二次創作小説(新・総合)

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逃走中:真夜中のデスティニーランド[完]
日時: 2023/02/19 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

It’s nightmare time.


<逃走者一覧>
市川京太郎(僕の心のヤバいやつ)
一姫(雀魂)
薄墨初美(咲-Saki-シリーズ)
小田切双葉(三者三葉)
片岡優希(咲-Saki-シリーズ)
加藤恵(冴えない彼女の育てかた)
小熊(スーパーカブ)
後藤ひとり(ぼっち・ざ・ろっく!)
涼風青葉(NEW GAME!)
東横桃子(咲-Saki-シリーズ)
富樫勇太(中二病でも恋がしたい!)
友崎文也(弱キャラ友崎くん)
中野五月(五等分の花嫁)
成神陽太(神様になった日)
錦木千束(リコリス・リコイル)
羽瀬川小鷹(僕は友達が少ない)
星野みやこ(私に天使が舞い降りた!)
真壁政宗(政宗くんのリベンジ)
真屋由暉子(咲-Saki-シリーズ)
本場切絵(干物妹!うまるちゃん)
唯我成幸(ぼくたちは勉強ができない)
雪見小梅(うらら迷路帖)
(全22名・五十音順)


<ゲーム情報>
ゲーム時間:100分
賞金:1秒200円ずつ上昇、逃走成功で120万円獲得
ハンターの数:4体

Re: 逃走中~真夜中のデスティニーランド~ ( No.43 )
日時: 2023/02/19 23:13
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

優希
「解放されたじぇ!自由だじぇーーー!!!」

《タコスの伝道師》
《片岡優希》




優希
「本当に今日ついてるじぇ!運が私に味方してるよ!」



優希
「この流れなら逃げ切れる気が……いや、絶対逃げ切れるじぇ!」


運を味方につけた優希、果たしてこの勢いのまま逃走成功なるか……!?










ユキ
「私、捕まったばかりだったのですが……本当に私が復活でよかったのでしょうか?」

《超常現象大好き少女》
《真屋由暉子》



ユキ
「ですが、2度目のチャンスを頂くことができたのは非常にありがたいですね」



ユキ
「復活したからには、先輩方のためにも逃げ切りたいところですね!」


セカンドチャンスを活かし、先輩たちの期待に応えることはできるのか……!?










五月
「まさか私が本当に復活できるなんて、思いもしませんでしたよ……」

《胃袋は5つ子No.1》
《中野五月》


五月
「確率が最大になったとはいえ、それでも4分の1でしたからね……」



五月
「しかも、よく考えてみたら私のところって最後の矢印じゃないですか……あと少し羽瀬川君の到着が遅れていたら、私の復活はなかったということですからね……」






小鷹
「……?中野じゃないか」

《難聴主人公》
《羽瀬川小鷹》



五月
「……噂をすれば!」


復活を果たしたばかりの五月と、最後のカードを届けた小鷹が合流……!






小鷹
「偶然だな……中野もここにいたのか」


五月
「さっき、復活が決まって牢獄から出てきたばかりですから」


小鷹
「……あぁ、そういえば中野も復活組だったか」


五月
「さっきはどうもありがとうございました……もし羽瀬川君の到着があと少し遅かったら、私の復活はあり得ませんでした」


小鷹
「えっ、そうなのか?」


五月
「まさか自分に見返りがないにもかかわらずあんなに必死に走ってくれるなんて……少し、かっこよかったです」


小鷹
「え?なんだって?」


五月
「……っ!?なっ、何でもありません!」


相変わらず、難聴な男……!










勇太
「すごい……賞金、55万円だって!」

《元ダークフレイムマスター》
《富樫勇太》



勇太
「1秒100円に下がってもこの額って……やっぱり逃走中ってすごいんだな……」



【賞金の使い道は?】



勇太
「そうだな……具体的にはまだ決めてないけど、今度こそ有効活用したいところだな」


勇太
「中学のときは本当に金を無駄にしたからな……でも、あの時の俺はもう卒業したんだ!」


元中二病患者の勇太
その負の遺産は、完全に押し入れの中に封印してある……!



