二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CRSP 双界のショッピングモール【完結】
日時: 2025/04/27 22:26
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

再び帰ってきたスペシャルな逃走中、その名も『逃走中#CRSP』!
そんなスペシャルな逃走中に挑む21人の逃走者。
常夏ひしめくショッピングモールを舞台に、ハンターとの決死の攻防が今、始まる…!



※注意※
 ・登場するキャラクターは全て履修済みの作品からの出典です。かつ基本的な性格、口調等は原作準拠を心掛けております。ですが、表記上分かり易くする為キャラ崩壊にならない程度の改変を入れております。
 ・原作の設定が薄いキャラクター等、一部の登場人物に関しては自作設定を盛り込んでおります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
 ・誤字、脱字、展開の強引さ等ございますが温かい目でお見守りの方をよろしくお願いいたします。
 ・不定期更新です。
 ・コメントはお気軽にお待ちしておりますが、当小説と関係のないコメントはお控えいただけますようお願いいたします。



【ルール】

<逃走エリア>
『ココナッツモール』 出典:マリオカートシリーズ
スーパーマリオサンシャインがモデルとなった、巨大なショッピングモール。
今回使用するのは屋内の巨大なショッピングモールエリアだ。

時間:90分
初期ハンター:3体
賞金単価:1秒200円(MAX108万)
自首の方法:エリア2か所にある公衆電話から、自首をする旨を連絡する。



【逃走者】 ※五十音順 詳細>>1-3

アシュリー(メイドインワリオシリーズ)
Sビート(作者枠)
オレンジペコ(作者枠)
最原終一 (ダンガンロンパシリーズ)
シェズ(ファイアーエムブレムシリーズ)
ジャイロ・デーモン(逃走中グレートミッション)
セイラ・ピーボディ(逃走中グレートミッション)
タイガ(クイズマジックアカデミーシリーズ)
罪木蜜柑 (ダンガンロンパシリーズ)
Dr.クライゴア(メイドインワリオシリーズ)
ニャミ(pop’n musicシリーズ)
ピエタ・バローネ(逃走中グレートミッション)
ベレス(ファイアーエムブレムシリーズ) (2)
ペンタ・バッカーナ(逃走中グレートミッション)
舞園さやか(ダンガンロンパシリーズ)
マラリヤ(クイズマジックアカデミーシリーズ)
ミミ(pop’n musicシリーズ)
雄介(作者枠)
ルフレ(ファイアーエムブレムシリーズ)
レオン(クイズマジックアカデミーシリーズ)
ワリオ(メイドインワリオシリーズ) (2)

計21人



以上、逃走中#CR 運営本部がお送りいたします。

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.33 )
日時: 2025/04/12 22:03
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

タイガ
「……あかん、やっぱりこっち来とるやんけ」


ハンター
『…………』



 オレンジペコを助ける手立ては見つかったものの、ハンターが近づいており動けない!
 このままタイガもハンターの餌食になってしまうのか……?



タイガ
「……ええい、ここで待っててもしゃーないわ。一か八か移動するしかあらへん」



 この状況で、ハンターの動きを利用して食費売り場から出ることを選択したタイガ。
 ハンターの動きを見て、少しずつ足を進める……。



タイガ
「…………」


ハンター
『…………』



タイガ
「…………」


ハンター
『…………』



タイガ
「…………」


ハンター
『…………』









タイガ
「――今や!」



 タイガはハンターと対角線上になるように少しずつ足を進め、そのまま食品売り場から出ることに成功!
 そのまま、ハンターがこちらにこないことを確認した後マラリヤに電話をかける……。



