二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中:ハンターと熊の孤島[完]
- 日時: 2023/01/30 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
Tame the beast.
<逃走者一覧>
愛宕洋榎(咲-Saki-シリーズ)
和泉沢愛生(恋愛フロップス)
一之瀬花名(スロウスタート)
一姫(雀魂)
井ノ上たきな(リコリス・リコイル)
上杉風太郎(五等分の花嫁)
海野凪(カッコウの許嫁)
桂ヒナギク(ハヤテのごとく!)
小瀬川白望(咲-Saki-シリーズ)
巽紺(うらら迷路帖)
田中(田中くんはいつもけだるげ)
歳納京子(ゆるゆり)
土間うまる(干物妹!うまるちゃん)
南雲孝士(女神寮の寮母くん。)
原村和(咲-Saki-シリーズ)
雲雀丘瑠璃(あんハピ♪)
平沢唯(けいおん!)
水原千鶴(彼女、お借りします)
唯我成幸(ぼくたちは勉強ができない)
(全19名・五十音順)
<ゲーム概要>
制限時間:90分
賞金:1秒200円ずつ上昇、逃走成功で108万円獲得
ハンターの数:4体
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.3 )
- 日時: 2022/10/28 23:30
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
和
「もうすぐでしょうか……?」
凪
「この雰囲気……相変わらずだな……」
シロ
「……ダルい……」
ゲーム開始前、エリアに散る19人の逃走者たち……!
うまる
「2回目だけど、やっぱり緊張するね……」
花名
「うぅ……もう既に怖いよ……!」
たきな
「連絡はまだでしょうか?始めるならさっさと始めて欲しいのですが」
Prrrr! Prrrr!
成幸
「……!メールか!」
洋榎
「[これよりゲームを始める] いよいよか……血ぃたぎってきたわ!」
紺
「[制限時間は90分 最後まで逃げ切ることができれば賞金108万円を獲得できる] 90分……長いわね……!」
孝士
「[10秒後、エリアに4体のハンターが解き放たれゲームがスタートする それでは、健闘を祈る] え……10秒後!?」
まもなく4体のハンターがエリアに転送され、恐怖のゲームがスタートする!
[10]
一姫
「カウントダウンにゃ!」
[9]
風太郎
「おいおいおい……少しくらい待ってくれよ……」
[8]
ヒバリ
「せわしないわね……」
[7]
田中
「……眠い……」
[6]
ヒナギク
「あと5秒……」
[5]
京子
「よっしゃ!カネいただくぞ~!」
[4]
愛生
「は、始まる……!」
[3]
[2]
[1]
シュン!
ハンター×4
「…………」
[90:00]
[89:59]
[89:58]
ハンター×4
「…………!」ダッ
ゲームが、始まった……!
千鶴
「……始まったみたいね……」
唯
「よ~し!頑張るよ~!」
ハンター1
「…………」
ハンター2
「…………」
エリアに解き放たれたのは、4体のハンター
ハンター3
「…………」
ハンター4
「…………」
ハンターは超人的なスピードとスタミナを併せ持つ未来の高性能アンドロイド
逃走者たちは、これより90分間このアンドロイドから逃げ回る!
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.4 )
- 日時: 2022/10/26 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
うまる
「始まったね……逃走中!」
《完璧美少女》
《土間うまる》
うまる
「前回は私のせいで全滅しちゃったから……今回はミッションクリアできるように頑張る!」
うまる
「もちろん、目指すは逃走成功だよ!」
前回に引き続いての参戦となったうまる
果たして、前回のリベンジを果たせるか……?
たきな
「制限時間は90分ですか……」
《Direct Attackのエージェント》
《井ノ上たきな》
【目標金額は?】
たきな
「お金のことなんてどうでもいいんです……今の私に必要なのは、『結果を出すこと』ですから」
たきな
「この90分も生き残ることができないようでは到底本部に戻ることなんてできませんから……最後まで逃げ切ることだけを意識します」
現在は千束と同じ喫茶リコリコに身を置くたきな
このゲームで結果を残し、DA本部復帰を目論んでいるようだ……!
たきな
「ハンターは4体……常に注意しておく必要がありますね」
たきな
「もし銃が使えるのなら、敵ではないのですが……」
相変わらず銃を携帯しているたきなだが、ゲーム中の使用は厳禁だ……!