勇太
「……っ、ハンターだ!」









ハンター4
「…………」


近くに、ハンターを発見……!






勇太
「よし、ここに隠れよう……まだ見つかってないよな……?」


咄嗟に柱の陰に身を潜める……!






ハンター4
「…………」






勇太
「…………」






ハンター4
「…………」















[________]
















ハンター4
「…………」



勇太
「行った……みたいだな」


上手くやり過ごしたようだ……!








ぼっち
「残り27分……あと27分もある……!」

《じつはあだ名はお気に入り》
《後藤ひとり》




ぼっち
「だ、誰も来てないよね……?」


階段の下に隠れながら、緊張感MAXの状態で周囲の様子をうかがうぼっち……




ぼっち
「……っ!だ、誰か来る……!」










コツ……コツ……



ぼっちの頭上に響く、恐怖の足音……!




ぼっち
「誰か降りてくる……でも、ここにいれば普通は気づかれないはず……!」






コツ……コツ……






ぼっち
「お願い……そのままどこかに行って……!」






コツ……コツ……






ぼっち
「…………」

















双葉
「あっ、ぼっちちゃん!こんなところにいたんだ~!」

《食欲は出禁レベル》
《小田切双葉》



ぼっち
「ゆ、夢であってほしかった……!」


双葉に、気づかれた……!




双葉
「ぼっちちゃん、あともうちょっとだね~ここまで70分以上も逃げたなんてなんか信じられないよね~」


ぼっち
「あっはい……」


双葉
「最初は緊張したけど、何だかんだで遊園地って楽しいよね~!ぼっちちゃんは遊園地って好き?」


ぼっち
「あっ……いや、そもそもそんなに行ったことなくて……」


双葉
「そうなんだー、私この間高校の友達と3人で行ったんだけどさーすっごく楽しかったよ~!みんなで一緒に――」


ぼっち
「あっ……」パン!


双葉
「……え……ぼ、ぼっちちゃん!?大変、ぼっちちゃんが爆発しちゃった!」


青春コンプレックス発動で、爆発四散……!






双葉
「ぼっちちゃん大丈夫?生きてる~?」


ぼっち(だったもの)
「」


どう見ても、生きていない……!









陽太
「もう残り30分切ってるのか……やっとゴールが見えてきたな」

《オリジナル役クリエイター》
《成神陽太》



陽太
「結構緊張したけど……なんだかんだで、ここまでは結構楽しめたかも」



陽太
「でも、これが終わったらまた受験勉強か~……ハァ、現実って辛いなぁ……」


ゲーム中も、リアルの事情が頭から離れない陽太……











ハンター4
「…………」


その近くに、ハンター……!






陽太
「賞金は56万円か……確かにすごい金額だけど、やっぱり最初に120万円って見ちゃうと物足りなく感じるよね……」






ハンター4
「…………」






陽太
「……ヤバっ!来てる!」


いち早く接近に気づき、速やかにその場を離れる……!






ハンター4
「…………!」ダッ


しかし、見つかった……!






陽太
「うわっ、見つかった見つかった!」タッタッタッ


陽太、逃げ切れるか!?






26:30
555,000円
残り9人
一姫/小田切双葉/片岡優希/後藤ひとり/富樫勇太/中野五月/成神陽太/羽瀬川小鷹/真屋由暉子

Re: 逃走中~真夜中のデスティニーランド~ ( No.44 )
日時: 2023/02/19 23:15
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

ハンター4
「…………」タッタッタッ






陽太
「来てる……マズい……!」タッタッタッ


成神陽太が、ハンターに見つかった!






