二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CRSP 双界のショッピングモール【完結】
日時: 2025/04/27 22:26
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

再び帰ってきたスペシャルな逃走中、その名も『逃走中#CRSP』!
そんなスペシャルな逃走中に挑む21人の逃走者。
常夏ひしめくショッピングモールを舞台に、ハンターとの決死の攻防が今、始まる…!



※注意※
 ・登場するキャラクターは全て履修済みの作品からの出典です。かつ基本的な性格、口調等は原作準拠を心掛けております。ですが、表記上分かり易くする為キャラ崩壊にならない程度の改変を入れております。
 ・原作の設定が薄いキャラクター等、一部の登場人物に関しては自作設定を盛り込んでおります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
 ・誤字、脱字、展開の強引さ等ございますが温かい目でお見守りの方をよろしくお願いいたします。
 ・不定期更新です。
 ・コメントはお気軽にお待ちしておりますが、当小説と関係のないコメントはお控えいただけますようお願いいたします。



【ルール】

<逃走エリア>
『ココナッツモール』 出典:マリオカートシリーズ
スーパーマリオサンシャインがモデルとなった、巨大なショッピングモール。
今回使用するのは屋内の巨大なショッピングモールエリアだ。

時間:90分
初期ハンター:3体
賞金単価:1秒200円(MAX108万)
自首の方法:エリア2か所にある公衆電話から、自首をする旨を連絡する。



【逃走者】 ※五十音順 詳細>>1-3

アシュリー(メイドインワリオシリーズ)
Sビート(作者枠)
オレンジペコ(作者枠)
最原終一 (ダンガンロンパシリーズ)
シェズ(ファイアーエムブレムシリーズ)
ジャイロ・デーモン(逃走中グレートミッション)
セイラ・ピーボディ(逃走中グレートミッション)
タイガ(クイズマジックアカデミーシリーズ)
罪木蜜柑 (ダンガンロンパシリーズ)
Dr.クライゴア(メイドインワリオシリーズ)
ニャミ(pop’n musicシリーズ)
ピエタ・バローネ(逃走中グレートミッション)
ベレス(ファイアーエムブレムシリーズ) (2)
ペンタ・バッカーナ(逃走中グレートミッション)
舞園さやか(ダンガンロンパシリーズ)
マラリヤ(クイズマジックアカデミーシリーズ)
ミミ(pop’n musicシリーズ)
雄介(作者枠)
ルフレ(ファイアーエムブレムシリーズ)
レオン(クイズマジックアカデミーシリーズ)
ワリオ(メイドインワリオシリーズ) (2)

計21人



以上、逃走中#CR 運営本部がお送りいたします。

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.18 )
日時: 2024/09/20 21:02
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

ワリオ
「ミッションだぁ~? ハンターが増えようが増えまいがオレ様には関係のない話だからここで隠れているのだ!」



 現在、2階の死角にあたる場所に隠れているワリオ。
 ハンター放出阻止のミッションに向かうつもりはないようだ。



ワリオ
「それよりも!あのペンタも自首を狙ってるみたいだからな。あいつより多くの金を持ち帰ってオレ様がもっと目立ってやるのだ!
 あいつとペアを組んでから自首用電話の場所は把握したからな、ここで隠れていればいつでも自首用電話に向かえるという寸法だぜ!」



 なお、自首用電話はエリア2箇所に存在している。
 そのうちの1か所が2階にあるため、彼はこんな場所に隠れ続けているのだ。



ワリオ
「下手に騒いでハンターなんかに見つかっちまったら意味ないだろ~? 頭がいいヤツは騒がずタイミングを待つんだよ!」



 ワリオ、謎の持論を続けている……。
 そんな彼の近くに――。
















ピーボディ
「Sビートさん、あっちの方にはあったかしら?」

Sビート
「いや、無かった。こんだけ探してもないなら2階にはハンターボックスないのかもしれないな……」



 合流したピーボディとSビート……。
 そして……。













































ハンター
『…………』



 ハンターも、来てる……!
 ハンターの距離的にはピーボディとSビートの方が近いが、2人共気付いていない!
 そして、2人の近くにいるワリオもハンターには気づいていない。



ピーボディ
「そっちはまだ探してない範囲のはずよ。行ってみましょう」

Sビート
「そこが最後になりそうだなー」


ワリオ
「グフフ……。賞金はオレ様のものなのだ!」








































ハンター
『…………!!』








ダッダッダッダッダ!!!!








