二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール【完結】
- 日時: 2025/04/27 22:26
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
再び帰ってきたスペシャルな逃走中、その名も『逃走中#CRSP』!
そんなスペシャルな逃走中に挑む21人の逃走者。
常夏ひしめくショッピングモールを舞台に、ハンターとの決死の攻防が今、始まる…!
※注意※
・登場するキャラクターは全て履修済みの作品からの出典です。かつ基本的な性格、口調等は原作準拠を心掛けております。ですが、表記上分かり易くする為キャラ崩壊にならない程度の改変を入れております。
・原作の設定が薄いキャラクター等、一部の登場人物に関しては自作設定を盛り込んでおります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
・誤字、脱字、展開の強引さ等ございますが温かい目でお見守りの方をよろしくお願いいたします。
・不定期更新です。
・コメントはお気軽にお待ちしておりますが、当小説と関係のないコメントはお控えいただけますようお願いいたします。
【ルール】
<逃走エリア>
『ココナッツモール』 出典:マリオカートシリーズ
スーパーマリオサンシャインがモデルとなった、巨大なショッピングモール。
今回使用するのは屋内の巨大なショッピングモールエリアだ。
時間:90分
初期ハンター:3体
賞金単価:1秒200円(MAX108万)
自首の方法:エリア2か所にある公衆電話から、自首をする旨を連絡する。
【逃走者】 ※五十音順 詳細>>1-3
アシュリー(メイドインワリオシリーズ)
Sビート(作者枠)
オレンジペコ(作者枠)
最原終一 (ダンガンロンパシリーズ)
シェズ(ファイアーエムブレムシリーズ)
ジャイロ・デーモン(逃走中グレートミッション)
セイラ・ピーボディ(逃走中グレートミッション)
タイガ(クイズマジックアカデミーシリーズ)
罪木蜜柑 (ダンガンロンパシリーズ)
Dr.クライゴア(メイドインワリオシリーズ)
ニャミ(pop’n musicシリーズ)
ピエタ・バローネ(逃走中グレートミッション)
ベレス(ファイアーエムブレムシリーズ) (2)
ペンタ・バッカーナ(逃走中グレートミッション)
舞園さやか(ダンガンロンパシリーズ)
マラリヤ(クイズマジックアカデミーシリーズ)
ミミ(pop’n musicシリーズ)
雄介(作者枠)
ルフレ(ファイアーエムブレムシリーズ)
レオン(クイズマジックアカデミーシリーズ)
ワリオ(メイドインワリオシリーズ) (2)
計21人
以上、逃走中#CR 運営本部がお送りいたします。
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.28 )
- 日時: 2025/04/06 21:59
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
【40:00】
~牢獄ルーム~
罪木
「転んで捕まってしまうなんて情けなさすぎですぅ……」
舞園
「まぁまぁ、ここまで頑張ったんですから!」
ミミ
「泣かなくても大丈夫だよ蜜柑ちゃん~!……あれ?向こうから誰か来てるよ?」
情けなく捕まってしまったと思い込んでいる罪木を慰める牢獄ルームの面々。
そんな中、向こうから黒子のような人物がこちらに近付いてきていた。
ワリオ
「なんだなんだ?また復活ミッションか?」
レオン
「復活ミッションが連続するわけないだろ……。何なんだろうな?」
黒子
『…………』
ルフレ
「何か、筒のような物を持っているみたいだね」
黒子は牢獄ルームの前に到着すると、確保者に向けて筒のような物を差し出した。
筒には12本ほどの棒のような物が入っている。
黒子はこちらに向かってピースをしながら、筒を向け続けている。
黒子
『…………』
ペンタ
「黙ってちゃ分かんねーよ!なんか言えよ!」
クライゴア
「フーム……。こちらに差し出しているということは、この筒の中の物を2本引けということか?ピースは『2』とも読み取れるだろうからな」
雄介
「引いたらどうなるんだろう……。ちょっと怖くなってきたな」
レオン
「誰が引くんだ?誰も引かねーんなら俺が引くぜ!」
ミミ
「待って待って、平等にじゃんけんで決めようよ!で、もう1つは雄介さんに引いてもらうことにしない?」
雄介
「え、俺?……でもいいの?」
舞園
「折角参加していただいたんですし、ちょっとくらいいいですよね。ね、皆さん!」
罪木
「わ、私は大賛成ですぅ!」
ルフレ
「そういうことなら僕も賛成だよ。残りの1本はじゃんけんで決めよう」
ワリオ
「それ、オレ様も参加しなきゃ駄目かー?」
ペンタ
「金目のモンがあるなら参加するけどよ、関係無さそうだしなぁ」
ミミ
「はいはい、つべこべ言わずにやる!じゃーんけーん、ぽん!」
話し合いの結果、1本目は雄介が。そして2本目はじゃんけんによりミミが引くことになった。
数ある棒の中から1本ずつ引くと――。
雄介
「俺のには『オレンジペコ』って書かれてる。オレンジペコさん?」
ミミ
「なんという運命。わたしのには『ニャミ』って書かれてた。これどうなるんだろう?」
雄介とミミが引いたのは、オレンジペコとニャミの名前が書かれたカードだった。
黒子はそれを回収すると、無言でその場から立ち去ってしまった……。
雄介
「うーん……。引かせてもらったのは嬉しいんだけど、引いた結果面倒なことにならないといいんだけどな……」
ルフレ
「まぁまぁ。どうなるか、僕達は見守ることしかできないんだからさ」
果たして、2枚のカードが示す意味とは……?
