二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中【完結】
- 日時: 2024/08/05 20:31
- 名前: 灯焔 (ID: 2EqZqt1K)
今回限定のスペシャルな逃走中、その名も『逃走中#CRSP』!
そんなゴージャスでデラックスな逃走中に挑む21人の逃走者。
『ナンデモアリ』が許される、地図に載らないとある街を舞台にハンターとの決死の攻防が今、始まる…!
※注意※
・登場するキャラクターは全て履修済みの作品からの出典です。かつ基本的な性格、口調等は原作準拠を心掛けております。ですが、表記上分かり易くする為キャラ崩壊にならない程度の改変を入れております。
・原作の設定が薄いキャラクター等、一部の登場人物に関しては自作設定を盛り込んでおります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
・誤字、脱字、展開の強引さ等ございますが温かい目でお見守りの方をよろしくお願いいたします。
・不定期更新です。
【ルール】
<逃走エリア>
『ダイヤモンドシティ』 出典:メイドインワリオシリーズ
メイドインワリオシリーズの主な舞台となる、ワリオの出身地。
正直、何が起きてもおかしくない程『ナンデモアリ』が許されている。
逃走時間:120分
賞金単価:1秒100円(MAX72万円)
ハンター:初期4体
自首方法:エリア2箇所にある公衆電話から、自首をする旨を連絡する。
【逃走者】
<スーパーマリオシリーズ> より (3人) >>1
マリオ
ルイージ
ワルイージ
<メイドインワリオシリーズ> より (3人) >>2
ワリオ
モナ
ジミー・サング
<ダンガンロンパシリーズ> より (3人) >>3
苗木誠
日向創
赤松楓
<ファイアーエムブレムシリーズ> より (3人) >>4
リュール
クリス
ベレス
<ぷよぷよシリーズ> より (3人) >>5
アルル・ナジャ
アミティ
あんどうりんご
<ブレイブリーデフォルトシリーズ> より (3人) >>6
ホーリー・ホワイト
ベアリング・アウト
オミノス・クロウ
<作者枠> (3人) ※敬称略 >>7
骨眼鏡
ゆめひめ
konakun.
計21人
予想アンケート実施中! ※締め切りました
次回作参加者募集中! ※締め切りました
以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。
- Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.35 )
- 日時: 2023/03/21 22:06
- 名前: 灯焔 (ID: jX8tioDf)
【105:41】
~モナピザ 付近~
モナ
「えっと、そろそろモナピザの近くだけど…」
ハンターボックスのある『モナピザ』付近に、モナが近づいていた。
彼女はジミーの思惑通り、自分のアルバイト先に設置されたハンターボックスを封印しに向かっているようだ!
モナ
「あたしのバイト先にハンターボックスが設置されるのはびっくりしたけど、だったら尚の事あたしが行かなきゃ!
ジミーおじさまだってクラブサトーに設置されたから、猶更やる気出したんだろうからさ!」
そう言いつつも彼女はスマートフォンを取り出し、先程届いた1通のメールを再び確認する。
それは、そのジミーから送られてきたものだった。
------------------------
ジミーだYO!
ハンターボックスなんだけど、下ろすべきレバーは1つだけじゃないみたい!クラブサトーは3つあったYO!
1人で2つ下ろす、っていうズルは出来ないみたいだから、もし2つ以上あったらレバーの数と同じ人数で下ろしてね!
------------------------
モナ
「クラブサトーのハンターボックスのレバーは3つだったけど、おじさまの家とモナピザのハンターボックスのレバーの数はいくつなんだろう?
通知には数なんてなかったし、行ってみるしかないよね…」
通知では設置された各場所のハンターボックスに取り付けられているレバーの数は教えられていない……。
実際に現場に行かなければ、数は分からない!
モナ
「あーもう考えてる時間が惜しいよ!早くいこっ!」
モナ、無事に辿り着けるか!
【105:23】
ホーリー
「『モナピザ』ってのは確かここだね。誰も来ていないみたいだけれど」
モナピザには既にホーリーが到着していた。
勿論彼女もジミーからのメールを受け取っている。早速レバーの数を確認しに動く!
