二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

UWでの日常SP~偽りの仮面とQの秘密~【完結】
日時: 2024/07/25 23:02
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。



ウルトラワールドでの日常Reboot第1章『時空融合現象編』の完結編、SPとして今回からスタートとなります。



全く別の2つの世界を(座標とかそう言うのガン無視で)混ぜる時空融合現象を起こしていた一連の黒幕が何者なのか。


新たな出会い。新たな仲間、更にどう言うわけか現れる、敵か味方か分からない者達。


……そして、(やたら設定改変しちゃってた)色々様子のおかしい阿求の秘密が発覚するようで……


そんな話。一つの戦いの収束、そして新たな戦いへとつなぐストーリーを、どうぞ。



~念のため注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・不定期更新
・シリアス展開大有
・登場作品のネタバレ含む可能性あり
・『ウルトラワールドでの日常Reboot』の話の1つのため、逃走中同様に本編に関係する話も出てきたりします。
・地の文の練習がてら、語りが今までより多く出ます。



プロローグ>>1
>>2-31
エピローグ>>32

Re: UWでの日常SP~偽りの仮面とQの秘密~ ( No.23 )
日時: 2024/08/11 11:23
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

一方のゲッコウガ。



ゲッコウガ「くっ、ここまでしぶといとは……!!」



ギョウのクリーチャーにひたすら邪魔をされているゲッコウガ。


ギョウ「んー、そろそろ頃合いやな。もうええで。」


するとギョウは、召喚したザ=デッドマンとギョギョラスを引っ込める。


ギョウ「流石にこれ以上やると本当に取り返しのつかないことになるやろうから、この辺で止めておくニョロ。

それじゃあ、後はアンタら次第や。」


そしてギョウは、一方的にそう言って去って行った。


ゲッコウガ「オイ待て!!一体全体何を――」


「ゲッコウガ!!!」


すると、大地達が駆けつけて来た。


大地「とりあえず、あそこにあるのが敵の拠点ってワケか。」


ゲッコウガ「ああ、あそこに阿求殿が1人で入っていった。急いで追いたかったのだが、妙な邪魔が入ってしまったでござる……」


大地「その細かいことは後だ。とりあえずもう少し説明した方が良い事が多いから進みながら話そう。」


とにかく、扉の中に入って急いで阿求を追った。



*****


アイン「先手必勝!!」


【審判鳥 クリエイション】

【夢見る流れ クリエイション】


アインはいくつもの幻想体のカードを読み込ませ、『審判鳥』のE.G.O『ジャスティティア』を装備、『夢見る流れ』の高速移動の力でデータに突っ込む。


データ「フン……」


【列車戦隊トッキュウジャー→アクセス】

【逢坂大河→アクセス】


データは『ギア』を取り出し、ドライバーに付け替えてギアを回転させる。

『列車戦隊トッキュジャー』の列車がアインの動きを止め、『逢坂大河』の木刀で素早くアインを叩いた。


アイン「がっ……!!」


アインは軽く吹っ飛ぶ。それに対し、データは嘲笑っている。


アイン「だったら……!!」

【熱望する心臓 クリエイション】

【地中の天国 クリエイション】

【オールアラウンドヘルパー クリエイション】

アインは負けじと、『熱望する心臓』でパワーアップ。『地中の天国』の枝を伸ばしてデータの周囲を囲み、『オールアラウンドヘルパー』の回転で突っ込む。


データ「この程度!!」


【覚醒人1号→アクセス】

【ジャンヌ・ダルク→アクセス】

【三塚井ドクロ→アクセス】


『覚醒人1号』のシナプス弾撃、『ジャンヌ・ダルク』の旗、『三塚井ドクロ』のエスカリボルグで突撃を防ぎ、それらで一気に殴り飛ばす。


アイン「つ、強い……!!?」


苦戦するアイン。アインは引き続き嘲笑っていると、こう言い出す。


データ「見くびるな!!あの時は取り乱したが、私は今の今まで、この融合世界で活動を続けて来た!!


故に!!ありとあらゆるデータを記録及びラーニング!!更に度重なるドライバーの調整により、ヒーローの名に相応しい力を得た!!


