二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中【完結】
日時: 2024/08/05 20:31
名前: 灯焔 (ID: 2EqZqt1K)

今回限定のスペシャルな逃走中、その名も『逃走中#CRSP』!
そんなゴージャスでデラックスな逃走中に挑む21人の逃走者。
『ナンデモアリ』が許される、地図に載らないとある街を舞台にハンターとの決死の攻防が今、始まる…!


※注意※
 ・登場するキャラクターは全て履修済みの作品からの出典です。かつ基本的な性格、口調等は原作準拠を心掛けております。ですが、表記上分かり易くする為キャラ崩壊にならない程度の改変を入れております。
 ・原作の設定が薄いキャラクター等、一部の登場人物に関しては自作設定を盛り込んでおります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
 ・誤字、脱字、展開の強引さ等ございますが温かい目でお見守りの方をよろしくお願いいたします。
 ・不定期更新です。


【ルール】
<逃走エリア>
『ダイヤモンドシティ』 出典:メイドインワリオシリーズ
メイドインワリオシリーズの主な舞台となる、ワリオの出身地。
正直、何が起きてもおかしくない程『ナンデモアリ』が許されている。

逃走時間:120分
賞金単価:1秒100円(MAX72万円)
ハンター:初期4体
自首方法:エリア2箇所にある公衆電話から、自首をする旨を連絡する。


【逃走者】
<スーパーマリオシリーズ> より (3人) >>1
マリオ
ルイージ
ワルイージ

<メイドインワリオシリーズ> より (3人) >>2
ワリオ
モナ
ジミー・サング

<ダンガンロンパシリーズ> より (3人) >>3
苗木誠
日向創
赤松楓

<ファイアーエムブレムシリーズ> より (3人) >>4
リュール
クリス
ベレス

<ぷよぷよシリーズ> より (3人) >>5
アルル・ナジャ
アミティ
あんどうりんご

<ブレイブリーデフォルトシリーズ> より (3人) >>6
ホーリー・ホワイト
ベアリング・アウト
オミノス・クロウ

<作者枠> (3人) ※敬称略 >>7
骨眼鏡
ゆめひめ
konakun.

計21人


予想アンケート実施中! ※締め切りました
次回作参加者募集中! ※締め切りました

以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.50 )
日時: 2023/11/12 22:14
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: jX8tioDf)

【64:49】



ベレス
「ハンターが放出されるまで残り5分を切っているね。探している間に1つ2つ宝箱は見つけたけれど、どれも開けられていた。広い街に12個は意外に少ないものだね…」



 50体のハンターがエリアに放出されるまで、残り5分を切った。
 ベレスは冷静に状況を分析しつつ、ミッションをクリアするため宝箱探しに奮闘する!



ベレス
「街中でこれだけ見つからないということは……。もしかしたら、外れの森の中にいくつか宝箱が隠されているのかもしれない。探してみる価値はありそうだね」



 街中での探索を切り上げ、ホラーハウスがある森の方面を集中的に探す決断をしたようだ。
 ベレスは素早く街に背を向け、森の方向へと向かう。


ベレス
「移動中にハンターと鉢合うのもまずいから、慎重にしつつも急ごう」



 果たして、その判断は吉と出るのか、凶と出るのか!
















【64:13】



モナ
「やったー!やっと会社についたー!通れない道があるってタイヘーン!」

ホーリー
「モナ!また会えたじゃないか!」

骨眼鏡
「待機エリアの中に用意された飲み物は飲んでいいんだってさ。持ってくるよ」

モナ
「ありがと骨眼鏡さーん。あたし、超走ってヘトヘト~…」



 ワリオカンパニーにモナが到着。これで、4人目のミッション③クリア者が現れた!