ホーリー
「全く。あのアフロの男が連携してくれなかったら一体どうなっていたことやら。感謝してもし足りないねぇ。えーっと…。側面にレバーが2つあるから、このハンターボックスは2人いないと封印できないみたいだ」
彼女が確認したハンターボックスには、ボックスの側面に2つ、レバーが取り付けられている!
人間の腕では物理的に届かないため、必然的に2人ハンターの封印に必要だ……。
ホーリー
「アタシ1人じゃどうにもならないし、少し待つとするかねぇ」
ホーリー、ハンターボックスを上手く使い他の逃走者を待つ選択をしたようだ。
死角に隠れ、様子を伺う――。
ホーリー
「"誰か"って言っても、ハンターはお断りだよ。――誰か来たみたいだ」
頭をちらりと上げると、誰かがこちらに近付いてくるのが見えた!
その正体は――。
モナ
「あっ、先に誰か来てる!おーい!」
ホーリー
「ハンターじゃ…ないねぇ。ハンターを連れてきてる気配もない。大丈夫そうだ」
モナピザに向かっていたモナが設置場所に到着!ホーリーも顔を出し、合流を果たした。
素早くホーリーはハンターボックスのレバーについてモナに話をした。
モナ
「わっ、本当だ。じゃあこのハンターボックスは2人必要なんだね!」
ホーリー
「そうみたいだねぇ。アタシとアンタで人数は満たしてるし、さっさと封印しちまおうじゃないか」
モナ
「そうだね!……ミッションの残り時間も5分切ってるし、ちょっと急ぎ目でいかないと!」
モナにそう言われ、思わずホーリーも時間を確認する。彼女の言う通り、ミッションの残り時間は5分を切っているようだ……!
ホーリーが右側、モナが左側のレバーを掴み、同時に勢いよく下ろした!
ガシャン!!!
モナ
「これで大丈夫だよね!」
ホーリー
「ハンターが出てこれないようになってるし、恐らく大丈夫だろうねぇ。さ、後は1つだけど…。この時間からこの場所って行けるのかい?」
モナ
「うーん…。ここからだとギリギリ無理かも…。誰か行ってくれてることを祈りたいけど、おじさまの家高台にあって、行くのちょっと難しいんだ。おじさまが行ってくれてればいいんだけど…。おじさま行ってなさそうだしなぁ」
ホーリー
「変な場所にあるとは思ったけど、高台なのかい…」
『モナピザ』のハンターボックスは無事封印された。
残りは『ワリオの家』のハンターボックスのみだ!
【104:02】
モナ ホーリー・ホワイト
『モナピザ』 ハンターボックス封印
ピリリ ピリリ
骨眼鏡
「通知か。『モナ ホーリー・ホワイトの活躍で、『モナピザ』に設置されたハンターボックスが封印された。封印するべきハンターボックスは残り1つだ。』
おお、もう2つめ封印できたのか!ってことは残りはワリオの家だけだけど…。あれ?ワリオの家って高台にあったよな…。――急がないと!」
ワリオ
「おお、すげーぞモナ!流石オレ様の会社の社員だぜ~!」
ベアリング
「活躍すると名前が乗るのかぁぁ!乗った奴と戦いてえなぁぁ!!」
ルイージ
「ワリオの家、どこら辺にあるんだろう? 早く行かないとハンターが放出されちゃう!」
残りは高台にある『ワリオの家』のハンターボックスのみ!
平地には無いことに気付いている逃走者がちらほら増えているが、果たして間に合うのか!
ホーリー
「さーて。ここに用はないしとっととずらかるかねぇ…どうしたんだい?」
モナ
「ハンター近くにいる!少しだけ隠れない?」
ホーリー
「あー。あの黒いのかい…。分かった、様子を見よう」
ハンター
『…………』
モナとホーリーの目線の先に、ハンター!
すぐにハンターボックスの陰に隠れ、様子を伺う逃走者達。
ミッションに成功しても、油断は禁物だ……!
モナ
「…………」
ハンター
『…………』
ホーリー
「…………」
ハンター
『…………』
モナ
「(早く向こうにいって~!)」
ハンター
『…………』
ハンター『…………!!!』
ダッダッダッダッダ!!!!
モナ
「うわ、見つかった?!――こっちに来てない?」
ホーリー
「別の逃走者を見つけでもしたんだろうかねぇ。もう少し様子を見ようじゃないか」
モナ
「ここで顔出しちゃったらあたし達がターゲットにされちゃうもんね…」
ハンターはモナ、ホーリーとは別方向に走っていった!どうやらターゲットは2人ではないようだ。
一体誰が見つかったのか――!