更に!!私は様々な世界の魂を封じたギアを使用しているのに対し、貴様はたった1つの世界の要素……それも、魂を封じ込めたものでもない、情報しか使っていない!!故に!!今の私に勝つことは出来ないのだよ!!」


アイン「そんな理屈でっ!!」


【静かなオーケストラ クリエイション】

【地獄への急行列車 クリエイション】

【規制済み クリエイション】


『静かなオーケストラ』の曲の攻撃、『地獄への急行列車』の突進、『規制済み』の眷属大量召喚を行うアイン。


データ「無駄だと言っているのが理解できないのか!!!」


【ARX-7 アーバレスト→アクセス】


『ARX-7 アーバレスト』のラムダ・ドライバによる一撃で、全てが弾かれる。

そのまま、アインは大ダメージを喰らい、変身を解除されてしまった。



阿求「っ……!!」


地面に倒れこむ阿求。それをデータは、阿求の髪を掴み、その顔を見てまた嘲笑う。


データ「無様だな……一人で突っ込んだ結果がコレだよ。他にも面倒そうな邪魔者はいたのに何で1人で突っ込むのやらだ。……まあ、何でそうなったかなどどうだっていい。」

阿求「お前……はっ……!!!」


阿求は、鋭い目でデータを睨む。


データ「ハッ、強がりもここまで来ると清々しいな。

……さぁ、終わりだ。世界のための礎となるが――」



「待って!!!」



データがとどめを刺そうとした時、ソレを止めるよう言う声が。


エビテン「やはり来たか。『ドクター・ラン』。」


エビテンは予想がついていたかのように、声の主及び、様子を見ていた壱号ランを見る。


ラン「蛯名君……こんな事止めて!!岡崎さんの研究をそんな事に使っちゃダメなんだよ!!」


エビテン「却下。そもそも、私とドクター・ベノディアと、貴方と岡崎の考えが食い違っていた時点で、そもそも破綻しているようなものだったんだよ。あとわざわざ本名で呼ぶな。」


ランは説得をしているようだったが、エビテンには全く響いていない。


データ「ほう、彼女がドクター・ランというわけか。クロスケミーと再錬成済みのギアを全て持ち去ったという。」


データは、壱号ランの事を既に聞いていたようだ。


エビテン「とは言えオウバ・シラベ。どの道彼女は最優先捕獲対象。殺すのはダメだ。


……ただ、少し面白い事を思いついた。ちょっと離れていろ。」


エビテンにそう言われて、阿求から離れるデータ。するとエビテンはリモコンのような機械を取り出し、阿求に向ける。


エビテン「さて……貴方に眠るその『灰色の記録』、完全に呼び覚ましてやろう」


ラン「まさかっ、止め――」

ランが急いで止めようと動くが……


データ「邪魔をするな」


【アームドチェーンアレイ→アクセス】


データが、チェーンアレイでランを吹っ飛ばす。

そして今のうちにと、エビテンはスイッチを押した。



阿求「あっ……」


そして、阿求の様子がおかしくなる。



彼女の頭の中に、何か入り込んで来る……いや、何かが、蓋が開かれたようにあふれ出て来る。


『記憶』だ。自分からすると全く見覚えも聞き覚えも無い、記憶。それが、ありえない数自分の脳内に流れ込んで来る。


阿求「あっ、やめっ――」



『無量大数もの、誰かの『可能性』の記憶……


そして、『私自身』の記憶……それを、君は……』



阿求「あっ、アッ、あ――



あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」

Re: UWでの日常SP~偽りの仮面とQの秘密~ ( No.24 )
日時: 2024/07/23 19:32
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

一方。



怪人達「カカレ!!カカレ!!」



慧音「阿求のためにも、通させるわけにはいかん!!」


急いで施設の中へ入った一同。道中、邪魔をして来るジルコン獣や『レプリマルガム』という怪人を、慧音達が足止めする。







ゲッコウガ「L時空の住人だった『Q』及びL時空の稗田阿求……その魂が阿求殿と同化しているというのか……」


途中途中で現れる怪人を倒しつつ、ゲッコウガは大地に色々と細かく話を聞く。


大地「病弱な体から一変してまともな戦闘が出来るレベルの身体になったことや、灰色に変色していた阿求の髪色、そして一切の自覚がない行動……本で書かれた『Q』の話と、阿求の現状は所々一致するようなものが多い。

あとナオキ達から聞いたんだが、『Q』は責任感がかなり強かったらしい。当時引き起こした暴走が理由だろう。……阿求がやたら最近は1人で行動しようとしてたのも多分そのせいだ。



