二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中【完結】
日時: 2024/08/05 20:31
名前: 灯焔 (ID: 2EqZqt1K)

今回限定のスペシャルな逃走中、その名も『逃走中#CRSP』!
そんなゴージャスでデラックスな逃走中に挑む21人の逃走者。
『ナンデモアリ』が許される、地図に載らないとある街を舞台にハンターとの決死の攻防が今、始まる…!


※注意※
 ・登場するキャラクターは全て履修済みの作品からの出典です。かつ基本的な性格、口調等は原作準拠を心掛けております。ですが、表記上分かり易くする為キャラ崩壊にならない程度の改変を入れております。
 ・原作の設定が薄いキャラクター等、一部の登場人物に関しては自作設定を盛り込んでおります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
 ・誤字、脱字、展開の強引さ等ございますが温かい目でお見守りの方をよろしくお願いいたします。
 ・不定期更新です。


【ルール】
<逃走エリア>
『ダイヤモンドシティ』 出典:メイドインワリオシリーズ
メイドインワリオシリーズの主な舞台となる、ワリオの出身地。
正直、何が起きてもおかしくない程『ナンデモアリ』が許されている。

逃走時間:120分
賞金単価:1秒100円(MAX72万円)
ハンター:初期4体
自首方法:エリア2箇所にある公衆電話から、自首をする旨を連絡する。


【逃走者】
<スーパーマリオシリーズ> より (3人) >>1
マリオ
ルイージ
ワルイージ

<メイドインワリオシリーズ> より (3人) >>2
ワリオ
モナ
ジミー・サング

<ダンガンロンパシリーズ> より (3人) >>3
苗木誠
日向創
赤松楓

<ファイアーエムブレムシリーズ> より (3人) >>4
リュール
クリス
ベレス

<ぷよぷよシリーズ> より (3人) >>5
アルル・ナジャ
アミティ
あんどうりんご

<ブレイブリーデフォルトシリーズ> より (3人) >>6
ホーリー・ホワイト
ベアリング・アウト
オミノス・クロウ

<作者枠> (3人) ※敬称略 >>7
骨眼鏡
ゆめひめ
konakun.

計21人


予想アンケート実施中! ※締め切りました
次回作参加者募集中! ※締め切りました

以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.65 )
日時: 2024/07/13 00:10
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

【45:34】



アルル
「よーし、アルルいっきまーす!」

ペニー
『お願いします!』



 意を決してレーザーがひしめくエリアへと突入を開始したアルル。
 レーザーに当たってしまえば、壁側に設置されている2つのハンターボックスからハンターが放出。確保は免れない。無事にレバーの元まで辿り着けるのか!



アルル
「よいしょっと。ボクの背でギリギリだよ…。これ、もし背の高い人が辿り着いてたらどうなってたんだろう」



 どうやらアルルの背でギリギリかわせる程度の高さのレーザーのようだ。足元にも気を付けながら、レーザーが身体に当たらないよう移動を続ける……。



アルル
「うわ、危ないなぁ!こんなところにレーザーがあるなんて…」



 間一髪。髪の毛にレーザーが掠りかけた!直前に気付き身体をひねったお陰でレーザーに当たることは無かった。
 レーザーエリアが終了するまで残り半分。アルルに緊張が走る……。



アルル
「もうちょっと、もうちょっと…」



 レーザーに当たらないように恐る恐る進んでいくアルル。レバーまであともう少しだ!



アルル
「あと、ちょっと……!」



 アルルの前にあるレーザーは残り2、3本!
 そして……。








アルル
「ふー…。これで最後、っと。やったね!」



 無事レーザーエリアを突破!しかし、そこで終わりではない。
 ペニーの悩みを解決するためには、レーザーエリアの奥にあるレバーと、レーザーをオフにするボタンを押さなくてはならない。



アルル
「おっと、達成感に浸ってる場合じゃないや。レバーがこれで…」



ガゴン!



アルル
「隣のボタンを押して…これでよし、と!」



 アルルがレバーを上に上げると、真っ暗だった部屋の電気がついた!どうやら、このレバーは非常電源用のものだったようだ。
 更に、ボタンを押したことによって侵入者用のレーザーも消滅した!