【64:13】
モナ

ミッション③ クリア




モナ
「あれ? ワリオおじさまはまだ来てないの?」

苗木
「モナさんで4人目だよ。ボク達以外はまだ来てないね」

モナ
「おじさまのことだから道に迷ってる、ってことはないと思うんだけど…。どうしちゃったんだろ」

骨眼鏡
「ワリオのことだしろくでもないことに巻き込まれてるんじゃないか?」

ホーリー
「アンタはあの男をなんだと思っているんだい…」



 どうやら、自分より先に宝箱探しを終えたワリオがまだ来ていないことをモナは不思議がっているようだ。
 果たして、ワリオは一体どこで何をしているのだろうか?


































ワリオ
「フンガーーーーー!!!何故オマエが追いかけてくるのだーーーーー!!!自分で探せーーーーー!!!」

ワルイージ
「オマエなんぞに先に会社に行かせるわけにはいかねぇよ!!!その社員証をオレ様に寄越しなさーーーい!!!」



 ――紫色の髭に社員証を狙われていたのだった…。
 どうやらワルイージも宝箱が開けられていたものしか見つけられておらず、すれ違ったワリオの社員証を奪って自分だけカンパニーに向かおうとしていたのだ!
 ハンターではなく、宴の相棒に追いかけられるワリオカンパニー社長、哀れである……。



ワルイージ
「オマエだけいい恰好するなんてズルいぜ~!!!いずれオレ様主役のゲームを任○堂に作ってもらうんだからな!オマエはその為の礎なんだよイシズエーーー!!!
 いつの間にかデイジーとも扱いの差が開いちまってるんだよ~~!!あいつだけフラワー王国に行きやがってーーー!!!」

ワリオ
「オレ様じゃなくて○天堂に言えそんなモン!!!この社員証をオマエなんぞに渡してたまるかーーー!!!
 なんでハンターではなくオマエに追いかけられなきゃならんのだーーーーー!!!」



 ワリオ、珍しく正論で返している…。
 二人の男の不毛な争いが続く中、それに終止符を打つ"影"が――!








































ハンター
『…………!!!』








ROCK ON 【WALUIGI】





ピーーーーーーーーーーーー








ワリオ/ワルイージ
『ワーーーーーーーッ!!!』



 ワルーズに迫る、黒い影――!
 ここで捕まっては全てが水の泡である。確保を免れようと必死に抵抗を続ける!



ワリオ
「なんで一緒の方向に逃げるんだよ!狙われてるのオマエだろ!!」

ワルイージ
「オマエに擦り付けてから逃げるに決まってんだろ!さっさと腹を括りなさ~い!!」

ワリオ
「オマエ!やり方が意地汚いぞ!!」

ワルイージ
「他人なんて利用してナンボなので~す!!それにオマエには一番言われたくねーよ!!」



ハンター
『…………!!!』



 ハンターはターゲットが切り替わりながらも、ワルーズ2人を追い続ける!
 街中での逃走劇は続き、流石に2人の体力も限界に近付いてきている。
 そして、そんな彼らの近くに――

































ジミー
「この宝箱は……Oh Yeah!!ちゃんと社員証入ってたYO!」



 2人の近くに、ジミー……!!
 ジミーはワルーズがハンターを引き連れて逃げていることに気付いていない!



ワリオ
「お?!あそこに誰かいるぜ!!!」

ワルイージ
「仕方ねえ、アイツにはオレ様主役の道の為に散ってもらうぜ!!!」

ジミー
「……ん?」



 ジミー、やっと2人に気付いたが時すでに遅し……!
 ワルーズは悪びれる様子もなくジミーを追い越し、そのまま近くにあった草むらに飛び込んだ!
 ハンターの標的は立ち止まっていたジミーに切り替わる!



ハンター
『…………!!!』








ROCK ON 【JIMMY THANG】





ピーーーーーーーーーーーー








ジミー
「な、なんだってーーーーー?!」









ポンッ








【63:01】
ジミー・サング 確保 残り11名



ジミー
「ハンターに気付けなかったYO……」



 逃げる間もなく、ジミー・サング 確保……。












 ピリリ ピリリ












ワリオ
「通知だな!『ジミー・サング 確保 残り11人』
 悪いなジミー!でもハンター近付いてきているのに呑気に喜んでいるオマエも悪いんだぜ!」

ワルイージ
「助かったぁー…。ってオイ!抜け駆けしようとするなよ!その社員証はオレ様のものだー!!」

ワリオ
「待て待てワルイージ!さっきジミーが捕まった場所をよく見てみなさい!」

ワルイージ
「ん~?」



 ワリオに言われるがまま、ワルイージはジミーの確保場所をよく見てみる。
 なんとそこには彼が手に入れた社員証が落ちていた!確保された逃走者が入手していた社員証は、確保場所に置かれるルールになっている。