……L時空そのものが消失したことで、肉体を失った『Q』の魂は亜空間を彷徨う事になる。だが、肉体の有無を抜きにしても、偶然にも別の世界に流れ着くことは多々ある事だ。経緯がどうであれ、『Q』の魂が幻想郷に流れ着いたとなれば……」



怪人達「オラオラオラァ!!!」



すると、またかなりの数の怪人が現れる。



小鈴「またすごい数出て来た!!」


なる「なら……!!」


小鈴は戦闘態勢を取ろうとしたら、なる達5人と和田どんが前に出る。


ハナ「ここは私達に任せてください!!」

タミ「戦い方はある程度分かったから、アレくらいならきっと!」


ハナとタミは、早速ナラティブの力で攻撃を始める。


天子「良いのか?流石に数が多いぞ!」


天子が心配するが、ヤヤとマチは問題が無いように、


ヤヤ「色々とお世話になったから、これくらいはどうにかするわ!!」

マチ「さっきの戦闘訓練と比べればなんてことない!!」


と言って攻撃を開始。


なる「だから早くお願いします!!」

どん「その阿求って子も早く助けるドン!!」


なるとどんも攻撃を開始し、早く阿求の元へ向かうように大地達に言った。


大地「……行くぞ。こいつらも覚悟を決めてるんだから行くっきゃねぇ。」


そして大地達は、この場をなる達に任せて急いで走る。



少しして。



怪人達「見つけたぞ!!」


またジルコン獣やレプリマルガムが出現。


大地「くっそ、こうなりゃが俺が強引に――」

ナリト「待つんだ大地。」


大地が強行突破を計ろうとした時、ナリトに止められる。


ナリト「話に聞いたけど、色んな世界に押し寄せたジルコン獣を片付けてたから体力を大分浪費してるハズだ。


阿求ちゃんを助けるには、小鈴ちゃんだけじゃなくて多分君も必要になって来るだろうから。少なくとも、動けるくらいの体力は残しておいた方が良い。」

大地「じゃあこいつらどうすんだよ――」



「そう言う事なら、任せて頂戴。」



すると声が聞こえた。

そしたら、上方向に『スキマ』が発生し、そこから……


「おらああああああああああっ!!」


数々の、様々な世界の住人。それも、今まで関わって来た世界の者達が、スキマから出て来たのだ。


銀時「ったく、緊急事態だとかって大雑把な事言われて、急に違う場所にワープさせられるってどういう事だよ。」


坂田銀時をはじめとした『銀魂』から、


アリス「あわわわ!!何だかどこかで見た事のあるのがいっぱい!!?アレもジルコン獣かな……?」

忍「でしたら倒すのみですね!金髪じゃありませんし!」


アリス「……そこ?」


アリス・カータレットと大宮忍を含む『きんいろモザイク』から、


ココア「何かすっごく嫌な予感してたから来て正解だったね!!よーし!!お姉ちゃんに任せちゃってー!!」

チノ「1人じゃ無理がありますココアさん」

保登心愛と香風智乃ら『ご注文はうさぎですか?』から、



W(翔太郎)「まさかとは思ったが、こりゃ本当に阿求に何かあったらしいな。」

W(フィリップ)『様子がおかしいとは思っていたが、話だけでも興味があるね。』


『仮面ライダーW』及び『風都探偵』から、


キサラギ「あの時お世話になったので、それをお返しします!」


山口如月達『GA 芸術科アートデザインクラス』から。



主に時空融合現象を巡って共に戦った、様々な世界の存在キャラクターが、駆けつけてくれたのだ。


うた「みんなッ、何でここに……!?」


まさかの登場に、うた達は驚く。