クライゴア
『うう…。私は一体何をしておったのだ…。おおマイク、大丈夫か?!』

マイク
『電源ガ落トサレテ 動ケマセンデシタ』

クライゴア
『延命スーツの電源も切られて私も動けなかったようだ…。おお、ペニー!』

ペニー
『おじいちゃん!マイクさん!良かった、無事で!』

アルル
「レバーの近くで倒れてたんだ…。とにかく、みんな無事でよかったよー」

クライゴア
『もしかしてキミが助けてくれたのか?!ありがとう、恩に着るぞ!』

マイク
『アリガトウゴザイマス 助カリマシタ』

ペニー
『本当何とお礼を言ったらいいか…!ありがとうございますっ!えーと…そうだ!何か困っていることはないですか?』

アルル
「え、困ってること?うーん…。そうだ!実は……」



 ペニーの悩みを解決したことで、逃走者が不利になっている状態を1つ解消することが出来る。
 アルルはそれを思い出し、ペニーに通知以外の機能が使えなくなっていることを話した。



ペニー
『なるほど!そういうことであればわたし達の出番ですね!ね、おじいちゃん!』

クライゴア
『もちろんだとも!こういう分野は私達に任せておくがいい!これをこうして…こうだ!』



 クライゴアが目の前の機械を動かすと、アルルのスマホが一瞬光った!



アルル
「うわっ!」

クライゴア
『これで大丈夫なはずだ。試しに1つアプリを開いてみるといい』

アルル
「えーと、それじゃあマップアプリを…」



 アルルはマップアプリを開いた。マップアプリは正常に起動した!



アルル
「本当だ!マップが開けるようになってる!ありがとう、博士のおじいちゃん!」

クライゴア
『また困ったことがあったら私達を頼るが良い。逃走成功を祈っているぞ!』

ペニー
『あ、そうだ!それじゃあわたしからは逃走に役立つものをプレゼントしますね。ちょっと待っててください!』



 クライゴアの次にペニーが機械をカタカタと動かすと、アルルのスマホの画面に1つアプリが追加された!
 アプリの名前は『ハンターレーダー』というもののようだ。



アルル
「これは?」

ペニー
『『ハンターレーダー』ですっ!3分間だけですが、起動したらハンターの位置がマップに表示されますよ!よければ使ってください!』

アルル
「本当?!すっごく嬉しいよ!ありがとう!」



 住民の悩みを解決したため、アルルがハンターレーダーをゲットした!
 アプリを起動後、3分間ハンターの位置が分かるようになる。有効活用し、逃走成功を目指せ!



【41:57】

アルル・ナジャ
住民の悩みを解決
ハンターレーダー(3分)をゲット




 ピリリ ピリリ




ホーリー
「なんだい?えーと…。『アルル・ナジャが住民の悩みを解決したため、逃走者のスマホの昨日の制限を解除した。』
 ……本当だね、マップが見れるようになってる。やるじゃないかアルル!」

ワリオ
「ぐふふ、これで賞金が見れるようになったな!えーと、何々……?『残り時間30分より、賞金単価が50円に減額』
 ――フンガ~~~~!!!どういうことだ!!!誰かオレ様に分かりやすく教えやがれーーーー!!!」
 
ベレス
「一難去ってまた一難、か。でも機能が使えるようになったのは一安心だね。自分も住民を探しに行かないと…」



 スマホの機能が元に戻り、一喜一憂する逃走者達。
 どうやらワリオは賞金が表示される画面で、妙な文字を発見したようだ。これが後に逃走者に響かなければいいが……。












【41:48】



骨眼鏡
「モナ、ブティックってこの先?」

モナ
「ジョー店長がやってる行きつけのブティックがあるの!そこにならお洒落なサングラスが沢山売ってるはずだよ!」



 モナと骨眼鏡はブティックにサングラスを買いに移動中である。
 そして、同時刻。他の逃走者にも動きがあったようだ!












ゆめひめ
「あ、地味なルイージだ」

ルイージ
「出会い頭に酷いなぁ!ゆめひめさんもこのあたりで住民の人を探してるの?」

ゆめひめ
「(小○構文…w) う、うん!そうなの!ここってナインボルトの家が近くにあるから…。もしかしたらナインボルトに会えるかなーって」

ルイージ
「ああ、そういう…」



 ナインボルトの家の近くでゆめひめとルイージが邂逅。どうやら双方違う目的でここに来たようだ。
 せっかくだからと一緒に行動していると、近くに目的の人物が……。








ナインボルト
『ど、どうしよう…。ボクちんのコレクションが…』

ゆめひめ
「あっ、いた!!ナインボルトーーー!!!」

ルイージ
「ちょ、ちょっと待ってよ~~~~~!!!」




ゲーム残り時間【41:43】

【逃走者】 残り10名

ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ
赤松楓
ベレス
アルル・ナジャ
ホーリー・ホワイト
骨眼鏡 ゆめひめ

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.66 )
日時: 2024/07/13 22:07
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