ゲーム残り時間【103:38】
【ミッション① ハンターボックス封印 進捗状況】
ワリオの家 未達成
クラブサトー 封印済
モナピザ 封印済
【逃走者】 残り19名
マリオ ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ ジミー・サング
苗木誠 日向創
リュール クリス ベレス
アルル・ナジャ アミティ あんどうりんご
ホーリー・ホワイト ベアリング・アウト
骨眼鏡 ゆめひめ konakun.
- Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.36 )
- 日時: 2023/03/29 23:03
- 名前: 灯焔 (ID: jX8tioDf)
【103:38】
ハンター『…………!!!』
ハンターが視界に捉えたのは――。
ダッダッダッダッダ!!!!
ROCK ON 【AMITY】
ピーーーーーーーーーーーー
アミティ
「えっ、えっ、うそぉ~!!」
ハンターが視界に捉えたのはアミティ!
先程ジミー、日向と共にミッションをクリアした後、モナピザ方面まで移動をしていたのだ!
モナ
「……うん、ハンター見えなくなったみたい!」
ホーリー
「今のうちにずらかるよ!」
ハンターがアミティの方角へ走っていったのを見計らい、2人もハンターとは反対方向へ走っていった!
アミティ
「ハンターはやいよぉ~~~!!!」
ハンター『…………!!!』
ハンターは視界から逃走者が消えるまで、どこまでも追い詰める――!
相手が子供であっても容赦はしない……。
ポンッ
【103:21】
アミティ 確保 残り18名
アミティ
「ばたんきゅ~…」
ハンターと至近距離で見つかったせいか、逃げる間もなく確保。
移動1つでも、油断は禁物だ――。
ピリリ ピリリ
りんご
「通知ですね。『アミティ 確保 残り18名』
うわっ アミティーーー!!!」
アルル
「そんなぁー!ミッション頑張ってたのに!もしかして他のハンターボックスも封印しようと動いてた?」
ゆめひめ
「会う前に捕まっちゃった!会いたかったのにー!!」
ホーリー
「もしかしたら、あのハンターが見つけたのはこの子だったのかもしれない…。良心は痛むが、これもゲームだからねぇ」
モナ
「ごめんアミティちゃーん!!」
ミッションへ参加する為移動をすると、その分ハンターに見つかるリスクが高まる……!
アミティ確保の通知より、ミッションに行こうとしていた一部の逃走者の足がすくむ――。
【103:00】
ミッション①終了まで
残り 3分
そして、ミッション①の終了まで残り3分を切った!
現状、封印しなければならないハンターボックスは『ワリオの家』に設置された1つ。
現在、ワリオの家まで向かっている逃走者は――。
骨眼鏡
「ハンター避け続けてる間にもう3分切ってる!間に合うかはかけだけど、行かなきゃだよな」
マリオ
「ワリオの家あっちのはずだよね!ヒァウィ……ゴー!」
ベレス
「高台に家があると聞いていたけど…。あっちみたいだ。行こう」
マリオ、ベレス、骨眼鏡の3人!果たして間に合うか!
【102:49】
ワリオ
「ん~?オレ様は行かないのかって~? ジミーもモナもハンター封印してくれたし、1人くらい増えたって別にいいだろ~?」
一方。そのハンターボックスが設置されている家の持ち主は、呑気にそんなことをスタッフに答えていた。
ワリオ
「オレ様は"正義の味方"ではないのでな!別にゲームの難易度が高くなったっていいだろ~? あの時だってバグのお陰でオレ様のステージがちょっと面白くなったしな!
……アイツらに迷惑かけちまったのは悪かったと思ってるけどよ」
メイドインワリオも今年で20周年。
ゲームを開発し始めた当初ならば絶対に口から出てこなかった言葉だ。時の流れとは恐ろしいものである……。
ワリオ
「なんだと~?!ワリオ様もちゃんと成長も反省もするのだ!悪かったと思ったら素直に謝るぞー!」
【101:44】
~ワリオの家 付近~
骨眼鏡
「ワリオの家、あの坂登っていけばある筈だ!」
マリオ
「ふぅ。やっとここまでこれたよ。あいつの家、なんであんな高いところにあるんだろう?」
ミッション①終了まで2分を切った中、骨眼鏡とマリオがワリオの家付近まで姿を現した!