花名
「うぅ……本当に始まっちゃったよ……」
《17歳の高校1年生》
《一之瀬花名》
花名
「ハンター、どこから出たんだろう……?」
花名
「もうどこにいるか分からないよ……1歩も動きたくない……!」
ハンター4
「…………」
エリアに解き放たれたハンターは4体
逃走者が動かずとも、ハンターは動き続ける……!
孝士
「うわぁ……ドキドキするなぁ……」
《女神寮の寮母》
《南雲孝士》
孝士
「なんだろう、この……どこから出てくるか分からない緊張感……」
孝士
「……こんなに緊張してるの、久しぶりだよ……」
過剰にハンターに怯える孝士……
孝士
「ハンター、もうすぐそこにいるような気がする……」
ヒナギク
「誰がいるって?」
孝士
「うわぁぁぁぁぁ!?!?」
ヒナギク
「孝士くん、驚きすぎ……」
《白皇学院生徒会長》
《桂ヒナギク》
孝士
「ひ、ヒナギクさん……」
現れたのは、桂ヒナギク……!
ヒナギク
「今からそんなに腰を抜かしているようじゃ、最後まで持たないわよ?」
孝士
「た、確かにそうですが……」
ヒナギク
「まだ序盤も序盤よ。もっとリラックスしたらどうかしら?」
孝士
「……こうして誰かといると、少し気持ちが楽になります」
ヒナギク
「そう?それならよかったわ……じゃあ、しばらく一緒に行動しようか?」
孝士
「ヒナギクさん……ありがとうございます、是非!」
流れで、共に行動するようだ……!
凪
「相変わらずこの雰囲気には慣れないな……」
《万年2番手の優等生》
《海野凪》
凪
「そういえば、今回も自首はできるんだよな?一応電話の場所を調べておくか……」
前回出場時に自首を成立させている凪……
【前回の賞金の使い道は?】
凪
「1円も使ってないぞ……しっかりと貯金してある」
凪
「いざという時のためのたくわえは重要だからな……カネは容易く使うべきじゃない」
堅実な生き筋を貫く男……!
凪
「そういえば、前回も1人自首が出たらしいじゃないか。確か、田中だったっけか……?」
田中
「……疲れた……」
《低燃費高校生》
《田中》
田中
「今回も電話の近くに隠れようと思ったのに、全然隠れ場所がない……」
田中
「本当に疲れた……もう歩きたくない……」
前回自首を成立させ唯一の賞金獲得者となった田中
今回も、自首する気は満々だ……!
田中
「この際どこでもいいや……もう歩けないし……」
田中
「……あの銅像とか、どうだろう……?」
廃墟エリアにて銅像を見つけた田中……
田中
「…………」
シロ
「……ダルい……」
《宮守女子高校麻雀部先鋒》
《小瀬川白望》
田中
「……誰かいる……」
その裏にいたのは、小瀬川白望……
シロ
「……田中……」
田中
「…………」
シロ
「……田中も隠れたいの?それなら――」
田中
「いや、いい……」
シロ
「……行っちゃった……」
田中
「ハァ……もう歩きたくない……」
体力は限界だが、1人でいることの方が重要のようだ……!
風太郎
「うわ、すげぇな……もう2万円か……」
《五つ子の家庭教師》
《上杉風太郎》
風太郎
「冷静に考えて、1秒で200円稼げる世界ってすげぇよな……」
風太郎
「何もしてないのにカネが増えていく……むしろ罪悪感すら感じるな」
1秒ごとに増えていく賞金に目がくらむ上杉……
ハンター3
「…………」
その近くに、ハンター……!
風太郎
「最後まで逃げ切ったら108万円か……額がデカすぎて実感が湧かないな」
ハンター3
「…………」
風太郎
「まぁでも、捕まったら意味がないからな……」
風太郎
「まだ始まったばかりだし、今はあまりカネのことは考えないようにしておこう」
ハンター3
「…………」
[________]
[UESUGI]
ハンター3
「…………!」ダッ
見つかった……!
風太郎
「とりあえず――ってヤベェ来てんじゃん!」ダッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
風太郎
「こんなに早く見つかるとは……まだエリアの下見すら終わってないってのに……!」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
風太郎
「や、ヤバい……速すぎる……!」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
風太郎
「く……来るな、近寄るなーーー!!!」ポン
87:18
上杉風太郎 確保
残り18人
風太郎
「ハァ、ハァ……なんだコレ……速すぎるだろ……!」
見せ場なく、撃沈……!
風太郎
「まさか最初の確保とは……こんなんじゃアイツらに合わせる顔がねぇよ……」
Prrrr! Prrrr!
愛生
「メール……いきなり何でしょうか……?」
確保情報は、メールで通知される……!