タイガ
「マラリヤん?聞こえとるか?」

マラリヤ
『聞こえてるわよ。それで、電話をかけてきたということは……切るべき色が分かったのね?』

タイガ
「おう、分かったで。切る導線の色は『ピンク』や。間違えへんようにしたってな」

マラリヤ
『ピンク……。おっけー。作者の方が来てるから教えるわね。それじゃ』

タイガ
「……切るのマラリヤんちゃうんかい」

マラリヤ
『だって本人が来ているんだもの。花を添えてあげなきゃ駄目じゃない』

タイガ
「そりゃそうやけど。サボりたかっただけとちゃうん?」

マラリヤ
『さて、どーでしょー』

タイガ
「これ以上は平行線になりそうやしなぁ……。伝えたさかい、切るで。ちゃんとミッションクリアしたってな」



 そのままタイガは通話を切り、自分の役目は終わったとハンターから遠ざかるように移動していった……。

















【34:28】



オレンジペコ
「切るべき色が分かったのね?」

マラリヤ
「ええ。早く切りにいきましょう」



 一方。タイガから切るべき色を伝えられたマラリヤとオレンジペコは早速装置の前まで戻る。
 装置には赤、青、黄色、緑、橙、ピンク、紫の7色の導線が繋がっている。



マラリヤ
「あら、藍色のところがピンクになっているわね。虹色というわけじゃないのね……」

オレンジペコ
「そういえば、お店全体の装飾もどことなく虹っぽいわよね。何か今後のミッションで関係してくるのかしら?」

マラリヤ
「分からないけど、装置といい全体の装飾といいやけに『虹』を強調してきてるのよね……。頭の片隅に入れておいて損はないかも」

オレンジペコ
「それはそれとして、早く装置を解除しちゃいましょ!確か切るべき色はピンクだったわよね?」

マラリヤ
「そうね。タイガの言っていることが間違っていなければ、だけど」



 オレンジペコはマラリヤに色の確認をした後、ペンチを片手に持ってピンクの導線に刃を入れる。
 そして、意を決してピンクの導線をカチッと切った!



マラリヤ
「おお」

オレンジペコ
「これでいいのかしら……?」



 すると、装置の上にあった『オレンジペコ』という文字が消え、何も見えなくなった。
 これで、オレンジペコの分の強制失格装置の停止に成功だ!



オレンジペコ
「や、やったわ!これでアタシの強制失格は免れたという訳ね……」

マラリヤ
「おめでとー。ばんざーい」




【34:06】
オレンジペコ
オレンジペコの強制失格装置 停止












 ピリリ ピリリ












タイガ
「お、通知かいな。
 『オレンジペコ 強制失格装置停止 これにより、オレンジペコの強制失格が解除された。』
 ほっ、なんとか上手くいったみたいやな~。ホンマ良かったわ~」

ニャミ
「オレンジペコさんの装置は無事解除できたんだね、良かった~!って安心してる場合じゃない、あたしの奴見に行かないと!」

最原
「時間も無くなって来たし、ちょっと急ぎ目で行こう。アシュリーさんがハンターに追われてなければいいんだけど……」



 無事オレンジペコの強制失格装置の停止に成功。後、残るのはニャミの強制失格装置だけだ!
 まずはミッションクリアまで一歩前進となった。











オレンジペコ
「マラリヤちゃん、アタシの強制失格装置解除を手伝ってくれてありがとね!」

マラリヤ
「乗り掛かった舟よ。それと、ニャミにも感謝することね。強制失格の対象が作者の方や彼女じゃなかったら動いてなかったかもしれないもの」

オレンジペコ
「んもう、そんなこと言って!表向きはそうでも実は動いてたんでしょ?意外とやる子なのね!」

マラリヤ
「さて、どーでしょー。それではサラバーイ」

オレンジペコ
「どんな人でもマイペースは崩さないのね……」



 マラリヤは、最後の最後までマイペースを崩さなかった……。




ゲーム残り時間【34:00】

【ミッション③ 進捗状況】

オレンジペコ 装置解除済
ニャミ 装置未解除


【逃走者】 残り8名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア (ジャイロ) - タイガ
青ペア (Sビート) - (ピーボディ)
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア (シェズ) - ピエタ

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.34 )
日時: 2025/04/13 22:08
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

【33:45】



ニャミ
「バスターミナル……。1階の西側だったよね?」

最原
「うん。早く行って導線の色を確認しないと……」

ニャミ
「もうすぐ強制失格装置の起動だから急がないと……!でもハンターがどこから来るか分からないからなー」



 オレンジペコの装置の解除に成功し、残るはニャミの強制失格装置のみだ。
 しかし、残り時間も徐々に少なくなっている。このままでは導線の色を確認する前に、ニャミが強制失格となってしまう!



