二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール【完結】
- 日時: 2025/04/27 22:26
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
再び帰ってきたスペシャルな逃走中、その名も『逃走中#CRSP』!
そんなスペシャルな逃走中に挑む21人の逃走者。
常夏ひしめくショッピングモールを舞台に、ハンターとの決死の攻防が今、始まる…!
※注意※
・登場するキャラクターは全て履修済みの作品からの出典です。かつ基本的な性格、口調等は原作準拠を心掛けております。ですが、表記上分かり易くする為キャラ崩壊にならない程度の改変を入れております。
・原作の設定が薄いキャラクター等、一部の登場人物に関しては自作設定を盛り込んでおります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
・誤字、脱字、展開の強引さ等ございますが温かい目でお見守りの方をよろしくお願いいたします。
・不定期更新です。
・コメントはお気軽にお待ちしておりますが、当小説と関係のないコメントはお控えいただけますようお願いいたします。
【ルール】
<逃走エリア>
『ココナッツモール』 出典:マリオカートシリーズ
スーパーマリオサンシャインがモデルとなった、巨大なショッピングモール。
今回使用するのは屋内の巨大なショッピングモールエリアだ。
時間:90分
初期ハンター:3体
賞金単価:1秒200円(MAX108万)
自首の方法:エリア2か所にある公衆電話から、自首をする旨を連絡する。
【逃走者】 ※五十音順 詳細>>1-3
アシュリー(メイドインワリオシリーズ)
Sビート(作者枠)
オレンジペコ(作者枠)
最原終一 (ダンガンロンパシリーズ)
シェズ(ファイアーエムブレムシリーズ)
ジャイロ・デーモン(逃走中グレートミッション)
セイラ・ピーボディ(逃走中グレートミッション)
タイガ(クイズマジックアカデミーシリーズ)
罪木蜜柑 (ダンガンロンパシリーズ)
Dr.クライゴア(メイドインワリオシリーズ)
ニャミ(pop’n musicシリーズ)
ピエタ・バローネ(逃走中グレートミッション)
ベレス(ファイアーエムブレムシリーズ) (2)
ペンタ・バッカーナ(逃走中グレートミッション)
舞園さやか(ダンガンロンパシリーズ)
マラリヤ(クイズマジックアカデミーシリーズ)
ミミ(pop’n musicシリーズ)
雄介(作者枠)
ルフレ(ファイアーエムブレムシリーズ)
レオン(クイズマジックアカデミーシリーズ)
ワリオ(メイドインワリオシリーズ) (2)
計21人
以上、逃走中#CR 運営本部がお送りいたします。
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.8 )
- 日時: 2024/09/09 20:52
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
【88:13】
最原
「どこかにペアを組んでくれそうな人はいないかな……」
ハンターを警戒しつつ、最原はペアを組んでくれそうな逃走者を探す……。
しかし、皆も同じことを考えているのか中々他の逃走者が見つからない。
最原
「このままアラームが鳴ってしまったら逃げるどころの話じゃないし、このミッションは早めにクリアして体力を温存したいところだけど……」
知力は充分にあるが、走力体力共に平均に劣る最原。
自分の得意分野で活躍するためにも、このミッションは早めにクリアしてどこかに身を隠したいようだ。
最原
「あ、待って。誰か近くにいるみたいだ。様子を見よう」
近くに誰かいることを察知……!
物陰に隠れ、様子を見る――。
やって来たのは――。
ベレス
「中々人が見つからないね。ミッションをクリアしてしまいたいのだけれど」
ベレスだ……!
ハンターではないと気付いた最原、そのまま様子を見る……。
最原
「あの人、確か前回の逃走中で終盤まで残ってた人じゃなかったかな? もしかしたら頼りになるかも……。よし!」
意を決した最原、そのままベレスのところまで走っていく!
ベレスも気配を察知したようで、無意識に構えを取る。
最原
「あ、あの!別に敵意はないから!ハンターじゃないよ!」
ベレス
「あぁ……ごめん。背後から誰かが近づいてきていたからつい。自分に何か用?」
最原
「うん。実は前回のことも踏まえて、僕とペア組んでくれないかなって。ミッションは早めにクリアするに限るし……。ここで会ったのも何かの縁だと思うし」
最原、早速ベレスにペアを組むよう交渉を進める。
ベレスも彼の話を十分に聞いた後、自分も同じ考えだと意見を述べた。
ベレス
「自分も同じ考えよ。このミッション、後まで残るとペアの相手を探すのすら苦労するから早めにクリアするに越したことはない。その交渉、承るよ」
最原
「ほ、本当?!ありがとう……!じゃあカードをスキャンし合おう」
ベレス
「カード……。これのことかな。自分の時代にはこんなハイテクなものは無かったから、終一が最初に手本を見せてほしい。自分はそれに倣うから」
最原
「(ベレスさん、僕のこと『終一』って呼ぶんだ……。) う、うん。分かったよ。これは確か……こうすればよかったかな」
自分を名前で呼ぶことに驚く最原だが、驚いている時間はない!