ピリリ ピリリ
アシュリー
「……うるさいわね。次のミッションね」
ジャイロ
「『残り時間30分を経過すると、牢獄ルームで選ばれた『オレンジペコ』『ニャミ』が強制失格となってしまう。』
……強制失格だァ?!」
ピーボディ
「『それを阻止するためには、エリア内2箇所にある『強制失格装置』を停止する必要がある。』
――今回も随分シンプルなのね。装置の場所を自分で探せということかしら」
オレンジペコ
「どうしましょう、選ばれちゃったわ?!早く装置を停止しに行かないと……!」
ニャミ
「こういう時だけ変な運持ってるんだよなあたしー!うわー、どうしよう?!あと10分の命だなんて聞いてない!早く止めないと!」
ゲームマスターにより、次のミッションが発動された!
残り時間30分を経過すると、牢獄ルームで選ばれた『オレンジペコ』『ニャミ』の2名が強制失格となり、ゲームから脱落してしまう!
それを阻止するためには、エリア内の2箇所にある『強制失格装置』を停止する必要がある。
今回もミッション②と同じく、どこに装置があるかは分からない。装置の場所も自分で探す必要がある!
ここで、逃走者の強制失格がかかったミッションが発動された。
強制失格がかかっている逃走者は動くと思うが、他の逃走者の為に動く者はいるのか――?
【ミッション③】『強制失格を回避せよ!』
残り時間30分を経過すると、牢獄でランダムに選ばれた『オレンジペコ』『ニャミ』が強制失格となってしまう。
それを阻止するためには、エリア内2箇所にある『強制失格装置』を停止する必要がある。
オレンジペコ
「装置をどうやって止めればいいかも書いてないのよね……。前のミッションみたいに装置に書いてたりしないかしら。とりあえず装置を探しましょう!」
ニャミ
「ミミちゃんもレオンくんもいないから不安だけど、ここで立ち止まったらあたし強制失格になっちゃうよ……。よーし、行くっきゃない!装置を探そう!」
強制失格の対象であるオレンジペコとニャミは当然動く姿勢を見せている!
そして、他の逃走者は――。
Sビート
「他の作者さんを見捨てるなんて俺には出来ない!勿論装置探しに行きますよ!」
タイガ
「1人減るだけでもミッションに大きく不利になんのに、2人減るってなんやねん。何としても阻止するで」
マラリヤ
「……そろそろ動きましょう。作者の方はともかく、ニャミはちょっかいかけられるから失う訳には行かないわ」
ジャイロ
「作者は助けた方が得だって言うしな。装置探すか」
最原
「装置を探そう。これ以上逃走者を減らすわけにはいかないよ!」
どうやら、残っている全員も各々の目的を果たすため、装置の停止に向かうようだ。
果たして、オレンジペコとニャミを助けることは出来るのか――?!