2人はハンター放出を阻止する為、ハンターに気を付けながらも家へと向かって走っていく。
無事ハンター放出を阻止することは出来るのか!
ゲーム残り時間【101:44】
【ミッション① ハンターボックス封印 進捗状況】
ワリオの家 未達成
クラブサトー 封印済
モナピザ 封印済
【逃走者】 残り18名
マリオ ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ ジミー・サング
苗木誠 日向創
リュール クリス ベレス
アルル・ナジャ あんどうりんご
ホーリー・ホワイト ベアリング・アウト
骨眼鏡 ゆめひめ konakun.
- Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.37 )
- 日時: 2023/05/01 22:16
- 名前: 灯焔 (ID: jX8tioDf)
【101:23】
マリオ
「あっ。あの細長い影は骨眼鏡さんかな? おーい!」
骨眼鏡
「マリオ…?あっ、マリオだ!来てたのか!」
マリオ
「勿論さ!スーパースターがハンター放出を許すわけないからね!骨眼鏡さんも止めに来たんでしょ?」
骨眼鏡
「後々ゲームの難易度に響きそうなミッションはこなしておかないと、と思って。マリオが来てくれてよかったよ。もしレバーが2つ以上あったら詰んでたからさ」
マリオ
「ハッハー!ボクがいても、もしレバーが3つあったら放出は確定だけどね!スーパースターでも流石に分身の術までは使えないからさ!」
骨眼鏡
「笑って言うことじゃないと思うんだけど?!」
マリオ
「とにかく、制限時間の前にワリオの家に行かないと。この坂を登っていった先が目的地だからね!」
ミッション①終了まで残り1分30秒を切った中、骨眼鏡とマリオが合流。
協力して、ワリオの家まで向かうことにしたようだ!
ワリオの家は高台にあるが、彼らの現在地から目的地までの距離はそう遠くない。急げ、逃走者達!
~ワリオの家~
骨眼鏡
「うわ、本当に高台にある…。まさかビルを見下ろす位置にあるとはなぁ」
マリオ
「こんな辺鄙な場所に家建てて、ワリオったら何がしたいんだろうね?」
平地に建ったビルを見下ろせるほどの高さの土地に、ワリオの家は経っていた。
ワリオの考えに各々感想を抱きながらも、骨眼鏡とマリオは家の真ん前にあるハンターボックスを確認。
どうやら、レバーは背後にある1つだけのようだった。
マリオ
「良かったね、1つで!クラブサトーが3つ、モナピザが2つ…。流石に4つ以上はなかったみたいだね!」
骨眼鏡
「4つあったら序盤からとんだ鬼畜ミッションだよ…。でも良かった1つで。何とかクリアできそうだな」
マリオ
「そうだね!さぁさぁ、骨眼鏡さんグイっとレバーを下ろしちゃって!」
骨眼鏡
「手柄を俺に譲ってもいいのか? マリオだって止めに来たのに」
マリオ
「スーパースターは紳士だからね!他人には優しくなくちゃ!」
骨眼鏡
「(どこぞの昆虫博士みたいなこと言ってる…)」
マリオに背中を押され、骨眼鏡は背後に設置された封印用のレバーに手をかけた。
そして、勢いよくレバーを下ろした!
ガシャン!!!
骨眼鏡
「これで大丈夫…だよな?」
マリオ
「うん。ハンターが出てこれないようになってるみたいだね!時間は…っと、セーフ!どうにか間に合ったようだね!」
骨眼鏡
「よかったぁーー……」
マリオ
「これでハンターは4体のまま。イヤッフー!ミッションクリアだ!」
『ワリオの家』のハンターボックスも無事封印された!
無事、ミッション①を突破。ハンターの放出は阻止成功だ……!
【100:38】
骨眼鏡
『ワリオの家』 ハンターボックス封印
ミッション① クリア
ピリリ ピリリ
konakun.