ベレスに言われた通り、自分の『◇』のカードを取り出しベレスのリストバンドに認証をを始めた。
彼女もそれに倣い、ポーチから『♪』のカードを取り出し最原のリストバンドに同じように認証する。
ベレス
「ありがとう。これをこうして……こうかな?」
最原
「うん、多分それで大丈夫だと思う。リストバンドの画面の色が灰色になったね」
ベレス
「なんだか自分が昔呼ばれてた異名を思い出すな」
最原
「異名?」
ベレス
「傭兵をやっていた頃、自分は『灰色の悪魔』と呼ばれていたことがあるんだ。色を見て懐かしくなって」
最原
「(ほ、本当は怖い人なのかも……?)」
ニャミとレオンの時は赤だったが、最原とベレスが認証した後は画面の色が灰色になった!
何故ペアごとに色が違うのかは気になるが、これで2人もミッションクリアだ!
【87:49】
最原終一 ベレス 灰ペア結成
ミッション①クリア
ピリリ ピリリ
シェズ
「ん?通知のようだな。
『最原終一 ベレス リストバンドにカードを認証し灰ペア結成 ミッション①クリア』
灰色の悪魔に先を越された……!しかし、中々ペア相手からの承諾が得られないな……」
舞園
「最原君、流石の速さです!しかもペア相手が前回の実力者のベレスさん。頼りになるペア誕生ですね!」
Sビート
「そろそろ様子見るのはやめて自分から行った方がいいのか……?いや、でもな……」
早くも2ペア目結成の通知が届き、逃走者達の動きにも焦りが見え始める。
果たして生き残っている逃走者全員が無事にミッションをクリアできるのか……!
ジャイロ
「オイ、真面目にペア相手探せ!でなきゃお前が捕まるんだからよォ!」
ペンタ
「真面目にやってるよ!クソー、何だってこんな面倒くさいミッションをオレがやらなきゃいけないんだっつーの……。
賞金アップミッションなら喜んでやるのに……」
同時刻。ペンタとジャイロは未だ一緒に行動し、ペンタのペア相手を探していた。
そんな彼らの元に、電話の音が鳴り響く……。
ジャイロ
「オイペンタ、何かお前の電話鳴ってんぞ?」
ペンタ
「何だよペア相手探すのに忙しいのに!はいはーい、ペンタ『オレだよ、ワリオだよ!!お前がペンタというヤツだな!』 ……人違いです別を当たってくださ『いや、オマエがペンタなのは分かってんだからなー!!オレ様の脳ミソを侮るんじゃないッ!!』 ……勘弁してくれぇ!!」
ジャイロ
「あ?なんだなんだ?」
電話の相手はワリオだ……!
何故かペンタに電話をかけてきた黄色の貴公子、その真意とは――。
ペンタ
「なんだよ!オレはペア相手探すのに必死なんだ、駄弁ってる暇はねーんだよ!」
ワリオ
『ならばちょうどいい。オマエ、オレ様のペアになりなさい!』
ペンタ
「ハァ?!誰がお前みたいな意地汚い下品な奴とペアになるか!!」
ジャイロ
「意地汚ェのはお互い様だがな」
ペンタ
「外野うっせえ!とにかく!オレはお前なんかとペア組まな『いいのか~?このチャンスをふいにしたらオマエ、碌な目に合わないと思うぜ~?』
……どういうことだよ?」
碌な目に合わない、と釘を差すワリオを不思議に思ったのか、ペンタは思わずどういうことだと聞き返す。
会話の内容は声が大きいためジャイロにも筒抜けであり、ワリオの考えが透けて見えたのか彼はジト目でスマホの方を見ていた。
ワリオ
『ぐふふ。オマエ、『自首大王』とか『借金大王』とかなんとか言われて、逃走者の中で信用されてないじゃないか~? オレ様のペア打診を断って、オマエと快くペアになってくれる逃走者なんているのか~?』
ペンタ
「いるかもしれねーだろ!」
ジャイロ
「お前の身の上はバレバレだ、確かに誠心誠意願わないとペアにはなってくれなさそうだよなァ」
ペンタ
「アンタはどっちの味方なんだよ!!」
ワリオ
『そんな可哀想なオマエをオレ様が救ってやろうというのだ!素直に打診を受けなさい!』
ペンタ
「グググ……そう言われると断りづらい……!!」
ジャイロ
「それによペンタ。ペアになったからといって一緒に行動する必要はねェんだぞ。ペア相手に賞金がかからないから自首したって大して意味はねェ。
ならよ、打診受けてペアだけ組むってのもアリなんじゃねェか?」
ペンタ
「た、確かに……」
ワリオ
『で、どーすんだ? オレ様の打診を受けるか?受けないか? 受けるのならば、1階の東エレベーター前に来なさい!オレ様はそこで待っている!』
ペンタ
「お前から電話してきたのにお前が来るんじゃないのかよ……」
ワリオ
『ハンターが来た時を除いて、オレ様はそこから意地でも動かないからな!自首を狙う者同士仲良くしようではないか!それじゃ待ってるからな~!』
ブチリ、と向こうが言いたい放題した中電話が切れる。
ペンタはどっと疲れたように肩を落とした。
ペンタ
「なんなんだよアイツ……」
ジャイロ
「で、どうすんだペンタ。アイツとペア組むのか?」
ペンタ
「……あーもう分かったよ!組めばいいんだろ組めば!このままアラーム鳴るよりは100倍マシだ!」
ジャイロ
「よし。ならさっさと1階の東エレベーター前だったか?に行くぞ。あんま待たせるとアラームが鳴っちまうからな」
ペンタ
「いやもうアンタが来る必要は無いでしょうよ」
ジャイロ
「そんなこと言って何回俺の前から逃げたんだお前はァ? 今回こそは逃がさねェからなァ?!」
ペンタ
「ひ、ヒーーーッ!!!」
ペンタ、自分勝手な貴公子に執着心の強い借金取りにと前途多難である……。
それはともかく、ワリオの待っている東エレベーター前まで移動を始めた2人。距離があるが、果たして間に合うか!