ゲーム残り時間【39:53】
【ミッション③ 進捗状況】
オレンジペコ 装置未解除
ニャミ 装置未解除
【逃走者】 残り12名 ※確保者は()で表示
赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア Sビート - ピーボディ
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア シェズ - ピエタ
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.29 )
- 日時: 2025/04/08 21:50
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
ピエタ
「とはいっても、装置のヒントがまるでないな。またグループに分かれて探すか?」
現在、2人の逃走者を救うために動いているプレイヤー達。
そのうちの1人であるピエタも装置を探しているが、どこにあるか分からない以上中々目星が付けられない。
ピエタ
「とりあえず、シェズに連絡しよう。彼が今どこにいるのかを知りたい」
ピエタはペア相手であるシェズに連絡を取ることにしたようだ。
しばらく音が鳴った後、相手の声が聞こえる――。
シェズ
『シェズだ。どうしたんだ、ピエタ?』
ピエタ
「今のミッションのことについてさ。勿論君も動いているんだよな?」
シェズ
『あぁ。作者も、仲間も、見捨てるわけにはいかないからな』
ピエタ
「君は今どこを探しているのか聞こうと思って電話を掛けたんだ。前のミッションのように、違う場所を探した方が効率がいいからな」
シェズ
『なるほど。俺は今3階を探し始めたところだ。だから、2階か1階を探してくれないか?』
ピエタ
「3階、ね。了解だ。さっきのミッションは2階に何もなかったから、2階を重点的に探してみることにするよ。それじゃ、お互いミッション頑張ろう」
シェズ
『あぁ。3階に何も無さそうだったら1階を探すことにする。連絡感謝する』
どうやら、シェズは3階で装置を探しているようだ。
少し考えた後、先程のミッションで何もなかったから『何かある』と踏んで、ピエタは2階を探すことに決めた。
ピエタ
「さて。簡単に見つかってくれることを祈るしかないね」
果たして、装置は何処にあるのだろうか――?
【38:26】
マラリヤ
「装置はどこかしら」
一方。同じく装置を探しているマラリヤ。今までミッションに消極的だった彼女だが、珍しく動いている。
彼女は現在1階を捜索中だ。
マラリヤ
「誰かが慌てふためく様を観察するのは面白いけれど、それでゲームから強制退場なんてつまらないわ。もっと足掻いて足搔いて足掻いたところをハンターに捕まるのが形式美、というやつらしいから」
マラリヤは、どうやら他の逃走者がハンターと攻防を繰り広げた後に退場してほしいと思っているようだ。
プワゾンガール、何を考えているのか全く分からない……。
マラリヤ
「そんなこんなで探していたら、そろそろ装置がポンと現れるのがこの小説のお約束なはずだけど……。あら」
ぶつぶつ独り言を続けながら、装置を探すマラリヤ。メタ発言も彼女の十八番だ……。
そんな彼女の前に――。
マラリヤ
「あったわね。装置。読み通り」
1階のカフェの前に装置らしきものを発見した!
マラリヤは装置をよく観察してみる……。
マラリヤ
「7本の導線、そして上には『オレンジペコ』の文字……。この装置は作者の方の強制失格を止めるための装置っぽそうね。
近くにペンチがあるから、それで導線を切れということかしら」
装置には『オレンジペコ』の文字、そして下に7本の導線がある。
導線の下には机があり、そこには1本ペンチが置いてある。
マラリヤ
「さて、何色を切ればいいかしら。この手のミッションは1本切ってみるのが定石よね。紫がいいかしら。そーれそれー『ちょっと待ったぁ!!!』 ……ん?」
早速マラリヤが導線を切ろうとした瞬間、それを止める者が現れた!