「おー。通知かー。『骨眼鏡の活躍で、『ワリオの家』に設置されたハンターボックスが封印された。これにより、全てのハンターボックスを封印することに成功。ミッション①クリア』
あ、骨眼鏡さんミッションクリアしてくれたんだ。ありがとうございますー」
ワルイージ
「オレ様をよく使ってくれてるみたいだから見所があるヤツだとは思っていたが、どうやらその通りらしいな~!イ~ッヒッヒッヒ、あいつと協力すればオレ様も逃走成功に手柄もきっと取れるぜ~!」
ワリオ
「しかーし!よくオレ様の家の場所が分かったな骨眼鏡!凄いじゃないか、もし出会ったら誉めてやろうっと!」 ※マップに家の場所は写っている……。
ハンターの放出が無事阻止され、各々反応を零す逃走者達!
しかし、逃走中はまだまだ始まったばかり。ミッション成功に奢らず、逃走成功を目指せ!
ベレス
「――ふぅ。随分と高い場所にあるんだね、ワリオの家…。少し遅れてしまったかな」
マリオ
「ワンテンポ遅かったね!もうミッションクリアしちゃったよ!」
ベレス
「いや、大丈夫よ。自分でなくてもミッションがクリアできたならそれでいい」
骨眼鏡
「なんというか、本当に高いよなぁこの場所…。謎にロケットもついたままなのか…」
マリオ
「どういう用途で使ってるのか聞きただしたいね!」
骨眼鏡
「(売り上げを持ち逃げする時に使ったって喋ったら駄目だよなぁ…)」
ベレス
「町全体が一望できるね。ハンターも見やすいけど、ハンターからも見つけられやすいかな?」
骨眼鏡
「隠れる場所もなさそうだし、ハンターは上り坂なんて関係ないからなぁ…。出来るだけ近付かない方が良いのかもな」
マリオ
「見通しもいいからね!見つかっちゃったら一巻の終わりだよ!」
現在3人が街を眺めているワリオの家付近は、建物の周りには何もない。隠れるといっても家の死角など、外観に限られている。
仮にここでハンターに見つかってしまえば、逃げ道も防がれているので誰か1人は確実に餌食になってしまうだろう……。
マリオ
「そういうことだし、そろそろここから離れよう!いつハンターがこっちにきてもおかしくないからね!」
骨眼鏡
「そうだな。マリオもベレスも逃走成功目指して頑張れよ!」
ベレス
「勿論だよ。骨眼鏡さんも頑張ってね」
マリオ
「応援してるよー!また一緒にマリパやろうねー!」
マリオの最後の台詞はどこかメタ発言を思い起こさせるが、考えてはならない……。
最初のミッションを乗り越えた逃走者達に、次に待ち受ける試練とは? ハンターとの攻防の行く末は如何に!
ゲーム残り時間【100:00】
【ミッション① 終了時 状況】
【確保者】
オミノス・クロウ 赤松楓 アミティ
【逃走者】 残り18名
マリオ ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ ジミー・サング
苗木誠 日向創
リュール クリス ベレス
アルル・ナジャ あんどうりんご
ホーリー・ホワイト ベアリング・アウト
骨眼鏡 ゆめひめ konakun.
- Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.38 )
- 日時: 2023/05/03 22:06
- 名前: 灯焔 (ID: jX8tioDf)
【99:42】
苗木
「ハンターを阻止できたのは良かったけど、結局ミッションに行けなかったな…」
隠れ場所から一旦移動することにした苗木は、ミッションに向かうことが出来なかったことに良心を痛めているようだ。
しかし、ミッションへの参加はハンターに見つかるリスクも含んでいる。自分の身の安全を優先して、参加しないという選択も立派な戦術だ……。
苗木
「本当は参加したかったんだけどね。ここら辺見通し良いし、もしハンターに見つかったら撒けないと思って…。動けなかったから次は参加したいなぁ」
悔しさを次のミッション活躍の糧にする超高校級の幸運。
運の強さは誰よりも強いはずだ。信念を胸に逃走成功を目指せ!
苗木
「……あ。そういえば――。さっきマリオさんから連絡があった"黒い点"についてなんだけど…。少しずつ形がハッキリ分かってきたような気がするんだよね。あれ、何だろう?」
苗木はふと空を見上げる。先程リュールとマリオが話していた、黒い点だ。
あの後、2人は宣言通り複数の逃走者にこのことを共有していたようだ。
苗木
「人型にも見えるし、見えないし…。宇宙船? 百田クンが喜びそうだなぁ。何かゲームに関わってくるのかな? 一応覚えておこう」
雲一つない青空に見える、黒いぽつぽつとした点。それは徐々に大きくなっているようだ!