ネコ「作者と、紫って人に連れて来てもらったんだにゃ。かなりの緊急事態だから手伝ってくれって。」

苺香「先程現れたジルコン獣の大群の事も含め、かなりとんでもない事態になっていたようなので元凶を倒そうと思いまして来ちゃいました!」


その理由を、ネコと桜ノ宮苺香が教えてくれた。


大地「紫も?……ったく、あいつも何だかんだでだな……」


紫が一同を連れて来るのに一役買ったようで、少し呆れつつも笑う大地。


みほ「と言うわけで、この場は私達が何とかするから!!」

カービィ「みんなは早く行って!!」

ルーミア「そう言う事なのだー!!」


みほ、カービィ、ルーミア達も来て、怪人達を抑え込む。そして、早く阿求の元へ向かうように言う。




大地「……ま、そんなにやる気満々だってんなら俺が無理に突っ込む必要もないか。


なら、俺らは阿求の元に向かう事を優先するしかねぇな!!行くぞ!!」


この場を一同に任せて、大地達は更に進むのだった。


菜乃「大地さん達は行ったようですね。



……さてと、後々ゲブラーさん達が加勢に来るはずですし、私も行きますかね。」


様子を見ていた菜乃も、怪人達の方向に飛び込んでいくのだった。




また少しして。


大地「……!!!」


大地達に、阿求の声が聞こえて来る。


小鈴「阿求の声……だけど、発狂してる……!?」

ゲッコウガ「おそらくヴォル・デ・トンベが使う記憶操作で、『Q』の持つ記憶を復活させたんだ!!あの調子だと、本当に阿求殿が化け物になってしまうでござる!!」

小鈴達は阿求の今の状態に気づき、ゲッコウガはその理由に気づき尚更急ぐ。だが……



怪人達「通してたまるかあああああああッ!!!」



再びジルコン獣とレプリマルガムが出現。一同に立ちはだかる。



千束「もー!!もうちょっとのタイミングで来るかなぁ!!」

たきな「ですが、これくらいなら!!」


千束とたきなが特殊なゴム弾で攻撃。更にナラティブの力による魔法少女的な銃撃の攻撃も行う。


ハヤテ「下がっててくださいお嬢様。」

ナギ「ああ、存分にやれ!!」


ナギがハヤテの背後に回り、ハヤテが何やら(首都警備隊ケルベロス御用達の)銃を取り出し発砲(尚、弾は千束達の使う非殺傷弾)。怪人達を蹴散らす。


天子「よし、ならば私も!!ゲッコウガも行くぞ!!」

ゲッコウガ「まあ、その方が良いのでござろう!!」


鈴夜「アレくらいなら凍らせてどんどん倒す!!」

さとり「少し痛い目にあってもらいます!!」

センリツ「尊くないやつは蹴散らせ蹴散らせ!!」


天子が要石で、ゲッコウガが『みずしゅりけん』で、鈴夜が氷の能力で、さとりが弾幕と幻覚トラウマで、センリツが黒い腕で、怪人達を倒していく。


鈴夜「これくらいなら俺達に任せて!!君達は阿求を!!」


大地「お前ら……分かった!!」


後は鈴夜達にも任せ、祷大地、うた、本居小鈴、祷ナリトの4人は、阿求の元へ。




そして、間もなく――

Re: UWでの日常SP~偽りの仮面とQの秘密~ ( No.25 )
日時: 2024/07/23 22:16
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

阿求「あああっ、あぐ、がっ、やめっ、ぐっ……」



ドクター・エビテンが使用した記憶操作の技術で、阿求に眠っていた『Q』もとい『『灰色の記録』アキュウ』の記憶が蘇り始める。かつてアキュウが見た、誰かの幸せな記憶、平凡な記憶、残酷な記憶、理不尽な記憶、過激な記憶、思い出すだけでも気が狂いそうな凄惨な記憶……