その正体は――。
タイガ
「マラリヤん!何勝手に切ろうとしとんねん!流石に見過ごせへんで?!」
マラリヤ
「あら、タイガじゃない。私はミッションをクリアしてみようと思っただけよ」
ジャイロ
「ミッションをクリアするのは結構だが、ペンチの横の立て札も一回読んでほしいところだな。
……というか、タイガお前ペンタ並みにはえーじゃねェか……」
タイガ
「んなこと今どうでもええでっしゃろ?!マラリヤん、切るべき色間違えたら装置に書かれたヒト多分即強制失格やで」
マラリヤ
「そこまで考えが及ばなかったわ。これは失礼」
マラリヤの手を止めたのはタイガとジャイロだった。
どうやら、近くを通りがかった時にマラリヤが装置に手を付けようとしていたのを見つけ、嫌な予感がして近付いていたらしい。
マラリヤ
「さて。それでは横の立て札とやらを見てみましょうか」
タイガ
「思いとどまってくれてホンマ助かったわ……。で、何て書いとるんや?」
ジャイロ
「えーとー……。
『装置の切るべき色は、『食品売り場入口』の掲示板に貼ってある。なお、切るべき色を間違えた場合、装置に書かれた逃走者は即強制失格の為気を付けること。』
食品売り場入口だな。というか止めて良かったなこれ」
マラリヤ
「ふむ。ここからだと少し遠いわね」
タイガ
「なら俺が見てくるわ。で、連絡するさかい、マラリヤんが導線切るっちゅうのはどうや?」
マラリヤ
「貴方、足の速さだけは生徒の中でトップクラスだものね。ジャイロはどうするの?」
タイガ
「だけって何やねんだけって。かっこよさもセンスもアカデミー一なのが俺様や!」
ジャイロ
「一応俺も見に行くか。途中でタイガがハンターに見つかった時に、どっちかが行けるようにしておいた方がいいだろうからな。
……こいつなら多分撒けるとは思うが」
マラリヤ
「じゃあ、私はここで待機する代わりに装置の位置をみんなに共有するわね。もしかしたら作者の方が来るかもしれないし」
タイガ
「了解や!ニャミの分も早う見つけなあかんなぁ」
ジャイロ
「ま、そっちはそっちで動いてくれてる奴がいんだろ。じゃ、さっさと動いちまおうぜ。ハンター来てるからよ」
タイガ
「げ。油断も隙もあらへんやん……」
ジャイロが指さした先には――。
ハンター
『…………』
ハンターが、来てる……。
ジャイロの忠告で全員が移動をしたお陰で、ハンターに見つかること無くその場を離れることが出来た……。
マラリヤ
「さて。それじゃ近くで様子見つつ待つとしましょうか。こういう退屈はあまり好きではないのだけれど、そうも言ってられないわよね」
オレンジペコを助けるため、各々行動を開始する逃走者達!
果たして、作戦は上手くいくのか――!
ゲーム残り時間【37:44】
【ミッション③ 進捗状況】
オレンジペコ 装置未解除
ニャミ 装置未解除
【逃走者】 残り12名 ※確保者は()で表示
赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア Sビート - ピーボディ
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア シェズ - ピエタ
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.30 )
- 日時: 2025/04/09 22:04
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
【37:21】
ピーボディ
「さっきは2階にハンターボックスが無かったんだから、今度も2階に無いってことはないと思うのよね」
Sビート
「俺もそう思う。もう1つの強制失格装置は1階にあるみたいだから、俺達は2階を探そう」
1階にオレンジペコの強制失格装置があることは、マラリヤにより他の逃走者に連絡が行っている。
まだ居場所が突き止められていないのは、ニャミの強制失格装置だ。
Sビート
「それにしてもなんだって作者さんがターゲットにされなきゃならないんだ……。この逃走中、作者にも容赦なさすぎだろ」
ピーボディ
「あら、この期に及んで弱音でも吐くつもりなのかしら?そういうことも起きうるのが逃走中よ?」
Sビート
「そりゃそうだけどさぁ……。雄介さんの即確保といい、今回はいつもに増して容赦がないなと思っただけだよ」
作者にだけ逃走中のゲームが甘くはない。ゲーム中は皆、平等だ……。