ハンター4
「…………」タッタッタッ






陽太
「こんなところで捕まりたくない……もうあと30分もないんだから!」タッタッタッ










ハンター4
「…………」タッタッタッ






陽太
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ






ハンター4
「…………」タッタッタッ
















[NARUKAMI]




















[________]




ハンター4
「…………?」


距離があったため、助かった……!






陽太
「危ない危ない……こういうとこ、気を付けないとね」



陽太
「ゴールが見えてくると自然と油断しちゃうからね……気を引き締めていかないと!」











ハンター4
「…………」


しかし、恐怖はまだ終わらない……!






陽太
「さっきのハンター、どこに行ったのかな?」






ハンター4
「…………」










[________]



















ハンター4
「…………!」ダッ



陽太
「うわっ……って、僕じゃなかった……」


ハンターに見つかったのは……






ハンター4
「…………」タッタッタッ




















ハンター4
「…………」タッタッタッ



優希
「……っ!?ハンター来てるじぇ!」ダッ


優希だ……!






陽太
「優希だ……アイツ、確か復活組だよな……大丈夫かな……?」








ハンター4
「…………」タッタッタッ




優希
「ちょっと待つじぇ……まだ私は復活したばかりだじぇ!」タッタッタッ









ハンター4
「…………」タッタッタッ




優希
「こんなところで、終わるわけにはいかないじぇ!!!」タッタッタッ


驚異の粘りで、ハンターを寄せ付けない!






ハンター4
「…………」タッタッタッ




優希
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ

















[KATAOKA]










ハンター4
「…………」タッタッタッ




優希
「だ……ダメだーーー!!!」ポン





25:05
片岡優希 確保
残り8人





優希
「ハァ、ハァ……う、嘘だろ……もう終わりなのか……!?」


麻雀同様、逃走中も後半戦に極端に弱いようだ……!









Prrrr! Prrrr!



―牢獄―



「[確保情報 片岡優希確保、残り8人]」



「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」」



青葉
「嘘……もう捕まったんですか!?さっき復活したばかりなのに!」


小梅
「ちょっと、復活早々何やってるのよ!」


京太郎
「完全に1枠無駄になったな……」


成幸
「まったくだ……復活枠として期待した俺が馬鹿だった」






ユキ
「片岡さん……一体何をしに出てきたのでしょうか?」


ユキ
「さっき一緒に出てきたばかりなのに……本当に何が起こるか分かりませんね……」


ユキ
「今分かったのは、ハンターに空気を読む能力はないということですね……もしかしたら次は私かもしれませんし、油断は厳禁ですね」


優希の確保を受け、改めて周囲を警戒し始めるユキ……!










小鷹
「おい中野、片岡って確か――」


五月
「私と同じ復活組です……優希、いくら何でも早すぎますよ……」


同じ復活組の五月も、優希の爆速確保に驚きを隠せないようだ……!




小鷹
「これ、牢獄の奴らは何て思ってるんだろうな」


五月
「さぁ……想像もできませんね。ですが、これが私でなくてよかったとは思っています」


小鷹
「……っ!ハンターだ、逃げるぞ!」ダッ


五月
「えっ……えっ?」ダッ






ハンター3
「…………!」ダッ


こちらも、ハンターに見つかった……!






小鷹
「本当に噂してると来るもんだな……」タッタッタッ




五月
「連続確保なんて冗談じゃありません……ここは意地でも振り切らなければ!」タッタッタッ


2手に分かれ、逃げる……!







ハンター3
「…………」タッタッタッ








小鷹
「ハァ、ハァ……」タッタッタッ




五月
「ハァ……ハァ……ハァ……」タッタッタッ






ハンター3
「…………」タッタッタッ
















ハンター3
「…………?」


こちらは、無事に逃げ切った……!






小鷹
「こっちには来てないみたいだな……中野は大丈夫だったのか?」




五月
「ハァ、ハァ……何とか、振り切れました……」


五月
「復活組とか、もう全く関係ないですね……気を引き締めていきましょう」


ハンターに、容赦はない……!