ROCK ON 【SERAH PEABODY】





ピーーーーーーーーーーーー








ピーボディ
「待って、ハンターが来てるわ!」

Sビート
「こんな時に……!」



 ハンターに、見つかった……!
 ターゲットはピーボディだ!



ピーボディ
「一旦ハンターボックスは諦めて逃げましょう!あと1か所は後で探すわよ!」

Sビート
「了解!」



 二手に分かれ、Sビートはハンターの近くから逃げ去った。
 そして、ピーボディの近くには――



ワリオ
「お宝お宝♪ 賞金賞金♪ ザックザックオレ様のもの~!」



 呑気に隠れているワリオ……!
 ピーボディはそれにも気付かずワリオの近くを通り過ぎた!



ハンター
『…………!!』








ダッダッダッダッダ!!!!








ROCK ON 【WARIO】





ピーーーーーーーーーーーー









 ハンターのターゲットがピーボディからワリオに変わった……!



ワリオ
「ム?誰か近くに……。――ワーーーーーーーッ!!!」



 ワリオ、やっとハンターの接近に気付くも時すでに遅し……!









ポンッ








【66:27】
ワリオ 確保 残り16名




ワリオ
「フンガーーーー!!!何故誰もハンターの接近をオレ様に教えてくれなかったのだーーー!!!」



 自首する間もなく確保だ。
 憤慨しても、もう遅い……。












 ピリリ ピリリ












アシュリー
「……つうちね。
 『ワリオ 確保 残り16名』 ……ふーん」

ペンタ
「っつーことは、俺もミッションクリアできなくなっちまったな? ま、やる気ないから別にいいけど!」

シェズ
「どんどん捕まってるな……。ハンターの放出は抑えなければならんが、ハンターにも警戒しつつ動かないとな」



 ワリオ確保により、新たにペンタもミッションをクリアすることが出来なくなった。
 エリアの移動をすると、ハンターに見つかるリスクも大きくなる……!




















ピエタ
「さて、2人揃ったはいいがペアではないから解除は出来ないな」

タイガ
「でも、シェズにもジャイロはんにも連絡済みや。どっちかが来ればええんやし、そう気張らずともええんちゃう?」

ピエタ
「確かにそうだ。最悪向かってるどちらかが捕まっても、残ってる方が来てくれればいいから少しは気は楽だな」



 ハンターボックスが見つかっている3階のフードコートには、ピエタの他に向かっていたタイガが合流。
 しかし、ピエタとタイガはペア同士ではないためレバーを下ろすことは出来ない……。
 幸い、既にお互いのペア相手であるシェズ、ジャイロには連絡済みだ。どちらかが到着した場合、ペア相手とレバーを下ろせばミッションクリアとなる!



ピエタ
「先程ワリオが捕まったのは2階だそうだから、ハンターが下に集中していると考えていいだろうな。ただ、警戒しておくに越したことはないが」

タイガ
「流石逃走中のプロ、考え方が違いますなぁ」

ピエタ
「俺の星でやっている逃走中と基本的な考え方は同じだからな。ハンターだって数に限りがある。なら、捕まった場所からハンターの数を推測することも大事ってことさ」



 互いに雑談を交わしながら、ハンターから身を隠す2人。
 そのまま待っていると――。




















『おーい!』



 2人の元に誰か来たようだ!
 近付いてきたのはシェズか、ジャイロか、それとも違う誰かなのか――?!