ゲーム残り時間【87:31】
【ミッション① 進捗状況】
ペア結成 2組
赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
【ミッション未クリア者】 残り16名
アシュリー Sビート オレンジペコ
シェズ ジャイロ・デーモン
セイラ・ピーボディ タイガ 罪木蜜柑
ピエタ・バローネ
ペンタ・バッカーナ 舞園さやか
マラリヤ ミミ 雄介
ルフレ ワリオ
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.9 )
- 日時: 2024/09/10 21:44
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
アシュリー
「……まだかしら」
雄介とペアになる取り付けを交わしたアシュリーは、ハンターに気を付けながらエスカレーターの前で待っている……。
ちらりと陰から顔を出してはきょろきょろと辺りを見渡し、また顔を引っ込めるということを繰り返しているようだ。
アシュリー
「……もうそろそろ 来てもいいと思うわ」
雄介は体力がある方ではない。もしかしたら休み休み来ているのかもしれないが、もしかしたら来ないのではないかという一抹の不安も過ぎる。
しかし、そんな不安を払しょくする声が――。
雄介
「アシュリー!」
アシュリー
「……あっ」
無事雄介がアシュリーのいる場所へ到着。
後は互いにカードを認証し合えば、ミッションクリアだ!
雄介
「ごめん、待たせて。それじゃ早速カードの認証やろうか」
アシュリー
「……わかったわ。このカードをにんしょうさせればいいのね」
雄介
「じゃあ俺から先にやるよ。これをこうして――こうだ!」
アシュリー
「これをこうして……こうね」
早速認証し合おうと雄介が『◎』のカードを取り出し、アシュリーのリストバンドに認証を始めた。
アシュリーも彼に続くように『×』のカードを雄介のリストバンドに認証した。
雄介
「あ、リストバンドの色が変わった!これは……藍色かな?」
アシュリー
「……これでミッションクリアなのね」
雄介
「そうみたいだ。よし、好きなキャラとペアになれたぞ!嬉しいなー」
アシュリー
「……?」
先にペアを組んだ2組とはまた違う色、アシュリーと雄介のリストバンドは藍色に変わった!
逃走者ごとに色が違うのは何故なのか……?ともかく、これで2人もミッションクリアだ!
【87:04】
アシュリー 雄介 藍ペア結成
ミッション①クリア
ピリリ ピリリ
Sビート
「ん?通知かな?
『アシュリー 雄介 リストバンドにカードを認証し藍ペア結成 ミッション①クリア』
おお、雄介さんが作者勢一番乗りなんですね!俺もうかうかしてられないな……」
オレンジペコ
「アタシも早くペアの子を見つけたいんだけど……。どの子も粒ぞろいで誰をペアにするか迷うわ~」
ワリオ
「アシュリーのヤツ、どうやってペアのヤツを見つけたんだ~?アイツ、自分から動くことほとんどないのによ」
3ペア目結成の通知が届き、一部の逃走者から徐々に余裕が消え去っていく。
時間は刻一刻と迫っている。ミッションクリアできなければ、ハンターの餌食になってしまう!
ミミ
「えーと、ここがインフォメーションセンターだから……。うーん、他の逃走者の人と中々すれ違わないなー」
同時刻。相方のニャミが早速ペアを結成したことで少し焦りを見せ始めているミミ。
ちなみに、彼女はニャミに倣いタイガ、マラリヤ双方に電話をかけたが両方にペア結成を断られているという経緯がある。
ミミ
「タイガくんは他にペアになってくれそうな人がいるって断られちゃったし、マラリヤちゃんは相変わらずマイペースだし……。困ったなぁ、このままクリアできなかったらどうしよう……」
有力候補2人に断られてしまい、どうペアを探そうか必死に考える。
そんな彼女の元に、何者かが近づく――!