果たして、この黒い点がゲームにどう関係してくるのだろうか……?
【97:11】
ルイージ
「――あっ。キミ…確か"あんどうりんご"ちゃんだよね?」
りんご
「そういうあなたは地味な緑の弟ことルイージさん!このわたしに何か用ですか?」
ルイージ
「悪意があるんだかないんだかわからない表現はやめてほしいかな…」
別の場所では、偶然ルイージとりんごが鉢合ったようだ!
何をしているのかと問うと、りんごは遠目でハンターを確認しようとしているらしい。
ルイージ
「えぇっ?!キミ、そんなことが出来るの?!」
りんご
「お茶の子さいさいです!わたし、視力が"5.0"ありますので!昼間からアンドロメダ星雲だって見えちゃいます」
ルイージ
「そ、それは凄いね…。遠目からでもハンターを確認できそうで役立ちそうだなぁ」
りんご
「そう出来ればいいんですけど、咄嗟の判断の遅れで一瞬で捕まりますからね…。出来るだけ周りを見渡して、ハンターからいち早く逃げようという算段です」
ルイージ
「なるほど。りんごちゃんは頭がいいんだね!」
りんご
「それほどでもありますよ~。ならしばらく一緒に行動しますか?」
ルイージ
「いいの?!」
りんご
「あなた1人じゃ何だか不安ですから!」
ルイージ
「そ、そういう理由…?」
どうやら、りんごはその視力の良さを生かしてハンターから素早く距離を取る作戦を取っているようだ。
通常回の時も自分の能力を活かしたかったようだが、オープニングゲームであっけなく捕まってしまったためやる気と勢いは人一倍高い。
どうも頼られていないルイージを引き連れ、りんごは街を歩く……。
しばらく歩いていると、りんごが眉を潜めルイージに隠れることを提案した。
首を傾げているルイージを物陰に引っ張り、自分も隠れ様子を見る。
ルイージ
「ど、どうしたのさ急に!」
りんご
「しっ!遠目にハンターが見えました。きっとこっちに来ますよ!」
りんごの視力の良さは先程聞いたが、話半分ほどに聞いていたルイージ。
まさかこんなにも遠くから見えたのかと半信半疑だったが、大人しくりんごのそばでじっとしている……。
すると――。
ハンター
『…………』
ルイージ
「うわ、本当にいた!」
りんご
「しーっ!通り過ぎるまで黙っていましょう」
りんごの言う通り、ハンターが2人の前に現れた……!
彼女の視力の良さはどうやら本物のようだったようだ。
りんご
「…………」
ハンター
『…………』
ルイージ
「…………」
ハンター
『…………』
りんご
「…………」
ハンター
『…………』
ハンターは2人に気付かず去っていった……。
ルイージ
「気付かれなくて良かった…。ありがとう、りんごちゃん!」
りんご
「ま、とーぜんですっ。死角からの不意打ちさえこなければ、大体の場所は見れるのでわたしにお任せください!」
りんごの長所でもある視力の良さで、ハンターを掻い潜った2人。
このままハンターを回避し続け、スペシャルな逃走中の覇者となれるのか!
~??? モニタールーム~
マーガレット
『さーて、そろそろ次のミッションを発動しましょうか』
フラム
『このあたりで少し人数を絞って…と。あ、でも救済処置も必要かな?』
マーガレット
『いらないわよそんなもの!プレイヤーに甘くするとゲームがつまらなくなるわ!』
フラム
『うーん、でも…。今のままだと少し難しいかもしれない。ごめんマーガレット、少しだけ僕に手を加えさせて。これくらいならゲームの難易度を左右することもないだろ?』
マーガレット
『…………。し、仕方ないわね。これくらいなら別にいいわよ。――面白いものも見れそうだし』
フラム
『良かった。それじゃあ――次のミッション、発動しよう!』
⇒【MISSION】
モニタールームでゲームの様子を伺っていたゲームマスターの2人が、2つ目のミッションを作動!
逃走者に降りかかる次のミッションの内容とは――?!