ゲーム残り時間【65:49】

【逃走者】 残り16名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - ミミ
緑ペア ペンタ - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - 罪木蜜柑
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア Sビート - ピーボディ
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア シェズ - ピエタ

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.19 )
日時: 2024/09/21 20:56
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

『おーい!』



 ペア相手を待つ2人の元にやって来たのは――。
























シェズ
「はぁ、やっと着いた!待たせてすまない!」

ピエタ
「シェズ!」

タイガ
「これでレバーが上げられるなぁ!はぁ~、良かったわ~」



 シェズだ……!
 これにより、ピエタはハンターボックスのレバーを上げることが出来る!
 更に――。











ジャイロ
「はー、着いた着いた……って、一足遅かったか」

タイガ
「ジャイロはん!先にあっちのチームが揃いましたで?」

ピエタ
「一足遅かったな」

ジャイロ
「ハンター避けつつ来たんだよ、文句言うな!」

シェズ
「誰も文句は言ってないと思うが……」



 少し遅れてジャイロも到着!
 これにより、タイガもレバーを上げることが可能となった。しかし、今回は先についたシェズ、ピエタペアがレバーを上げることにしたようだ。



ピエタ
「それじゃ、レバーを上げよう」

シェズ
「このレバーだな。確かに『同じ色のペアでのみレバーを上げることが出来る』と書いてあるな」

タイガ
「じゃ、俺達はハンター見張ってるで!」

ピエタ
「助かるよ。それじゃさっさとミッションをクリアしよう」



 タイガとジャイロは近くでハンターを見張る行動に出た。
 そして――。



シェズ
「行くぞ。せーの!」




ガゴン!!




 2人がレバーを上げると、ハンターボックスの前に『KEEP OUT』の文字が書かれた棒が降りた。
 これで、3階フードコートのハンターボックスの封印に成功だ。残るハンターボックスは1つだ!



シェズ
「これでいいんだよな?」

ピエタ
「あぁ。ご丁寧にハンターが出てこれないようになっている。これなら大丈夫だろう」

タイガ
「おっしゃー!まずはハンターボックス1つ封印やな!」

ジャイロ
「だが油断すんなよ。目的果たしたところにハンターあり、って言うからな」




【65:13】
シェズ ピエタ・バローネ
3階フードコートのハンターボックス封印

ミッション②クリアまで ハンターボックス残り1つ












 ピリリ ピリリ












ベレス
「おや?通知だね。
 『シェズ ピエタ・バローネ 3階フードコートにあるハンターボックスの封印に成功。ミッション②クリアまでに封印する必要のあるハンターボックスは残り1つだ。』
 まずは1つ前進ということだね。良かった……」

ミミ
「やったー!これで最悪あと1つハンターボックスが見つからなくても5体で済むや!いや、5体でも多いから探すけど!」

レオン
「ハンターボックス、どこにあるんだ……?デケー箱のはずだし、見つかりにくいところに置いてないと思うんだけどなー」



 まずは1つハンターボックスを封印することに成功し、安堵の表情を浮かべる逃走者達。
 しかし、ミッション②をクリアするにはもう1つハンターボックスを封印する必要がある。油断せずにミッションに挑め!













ピエタ
「さて。3階にはもうハンターボックスはなさそうだし、俺達も下の階を探すとするか」

タイガ
「あ、さっき吹き抜けからハンターこっちに来とるの見ましたで。階段よりエスカレーター使って降りた方がええと思うわ」

シェズ
「分かった。1階か2階のどちらかにありそうだな。手分けして探すか」

ジャイロ
「ハンターボックスもそうだが、ペンタの野郎どこ隠れやがった……。アイツ、見つけたら絶対金返してもらうんだからよ」

ピエタ
「相変わらずだなあの2人は……」

タイガ
「突っ込んだら野暮でっせ」

シェズ
「???」



 3階に集まっていた4人は、引き続き1階、2階のどちらかにあるハンターボックスを探すためここで別れた。
 なお、ジャイロはペンタ探しも兼ねているようだ……。










ペンタ
「へくしゅ!この施設冷房効きすぎなんだよ、寒い~!」



 ペンタ、自分の話をされていることに気付いていない……。















ミミ
「うーん。もう2階にはないのかなぁ」



 単身ハンターボックスを探しているミミ。
 しかし、彼女はペア相手である舞園が捕まってしまっているため、見つけてもハンターを封印することは出来ない……。



ミミ
「わたし自身がハンターを封印することが出来なくても、場所の連携するとか仕事が無いわけじゃないからね!だからわたしも貢献するために探すよ!それに、5体でもやっぱり多いからね!」