最原
「今ハンターが向こうを通っていったから、あのエスカレーターから降りれば1階に移動できると思う」

ニャミ
「ええい、縮こまってる場合じゃないや!今は移動した方が得だもんね!行こう!」



 最原が冷静に状況を確認し、少しずつではあるが目的地に向かって歩いている2人。
 果たして、間に合うか――!





























アシュリー
「……はぁ。待つだけなのもたいくつね」



 一方。2人の連絡を待っているアシュリーは、装置の死角を利用して隠れ続けていた。
 例え装置の色が分かっても、アシュリーが捕まってしまえばミッションクリアに大きく不利になってしまう……!



アシュリー
「……でも、アシュリーがやらなきゃニャミはきょうせいしっかくになってしまうわ。それは……ゆめみが悪くなりそうだからさけたいところだわ」



 いつものアシュリーであれば「どうでもいい」と突っぱねていたのだろうが、ニャミの焦り様を見て考えが変わったのだろう。
 今はミッションクリアの為に集中しているようだ。



アシュリー
「……まって。ハンター」



 そんな彼女の近くに――。







































ハンター
『…………』



 先程最原が発見したハンター……!
 2人が1階に降りたタイミングで方向転換をし、近づいてきていた……!



アシュリー
「……かおを出せばつかまるわ。おとなしくしていましょう」



 アシュリー、そのまま縮こまってハンターをやり過ごす選択を取った!






アシュリー
「…………」


ハンター
『…………』



アシュリー
「…………」


ハンター
『…………』



アシュリー
「…………」


ハンター
『…………』









ハンター
『…………』



 ハンターはアシュリーに気付かないまま通り過ぎていった……。



アシュリー
「……ふう。なんとか気付かれないでしのげたわね」



 ニャミの犠牲を防ぐため、ミッションクリアを急げ!















【32:51】



ニャミ
「なんとか1階まで降りて来れたけど……。ここからバスターミナルってちょっと距離があるね」

最原
「でも、他のルートを通ってたらハンターに見つかってたかもしれない。急ぐしかないよ」

ニャミ
「間に合うかなー……」



 1階まで降りることに成功したニャミと最原は、早速バスターミナルの場所をマップアプリで確認する。
 現在、2人がいる場所とバスターミナルまでの距離は少し離れている。



最原
「もうミッション終了まで3分切ってるし、一か八か進みながらハンターを避けよう。そうでもしないと時間に間に合わないよ」

ニャミ
「そ、そうだよね……。えーい、やるしかない!ハンター怖いとか言ってられないよ!行こう、最原くん!」

最原
「うん。最悪ハンターに見つかっても僕が囮になるから大丈夫。どっちかがアシュリーさんに連絡できればこっちの勝ちだからね」

ニャミ
「そんな不吉なことをさらっと言わないでくれるかな?!」



 バスターミナルへ向かうのも一苦労だが、その道中にハンターに見つかってしまえば全てが水の泡だ。
 ハンターに警戒しつつも、足は止めない。急がなければ、間に合わない!



ニャミ
「うう、ハンターが来ませんように……!」

最原
「…………」



 2人共、無事にバスターミナルへ到着できるのか!




ゲーム残り時間【32:36】

【ミッション③ 進捗状況】

オレンジペコ 装置解除済
ニャミ 装置未解除


【逃走者】 残り8名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア (ジャイロ) - タイガ
青ペア (Sビート) - (ピーボディ)
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア (シェズ) - ピエタ

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.35 )
日時: 2025/04/14 22:06
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

【32:15】



最原
「ハンターには運よく見つかってないみたいだし、急ごう。もう2分切りそうだよ」

ニャミ
「ハンター来るなー!あっちいけー!」



 ハンターを警戒しつつ、バスターミナルまで急ぐ最原とニャミ。
 運よくハンターとは遭遇していないが、エリア内のどこかにはいる。出会ってしまえば、今までの苦労が水の泡だ……!



最原
「ニャミさん、向こうからバスターミナル方向へ出られるみたいだよ。そっちを通っていこう」

ニャミ
「万が一向こうからハンターに見つかればおしまいだけど、あの道が一番近いんだもんね。その案乗った!行こう!」



 バスターミナルへ近い道を割り出し、急いで向かう2人。
 果たして、時間内に間に合うのか……!
