【41:37】



ゆめひめ
「ナインボルトだーーー!!!」

ナインボルト
『うわぁぁぁ?!?!何なんだよ急に!』

ルイージ
「えーと、実は……」



 抱き着く勢いで飛び出していったゆめひめをよそに、ルイージが状況を説明。
 状況を理解したナインボルトは思い出したかのように再び慌て始めた。



ナインボルト
『ボクちんの大切なコレクションをタマゴみたいな奴に盗られちゃったんだ!スケボーで追いかけたんだけど、あいつ逃げ足が早すぎて追いつけなかったんだよ…。お願い、取り返してきて!』

ゆめひめ
「タマゴみたいな宇宙人…。コレクションを狙いそうなやつ…」

ルイージ
「ゆめひめさん、心当たりあるの?」

ゆめひめ
「うん、一応ね。盗みそうなやつは1人思いついた。任せて、追いかけてとっ捕まえてコレクション取り戻して来るよ!」

ルイージ
「困ってる人は放っておけないし。ボクも協力するよ!」

ナインボルト
『恩に着るよー!ボクちんここで待ってるから、コレクション取り返したら戻って来てね!』

ゆめひめ
「うん、わかった!」



 好きなキャラが困っているということで、ゆめひめはナインボルトの困りごとを二つ返事で承諾した。
 その場にいたルイージも困っている人を放っておけないと協力してくれることになった!



ゆめひめ
「ナインボルト、どっちに逃げていったとか情報はある?」

ナインボルト
『ボクちんが追いかけた先に船みたいな宇宙船があってさ。そこに逃げ込んでいったよ!』

ルイージ
「船みたいな宇宙船?」

ゆめひめ
「了解。なら遠慮なくぶちのめせるね」

ルイージ
「盗んだ奴が誰かはっきりしたのかい?!」

ゆめひめ
「予想が外れてなければあいつしかいないよ!あいつなら遠慮なくぶっとばせる。推しに迷惑かけたツケは絶対に払ってもらうんだから!けって~い!」

ルイージ
「物騒だなぁ…」



 どうやらナインボルトのコレクションを盗んだ犯人に目星がついた様子。
 果たして、無事に犯人から盗まれたものを取り返すことが出来るのか!




 一方。ブティック方面でも動きがあったようだ!











【40:42】



モナ
「ここだよ!」

骨眼鏡
「立派なブティックだな。そういえばここでパーティ用のドレスを買ったことがあったんだっけ?」

モナ
「そうなの!あたしお気に入りのお店でさ~。よく知ってるね!」

骨眼鏡
「(実際にゲームやったからな…)」



 オービュロンのサングラスを買いに行ったモナと骨眼鏡、遂にブティックへと到着。
 彼からお金を貰っているため、今回に限ってブティックの内部へ入ることが出来る。
 なお、ブティック内にはハンターは入ってこれない。落ち着いてサングラスを探すことが出来そうだ!



モナ
「ジョー店長ー!こんにちはー!」

ジョー
『あらモナさん。いらっしゃい。そちらの方はお友達ですか?』

モナ
「一緒に逃走中頑張ってる仲間だよ!それでねジョー店長…」

骨眼鏡
「手際がいいな。モナと一緒に来て良かったかも」



 モナは早速店長のジョーに状況を説明。
 すると、ジョーは店の右側の眼鏡が並んでいるコーナーを指さした。そこにサングラスを売っている場所があるのだという。



骨眼鏡
「色々種類があるな。どれを買って行けばいいんだろう?」

モナ
「折角だからおじさまにとびきり似合う奴を買っていきたいけど、時間がないからねー。パパっとおじさまが使ってそうなものを探して買っちゃおう!」

骨眼鏡
「そうだな。俺も手伝うよ。オービュロンのサングラスは特徴的だし俺も見たことあるから」

モナ
「助かっちゃう~!それじゃ骨眼鏡さんはそっちを探してくれる?」



 2人で協力してオービュロンのサングラスと同じようなものを探すことにしたようだ。
 果たして、無事に見つかるのか……!




 そして、同時刻。別の場所でも動きがあったようだ――!





