舞園
「あ、ミミさん!そんなに困った様子でどうしたんですか?」
ミミ
「あれ、さやかちゃん?!うん、実はペアになってほしい人に電話をかけたんだけど断られちゃって……」
舞園
「なるほど……」
近くに現れたのは舞園だ……。困り果てているミミを見かねて、声をかけたのだった。
彼女はミミの話を一通り聞いた後、こう口にする。
舞園
「私もまだペアを結成出来てませんし、ミミさんが良ければ私とペアを組みませんか?」
ミミ
「ええ、いいの?!でも舞園さんだって組みたい相手がいるんじゃないの?」
舞園
「えり好みしてたらそれこそハンターの格好の餌食になってしまうと思いますし……。こういうのは勢いと縁が大事だと私、思うんです!」
ミミ
「そ、そうなんだね?確かにそう言われたらそんな気がしてきたかも……」
舞園からのペア結成の打診を受け、ミミは驚きつつもそれを受け入れる。
彼女の持論を聞き、早速ミミはポーチからカードを取り出した。
ミミ
「じゃあ早いところ認証しちゃおう!さやかちゃん、腕借りていいかな?」
舞園
「勿論です!私も準備しますね!」
舞園がカードを準備するのを待ってから、ミミは持っている『○』のカードを彼女のリストバンドに認証させた。
それに続くように、舞園も『◇』のカードをミミのリストバンドに認証させる。
ミミ
「あ、リストバンドの画面が白くなった!これでミッションクリアってことかな?」
舞園
「そうみたいですね。これでアラームの心配は無くなって良かったです!」
ミミ
「ハンターに強制的に追われる心配は無くなったってことだよね……。はー、良かった~」
舞園とミミのリストバンドは白く色がついている。
もしかしたら、ペアを組んだ逃走者ごとに色が違うのかもしれない……。
【86:38】
舞園さやか ミミ 白ペア結成
ミッション①クリア
ピリリ ピリリ
ニャミ
「あれ?通知だね。
『舞園さやか ミミ リストバンドにカードを認証し白ペア結成 ミッション①クリア』
やったー!ミミちゃんもミッションクリアだー!」
罪木
「あれ?ということは同郷でクリアできていないの私だけ……。ふぇ、どうしましょうーーー!!!」
マラリヤ
「そろそろペア相手を見つけないと厄介になって来たわね。選んでいる場合じゃなくなって来たわ」
4組目のペア結成が逃走者達に通知された!
各々反応を見せているが、果たして全員アラームの悲劇を回避することは出来るのか……?
舞園
「それじゃあ一緒に頑張りましょうね、ミミさん!」
ミミ
「うん!超高校級のアイドルと一緒になれるなんて、なんか照れるな~」
お互いに叱咤激励をする2人の元に――
???
『…………』
近付く、影――。
その正体とは一体何なのか……?
ゲーム残り時間【86:38】
【ミッション① 進捗状況】
ペア結成 4組
赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - 雄介
白ペア 舞園さやか - ミミ
【ミッション未クリア者】 残り12名
Sビート オレンジペコ
シェズ ジャイロ・デーモン
セイラ・ピーボディ タイガ 罪木蜜柑
ピエタ・バローネ
ペンタ・バッカーナ
マラリヤ
ルフレ ワリオ
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.10 )
- 日時: 2024/09/11 20:54
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
舞園
「まずはハンターに見つからないように移動しましょう!ここだと追いつかれてしまいます」
ミミ
「そうだね、ここ吹き抜けだし見晴らし良いからハンター側からもメリットだらけだよね……」
意気込む2人の近くに――
ハンター
『…………!!』
ハンターが、近づいてる……!
しかし、舞園もミミもハンターの接近に近付いていない!
狙われているのは――
ダッダッダッダッダ!!!!
ROCK ON 【SAYAKA MAIZONO】
ピーーーーーーーーーーーー
舞園
「えーと、それじゃあ……ってハンターです!」
ミミ
「うわあ!いきなり来たぁ!!」
舞園さやか……!
2人もハンターがこちらに向かって走っていることに気付き逃げ始めるが、ハンターの方が一枚上手だ……!
ミミ
「このままじゃ2人共捕まっちゃうよ!二手に別れよう!」
舞園
「私が狙われているみたいなので、ハンターを引き付けますね!」
ミミ
「ごめんねさやかちゃん……。それじゃあ後で落ち合おうね!」
舞園、ミミ、互いに違う方向へと逃げ始める……!
ハンターはターゲットの舞園の方へ足を速める。一瞬で距離が詰められる……。
舞園
「ああは言いましたがこの至近距離だと無理です……!」
舞園も必死の抵抗で逃げるも、ハンターの方が身体能力は上だ。
ポンッ
【86:11】
舞園さやか 確保 残り19名
舞園
「ミミさん……ごめんなさい……!」
一瞬の油断が、命取りとなる――。
超高校級のアイドル、ハンターの魔の手に散った……。
ピリリ ピリリ
最原
「通知だね。またペアの結成かな?
『舞園さやか 確保 残り19名』 あ、舞園さん……!」
ミミ
「わたしが引き付ければよかったのかなー……。ごめん、さやかちゃん!」
ルフレ
「ペア探しも大事だけど、ハンターに追いかけられちゃ意味がないよね……。でも、アラームは止めないといけない。どう動けばいいかな」
遂に2人目の確保者が出てしまった……!
ペア探しもミッションクリアの為に大切だが、その過程でハンターに見つかってしまっては元も子もない。
ミミ
「あれ?さやかちゃん捕まったけどペアは外れないんだね。これが後にどう響くかだよなぁ……」
舞園とペアを組んだミミのリストバンドの画面は白いままだ。つまり、舞園とのペアは有効になっている。
相方を失ってしまった逃走者に待ち受けるのは何なのだろうか?