【32:00】



ベレス
「残り2分か……。ニャミの分の装置を解除してあげたいけれど、今バスターミナルへ向かっても間に合わないな」


マラリヤ
「ニャミには申し訳ないけれど、ここまで来てしまったら強制失格を受け入れてもらうという可能性も無きにしも非ず」


ピエタ
「今向かっている逃走者がいるのは間違いないんだが……。こう、ミッションの通知が来ないのは不安だな。俺はこういうスリルは求めていないんでね」



 ミッションの残り時間が2分を切った!
 成功を祈る他の逃走者も、ニャミの装置解除の成功を祈る……。



最原
「もう少しだ。行こう、ニャミさん!」

ニャミ
「アシュリーちゃんが導線を切る時間も残さないと駄目だもんね。えーい、一か八かハンターに鉢合いませんように……!」


アシュリー
「おねがい……。ぶじにとうちゃくしてほしいわ……」



 ニャミの命運は、3人の逃走者に委ねられている!
 無事に装置を解除できるのか……!

























【31:37】



最原
「――あった!あれがバスターミナルだね!」

ニャミ
「何とかハンターとは会わなかったよ、ラッキー……」



 どうやら、無事に最原とニャミがバスターミナルへ到着したようだ。
 しかし――。







































ハンター
『…………』



 ハンターが、近づいてきている……!
 幸い双方気付いていないようだ。先に気付いて身を隠すことが出来れば、難を逃れることが出来る!



ニャミ
「えーと、バスターミナルの掲示板は……。うん、ここだね!」

最原
「待ってニャミさん。向こうから足音が聞こえる。ハンターかもしれないから一旦隠れよう」

ニャミ
「あっ わかったよ。OK!」



 最原、間一髪気付くことに成功……!
 2人でバスターミナルの扉の死角を利用し、ハンターをやり過ごすことにした。



最原
「…………」

ハンター
『…………』


ニャミ
「…………」

ハンター
『…………』












ハンター
『…………』



 ハンターは2人に気付かないまま通り過ぎていった……。



最原
「通り過ぎていったみたいだ。アシュリーさんに連絡しよう!」

ニャミ
「お、これが張り紙かな?えーと何々……」



 ニャミが掲示板に貼られている張り紙を発見した。
 そこには『切るべき色は赤』と書かれている。



ニャミ
「分かったよ!切るべき導線の色は『赤』だ!」

最原
「了解。アシュリーさんに連絡するよ」



 ニャミから連絡を受けた最原が、ハンターに気を付けながらアシュリーに通話をする……。
 隠れていたアシュリーも電話に気付き、すぐに応答する!



最原
「アシュリーさん、最原です。切るべき導線の色が分かったから連絡しに来たよ」

アシュリー
『……おそかったわね。じかんがないから早くおしえてちょうだい』

最原
「うん。切るべき導線の色は『赤』だよ。間違えないようにしてね」

アシュリー
『……赤、ね。わかったわ。じゃあじかんもないし切るわよ……』

最原
「分かった。ミッション、よろしくね!」



 最原は通話を切り、ニャミと共にバスターミナルから去っていった……。
 後はアシュリーが装置の導線を切るだけだ!

















【30:51】



アシュリー
「……もう1分を切っているわ。いそがないと」



 既にミッション③終了まで残り1分を切っている!
 アシュリーは隠れていた場所から移動し、机にあるペンチを手に取り装置の導線をよく見る。
 装置には赤、青、黄色、緑、橙、藍色、紫の7色の導線が繋がっている。


アシュリー
「……にじいろになっているわ。これの『赤』を切ればいいのね」



 アシュリーは切るべき色の再確認をした後、ペンチを両手で握り赤い導線に刃を入れる。
 そして、勢いよく赤い導線をカチリと切った!



アシュリー
「……これで、いいのかしら」



 アシュリーが改めて装置を見てみると、上にあった『ニャミ』という文字が消え、何も見えなくなっている。
 無事にニャミの強制失格装置の停止にも成功だ!