そう言った、『灰色の記録』の脳内に入り込んだ『可能性』の記憶、


……そして、その時アキュウが暴走して、味方を虐殺した記憶。それらが、阿求の中に介入する。


その様子を見て、ロボトミーコーポレーションのケミーカードが阿求を心配している。


エビテン「……馬鹿か。」


エビテンはほくそ笑んでいた。すると、阿求から闇のエネルギーのようなものが発生し、ケミーカードが引っ張られる。


ロボトミーコーポレーション(ケミー)「ロボッ!?ボッ……」


そのままカードからロボトミーコーポレーション(ケミー)が引っ張り出されるが、取り込まれそうで取り込まれない、その状態で止まっている。


データ「オイ、この調子だと本来ならマルガムになるハズじゃないのか?」

データが阿求のこの状態を見てドクター・エビテンに聞いたところ、

エビテン「おかしいな……あと一歩のところで踏みとどまっているようだ。」

そう彼は答えた。そして念押しにとリモコンのスイッチを押そうとした時……



レジエレキ「じじじじっ!!」


レジエレキが突如として現れ、電撃でドクター・エビテンの持つリモコンを破壊した。


エビテン「なっ……!?」



小鈴「阿求!!」


そして、阿求が壊した扉から、小鈴達が到着。


ラン「き、君達は……」

うた「貴方は、確かLCχに匿ってた……」


吹っ飛ばされて倒れ込んだランの肩を、うたが持つ。




阿求「がっじ、まっ、ぐがっ……だめ、きちゃっ……」


大地「っ、何だあのオーラ!記憶が混濁してるせいか!!」


苦しんでいる阿求を見て大地達は駆け寄ろうとしたが、強大な闇のオーラで迂闊に近づけない。


エビテン「警備で大量のジルコン獣やレプリマルガムを設置していたはずだったが、まあいい。


……それはそうとしてだオウバ・シラベ。よく考えてみればあの闇、使えるかもしれん。」

その様子を見ていたドクター・エビテンは、データ(オウバ・シラベ)に提案をする。


データ「何?……む、確かにそうじゃないか……



ならば話は早い!!早速世界をあるべき姿へと変える!!我が手にある全てのギアの力よ!!その小娘の闇で世界を!!」


すると、部屋のガラスケースに入れられていた大量のギアが引っ張り出され、阿求の周りに。


うた「正邪が言ってた、並行世界の魂を入れた『ギア』……!!」

ナリト「彼らが何を企んでるかは知らないけど、止めるよ!!」


急いで阻止しようとしたが、


データ「おっとそうは行かん!!」


するとデータはまたギアを取り出す。ギアは全て阿求の周囲に引っ張られているはずなのだが、どうやら彼が使っているのはコピー品の模様。


ナリト「こっちのセリフだよ!!行って!!」

うた「シャンデラ達も頼むわよ!!」


ナリトがL時空の幻想体、うたがポケモンを呼び出し、データに攻撃しようとする。


データ「無駄だ!!」


【上条当麻→アクセス】

【ギルガルド→アクセス】


『上条当麻』の幻想殺し(イマジンブレイカー)により幻想体は弾かれ、『ギルガルド』のキングシールドでポケモン達の技が全て防がれる。


データ「余計な邪魔をするな!!私がどれだけ、世界をあるべき姿へと変えるために苦労して来たと思っている!!」


うた「あ、あるべき姿?」

ラン「あの仮面ライダーデータ……変身者のオウバ・シラベは、全ての世界を1つに統合させるつもりなんだよ。時空融合現象はそための過程だったんだ。」

困惑するうたに説明するラン。


大地「薄々分かってたが、お前が今までの一件の黒幕か!!よくもまああんなややこしいことしてくれたよ!!」


データ「ややこしいだと?



ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふうううううううううううううううううざけるなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」

大地の発言に異様なまでに切れるデータ。しかも足でガンガン地面を叩いてる。普通なら足が折れるレベルで。

データ「どいつもこいつもいつもそうだ!!真実から目を背ける劣等種ばかり!!いい加減罪というものを理解出来ないのか!!!



その阿求という小娘だってそうだ!!己がしでかした過ちを忘れてのうのうとしていた!!そんなゴミクズが――」


大地「うるっせぇんだよッ!!」


データのヒステリックに対し大地もキレて、瞬時にデータを蹴飛ばした。


データ「がっ!!?」


大地「何が罪だよ!!いや、そりゃあ視野広げれば俺もやらかした事あるから偉そうなことを言うつもりは無い!!



けど!!お前の言ってる阿求の過ちは、『灰色の記録』の過ちであって阿求とは別だろうが!!並行世界と混同させるんじゃねぇよダメ人間が!!」


データ「誰g亜lk津v、誰がダメ人間だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ「¥@^-d0wg8y7あああ!っ、イcytvkwg07!!!」