一姫(アンドロイド)
「~♪」




一姫
「見張りがいるだけで安心感が違うにゃ……やっぱりあの時ゲットしておいてよかったにゃ~」

《完全感覚麻雀ファイター》
《一姫》



一姫
「あのアンドロイドがいれば1度はハンターをかわせるにゃ……この状態をできるだけ長く維持しておきたいところにゃ」


身代わりアンドロイドのおかげでライフが2になっている一姫
逃走成功のためには、可能な限り終盤までアンドロイドを残しておきたいところだ……!




一姫(アンドロイド)
「……にゃ?ご主人!あそこに何かいるにゃ!」




一姫
「どうしたのにゃ?ハンターかにゃ?」


一姫(アンドロイド)
「違うにゃ……何か、すごく長い隊列が通ってるにゃ!」


一姫
「にゃ……あぁ、あれはパレードにゃ!」


一姫(アンドロイド)
「パレード……?」




~♪~♪


一姫とアンドロイドの前を、長いパレードの列が通過していた……!




一姫
「遊園地には、アトラクション以外にもこういう定番イベントがあるのにゃ……うるさいけど綺麗だにゃ~」


一姫(アンドロイド)
「そうなのにゃね」




~♪~♪




この長いパレードの隊列が、この後の展開を左右することとなることを、逃走者たちはまだ知らない……!






23:30
579,000円
残り8人
一姫/小田切双葉/後藤ひとり/富樫勇太/中野五月/成神陽太/羽瀬川小鷹/真屋由暉子

Re: 逃走中~真夜中のデスティニーランド~ ( No.45 )
日時: 2023/02/19 23:18
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

綾木
「それじゃ、そろそろ最後のミッションといきますか」


ピーリー
「そうか、いつの間にもうこんな時間か……」


カンナ
「100分もあったのに、今回もあっという間だったね~」


綾木
「今回も最後に相応しいミッションを用意しておいたぞ……これがクリアできれば最高のフィナーレになること間違いなしだ!」


ピーリー
「今回の締めはどんな感じなの?」


カンナ
「また、ハンターいっぱいいそうだよね~」


綾木
「さすがはカンナだ、前までの2回の内容をよく覚えているようだな……確かに前までの2回は10体のハンターを送り込んだが、今回は少し違う形式にしてある」


カンナ
「あっ、今回は違うんだ~」


ピーリー
「確かに、3回連続っていうのはマンネリ以外の何物でもないからな……」


綾木
「さぁ……この試練を乗り越えて、その先にある最高の景色をつかみ取れ!」




[MISSION4]◀










シュン!




飛行船
「…………」


エリア上空に謎の飛行船が出現
逃走者たちの悪夢が、始まった……!

Re: 逃走中~真夜中のデスティニーランド~ ( No.46 )
日時: 2023/02/19 23:20
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

飛行船
「…………」






―牢獄―


友崎
「な……何だあれは……!?」


青葉
「何でしょう……何かが飛んでいますね……!」


政宗
「あれは……飛行船か!?」


小梅
「……一体何だって言うのよ、あれ……!」






Prrrr! Prrrr!


小鷹
「……来たか……!」


メールだ……!




ユキ
「[MISSION4 エリア上空に飛行船が現れた] ……えっ、飛行船?どこですか?」



勇太
「[君たちの姿が飛行船のカメラに映ると、位置情報がハンターに伝えられる]」



五月
「[通報を止めるには、エリア中央のデスティニー城から花火を打ち上げ、飛行船を撃退しなければならない] 花火ですか……」



一姫
「[花火を打ち上げるには、中央広場にある打上装置に4桁の暗証番号を入力する必要がある]」



陽太
「[スーベニアショップとレストランそれぞれの2階にある投影機の電源を入れることで、デスティニー城の壁面に暗証番号が投影される]」



双葉
「[なお、残り5分以降30秒おきに飛行船からハンターが1体ずつエリアに解き放たれる 急ぎたまえ] えぇ、ハンターまで増えるっていうこと!?」






MISSION4 飛行船からの通報を止めろ!