アシュリー
「……よかった。つかれた……」




【30:29】
アシュリー
ニャミの強制失格装置 停止

ミッション③ クリア












 ピリリ ピリリ












ニャミ
「あ、通知だよ!
 『アシュリー 強制失格装置停止 これにより、ニャミの強制失格が解除された。』
 あー、アシュリーちゃんがやってくれたよ!ありがとう~!助かったよー!」

オレンジペコ
「これで強制失格はどっちも阻止できたという訳ね。本当に良かったわ……」

最原
「何とか上手くいって良かった。この調子で最後まで逃げ切れればいいな」



 無事ニャミの強制失格装置停止に成功し、ミッション③を見事クリアとなった!
 そして――。
















【30:00】












 ピリリ ピリリ












タイガ
「通知みたいやな。
 『残り時間30分を経過したため、強制失格装置を停止できていない逃走者が強制失格となる。該当者はなし。ミッション③クリア』
 はー、ホンマ良かったわ~。一安心やなぁ」

ピエタ
「難関突破、だな。このままスリルを味わいつつ、逃走成功まで逃走中を盛り上げていこうじゃないか」

ニャミ
「一時はどうなるかと思ったけど、何とか生き残れてよかったよ!よーし、この調子で逃走成功しちゃうんだからね!」



 難関ミッションも逃走者達の連携で見事乗り越え、逃げ切りまで一歩前身となった。
 しかし、最後まで気を抜いてはならない。一瞬の油断を、ハンターは絶対に逃がさない……。
 果たして、生き残っている者の中から逃げ切る逃走者は現れるのか!




ゲーム残り時間【30:00】
【ミッション③ 終了時点 進捗】

【確保者】 13名

Dr.クライゴア 舞園さやか 雄介
ルフレ ワリオ ミミ
ペンタ・バッカーナ レオン
罪木蜜柑 セイラ・ピーボディ Sビート シェズ ジャイロ・デーモン


【逃走者】 残り8名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア (ジャイロ) - タイガ
青ペア (Sビート) - (ピーボディ)
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア (シェズ) - ピエタ

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.36 )
日時: 2025/04/15 22:05
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

【29:48】



ベレス
「まさか、また自分がここまで残れるだなんてね……」



 前回、残り6人というところまで残っている、好成績を残しているベレス。
 今回も残り8人まで残ることが出来て自分でも驚いているらしい。



ベレス
「油断をしているつもりはないけれど、複数回参加した人の中には運悪く序盤で捕まってしまう人も多いそうだから。自分がそうならなくてよかったと思うと同時に、驕り高ぶらず最後まで気を引き締めなければ」



 経験者でも、一瞬の油断が命取りとなる……。
 元傭兵であるベレスには、逃走中以上にそれが心に刻まれている。



ベレス
「最後まで油断せず逃走成功できた暁には……。ガルクマクのみんなで宴でも開くのもいいかもしれないね。クロードを見習って」



 ベレスのその願いは果たして叶うのだろうか……。







































【27:11】



アシュリー
「……あ」


マラリヤ
「暇つぶしに参加するのを承諾したはいいけれど、まさかここまで残れるとは。ここまで来たら他人を弄るだけではなく、逃走成功とやらも視野に入れてみようかしら」



 再び隠れる選択を取ったアシュリー。
 そんな彼女だが、序盤に見失ったマラリヤを再び発見。
 どうやら、アシュリーはマラリヤに再度話しかけたいようだ……。



アシュリー
「……やっぱりアシュリーと同じかんじがするわ。だから、一回おはなししてみたい……」



 他人との交流を望んでいるが、性格上中々前に踏み出せない彼女にしては珍しい行動だ。
 そして、マラリヤの方も視線に気づく……。



マラリヤ
「何かしら。私をじっと見つめる気配がするわ」


アシュリー
「…………」



 話はしたいが中々前に踏み出せない。
 このままでは、再びマラリヤはアシュリーの前からいなくなってしまう!



マラリヤ
「視線が気になるけれど、今はそんなことを言っている場合ではないわよね。視線の正体がハンターであれば、私は逃げられないし」


アシュリー
「……あっ。またいっちゃうわ……」



 しどろもどろしている間にマラリヤがその場を立ち去ってしまう……!
 アシュリーは動きたいが、彼女の後ろに――。















































ハンター
『…………』



 ハンター……!
 未だ補足されてはいないようだが、アシュリーも気付いていない。
 このままでは捕まってしまうのは時間の問題だ!