そして、こちらは――。
ワリオ
「遅かったではないか!待ちくたびれて寝てしまうところだったぞ!」
ペンタ
「待たせておいてその言い草はなんだよ……。これでも早く走った方なんだからな!」
ジャイロ
「何回も逃げ出そうとしたの、俺は見逃してねェからな?」
ペンタ
「それはアンタが凄い形相で睨みつけてくるからでしょうよジャイロさん!と、とにかく!お前とペア組むの決めたからさっさとカード出しやがれ!」
ペンタ、ジャイロがワリオのいる東エレベーター前に到着。
その間にハンターは来なかったようで、ワリオはその場から動かずに待っていた。
ワリオ
「まぁまぁそう急かすな。オレ様のカードはここにある!」
ペンタ
「これをお前のリストバンドに通せばいいんだろ?」
ジャイロ
「時間迫ってるんだからさっさとしろよ」
ペンタは『□』のカードを、ワリオは『×』のカードをそれぞれ取り出す。
そして、ほぼ同時にカードをリストバンドに認証した!
ジャイロ
「やりにくくねェのか?」
ペンタ
「やりにくい!でもコイツが先にやろうとして一緒になっちまったんだよ!」
ワリオ
「な~んかオレ様とワルイージに似てるヤツらと組めたな~。これは利用価値がありそうなのだ!」
ペンタ
「お前と一緒にされる覚えはないんですけど……」
ジャイロ
「同感だな」
なんやかんや言い合いをしながらも、無事に認証は完了。
ペンタとワリオのリストバンドの画面の色が緑に変わった!
ジャイロ
「ミッションをクリアするとそんな風に色が変わるのか。これは分かりやすいな」
ペンタ
「これで一応はアラームの恐怖は去ったということだな……。あとは隠れ場所を見つけて自首の時を待つだけだぜ」
ジャイロ
「自首をするのは構わねェが、誰が1人で隠れるのを許可するっつった?」
ペンタ
「なんでだよぉ~~~!!!」
【85:23】
ペンタ・バッカーナ ワリオ 緑ペア結成
ミッション①クリア
ピリリ ピリリ
ピエタ
「おや、通知かな。
『ペンタ・バッカーナ ワリオ リストバンドにカードを認証し緑ペア結成 ミッション①クリア』
なるほど、意外性はあるが似た者同士のコンビってわけか。俺も早くペア相手を探さないとなぁ」
アシュリー
「……どうでもいい」
ピーボディ
「何というか、ペアになった経緯が読めないのだけれど。どっちもミッションに積極的じゃないじゃない。どうしてペアが出来たのか不思議だわ……」
一番クリアを危険視されていた2人がまさかのペア結成ということで驚きを見せている逃走者達。
しかし、驚いている場合ではない。アラーム起動の時間は少しずつ迫っている!
ジャイロ
「ペンタの野郎もクリアしたことだし、俺もクリアしなきゃな。えーと電話はここのアプリ、と……」
ペンタのミッションクリアに付き添ったジャイロ、彼から少し離れたところでとある人物に電話をかけた!
その相手とは――。
タイガ
『はい、タイガですー。ってジャイロはん……。今の今まで何してたんですのん?』
ジャイロ
「ペンタの野郎のミッションクリアの手伝いってところだな。で、今しがた片付いたから俺の要件を果たしに来た」
タイガ
『へいへい。俺とペア組もうって寸法やろ?もう覚悟は出来とるよ。さっきミミから電話きたんやけど、断っといたで』
ジャイロ
「なるほど、話が早い。理解があって助かるぜ」
ジャイロが電話をかけた相手はタイガ。
インターバル回の功績、そして交流を判断した結果彼をペア相手にすることに決めていたようだ。
ジャイロ
「お前、今どこにいる?」
タイガ
『2階のレコード屋の前で様子見てますで。エスカレーター近くにあるからすぐ1階には降りれるさかい』
ジャイロ
「ここからだと……1階中央にあるインフォメーションセンターが近いな。そこで落ち合うか」
タイガ
『了解や。心配はしてへんけど、途中でハンターに捕まったりせえへんといてな?』
ジャイロ
「誰に物を言ってんだ?ま、用心はしていくぜ」
タイガとペアになる約束を取り付け、電話を切ったジャイロ。
後はインフォメーションセンターで合流出来ればミッションクリアに大きく前身が出来る!
ジャイロ
「さて、後はペンタだが……おい、ペンタはどうした?」
ワリオ
「あ?ペンタ?アイツならオマエが電話をしている間にどこかに逃げちまったぜ~?」
ジャイロ
「ペンタの野郎……!!いや、今はミッションクリアの方が先だ。アイツを探すのはその後だな」
なんと、ペンタはミッションクリアした直後、そしてジャイロが電話をしている最中に2人の元から逃げてしまった!
逃げたペンタに怒りを燃やすが、自分が捕まってしまっては元も子もない。先にミッションをクリアする選択を取ったのだった。
ジャイロ
「ミッションをクリアした暁には――ペンタ、覚悟しておきやがれ!!」
ペンタの運命も、どうなる――?
ゲーム残り時間【85:09】
【ミッション① 進捗状況】
ペア結成 5組
赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - 雄介
白ペア 舞園さやか(確保) - ミミ
緑ペア ペンタ - ワリオ
【ミッション未クリア者】 残り10名
Sビート オレンジペコ
シェズ ジャイロ・デーモン
セイラ・ピーボディ タイガ 罪木蜜柑
ピエタ・バローネ
マラリヤ
ルフレ
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.11 )
- 日時: 2024/09/12 21:17
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
罪木
「私がそわそわしている間にどんどんペアを組んでる人が増えてますよぉ……!」
誰かとペアを組みたいがために広い場所を移動していた罪木。
しかし、出会う逃走者は皆既にペアを組んでいるという不幸に襲われていた……!