 ハンターは、1体でも増えてほしく無いようだ……。



ミミ
「でも中々見つからないから、もしかしたら1階にあるのかもなぁ。1階に降りた方がいいのかな?」



 そう考え移動を始めた彼女の元に――。

















































ハンター
『…………』



 ハンター……!
 ミミ、気付くことが出来るか!




ゲーム残り時間【64:47】

【逃走者】 残り16名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - ミミ
緑ペア ペンタ - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - 罪木蜜柑
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア Sビート - ピーボディ
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア シェズ - ピエタ

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.20 )
日時: 2024/09/23 21:25
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

ミミ
「ハンターボックス、どこにあるんだろう……」


ハンター
『…………』



 ハンターボックスを探すミミに近付くハンター。
 先に気付いたのは――











































ハンター
『…………!!』








ダッダッダッダッダ!!!!








ROCK ON 【MIMI】





ピーーーーーーーーーーーー









ミミ
「うわ、ハンター?!」



 先に気付いたのはハンター!
 ミミもすかさず足音で気付き逃げ始まるが、徐々に追い込まれていく……!



ミミ
「うわーん!ハンター速いよーー!!」



 必死に抵抗を続けるも、ハンターとの距離は少しずつ狭まり……。









ポンッ








【64:03】
ミミ 確保 残り15名




ミミ
「ハンターボックスに集中しすぎたよ……。もう駄目だぁ~」



 ミッションに、集中しすぎた……。
 これで、白ペアはどちらも確保となり、全滅となった。












 ピリリ ピリリ












ニャミ
「あ、通知だね。えーと……。
 『ミミ 確保 残り15名』 み、ミミちゃーん!」

罪木
「どんどん逃走者が捕まっていきますよぉ?!」

オレンジペコ
「これでさやかちゃんとミミちゃんが捕まったのね。白ペアが全滅したけど、今後どんな影響が出るのかしら……」



 ついにどちらも確保されてしまい、全滅してしまったペアが現れた。
 これが後にゲームにどんな影響を与えるのだろうか……?
























最原
「2階にそれらしきものは無かったから1階に降りてみたけど……」



 6人とは別行動でハンターボックスを探している最原。
 2階は粗方探してないと判断したため、彼は現在1階にてハンターボックスの捜索を続けている。



最原
「大きくて黒い箱のはずだし、このカラフルな色合いのショッピングモールならすぐ見つかると思うんだけど……」



 ショッピングモール自体は明るい色合いで出来ているため、もしハンターボックスがあるならば目立つと推測しているようだ。
 果たして、その推測は合っているのだろうか――?



最原
「エレベーターの近くとかにあったり……あっ」



 最原、何かを発見したようだ。
 その正体とは――






































最原
「これじゃないかな? ハンターボックス!」



 なんと、1階の西エレベーター前にてハンターボックスを発見!
 先程ピエタが発見したのと同じように、ハンターボックスの横に2本レバーが。その上に『同じ色のペアでのみレバーを上げることが出来る』との記載がある!



最原
「とりあえずみんなに連携しよう!僕の他にも探している人が絶対にいるはずだから」



 ハンターボックスの裏に隠れ、ハンターに警戒をしながら一斉メールを打った最原。
 これで、全員に2つ目のハンターボックスの場所が連携された!