現在、エリア上空を飛行中の飛行船のカメラが逃走者たちを捜索
カメラに映った逃走者の位置情報は地上のハンターに伝えられ、即座に確保へと動く!
通報を止めるには、デスティニー城から花火を打ち上げ、飛行船を撃退しなければならない!
花火を打ち上げるには、中央広場南部のスーベニアショップとレストランそれぞれの2階にある投影機の電源を入れ、投影された4桁の暗証番号を中央広場にある打上装置に入力する必要がある!
ただし、残り5分以降は30秒おきに飛行船からハンターが1体ずつ地上に放出され続けてしまうというオプション付きだ!






ユキ
「あっ、見つけました!あそこに飛んでいます!」



飛行船
「…………」



ユキ
「ハァ……かっこいいですね……!」




五月
「あの飛行船に見つかると、ハンターに通報されるというわけですか……」




陽太
「ヤバいよ!上空からの監視はヤバいって!」




飛行船のカメラに姿が捉えられれば、地上のハンターが一斉に確保へと動き出す!






小鷹
「しかもこれ、何もしなかったらハンターが放出されるんだよな……そんなことになったら全滅も免れないぞこれ」




勇太
「このまま放っておくわけにはいかないな……これは行くしかな」




一姫
「これは絶対にクリアしないとマズいにゃ!ミッション行くにゃ!」


一姫(アンドロイド)
「了解にゃ!まずは投影機を探すにゃ!」


飛行船を撃退するためミッションに動き始める逃走者たち!






ハンター1
「…………」


しかし、4体のハンターに加え上空からの監視も行われているこの状況での移動は、計り知れないリスクを伴う!






飛行船
「…………」






双葉
「うわっ、いたいた!飛行船ってあれのことだよ絶対!」


ぼっち
「あの飛行船に見つかったら、捕まっちゃうんですよね……?」


双葉
「でも、このまま放っておいたらハンターが増えるだけだし……私はミッション行く!ぼっちちゃんは?」


ぼっち
「ひいっ!?わっ、私は行きたくないです……」


双葉
「そっか~じゃあ私行ってくるよ!きっとすぐにクリアしてみせるから、ぼっちちゃんはここで待ってて!」


ミッションに動くか動かないかは逃走者の自由
しかし、人手が多ければ多いほどクリアは近づく!










陽太
「何はともあれ、まずはスーベニアショップかレストランに行かないとね!」



陽太
「暗証番号が分からないと飛行船を撃退することはできないからね……」



陽太
「でも無闇に動いたら飛行船に見つかっちゃうし、上にも注意して移動しないとね……」


投影機の電源を入れに向かう陽太
飛行船の捜索を掻い潜り、無事に投影機までたどり着くことはできるのか……!?










勇太
「あっ……もしかして、打上装置ってあれのことか?」


中央広場で打上装置を見つけた、富樫勇太……




勇太
「やっぱりそうだ……これに暗証番号を打ち込めば、花火が打ちあがるってことだな」


勇太
「でも、あてずっぽうにやるわけにはいかないからな……早く暗証番号をこの城に映さないと!」










飛行船
「…………」






小鷹
「よし……行ける!」


飛行船を警戒しながらエリアを移動する羽瀬川小鷹……




小鷹
「こっちにレストランがあるな……まずはレストランに行こう」




小鷹
「……って、これは何だ?」


小鷹が目にしたのは……






~♪~♪



小鷹
「これは、パレードか……?」


パレードの隊列だ……!