ワルイージ
「おお~?!社員証じゃないかー!!これでオレ様も会社に行けるってもんだぜ~!!」

ワリオ
「フン!今回はオレ様に感謝するんだな!というわけでとっととカンパニーに向かうぜ~!!」




【62:52】
ワルイージ

ワリオカンパニー社員証 入手




 ひと悶着はあったが、無事にワルイージも社員証を入手した。後はカンパニーの中に避難をするだけだ!
 ミッションの残り時間も残り3分。果たして、逃走者達は無事にハンター放出の危機を回避することが出来るのか!




ゲーム残り時間【62:52】
【ミッション③ 進捗状況】

【ミッション③クリア者】 4名
モナ
苗木誠
ホーリー・ホワイト
骨眼鏡


【ミッション②未クリア者】 残り7名
○:社員証を入手した逃走者

ルイージ ワルイージ○
ワリオ○
ベレス
アルル・ナジャ○ あんどうりんご
konakun.○

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.51 )
日時: 2023/11/14 22:40
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: jX8tioDf)

【62:45】



アルル
「おーい!みんなー!」

konakun.
「結構厄介な場所に宇宙船墜落してたね…」



 50体のハンターが放出されるまで残り3分を切った!そんな中、社員証を入手していたアルルとkonakun.がワリオカンパニーへと到着。
 無事、2人もミッション③クリアだ!




【62:45】
アルル・ナジャ
konakun.

ミッション③ クリア




骨眼鏡
「konakun.さんはアルルと一緒だったんですね」

konakun.
「まぁねー。砂浜にふらっと寄ってみたらアルルが宝箱探してたから、なんとなーく手伝ってた」

アルル
「な、なんとなく…」

苗木
「まぁまぁ…」



 konakun.は相変わらずのマイペースさでアルルを振り回しているようだ……。



モナ
「あと3分くらいでハンターがダイヤモンドシティに来ちゃうんだっけ?」

ホーリー
「そうだねぇ。みんな間に合うといいんだけど…」

モナ
「おじさま、早く来ないかなー」



 ハンター放出まで、もう一刻の猶予もない!
 社員証も残り僅かな中、無事に全員がミッションをクリアすることが出来るのか!




















【62:33】



ベレス
「一か八か森の方まで来てみたけど…。この中に宝箱が無かったらミッションクリアは諦めるほか無さそうだね」



 宣言通り、ホラーハウス付近の森にやってきたベレス。もしこの森に1つも宝箱がなかった場合、ミッションクリアは絶望的になってしまう!
 迷っている猶予もない、と彼女は森の中へと素早く入っていった。
 森の中は入り組んだ道になっており、ハンターからも見つけにくいが、ハンターを視認しにくい。逃走者にもハンターにも厄介な構造になっている。



ベレス
「辺りを見回して、無さそうなら道の奥に行ってみよう」



 ある程度捜索範囲の目途を付け、宝箱を探すベレス。
 草が生い茂っていない土の道を中心に、辺りを見回すが近くに宝箱らしきものはないようだ。
 繰り返しながら移動を続けていると――ふと彼女に近付く人影の気配を感じ、辺りを警戒する。その正体は――


















ルイージ
「べ、ベレスさん!そんな殺気出さなくてもいいから!ボクだよ、ルイージです!」

ベレス
「ん? ……ああ、ルイージだったか。これは失礼したね、てっきりハンターが来ていたものかと」

ルイージ
「影が薄いといわれなかったことは嬉しいけど、ボクはハンターじゃないよ?!」

ベレス
「それに、君の声は何だか…知り合いの傭兵に似ているような気がするんだ」

ルイージ
「無双もしないよ?!」



 ルイージは、歴史に名を残さない傭兵ではない…。ベレスに近付いてきていたのはルイージだった。
 手元を見てみると、彼の手には既に社員証があった。つまり、この森の中に少なくとも1つは宝箱があったという証明になる。