ゲーム残り時間【95:00】
【逃走者】 残り18名
マリオ ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ ジミー・サング
苗木誠 日向創
リュール クリス ベレス
アルル・ナジャ あんどうりんご
ホーリー・ホワイト ベアリング・アウト
骨眼鏡 ゆめひめ konakun.
- Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.39 )
- 日時: 2023/05/06 22:01
- 名前: 灯焔 (ID: jX8tioDf)
【95:00】
~牢獄ルーム~
オミノス
「何故…何故女しかここに来ない…!」
赤松
「比率的には男の人の方が多いけど、やっぱり体格的な問題なのかな?」
アミティ
「ねぇねぇ。さっきから街の方が騒がしいけど、これから何かあるのかな?」
ピリリ ピリリ
赤松
「あ、次のミッションが来たみたい。って……うわぁ…」
オミノス
「どうしたんだよ」
赤松
「前半にしてかなりきついミッション来ちゃった感じ…?」
アミティ
「いっぱい捕まりませんようにー!!」
オミノス
「男が1人でも捕まってくれたら少し安心できるんだけどな…。心が落ち着かない…!」
赤松
「もう、そんなこと言わないの!でも…このミッション、大丈夫かなぁ」
牢獄ルームの者でさえ顔を引きつらせる程の続いてのミッション。
果たして、その内容とは――!
~ダイヤモンドシティ エリア内~
ルイージ
「あっ。次のミッション来たみたいだ。どれどれ…?」
ホーリー
「『現在、エリア内にいる逃走者全員の腰にアラームが装着されている。アラームは、残り80分になると作動し、位置情報が全てのハンターに通知されてしまう。』
えーと、アラーム、アラーム…。このピカピカ光っているのでいいのかい?」
konakun.
「『アラームの作動を阻止するためには、残り80分までに『条件を満たした状態で写真を撮り、逃走中運営本部にまで送信する』必要がある。』
……条件? 満たさないと一発アウトなのかな」
リュール
「『なお、逃走者は『アラームが起動している状態であれば』何度でも写真を撮ることが出来る。』
つまり、ミッションをクリアした状態だとこの点滅しているのが違うものになるんですね。そこで判断をしろ、ということですか」
アルル
「『また、条件を満たさない状態で写真を送信しても、特にペナルティは発生しない。』
仮に失敗しても何度でもチャレンジし直せるんだね!それは良かったよ…」
ジミー
「『逃走者が満たすべき『条件』は、この通知の5秒後に画像フォルダに送信される。確認したまえ』
画像ファイル…。これだね。うーん? これは――」
ゲームマスターより、次のミッションが発動された!
現在、今エリアで逃げている逃走者全員の腰に、アラーム装置が装着されている。このアラームは残り80分になると作動し、逃走者の位置情報が全てのハンターに通知され、逃走が困難となってしまう!
それを阻止する為には、ゲームマスターから送られた画像をヒントにして、『条件を満たした状態』で写真を撮影し、逃走中の運営本部に送信する必要がある。
なお、ミッションをクリアしていない逃走者であれば何度でも撮影が可能だ。画像から条件を導き出し、ミッションクリアを狙え。
2つ目にして、クリアが出来ないと即ハンターに確保される危険性が上がる危険なミッションが逃走者に降りかかってきた。
果たして、逃走者達はどうこのミッションを乗り切るのか?!
【ミッション②】『うつれ!』
残り80分になると、逃走者の腰についているアラームが作動し、位置情報が全てのハンターに送信されてしまう。それを阻止する為には、残り80分までに『条件を満たした状態で写真を取り、逃走中本部にまで送信する』必要がある。
逃走者は『アラームが起動している状態であれば』何度でも写真を撮ることが出来る。
このミッションと同時に、ヒントの画像が全員に送信される
また、条件を満たさない状態で写真を送信しても特にペナルティは発生しない。
りんご
「画像ファイル…。あっ、写真が2枚入っています!えーと…? な、なんですかこれ…」
ワリオ
「1枚は『オレ様達ワリオカンパニーの社員』が写ってるじゃねーか!これがなんなんだ?」
苗木
「もう一枚は…ピースをしている写真だね。それも3人で。どういうことだろう?」
ゲームマスターから送られてきた画像――2枚の写真に混乱を極める逃走者達!
