は?』
シロ
『今、銅像の裏に隠れてるから……私の分の鈴も持ってきて……』
たきな
『嫌です!大体、何で私が貴方のために働かないといけないんですか』
シロ
『……動くの、ダルい……』
たきな
『知りません!自分の鈴は自分で取りに行ってください!』ピッ
ツーツーツー
シロ
「……切られた……」
たきな
「まったく……何なんですか!?人を道具のように!」
一姫
「神社はまだかにゃ~?」
一姫
「鈴がないと危険にゃ……急ぐにゃ~!」
鈴を入手するため、神社に向かう一姫……
一姫
「……にゃ!?クマだにゃ!」
クマ8
「がおー」
しかし、近くにクマを発見し、思うように動けない……!
一姫
「あのクマに見つかったら一巻の終わりにゃ……ハンターが来て、捕まってしまうにゃ」
クマ8
「がおー」
一姫
「早く鈴が欲しいにゃ……あのクマ、どこかに行くにゃ!」
行路を塞がれ、足止めだ……!
紺
「だ、誰もいないわよね……?」
紺
「多分もうすぐのはず……神社は……っ!あれだわ!」ダッ
神社を見つけた巽紺、すぐさま巫女の元へ駆け寄る!
紺
「ハァ、ハァ……」タッタッタッ
巫女
「あっ、来ましたね」
紺
「貴方が巫女さんですよね?鈴が欲しいんです、1つ下さい!」
巫女
「はい、こちらをどうぞ」
紺
「あっ、ありがとうございます!」
巽紺 鈴獲得
残り7人
紺
「よ、よかったわ~……これで通報されることはないのね?」
紺
「……でも、ハンターに追われなくなったわけではないわ。これからも油断せずに行きましょう」
成幸
「ハァ、ハァ……結構遠いな、神社……」
成幸
「すぐ行けると思ったんだけど……上り坂がキツいな……!」
神社は上り坂の上にあるため、距離以上に体力を奪われる……!
成幸
「俺がもう少し要領のいい人間だったら、運動に割く時間もあったかもしれないんだが……」
成幸
「今になって体力のない自分が情けなくなってきたな……」
高い学力を誇る一方、低い身体能力がネックとなっている成幸にとっては、このミッションは一筋縄ではいかない……!
うまる
「やっと山腹エリアだ……この坂を登れば神社に行けるんだよね……?」
うまる
「……でも、最後まで慎重に行かないと……」
ようやく神社のある山腹エリアの入り口にやって来た土間うまる……
うまる
「前回の最後、ハンター15体になって分かったんだけど……一度見つかると、もう逃げようがないからね……」
うまる
「クマだってハンターと同じだから、気をつけなきゃ……」
うまる
「……!いる!」
クマ1
「がおー」
うまるの行く先に、1頭のクマ……
うまる
「見つかったらハンターが来ちゃうからね……焦らずここは様子を見ようか」
クマ1
「がおー」
うまる
「あのクマがいなくなったら……って、後ろにも!」
クマ2
「がおー」
クマ3
「がおー」
さらに、後方から2頭……!
うまる
「こっちに来てる……しかも2頭いる……!」
クマ2
「がおー」
クマ3
「がおー」
うまる
「かといって前にはもう1頭いるし……どうしよう……?」
うまる、しのげるか!?
58:00
384,000円
残り11人
愛宕洋榎/和泉沢愛生/一姫/井ノ上たきな/小瀬川白望/巽紺/土間うまる/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/唯我成幸
鈴所持 4人
愛宕洋榎/巽紺/原村和/雲雀丘瑠璃
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.21 )
- 日時: 2023/01/30 22:47
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
クマ1
「がおー」
クマ2
「がおー」
クマ3
「がおー」
うまる
「よく考えなくても、これって大ピンチだよね……」
前方と後方を合計3頭のクマに囲まれ、絶体絶命のうまる……!
クマ1
「がおー」
クマ2
「がおー」
クマ3
「がおー」
うまる
「……!そうだ、あの方法がある!」
クマ2
「がおー」
クマ3
「がおー」
クマ2
「がおー」
クマ3
「がおー」
気づかれなかったようだ……!