罪木
「最原さんも舞園さんももうペアを組まれてしまいましたし、私も早くしなきゃって思うんですけどぉ……。中々ペアを組める方と出会えません……。
あ、あれ?電話がかかってきてますねぇ」
自分の不運を今更呪ったとて意味はないのだが、こうペアを組んでいない逃走者と出会わないと流石の不安が罪木の中に過ぎる。
そんな彼女の元に電話が……。その相手とは?
罪木
「はい、罪木ですぅ。ってえぇ?!」
オレンジペコ
『は~い蜜柑ちゃん、オレンジペコです♪ 時間が無いから手短にお話してもいいかしら?』
罪木
「は、はいぃ!私に何の御用でしょうかぁ!」
オレンジペコ
『蜜柑ちゃん、まだミッションクリアできてないでしょ?だから、アタシとペアを組んでほしいなって思って電話をかけたのよ。蜜柑ちゃんが良ければ、一緒にペアを組まない?』
罪木
「え、えぇっ?!ぺ、ペアですかぁ?!」
電話をかけてきた相手は作者陣の1人、オレンジペコ。
どうやら罪木とペアを組もうと罪木に連絡を取ってきたようだ!罪木にとっては願ってもない話だが……?
オレンジペコ
『あら、そんなに驚いてどうしたの? ……もしかしてアタシと組むの嫌だった?』
罪木
「いいえ違いますぅ!作者さんと組めるなんて夢にも思わなくて……。不快にさせてしまってごめんなさぁい!
むしろ電話をかけてきてくださってありがとうございますぅ!」
オレンジペコ
『いいのいいの、アタシは何も気にしてないわ♪ それで……そういうお返事ということは、アタシとペアを組んでくれるということで良いのね?』
罪木
「も、勿論ですぅ!私でよければペアを組んでくださぁい!」
オレンジペコ
『やったわ♪ 良かった~、断られたらどうしようと思ってたわ。それじゃ時間も迫ってるし、早速認証しちゃいましょう。蜜柑ちゃん、今どこにいるのかしら?』
罪木
「3階のフードコートにいますぅ」
オレンジペコ
『あら、近いじゃない!じゃあ、アタシがそっちに行くから待っててくれるかしら?』
罪木
「お手数をおかけしてすみませぇん……」
オレンジペコと罪木はどちらも現在3階にいるため、すぐ合流できる距離だ。
合流出来れば、ミッションを進めることが出来る!
罪木は電話を切った後、ぎゅっとスマホを握りしめて今起きたことを噛みしめていたそうな。
オレンジペコ
「蜜柑ちゃん!良かった、合流出来たわね!」
罪木
「オレンジペコさん……!待ってましたよぉ!ハンターは近くにいなさそうなので認証してしまいましょう」
オレンジペコ
「了解よ!アタシが先に認証をしてもいいかしら?」
罪木
「勿論ですぅ!どうぞどうぞぉ!」
そうこうしないうちにオレンジペコが罪木のいる場所まで到着。
早速ミッションをクリアするため、お互いのカードを取り出して認証を始める。
オレンジペコ
「まずはアタシね。蜜柑ちゃんのリストバンドにこうして――こうね」
罪木
「オレンジペコさんの真似をすればいいんですね?えっとぉ……これをこうして……はうぅ……」
オレンジペコが『◎』のカードを、罪木が『◇』のカードを互いに認証し終える。
すると、リストバンドの画面の色が桃色に変化した!
オレンジペコ
「あら、色が変わったわね!これでミッションクリアということなのかしら?」
罪木
「そうだと嬉しいんですけどぉ……。他にやること無いですもんねぇ……」
【84:58】
オレンジペコ 罪木蜜柑 桃ペア結成
ミッション①クリア
ピリリ ピリリ
最原
「あ、また通知が来たみたいだね。
『オレンジペコ 罪木蜜柑 リストバンドにカードを認証し桃ペア結成 ミッション①クリア』
よかった、罪木さんもクリアできたみたいだ……!」
Sビート
「オレンジペコさんもクリアかー……。あとクリアできてない作者勢俺だけになっちゃったな」
シェズ
「駄目だ、どの逃走者もペアを組んだ奴ばかり……。どこにペアを組んでない逃走者はいるんだ?」
6組目結成の通知が届いたことにより、ミッションをクリアできていない逃走者の数が1桁になった。
まだミッションをクリアできていない逃走者の表情に焦りが見える……。
オレンジペコ
「それじゃあ、しばらく一緒に行動しましょうか。ペアってこともあるし、今後何かペアでやらなきゃいけないこととか起きた時に一緒にいればいくらか有利だからね!」
罪木
「ほ、本当ですかぁ?!あ、ありがとうございますぅ……!この恩は一生かかっても返させていただきますぅ!」
オレンジペコ
「一生って、言い過ぎよ蜜柑ちゃん。一緒に頑張りましょう!」
オレンジペコと蜜柑は暫く一緒に行動するようだ。
その判断は吉と出るか、凶と出るか――?