ベレス
「森の方へまたやって来たけれど…。ここに困っている人はいないかな」

赤松
「この近くに家みたいなものがあったし、人は住んでそうだよね」



 森の近くを散策しているベレスと赤松。
 赤松の言っている『家みたいなもの』は、恐らく『ホラーハウス』のことだろう。



赤松
「それに、ここオバケが出そうだから早く人に会いたいってのもあるなぁ」

ベレス
「楓はお化けが怖いの?」

赤松
「そういうわけじゃないよ!でも雰囲気が怖いのは不安になるから嫌だってだけだよ。そういうベレスさんは平気そうだね?」

ベレス
「……自分がお化けに間違われることもあるかな」

赤松
「その存在感でオバケはおかしいと思うな?! ――あれ?」

ベレス
「どうしたの?」

赤松
「ほら、家の前!誰かいる!」



 赤松、どうやらホラーハウスの前で誰かが話しているのを発見した様子だ。
 近付いてみると、その正体は――。





































ホーリー
「それは酷いことをするヤツがいるもんだよ…。食べ物なら何でもいいのかい?」

レッド
『アカンで!アシュリーは好き嫌いが激しいんや!持ってくるなら好きなものを持ってきた方がええで!』

ホーリー
「だから、その好きなものを聞いているんじゃないか!家の主が家にこもりっきりじゃ聞けやしないよ…」

赤松
「あ、ホーリーさん!それに…赤い悪魔?」

ベレス
「どこかで見たことがあるね。前ゲームの考案に協力したことがあるから」

赤松
「どういう繋がり?!」



 話し合っていたのはホーリーとアシュリーの使い魔、レッドだった。
 主であるアシュリーはどうやらその場にいないらしい。どうかしたのだろうか?



ホーリー
「実はコイツの主?の家の中の食べ物が全部食べられてしまったらしくてねぇ。家の主が不機嫌で出てこないんだそうだよ」

レッド
『アイツ、急に家にけしかけてきよったと思たら、オレらの大事な食べ物ぜーんぶこうてしもうたんや!オレ、ここから動けへんしこの人に食べ物をこうてきてってお願いしとったんや!』

赤松
「食べ物を買って来ればいいの?それでなんで揉めてるの…?」

ベレス
「さっきホーリーが言っていた『好きなものを聞いている』が引っかかるね。買って来てはいけない食べ物がありそう」

ホーリー
「全くもってその通りさ。金はこの通りコイツからもう貰っているんだが、もし嫌いな食べ物を買って来たら後が怖いから買ってくるな、って去り際に言われてね…。それで何を買って来ればいいか聞いても教えてくれなくてね」

ベレス
「成程。答えになってしまうから言えないとか、だろうか。とにかく『嫌いなもの』さえ分かれば怒られはしないだろうね」



 どうやら買って来てはいけない食べ物があるようで、何を買って来ればいいのかを聞くために残っていたのだそうだ。
 しかしレッドは教えてくれないようだ。ベレスはそこから推察し、好きなものではなく嫌いなものを避けて食べ物を買ってくることを提案した。



ベレス
「困っている人の『嫌いな食べ物』の系統を教えてもらえる?」

レッド
『えーと…。確か『甘いもの』が苦手やで!』

ホーリー
「別に好きなものじゃなくても、嫌いなものを避ければいいのか。そこまで考えが回ってなかったよ…。ありがとうベレス」

ベレス
「いえ。困っているなら協力する。当たり前の事よ」

赤松
「とにかく、時間もないし甘いもの以外の食べ物を買ってこようよ!この森、街とは結構距離あるからさ!」



 アシュリーのために食べ物を買ってくることになったベレス、赤松、ホーリー。
 3か所で同時に別の悩み事が発生中だ。全て無事に解決できると良いのだが…?




ゲーム残り時間【39:13】

【逃走者】 残り10名

ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ
赤松楓
ベレス
アルル・ナジャ
ホーリー・ホワイト
骨眼鏡 ゆめひめ

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.67 )
日時: 2024/07/14 21:46
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

【38:59】



骨眼鏡
「中々オービュロンの使ってるサングラスと同じようなものが見つからないな」

モナ
「多分違う店で買ってるんじゃないかな?出来るだけ似たようなの渡してあげたいよねー」



 オービュロンのサングラスを買いにブティックまでやってきたモナと骨眼鏡だったが、中々お眼鏡にかなうサングラスが見つからないようだ。
 眼鏡コーナーを一通り探すも、オービュロンの使っているサングラスと似た形状のものは見つからない。



モナ
「どうしよう? あたしはこの柄付きの奴好きだけどなー」

骨眼鏡
「ああ見えてオービュロンプライド高いし、もし気に入らないものを買って持ってったら怒りそうな気がするんだが」

モナ
「怒るというか、ショックを受けるんじゃないかな? 自分を理解してくれなーい、とか言ってさ」

骨眼鏡
「分かる」



 結構、NPCにも容赦がない……!
 そんな2人を見かねたのか、ジョー店長が店の奥から段ボールを持ってきて2人に見せる。
 どうやら、店にあるサングラスをありったけ入れて持って来てくれたのだ!