データは大地の発言の一部だけに反応して逆上。


【ボムへい→アクセス】

【クリーパー→アクセス】

【マルマイン→アクセス】


そして、爆発系のキャラクターの力で爆発を起こそうとする。


データ「このwたあいsy私を!!rwっとう劣等種如きが!!!馬鹿にしやがてtk4fhぇぇfじ143ええ!!」


ナリト「今だっ!!」


隙だらけになったデータに、ナリトが幻想郷『帰還者トーマス』を呼び出し、突っ込ませて飲み込ませる。


帰還者トーマス「変なもん食わすなよ――」


そのまま、帰還者トーマスの中で爆発、帰還者トーマスも爆散。


ナリト「後で色々食べさせてあげるから勘弁ね。……で。」


ナリトの視界には、まだピンピンしているデータが。


データ「gxj貴様……9hmよくも……


だが、無駄だ!!間もなく全世界の融合が始まる!!お前らが何をしようと無駄なんだ!!」


そしてデータは嘲笑っていた。


阿求「あ、jr、が、うぐ……」


阿求は、未だアキュウの記憶に混乱している。


小鈴「阿求!!阿求ってば!!お願いだからしっかりしてよっ!!」


必死に呼びかける小鈴。


阿求「だ、めkっ、にげlkつ、逃げ――」


自我が無いわけでは無い。だが、まともに声が届いてない様子。


大地「チッ……シャラくせぇ……」

すると大地が阿求の元に近づこうとする。



エビテン「(何をやっているんだ?あれだけの闇の力に触れれば死ぬというのに。)」


様子を見ていたエビテンは、呆れ気味にそう思っていた。だが……


大地「……



しっっっかりせぇや駄アホがああああああああああああっ!!!」


その闇及び周囲を取り囲んでいたギアをガン無視して、大地は……




思いっきり、阿求の顔面をタイキックした。



小鈴「えっ」


ラン「へ?」


エビテン「ちょっ……」


データ「は?」


小鈴とラン、あとエビテンとデータは、まさかの行動に唖然した。

Re: UWでの日常SP~偽りの仮面とQの秘密~ ( No.26 )
日時: 2024/07/24 08:31
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

データ「き、貴様っ!!ふざけた真似を!!!」


【フィニッシュ→データリングブレイク】


データが、阿求の方に突っ込もうとする。


ナリト「させるかっ!!」


対し、ナリトがL時空の幻想体を呼び出し防御。


うた「みんな!もう1回お願い!!」


うたも、自身のポケモン達と小鈴のポケモン達でデータの攻撃を防ぎ始める。







阿求が思いっきり蹴られたと同時に、周囲を囲んでいたギアが落下。ロボトミーコーポレーション(ケミー)も取り込まれるのを回避、そして闇のオーラが、自然と消えた。


阿求「あ、う……」


思いっきり大地に蹴られた故に頭がくらくらしている阿求。そして、鼻血が垂れる。


阿求「ちょっ、いや、急に、何、すんのっ……」


一応何とか正気に戻ったっぽい阿求。それに対し大地が呼びかける。


大地「で、頭は冷えたか?」


阿求「それ、は……うぐ……」


しかし、記憶そのものは失くなったわけでは無い故に、まだ不安定。だが話すことは出来るため、鼻血を拭った後にある事を話す。


阿求「私……思い出したよ。ナオキの言ってた『Q』は……今の私でもあるんだって。


ずっと前に、風邪をこじらせて倒れてた時、変な声が聞こえたの。それを何となく聞き入れてたら……

私は、元々の記憶維持能力以外の色んなものが変わった……体も健康になったり、戦いにまともについて行けるようになったり……


私と、『Q』……いえ、L時空の私の魂が混ざり合った事を思い出して……L時空の私の過去が頭に一気に流れ込んできて……


今まで記憶になかったところ……多分、『Q』に意識を持ってかれてたんだと思う……思い返すと、今まで、特にバスターズグランプリの辺りから無自覚に色んな行動してたこと思い出して……

今までの私が、本当に『私』だったのか、分かんなくなってきちゃった……」


大地「そうか。



……それで、お前はどうしたいんだ?」


阿求「え……?」


精神的に不安定な状態になっている阿求に対して、どうしたいと問いかける大地。

すると、小鈴も口を開く。


小鈴「話はやっぱり私には良く分からない。……けど、その事を思い出したなら、『阿求』は今、どうしたいの?


少なくとも、私達は何かを強要するつもりはないよ。無理に戦おうとも言わないし、逃げたって責めるつもりも無い。今まで見たいに戦うって言うならそれを否定しない。


……教えてよ。阿求は今、何のために、何をしたいの?」


阿求「したい、コト……ん……?」


2人の言葉に、阿求は、『この時空の稗田阿求』自身は何をしたいか、そう考えようとすると、どこからか声が聞こえる。


阿求「……私の、やるべきこと……?


……いえ、それは違う……それは、ただ目的を失くしたまま貴方が動き続けて来ただけ……当時の事に、ずっと責任を感じて無理してただけでしょ……」


小鈴「阿求……?」

大地「お前、もしかして……」


突然1人でブツブツ喋っている……小鈴と大地には、そういうふうに見える。


阿求「貴方は、ずっと絶望してた……経緯がどうであれ、取り返しのつかないことになったことに責任を感じ続けて来た……


私は……まあ、違うと言えば嘘になるのかもね……長く生きられず、やってみたい事も一部を除いてだけど出来なかった……どうも狭苦しかった……


けど……変われた……アンタの存在なんて関係なく……アイツらが引っ掻き回してくれたから……


どんなに凄惨な状況だって、悲しい運命を背負っていたって。自分から前に進めば、良かれ悪かれ案外変わるのよ……貴方だってそうだったはずでしょ……?