ベレス
「ルイージ、君は既に社員証を持っているようだけれど…。それはどこで拾ったものなの?」

ルイージ
「この森の中で見つけたんだ。ベレスさんって社員証は見つけられた?」

ベレス
「いいえ。実は見つけられていないんだ。この森になかったらミッションクリアは諦めようと思っていたところだよ」



 ベレスのその言葉を聞いて、ルイージははっとした表情になった。
 どうやら、彼女の役に立てる情報を話せると確信したようだ……!



ルイージ
「あっ!なら開いてない宝箱もう1つ見つけたよ!場所教えるから一緒に行こう!」

ベレス
「本当? ……なら、案内してくれると助かる。自分はハンターを警戒しておくよ」

ルイージ
「大丈夫大丈夫、ここからそう遠くない場所に見つけたんだ!ボクこのミッション始まってすぐこの森に来たんだけど、ボクの他に誰も入った気配はないから安心して!」

ベレス
「それは安心だけど…。もしかして、この森からずっと出てないの?」

ルイージ
「ん? う、うん……」



 一抹の不安が、一瞬だけ過ぎる……。
 しかし、立ち止まっていてはミッションクリアは不可能だ。ベレスはルイージを信じ、彼の道案内に従うことにしたのだった。


 少し歩くと、先程いた場所と似たような通路に出る。
 そこに、確かに開いていない宝箱がぽつんと置いてある……。



ルイージ
「あれ!あれだよベレスさん!」

ベレス
「分かった。開けてみるよ」



 ベレスが中を開けてみると――無事、社員証が入っていた!
 ルイージの言う通り、森の中にはミッション③中、2人以外誰も足を踏み入れていなかったようだ。




【61:43】
ベレス

ワリオカンパニー社員証 入手




ルイージ
「やったー!ベレスさんもゲットだー!」

ベレス
「ルイージ、ありがとう。……でも、まだミッションクリアしたわけではないから油断しないように。カンパニーまで急いで行こう。もうハンター放出まで残り2分を切っているからね」

ルイージ
「は、はいっ!(今のベレスさん、なんだか先生っぽかったなぁ)」



 ルイージとベレスも社員証を手に、ワリオカンパニーへと向かう!
 これで社員証を入手出来ていないのは――――










りんご
「ど、どこにあるんですか社員証?!見つけた宝箱全部もぬけの殻ですー!」



 あんどうりんごのみとなった!
 しかし、社員証を入手出来ている逃走者もハンター放出時間までにカンパニーの中に入れないと、50体のハンターの餌食となってしまう!



ワリオ
「急げ急げ急げーーーーい!!!」

ワルイージ
「ワルイージ様の活躍をこんなところで途切れさせてたまるかーーー!!!」



ルイージ
「わわわっ 時間が刻々と迫ってるよー!!」

ベレス
「焦ってはいけないよ。油断してハンターに捕まったら全てがおしまいだから」




 逃走者達の運命や、如何に?!




ゲーム残り時間【61:30】
【ミッション③ 進捗状況】

【ミッション③クリア者】 6名
モナ
苗木誠
アルル・ナジャ
ホーリー・ホワイト
骨眼鏡 konakun.