マラリヤ
「さて、そろそろ移動しましょうか」

アシュリー
「……あ。あの……う……」

マラリヤ
「?」



 アシュリー、意を決してマラリヤに接近!
 しかし――。












































ハンター
『…………!!』








ダッダッダッダッダ!!!!








ROCK ON 【ASHLEY】





ピーーーーーーーーーーーー









 気付かれた……!



マラリヤ
「……こっちにハンターが来ているようね。逃げましょう」

アシュリー
「……あ。ハンター……」



 マラリヤ、アシュリーもようやくハンターの接近に気付き逃げ始める!
 ターゲットは後ろにいたアシュリーだ……。




アシュリー
「……むり……」


ハンター
『…………!!』



 しかし、アシュリーの走力ではハンターから逃れられない!
 徐々に距離を詰められ……。









ポンッ








【26:36】
アシュリー 確保 残り7名




アシュリー
「……どうせつかまるなら、あの人とはなしてからつかまりたかったわ」



 後悔しても、もう遅い……。
 勇気を出した一歩が、確保のカウントダウンとなった……。
 これにて、藍ペアも全滅となった。












 ピリリ ピリリ












マラリヤ
「あら、通知。何かしら。
 『アシュリー 確保 残り7名』 もしかしてさっきの視線、この子だったのかしら。だったとしたら少し悪いことをしてしまったわね」

オレンジペコ
「アシュリーちゃん……。あんな小さい身体でよく頑張ったわ。お疲れ様!」

最原
「どんどん人が減っていくな……。このままミッションが来ちゃったらどうなるんだろう……」



 ハンターの脅威は、ミッションが来ていない時でも不意に襲い掛かってくる。
 それを残りの逃走者達は潜り抜けられることは出来るのか!
 そして……。










~??? モニタールーム~



フラム
『よし。時間になったよ、ミッションを発動しよう』

マーガレット
『オッケー。さぁ逃走者達、これが最大のミッションよ。心してかかんなさーい!』




 ⇒【MISSION】




 モニタールームで様子を見ていたゲームマスターが、次のミッションを発動!
 果たして、その内容とは――?




ゲーム残り時間【25:00】

【逃走者】 残り7名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア (アシュリー) - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア (ジャイロ) - タイガ
青ペア (Sビート) - (ピーボディ)
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア (シェズ) - ピエタ

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.37 )
日時: 2025/04/16 22:02
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

【25:00】



~牢獄ルーム~



アシュリー
「……だめだったわ」

雄介
「いやいや、そんなことないって!アシュリー凄く頑張ってたじゃんか!」

クライゴア
「そうだぞアシュリークン。雄介クンの言う通りだとも、そう気に病む必要は無い!」

ワリオ
「だが、これで我が社員も全滅という訳かー。モナから少し金いただけないかな?」

ペンタ
「オイ、お前は前の大会で自首して賞金手に入れただろ!なんで他人の金にまで手を出そうとするんだよ!」

ワリオ
「自首した金だぁ~?そんなモン冒険の資金で使っちまったに決まってんだろ~?だからオレ様には金が必要なのだ!」

ジャイロ
「金が必要なら俺が貸してやるぜ?きちっと返してくれるならな」

ワリオ
「流石に借金するほど生活には困っていない!」

クライゴア
「相変わらずだなワリオクンは……」



 牢獄ルームにも確保者が少しずつ増え、賑やかになっている。
 しかし、それが増えるということはゲームの難しさを物語っているとも取れる。



レオン
「それにしてもよ、まさかマラリヤとタイガがあそこまで生き残ってるとは驚いたなー。オレもハンターゾーンさえ気を付けてクリアしてれば残れてたかもしれないのに!悔しいぜ」