ジョー
『どうやらお眼鏡にかなうものがなさそうですので、店の奥からサングラスを出来るだけ持って来てみましたよー。これで希望の品があるといいのですが…』

モナ
「本当?!ジョー店長やるぅ!骨眼鏡さん、段ボールの中探そう!」

骨眼鏡
「分かった!」



 2人は店に並べられているサングラスから買うものを決めるのをやめ、ジョー店長が持ってきた段ボールを漁り始めた。
 しばらく探していると、ふと骨眼鏡が1つサングラスを取り出す。



骨眼鏡
「モナ!これ、もしかしてオービュロンが使ってるサングラスと同じものじゃないか?」

モナ
「えっ?見せてみせて!あーっ、本当だ!じゃあこれ買ってこう!ジョー店長、このサングラスください!お金はこれで!」

ジョー
『はい、承知しました。この金額だとおつりは「ジョー店長ありがとう!あたし急いでるからこれで!」』



 モナが代金を机に置くと、ジョーがおつりを用意する前に彼女はサングラスを持って店の外に行ってしまった!



ジョー
『モナさん?モナさーん?おつり!おつりー!』

骨眼鏡
「……俺が届けておきますよ。おつりください」

ジョー
『ありがとうざいます。お世話かけます…』



 代わりに骨眼鏡がおつりを受け取り、無事サングラスを購入することが出来た。
 後はサングラスをオービュロンに届けるだけだ!













 同時刻、ナインボルトのコレクションを盗んだ犯人を追っていたルイージ、ゆめひめにも動きがあったようだ。




ゆめひめ
「やっぱり。ナインボルトのコレクションを盗んだのはマホロアだったんだね!あのイカサマタマゴめ!」

ルイージ
「(イカサマタマゴ…)」



 ナインボルトに教えてもらった道を進むと、行き止まりには墜落したローアがあった。
 しかし、ローアの入口は締まっており船の主はいなさそうだ。



ルイージ
「でもそのマホロアって奴、今いないんじゃないかな? 扉締まってるし…」

ゆめひめ
「中に閉じこもってるのかもしれないけど、もしかしたらそこら辺うろついてるのかも……って、」



























マホロア/ゆめひめ
『あ』









ゆめひめ
「いたーーーーー!!!待てイカサマタマゴ!!!ナインボルトのコレクションを返せーーー!!!」

マホロア
『出会い頭に何なんだヨォ!!!それにナインボルトってイッタイ何の話ダイ?!ボク知らないヨォ!!!』

ゆめひめ
「しらばっくれても無駄だよ!その袋の中身は何?!」

マホロア
『ギクッ』

ルイージ
「盗んでることは間違いなさそうだね…」

ゆめひめ
「ほらルイージ突っ立ってないで!マホロアを取り囲んでコレクションを取り返して!」

ルイージ
「あ、うん!」



 なんと、戻ってきたマホロアと鉢合ってしまった――!白い大きな袋を持っていることから、ナインボルトのコレクションを盗んだ犯人は彼で間違いなさそうだ。
 早速彼を追いかけるゆめひめと、彼女と逆方向に走りマホロアを挟み撃ちする為に動き出したルイージ。
 果たして作戦は上手くいくのか……?!








マホロア
『エエイ、この袋の中身が重くなければ飛んで逃げられたノニ…!こうなったら逃げるが勝ちだヨォ!!!』

ゆめひめ
「絶対逃がさないんだからーーー!!!待ちなさーーーい!!!」

ルイージ
「ゆめひめさん!こっちから挟み撃ちするよ!」

マホロア
『ナッ?!いつの間に回り込んだんだヨォ?!』

ゆめひめ
「よーし、そのまま挟み撃ちだよ!!」



 マホロアを挟み撃ちしようとしている2人。しかし、その行動を邪魔する者も近くに――















































ハンター
『…………!!!』




 いる……!!
 狙われたのはどっちだ?!




ゲーム残り時間【36:44】

【逃走者】 残り10名

ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ
赤松楓
ベレス
アルル・ナジャ
ホーリー・ホワイト
骨眼鏡 ゆめひめ

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.68 )
日時: 2024/07/16 21:41
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

狙われたのは――






































ハンター
『…………!!!』








ROCK ON 【YUMEHIME】





ピーーーーーーーーーーーー








 ゆめひめだ……!!




ゆめひめ
「よっしゃ捕まえた!!ナインボルトのコレクションを返しなさい!!」

ルイージ
「挟み撃ち作戦大成功だね!」

マホロア
『ボクとしたコトガ…ガクッ』



 ゆめひめ、ルイージ共にマホロアに夢中でハンターの接近に気付いていない!