【ミッション②未クリア者】 残り5名
○:社員証を入手した逃走者

ルイージ○ ワルイージ○
ワリオ○
ベレス○
あんどうりんご

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.52 )
日時: 2023/11/14 22:47
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。こっちも現在逃走中を執筆中、超絶お久しぶりのおろさんです。


さて、今の所のミッションは避難系……という事ですか。宇宙船って……1つはともかく他は何なのやらとも思いますがまあいいか。

ハンター50体の脅威から皆さん逃れられるのでしょうか。というか中々に騒がしいなワリオとワルイージ……


……大分短いですが、今回はこれで失礼します。それでは。

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.53 )
日時: 2023/11/15 21:55
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: jX8tioDf)

>>おろさん 様

どうもです。お久しぶりのコメントありがとうございます。

現在はエリアに放たれる50体のハンターから逃れるため、ワリオカンパニーへと避難するミッションの最中。
直前に宇宙船が何機か墜落してエリアの通り道を一部封鎖しているようです。

ワリオ&ワルイージは周りを巻き込みながらもミッションクリアに向けて動いています。果たしてクリアできるのでしょうか?



暖かいコメント、本当にありがとうございます。
今後とも当作品をよろしくお願いいたします。

Re: 逃走中#CRSP にげきれ!メイドイン逃走中! ( No.54 )
日時: 2023/11/15 22:02
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: jX8tioDf)

【61:12】



konakun.
「もう少しで残り1分切りますなー」

モナ
「まだ会社に来れてない人5人もいるんだよね? 大丈夫かなぁ?」

苗木
「ルイージさん達はともかく、ベレスさんがまだというのが意外だね…。彼女は教師もしていたそうだし、こういうミッションはさっさとクリアしそうなイメージがあったよ」

アルル
「人助けが趣味だって言ってたし、もしかしたら他の人に宝箱を譲って遅れてるのかも…? りんごも心配だなぁ、無事に社員証見つけてればいいんだけど…」

骨眼鏡
「うわー…。それでハンター50体に巻き込まれたら俺、嫌だな…」



 50体のハンターが放出されるまで残り1分を切ろうとしている。社員証を入手して、新たに会社に到着した逃走者は現れていないようだ。
 なお、社員証の入手情報は逃走者には分からない。誰が今何をしているのかの詳細を知ることは出来ない!



ホーリー
「アタシ達ですら探すのに骨が折れたんだよ? 1人2人見つからずハンターに巻き込まれてしまう人が出てきても仕方ないというものだよ。 ……本音を言うなら、そんなヤツ1人だって出てきてほしくないけどさ!」

苗木
「とにかく、この間に誰か来るのを――。ん? 足音?」

モナ
「誰か来たの?!」



 話し合っている途中、こちらに向かってくる足音が聞こえてきた!
 その音に振り返ってみた先に現れたのは――

























ワリオ
「ついたーーー!!! あーーー、宇宙船ジャマだったーーー!!!」

ワルイージ
「宇宙船がジャマすぎて遅れちまったぜーーー!!!」

モナ
「おじさまだー!間に合ったんだねー!」

骨眼鏡
「なんだかんだクリアするとは思ったけど、随分と遅い到着だったな」

ワリオ
「おおモナ!遅れちまって悪かったな!ついさっきまでコイツに散々追いかけ回されてよ!」

ワルイージ
「コイツだけぬけぬけとミッションクリアしようとしていたから、手柄をオレ様が横取……ありがたく利用しようとしてあげただけだぜー? 別に悪いことはしてませ~ん!」

konakun.
「社員証奪おうとしてたの?」



 ワリオとワルイージ、遂にワリオカンパニーの中へと到着!
 他の逃走者を巻き込み一波乱起こしながらも、無事ミッション③クリアだ!




【61:01】
ワルイージ
ワリオ

ミッション③ クリア




ワルイージ
「ん~? ルイージは来てねーのか?」

ホーリー
「ルイージ……? ああ、あの地味な緑のヤツかい。まだ来てないよ」

ワリオ
「グフフ、アイツにはここで脱落してもらえば……。オレ様達がもっと注目されるってモンだぜ!!」

骨眼鏡
「お前後で筆者にボコボコにされても知らないぞ。マ○パで」

ワリオ
「筆者が緑のヒゲがマイキャラだからってそんなことをいうんじゃない骨眼鏡!!!」

アルル
「メタい!メタいのダメゼッタイ!」



 彼らが到着したことにより、まだミッション③をクリアできていない逃走者は……




ベレス
「この道をまっすぐ行こう。向こうにハンターが見えたけど、宇宙船を死角にして回避できるはずだ」

ルイージ
「道を塞ぐのは大迷惑だけど、ハンターからも見えにくくなるのは利点だね……。時間ないし急がなきゃ!」

りんご
「このままでは社員証が見つからないままミッション③が終わってしまいますー!なんとか、なんとか見つけないと……!」



 以上の3名となった。果たして、ミッション③の行方は――?!



