ピーボディ
「まずいわね……。この通知で10人切っちゃったわ。まだクリアしてない逃走者とも出会えてないし……」
まだミッションをクリアできていない逃走者の1人であるピーボディ。
流石の彼女の表情にも焦りが見え始めている。
ピーボディ
「こんな状況になってえり好みとか言ってられないんだけど、ペンタみたいな奴とは正直組みたくないのよね……。残っている逃走者に有力な人はいるかしら」
どうやらピーボディ、今後のことも考えて実力のある逃走者と組みたいと考えているようだ。
しかし、えり好みをした結果アラームが鳴ってしまっては意味がない!
ピーボディ
「ピエタと組んでもいいんだけど、彼突拍子もない行動をする時があるからちょっと不安なのよね……。逃走中の実力は認めるんだけど。うーん……。
あ!あの人なら実力もあるし、まだペアを組んでいないはずだわ!」
何かを閃いたピーボディは早速スマホの通話アプリを起動し、目的の人物に電話をかける。
その相手とは――?
Sビート
『もしもし。あれ、ピーボディ?!』
ピーボディ
「そんなに驚かなくてもいいじゃない。声色から結構焦ってるわね、ミッションをクリアできてなくて困ってるわね?」
Sビート
『そうなんだよ、電話しようにもハンターに気付かれるのが嫌だから中々出来なくてさ』
ピーボディ
「なるほど。そういう経緯があったのね……。ねぇ、もしよかったらで良いんだけど私と組まない?」
ピーボディが電話の相手に選んだのは、作者陣の1人であるSビート。
彼女はSビートをペアの相手に指定したいようだ。
Sビート
『え?!それは願ったりかなったりだけど……。本当にいいのか?』
ピーボディ
「良くなきゃ電話なんてかけてないわよ。貴方を結構な実力者と判断して電話をかけてるんだから。まぁ嫌だったら別の人に電話をかけるつもりだけど」
Sビート
『いや!組む!組みたい!組ませてください!』
ピーボディ
「そんな必死にならなくても私は逃げないわよ。それじゃあ認証したいから、今どこにいるか教えてくれる?私がそっちに行くから」
Sビート
『分かった。今は2階の服屋の前にいるよ』
ピーボディ
「2階の服屋ね。了解、ちょっと距離はあるけど時間内には着くと思うから待っててちょうだい」
ペア結成の約束を取り付け、ピーボディは電話を切った。
2人の距離は少し離れているが、果たして間に合うのか……?
ピーボディ
「さて、ちょっと急がないとね……!」
ゲーム残り時間【84:29】
【ミッション① 進捗状況】
ペア結成 6組
赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - 雄介
白ペア 舞園さやか(確保) - ミミ
緑ペア ペンタ - ワリオ
桃ペア オレンジペコ - 罪木蜜柑
【ミッション未クリア者】 残り8名
Sビート
シェズ ジャイロ・デーモン
セイラ・ピーボディ タイガ
ピエタ・バローネ
マラリヤ
ルフレ
- Re: 逃走中#CRSP 双界のショッピングモール ( No.12 )
- 日時: 2024/09/13 21:08
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 2EqZqt1K)
ジャイロ
「インフォメーションセンターってここだよな……お、いたいた」
タイガ
「ジャイロはん!待ってましたで」
インフォメーションセンターで落ち合う約束をしていたジャイロとタイガ、無事に合流。
このままカードを認証しあえばミッションクリアだ。
タイガ
「いや気のせいやったらええんやけどな? ジャイロはん、怒ってるやろ?」
ジャイロ
「あ? お前に対してじゃねェから気にすんな。ペンタの野郎が逃げやがってちょっとな」
タイガ
「あぁ……。俺の知らんところで駄洒落連呼しとるアイツか……」
ジャイロ
「そう言ってやんな。アイツだってキャラ付けに必死なんだよ。多分……」
タイガ
「いやおもろいから別にええけど。サッムイ駄洒落嫌いやねん、俺」
ジャイロ
「それはそうと、さっさと認証しちまおうぜ。ミッションの残り時間も少なくなってるからよ」
タイガ
「いつの間にか5分切ってますがな。ほな認証しましょか」
ペンタのことについて話を少しした後、時間も無いと早速認証をすることにした2人。
10分あったミッションの制限時間も、いつの間にか残り5分を切っている……。
ジャイロ
「じゃあ俺からやるからな。これをこうして……こうだな」
タイガ
「俺はそれを真似すりゃいいワケやな。これをこうして――こうや!」
ジャイロは『□』のカードをタイガのリストバンドに、タイガは『△』のカードをジャイロのリストバンドにそれぞれ認証。
すると、2人のリストバンドの画面が黄色に変わった。
タイガ
「色変わったで!これでミッションクリアやな!」
ジャイロ
「お前のことはインターバル回の経験も含めて頼りにしてるからよ、ペンタのことも含めてよろしく頼むぜ」
タイガ
「いや、頼りにしてくれるんはありがたいんやけど……。ペンタはんのことまでは面倒見切れまへんって」
ジャイロ
「ははは、冗談だよ!それじゃ、改めてよろしくな!」
これでペア結成は7組目となった。
アカデミー屈指の面倒見の良さを持つタイガでも、流石に30歳男性の面倒を見る気は無いようだ……。
【84:01】
ジャイロ・デーモン タイガ 黄ペア結成
ミッション①クリア
ピリリ ピリリ
レオン
「お、通知だな!