[確保情報 上杉風太郎確保、残り18人]
洋榎
「うわ、早っ!!まだ3分しか経っとらへんがな!」
唯
「あちゃ~、もう確保者が出ちゃったよ……」
紺
「始まったわね……逃走中……!」
ハンター2
「…………」
ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得できる……
それが…………
Run for Money
逃走中
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.5 )
- 日時: 2023/01/30 22:30
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
和
「廃墟でしょうか……人が住んでいた痕跡はありますが、今は到底そうは思えませんね……」
成幸
「熊の島って言うぐらいだからそこら中にクマがいるものだと思ってたんだが……今のところ1匹もいないな……」
舞台は、野生のクマが生息すると言われているとある孤島
総面積にして東京ドーム3個分のこのエリアを、18人の逃走者が逃げ回る!
【エリア概観】
山腹
/ | \
森林 ― 廃墟 ― 断崖
\ | /
砂浜
【詳細】
<廃墟>
島の北部にある山のふもとにある、老朽化した建造物が乱立している小規模の街。建造物の内部に入ることは不可。
<断崖>
東部の海に向かって突き出した崖。まばらに植えられた木々以外には障害物が存在せず、見通しは比較的良い。
<砂浜>
海に面した砂浜。障害物がほとんどなく、断崖エリア以上に見通しがいい。
<森林>
高木が多数生い茂っており、見通しが悪い。森林の中には道があるが、分かれ道は少ない。
<山腹>
北に向かって傾斜が存在する。森林と同様こちらにも木々が存在するため比較的見通しが悪いが、頂上部分にある神社からはエリアの大部分を俯瞰することができる。
京子
「うっひょぉぉぉ!すごい速さでお金が増えていくぞ!」
千鶴
「逃げ切ったら108万円……これ、レンカノ何回分なのかしら……?」
賞金は1秒200円ずつ上昇
90分間逃げ切れば、108万円を獲得することができる!
ヒバリ
「これが自首用電話ね……?」
ヒバリ
「自首するかどうかは分からないけど……一応、選択肢として持っておくのも悪くないわね」
さらに、このゲームでは自首も可能
砂浜エリアに1台存在する自首用電話から自首を申告すればゲームをリタイアし、その時点までの賞金を獲得することができる!
ハンター4
「…………」
ただし、エリア内には4体のハンター
ハンター1
「…………」
ハンターに捕まればその時点で即失格
賞金は、ゼロ……!
一姫
「前回初めて出て、1つ分かったことがあるにゃ……」
《魂天神社の巫女》
《一姫》
一姫
「このゲーム、全然ちょろすぎるにゃ!」
一姫
「確かに、ハンターは速いにゃ……真っ向勝負では勝ち目は到底ないにゃ」
一姫
「……でも、見つからなければハンターに追われることもないにゃ!」
一姫
「見つかるよりも先に私がハンターを見つければいいのにゃ……これで楽勝にゃ!」
ハンターを先に見つけて回避する作戦の一姫
果たして、最後まで逃げ切れるのか……?
【目標金額は?】
唯
「目標金額?もちろん108万円だよ!」
《「放課後ティータイム」リードギター担当》
《平沢唯》
【使い道は?】
唯
「使い道かぁ……う~ん……」
唯
「……はっ、合宿!みんなで合宿行こう!」
唯
「私たち、合宿はムギちゃん頼りだからね……ここで108万円とれば、私がみんなを合宿に連れて行くことができるよ!」
唯
「何なら、毎日合宿だって夢じゃないかも!」
同じバンドのメンバーのために賞金を獲得することはできるのか……?
京子
「いや~、前から出てみたいって思ってたから、今回出れて超嬉しいよ!」
《天才でオタクな中学2年生》
《歳納京子》
京子
「このなんとも言えないスリルと、お金が増えていく興奮がたまらないな!」
京子
「楽しみすぎて昨日は一睡もできなかったから今超眠いけど、逃走成功目指して頑張るぞ!」
記念すべき第1回にてドラマパートの俳優としての出演を果たしている京子
逃走者としては初出場となる今回、どんな逃走劇を見せてくれるのか……?