だからこそ……進むのよ。罪を背負いながらでも良い。折角出来た仲間と共に進む……


そして、そいつらに寄り添って、そいつらと共に戦い、守るの。仲間のために、そしてなにより自分のために。それの何がいけないのかしら?



……そうでしょ。何も知らなかったとしても、少なくとも、あの子たちは貴方の事をちゃんと仲間だって思ってくれてた。だからこそ、それを自分から手放しちゃいけなかった。……結果は決まってるだなんて、諦める必要なんて無かった。今まで見たいに、死ぬ運命にも抗うべきだったのよ。……抗ったから、今のあの子たちがいるんだもの。

確かに、犯した罪が消えることは無い。それでも――」




データ「おおおおおおおおおおおおおっ!!!」


阿求が喋っている最中、データが阿求に迫ろうとしていた。



ナリト「っ、駄目だ、これ以上は持たない!!」

うた「ごめん、後は頼むわ!!」


そのまま、ナリトとうた達は吹っ飛ばされる。


データ「くたばれえええええええええええええっ!!」


そして、データのキックが阿求に直撃しそうになったその時……


阿求「だから、さ。……一緒に行こう。」


阿求は閉じていた目を開いて、少しだけ笑っていた。



『そっか。そう来たか。……負けたよ、君には。



……いいよ、私もあなたに、最後まで付き合ってあげる。』



その瞬間、データは壁にまで吹っ飛ばされる。


データ「がっ!!!?」


エビテン「なっ……!!?」


それを見たドクター・エビテンは驚き、阿求の方向を見る。


阿求「どれだけ……どれだけ灰色な事実に打ちひしがれようと、私はそれを記録する。それは、御阿礼の子の役目でもあり……誰かのためでもあり、自分自身のためでもあるから。



……覚悟しなよ。偽物にも紛い物にすらもなれない、ただ道を間違えただけのカルト野郎。


お前の持論は、計画は、今日ここで崩れ去る。」



その姿を見た者達は、唖然としていた。




元に戻った紫の髪色に付けられた、鈴とギアの付いた、水色の花の髪飾り。

白夜のE.G.O『失楽園』と終末鳥のE.G.O『黄昏』。それらが混ざったような、大きめの着物と翼、右手に持つ大きな『杖剣』。それらに加えられた、浮かびあがる灰色と紫の文字。

そして、羽衣のように巻き付く、文字と絵が記された巻物。



その、阿求自身の『E.G.O』を纏った、今の阿求の姿に。

Re: UWでの日常SP~偽りの仮面とQの秘密~ ( No.27 )
日時: 2024/10/05 09:19
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

大地「これって、まさか……」


阿求のその姿。それが何なのか、大地は察した。その時に、作者が現れる。


おろさん「物凄い反応が出たから駆けつけてみたら……


阿求のアレ……まさに『E.G.O』じゃねぇか……」



データ「ば、馬鹿な、こんな事有りえない!!