『ジャイロ・デーモン タイガ リストバンドにカードを認証し黄ペア結成 ミッション①クリア』
タイガがクリアしたぜ、よっしゃー! って、ペア相手借金取りの人じゃなかったか……?」
マラリヤ
「あら、まさか先を越されるとは。でも何となくそこが繋がる気はしていたわ。まぁ私も急がなければならないのだけれど」
ピエタ
「借金コンビがクリアか。俺ものんびりしてられないな、これは!」
7組目結成により、ミッションをクリアできていない逃走者は6名となった。
ミッションの時間も残り4分を切るところだ。このままクリアできなければ、全員がハンターの餌食になってしまう!
ピーボディ
「えーと…2階の服屋……」
一方。Sビートとペアを組む約束を取り付けたピーボディは、彼の待つ2階の服屋の前まで移動を始めていた。
しかし、ミッションにはハンターの影が付きまとう……。
ピーボディ
「ここで私が捕まっていたら意味がないわ。急ぐのも必要だけど、ハンターにも警戒しなくちゃ」
ミッションをクリアするため移動をすると、ハンターに見つかるリスクが跳ね上がる。
ピーボディは最大限ハンターに警戒をしながら、移動を続ける……。
その時――。
ハンター
『…………』
ピーボディ
「ハンターがこっちに来てるわね……。まだ気付いていないみたいだから隠れてやり過ごしましょう」
ピーボディがハンターに気付いた!
移動中ということもあり、下手に離れたりせず死角に隠れて様子を見る選択肢を取った。
ハンター
『…………』
ピーボディ
「…………」
ハンター
『…………』
ピーボディ
「…………」
ハンター
『…………』
ピーボディ
「…………」
ハンター
『…………』
ハンターはピーボディに気付かず去っていった……。
ピーボディ
「よし、今よ!」
ピーボディ、間に合うか!
Sビート
「ピーボディ、早く来ないかな……」
一方。ピーボディの到着を待つSビートは、彼女がなかなか来ないことに焦りを見せていた。
ミッション終了まで残り4分を切っているからなのか、そわそわとその場で移動を続けている。
Sビート
「ピーボディのことは信用してるし来てほしいけど、ハンターに追われてたりしたら遅くなるよな……。早く来てくれ……!」
Sビートとピーボディの距離は少しずつ縮まっているのだが、最初に約束をした場所はかなり離れているため到着が遅れるのは仕方のないところだ。
万が一のことも過ぎり、表情に焦りと不安がはっきりと見える。
Sビート
「早くミッションをクリアして安心したい……!」
ピーボディ
「ついた!Sビートさん!」
Sビート
「ピーボディ!あー良かったー……」
ピーボディ
「良かったって何よ……。時間もないし、早く認証を終わらせましょう」
ようやくピーボディが到着!安心しきるSビートに若干呆れの反応を見せる彼女であった。
そのままミッションをクリアしようと2人はカードを取り出す。
ピーボディ
「じゃ、私からやるわね。これをこうして……こう、ね」
Sビート
「次は俺だな。ここをこうして、こうだな」
ピーボディは『○』のカードをSビートのリストバンドに、Sビートは『◎』のカードをピーボディのリストバンドに互いに認証した。
すると、2人のリストバンドの画面が青色に変化した!
ピーボディ
「あら、画面が青くなったわ。これでミッションクリアってことね」
Sビート
「これで一安心だな……。まずはアラームを気にせず逃げれるよ。ありがとう、ピーボディ」
ピーボディ
「私もミッションをクリアしたかったし、Sビートさんなら頼りになりそうだしそう思ってくれたなら良かったわ。それじゃ、今後も頑張りましょう!」
Sビート
「おう!」
【83:18】
Sビート セイラ・ピーボディ 青ペア結成
ミッション①クリア
ピリリ ピリリ
オレンジペコ
「あ、通知ね!
『Sビート セイラ・ピーボディ リストバンドにカードを認証し青ペア結成 ミッション①クリア』
Sビートさんもミッションをクリアできたのね!良かった、これで作者陣は全員ミッションクリアね!」
雄介
「第一の関門を作者全員で突破出来て嬉しいですよ……!」
ペンタ
「ピーボディの奴もクリアしたのか。あれ?ってことは残り……クリアできてないの誰だっけ?」
8組目のペア結成により、ミッションをクリアできていない逃走者は4人となった!
ミッションをクリアできていない逃走者は――
シェズ
「まずいぞ、このままではアラームの餌食になってしまう……!」
マラリヤ
「のんびりしすぎたわね。そろそろ真面目にやりましょう」
ルフレ
「うーん。少し様子を見すぎたね。ここからは積極的に行くとしよう」
ピエタ
「ラスト4人に残ってしまったか。だけど、こういうスリルも面白くていいけどね」
シェズ、マラリヤ、ルフレ、ピエタの4人……!
果たして、4人は無事にミッションをクリアできるのか!
ゲーム残り時間【83:18】
【ミッション① 進捗状況】
ペア結成 8組
赤ペア ニャミ - レオン
灰ペア 最原終一 - ベレス
藍ペア アシュリー - 雄介
白ペア 舞園さやか(確保) - ミミ
緑ペア ペンタ - ワリオ
桃ペア オレンジペコ - 罪木蜜柑
黄ペア ジャイロ - タイガ
青ペア Sビート - ピーボディ
【ミッション未クリア者】 残り4名
シェズ
ピエタ・バローネ
マラリヤ
ルフレ