【60:47】



りんご
「まさかここまで社員証が見つからないとは……。いくら視力が良くても中身が空であれば意味がありません!」



 未だ社員証を見つけられていないあんどうりんご。見つけた宝箱は既に開けられており、他の逃走者が社員証を持っていった後だったようだ。
 このままではワリオカンパニーへの非難は不可能。50体のハンターの餌食となってしまう!



りんご
「もうなりふり構ってはいられませんし、ここら辺を探して見つからなかったら自首ボックスの近くまで移動しましょう!」



 既にミッションの残り時間は1分を切っている。自分であたりを付けた場所での探索が終わり次第、りんごは自首をする決意を固めたようだ!
 なお、50体のハンターが放出された後、ワリオカンパニーへ入ることは出来なくなる。しかし、残っている逃走者が全員捕まるまでミッション③は終わらない!
 その間に自首をすることは可能だ。もし成功できれば、それまでの賞金を全額ゲットしてゲームから降りることが出来る!



りんご
「自首のことも頭に入れながらも、最後まで諦めませんよ……!お、あそこに何かありそうです!」



 りんごの運命や、如何に――!!


































【60:22】



ワリオ
「なーなー。もう来ねえんじゃねーのかー? オレ様待ちくたびれちまったぜ~」

苗木
「まだキミが来て1分も経ってないよ?!」

モナ
「3人共大丈夫かなー…。心配だなぁ」

アルル
「りんご、早く来てー!」



 一方。ワリオカンパニーで他の逃走者を待つミッション③クリア者も、固唾を吞んで現在の状況を見守っている!
 何かと波乱が巻き起こったミッション③だったが、終わりの時は刻一刻と迫っている。



骨眼鏡
「もうミッション終了時間まで30秒切ってるもんな…。焦る気持ちも分かるよ」

konakun.
「10分が長いやら短いやら。もう終わりかーってなってる」

(×>ヮ<)<ミンナイッショニ クリアシテホシイヨネ!

骨眼鏡
「う、うわーーー?!キッチー?!俺には刈るものはない!!」

konakun.
「キッチーじゃないよー」

(×>ヮ<)<トモダチダヨ! キッチーハココニキテナイヨ!

骨眼鏡
「な、なんだ…。びっくりした…」

ワルイージ
「最近は作者の間で顔文字が流行ってんのか~? オレ様の顔文字も出したらきっと売れるぜー絶対ー!」

骨眼鏡
「ワルイージの顔文字…。想像つかないな」

konakun.
「マリオとかルイージの方が作りやすそうだよね」

ワルイージ
「今あいつらの名前を出すんじゃありませ~ん!!! ……ん?」



 足音がこちらに聞こえてきている。どうやら逃走者がワリオカンパニーへと到着したようだ!










ベレス
「ふぅ。間に合ったようだね」

ルイージ
「ハァ…ハァ…ギリギリセーフぅ……!!」

ホーリー
「やるじゃないか!間に合えばいいんだよ、間に合えば!」

ワリオ
「チッ、間に合ったのかよ!赤いヒゲ共々ハンターに捕まればよかったのにーー!!」

モナ
「もう、おじさま!そんなこと言わないの!」

ワルイージ
「ルイージ!オマエにはオレ様の立役者として頑張ってもらわなきゃ困るんでな!今のところはミッションクリア褒めてやるよ!!イ~ッヒッヒッヒッヒ!!」

ルイージ
「ありがとう…。でもキミに褒められる日が来るなんて…。明日は槍が降るかな…」

ワルイージ
「なに~っ?!人が折角褒めてやってるのにその言い草はなんだ~~!!前言撤回だ、次のミッションでオマエなんぞけちょんけちょんにしてオレ様が目立ってやるんだから覚悟しやがれ~~~!!!」

骨眼鏡
「言ってることが支離滅裂すぎる!!」

アルル
「ベレスさんもお疲れ様……って、あまり疲れてないね?」

ベレス
「普段から鍛えているからね。これくらいの距離なら平気よ」

苗木
「ベレスさんといい、クリスさんといい、ファイアーエムブレムの世界って体力オバケしかいないの……??」



 カンパニーへと現れたのはルイージ、そしてベレス!無事2人もミッション③をクリアだ!