ニャミ
「あ!1階の西エレベーター前だって!このフロアじゃん、レオンくん行こうよ!」

レオン
「よっしゃあ!最原のペア相手より先に到着して俺達がミッションクリアしてやるぜー!」


ピーボディ
「あら、結局1階にあったのね……。それじゃあ2階をいくら探しても無いわけだわ」

Sビート
「1階は確かニャミとレオンが探してたんだっけ?彼らに任せた方がいいよな」




 最原と別行動をしていた逃走者達も、ハンターボックスの場所が分かり各々行動を開始した。
 そして、最原はベレスを呼べばレバーを下ろすことが出来るが……。



最原
「ベレスさんを呼ぶべきか否か、だよね……。でも、場所によっては時間に間に合わない可能性があるし。
 ん?電話?」



 最原に電話だ。その相手とは――?






ニャミ
『あ、最原くん!あたしです、ニャミでーす!まずはハンターボックス見つけて連携してくれてありがとう!』

最原
「ううん。僕も丁度ミッションクリアしたかったところだからさ。お互い様だよ」

ニャミ
『それでね? 多分最原くんペア相手の人を呼ぼうとしてたんじゃないかなーって話になって。実はあたしレオンくんと一緒に1階探してるんだよね。
 だからさ、ベレスさんの場所によっちゃあたし達の方が先に到着すると思うんだよねー』

最原
「なるほど。つまり、ベレスさんを呼ばずに待っててほしいってこと?」

ニャミ
『そういうこと!手柄横取りしちゃって申し訳ないんだけど、時間もないからさ。お願いできるかな?』



 電話の相手はニャミ。すぐ近くにいるからレバーを下ろさせてほしいとの電話だった。
 確かに見つけたのは自分だが、ベレスがどこにいるかもわからない。であれば、ペアで行動しているニャミにミッションをクリアしてもらった方が理にかなっているのは一理ある。



最原
「分かった。じゃあ、僕はハンターを見張って待ってるよ」

ニャミ
『分かった!今レオンくんがベレスさんにも事情説明してくれてるから、すぐ行くね!』

最原
「うん。ミッションの残り時間も少ないし、間に合いそうになかったらすぐに逃げるよ」

ニャミ
『それでお願い!でも、時間内には絶対につくから心配しないで!』



 ニャミからのお願いを承諾し、最原は電話を切った。
 そして、再びハンターを警戒する動きを取り始めたのだった。



最原
「ペアで行動するって……。こういうこともあるんだよね」



 そんなことを思いながら。




ゲーム残り時間【63:11】

【逃走者】 残り15名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア ペンタ - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - 罪木蜜柑
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア Sビート - ピーボディ
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア シェズ - ピエタ

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.21 )
日時: 2024/09/26 21:10
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

ニャミ
「うわー、急がなきゃ!あとちょっとでハンター放出まで3分切っちゃうよー!」

レオン
「ハンターに気を付けながらこのまま直進しちまおうぜ!」

ニャミ
「気持ちは分かるけどハンターから見やすい場所だよ?!直進じゃなくて隠れながら行こう、ね!」



 最原に電話をしたニャミとレオンは、ハンターから身を隠しつつ目的地まで移動を続けていた。
 まどろっこしいため直進したいレオンを宥めながら、少しずつ足を進める……。



レオン
「こういうこそこそするの苦手なんだよな……。まっすぐ行っちまった方が早いと思うんだけどなー」

ニャミ
「それでハンターに見つかったら意味ないよー!遠回りでもちょっとずつ行った方がいいって!」



 お互いに主張を交えながら、移動を続ける2人。
 そんな2人の元に――。











































ハンター
『…………』



 ハンターが、いる……!
 2人共、気付けるか!