【賞金の使い道は?】
洋榎
「いやそれがな、聞いてや」
《姫松高校麻雀部中堅》
《愛宕洋榎》
洋榎
「昨日の夜、絹と今日のこと話しとったんや」
洋榎
「絹がな、『お姉ちゃん、明日逃げ切ったら108万もらえるんやろ?』言うから『せやで。絹、何か欲しいものあるか?』て聞いたら何て言うたと思う?」
洋榎
「絹な、『新しいパソコンが欲しい』って言うんや。『何や、壊れたんか』て聞いたら、『いや、最新の機種に買い替えたい』言うんや。アホやろ~?パソコンなんて使えればオンボロでもええねん」
洋榎
「それで『何で買い替える必要があるんや』言うたら、『お姉ちゃん、最新の機種はな、通信速度が速いんや』言うんや。通信速度なんて普通でええやろ思っとったんやけど、絹によると『通信速度が速いとパソコンで麻雀打ってても落ちひん』らしいで。ウチはパソコンで打ったことあらへんから分からんのやけど、どうやら最近はネットで打つのも流行っとるらしいんや。せやから――」
話が長いので、これ以上は割愛だ……!
紺
「は……ハンター、いないわよね……?」
《見習いうらら》
《巽紺》
紺
「ある程度は覚悟していたけど……まさかこんなに緊張するなんて……!」
紺
「ハァ……呼吸が苦しくなってきたわ……」
初めての雰囲気に怯える紺……
紺
「この誰かに追われてるっていう緊張感……気が狂いそうだわ」
ハンター3
「…………」
そこに迫る、黒い影……!
紺
「こんなのが楽しいだなんて、本当に千矢はどんな神経してるのよ……」
ハンター3
「…………」
紺の運命は!?
86:00
48,000円
残り18人
愛宕洋榎/和泉沢愛生/一之瀬花名/一姫/井ノ上たきな/海野凪/桂ヒナギク/小瀬川白望/巽紺/田中/歳納京子/土間うまる/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/平沢唯/水原千鶴/唯我成幸
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.6 )
- 日時: 2023/01/30 22:31
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
紺
「千矢は逃げ足が速いからいいかもしれないけど……私は見つかったらそこで終わりなのよ……」
ハンター3
「…………」
紺
「お……落ち着きましょう。まだ序盤も序盤よ……とりあえず冷静に――」
成幸
「巽、どうしたんだ?」
紺
「ひゃあぁぁぁっ!?!?」
成幸
「……!!ゴメン巽、大丈夫か?」
《努力の秀才》
《唯我成幸》
紺
「ゆ……唯我くん……?」
背後から現れたのは、成幸だ……!
成幸
「すまん……驚かせるつもりはなかったんだが」
紺
「ううん、私が不注意だったのも悪いし……」
成幸
「巽、緊張してるのか?」
紺
「始まる前からずっとしてるわよ……いつハンターが出てくるか分からないし……」
成幸
「まぁ、いきなりこんな状況に放り込まれたら確かに緊張するよな……」
紺
「まさかここまで怖いものだと思わなかったわ……私、もう既に帰りたいかも……」
成幸
「俺も試験のときとか、最初は緊張しっぱなしでそんな感じだったな……でも、そういう時は今までの自分を思い返すんだ」
紺
「今までの……自分……?」
成幸
「そう。『今まで自分はこの日に向けて沢山勉強してきたんだ!やれることは全部やったんだから、絶対に大丈夫なはずだ!』って自分に言い聞かせて、自信を持つようにしてたんだ」
紺
「…………」
成幸
「そうすると、何だか緊張がほぐれて、本来の実力が出せるようになったんだ……巽も、緊張してるなら――」
紺
「私、この日に向けて何もしてないわ……」
成幸
「あ……そういや俺も運動とか、何もしてないな……」
紺
「何よ……全然ダメじゃない!」
成幸
「す……すまん!でも、ここに来た以上は何とかして乗り切るしかない!根拠なしでもいいから自分に自信を持つんだ!」
紺
「さっきの会話で逆に自信なくしたわよ~~!!」
先行きが心配な、2人……!
和
「まだ始まってから5分ですか……」
《清澄高校麻雀部副将》
《原村和》
和
「前回もそうだったのですが、このゲームに参加していると本当に時間が経つのが遅く感じてしまいます」
和
「時の流れが遅くなるなんてあり得ない話なのに……馬鹿げていますよね」
対局においては、確率重視のデジタル麻雀を徹底する原村和……
和
「……!ハンター、見つけました」
ハンター4
「…………」
その近くに、ハンター……!
和
「ここは危険です……離れましょう」
速やかに、ハンターとの距離を取る……
ハンター4
「…………」
和
「…………」
和
「……なっ……行き止まりですか……!」
しかし、和の行く先に道はない……!