そんなことを話しつつも、2階を重点的に探していた2人に近付く影が――。
ニャミ
「……あれ?あなたは確か……ピーボディさんに作者さん――Sビートさんだね!」
ピーボディ
「貴方は確か……ニャミ、だったかしら?強制失格に選ばれてしまうなんて災難ね」
ニャミ
「そうなんだよねー。だから早く自分の強制失格装置を探して何とかしなきゃ-って動いてるんだけどさ、中々見つからなくて……。
あ、見つかった装置がオレンジペコさんのものだってことはみんな知ってるんだよね?」
Sビート
「マラリヤって人から連絡が来たからみんな知ってる筈だぞ。いやー、それにしてもジャイロがこの件に積極的に動くとは」
ピーボディ
「ジャイロはペンタ……というか、債務者が関わらなければ結構面倒見が良くてリーダーシップもあるんだけど……。ペンタが関わると途端にただの借金取りになるのよね……」
ニャミ
「あはは……。2人はあっちから来たってことは、あっちには装置は無かったってことなんだよね?」
Sビート
「そうだな。あっちの方には装置らしきものは無かった」
2人の傍に近付いてきたのはニャミ。強制失格となってしまうターゲットにされた逃走者のうちの1人だ。
互いに反対の方向からやってきたため、情報交換を行う……。
ピーボディ
「ニャミが左側からやってきたから、探せていないのは右側の方ね」
ニャミ
「お願い!ここで会ったのも何かの縁だし、一緒に装置探してくれないかな?」
Sビート
「大勢で動くとハンターが怖いけど……。強制失格になりそうな人を放っても置けないし、いいよ。一緒にいこう」
ニャミ
「やったぁ!持つべきものはコミュニケーション能力、ってね!」
Sビート
「(いいなぁ……。俺もフッ軽になりたい)」
ニャミも合流し、一緒にまだ捜索していない右側の通路を探すことにした一同。
しかし、大勢人が集まるとハンターが接近する恐れが高まる。気を付けて向かいたいところだ。
ニャミ
「左側は粗方探してなかったから、右側に絶対あると思うんだよねー」
ピーボディ
「専門店が沢山並んでいるエリアだから、機械っぽいのがあればすぐに見つかると思うわ。丁寧に探しましょう」
Sビート
「2人共、装置を探すのは良いけどハンターにも気を付けなよ?」
ハンターに警戒しつつ、右側の通路を探す3人。
しばらく進んでいると、先頭を歩いていたニャミがとある一点を指さす。
ニャミ
「あ!あのおもちゃ屋の前!何か装置みたいなのがある!」
ニャミが装置を発見!
しかし――。
ハンター
『…………!!』
ダッダッダッダッダ!!!!
ROCK ON 【SERAH PEABODY】
ピーーーーーーーーーーーー
Sビート
「うわ、またか!」
ピーボディ
「ここまで来てハンターだなんて……!」
ニャミ
「うわー!早く逃げないと!」
ハンターも、来てる――!
既にハンターは逃走者を捕らえている。ターゲットはピーボディだ!
ピーボディ
「今日はハンターとばっかり鉢合うわね!もう!」
Sビート、ピーボディはそのまま左の通路を進む。ニャミは右に迂回してハンターの視界から逸れた!
Sビート
「ここ、開けた道だから逃げにくいんだよな……。せめてエスカレーターの方まで逃げられれば――」
ハンター
『…………!!』
ダッダッダッダッダ!!!!
ROCK ON 【S-BEAT】
ピーーーーーーーーーーーー
Sビート
「うわ、前からも?!」
ピーボディ
「挟まれたらどうしようもないわね……もうーーっ!!!」
ポンッ
【36:49】
セイラ・ピーボディ Sビート 確保 残り10名
Sビート
「ペアで一緒に捕まるなんて……沈黙の巨大○宮2みたいじゃないかー!!」
ピーボディ
「うー、悔しいわ!って、Sビートさんは何を言っているのかしら……?」
メタネタは、ご法度だ……。
2人同時に捕まったことにより、青ペアも全滅となった。
ピリリ ピリリ
ニャミ
「はぁ、はぁ、何とか視界から逸れたかな……って、通知だ。
『セイラ・ピーボディ Sビート 確保 残り10名』 2人共捕まっちゃったの?!お疲れ様……」
オレンジペコ
「作者勢もアタシ1人になっちゃったわね……。他の人に任せっきりじゃなくて、少しでも自分で行かないと!」
ピエタ
「どんどん逃走者が減っていくな……。早く装置を止めないと大変なことになるぞ」
まさかの2人同時確保に驚きを隠せない逃走者達。
これ以上の確保、そして強制失格は防ぎたいが……。果たしてどうなるのか?!