ハンター
『…………』



ニャミ
「……待って、やっぱりハンターいるよ!」

レオン
「何ぃ?!」

ニャミ
「でも時間もないし、移動しつつやり過ごそう!」



 気付いた……!
 素早く身を隠し、ハンターをやり過ごしながら移動を続ける……。




ハンター
『…………』


ニャミ
「…………」



ハンター
『…………』


レオン
「…………」



ハンター
『…………』


ニャミ
「…………」














レオン
「今だ!」








ハンター
『…………』



 ハンターに気付かれなかった……。



ニャミ
「ふう、何とか切り抜けられたねー……」

レオン
「このままさっさとハンターボックスの方まで行っちまおうぜ!もう少しのはずだ!」



 ハンターボックスまであと、もう少しだ。
 このままミッションをクリアできるのか!





















最原
「ハンターはあっちに行ったみたいだけど……。ニャミさんにレオン君、大丈夫かな……」



 一方。ハンターボックスの影を利用し、身を隠しながら彼らを待つ最原。
 電話で連絡を受けてから少し時間が経っており、流石の彼も不安と心配をし始めていた。



最原
「あの2人が捕まった時の為に、一応ベレスさんにも連絡だけは入れてあるから近くにいるとは思うけど……。多分大丈夫だよね?」



 どうやら最原、念のためにベレスにも連絡を入れ、いつでも移動できるよう待機してもらっているようだ。
 2人が現れそうにない場合、ギリギリのところでベレスと一緒にレバーを下ろす作戦を考えていた。



最原
「大丈夫……。2人は来てくれる……」



 その時――!

























ニャミ
「あ、ハンターボックス!最原くん!おーい!」

レオン
「最原ー!来たぜー!」

最原
「ニャミさん!レオン君!」



 ニャミと、レオンだ……!
 どうやら間に合ったようだ!



ニャミ
「いやー、遅れちゃってごめんね。実はハンターがこっちに来てて……。やり過ごして来たからちょっと遅くなっちゃった」

最原
「やっぱり見かけたハンター、向こうの方に行ってたのか……。連絡すべきだったよね、ごめん」

レオン
「いや、無事にここに辿り着けたんだから何も心配いらないぜ!よーし、早いところミッションをクリアしちまおう!」



 早速2人はミッションをクリアするため、レバーに腕を掛けた。
 そして――。



ニャミ
「いくよ!せーの!」




ガゴン!!




 2人がレバーを上げると、ハンターボックスの前に『KEEP OUT』の文字が書かれた棒が降りた。
 これで、1階西エレベーター前のハンターボックスの封印に成功した!



最原
「あ、ハンターボックスの前に棒みたいなものが下がってる。これでハンターも出てこれないね」

ニャミ
「これでミッションクリアだね!あー、良かったー!まずはハンターが増えなくて一安心だね!」

レオン
「よっしゃー!これで爪痕を1つ残せたぜー!」




【61:07】
ニャミ レオン
1階西エレベーター前のハンターボックス封印

ミッション②クリア












 ピリリ ピリリ












マラリヤ
「あら、通知。
 『ニャミ レオン 1階西エレベーター前にあるハンターボックスの封印に成功。ミッション②クリア』
 結局ハンターは増えないという訳ね。増えても面白かったのだけれど」

ベレス
「良かった。ちゃんと辿り着けたみたいだね」

罪木
「まずは一安心ですねぇ……。私、何も出来てませんけどぉ……」



 2つ目のハンターボックスを封印し、無事ミッション②をクリア!
 これにて、逃走者を追うハンターは3体のままだ。




最原
「うん、ミッションも無事クリアできたみたいだ。それじゃ、今後もお互い頑張ろう」

ニャミ
「そうだね!みんなで逃走成功できたらいいよね!」

レオン
「これからも沢山活躍して、俺が逃げ切ってやるぜー!もちろんお前らも頑張ってくれよな!」



 ミッション②をクリアした3人は、改めてお互いをたたえ合い、意気投合していた。
 このまま逃走成功する者はこの中から現れるのだろうか……?