ハンター
『…………!!!』



 その間にもハンターと2人との距離は徐々に縮まっていく……!!



ルイージ
「マホロアから袋も取り戻したし――ってゆめひめさん!後ろ!後ろ!」

ゆめひめ
「後ろ……あっ!!」



 ハンターが来たが、時すでに遅し……!距離は目と鼻の先だ――!



ルイージ
「に、逃げないと!うわぁーーー!!!」

ゆめひめ
「なんでこんな時にハンターがくるのーーー?!!」

ハンター
『…………!!!』

マホロア
『アレ?ボク間一髪助かった? ココにいたらまた捕まるカラサッサとトンズラしなきゃ!』



 ようやくハンターに気付き同じ方向へ逃げる2人。ハンターもそれを追う!
 マホロアも便乗しローアの方向へと走り去っていった!









ハンター
『…………!!!』

ゆめひめ
「こんな近距離じゃ無理だよーーー!!!」









ポンッ








【36:28】
ゆめひめ 確保 残り9名



ゆめひめ
「アイツに夢中になってハンターに気付くの遅れた……。サイアク!」



 イカサマタマゴに夢中になっていたのが仇となった……。












 ピリリ ピリリ












ルイージ
「通知だね。『ゆめひめ 確保 残り9名』 あー、ゆめひめさん駄目だったか、ゴメン…!」

骨眼鏡
「作者陣からの参加は俺だけになっちゃったぞ?!」

赤松
「もうちょっと生き残ると思ってたのにー!ゆめひめさんの思いも私が引き継ぐよ!」



 ゆめひめも確保され、ミッションによる犠牲者が続々と増えていく……!
 ルイージはそのままハンターから離れるように回り道をし、ナインボルトの家へと走っていった!



ルイージ
「そうだ!早くこれを届けに行かないと。ナインボルトクン困ってるよ!」












ルイージ
「ナインボルトクーン!」

ナインボルト
『あっ、ルイージだ。それって……!』

ルイージ
「うん。ナインボルトクンの大切なコレクション取り返してきたよ!」



 ルイージが持ってきた袋を渡すと、ナインボルトは中を物色。
 どうやら、盗まれたものは全て袋の中に入っていたようだ!



ナインボルト
『……うん、ちゃんと全部ある。ありがとう!これおかあさんも大切にしてたやつだったからさ、盗まれて困ってたんだよ!』

ルイージ
「本当かい?それは良かった。もう盗まれないようにね!」

ナインボルト
『うん、気を付けるよ!あ、そうだ!これ取り返してくれたお礼!受け取って!』



 ナインボルトはルイージに『無敵サングラス』を手渡した。
 無敵サングラスがあれば、かけている間1分間はハンターに追跡されなくなる!



ルイージ
「え、これ凄いものじゃないか!こんな大切なものいいの?」

ナインボルト
『ボクちんには必要のないものだからねー。よかったら使ってよ!』

ルイージ
「ありがとう!有効活用させてもらうよ!」



【35:49】

ルイージ
住民の悩みを解決
無敵サングラスをゲット




 ピリリ ピリリ




ワルイージ
「なんだなんだ~?『ルイージが住民の悩みを解決したため、宇宙船が一部撤退し行き止まりになっていたエリアが解放された』
 なんだと~?!クソー!あいつにいいところ取られちまったぜ~~!!!」

モナ
「わ、本当だ!宇宙船があったところが無くなってる!ラッキー!」

ベレス
「住民の悩みを解決すればエリアの封鎖も解かれるんだね。これは助かったよ、ありがとうルイージ」



 ルイージが住民の悩みを解決し、宇宙船が一部宇宙へと去っていったようだ。
 それにより、行き止まりとなっていたエリアが一部解放された!ハンターから逃走できるエリアが広くなった。








 同時刻。サングラスを購入した2人にも動きがあったようだ……!






























モナ
「オービュロンおじさまー!サングラス買ってきたよー!」

オービュロン
『オー!本当デスカ?!』

骨眼鏡
「あとおつり。モナったらおつり貰わずさっさと走って店出ていっちゃうんだもんなぁ」

モナ
「えへへ。女子高生に立ち止まってる暇はないんだよ!」



 モナからサングラスを貰ったオービュロンは早速サングラスをかけてみる。
 つぶらな瞳がサングラスに隠れ、いつものオービュロンの姿へと戻った!