小鷹
「すぐ向こうにレストランがあるんだが……邪魔だな、このパレード……」



~♪~♪



小鷹
「ちょっと待て……切れ目がないじゃないか!どうやって通り抜ければいいんだ、これ!?」


パレードの長い隊列が、行く手を塞ぐ……!




~♪~♪



五月
「あっちにスーベニアショップがあるみたいですが……どうやって抜ければいいのでしょうか?」


同じ中央広場の別地点では、中野五月がスーベニアショップへの抜け道を探していた……!




~♪~♪



五月
「抜けられません……困りましたね、あっちに行けないと投影ができないのに……」






実はこの長いパレードの隊列の存在により、現在エリアが二分されている!


          古代          パレード
 \                  ↙
   \      城       /
     \          /
       \ 中央広場 /  
     ――――   
  現代               未来



北エリア
古代エリアと中央広場の大部分を含む。打上装置はこちら側に存在。

南エリア
現代・未来エリアと中央広場南部を含む。投影機のあるスーベニアショップ・レストランはこちら側に存在。



打上装置が北エリアにあるのに対して投影機は2機とも南エリアに存在しており、今は互いに行き来することができない状態となっている!






小鷹
「クソ……これじゃいつまでたってもクリアできないじゃないか!どうやって行けばいいんだよ……!」



現在、それぞれのエリアにいる逃走者の内訳は以下の通りとなっている


北エリア 4名
富樫勇太  中野五月  羽瀬川小鷹  真屋由暉子

南エリア 4名
一姫  小田切双葉  後藤ひとり  成神陽太


2つのエリア同士は現在往来が不可となっているため、ミッションクリアの為には双方の逃走者同士が協力し合う必要がある!






20:00
600,000円
残り8人
一姫/小田切双葉/後藤ひとり/富樫勇太/中野五月/成神陽太/羽瀬川小鷹/真屋由暉子

Re: 逃走中~真夜中のデスティニーランド~ ( No.47 )
日時: 2023/02/19 23:22
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

五月
「切れ目がありません……このままじゃ埒があきませんね……」


五月
「パレードに沿って行けば、何か分かるでしょうか?」


パレードに沿って移動する五月……






飛行船
「…………」










[________]










[NAKANO]



しかし、飛行船がその姿を捉えた……!






ハンター1
「…………!」ダッ



ハンター2
「…………!」ダッ


五月の位置情報が地上のハンターに伝えられ、北エリアにいる2体のハンターが即座に確保へと動き出す!






五月
「どこかに抜け道はないでしょうか……?」






ハンター1
「…………」タッタッタッ






五月
「……えっ?ハンターです!」ダッ


ハンターが、五月の姿を捉えた……!






[NAKANO]










ハンター1
「…………」タッタッタッ




五月
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ






小鷹
「うわっ、中野の奴追われてんじゃねぇかよ……!」


その様子を目撃した小鷹は、とっさに身を隠す……!






ハンター1
「…………」タッタッタッ



五月
「こ、来ないで……!」タッタッタッ


中央広場を周りながら逃げる五月……






ハンター2
「……………」タッタッタッ


そこへ、2体目のハンターが到着!






ハンター1
「…………」タッタッタッ



ハンター2
「…………」タッタッタッ






五月
「えっ、2体目……ひゃっ!」バタッ


万事、休す……!






ハンター1
「…………」タッタッタッ



ハンター2
「…………」タッタッタッ



五月
「あ……あぁ……」ポン





19:25
中野五月 確保
残り7人





五月
「お、終わってしまいました……せっかく復活したのに……」


早くも、3人中2人目の復活枠が確保されることとなった!








Prrrr! Prrrr!


―牢獄―



「[中野五月確保、残り7人]」



「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」」



友崎
「また復活組か……ハンター、本当に容赦ないな……」


優希
「せっかく復活したんだからもっと頑張ってほしいじぇ!」


政宗
「いや、どの口が言ってんだよ……」









双葉
「えーっと……この先がスーベニアショップだね!」


投影機のあるスーベニアショップの近くにやって来た小田切双葉……



双葉
「……って、あれは何だろう?」



~♪~♪



双葉
「これ、あれかな?何か知らない間に通ってるパレードかな?」


スーベニアショップの目の前の道には、パレードの隊列……!