ゲーム残り時間【60:00】
【ミッション① 終了時点 進捗】

【確保者】 6名

Dr.クライゴア 舞園さやか 雄介
ルフレ ワリオ ミミ


【逃走者】 残り15名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア ペンタ - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - 罪木蜜柑
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア Sビート - ピーボディ
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア シェズ - ピエタ

Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.22 )
日時: 2024/09/30 20:28
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)

【59:32】



マラリヤ
「そういえばだけど……。多分気付いている人もいると思うのだけれど、気になるのよね。この装飾」



 ミッション②は『ハンターが増えた方が面白い』と、ミッションに消極的だったマラリヤ。
 気になっているのは、他の逃走者が気にしていたことと同じく店舗の装飾についてだ。



マラリヤ
「もっと色とりどりだと思ったのだけれど、この装飾……。パターンがあるわね」



 そう呟き、改めて装飾の1つであるバルーンを観察する。
 バルーンは相変わらず赤や青、黄色等鮮やかな色が中心に屋内に浮かんでいる。



マラリヤ
「見かけた色は赤、青、黄色、緑、橙色、藍色、紫。……ん?この色のパターンは」



 マラリヤ、何かに気付いたようだ!



マラリヤ
「これが後にどう影響するか。あいつら利用できるかしら」



 しかし、それを逃走中の為ではなく私欲を満たすために利用するようだ……。












































【56:53】



ピエタ
「エリアは大体全部見終わったし、そろそろ体力温存した方が良さそうかな?」



 先程、ミッション②で活躍した逃走者の1人であるピエタ。
 その走力、体力を武器にエリアをくまなく探索し、体力を温存するために隠れ場所を探しているようだ。



ピエタ
「次いつどんなミッションが出てくるか分からないからな。その為の準備とでも言った方がいいかな?」



 流石スリリングパスカー、逃走中のゲーム内でも余裕を崩していない……。
 むしろ、この状況を楽しんでいるようだ。



ピエタ
「おっと。ハンターが見えた。……少し距離が近いかな?」



 ピエタ、ハンターの気配に気づき逃げ始める……!
 そう、実は――











































ハンター
『…………!!』








ダッダッダッダッダ!!!!








ROCK ON 【PIETA BARONE】





ピーーーーーーーーーーーー









ピエタ
「あーらら、見つかってたか。なら逃げる場所はこっちだ!」



 ハンターがピエタを捕らえ、確保するために追いかけ始めていた!
 ピエタも負けじとエスカレーターを使い、ハンターを撒く!








ピエタ
「まだ追ってきてるか……。しぶといねぇ、この世界のハンターも!」



ハンター
『…………!!』



 ピエタも逃げるが、ハンターは視界から逃走者が見えなくなるまで追跡をやめない!
 それでも諦めずにピエタは逃げ続ける!








ピエタ
「よっと。……もう追ってきてないかな?」



 エスカレーターを降り、ハンターの死角になる場所に身を隠し周りを伺う。
 ハンターは……。

































ハンター
『…………』



 ピエタを見失い、彼を追うのを辞めた……。
 エスカレーターを利用し、ハンターから上手く撒けたようだ!



ピエタ
「ハンターは……来てないようだな。ふぅ、こっちのハンターもスリルがあって面白いが捕まりたくないからな。頑張るとするか」



 追われても余裕を見せるスリリングパスカー、流石逃走中のプロだ。
 このまま逃走成功を目指せ!










~??? モニタールーム~



フラム
『よし。このタイミングでこのミッションだね。発動するよ』

マーガレット
『他人の為にどれだけ動けるか、絆の力を見せてもらうわよ!さぁ逃走者達、頑張んなさーい!』




 ⇒【MISSION】




 モニタールームで様子を見ていたゲームマスターが、次なるミッションを発動!
 果たして、その内容とは――?




ゲーム残り時間【55:00】

【逃走者】 残り15名 ※確保者は()で表示

赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - (雄介)
白ペア (舞園さやか) - (ミミ)
緑ペア ペンタ - (ワリオ)
桃ペア オレンジペコ - 罪木蜜柑
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア Sビート - ピーボディ
紫ペア マラリヤ - (ルフレ)
橙ペア シェズ - ピエタ


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