オービュロン
『シカモイツモ使ってイルものと同じものを買って来てクレタノデスネ!アリガトウゴザイマース!』

骨眼鏡
「あ、同じ奴だったのか」

オービュロン
『コレデぴっぐしっぷを動かせマス!チョット待っててクダサイ!』



 そういうと、オービュロンはピッグシップに乗り込み、道路の真ん中から逃走に影響が出ない場所にまで移動をしてくれた。
 これで、ここのエリアの行き止まりも解消された!



モナ
「やったー!これでここも逃げられるようになるね!」

オービュロン
『恩に切りマス!ア。ソレト…コレをぴっぐしっぷの中で拾ったノデ、差し上げマス』

骨眼鏡
「なんだこれ?鍵?」

オービュロン
『ヨク分かりまセンが、ワタシには不必要なモノナノデ受け取ってクダサイ!』

骨眼鏡
「鍵かぁ。一応持っておくか。今後のミッションとかに使うかもしれないからな」

モナ
「そうだね!おじさま、今度は隕石にぶつからないようにしてね!」

オービュロン
『善処シマス…』

骨眼鏡
「(善処出来るかなぁ…)」



 オービュロンから不思議な鍵を貰った骨眼鏡。一体何に使用するのだろうか?



【35:31】

モナ 骨眼鏡
住民の悩みを解決
不思議な鍵をゲット




 ピリリ ピリリ




ワリオ
「おお、まだ通知があるではないか! 『モナ、ルイージが住民の悩みを解決したため、宇宙船が一部撤退し行き止まりになっていたエリアが解放された』
 流石モナに骨眼鏡!オレ様の社員だな!」

赤松
「これで住民の悩みは結構解決できたのかな?後は私達が食べ物を買ってあの悪魔に届けてあげるだけだね!」

ホーリー
「時間も無くなってきた。急ごうか」



 骨眼鏡は、社員ではない……。
 ミッション③終了まで残り5分に迫っている。逃走者達は住民の悩みを全て解決することが出来るのか!




ゲーム残り時間【35:31】

【逃走者】 残り9名

ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ
赤松楓
ベレス
アルル・ナジャ
ホーリー・ホワイト
骨眼鏡

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.69 )
日時: 2024/07/17 21:01
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

【35:10】



赤松
「商店街に来たはいいけど何を買って行こう?甘いものは駄目なんだよね?」

ベレス
「肉屋、魚屋、八百屋…。こう沢山あるとどこに行けばいいか迷うね」

ホーリー
「……一応聞いておくけど、買った肉や魚や野菜をそのままあの悪魔に届けようなんて思っちゃいないだろうね?」

ベレス
「……。その手があったか」

赤松
「流石にそのままは駄目だと思うな私?!」

ホーリー
「言うんじゃなかったよ」



 レッドの主――アシュリーに食べ物を買うために商店街へとやってきた3人の逃走者。
 しかし、どの店で買い物をすればいいか迷っているようだ……。



赤松
「無難にお肉屋さんでコロッケを買っていく、でもいいんじゃないかな? ほら、大きなものを買っちゃうともしハンターに見つかった時に逃げられなくなりそうだし…」

ホーリー
「なるほど、それはいい考えだね。コロッケならかさばらないし、1つで満足してもらえそうだよ」

ベレス
「そもそも、自分達はお金を十分に貰ってない。買える物は限られてくるから、それで満足してくれるなら自分はそれに従うよ」



 話し合いの結果、肉屋でコロッケで買うことに決めたようだ。
 早速肉屋へ向かってみると、コロッケが3種類ほど並べられているのが見えた。



ホーリー
「3種類もあるのかい。買う金はありそうだし、1種類ずつ3つ買っていくってのはどうだい?」

赤松
「それいいかも!でも…。クリームコロッケが『甘いもの』判定されないかなぁ?」

ベレス
「肉屋のコロッケに甘いものはないんじゃないかな?どれが好きなのかは結局聞き出せなかったし、全部買ってあげてみよう」



 一応、レッドからは少ないが食べ物を買う資金は貰っている。
 どうやら、その資金を全部使ってコロッケを3つ買うことにしたようだ。
 赤松が代表して前に出て、店員に話しかける。



赤松
「すみませーん!『牛肉コロッケ』と『クリームコロッケ』と『メンチカツ』を1つずつください!お金はこれで!」

店員
『牛肉コロッケ、クリームコロッケ、メンチカツ1つずつだね。あいよ!」

ホーリー
「中々面の皮がいい店員じゃないか。アタシゃ気に入ったよ」



 コロッケの入った袋と釣銭を貰い、赤松は2人の元へと戻ってきた。
 後はこのコロッケをレッドに渡すだけだ!