ハンター4
「…………」
和
「今から戻るのはあまりにも危険すぎます……ここに隠れるしかありません」
やむを得ず、行き止まりに身を潜める……!
ハンター4
「…………」
和
「……もしあのハンターがここに来たら……残念ですが、私が生き延びる道はなさそうですね……」
ハンター4
「…………」
和
「ここに来ないことを祈るしかありません……」
果たして、やり過ごせるか!?
ハンター4
「…………」
和
「…………」
[________]
ハンター4
「…………」
和
「……行ったみたいですね……」
上手くやり過ごしたようだ……!
和
「……ですが、今私が確保されなかったのは幸運に過ぎません」
和
「同じ失敗をしないよう、地図で道を全て確認しておきましょう」
千鶴
「このあたりは、ハンターの目から逃れるには絶好のスポットといったところかしら」
《Diamond所属のレンタル彼女》
《水原千鶴》
千鶴
「分かれ道が少ないから見つかると厄介だけど……隠れる場所には困らなさそうね」
千鶴
「……あれは……?」
森林エリアを散策する千鶴が見つけたのは……
千鶴
「これは……扉、かしら……?」
千鶴
「……でも、かんぬきがかかってるということは、立ち入り禁止ということなのかしら……?」
千鶴
「……まぁ、いずれにしてもエリアの範囲外だから用はないんだけど」
千鶴が見つけたのは、森林エリア最奥部に存在する門
3本のかんぬきがかけられたこの扉が、後に逃走者たちの運命を左右することとなる……!
千鶴
「次は山の方にでも行ってみようかしら……?」
愛生
「これは……予想以上に怖いね……」
《5人のまとめ役》
《和泉沢愛生》
愛生
「鬼ごっこのようなものだと思ってたけど……あんなに生易しいものじゃないね……」
愛生
「……でも、これは間違いなく朝くんへのアピールのチャンス!」
愛生
「私が最後まで逃げ切ることができれば、朝くんは絶対に私のことをよく見てくれるはず……!」
愛生
「それに、賞金だって沢山もらえる……私たちは置いてもらってる身だから、ここで108万円を持って帰って朝くんの力になりたい!」
他の3人の転入生+教師とともに柏樹朝の家に居候をしている身として、賞金は何としても全額持って帰りたいようだ……!
ヒバリ
「いざ始まってみると、結構緊張するものね……」
《悲恋を抱えし高校生》
《雲雀丘瑠璃》
ヒバリ
「……でも、あたしにはあの人がいるわ……」
ヒバリ
「こういう時は、あの人のことを考えると心が落ち着くの……」
【「あの人」とは?】
ヒバリ
「……っ!//」
ヒバリ
「なっ……何でもないわ、気にしないでもらえるかしら?」
工事現場の看板への想いを力に変え、どこまで逃げることができるのか……?
83:30
78,000円
残り18人
愛宕洋榎/和泉沢愛生/一之瀬花名/一姫/井ノ上たきな/海野凪/桂ヒナギク/小瀬川白望/巽紺/田中/歳納京子/土間うまる/南雲孝士/原村和/雲雀丘瑠璃/平沢唯/水原千鶴/唯我成幸
- Re: 逃走中~ハンターと熊の孤島~ ( No.7 )
- 日時: 2023/01/30 22:32
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
――――――――
ここは海の真ん中に浮かぶ孤島
かつては数千人の住人を擁し繁栄していた島だが、島外への移住が進んだ結果現在は住民がほとんどいない廃れた島となっている
移住の理由には利便性、資源の枯渇などが挙げられるが、最大の理由は……
クマ
「がおー」
クマ
「がおー」
……そう、クマの発生である
発生の原因は分かっていないが、突如としてクマの一族がこの島に棲みつくようになって以降、住民は日常的にその脅威にさらされることとなってしまった
クマ
「がおー」
クマ
「がおー」
対策として建設された「門」により何とか住民とクマの生活区域の隔絶には成功したものの、クマの存在により破壊された生活の歯車は戻ることはなく、結果的にこの島には1人の住民も残ることはなかった……
――――――――
綾木
「よし、早速ミッションを発令するとしよう」
カンナ
「おっ、ミッションタイムだね!」
ピーリー
「最初はどんなミッションを?」
綾木
「まぁ、最初は肩慣らし程度だ。これくらいならきっとすぐにクリアしてくれるだろう」
▶[MISSION1]
シュン!
ハンター
「…………」
ゲームマスターにより、エリア内に3つのハンターボックスが出現
この後、逃走者たちに最初の試練が課せられる!