ゲーム残り時間【36:45】
【ミッション③ 進捗状況】
オレンジペコ 装置未解除
ニャミ 装置未解除
【逃走者】 残り10名 ※確保者は()で表示
赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア (Sビート) - (ピーボディ)
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア シェズ - ピエタ
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.31 )
- 日時: 2025/04/10 22:02
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
【36:21】
アシュリー
「……きょうせいしっかくそうち。あれね」
先程ハンターに追われた場所である、ニャミの強制失格装置がある2階の通りにアシュリーがやってきた。
彼女は、最初は動くつもりはなかったが作者が強制失格の可能性があると聞き、雄介を思い出して動き出していた。
アシュリー
「……おもちゃ屋の前にあるのね」
ハンターに警戒しつつ、おもちゃ屋の前にやってきた。
オレンジペコの強制失格装置と同じように、装置には7本の導線があり、机の上にペンチが置いてある。横に立て札があるのも一緒だ。
アシュリー
「……? おかしいわね。マラリヤのメールと文がちがうわ……」
しかし、アシュリーは立て札の分を見た時、何かおかしいことに気付く。
アシュリー
「……しょくひんうりばに切るべき色があるんじゃなかったの? ここには『装置の切るべき色は、『バスターミナル』の掲示板に貼ってある。なお、切るべき色を間違えた場合、装置に書かれた逃走者は即強制失格の為気を付けること。』とかいてあるわ。
――バスターミナル?」
最原
「立ち尽くしてどうしたの?」
ニャミ
「あれ、アシュリーちゃんだ!アシュリーちゃんも来てくれたんだね!」
アシュリー
「…………」
マラリヤのメールには『食品売り場入口』に切るべき色が書いてあると文が残されていたはずだ。しかし、この立て札には切るべき色は『バスターミナル』にあると書いてある。
アシュリーが文面の違いに戸惑っていると、最原とニャミが装置へと辿り着いた。ニャミはハンターの目を掻い潜り、戻ってきた形になる。
最原
「なるほど。確かにマラリヤさんのメールだと『食品売り場入口』に切るべき色が書いてあると書いてあったね。
うーん……。多分、装置によって切る色が違うんじゃないかな?だから、ヒントが書かれてある場所も違うんだと思う」
ニャミ
「なるほど!そう考えればつじつまが合うね!」
アシュリー
「……でも、ここからバスターミナルはとおいわ。行ってもどってくるまでにそうちがはつどうしてしまうかもしれない……」
最原
「うーん。じゃあ、僕とニャミさんでバスターミナルに行ってくるよ。それで、色が分かったらアシュリーさんに連絡するから、アシュリーさんはここで切るべき色を切ってほしいな」
ニャミ
「それが一番いいよね。アシュリーちゃんと最原くんなら、流石に最原くんに動いてもらわないといけないし」
アシュリー
「……わかったわ。アシュリー、ここで待ってる」
最原
「うん。それと、アシュリーさんには装置の場所をみんなに連携してほしいな。もし誰かが捕まったとしても、場所さえ分かっていれば他の誰かが装置を止めてくれると思うから」
アシュリー
「……しかたないわね」
話し合いの結果、ニャミの装置を止めるために必要なヒントを得に最原、ニャミがバスターミナルへ移動。
そして、アシュリーは連携後装置を止めるためその場で待機することになった。
ニャミ
「時間も無くなって来たし、早く出発しよう!」
最原
「ちょっと急がないとまずいかもね……」
アシュリー
「……あっちからハンターがきているわ。降りるならかいだんを使った方がいいわよ」
ニャミ
「ありがとう!なんか2階に凄くハンターくるなぁ……」
最原
「よし。ニャミさんの装置を止めるため頑張ろう!」
ニャミ
「おー!」
もうすぐミッションの制限時間は6分を切る。
今のところどちらの装置も解除できていない状態だが、間に合うか!