【60:15】
ルイージ
ベレス

ミッション③ クリア




 そして――――








































【60:00】
ミッション③終了 ハンター50体放出




ハンター『…………』



 60分を経過した為、ワリオカンパニーへのゲートが封鎖され、会社の中へ入ることが出来なくなった。
 更に、街中に散らばっていた宝箱も全て運営本部に回収された!



りんご
「あ、あれっ?!さっきまで宝箱見えていたのに?!どういうことですか?!
 ……通知が来ていますね。『ミッション③終了 これよりハンターを50体エリアに放出する。また、エリアに逃走者がいなくなるまでゲーム時間はストップされる。』
 つまり、わたしが捕まるか自首するかしないとゲーム再開されないということですか?!」



 エリアには既にハンターが50体放出済みだ。更に、ゲーム時間が一旦ストップしているため、りんごが自首をするか、ハンターに捕まるかをしてエリアから脱出しないとゲームが再開されない!



りんご
「そんな大切な判断をわたしに委ねないでくださーい!と、とにかく自首ボックスの場所まで急がなければ……!」



 ミッション③がクリア不可能になったと判断したりんごは、自首ボックスへと急ぐようだ!
 しかし――



































ハンター
『…………!!!』








ROCK ON 【RINGO ANDO】





ピーーーーーーーーーーーー








りんご
「どこを見てもハンターですーーー!!!」



 50体のハンターから逃げるのは至難の業だ……!!



ハンター
『…………!!!』


りんご
「こんなの避け切れるわけないじゃないですかーーーーー!!!」









ポンッ








【60:00】
あんどうりんご 確保 残り10名



りんご
「出直してきます~…」



 あんどうりんご、ミッションに果敢に挑んだものの 敢え無く確保……。












 ピリリ ピリリ












アルル
「あ、通知だ!『あんどうりんご 確保 残り10人』
 りんご駄目だったんだ…。そんなぁーー!!」

konakun.
「駄目だったのかぁ。残念」

ルイージ
「でも、これからどうなるんだろう? また外に出てゲームを続けるのかな?」

ホーリー
「50体相手にやるのかい?! すぐ捕まっちまうよそんなモン!」










~??? モニタールーム~



マーガレット
『エリアに50体のハンターなんて圧巻ねー!というかフラム、これからどうするのよ?』

フラム
『この50体のハンターを上手く利用して、ちょっとやってみたいことがあるんだよね。これも『逃走中』の醍醐味だよ」

マーガレット
『醍醐味~? 『VIP席』に招待するお客様に喜んでいただけるようなものを用意できるんでしょうね?』

フラム
『大丈夫だよ。これもゲームには必要不可欠なものだから。僕に任せて』




 ⇒【MISSION】




 モニタールームでゲームの様子を伺っていたゲームマスターの2人が、ミッションを作動!
 エリアに50体のハンターがひしめく中、発動された内容とは一体――?!
 そして、ゲームマスターが発していた『VIP席』の意味……。どういうことなのだろうか?




ゲーム残り時間【60:00】
【ミッション③ 終了時 状況】


【確保者】
オミノス・クロウ 赤松楓 アミティ
クリス ゆめひめ マリオ 日向創
ベアリング・アウト リュール ジミー・サング あんどうりんご


【逃走者】 残り10名

ルイージ ワルイージ
ワリオ モナ
苗木誠
ベレス
アルル・ナジャ
ホーリー・ホワイト
骨眼鏡 konakun.


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19