うまる(干物妹)
「やった……気づかれなかった!」
うまる(干物妹)
「やっぱりこれ、便利だね!隠れるとき助かるよ!」
うまるーん
うまる(美妹)
「これでとりあえず一安心……だけど、道が完全にふさがれちゃったなぁ……」
うまる
「仕方ない……別のルートで行こう」
孝士
「ハァ、ハァ……神社……神社はどこだ……?」
山腹エリアで神社を探す南雲孝士……
孝士
「おかしいな……この辺のはずなのに……」
和
「どうかしましたか」
孝士
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
出会ったのは、原村和だ……!
和
「うるさいですよ……ハンターに見つかったらどうするんですか」
孝士
「……!で、でかい……あてなさんのと、どっちの方がすごいんだろう……?」
和
「……聞いていますか?」
孝士
「……!すっ、すみません!……あれ、もしかしてそれって……」
和
「これですか?クマ除けの鈴ですが」
孝士
「やっぱり!ということは、和さんはもう神社に行ったということですね!?」
和
「はい……神社はあの階段を登ればすぐですよ」
孝士
「和さん、ありがとうございます!場所が分からなくて困っていたんです!」
和
「そうですか……力になれたのなら何よりです」
和から神社の場所を聞き、ミッションクリアへ一歩前進だ……!
たきな
「地図によると、この階段の上にあるはずです」
たきな
「ありました、あれですね」
神社には、井ノ上たきなが到着!
巫女
「貴方も鈴をお求めですか?」
たきな
「はい、クマ除けの鈴が必要です」
巫女
「それでは、こちらをどうぞ」
たきな
「ありがとうございます、助かります」
井ノ上たきな 鈴獲得
残り6人
たきな
「とりあえず、これで通報の心配はなくなりましたね」
たきな
「後は次に備えておくだけです」
シロ
「……ハァ……」
シロ
「……動くの、ダルい……」
そのたきなに断られてなお、未だに一歩も動いていないシロ……
シロ
「次は誰にかけようかな……」
シロ
「……やってくれそうな人は……」
しかし、めげずに2度目のチャレンジだ……!
Prrrr! Prrrr!
紺
「ひゃっ!?……何だ、電話か……」
電話の相手は、既にミッションをクリアしている巽紺だ……!
紺
『もしもし、シロ?』
シロ
『……今、どこにいる……?』
紺
『私?山腹エリアよ。ついさっき鈴をもらったところ』
シロ
『ちょうどよかった……私の分の鈴、取ってきて……』
紺
『……はぁ?何言ってるのよ、それくらい自分で――』
シロ
『……動くの、ダルい……』
紺
『動くのが……ダルい?』
ハンター4
「…………」
通話中の2人のいずれかに、ハンターが迫る……!
シロ
『ここから神社は時間かかりそうだから……近くにいる紺なら、ちょうどいいと思って……』
紺
『そんなこと言われても……これ、1人で2つももらっていいのかしら?』
ハンター4
「…………」
徐々に近づく、黒い影……!
シロ
『別にダメとはどこにも書いてない……』
紺
『そういう問題じゃないと思うんだけど……』
ハンター4
「…………」
ハンター4
「…………!」ダッ
見つかったのは、どっちだ!?
56:30
402,000円
残り11人
愛宕洋榎/和泉沢愛生/一姫/井ノ上たきな/小瀬川白望/巽紺/土間うまる/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/唯我成幸
鈴所持 5人
愛宕洋榎/井ノ上たきな/巽紺/原村和/雲雀丘瑠璃
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.22 )
- 日時: 2023/01/30 22:48
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
紺
『こういう話してる間に行けばいいじゃない』
シロ
『……でも……ダルい……』
鈴を巡り電話で話す2人……
ハンター4
「…………!」ダッ
ハンターに見つかったのは……
シロ
『とりあえず、一度戻って――』
紺
『はっ、ハンターだわ!』ピッ
紺だ……!