~♪~♪



双葉
「光っててきれいだね~……って、見とれてる場合じゃなかった。早く投影機の電源入れなきゃ……」






双葉
「よし、ここだね……じゃあ、お邪魔しま~す……」



ガチャ






双葉
「……あ、あれ?ドア、開かなくない?」ガチャガチャ


しかし、扉にカギがかかっているようだ……




双葉
「そりゃあ確かに『CLOSED』って書いてあるけど……ここに入れないと投影機の電源が入れられないよ」



双葉
「中に誰かいないかな~……ん?これは?」


双葉が目にしたのは……






双葉
「なになに……『下にある赤・青・緑のボタンのうち、デスティニー城のライトアップカラーと同じ色のボタンを押せば扉のロックが解除される』 なるほど~どうりで開かなかったわけだ!」


双葉
「『ただし、間違った色のボタンを押した場合はロックが解除されず、二度と扉を開けることはできなくなる』 えっ、じゃあカンで押してみるわけにはいかないね……」


双葉
「……でも、お城って今ライトアップされてたっけ?されてないよね?」


現在、デスティニー城はライトアップされておらず、どの色が正解かは分からない……!




双葉
「ライトアップってどうすればいいんだろう?とりあえずお城の方行ってみようかな?」


双葉がいるのは南エリア
城のある北エリアに行くことができないことに、彼女はまだ気づいていない……!









勇太
「邪魔なパレードだ……一体これ、どこまで続いてるんだ?」



勇太
「もしかしてこれ、こっちから行けなくなってるパターン……いや、そんなまさかな……」


そのまさかだ……!










一姫
「おっ、あそこにレストランの看板があるにゃ!」


一姫(アンドロイド)
「それじゃあ、あそこがレストランということにゃね?行くにゃ!」


一方、レストランには一姫とアンドロイドが到着……!




一姫
「何だかいい匂いがするにゃ……お腹空いてきたにゃ~」


一姫(アンドロイド)
「腹ごしらえは後にゃ……今はミッションに集中するにゃ!」


真面目なアンドロイドと、相変わらず不真面目な本人……!




一姫(アンドロイド)
「着いたにゃ!ここがレストランにゃ!」


一姫
「それじゃあ中に入るにゃ!たのもーーー!!!」ガチャ






一姫
「……にゃ?このドア、開かないのにゃ!」ガチャガチャ


一姫(アンドロイド)
「……!ご主人、これ見るにゃ!」


一姫
「にゃ?どうしたのにゃ?」


レストランにも、スーベニアショップと同じ3つのボタンと説明文が用意されていた……!




一姫
「……つまり、あのお城と同じ色の――って、光ってないにゃ!!!」


一姫(アンドロイド)
「これじゃあ、どの色のボタンが正解か分からないにゃ……」


頭を悩ませる2人……






飛行船
「…………」


その頭上に、飛行船が接近……!




一姫
「こうなったら、一か八かあてずっぽうで行ってみるにゃ――」


一姫(アンドロイド)
「やめるにゃ!外れたらミッション失敗が確定してしまうにゃ!」


一姫
「冗談にゃ~いくら私でもこんなに危険な賭けをするつもりはないにゃ~」






飛行船
「…………」










[________]










[ICHIHIME]




ロックオン……!






ハンター3
「…………!」ダッ



ハンター4
「…………!」ダッ


南エリアにいる2体のハンターが、直ちに一姫の確保へ向かう!






17:30
615,000円
残り7人
一姫/小田切双葉/後藤ひとり/富樫勇太/成神陽太/羽瀬川小鷹/真屋由暉子


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