どうやら、2枚の写真は『ワリオカンパニーの社員一同が写った写真』と『複数人でピースをしている写真』のようだ。
これが何を意味するのか。謎を紐解けるのか!
骨眼鏡
「やけにミッションの時間の間隔が短いと思ったら…これはクリアしないとまずいぞ!」
マリオ
「イヤッフー!とりあえず誰かと情報共有しなきゃね!さーて、近くにいる人をとっ捕まえようかな!」
モナ
「うーん。あたし達が写ってて、こっちは2人でピースサインしてるんだよね。『あたしと一緒に写れば』いいのかな?」
全員で協力して、このミッションに立ち向かえ!
【94:50】
ゆめひめ
「これどういうことだろう? クリス、分かる?」
クリス
「すまない。おれにもさっぱり…」
ゆめひめ
「だよね…。もう少し分かりやすいヒントをくれればいいのにさー!」
先程赤松が捕まった後、再び合流を果たしハンターから逃げていたクリスとゆめひめ。
ゲームマスターに与えられたヒントの意味を考えているが、どういう意味かさっぱり見当もつかないようだ。
ゆめひめ
「どうしよう? とりあえずあたし達だけで撮ってみる?」
クリス
「大丈夫なのだろうか? おれの写真は2人、ゆめひめ殿の写真は4人だったが…」
ゆめひめ
「そうそう、そこは多分『人数は2人以上なら何人でもいい』ってことを表してると思うんだよねー。もし人数固定なら、あたしとクリスのスマホにわざわざ人数の違う写真を送信したりしないと思うんだよね」
クリス
「なるほど…。どちらも『ピース』をしているから、そのポーズをとって写真を撮ってみるか」
ゆめひめ
「何事もやってみることが大事だからね!あたし撮るよ!」
クリス
「お願いする」
何はともあれ、とりあえずゆめひめとクリス2人で写真を撮って、運営本部に送信してみることにしたようだ。
今回のミッションは、失敗したとしてもクリアするか、制限時間を迎えるまでは何回でもミッションに挑戦できる。条件を探すため、トライアンドエラーを繰り返すのも1つの戦法だ。
早速ゆめひめとクリスは横に並び立ち、自撮りの要領でカメラアプリを立ち上げ、撮影を試みた!
ゆめひめ
「よーし、撮るよ!はい、チーズ!」
クリス
「マルス様の前では絶対に出来ないな、こういうことは」
ゆめひめ
「今はマルスのこと考えちゃ駄目だよクリス!」
パシャ!
カメラアプリで写真を確認すると、しっかりとピースをしているゆめひめとクリスが収まっていた。
ものは試し、とゆめひめはそのまま運営本部に写真を送信してみる。
ゆめひめ
「これでよし、と。クリアしてたら腰のアラームに何か起きるんだよね?」
クリス
「そうだな。ミッションをクリアしている者とクリアしていない者、判別すべきはそこだろうからな」
送信してから30秒ほど経ったが、2人のアラームに変化はない。
どうやら、送信した写真では条件を満たしていないようだ。
クリス
「どうやらミッションはクリアできていないらしいな」
ゆめひめ
「そっかー…。あわよくばと思ったんだけどなー。これはこれでクリスとツーショット撮れたしあたしはこれでいいけどなー」
個人の欲望を叶える場所では、ない……。
ゆめひめ
「さて。2人じゃどうしようもないし、移動してみようか。1枚目の写真に絶対ヒントありそうだよね」
クリス
「先程から街が少し賑やかになった感じがするからな。もしかしたらおれ達逃走者以外の人が出てきているのかもしれない」
ゆめひめ
「もしかしたら社員の誰かと会えるかも!ナインボルトならいいなー。よし、行ってみよう!」
そう。2人が感じた賑やかさの通り、現在は街に逃走者以外の人物が駆り出している状態だ。
人に会うために移動を始めた2人だったが、近くに何者かが接近していた!
果たして、その正体とは?!
ゲーム残り時間【94:02】
【ミッション② 進捗状況】
【ミッション②クリア者】 0名
【ミッション②未クリア者】 残り18名
マリオ ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ ジミー・サング
苗木誠 日向創
リュール クリス ベレス
アルル・ナジャ あんどうりんご
ホーリー・ホワイト ベアリング・アウト
骨眼鏡 ゆめひめ konakun.
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