ミミ
「2人共やる、やらないがはっきりしてるタイプの人達だもんね……。本番に強いってのもあるのかも?ま、一番応援するのはやっぱりニャミちゃんだけどね!」

舞園
「最原君もやる時はやる人ですよ。絶対に逃走成功してくれるはずです!」

Sビート
「オレンジペコさんも危機が迫ってたけどちゃんと生き残ってるし、逃走成功してほしいと思ってるよ」

シェズ
「灰色の悪魔……ベレスも何だかんだ生き残っている。前回のノウハウが生かされてるってことでいいのか?」

ピーボディ
「後は、ピエタね。スリルを楽しみながらもここまで生き残ってるのは、素直に賞賛に値するわ」



 残っている逃走者は7人。その誰もが逃走成功の可能性を秘めている実力者だ。
 この中から逃走成功する猛者は果たして現れるのか?
 その時……。



ルフレ
「あれ?これ……次のミッションじゃないかい?」

罪木
「そ、そうみたいですねぇ……。って、えぇ?!」

ミミ
「うわぁ……。これかなり難しいミッションだなぁ……。大丈夫かなぁ……」

レオン
「と、とにかく!オレ達にはあいつら応援することしか出来ないんだからよ!張り切って応援しようぜ!」



 牢獄の者さえ驚愕する、そのミッションの内容とは――?






 ピリリ ピリリ






ピエタ
「ん?通知か。おっと、次のミッションみたいだな」

オレンジペコ
「『残り25分を経過すると、買い物客に扮した通報部隊がエリア内に出現する。通報部隊は、発見した逃走者に向かって音を鳴らして通報し始める。』
 あら、ここにきて通報部隊なのね?!」

タイガ
「『それを阻止するためには、残り時間10分までに逃走者のリストバンドを3F映画館前にある『通報部隊停止装置』にセットしなければならない。』
 ……これだけかい。リストバンド……。ジャイロはんとペア組んだ時に使うたこれのこと言うてるんかいな?」

マラリヤ
「また抽象的な書き方をしているのね。装置に行かないと詳細が分からないパターンが多すぎるわ」

ピエタ
「今回はまだ装置の場所が示されているだけマシか。ま、とりあえず見に行ってみるに越したことはないが」



 ゲームマスターにより、次のミッションが発動された!
 残り時間25分……つまり、現在買い物客に扮した通報部隊がエリア内を徘徊している。通報部隊は、逃走者を発見すると音を鳴らして通報し始める。ハンターはその音を頼りに逃走者を捕まえに動くため、逃走成功が困難になってしまう!
 それを阻止するためには、残り時間10分までに3F映画館前にある『通報部隊停止装置』に、ミッション①で使用したリストバンドをセットしなければならない。
 今回は装置の場所は示されているが、リストバンドの詳細については記載されていない。どちらにせよ、装置を確認する必要がありそうだ。



【ミッション④】『通報部隊を停止させろ!』
残り時間25分を経過すると、買い物客が通報部隊として出現し、発見した逃走者を音を鳴らして通報し始める。
それを阻止するためには、残り時間が10分を経過するまでに逃走者のリストバンドを3F映画館前にある『通報部隊停止装置』にセットしなければならない。



 エリア内に通報部隊が出現し、逃走が困難になった逃走者達。
 果たして、逃走者達はどう動く――。



最原
「うわ、通報部隊だ……。見つかったらもう逃げられないと思うし、早めに止めないと後々に響くよね」

ニャミ
「通報部隊……。早く止めないとあたし達がずっと不利なままじゃん!3Fの映画館だっけ、とりあえず行ってみよう!」

ベレス
「皆の為にも、通報部隊は止めなければならないね。行こう、映画館前に」



 残っている逃走者全員が通報部隊停止のため動き出す!
 無事に通報部隊を停止することは出来るのか……?!



















【24:49】



最原
「3F映画館か……。ちょっと遠いけど、リストバンドについての詳細が何も分からないから動かなきゃな……」



 現在、1Fにいる最原。
 映画館に向かう為には、3Fまで登らなければならない……。



最原
「もしかしたら他の人が動いてるかもしれないけど、念のため僕も行かなきゃね。えーとここの道を……」



 映画館へ向かおうとする最原に――。












































通報部隊
『…………』



 通報部隊が、迫る――!
 最原、気付けるか……!




ゲーム残り時間【24:41】

【逃走者】 残り7名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア (アシュリー) - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア (ジャイロ) - タイガ
青ペア (Sビート) - (ピーボディ)
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア (シェズ) - ピエタ


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