【35:53】
オレンジペコ
「あら?彼女がマラリヤちゃんかしら」
マラリヤ
「おや。その声は作者の方ね。もしかしなくても自分の装置を止めに来たのね」
オレンジペコ
「そうそう、そうなのよ!選ばれるのもびっくりだけど、それがまさか強制失格だなんてね……。マラリヤちゃんが連携してくれて助かったわ、だからすぐに来れたようなものだし……」
マラリヤ
「お気になさらずとも。作者の方を流石にいじって遊ぶわけにはいかないわ」
オレンジペコ
「(いじって遊ぶ……?)」
マラリヤ
「うふふ。これが貴方やニャミでなければ、私はきっと動いてなかったでしょう」
オレンジペコ
「そうなの?」
マラリヤ
「さて、真実かどうか。信じるのは貴方次第」
オレンジペコ
「(この子、随分とマイペースな子なのね……)」
マラリヤの本当なんだか嘘なんだかわからない話術にオレンジペコも若干たじたじのようだ。
そんな話を続けている中、オレンジペコはミッションの話へと話題を戻す。
オレンジペコ
「色は今タイガちゃんとジャイロさんが行ってくれてるのよね?」
マラリヤ
「そう。ジャイロは分からないけど、タイガは足の速さは生徒の中でもトップクラス。迷ったりハンターに追われてなければぼちぼち連絡が来るでしょう」
オレンジペコ
「アタシの為に……。本当にありがとう」
マラリヤ
「それは戻って来てから言ってあげるべきね。私は貴方が来たからお仕事はほぼ完了したようなものだし。やることと言ったら、ハンターを見張ることくらいよ」
オレンジペコ
「ミッションを譲ってくれるの?」
マラリヤ
「自分で止めに来たんだから、その意思を奪おうとは思わないわよ。そんなの面白くも何ともないし」
オレンジペコ
「そう……」
マラリヤ
「あら、話してる間にハンターが来たわね。一旦隠れましょう」
オレンジペコ
「そうね、ここで捕まったら動いてくれてる2人に申し訳が立たないもの。隠れましょう!」
マラリヤの言葉の真意は、彼女にしか分からない……。
そして、切るべき色を探すため移動をしているタイガとジャイロは――。
タイガ
「食品売り場……。ひっろいなぁ」
ジャイロ
「こんだけ馬鹿でかいショッピングモールなんだ。食品売り場が一番デカくてもおかしくないだろうよ」
タイガ
「こん中から探さなあかんのか。うーん……。切るべき色がどんな形であるか、よなぁ」
ジャイロ
「入口って書いてあったからよ、手分けして入口を当たってみねェか?数か所あるみたいだからよ、2人で一緒に行ってたら時間なくなっちまうぜ」
タイガ
「了解や。何か分かったら連絡してな」
ジャイロ
「おう。そっちもハンターに見つかんじゃねェぞ?」
タイガ
「そのままそっくりお返ししますわ!その言葉!」
タイガとジャイロも食品売り場で二手に分かれることにしたようだ!
はたして、オレンジペコの強制失格を阻止するヒントは何処に隠されているのだろう?
ゲーム残り時間【35:49】
【ミッション③ 進捗状況】
オレンジペコ 装置未解除
ニャミ 装置未解除
【逃走者】 残り10名 ※確保者は()で表示
赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア (Sビート) - (ピーボディ)
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア シェズ - ピエタ
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.32 )
- 日時: 2025/04/11 22:25
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
タイガ
「入口……。確かあっちら辺にあったはずや」
ジャイロ
「タイガは向こうの入口を見に行ったか。じゃ、反対側から潰していくとしますかねェ」
手分けして切るべき導線の色を探す2人。
食品売り場には入口が4か所あり、丁度2で2箇所ずつ探せばどこかしらで見つかりそうだ……。
そんな2人の元に――。
シェズ
「食品売り場入口に切るべき色が書いてあるとメールにあったから来てみたが……。広いな。しかも、もう2人が来て探す場所が被ったりしたら時間のロスだな」
シェズも現れた!
彼もオレンジペコを救うため、切るべき導線の色のヒントを探しに来たようだ!
しかし、シェズ側から2人は遠い場所にいる。彼ら2人がどこの入口に行っているかは分からない!
シェズ
「一番近い場所の入口から潰していくしかないか。どちらにしろ、見つかるまでは探すことになりそうだからな」
とりあえず、一番近い場所の入口に行くことにしたシェズ。
そんな彼の近くに――。
ハンター
『…………』
ハンターが、来てる――!
丁度シェズの真後ろにいるが、彼は気付いていない!
タイガ
「入口入口……。うーん、ここには無さそうやなぁ」
ジャイロ
「ここは駄目か。っつーことは、あっちの入口にあるかもしれねェな」
シェズ
「とにかく、あの入口まで行ってみよう。あったらメールで色を報告すればいいよな」
ハンター
『…………』
ハンター
『…………!!』
ダッダッダッダッダ!!!!