ツーツーツー
シロ
「……また切れた……」
ハンター4
「…………」タッタッタッ
紺
「ダメ……来ないで~!」タッタッタッ
[TATSUMI]
ハンター4
「…………」タッタッタッ
紺
「い……いやぁぁぁぁぁっ!!!」ポン
55:53
巽紺 確保
残り10人
紺
「ハァ、ハァ……そんな……私、鈴取ったのに……」
鈴を入手しても、ハンターを避けることはできない……!
Prrrr! Prrrr!
[確保情報 巽紺確保、残り10人]
シロ
「あ……捕まった……」
シロ
「……紺、来てくれそうだと思ったのに……」
シロ
「……ハァ……私が行くしかないのか……」
作戦が失敗したシロ、ようやく銅像を離れ、神社へ動き始めるようだ……!
シロ
「ハァ……ダルい……」
成幸
「ゼェ、ゼェ……着いた、神社だ……!」
神社には、唯我成幸が到着!
成幸
「あの、すみません!巫女さんですよね?」
巫女
「はい、いかにも」
成幸
「鈴が欲しいんですが、1つもらえませんか?」
巫女
「はい……こちらをどうぞ」
成幸
「鈴だ……ありがとうございます!」
唯我成幸 鈴獲得
残り5人
孝士
「ハァ、ハァ……やっと着いた~!」
成幸
「おっ、南雲ー!鈴はこっちだ!」
孝士
「あっ、唯我さん!今行きます!」
さらに、南雲孝士も到着……!
巫女
「はい、こちらがクマ除けの鈴です」
孝士
「やった……ありがとうございます!」
南雲孝士 鈴獲得
残り4人
成幸
「これで俺たちは安心だな」
孝士
「はい……何だかほっとしましたよ……」
成幸
「男性陣、もう残ってるのは俺らだけだからな……絶対逃げ切ろう」
孝士
「はい……そうですね!」
愛生
「ハァ、ハァ……この坂、一体どこまで続くんだろう……?」
愛生
「神社は、まだかな……?」
神社への上り坂に苦戦中の和泉沢愛生……
愛生
「疲れてきた……でも、ここで立ち止まるわけには……!」
愛生
「私は……108万円持って帰るって決めたんです!朝くんのために!」
愛生
「ここで諦めてしまっては、その夢も消えてしまうから……早く神社に――ってハンター!」ダッ
ハンター1
「…………!」ダッ
突如、ハンターが出現!
ハンター1
「…………」タッタッタッ
愛生
「これはピンチ……でも、この坂を下っていけば、もしかしたら……!」タッタッタッ
坂を下り、全速力で逃げる……!
ハンター1
「…………」タッタッタッ
愛生
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター1
「…………」タッタッタッ
愛生
「ハァ、ハァ……これで、どうでしょうか……?」
ハンター1
「…………?」
下り坂を利用し、上手く撒いたようだ……!
愛生
「ハァ、ハァ……危なかった……今度こそ、ダメかと思った……」
愛生
「途中でクマに遭ったらどうしようとか考えたけど、何事もなくてよかった……」
ハンター1
「…………」
しかし、恐怖はまだ終わらない……!
愛生
「……って、安心ばかりもしていられないね……早く鈴を取りにいかないと……」
ハンター1
「…………」
愛生
「ハンター、いませんよね……?」
クマ4
「がおー」
ハンターの様子をうかがう愛生に、1頭のクマが迫る……!
ハンター1
「…………」
愛生
「い、行きます!」
クマ4
「がおー?がおーーー!!!」
愛生
「えっ、クマ!?」
クマ4
「がおーーー!!!がおーーー!!!」
愛生
「ダメ……逃げないと……!」ダッ
愛生の運命は!?
53:30
438,000円
残り10人
愛宕洋榎/和泉沢愛生/一姫/井ノ上たきな/小瀬川白望/土間うまる/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/唯我成幸
鈴未所持 4人
和泉沢愛生/一姫/小瀬川白望/土間うまる