しかし!!この私に勝てるはずがないのだ!!」


データは問題ないと言うように阿求に攻撃をしようとする。


阿求「よっと」


阿求は早速、杖と大剣が掛け合わされたような武器で攻撃を始める。データの攻撃を武器で受け止め、データが連続で殴ろうとするのをその武器で対処。更に……


阿求「『規制済み』」


背中の方に『規制済み』のE.G.Oが顕現し、データをぶん殴る。


データ「ガッ……!!?」


後ろまで軽く吹っ飛ぶデータ。

データ「な、舐めるな!!」

ならばとコピー品ギアを取り出す。


【クロム→アクセス】

【ガンヴォルト→アクセス】

【幻神丸→アクセス】


『クロム』の天空、『ガンヴォルト』の雷の攻撃、『幻神丸』の手裏剣の攻撃を阿求に与えようとする。


阿求「『鋭利な涙の剣』『ブラック・スワン』『不調和』!!」

『絶望の騎士』のE.G.Oによる剣裁きで天空をいなし、『黒鳥の夢』のE.G.Oの傘を開いで雷をブロック、『陰』のE.G.Oの薙刀で手裏剣を促す。


阿求「今度はこっちの番よ!!『レティシア』『くちばし』『魔法の弾丸』『抜け殻』『ハーモニー』『4本目のマッチの火』『遂行なる誓い』!!」


『レティシア』『罰鳥』『魔弾の射手』『死んだ蝶の葬儀』の銃型E.G.O、『裸の巣』『歌う機械』『マッチガール』の大砲型のE.G.Oを大量に出して、乱射。


【マシュ・キリエライト→アクセス】


データ「その程度――がっ!!?」


『マシュ・キリエライト』の盾による防御で凌ごうとしたが、貫通する魔法の弾丸をもろに喰らい、よろけた矢先に他の乱射攻撃も喰らう。



大地「アイツ、もしや記憶を頼りに他のE.G.Oを生成してんのか……」


その様子を見て、まだまだ驚く大地達。


データ「くそっ……だが、まだ俺の計画が破綻したわけではな――」


追い込まれているデータ。阿求から放たれた闇を利用するのは失敗しても、まだ手はあると言う。

が、そこで突然部屋に設置されていた機械が爆散する。


データ「……へ?」


唖然するデータ。すると、機械の向こうにあった部屋から正邪が。


小鈴「姿見ないと思ったけどどこ行ってたの!?」


正邪「いやぁ、何となく換気口の方に入ってみたら変な機械があったもんでなぁ。壊してやったよ。」


小鈴が尋ねたら、へらへらと正邪はそう答えた。


データ「なっ……なんてことをしてくれたんだ!!!この機械はギアの魂を制御するためのものだったのに!!」


阿求「へぇ、だったら今浮かび始めたギアってそう言う事なのね。」


データ「あっ」


阿求の周りに落ちたギア達が、浮かんで、データの方に突撃。攻撃を与える。


データ「ぐっ!!ええい!!俺に従えよ道具如きガ――」


阿求「『懺悔』『赤い目』『リストカッター』!!」


データが無理矢理ギアを回収しようとしたのを、阿求がE.G.Oをぶん投げて止める。


そしてギア達は、阿求の元に。


データ「か、返せ!!それは私の物――」



阿求「並行世界の魂だっていうなら、物ですら無いでしょ」



データが返せと言うのを別方向で論破。



阿求「にしても、『ギア』かぁ……手を貸してくれるって言うなら使わせてもらうわ!!」


そう言うと、アブノーマルドライバーを取り出す。



データ「何を取り出したかと思えば、それはギアを使う前提では作られてないだろうが馬鹿め!!」



阿求「良いから見てなさい」


嘲笑おうとするデータを他所に、阿求はドライバーを掲げる。

すると、ケミーカードに戻った『ロボトミーコーポレーション(ケミー)』がその上空に。


ロボトミーコーポレーション(ケミー)「ロ・ボ・ト・ミィィィ!!!」


そしたらカードから光が放たれ、ドライバーが宙に浮かぶ。

更にどこからか、(というか図書館に置いたままだった)L時空産のアイテムが飛んできて、ドライバーの周りを囲む。


それらとドライバーが分解され、新たなシステムへと再構築。

そしてロボトミーコーポレーションのケミーカード、幻想体のカード全ても、形を変える。


【御阿礼・イマジナルドライバーχ】


阿求は、その新たなドライバーと、カードが変化した『ギア』を手に取る。


そして、ロボトミーコーポレーションのケミーカードだったものが変化した、『ライダー:メモリア』のギアを、装着したドライバーにセット。


【スキャニング ライダー:メモリア】


次に、ベルトに付けられたマスケット銃を取り外し、ハンマー部分代わりのギアパーツを回転させる。そして……


阿求「変身。」


トリガーを押し、弾が放たれる。それがギアの形状となり、阿求の元へ。


阿求自身のE.G.Oの形状が変化、鎧のように彼女の身を包む。


【Memory of World メモリア】


アインの時のような図書館長の外見に、阿求のE.G.Oが混ざり合ったような形の姿。胸元には、銀河のようなものが象られたギアが付いた。



データ「なっ……何だっ、何なんだよ!!何なんだよお前はぁっ!!!」


データが切れそうなのを耐えながら聞く。そして彼女はこう名乗った。



「私は、『メモリア』……



『仮面ライダーメモリア』。」


Page:1 2 3 4 5 6 7