ROCK ON 【SHEZ】
ピーーーーーーーーーーーー
シェズ
「まずい、ハンターが来てる!」
シェズが、見つかった……!
タイガ
「げぇ?!ハンターこっち来とるんかいな!」
ジャイロ
「隠れつつ移動しなきゃな……。時間もねェしよ」
タイガ、ジャイロもハンターの接近に足音で気付き、食品売り場を利用しその場から隠れる!
シェズ
「向こうに逃げようにも逃げられない……!」
シェズはせめて逃げやすい食品売り場とは反対側に逃げようとするが、ハンターの来た方向と一致しているため逃げられない!
仕方なく食品売り場を利用してハンターをかく乱するが、徐々に距離が迫っている……。
シェズ
「せめて棚の高さがもう少しあれば……!くっ……!」
ハンターに徐々に追い詰められ……。
ポンッ
【35:03】
シェズ 確保 残り9名
シェズ
「ここまでか……」
シェズ、その俊足を活かせず確保となった……。
ピリリ ピリリ
ピエタ
「おっと、通知か。
『シェズ 確保 残り9名』 ペア相手が捕まってしまったか。お疲れ様、だな」
ベレス
「これで残りの逃走者も10人を切ったという訳だね。ここからが正念場か……」
マラリヤ
「どんどん人が減っていくわね……。これで強制失格を阻止できなかったら損害はどのような感じになるのかしら」
シェズ確保により、残りの逃走者が10人を切った!
人数が減ることによるミッションの難易度の上昇も避けられない……。
タイガ
「……行ってもうたかな。ほな、あっちの入口や!」
ジャイロ
「ハンター避けつつ移動しなきゃならねェってのが辛いところだよな。ま、やるしかないんだけどよ」
それでもめげずにオレンジペコの装置のヒントを探す2人。
最初に探した入口には何もなかったため、残りは2箇所だ。
タイガ
「さて、こっちの入口はどうや?」
ジャイロ
「どっちかにあればいいんだけどな」
それぞれ別の入口へ向かうタイガとジャイロ。
果たして、見つかるか!
タイガ
「――あ。これちゃうかな!これやこれ!」
タイガが張り紙らしきものを発見!
そこには『切るべき色はピンク』と書かれている。
タイガ
「ピンク……。確か装置にそんな色あったはずや!マラリヤんに早よ連絡せな!」
切るべき色を発見したタイガはその場でマラリヤに連絡。
そして、ジャイロは――。
ジャイロ
「ここにもねェか。っつーことは、タイガが探してる2箇所のどっちかに装置のヒントが書かれてるな」
タイガが連絡してくれることを信じ戻ることにしたジャイロだったが――。
ハンター
『…………!!』
ジャイロ
「は、ハンター?!」
先程シェズを捕まえたハンターとは別のハンターが食品売り場へとやってきていた!
見つかったのが至近距離のため、逃げることも敵わず……。
ポンッ
【34:48】
ジャイロ・デーモン 確保 残り8名
ジャイロ
「クソっ 油断も隙もあったもんじゃねェな……」
まさかの2連続確保。マネーピラニアもここまでだ……。
ピリリ ピリリ
タイガ
「通知やん。なになに?
『ジャイロ・デーモン 確保 残り8名』 ジャ、ジャイロはん?!ちゅーことは食品売り場にハンター2体来とるってことやん!迂闊に電話鳴らしたら俺も見つかるで、これは……」
オレンジペコ
「ジャイロさんもここで確保なのね……。アタシの為に申し訳ないわ」
最原
「まずい、どんどん人が少なくなってる。これ以上の被害は絶対に食い止めないと……!」
まさかのジャイロ確保により、更にピンチに陥る逃走者達。
更にハンターが近くにいるせいで、タイガがマラリヤに連絡が出来ない。
果たして、無事にオレンジペコの強制失格装置を止めることは出来るのか!
ゲーム残り時間【34:45】
【ミッション③ 進捗状況】
オレンジペコ 装置未解除
ニャミ 装置未解除
【逃走者】 残り8名 ※確保者は()で表示
赤ペア ニャミ - (レオン)
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア (ペンタ) - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - (罪木蜜柑)
黄ペア (ジャイロ) - タイガ
青ペア (Sビート) - (ピーボディ)
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア (シェズ) - ピエタ