ベレス
「今の時間は……。ちょっと走らないと間に合わないかも。急ごう」

ホーリー
「ギリギリってとこかい。だけど、絶対にクリアしてやるよっ!」



 話している間に2分ほど時間が経過していたようだ。
 急いで森の方向へと走り出した3人。果たして間に合うか――!



















































【31:03】



赤松
「な、何とかついたね…」

ベレス
「ホーリー、走りっぱなしだったけど大丈夫?随分と息が上がっているみたいだけど」

ホーリー
「2人共走るの速いんだよ…。付いていくので精一杯さ、どんだけ体力あるんだいアンタら…」



 なんとかミッション終了前に家の前に戻ってくることが出来た!
 家の前にはレッドと、黒髪の少女――『アシュリー』が突っ立っていた。



赤松
「悪魔さーん!食べ物買って来たよ!……その子にあげればいいの?」

レッド
『おお、ホンマか?!助かるわ~!せやせや、アシュリーに渡したってや!』

アシュリー
『……おいしそうなにおい』

ホーリー
「家の中の食べ物が全部なくなるなんて災難だったね…。これでも食べて元気をお出しよ」



 赤松がコロッケの入った袋を渡すと、アシュリーは無言でその袋からコロッケを取り出した。
 そして、サクサクと満足そうに口にしたのだった。どうやら嫌いなものではなかったようだ……。



アシュリー
『……おいしい』

ベレス
「良かった。美味しかったようだね」

アシュリー
『アシュリー、あまいものはキライ。けど、これはあまくないしおいしいから食べてあげるわ』

レッド
『ほら、買って来たみんなにお礼いいや!』

アシュリー
『…………』

レッド
『ほ~ら~!』

アシュリー
『……チッ』

赤松
「仲が悪いのかな?」

ホーリー
「いつものやり取りだろう」



 アシュリーがコロッケ、メンチカツを全部食べ終えると満足そうに3人に向き直った。
 どうやら、お礼に魔法で何かしてくれるというのだ。



アシュリー
『……悪い気があるわ。アシュリーの魔法でそれ解いてあげる』

ベレス
「悪い気? 空気ってわけではないけれど…。そういえば、賞金確認画面に何か変な文字があったね」

ホーリー
「あぁ、賞金単価が下がるとかいうヤツかい? 賞金はあまり気にしてなくて頭から抜けちまってたよ」

赤松
「賞金単価を直してくれるってことかな?」

アシュリー
『……好きにかんがえればいいわ。――『レドモニトモ ヨンキウヨシ』」



 アシュリーが魔法を唱えると、ベレスが見ていた画面から文字が消えた!
 赤松が予想していた通り、アシュリーの魔法は賞金単価を元に戻す魔法だったようだ。



アシュリー
『……オーケー』

赤松
「ありがとうアシュリーちゃん!」

アシュリー
『……たべもののお礼よ。レッドが苦労かけたわね』



【30:28】

赤松楓 ベレス ホーリー・ホワイト
住民の悩みを解決




 ピリリ ピリリ




アルル
「あ、通知だ!『赤松楓 ベレス ホーリー・ホワイトの活躍により、住民の悩みが解決された。そのため、30分以降の賞金単価は100円のままだ。』
 え、賞金単価下がるところだったの?!」

ワリオ
「オレ様の為にサンキューな~!よーし、そろそろ自首しに向かうとするか~!」




 そして――。














【30:00】




 ピリリ ピリリ




ルイージ
「あ、また通知だ。『30分を経過したため、ミッションを終了する。解決できていない住民の悩みは0だ。』
 よかったー、悩みは全部解決できたみたいだね!」

ワルイージ
「ルイージに出番を取られて悔しいぜ~~~!!!次こそはオレ様が活躍してやるんだからな~~~!!!」



 残り時間30分を経過し、ミッション④が終了した。これ以降の住民の悩みは解決できなくなるが、逃走者が力を合わせ全ての悩みを解決することに成功した!
 120分の長丁場も残り4分の1となった。果たして、逃走成功者はこの中から現れるのだろうか?!




ゲーム残り時間【30:00】
【ミッション④ 終了時 状況】


【確保者】
オミノス・クロウ アミティ
クリス マリオ 日向創
ベアリング・アウト リュール ジミー・サング あんどうりんご
konakun. 苗木誠 ゆめひめ


【逃走者】 残り9名

ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ
赤松楓
ベレス
アルル・ナジャ
ホーリー・ホワイト
骨眼鏡


【アイテム状況】

ルイージ 無敵サングラス×1
アルル・ナジャ ハンターレーダー(3分)×1


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